JPH04116639A - 固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04116639A
JPH04116639A JP2237765A JP23776590A JPH04116639A JP H04116639 A JPH04116639 A JP H04116639A JP 2237765 A JP2237765 A JP 2237765A JP 23776590 A JP23776590 A JP 23776590A JP H04116639 A JPH04116639 A JP H04116639A
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JP2237765A
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Yasuhiko Kawashima
保彦 川島
Reiko Yamauchi
山内 玲子
Nobuaki Kagawa
宣明 香川
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真
感光材料に関し、特に、新規な染料として機能する固体
微粒子分散物を含むハロゲン化銀写真感光材料に関する
0本発明は、脱色性に優れ、カプリ、減感の少ないハロ
ゲン化銀写真感光材料を提供するものである。
〔従来の技術〕
ハロゲン化銀写真感光材料中に染料を含有させることは
よく知られていることであり、例えばハレーション防止
、イラジェーション防止、光吸収フィルター、感光性乳
剤層の感度調整等の目的で使用されている。
これらの目的で使用される染料は、その使用目的に応じ
て、(i)良好な吸収スペクトルを有していること、(
ii)着色した層から他層に拡散しないこと、(iii
)ハロゲン化銀感光材料中で安定なこと、(iv)ハロ
ゲン化銀乳剤に写真的な影響を与えないこと、(v)添
加が容易であること、(vi)後処理後、色が残らない
こと等が、その性質として要求される。
前述の目的を達成するために水溶性染料を用いてハロゲ
ン化銀写真感光材料を着色させる方法が従来から行われ
ている。例えば米国特許第1,878゜961号、同2
,150,695号、同2,274,782号、同3,
094゜418号、同3,933,798号、同4,1
87,225号、同4 、234 。
677号、同4,288,534号、同4,266.0
14号、同4 、379 。
838号、西独特許第2,117,346号、英国特許
第506゜385号、同1 、521 、083号等に
代表されるピラゾロンオキソノール染料; 米国特許第2,274,782号、同2,298,73
1号、同3゜247.127号、同3,468,883
号、同3,469,985号、同3゜480.436号
、同3,540,888号、同3,398.145号、
同3゜417.084号、同3,440.051号、同
4,042,397号、英国特許第1,077.049
号、同1,265,485号、同506 、385号、
同1,424.515号、リサーチ・ディスクロージャ
ー(以下RDと略す) 14416等に代表されるバル
ビッール酸及びチオバルビッール酸オキソノール染料; 米国特許第3,637,676号、同3.68L081
号、同3゜540.888号、同4,232,115号
等に代表される、その他の骨格を有したオキソノール染
料; ベルギー特許第780,011号、米国特許第2,53
8,008号、同3,497,502号、同3,540
.888号、同3,544゜325号、同4,042.
397号、同4,420.555号、特公昭31−10
578号、同51−3623号、同56−49953号
、同57−46778号、同59−26940号、同5
9−37303号等に代表されるベンジリデン及びシン
ナミリデン型染料: 米国特許第1.845,504号、同2,461,48
4号、同4゜232.115号、英国特許第369,7
21号、同506.385号、特公昭31−5920号
、同4B −27927号、同57−46056号、同
59−28898号等に代表されるスチリル型染料; 米国特許第2,519.001号、同2,527,58
3号、同2゜646、409号、同3.125.448
号、同3.148.187号、同3゜469、985号
、同3,540.888号、同4,232,115号、
ベルギー特許第739.874号、英国特許第2.08
3,241号等に代表されるメロシアニン染料; 米国特許第1 、884 、035号、同2,271,
234号、同2゜322.006号、同2,390,7
