JPH0233923Y2 - - Google Patents

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JPH0233923Y2
JPH0233923Y2 JP1985072189U JP7218985U JPH0233923Y2 JP H0233923 Y2 JPH0233923 Y2 JP H0233923Y2 JP 1985072189 U JP1985072189 U JP 1985072189U JP 7218985 U JP7218985 U JP 7218985U JP H0233923 Y2 JPH0233923 Y2 JP H0233923Y2
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steel strip
edge
rolling oil
nozzle
pressure air
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は鋼帯の冷間圧延時にホースワイパで除
去しきれずに鋼帯のエツジ部分に残存している圧
延油を作業環境を汚染すること無く除去すること
のできるエツジワイパ装置に関するものである。
【従来の技術】
従来より鋼帯の冷間圧延時には圧延ロール及び
鋼帯の冷却,鋼帯の圧延性向上,摩耗粉の除去を
目的として圧延油が用いられており、第6図に示
す如くシリンダ8aを用いてゴムホース8bを鋼
帯1の上下から接触挟持せしめて圧延油を除去す
る構造のホースワイパ8が第5図に示す如く圧延
機9とデフレクトロール10との間に設置されて
使用されていた。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながらホースワイパ8による圧延油除去
は、ゴムホース8bの端部近傍が鋼帯1のエツジ
1aにより損傷されるために圧延油が完全に除去
されずに、鋼帯1のエツジ1a部分に圧延油が付
着したままテンシヨンリール11に巻き取られる
ことになり、その結果鋼帯1が圧延油により滑り
易くなり鋼帯1が片寄る板寄りが発生し易かつ
た。 この板寄りが連続して発生すると、鋼帯1のエ
ツジ1aが圧延機9の内壁に接触して冷間圧延が
できなくなつたり、場合によつては鋼帯1がテン
シヨンリール11の位置において筍状にズレを生
じて鋼帯1の裂断などに発展する問題点を有して
いた。
【問題点を解決するための手段】
本考案者らは上記問題点を解決するために種々
に実験を繰り返した結果、冷間圧延された鋼帯の
幅方向全面に残存している圧延油を一旦ワイパで
除去しても当該鋼帯表面のエツジ部分に尚且つ付
着し残存する圧延油を除去するためには、鋼帯の
エツジ部分を囲む位置に設けられていると共に当
該鋼帯の幅方向に移動自在なフレームの鋼帯中央
側部分に鋼帯のエツジ側に向けて高圧空気を吹き
付けるノズルを配置すると共に、前記フレームの
鋼帯表面のエツジ部分にノズルより吹き付けられ
る高圧空気により発生する圧延油を含むヒユーム
を吸引する吸引装置の吸引口を設け、前記吸引装
置の吸引口より吸引され回収装置で圧延油を回収
された空気を高圧空気供給装置を介して再び前記
ノズルへ供給して循環使用する構成とすれば、鋼
帯の冷間圧延時にホースワイパで除去しきれずに
鋼帯のエツジ部分に残存している圧延油を作業環
境を汚染すること無く除去することのできること
を究明して本考案を完成したのである。
【実施例】
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案に係
るエツジワイパ装置について説明する。 第1図は本考案に係るエツジワイパ装置の吸引
装置部分の1実施例の使用状態図、第2図は本考
案に係るエツジワイパ装置の吸引装置部分の第1
図に相当する他の実施例の使用状態図、第3図は
第1図に示す実施例の平面図、第4図は本考案に
係るエツジワイパ装置の構成を示す説明図であ
る。 図面中、1は鋼帯、1aは鋼帯1のエツジ、2
は第1図〜第3図に示す如く鋼帯1のエツジ1a
を囲む位置に設けられているフレームであり、こ
のフレーム2は鋼帯1の幅に合わせて調整できる
ように当該鋼帯1の幅方向に移動自在になつてい
る。3はこのフレーム2の鋼帯中央側部分に鋼帯
1のエツジ1a側に向けて高圧空気を吹き付ける
ノズル、4はこのノズル3に高圧空気供給装置1
2より高圧空気を供給するための高圧空気供給
管、5はフレーム2の鋼帯エツジ1a側部分に設
けられておりノズル3より鋼帯1に吹き付けられ
る高圧空気により発生する圧延油を含むヒユーム
を吸引する吸引装置13の吸引口、6は吸引口5
と吸引装置13とを繋いでおり吸引したヒユーム
を導く蛇腹状の吸引管である。尚、吸引装置13
はヒユームを吸引するだけでなく、ヒユーム中の
圧延油を効率良く回収する回収装置14を合わせ
て備えていることが必要であるが、この回収装置
14を備えていても圧延油を完全に回収すること
は困難であるので圧延油回収後の空気をそのまま
排気すると気体状の圧延油が撒き散らされて環境
悪化を生じさせる恐れが大きいため、圧延油回収
後の空気を高圧空気供給装置12を介して再びノ
ズル3へ供給して循環使用される如く構成するこ
とが必要である。7は第2図に示す如くフレーム
