JPH0682161A - 微細孔を有する板状物の脱液装置、及びその脱液方法 - Google Patents

微細孔を有する板状物の脱液装置、及びその脱液方法

Info

Publication number
JPH0682161A
JPH0682161A JP23738892A JP23738892A JPH0682161A JP H0682161 A JPH0682161 A JP H0682161A JP 23738892 A JP23738892 A JP 23738892A JP 23738892 A JP23738892 A JP 23738892A JP H0682161 A JPH0682161 A JP H0682161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
plate
fine holes
air
wetting medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23738892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Masuda
正男 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MASUDA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MASUDA SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MASUDA SEISAKUSHO KK filed Critical MASUDA SEISAKUSHO KK
Priority to JP23738892A priority Critical patent/JPH0682161A/ja
Publication of JPH0682161A publication Critical patent/JPH0682161A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C37/00Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
    • B29C37/0092Drying moulded articles or half products, e.g. preforms, during or after moulding or cooling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2105/00Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
    • B29K2105/04Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped cellular or porous

Landscapes

  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】微細孔を有する板状物において、その微細孔中
の残留液体を効率的かつ確実に脱液する脱液装置及び脱
液方法を提供する。 【構成】脱液装置は内部吸引機構を備えた毛細管作用を
有する適度の湿り気を有する湿潤媒体と、この湿潤媒体
に対設されたエア吹出しノズル1とで構成される。ま
た、脱液方法は、微細孔を有する板状物2の表裏面分の
液体を除去し、かつ微細孔3内に処理液を残留させる第
1脱液工程とこの第1脱液工程で処理された板状物を搬
送する搬送工程と、搬送工程を介して搬送されてくる板
状物2の微細孔3内に残留する液体を、適度の湿り気を
有する湿潤媒体と、この湿潤媒体に付設して設けられた
エアー吹出手段から吹き出されるエア111の風圧を介
して、微細孔3内の残留液体を湿潤媒体の液体に接触さ
せ、その後、毛細管作用及び負圧吸引を利用して、残留
液体を、ほぼ完全に排除する第2脱液工程とで構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細孔を有する板状物
であって、当該微細孔内(微細孔中)に残留する液体
(いわゆる残留液体)を効率的に脱液する脱液装置、及
びその脱液方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来微細孔を有する板状物(以下、単に
板状物とする。)の、微細孔内の液体は、スポンジロー
ル若しくはエアーナイフ等を利用して脱液処理され、そ
の後、乾燥処理されている。
【0003】尚、本出願人は、実公昭60−32155
号で、吸液ロールとエアーとを利用する布帛用の不織布
ロール(ウレタン樹脂を入れない不織布シートを利用し
た不織布ロール)を用いた脱水装置を提案し、現在権利
を取得している。