07号、同2,464,785号、同2゜503.71
7号、同2,527,583号、同2,956,879
号、同4.276.373号等に代表されるアゾ染料;
等が代表的な水溶性染料として挙げられる。
これらの水溶性染料は、先の目的を達成するために水、
その他の水溶性有機溶媒に熔解させ、写真材料中に添加
するのが一般的な方法であるが、染料が水溶性のため所
望の層に止まっておらず写真材料全層に拡散してしまう
。そのため、本来の目的を達成させようとすると、他層
に拡散する分だけ多く染料を添加しなければならず、添
加層、他層共に好ましくない影響、例えば減感、カブリ
が発生するといったことが起きてしまうのが通常であっ
た。これを回避するため、使用量を減らすと本来の効果
は充分得られなくなってしまう。
この欠点を改良するために、耐拡散化された染料が提案
されている。カラー怒光材料で使用されているイエロー
コロイド銀代替染料(以下YC染料と呼ぶ)は、その代
表的な化合物である。
ハロゲン化銀カラー写真感光材料では、青色吸収性材料
を用いることがあり、この場合−船釣にCarey L
ea Silνerと呼ばれる黄色コロイド銀が使用さ
れている。このコロイド銀は露光中に青色光を吸収し、
処理中に除去されるものであるが、青色光だけでなく一
部長波光も吸収するため、他の乳剤層を減感させてしま
うこと及び他の乳剤層のカブリを上昇させてしまうとい
った欠点を有している。
この欠点を改良するために耐拡散化されたYC染料が提
案されている0例えば米国特許第2.538゜008号
、同2,539,009号、同4,420,555号、
特開昭61−204630号、同61−205934号
、同62−56958号、同62−92949号、同6
2−222248号、同62−32460号、同63−
40143号、同63−184749号、同63−31
6852号等が代表的なものとして挙げられるが、これ
らの化合物は未だ光吸収領域が充分でなく、他の乳剤層
を減感させてしまうこと及びこれらの特許文献中に記載
されているように、その添加法が通常化合物を溶剤に溶
かして油滴で添加したりポリマーと添加したり、水可溶
性有機溶媒に溶かして直接乳剤中に添加しているため処
理後充分に漂白、流出されず色濁りが生じてしまうとい
った欠点を有していた。
また、染料の耐拡散化法として固体微粒子を用いる方法
が知られている0例えばW 088/4,794、特開
昭63−197943号、同64−40827号、特開
平1−155341号、同1−172828号、同2−
1838号、同2−1839号、同2−110453号
、米国特許第4,904゜565号、同4,923,7
88号、ヨーロッパ特許第378.923号等に記載さ
れている化合物がそれである。これらの化合物は確かに
固体微粒子で添加されているが、固体状態で添加する時
最もネックとなる脱色性が不充分であり、写真後処理後
残色が残るという大きな欠点を有していた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、写真用染料として良好な性質、特に脱
色性の優れた新規な染料として機能する物質を含有した
カブリ、減感、残色の少ないハロゲン化銀写真感光材料
を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の目的は、下記一般式(1)で表される化合物、
−a式(11)で表される化合物及び一般式〔III〕
で示される化合物から成る化合物群から任意に選ばれた
化合物(以下適宜「本発明の化合物jなどとも称する)
の固体微粒子分散物を少なくとも1種含有することを特
徴とするハロゲン化銀写真感光材料により、達成された
一般式(1) 式中、R目、R1!は水素原子、アルキル基、アルケニ
ル基、アリール基、ヘテロ環基、シクロアルキル基、ア
シル基、スルホニル基を表し、R11とRI!が結合し
て5〜6R環を形成することができる。
またR Il、 R11はR13,RI4、N原子と結
合して環を形成することができる。R11,R14,R
I5は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、カルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカル
ボニル基、カルバモイル基、スルファモイル基、ニトロ
基、シアノ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、メルカプ
ト基、アリール基、アルケニル基を表し、Xlは−CO
R”  −CONR”R”C0OR”  −3OJ” 