2の鋼帯1の入側と出側とでノズル3と吸引装置
13の吸引口5との間の周囲を覆う形で設けられ
ておりヒユームの吸引効果を上昇せしめて圧延油
の飛散を防止せしめる遮蔽板である。
【作用】
以上の如き構成より成る本考案に係るエツジワ
イパ装置を使用するには、第5図に破線で示す位
置にフレーム2,ノズル3,高圧空気供給管4,
吸引口5,吸引管6及び遮蔽板7から成る設備を
設置し、第1図に示す如くノズル3より高圧空気
を鋼帯1の中央側より鋼帯1のエツジ1a側に向
けて吹き付けて圧延油を吹き飛ばすと共に、ノズ
ル3より鋼帯1に吹き付けられた高圧空気により
発生する圧延油を含むヒユームを吸引装置13の
吸引口5より吸引し、この吸引装置13の吸引口
5より吸引された圧延油を含むヒユームから圧延
油を回収装置14で回収した後に高圧空気供給装
置12を介して再び前記ノズル3へ供給して吸引
された空気を循環使用するのである。
【考案の効果】
以上詳述した如く本考案に係るエツジワイパ装
置は、冷間圧延された鋼帯の幅方向全面に残存し
ている圧延油を一旦ワイパで除去しても当該鋼帯
表面のエツジ部分に尚且つ付着し残存する圧延油
を除去するエツジワイパ装置であつて、鋼帯のエ
ツジ部分を囲む位置に設けられていると共に当該
鋼帯の幅方向に移動自在なフレームを設けたこと
により種々の幅の鋼帯に適用可能であり、鋼帯表
面のエツジ部分に尚且つ付着し残存する圧延油を
鋼帯中央側部分に位置せしめられているノズルよ
り鋼帯表面のエツジ側に向けて吹き付ける高圧空
気により吹き飛ばし、その吹き飛ばされた圧延油
を含むヒユームを鋼帯のエツジ部に設けられた吸
引装置の吸引口より吸引することにより圧延油を
飛散させることなく確実に鋼帯から除去できるの
であり、前記吸引装置の吸引口より吸引された圧
延油を含むヒユームは回収装置で圧延油を回収さ
れ、それでもなお圧延油を含んでいる空気は高圧
空気供給装置を介して再び前記ノズルへ供給され
て循環使用される如く構成されているのでそのま
ま排気されて気体状の圧延油が撒き散らされて環
境悪化を生じさせる恐れがないばかりかエアー消
費量が大幅に低減化されるのであり、鋼帯表面の
エツジ部分に尚且つ付着し残存する圧延油を除去
するのに使用するものが高圧空気であるので鋼帯
のエツジにより損傷される部材のない非接触式で
あるから維持管理が容易であり、また鋼帯の中央
部と同程度に圧延油を除去することができるので
圧延中に板寄りすることがなく、巻きずれ、裂断
などのトラブルを防止し圧延能率及び歩留を大幅
に向上させることができるのであり、その工業的
価値の非常に高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエツジワイパ装置の吸引
装置部分の1実施例の使用状態図、第2図は本考
案に係るエツジワイパ装置の吸引装置部分の第1
図に相当する他の実施例の使用状態図、第3図は
第1図に示す実施例の平面図、第4図は本考案に
係るエツジワイパ装置の構成を示す説明図、第5
図は冷間圧延機の概略構成図、第6図はホースワ
イパの使用状態説明図である。 図面中、1……鋼帯、1a……エツジ、2……
フレーム、3……ノズル、4……高圧空気供給
管、5……吸引口、6……吸引管、7……遮蔽
板、8……ホースワイパ、8a……シリンダ、8
b……ゴムホース8b、9……圧延機、10……
デフレクトロール、11……テンシヨンリール、
12……高圧空気供給装置、13……吸引装置、
14……回収装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷間圧延された鋼帯1の幅方向全面に残存して
    いる圧延油を一旦ワイパで除去しても当該鋼帯1
    表面のエツジ1a部分に尚且つ付着し残存する圧
    延油を除去するエツジワイパ装置であつて、鋼帯
    1のエツジ1a部分を囲む位置に設けられている
    と共に当該鋼帯1の幅方向に移動自在なフレーム
    2の鋼帯中央側部分に鋼帯1のエツジ1a側に向
    けて高圧空気を吹き付けるノズル3と、前記フレ
    ーム2の鋼帯1表面のエツジ1a部分にノズル3
    より吹き付けられる高圧空気により発生する圧延
    油を含むヒユームを吸引する吸引装置13の吸引
    口5とが設けられており、該吸引装置13の吸引
    口5より吸引され回収装置14により圧延油を回
    収された空気を高圧空気供給装置12を介して再
    び前記ノズル3へ供給されて循環使用される如く
    構成されていることを特徴とするエツジワイパ装
    置。
JP1985072189U 1985-05-17 1985-05-17 Expired JPH0233923Y2 (ja)

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JPS61190306U JPS61190306U (ja) 1986-11-27
JPH0233923Y2 true JPH0233923Y2 (ja) 1990-09-12

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ID=30610372

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