【0004】またその他技術文献としては、例えば、実
開昭63−185272号のプリント基板乾燥装置が挙
げられる。ところで、この考案は、水洗されたプリント
基板を一方々向へ搬送するローラコンベアーの地点に上
下一対の吸水ローラを配設するとともに、前記吸水ロー
ラよりも搬送方向下流に、冷風吹出しノズル及び/又は
熱風吹出しノズルを配設したことを特徴とする構造であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記スポンジロール等
を介しての脱液処理は、孔径の大きなものについてはそ
れほど問題がない。
【0006】しかしながら、微細孔の場合、或は板厚の
ある板状物の場合等では、多くの問題が考えられる。
【0007】例えば、図10〜図12に示す如く、板厚
の板状物(例えば、PCボード)の場合で、かつその微
細孔内に液体が残留(残留液体と、表示する。)してい
ると仮定する(図10参照)。
【0008】この際、板状物の一方側より他方側に向か
って、単にエアー(矢印で、表示する。)を吹きつける
方式では、一方側より吹きつけられたエアーを介して、
微細孔内の液体は、一方側より、他方側に移行されて除
去される。
【0009】しかしながら、図11の如く、微細孔であ
るが故、エアーが板状物の他方側に、確実に到達しない
ことと、当然のことながら、板状物の裏面側に吸着体を
装備しない構造であることから、他方側に僅か残留した
り、或は飛沫となって板状物の裏面側に付着する状況と
なって、再処理が必要となる。
【0010】また図12の如く、前記残留する飛沫(飛
沫残留液体と、表示する。)を、逆方向で、かつ強力な
エアーを介して、当該逆方向から除去しようとしても、
押圧された残留液体は、エアーの停止により、再び微細
孔に逆戻りしたり、或は吹き飛ばされず、飛沫残留液体
となって、裏面側及び表面側に付着したりするので、再
処理を必要とする等、効率的な除去ができない課題があ
る。
【0011】尚、前記課題を解決する一手段として、前
記実公昭60−32155号の登録実用新案は、有効と
思われる。
【0012】しかしながら、この登録実用新案では、搬
入される布帛の前処理が十分になされていないこと。ま
た不織布ロール(ここに、不織布ロールとは繊維のみで
構成されるか又はバイダーとして、例えば、ウレタン樹
脂を含有した不織布シートで形成されたものを云う。)
に、適度の湿り気が付与されていないことから、布帛に
対しては、有益である反面、本発明が加工対象とする板
状物で、かつ微細孔内に残留する液体に対して十分な、
毛細管作用の発生が期待できず、従来例と同様に効率的
な除去ができないなどの課題がある。
【0013】また前記実開昭63−185272号の考
案は、熱風を採用することから基板に悪影響を与えやす
く、例えば、歪み、熱変質等の品質不良の原因となるこ
とが大いに考えられる。更にこの考案では、相互に吹出
しノズルを配備する構成では、微細孔内の液体の逃場が
なく、究極的には、単に冷風又は熱風による蒸発による
処理に留まり、十分な除去ができないと思われる。
【0014】更に通常の吹出方式では、板状物面上に吹
きつけられたエアーは、その大部分が微細孔の周辺で飛
散され、当該微細孔内には十分に吹きつけられない。こ
の現象は、本出願人も実験の結果修得してあり、他に何
らかの吸引又は条件を付設しないと十分な効果が発揮さ
れないと云うことが判明した。
【0015】殊に図10の如く、残留液体が表面張力を
介して、微細孔に残留する場合は、当該微細孔の孔径、
及び当該微細孔内へのエアーの収れんが困難であること
を考慮すると、当該残留液体へのエアーの吹きつけが不
十分となる(板状物の移動もあることから、当該残留液
体へのエアーの吹きつけが不十分となる。)。それがた
め、残留液体に十分な押出力(エアー吹きつけによる押
出力)を付与できないものであり、結果として、残留液
体の効率的な排除が不可能であるという新たな課題があ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明は、
板状物の微細孔内の残留液体を、エアーと湿り気を備え
た湿潤媒体との相関関係を介して、効率的、かつ確実に
除去すること。また前記残留液体の湿潤媒体への移行を
スムーズとし、確実に残留液体の除去を図ること。更に
本発明は、本出願人が、既に提案する発明、例えば、特
開昭61−262586号の吸液ロールにおける毛細管
作用(キャピラリー)効果の、利用分野の拡充を図るこ
と。等を目的として下記の構成を採用する。
【0017】即ち、本発明の微細孔を有する板状物の脱
液装置は、内部吸引機構を備えた毛細管作用を有する適
度の湿り気を有する湿潤媒体と、この湿潤媒体に対設さ
れたエアー吹出しノズルと、で構成される。
【0018】また、本発明の微細孔を有する板状物の脱
液方法は、微細孔を有する板状物の表裏面分の液体を除