  SOR”   5OtNR”R”を表す。
R+1J+9は水素原子、アルキル基、アリール基、ヘ
テロW!、アルケニル基、シクロアルキル基を表し、m
l はゼロ、1.2の整数を表す。
一般式(If) 式中、Rzl、  RzzはR目、  Rlgと同様な
意味を表し、R13,R!4.  RtsはR13,R
14,R1%と同様な意味を表す、mtはmlと同様な
意味を表す。
Y−はシアノ基、−CONR”ll”  −COOR”
−5ozp”  −5OR”l  −5OtNR2”R
”を表し、RtsR”はR”、 R”と同様な意味を表
す。
一般式(I[[) 式中、R31、R! tはR”、  R1!と同様な意
味を表し、R33,R34,R35はR13,R1’、
 RI5と同様な意味を表す。
xt、Ytは−coR3@R39、C0OR”、  5
OzR”−3OR”  −3o□NRfflR39を表
し、Ris、  RsqはRIII、  RI9と同様
な意味を表す、m3はm、と同様な意味を表す。
一般式CI)において、R目 Brtはアルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、シクロアルキル
基、アシル基、スルホニル基を表すが、RII、  R
lgで表されるアルキル基としては、例えばメチル基、
エチル基、イソプロピル基、む−ブチル基、n−ヘキシ
ル基、n−オクチル基、n−デシル基、2−エチルヘキ
シル基等が挙げられる。
これらの基は、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭
素、沃素等)、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アル
コキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、t−ブトキシ、
ドデシルオキシ等)、アリールオキシ基(例えばフェノ
キシ、p−)リルオキシ、ナフチルオキシ等)、シアン
基、カルバモイル基(例えばカルバモイル、N〜メチル
カルバモイル、N−フェニルカルバモイル、N、N−ジ
メチルカルバモイル等)、スルファモイル基(例えばス
ルファモイル、N−ペンチルスルファモイル、N−ベン
チルーN−メチルスルファモイル、N−フェニルスルフ
ァモイル等)、スルホニル基(例えばメチルスルホニル
、ブチルスルホニル、オクタデシルスルホニル等)、ア
ルコキシカルボニル基(例えばエトキシカルボニル、2
−エチルへキシルオキシカルボニル等)、ニトロ基、ア
リール基(例えばフェニル、ナフチル等)、アミド基(
例えばアセチルアミノ等)、スルホンアミド基(例えば
メチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ、
ブチルスルホニルアミノ等)、アシル基(例えばアセチ
ル、プロピル、ベンゾイル等)、アルキル基(例えばメ
チル、エチル、プロピル、i−ブチル、t−ブチル、オ
クチル等)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ、プロ
ピルチオ、t−オクチルチオ等)、アリールチオ基(例
えばフェニルチオ、ナフチルチオ等)、ヘテロ環チオ基
(ベンズチアゾリル−2−チオ等)、ヘテロ環オキシ基
(例えばベンズオキサシリル−2オキシ等)、アシルオ
キシ基(例えばアセトキシ、オクタデカノイル等)、カ
ルバモイルオキシ基(例えばN−メチルカルバモイルオ
キシ、N−フェニルカルバモイルオキシ等)、スルホニ
ルオキシ基(例えばフェニルスルホニルオキシ、ドデシ
ルスルホニルオキシ等)、アミノ基(例えばジメチルア
ミノ、アミノ等)、ウレイド基(例えばメチルウレイド
、フェニルウレイド等)、イミド基(例えばN−スクシ
ンイミド、3−ペンジルヒダントイニル等)、アルコキ
シカルボニルアミノ基(例えばエトキシカルボニルアミ
ノ等)、アリールオキシカルボニルアミノ基(例えばフ
ェニルオキシカルボニルアミノ等)、スルフィニル基(
例えばオクチルスルフィニル、フェニルスルフィニル等
)、アリールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカ
ルボニル等)、ヘテロ環基(例えば2ピリジル、2−ヘ
ンズチアゾリル、フリル、チエニル等)を置換基として
有することもできる。
R11412で表されるアルケニル基としては、例えば
ビニル基、1−プロペニル基、1−オクテニル基を表し
、アリール基としては、例えばフェニル基、ナフチル基
を表す。これらの基はR”RIIで表されるアルキル基
