JPH06199410A - ロール清掃装置 - Google Patents

ロール清掃装置

Info

Publication number
JPH06199410A
JPH06199410A JP95393A JP95393A JPH06199410A JP H06199410 A JPH06199410 A JP H06199410A JP 95393 A JP95393 A JP 95393A JP 95393 A JP95393 A JP 95393A JP H06199410 A JPH06199410 A JP H06199410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
cleaning head
spray nozzle
cleaning
foreign matter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP95393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Tatsumi
始 巽
Masataka Shimabukuro
昌孝 島袋
Sadaaki Akutsu
定昭 阿久津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Engineering Co Ltd
Priority to JP95393A priority Critical patent/JPH06199410A/ja
Publication of JPH06199410A publication Critical patent/JPH06199410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールを停止させることなく、且つロール表
面に接触して通過する製品の品質を損なわないように、
ロールの表面に付着した異物を自動的に除去するロール
清掃装置を提供する。 【構成】 ロール表面に向けて吹付ノズルと吸入口とが
交差状態で開口する清掃ヘッドをロールの表面に近接さ
せると共に、ロールの軸に平行に配設されたガイドレー
ルに沿って移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールの清掃装置に関
し、更に詳しくはロールの回転中にロール表面を自動的
に清掃するためのロール清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロールは多様な分野に用いられており、
本発明において特にその実施の形態を限定するものでは
ないが、繊維機械には多方面で用いられている。そし
て、これらのロールは、用途により運転中にその表面に
異物が付着する場合がある。この異物は、しばしば同ロ
ールに接して通過する製品に汚点を付ける。これに対処
するため、従来はラインの機械を時々停止させてロール
表面に付着した異物を人手により又は適宜手段により清
掃したり、ロール表面に近接させたニューマチッククリ
アラーによって異物を吸引除去したり、或いはフェルト
ロールを接触させて異物を払拭するか等のいずれかの方
法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ラインの機
械を停止させることは、その間の生産を停止させるに止
まらず、清掃終了後に運転を再開しても正常な運転に戻
るまでには長時間を要する場合があり、生産性の面で相
当な損失となる。また、ニューマチッククリアラーによ
る場合のように単なる空気流を利用した異物の吸引除去
では、空気流による吸引能力を考慮するとき短尺のロー
ルに適用されるものが一般的であり、しかも吸引作用の
みのため清掃が不完全である場合が多い。上記フェルト
ロールによる払拭の場合にも、前記ニューマチッククリ
アラーと同様に長尺のロール表面を清掃するには不向き
であり、しかも異物を付着させたフェルトロール自体の
清掃に費やされる時間や労力も無視できない。
【0004】従って、従来から運転を停止させることな
く、且つ上記ロールに接触して通過する製品の品質を損
なわずに、ロールの長短に関わらずロール面を効率的に
且つ確実に清掃できる技術の出現が強く望まれていた。
【0005】本発明はかかる要望を踏まえて開発された
ものであり、その目的は製品に支障を来すことなく、機
械の運転中にロール表面の清掃が自動的に且つ確実にな
されるための清掃装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のロール清掃装
置は、ロール軸に平行に設置されたガイドレールと、前
記ロール表面に近接し、且つ前記ガイドレールに沿って
移動可能に支持された清掃ヘッドとを主たる構成とす
る。
【0007】そして、前記清掃ヘッドは前記ロールの表
面に流体を吹付ける吹付部と、同吹付部に対向して設置
される吸入部とを有しており、前記吹付部から吹き出さ
れる流体によってロール表面より離脱した異物を同流体
と共に前記吸入部から吸入する。