去し、かつ微細孔内に処理液を残留させる第1脱液工程
と、この第1脱液工程で処理された板状物を搬送する搬
送工程と、前記搬送工程を介して搬送されてくる板状物
の微細孔内に残留する液体を、適度の湿り気を有する湿
潤媒体と、この湿潤媒体に対設して設けられたエアー吹
出手段とを利用して脱液工程する。即ち、前記エアー吹
出手段から吹き出されるエアーの風圧を介して、前記微
細孔内の残留液体を前記湿潤媒体の液体に接触させ、そ
の後、前記湿潤媒体の毛細管作用及び負圧吸引を利用し
て、前記微細孔内の残留液体を、ほぼ完全に排除する第
2脱液工程と、で構成されている。
【0019】
【作用】次に本発明の作用を説明すると、搬送されてく
る板状物の表裏面(以下、単に両面とする。)分に付着
する処理液は、先ず第1脱液工程で、処理される。
【0020】この処理は、原則として両面脱液され、例
えば図1の真空ポンプ付設ロール吸液方式、図4のエア
ーナイフ方式、図示外のゴムロール方式、或はスポンジ
ロール方式を介して、この両面に残留する処理液は、ほ
ぼ0に維持されるとともに、微細孔内には液体が残留し
ている(いわゆる残留液体である。)。
【0021】この両面処理された板状物は、ある程度の
スピードで移動する搬送工程を介して、表面側にエアー
ノズルを、裏面側に湿潤媒体を、それぞれ配備する第2
脱液工程に導かれる(エアーノズルを板状物の移動に、
同調させる場合もあり。以下同じ)。
【0022】よって、第2脱液工程に導かれる処理済み
板状物の入口条件は、その両面付着の残留液体が、ほぼ
0で(完全ではない)、原則として、その微細孔内にの
み残留液体がある状況となっている。
【0023】この第2脱液工程では、先ず湿潤媒体、例
えば真空ポンプ付きロール吸液方式のポーラスロール本
体、又はシート方式の不織布帯体に含有する液体(水
分、処理液体、その他の流体)と、微細孔内の残留液体
(水分、処理液体、その他の流体)との接触を図り、こ
れによって当該残留液体の湿潤媒体へのスムーズな移行
を達成するため、表面側よりエアーを吹きつける。
【0024】そして、望ましくは、図8に示す如く、微
細孔の傾斜方向(望ましくは、板状物の進行方向と対峙
する方向の傾斜を云う。)よりエアーを吹きつける。こ
れによって、吹きつけエアーの大部分を微細孔の壁面に
吹きつけ、その後、残留液体の表面張力の一方側を崩
し、図示の如く、残留液体の下方の一方側に発生した残
留液体の崩した部分、即ち、滴下残留液体を湿潤媒体の
液体又は水分(以下、液体とする。)に接触させる。
【0025】このようにしてエアーの吹き出しが開始さ
れると、直ちに、前述の如く、微細孔内の残留液体と湿
潤媒体の液体(湿潤媒体内の液体)との接触が図れ、こ
の毛細管作用と負圧吸引(真空吸引)とにより、残留液
体をポーラスロール本体に吸引する。
【0026】尚、この毛細管作用と、エアーの広範囲に
おける吹き出し、或は吹き出し方向の移行とによる湿潤
媒体への残留液体の吸引移行は所要時間維持され、その
後、微細孔内の残留液体のほぼ完全な吸引が達成された
段階で、この工程の作業が終了する。
【0027】以上の工程を介して、微細孔内の残留液体
の除去が、終了した板状物は、次の工程へと搬送され
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0029】先ず、構成部材を説明すると、1は圧力室
(図示せず)を備えたエアーノズル、2は板状物、例え
ば、PCボード、基板、その他板状物、3はその微細孔
を示す。
【0030】5は湿潤媒体の一例を示す不織布ロール装
置で、この不織布ロール装置5の構成は、下記の如くな
る。
【0031】即ち、少なくとも一方の軸受部6、及び軸
本体7に設けた軸方向の中空部8、並びに当該中空部8
に連通する多数の透孔9・・・(単に、透孔9とす
る。)を備えた軸10と、この軸10と前記軸受部6と
の連設部位に設けたフランジ11と、前記軸10の軸本
体7に、套嵌され、かつ前記フランジ11と後述する他
方のフランジとの間で、前記軸方向に多数板重畳した不
織布12で形成されるポーラスロール本体13と、前記
軸10と他方の軸受部6aとの連接部位に設けられたフ
ランジ11aと、で構成されており、前記軸受部6の軸
方向に開口し、かつ中空部8の連通孔8aの開口端に
は、ホース14、及び図示しないが吸液又は給液用のポ
ンプ等の吸排液装置が付設される。
【0032】よって、湿潤状態のポーラスロール本体1
3に導かれた液体(水、温水、その他流体を含む)は、
不織布12の毛細管作用、及びポンプの吸液作用を介し
て、軸本体7の周面に設けた多数の透孔9、及び中空部
8を通り、軸受部6の連通孔8aからホース14を介し
て排液される。
【0033】この際、板状物2の微細孔3中の液体との
接触を図るために、前述の如く、ポーラスロール本体1
3を湿潤状態、例えば、ポーラスロール本体13に構成
する不織布12の圧縮状態における空隙率を、50%と