及びアルキル基が有することができる置換基と同様な基
で置換することができる。
R11,RIIで表されるヘテロ環基としては、例えば
チエニル基、フリル基、ピリジル基、ピラニル基、ピロ
リル基、イミダゾリル基、チアゾリル基、オキサシリル
基、セレナゾリル基、ピリミジニル基、イソオキサシリ
ル基、インチアゾリル基等を表し、シクロアルキル基と
してはシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基等を表す。
これらの基はRII、RIIで表されるアルキル基、及
びアルキル基が有することができる置換基と同様な基で
置換することができる。
R11,R11で表されるアシル基、スルホニル基はR
II、 RItで表されるアルキル基の置換基として説
明したものと同様の意味を表す。
R目、  R11が結合して形成することができる5〜
6員環としては、例えばピロリジン、ピペリジン、モル
ホリン等を挙げることができる。
R13〜R1″は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基
、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、了り−ル
オキシカルボニル基、カルバモイル基、スルファモイル
基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基
、メルカプト基、アリール基、アルケニル基を表すが、
これらの基はR目Ratで説明したものと同様の意味を
表す。
Rfe、 RIIは水素原子、アルキル基、アリール基
、ヘテロ環基、アルケニル基、シクロアルキル基を表す
が、これらの基はRIIで説明したものと同様の意味を
表す。
以下に本発明の具体的化合物例を示すが、本発明はこれ
に限定されない。
以下余白 υ υ ■ ■ ■−14 ■ ■ ■ ■ ■ ■−20 ■ −21 ■ ■ −26 ■−27 ■−28 !−29 υ 1、−32 ■ ■ ■−41 ■−42 ■ −46 しy 以下余白 ■ −43 ■ ■ ■ しt ll−6 II−7 ■−14 ■−15 t−10 ■−12 ■−19 ■−21 1[1−2 ■ 1l−8 I[1−9 I[1−3 ■ n−5 ll−10 ■ ■−12 ■−13 ■−15 ■−16 ■−20 ■−21 1[[−17 ■ ■ ■−23 ■−24 ■−25 υ 一般式(1)、(II)及び[I[[)で示される化合
物は米国特許4,420,555号に記載された方法に
準して容易に合成することができる。以下その代表的な
合成例を挙げるが、他の化合物も同様に合成することが
できる。
〈合成例1〉例示化合物1−2の合成 1−(4−ブチルスルホニルアミノフェニル)ブタン−
1,3−ジオン29.7gとP−ジメチルアミノベンズ
アルデヒド14.9 gをアセトニトリル300雌中で
触媒としてピペリジン10滴を加え、約3時間攪拌しな
がら加熱還流した。放冷して析出した結晶を濾取し、ア
セトニトリルで洗浄した後乾燥することにより目的物を
得た(収量31g、収率72%)。
化合物の構造は、NMR,TR,マススペクトルにより
確認した。
〈合成例2〉例示化合物It−1の合成シアノ酢酸エチ
ル11.3 gと、2−メチル−4ブチルスルホニルア
ミノベンズアルデヒド25.5gをアセトニトリル30
0 d中で触媒としてピペリジン10滴を加え約4時間
攪拌しながら加熱還流した。
放冷して析出した固体を濾、取し、アセトニトリルで洗
浄した後乾燥することにより目的物を得た(収量28g
、収率80%)。
化合物の構造は、NMR,IR,マススペクトルにより
確認した。
く合成例3〉例示化合物I[−24の合成マロン酸ジブ
チル21.1 g 、 2−メチル−4−ジメチルアミ
ノベンズアルデヒド16.3 gをアセトニトリル30
0d中で触媒としてピペリジン10滴を加え約4時間攪
拌しながら加熱還流した。放冷して析出した固体を濾取
しアセトニトリルで洗浄した後軸することにより目的物
を得た(収量27g、収率75%)。
化合物の構造は、NMR,TR,マススペクトルにより
確認した。
本発明の化合物は、本発明の感光材料の任意の写真構成
層に含有させることができ、その写真構成層としては、
ハロゲン化銀乳剤層の他、ノλレージジン防止層、中間
層、保3IN、フィルター層の如き非感光性層が挙げら
れる。その中でも特に好ましいのは、中間層、フィルタ
ー層である。
本発明の化合物は、写真用染料として特に有用であり、
感光性ハロゲン化銀乳剤層、その他の非感光性層(保護
層、中間層、フィルター層、アンチハレーション層等)
中に固体微粒子分散物とし添加される。
