JPH01130808A - 冷間圧延機用残留圧延油除去装置 - Google Patents

冷間圧延機用残留圧延油除去装置

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JPH01130808A
JPH01130808A JP28678487A JP28678487A JPH01130808A JP H01130808 A JPH01130808 A JP H01130808A JP 28678487 A JP28678487 A JP 28678487A JP 28678487 A JP28678487 A JP 28678487A JP H01130808 A JPH01130808 A JP H01130808A
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JP
Japan
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wipers
rolling oil
metal strip
strip
wiper
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Pending
Application number
JP28678487A
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English (en)
Inventor
Shunsaku Kasai
笠井 俊作
Yoshihiko Iida
芳彦 飯田
Toshiyuki Kajiwara
利幸 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷間圧延機で冷間圧延された金属ストリップの
表面から残留圧延油を除去するための残留圧延油除去装
置に係り、特に圧延油除去性能の向上に好適な冷間圧延
機用残留圧延油除去装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、金属ストリップを冷間圧延する冷間圧延機におい
ては、圧延後の金属ストリップの表面に付着した残留圧
延油を除去するために残留圧延油除去装置が使用されて
おり、この残留圧延油除去装置としては、実公昭62−
19365号に記載のように、ゴムホースをワイパーと
して使用した固定挟着式のゴムホースワイパー、あるい
は複数個の転勤式の金属性ロールをワイパーとして金属
ストリップの上下2段に千鳥状に配列しなローラワイパ
ーが採用されていた。
〔発明が解決しよう−とする問題点〕
上記従来の圧延油除去装置のうち前者のゴムホースワイ
パーの場合は、ゴムホース表面に金属片及びその他の異
物が付着あるいは混入しやすく、その金属片あるいは異
物により金属ストリップの表面にカキ疵などが生じ、金
属ストリップの表面が著しく損なわれ、また金属ストリ
ップのエツジでゴムホースの表面が傷付けられ、幅狭の
金属ストリップから幅広の金属ストリップへと使用する
と、そのエツジ傷のため水切り性能が低下する。
このためゴムホースワイパは頻繁に交換しなくてはなら
ず、メンテナンスが容易ではないという問題があった。
後者のローラワイパーの場合は、転勤式であるため、ロ
ーラと金属ストリツプ量に油膜が形成され、残留圧延油
除去性能が十分でない、特に圧延速度が高速になるにつ
れて除去性能は低下し、残留圧延油によるコイルの巻き
くずれが発生ずるため、圧延速度を圧延設備の能力以下
に制限されるという問題があった。また、圧延油が飛散
したり、圧延油の金属ストリップへの付着量が多くなる
ので圧延油のロスが多くなるという問題もあった。
本発明の目的は、上記問題点を解消し、長寿命、高性能
の冷間圧延機用残留圧延油除去装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、金属ストリップより高硬質の材質からなる
静止式のワイパーを設けたことを特徴とする冷間圧延機
用残留圧延油除去装置によって達成される。
〔作用〕
金属ストリップよりも高硬質の材質を静止状態で金属ス
トリップに押し付ければ、金属ストリップに疵を付ける
というのが従来の常識であったが、高硬質材の表面の粗
度を十分に滑らかにすれば、疵の発生が起こらないこと
が実験の結果判明した。
本発明はこのような知見に基づいており、ワイパーの材
質を金属ストリップより高硬質材とすることにより、金
属片あるいは異物のワイパーへの付着あるいは混入を防
止し、金属ストリップの表面のカキ疵などを防止できる
。またワイパーに金属ストリップのエツジ偽が発生する
ことも防止され、ワイパーの寿命が長寿命化する。
またワイパーの構造を転勤式ではなく静止式とすること
により、ワイパーと金属ストリップ間の油膜形成を回避
し、残留圧延油除去性能を向上させる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図ないし第3図により説明
する。
第1図において、金属ストリップ1は冷間圧延設備の圧
延ロール2により圧延され、板厚計3、デフローラ4を
経由し、巻取1115にて巻取られる。
圧延ロール2と板厚計3との中間には、圧延ロール2に
より冷間圧延された金属ストリップ1の表面の在留圧延
油を除去するための残留圧延油除去装置6が設置され、
圧延油が板厚計3に至ることを防止する。
残留圧延油除去装置6は、第2図及び第3図に示すよう
に、金属ストリップ2の上下2段に各々複数g設けられ
かつ金属ストリップの進行方向に千鳥状に配列されたワ
イパー7.8を有し、これらワイパー7.8は上フレー
ム9及び下フレーム10に静止式のワイパーとして固定
的に取り付けられている。上フレーム9及び下フレーム
10と固定部11との間には、ワイパー7.8の金属ス
トリップ2への押付は力を発生せしめるバネ12゜13
が介装され、このバネ12.13の縮み代はそれぞれ調
整ボルト14.15にて調整され、ワイパー7.8の押
し付は力を調整する。上フレーム9はまた固定部11に
バネ16を介して支持されている。
上フレーム9及び下フレーム10と固定部11との間に
はまた油圧シリンダ17.18がそれぞれ介在し、金属
ストリップ2の通板時などにその先端がワイパー7.8
に接触し破損することを防止する目的で、強制的にワイ