した場合に、そのほぼ10%〜45%の空隙に液体が充
填されている湿り気状態に、維持管理されていることが
必要である。
【0034】前記ポーラスロール本体13は、前述の例
の他に、毛細管作用をなす、例えば、不織布12をブロ
ック単位で重畳する構成、又は中空一体化のポーラスな
構造等でもよい。
【0035】尚、前記ポーラスロール本体13への湿り
気付与手段は、ホース14及び中空部8又は透孔9を介
してなされるか(いわゆる、ポーラスロール本体13の
給液利用である。)、又は後述の湿り気付与手段、その
他給液手段が採用される。
【0036】16は湿潤媒体の他の一例を示す不織布ベ
ルト装置(布帛ベルト装置でも可能である。)で、この
不織布ベルト装置16の構成は、下記の如くなる。
【0037】即ち、一対のガイドロール17、17a
と、この一対のガイドロール17、17a間に懸架され
る一方向性の不織布帯体18と、不織布帯体18に湿り
気を与えるスプレー、滴下方式等の湿り気付与手段1
9、或は場合により前記不織布帯体18のエアーノズル
1の下方に配備された吸液手段20と、で構成されてい
る。
【0038】この不織布帯体18の毛細管作用、湿潤状
態は、前述の例と、ほぼ同様に解釈される。
【0039】22は板状物2を不織布ロール装置5又は
不織布ベルト装置16、その他スポンジロール装置(不
織布ロール装置に準ずる。)の湿潤媒体に圧接するため
の、押え手段で、図2の例ではエアー押え、図3の例で
はロールをそれぞれ示している。
【0040】尚、図6の不織布ロール装置5’(前記不
織布ロール装置5と同じ構造)は、ポーラスロール13
をエアー吹出用として利用する一例を示しており、この
際には、当該ポーラスロール本体13は乾燥状態に保持
する。
【0041】尚、本発明のポイントとは、吹き出された
液体と、ポーラスロール本体13の極微細孔内の液体と
の接触、及びバンドル状の極細繊維の不織布12、又は
布帛とバインダーとして使用するポリウレタンの湿式凝
固された極微細孔を備えた布帯体等に備えた無数の極微
細孔による毛細管作用と、を介して湿潤媒体に吸液除去
することにある。
【0042】また図8は湿潤媒体の更に他の例を示して
おり、この湿潤媒体は真空吸引用ボックス23と、この
真空吸引用ボックス23より立設された湿潤状態の一枚
又は数枚の帯状のパッド24で、当該パッド24が、板
状物2の微細孔3の残留液体53aに、接触又は僅かな
侵入する構成となっている。
【0043】更に図9は板状物2の微細孔3にエアーノ
ズル1より吹き出されるエアー111の吹出方向を傾斜
状態にし、当該エアー111を、望ましくは、最終的
に、前記微細孔3のいずれかの壁面3aに吹きつけるよ
うになし、残留液体53aの表面張力の一部を崩し、滴
下残留液体部53a’を形成し、この滴下残留液体部5
3a’をロール本体13の不織布12に接触させ、当該
不織布12の毛細管作用と、負圧吸引とによりロール本
体13の軸本体7に導く構造とする。
【0044】また図例の如く、ポーラスロール本体13
の上死点の前方(図9で向かって、左方向)より、エア
ー111の吹き付けを開始し、当該エアー111を広域
範囲に吹き付けるとともに、当該位置よりやや進行した
時点で、微細孔3内の残留液体53aとポーラスロール
本体13との接触を図る。そして、板状物2が更に前進
し、当該板状物2の微細孔3が、前記ポーラスロール本
体13の上死点の位置では、前記残留液体53aのほぼ
全部を、不織布12の毛細管作用と、負圧吸引とにより
ロール本体13の軸本体7に導く構造とする。即ち、エ
アー111を広範囲かつ効率的に吹きつける構造を採用
した(各例とも、前述の如く、例外あり。)。
【0045】実施例1 先ず、第1脱液工程にエアーナイフ50又はポリエステ
ルの極細繊維がバンドルになった状態で絡合されている
不織布で、ポリウレタンで結合されているポリウレタン
は、例えば、東レ株式会社製のDCフェルトの湿式凝固
した微細孔が無数に形成された素材を、ディスク状に重
畳したポリエステル系不織布ロール装置51、51を採
用する。
【0046】この第1脱液工程に配送されてくる板状物
2は、フェノール樹脂に銅メッキをした、厚さ3mmで、
多数の微細孔3があり、この微細孔径は0、2mm〜0、
3mmのPCボード52とする。
【0047】このPCボード52を第1脱液工程を介し
て脱液処理を施し、PCボード52の表裏面分の液体
(処理液体)53を0にする。また微細孔3内に残留す
る液体(残留液体53aで示す。)は、ほぼ100%に
した条件下において、第2脱液工程に導く。
【0048】この第2脱液工程においては、エアーノズ
ル(噴射ノズル)1から噴射される200mmAg〜30
0mmAgの気体(エアー)と、ポーラスロール本体13
を構成する不織布12の圧縮状態における空隙率を50
%とした場合に、そのほぼ25.0%の空隙に、水分が
充填されている湿潤状態(湿り気を備えた状態)となっ