本発明において、固体微粒子分散物を得る代表的な方法
としては、以下に述べる析出法と機械的粉砕法がある。
(1)析出法として、固体微粒子分散物とする化合物が
塩基可溶性の場合、塩基性の水に溶解し、酸性の液中に
添加して分散する方法、該化合物が有機溶剤可溶性の場
合、該化合物を水混和性有機溶剤に溶解し、水中に添加
して分散する方法、あるいは、該化合物を水非混和性低
沸点有機溶剤に熔解し、水中油滴型分散物としたのち、
該溶剤を揮発除去する方法などがある。
(2)機械的粉砕法として、該化合物を超音波等の高エ
ネルギーを用いて微粉末にしたのち、親水性コロイド溶
液中に添加して分散する方法、該化合物を分散助剤の存
在下、水または貧溶媒に湿潤させ、ミルにて微粒子分散
する方法等がある。
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散物は
、その分布が狭いことが好ましい。
本発明において、分布の狭い固体微粒子分散物を得るた
めの好ましい方法としては、(1)析出法として、■分
散助剤を含む塩基性の親水性コロイド溶液中に化合物を
溶解し、酸を徐々に添加して分散物を得る方法、■塩基
性水溶液に化合物を溶解し、分散助剤を含む中性または
酸性の親水性コロイド溶液中に徐々添加して分散物を得
る方法、■H,H,Willardやり、Gordon
らによる均一溶液から徐々に結晶を沈澱させる均−沈澱
法、■化合物を水混和性有機溶剤に溶解し、分散助剤を
含む親水性コロイド溶液中に添加して分散する方法、■
化合物を分散助剤を含む水混和性有機溶剤に溶解し、親
水性コロイド溶液中に添加して分散する方法、■化合物
を水非混和性有機溶剤に溶解し、親水性コロイド溶液と
混和して油中水滴型分散物とじたのち、いわゆる転相法
によって水中油滴型分散物として水非混和性有機溶剤を
揮発除去する方法などがある。(2)機械的粉砕法とし
て、■化合物を水または貧溶媒に湿潤させ、分散助剤及
び/または親水性コロイドの存在下、粒径分布の狭いメ
ディアを用いたミルにて微粒子分散する方法等がある。
前記水混和性有機溶媒としては、写真用試薬を分解する
ことなく、溶解することができ、かつ水と混和しうるも
のであれば特に制限されるものではない0代表的なもの
としては、アルコール類(例エバメチルアルコール、エ
チルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、ジアセトンアルコール、エチレングリコ
ールモノブチルエーテルなど)、グリコール類(例えば
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコールなど)、環状エーテル類(例えばジオキサ
ン、テトラヒドロフランなど)、ニトリル類(例えばア
セトニトリルなど)、アミド類(例えばジメチルホルム
アミドなど)の他、N−メチル−2−ピロリドン等が挙
げられ、分散安定性の点からn−プロピルアルコールが
好ましい。
本発明において、分布の狭い固体微粒子分散物を得るた
めの特に好ましい方法としては、化合物を水または貧溶
媒に湿潤させ、分散助剤及び/または親水性コロイドの
存在下、粒径分布の狭いメディア(粉砕媒体)を用いた
ミル(粉砕機)にて、高温にて微粒子分散する方法であ
る。
本発明において、固体微粒子分散を実施する装置として
は、ボールミル、ロールミル、サンドミル等があるが、
サンドミルが好ましい。市販のサンドミルを広く利用す
ることができる。
本発明に用いられるメディアの材質としては、ガラス、
アルミナ、ジルコニア、めのう、ステンレス、ナイロン
等があるが、ガラス、ジルコニア、アルミナが好ましい
、ガラスを用いる場合は、二酸化ケイ素が60重量%以
上のものが特に好ましい。
メディアは球形が好ましく、粒径は特に問わないが、通
常0.1闘φ〜20IIIIIlφ、好ましくはQ、2
m+nφ〜10r!aφ、特に好ましくは0.5Wφ〜
5.0mmφである。
ガラス製のメディアとして具体的には、ブライト標識工
業株式会社製のブライトガラスピーズ等がある。
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散をサ
ンドミルにて実施する場合、粒径分布が狭いメディアを
用いることによって、分布の狭い固体微粒子分散物を得
ることができる。
メディアの粒径分布としては、以下に定義される分布の
広さにおいて、30%以下、より好ましくは25%以下
、特に好ましくは20%以下が好ましい。
〈分布の広さの定義) 粒径標準偏差X100/平均粒径=分布の広さ(%)前
記分布の狭いメディアを用いて固体微粒子分散を実施す