【0008】吹付ノズルより吹付けられる流体は、清掃
されるロールの形態によって、高圧空気、高圧蒸気又は
洗浄液などが選択される。
【0009】
【作用】前記のロ−ル清掃装置における清掃ヘッドの吹
付ノズルから、流体をロールに向けて噴出させることに
より、ロール上の異物を離脱させて吹き飛ばすと共に、
吸入口からの吸入させて、同異物を流体と共に機外に排
除する。
【0010】また、このとき清掃ヘッドをガイドレール
に沿って移動させることにより、ロールの軸方向のいず
れのロール表面をも万遍なく清掃する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の代表的な実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は同実施例に係るロール清掃装置の
設置状態を一部を省略して示す全体斜視図であり、図2
は同装置の作用説明図である。これらの図において、符
号1は本発明によりロール表面1aが清掃されるロール
である。そして、本発明に係るロール清掃装置は、前記
ロール1の軸に平行に配設される。
【0012】本発明のロール清掃装置は、前記ロール1
の軸線に平行に設置されるガイドレール2と、前記ロー
ル表面に近接して設けられ、前記ガイドレール2に沿っ
て移動可能に支持される清掃ヘッド3とを主たる構成部
材としている。
【0013】前記ガイドレール2は上記ロール1の軸線
に平行に架設されており、同ガイドレール2は全体が略
H字断面形状を有する鋼材からなり、重力による撓みを
少なくした断面2次モーメントの大きな形状としてあ
る。ガイドレール2の上下案内面には同ガイドレール2
の長手方向に沿って案内部材2aが添設され、更に前記
ガイドレール2の両端部には左右一対のプーリー2bが
設けられ、これらプーリー2bの間にベルト2cが巻掛
けられており、このベルト2cに清掃ヘッド3を下端に
懸垂支持するブラケット4の中央部が固定されている。
一対のプーリー2bのうち、一方のプーリー2bは図示
せぬ駆動源につながっており、所定の回転数ごとに正逆
転を繰り返す。
【0014】前記ブラケット4の上端部及び下端部の前
記ガイドレール2を上下から挟持する位置には、それぞ
れに車輪支持枠体4aが固着されており、各車輪支持枠
体4aはガイドレール2に沿った左右端部に一対の車輪
4bを回転自在に軸支している。そして、上下の各車輪
4bはそれぞれに上下案内部材2aに案内されて、前記
ガイドレール2を左右に転動する。従って、前記ブラケ
ット4は各車輪支持枠体4aを上下に固持した状態で、
車輪4bの移動と共にガイドレール2に沿って左右に移
動することになる。
【0015】前記ブラケット4の下端には、更に清掃ヘ
ッド3が吊下状態で支持されている。そして、同清掃ヘ
ッド3は前記ロール1の表面1aに流体を吹付ける流体
吹付部3aと、同吹付部3aに対向して設置される流体
吸入部3bとを有しており、前記吹付部3aから吹き出
される流体によってロール表面より離脱した異物を同流
体と共に前記吸入部3bから吸入し、外部に排出する。
【0016】そのため、清掃ヘッド3はその下面3cを
ロール1の表面1aに両者の間隔Sを近接(例えば2m
m)して前記ブラケット4に支持される。かくして、プ
ーリー2bを図示しない動力によって往復回転させるこ
とにより、清掃ヘッド3はロール1の軸方向に往復動す
る。
【0017】図示実施例によれば、清掃ヘッド3はロー
ル1の円周方向に沿って下傾斜の吹付ノズル3dと同吹
付ノズル3dと交差する方向に傾斜する吸入口3eが、
それぞれ下面3cで開口している。また、図示例ではロ
ール1は公知のエンボスロール(繊維ウエブに凹凸を付
けるために、表面に凸の模様が付けられたロール)であ
り、このエンボスロール表面に付着する繊維屑などが本
発明の清掃装置により清掃される。エンボスロールは高
温に加熱されているために、吹付ノズル3dからは空
気、望ましくは加熱空気又は水蒸気を噴出させるように
して、ロール1の温度低下を防止する。吸入口3eは図
示せぬブロアの吸入口に接続されており、吸気する。本
実施例では、吹付ノズル3dはロール1の軸線に平行し
て配置された直径1mmの孔9個を並列させ、工場内の
高圧空気源(圧力5kgf/cm2)に接続される。吸
入口3eは流速100m/秒程度となるように前記ブロ
アが選定される。
【0018】清掃ヘッド3は、図示のように上下部材3
f,3gに2分割され、下部材3gに吹付ノズル3dと
吸入口3eとが開口され、上部材3fには吹付ノズル3
dと連通する吹出管5及び吸入口3eと連通する吸込管
6が開口する。
【0019】図示実施例では、吹付ノズル3dは図2に
おいてロール表面1aに対して45度の傾斜をもたせて
あり、それに対応して吸入口3eも吹付ノズル3dと直
交する形で45度の傾斜をもたせてある。吹付ノズル3
dと吸入口3eとの距離は、清掃ヘッド3の下面3c及
びロール表面1a間の間隔Sとの関係から、最良の位置
が決められる。通常は、吹付ノズル3dの開口から噴出