ている湿り気を備えた不織布ロール装置5と、を介して
脱液処理を施した。
【0049】この第2脱液工程における液体接触、及び
毛細管作用を利用して、微細孔3中の残留液体53aの
不織布ロール装置5への移行が100%完了し(吸引残
留液体53bで示す。)、当該微細孔3内の残留液体5
3aは、ほぼ0であった。
【0050】
【発明の効果】以上の構成を採用する本発明では、下記
の効果を有する。
【0051】従来のスポンジロール方式、エアーナイフ
方式では、脱液が不可能であった、板状物の微細孔内の
残留液体を、ほぼ完全に脱液できる。
【0052】また後工程の乾燥工程を要さないことと、
これに基づく板状物への悪影響の解消と、省エネ並びに
省設備化等に大いに役立つ。
【0053】殊に、板状物の微細孔の傾斜方向よりエア
ーを吹出す構成であるので、微細孔内の残留液体の表面
張力を崩し、湿潤媒体中の液体との接触を介して、前記
微細孔内の残留液体を、確実かつスムーズに排除でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の構成を示す模式図である。
【図2】不織布ロール装置の拡大断面図である。
【図3】要部の拡大模式図である。
【図4】他の構成を付加した一例を示す拡大模式図であ
る。
【図5】第1脱液工程の他の一例を示す全体の構成を図
示する模式図である。
【図6】不織布ロール装置の組合せ方式を採用する一例
を示した模式図である。
【図7】不織布ベルト装置による脱液状況を示す模式図
である。
【図8】パッド方式による要部の拡大模式図である。
【図9】エアーノズルの他の一例を示した模式図であ
る。
【図10】PCボードの微細孔に存在する残留液体の状
況を示す拡大断面図である。
【図11】在来のエアーによる残留液体の吹き出し状況
を示す拡大模式図である。
【図12】図11の処理後を示し、今だ残留液体が残っ
ている状況を示す拡大模式図である。
【符号の説明】
1 エアーノズル 111 エアー 2 板状物 3 微細孔 3a 壁面 5 不織布ロール装置 5a 不織布ロール装置 6 軸受部 6a 軸受部 7 軸本体 8 中空部 9 透孔 10 軸 11 フランジ 11a フランジ 12 不織布 13 ポーラスロール本体 14 ホース 16 不織布シベルト装置 17 ガイドロール 17a ガイドロール 18 不織布帯体 22 押え手段 23 真空吸引ボックス 24 パッド 52 PCボード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部吸引機構を備えた毛細管作用を有す
    る適度の湿り気を有する湿潤媒体と、この湿潤媒体に対
    設されたエアー吹出しノズルと、で構成される微細孔を
    有する板状物の脱液装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のエアー吹出しノズルが、板状
    物の微細孔に対して傾斜方向に位置する構成となってい
    る請求項1の微細孔を有する板状物の脱液装置。
  3. 【請求項3】 微細孔を有する板状物の表裏面分の液体
    を除去し、かつ微細孔内に処理液を残留させる第1脱液
    工程と、 この第1脱液工程で処理された板状物を搬送する搬送工
    程と、 前記搬送工程を介して搬送されてくる板状物の微細孔内
    に残留する液体を、適度の湿り気を有する湿潤媒体と、
    この湿潤媒体に対設して設けられたエアー吹出手段とを
    利用して脱液工程する。即ち、前記エアー吹出手段から
    吹き出されるエアーの風圧を介して、前記微細孔内の残
    留液体を前記湿潤媒体の液体に接触させ、その後、前記
    湿潤媒体の毛細管作用及び負圧吸引を利用して、前記微
    細孔内の残留液体を、ほぼ完全に排除する第2脱液工程
    と、 で構成されている微細孔を有する板状物の脱液方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の第2脱液工程において、風圧
    或は物理的手段を介して板状物を押圧する押え工程を付
    加する構成とした請求項3の微細孔を有する板状物の脱
    液方法。
JP23738892A 1992-09-04 1992-09-04 微細孔を有する板状物の脱液装置、及びその脱液方法 Pending JPH0682161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23738892A JPH0682161A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 微細孔を有する板状物の脱液装置、及びその脱液方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23738892A JPH0682161A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 微細孔を有する板状物の脱液装置、及びその脱液方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0682161A true JPH0682161A (ja) 1994-03-22