る場合、分散を高温下で行うことによって、更に分布の
狭い固体微粒子分散物を得ることができる0分散時の温
度としては、通常30°C以上、好ましくは40°C以
上、特に好ましくは、50°C以上80°C以下である
。 80℃より高い温度では凝集物が発生したり、化合
物が変質したりして好ましくない。
本発明において、固体微粒子分散物とは、平均粒径とし
て1μm以下、好ましくは0.7μm以下0.005μ
m以上、特に好ましくは0.4μm以下0.01μm以
上である。
ここで言う粒径とは、粒子の投影像を同面積の円像に換
算したときの直径である。
ここに平均粒径とは、粒径d、を有する粒子の頻度n、
とd、3との積ni xd、’が最大になるときの粒径
di と定義する。(有効数字3桁、最小桁数字は4捨
5人する) 粒径は、例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍〜5万倍に
拡大して投影し、そのプリント上の粒子直径または投影
時の面積を実測することによって得ることができる。(
測定粒子個数は無差別に1000個以上あることとする
。) ここに粒径測定方法は前述の測定方法に従うものとし、
平均粒径は単純平均とする。
のである。
本発明において、固体微粒子分散物の分散度が、以下に
定義される分布の広さにおいて、30%以下、好ましく
は25%以下、特に好ましくは20%以下であることに
よって、効果を発揮する。
く分布の広さの定義〉 粒径標準偏差x 100/平均粒径−分布の広さ(%)
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散物は
、感光性ハロゲン化銀を含有する感光性層に添加されて
もよいし、感光性ハロゲン化銀を含有しない非感光性層
に添加されてもよい。
本発明において、固体微粒子分散物を調製するための分
散助剤としては、公知の界面活性剤を用いることができ
、アニオン型、ノニオン型、ベタイン型のものが好まし
い。
本発明の化合物の分散側として好ましく用いられるアニ
オン性界面活性剤には、下記の一般式CIA)〜(VI
A)で表されるものが挙げられるが、これらのものは、
特に好ましく用いられるも一般式CIA] 式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、R11″及
びR2mはそれぞれ同しでも異なってもよい水素原子ま
たは炭素原子数1〜18のアルキル基を表し、Wは−C
OOM、−303M、 OPO(OM) zを表し、ま
たMは水素原子またはカチオンを表す。mlは0〜50
の整数またnlは0〜4の整数を表す。
一般式(IIA〕 式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、R1は炭素
原子数6〜20のアルキル基またはアルケニル基を表し
、Wは−COOM、−503M、−OPO(OM) z
を表し、またMは水素原子またはカチオンを表す。m2
は0〜50の整数を表し、R2は0〜4の整数を、また
aは0または1の整数を表す。
一般式[11tA) し、Xは−COO?Iまたは一3OffMを表し、また
Mは水素原子またはカチオンを表す5nffは1〜4の
整数を表す。
一般式(VA) Rロー〇−C−CHl R”−0−C−C1l−5O3M 式中、R411及びR8mはそれぞれ炭素原子数6〜1
8のアルキル基を表し、またMは水素原子またはカチオ
ンを表す。
一般式(IVA) OR” R’ ” −C−N (CHzhq X式中、Roは炭
素原子数6〜20のアルキル基を表し、Rollは炭素
原子数1〜4のアルキル基を表式中、R1及びR”  
はそれぞれ炭素原子数6〜20のアルキル基を表し、ま
たMは水素原子またはカチオンを表す。
一般式(VIA) 式中、R16a 、 R1111及びRIzmハソレソ
レ炭素原子数1〜16のアルキル基を表し、またMは水
素原子またはカチオンを表す。
R111乃至R+gaで表されるそれぞれのアルキル基
は置換基を有するものも含み、この場合、炭素原子数に
はその置換基を含めない、カチオンとしては、ナトリウ
ムイオン、カリウムイオン、アンモニウムイオン等が挙
げられる。
一般式(IA)乃至一般式(VIA)で表されるものの
うち、特に好ましいのは一般式ClAl、一般式(Ir
A)及び一般式(VA)で表されるものである。
次に具体的化合物の例を挙げるがこれらに限定されるも
のではない、             ・。
以下余白 C+J□−〇(CHt CHz 0h(CHt hS 
OxにCrJ3*  0(C)ItCHzOhHCHz