する吹付流体が清掃ヘッド3から外部に流出することな
く、その全てが吸入口3eに捕捉され得る位置である。
【0020】吹付ノズル3dの傾斜角度をロール表面1
aに対して直角に近づけると、ロール表面1a上の異物
を吹飛ばすのが困難であるばかりでなく四散するため、
異物の吸入効率が低くなり、一方、ロール表面1aに対
する傾斜角度を余り小さくすると、異物を吹飛ばすこと
は容易となるが、吹飛ばされた異物が清掃ヘッド3とロ
ール表面1aの間隙から外へ飛び出し、捕捉が困難とな
る。従って、前記傾斜角度は実施の形態により適宜決定
される。吸入口3eの傾斜角度も前記吹付ノズル3dの
傾斜角度に対応して最適に定められる。
【0021】また、本発明においてロール1及び製品の
形態によっては、吹付ノズル3dから水、温水、洗浄水
溶液などを噴射するようにしてもよい。この場合は、液
体の噴出であるから、気体の噴出よりも強い打力を有
し、異物の除去がより有効に行われる。
【0022】またロール1も、エンボスロール以外に、
繊維処理用の他のロール、例えばカードなどに使用され
ているロール、針布ロールなどにも実施が可能であり、
更には製紙用ロールなど、その応用範囲は広いものであ
る。
【0023】本実施例では、ロール1が回転して作動中
に清掃ヘッド3はロール1に沿ってゆっくりと(例え
ば、10mm/秒の速さ)往復動させ、その間にロール
表面1aに付着した異物を吹飛ばすと同時に、その異物
を流体と共に吸込管6から除去される。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
ロール清掃装置によれば、清掃ヘッドがロールと接触せ
ず、流体の噴出によって異物を除去すると同時に、同異
物を流体の吸入と共に吸入して持ち去るようにしている
ため、ロールの作動に何ら支障なく、異物が清掃し得る
ものである。そのため、運転中といえども製品の品質を
何ら損なうことなく、且つ清掃のためロールを停止させ
る必要もなく運転が継続でき、生産性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例であるロール清掃装置
の概略構成を一部切断して示す斜面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 ロール 1a ロール表面 2 ガイドレール 2a 案内部材 2b プーリー 2c ベルト 3 清掃ヘッド 3a 吹付部 3b 吸入部 3c 下面 3d 吹付ノズル 3e 吸入口 3f 上部材 3g 下部材 4 ブラケット 4a 車輪支持枠体 4b 車輪 5 吹出管 6 吸込管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿久津 定昭 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン・エンジニアリング株式会社大竹事業所 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール表面に付着した異物を清掃する装
    置であって、 ロール軸に平行に設置されたガイドレールと、前記ロー
    ル表面に近接し、且つ前記ガイドレールに沿って移動可
    能に支持された清掃ヘッドとを備えており、 前記清掃ヘッドは、前記ロールの表面に流体を吹付ける
    吹付部と、同吹付部に対向して設置される吸入部とを有
    し、 前記吹付部から吹き出される流体によってロール表面よ
    り離脱した異物を同流体と共に前記吸入部から吸入する
    ことを特徴とするロール清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記吹付部は吹付ノズルを有し、同吹付
    ノズルが高圧空気源に接続されてなる請求項1のロール
    清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記吹付部は吹付ノズルを有し、同吹付
    ノズルが蒸気発生源に接続されてなる請求項1のロール
    清掃装置。
  4. 【請求項4】 前記吹付部は吹付ノズルを有し、同吹付
    ノズルが洗浄液圧送手段に接続されてなる請求項1のロ
    ール清掃装置。
JP95393A 1993-01-07 1993-01-07 ロール清掃装置 Pending JPH06199410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP95393A JPH06199410A (ja) 1993-01-07 1993-01-07 ロール清掃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP95393A JPH06199410A (ja) 1993-01-07 1993-01-07 ロール清掃装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06199410A true JPH06199410A (ja) 1994-07-19