Family

ID=17014654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23738892A Pending JPH0682161A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 微細孔を有する板状物の脱液装置、及びその脱液方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0682161A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0965424A1 (fr) * 1998-06-18 1999-12-22 Nextrom Holding S.A. Procédé et dispositif de séchage d'éléments extrudés
JP2002128812A (ja) * 2000-10-24 2002-05-09 Nippon Shokubai Co Ltd 多孔質架橋重合体シートの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0965424A1 (fr) * 1998-06-18 1999-12-22 Nextrom Holding S.A. Procédé et dispositif de séchage d'éléments extrudés
JP2002128812A (ja) * 2000-10-24 2002-05-09 Nippon Shokubai Co Ltd 多孔質架橋重合体シートの製造方法
JP4688273B2 (ja) * 2000-10-24 2011-05-25 株式会社日本触媒 多孔質架橋重合体シートの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1300641B1 (en) Capillary dewatering method and apparatus in a paper-making process
JP2003183993A (ja) 製紙機械及びその機械内での半透膜の洗浄方法及びその装置
JPH11124785A (ja) ウェブ支持フォイル
JPH0616879B2 (ja) 被覆装置及び方法
FI77483B (fi) Foerfarande och anordning i pappers- eller kartongmaskiner foer formning av banan och/eller avvattning av banan samt prosessband foer tillaempning vid ifraogavarande foerfarande.
JPH0682161A (ja) 微細孔を有する板状物の脱液装置、及びその脱液方法
US20080110590A1 (en) Method and Device for Compacting a Web of Endless Fabric Including a Nonwoven
JP2009165968A (ja) ベルト状被洗浄物の洗浄方法及び洗浄装置
JPH10511747A (ja) 抄紙機クロージングの浄化装置
JP3120283B1 (ja) 印刷機の自動洗浄方法と該方法に用いる自動洗浄装置
JPS6216972A (ja) 除水ロ−ラ
JPH02208486A (ja) 水切り乾燥方法およびその装置
JPH07308642A (ja) 基板表面乾燥装置
JP2005279375A (ja) 基板のクリーニング方法および装置
JP2002346328A (ja) 半導体排ガスからの微粉末除去装置
JP3553178B2 (ja) スプレーフラクサの排気ガス処理方法およびその装置
JP2629504B2 (ja) 金属帯の水切方法
JPH05256572A (ja) 平板の乾燥装置
JP3104903B2 (ja) 繊維ウエブの水流絡合方法
JPH0783561A (ja) 帯状物表面の水分除去方法およびその装置
JPH04117438U (ja) 液切装置
JP3199219B2 (ja) 脱水乾燥装置
JPS646898Y2 (ja)
ES8505787A1 (es) Procedimiento de tratar un material laminar permeable al aire
JP3653072B2 (ja) 製紙機械用多筒式ドライヤ装置