hSOJaCrtHzsO5OsNa CrtHzs  O(CHtCHzOhSOJaC++
Hz3C  O(CHtCHzOhSOsNaC.H。
晶 H3 CriHssOP(ONa)z 本発明の化合物の分散剤として好ましく用いられるノニ
オン性界面活性剤としては、グリフインによるHLB値
が1〜7で、実質的に水に溶解しないもの、即ち疎水性
のものとHLB値が8〜20で、実質的に水溶性のもの
乃至親水性のものとを組み合わせたノニオン性界面活性
剤であって、特にグリフインによるHLB値がそれぞれ
1〜7及び8〜20の範囲のものが好ましく、これらの
範囲にあれば、特にその式構造は問わない、また、該界
面活性剤は、25°Cで液体状態のものが特に好ましい
が、25°Cで固体であっても分散状態で液体になるも
のであれば、本発明の範囲のものとして使用することが
できる。HLB値が20を越えるものでは、良好な分散
性を得ることができないばかりでなく経済的にも好まし
くない。
本発明で用いられる好ましいノニオン性界面活性剤につ
いて、具体的化合物を挙げるが、ここに挙げたものは、
最も好ましいものの一例であって、本発明をこれに限定
するものではない。
まず、HLBが1〜7のノニオン性界面活性剤の具体例
を挙げる。
N−1ソルビタンモノラウレート N−2ソルビタンモノオレエート N−3ソルビタンドール油脂肪酸エステルN−4ソルビ
タンヒマシ油脂肪酸エステルN−5ポリオキシエチレン
オレエート N−6ポリオキシエチレンオリーブ油脂肪酸エステルの
うちエチレンオキサイド鎖(以下nと略す)が5以下の
もの グリセリルモノカプリレート グリセリルモノオレエート グリセリルモノイソステアレート ジグリセリルモノオレエート ポリオキシエチレングリセリルモノオレエート(n=1
〜6) N−12ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(
n=2〜6) N−13ポリオキシエチレンオレイルエーテル(n=2
〜6) N−14ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸−1O エステル(n=2〜6) N−15 グリセリルモノアルキルエーテル(アルキル
基の炭素原子が8〜18個) N−16 ポリプロピレンオキシド N−17 オキシエチレン・オキシプロピレンブロック
ポリマー(エチレンオキシド重量%5%) 次に、HLBが8〜20のノニオン性界面活性剤の具体
例を挙げる。
n   I     C+slbtOイCl(zcHz
o)rbHn   2     C+sllst(l(
CHzCHxO…)!n   3     C+Jz3
0(CH2CHzO…HC+JzsO(CHzCHzO
)rbHn−9 一+HzsCOMCHzCH.O)yiHC,JssC
OO(CLCLO)yi+Hポリオキシエチレン・ソル
ビタンモノラウレート(n=20) C+ zHzscON [(CllxClbOh−5H
] zオキシエチレン・オキシプロピレンブロックポリ
マ−(エチレンオキシド重量% 40%)本発明の化合
物の分散剤として用いられる界面活性剤は、該化合物に
対して好ましくは0.1〜15重量%の範囲で用いられ
る。
特に好ましい活性剤としては3個以上のエチレンオキシ
基及び炭素数6〜24の炭化水素部分を有するものが挙
げられ、特にアニオン活性剤が好ましい、最も好ましい
界面活性剤としては、スルホコハク酸とアルコキシアル
コールまたはアリーロキシアルコールとの半エステルの
2アルカリ金属塩が挙げられ、特にスルホコハク酸とア
ルコキシ(好ましくは炭素数10〜12のアルコキシ)
アルコールとの半エステルの2ナトリウム塩が好ましい
以下に特に好ましい界面活性剤を例示する。
l :10〜12、m: 3〜5 アエロゾルAlO2(シアナミド社製)m: 5〜10 アエロゾルA103(シアナミド社製)C+ J怠5O
(CHzCHzO)nsOsNaポリステップB23(
ステパンケミカル社製)本発明において、本発明の化合
物の固体微粒子分散物を調製するときに用いられる親水
性コロイドとしては、ゼラチン、ゼラチン誘導体、アル
ブミン、カゼイン、アラビアゴム、ポリ−N−ビニルピ
ロリドン、ヒドロキシメチルセルロース、ポリアクリル
アミド、ポリアクリル酸等を用いることかでそ−るが、
前記析出法ではゼラチンが好ましく、@ト、的粉砕法で
はポリ−N−ビニルピロリドンが好ましい。
本発明において、固体微粒子分散物や親水性コロイド溶
液中には、酸、特に有機酸、例えば酢酸、クエン酸、シ
ュウ酸、酒石酸等が少量添加され、中性または酸性に調
整されていることが好ましい。
本発明において、本発明の化合物としては、中性及び酸