パー7.8を上下方向に開放させる。
金属ストリップ2の進行方向に千鳥配列されたワイパー
7.8の上段のワイパー7の間及び下段のワイパー8の
間には、それぞれ金属ストリップ2の進行方向とは逆向
きに上フレーム8及び下フレーム9に、ワイパー間の残
留圧延油をミスト化する気体噴射ノズル19.20が設
けられている。
又上フレーム8及び下フレーム9には、気体噴射ノズル
19.20によりミスト化した圧延油を排出するための
吸引排気ダクト21.22が設けられている。
各ワイパー7.8の形状は図面に示すように断面矩形を
しており、金属ストリップ2に接する部分は滑らかなR
加工を施されている。また各ワイパー7゜8は、セラミ
ック、鋼の母材にセラミック溶射したもの、鋼の母材に
硬質メツキをしたものなど、金属ストリップ2の硬度よ
りも高硬質の材質にて形成されている。
本実施例によれば、ワイパー7.8の材質を金属ストリ
ップ2より高硬質の材質としたので、金属片あるいは異
物のワイパー7.8への付着あるいは混入を防止し、金
属ストリップ2の表面のカキ疵などを防止できる。この
ことは、金属ストリップよりも高硬質の材質を静止状態
で金属ストリップに押し付ければ、金属ストリップに疵
を付けるという従来の常識と対照的であり、本発明者等
は種々実験を行った結果、このような従来の常識に反し
、高硬質材であってもその表面の■度を十分に滑らかに
すれば、金属ストリップ2に疵の発生が起こらないこと
を見出し、本発明に至ったものである。
また、ワイパー7.8の材質を金属ストリップ2より高
硬質の材質とすることにより、ワイパー7.8に金属ス
トリップのエツジ傷が発生することも防止される。
さらにワイパー7.8の構造を転勤式ではなく静止式と
したので、ワイパー7.8と金属ストリップ2間の油膜
形成を回避し、金属ストリップ2の表面に付着した圧延
油を飛散することなく効果的に除去できる。
また本実施例によれば、ワイパー7、苧は上フレーム9
及び下フレーム10を介してバネ12゜13.16によ
り支持されており、かつ、金属ストリップ2の進行方向
に千鳥状に配列されているので、金属ストリップ2の板
厚あるいは板形状の変動に対しても柔軟に追従でき、常
時、金属ストリップ2に静止の状態で接触することが可
能となる上、ワイパー間に気体噴射ノズル19.20及
び吸引排気ダクト21.22を設けたので、残留圧延油
の除去性能が飛躍的に向上する。
さらに、ワイパー7.8の形状を断面矩形とすることに
より、その断面矩形の四角を使用することができ、1本
のワイパーで4回の使用が可能となり、ワイパーの長寿
命化が可能である。
また圧延油除去装置6は可動部が少ししかないので、構
造が単純である共に、全体的に小型になる。
従って本実施例によれば、上述した効果から派生する下
記に述べる効果等、種々の効果を得ることができる。
(1)金属ストリップ表面の残留圧延油除去性能の向上
により、 (a)コイルの巻きくずれがなくなり、高速圧延ができ
る。
(b)圧延油のロスが減少し、圧延油の原単位を低減で
きる。
(C)金属ストリップの材質によっては、巻き取り時金
属ストリップ間に挿入していた紙が必要でなくなるもの
もあり、紙の原単位を低減できる(ペーパーレス巻取)
(2)金属ストリップの表面にカキ疵などの機械的な欠
陥の発生が防止されるので、製品の品質及び歩留りが向
上する。
(3)ワイパーがメンテナンスフリーとなり、ワイパー
の原単位が低減でき、作業員の省人化ができる。
(4)残留圧延油除去装置の構造が単純で小型であるの
で、圧延機で側の構造が簡素化でき、メンテナンスが容
易となる。
(5)圧延油が飛散しないので作業環境が向上する。
〔発明の効果〕
以上明らかなように本発明によれば、金属ストリップの
表面のカキ疵などを防止できると共に、残留圧延油の除
去性能を向上させることができ、高性能の残留圧延油除
去装置を得ることができる。
またワイパーに金属ストリップのエツジ化が発生ずるこ
とも防止され、ワイパーの寿命を長寿命化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による残留圧延油除去装置を
備えた冷間圧延設備を示す概略図であり、第2図はその
残留圧延油除去装置を拡大して示す概略図であり、第3
図は同残留圧延油除去装置の具体的構造を示す断面図で
ある。 符号の説明 1・・・金属ストリップ 2・・・圧延ロール(冷間圧延機) 6・・・残留圧延油除去装置 7.8・・・ワイパー 1’)、20・・・気体噴財ノズル 21.22・・・吸引排気ダクト 出願人  株式会社 日立製作所 代理人  弁理士 春 日  譲

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷間圧延機で冷間圧延された金属ストリップの表
    面から残留圧延油を除去するための残留圧延油除去装置
    において、 金属ストリップより高硬質の材質からなる静止式のワイ
    パーを設けたことを特徴とする冷間圧延機用残留圧延油
    除去装置。
  2. (2)前記ワイパーを、金属ストリップの上下2段に各
    々複数個設けかつ金属ストリップの進行方向に千鳥状に
    配列したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    冷間圧延機用残留圧延油除去装置。
  3. (3)前記複数個のワイパーの上段及び下段のワイパー
    間に残留圧延油をミスト化する気体噴射用ノズルを設け
    ると共に、ミスト化した圧延油を吸引排気する吸引排気
    ダクトを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第2項
    記載の冷間圧延機用残留圧延油除去装置。
  4. (4)前記ワイパーの形状が断面矩形をしていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項から第3項のいずれか
    1項に記載の冷間圧延機用残留圧延油除去装置。
JP28678487A 1987-11-13 1987-11-13 冷間圧延機用残留圧延油除去装置 Pending JPH01130808A (ja)

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