Family

ID=11488044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP95393A Pending JPH06199410A (ja) 1993-01-07 1993-01-07 ロール清掃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06199410A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6135267A (en) * 1997-01-23 2000-10-24 Voith Sulzer Papiermaschinen Gmbh Device for cleaning a transport belt
KR20040034896A (ko) * 2002-10-17 2004-04-29 주식회사 포스코 위치 및 시간제어 기능을 갖춘 롤표면 진공 소제 장치 및방법
US7077260B2 (en) * 2004-06-29 2006-07-18 Gerald Michael Saballus Device for cleaning corrugator belts
WO2007040023A1 (ja) * 2005-10-03 2007-04-12 Konica Minolta Opto, Inc. 凹凸パターンフイルムの製造方法及び製造装置
KR20210039586A (ko) * 2019-10-02 2021-04-12 김수상 자동 롤 세정장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6135267A (en) * 1997-01-23 2000-10-24 Voith Sulzer Papiermaschinen Gmbh Device for cleaning a transport belt
KR20040034896A (ko) * 2002-10-17 2004-04-29 주식회사 포스코 위치 및 시간제어 기능을 갖춘 롤표면 진공 소제 장치 및방법
US7077260B2 (en) * 2004-06-29 2006-07-18 Gerald Michael Saballus Device for cleaning corrugator belts
WO2007040023A1 (ja) * 2005-10-03 2007-04-12 Konica Minolta Opto, Inc. 凹凸パターンフイルムの製造方法及び製造装置
KR20210039586A (ko) * 2019-10-02 2021-04-12 김수상 자동 롤 세정장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6364959B1 (en) Process for cleaning a transport belt
US5964960A (en) Cleaning device
JP3184225B2 (ja) 移動中物体の清掃装置
US5783044A (en) Belt cleaning device for papermaking machines
US6511152B2 (en) Inkjet printer with cleaning means
US5879515A (en) Jet device
US6135267A (en) Device for cleaning a transport belt
CA2948489A1 (en) Cleaning apparatus
CN111962230A (zh) 一种纺织面料退浆装置
JPH06199410A (ja) ロール清掃装置
JP2001087676A (ja) 乾式電気集塵機の洗浄方法および洗浄装置
JP2000070888A (ja) 洗浄方法及び装置
JP5037382B2 (ja) 洗浄装置
US7077260B2 (en) Device for cleaning corrugator belts
JP2009165968A (ja) ベルト状被洗浄物の洗浄方法及び洗浄装置
JP3418359B2 (ja) マット洗浄機
US4842000A (en) Fabric cleaning
JP3363925B2 (ja) 印刷用スクリーンの清掃方法及び装置
KR0138683Y1 (ko) 복층유리 세척, 건조장치
JP3811689B2 (ja) 基板の水分除去方法と基板の水分除去装置
JP3332775B2 (ja) スクリーン印刷機
EP0700471B1 (en) A method of cleaning one or more orifice slots of a blow box and a blow box
KR100448627B1 (ko) 세척성이 우수한 롤 세척장치
CN218711668U (zh) 外套衣物生产的成品表面清洁装置
CN216323852U (zh) 一种新型真空缸在线清洗装置