性(pH7以下)の水には実質的には不溶で、塩基性(
pH9以上)の水、即ち大部分の現像処理液中では溶解
するものが好ましい、ここで言う実質的に不溶とは、2
5℃のときの蒸留水に対する溶解度が1重量%以下、好
ましくは0.5重置%以下、特に好ましくは0.2重量
%以下であることをいう。
本発明の化合物として好ましい有機染料としては、カル
ボキシル基、スルファモイル基、スルホンアミド基の少
なくとも1つを有する有機染料である。
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散物の
添加量は、使用目的によって異なり、特に制限はないが
、通常好ましくは0.0001 g / rtT〜5.
0 g /ボ、より好ましくは、0.005 g /ポ
ル1、Og/ポ、特に好ましくは、0.001 g /
M〜0.5g/ボである。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料においては、本発
明の化合物の固体微粒子分散物を2種以上併用してもよ
いし、目的に応じては他の疎水性染料の分散物や、水溶
性染料と併用してもよい。
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散物の
添加層は、感光性ハロゲン化銀を含有する感光性層でも
よいし、感光性ハロゲン化銀を含有しない非感光性層で
もよいが、非感光性層が好ましい、非感光性層の具体例
としては、下塗り層、ハレーション防止層、中間層、イ
エローフィルター層、紫外線吸収層、コロイド恨含有層
、保護層等がある。
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散物は
、ハロゲン化銀カラー感光材料中において水不溶性で安
定に存在しているが、写真用現像液(pH9以上)で処
理されることにより、水溶性となって溶解流出するか、
及び/または化学反応脱色することにより、前記ハロゲ
ン化銀カラー感光材料中から大部分が消失してしまう。
本発明においては、本発明の化合物の固体微粒子分散物
の分布を狭くすれば、前記溶解流出及び/または化学反
応脱色の速度がはやく、かつ残存量が少ないため、ハロ
ゲン化銀カラー感光材料の色汚染を有効に防止し、また
ハロゲン化銀カラー感光材料の露光時に発生する光散乱
を抑制して、感度の低下を最小限におさえながら、鮮鋭
性を向上させる効果を更に有効に発揮できる。
本発明に係る化合物は好ましくは光学濃度が0.05〜
3.0の範囲になるように使用される。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤としては、
通常のハロゲン化銀乳剤の任意のものを用いることがで
きる。
該乳剤は、常法により化学増感することができ、増感色
素を用いて、所望の波長域に光学的に増感できる。
ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加え
ることができる。該乳剤のバインダーとしては、ゼラチ
ンを用いるのが有利である。
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜することが
でき、また、可塑剤、水不溶性または難溶性合成ポリマ
ーの分散物(ラテックス)を含有させることができる。
カラー写真用感光材料の乳剤層には、一般にカプラーが
用いられる。
更に色補正の効果を有しているカラードカプラ、競合カ
プラー及び現像主薬の酸化体とのカップリングによって
現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀溶剤、
調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カブリ防止剤、化学増感剤
、分光増感剤、及び減感剤のような写真的に有用なフラ
グメントを放出する化合物を用いることができる。
感光材料には、フィルター層、ハレーション防止層、イ
ラジェーション防止層等の補助層を設けることができる
感光材料には、ホルマリンスカベンジャ−1蛍光増白剤
、マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活性剤、色カブリ
防止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤を添加で
きる。
支持体としては、ポリエチレン等をラミふ一トした紙、
ポリエチレンテレフタレートフィルム、バライタ紙、三
酢酸セルロースフィルム等を用いることができる。
本発明の感光材料を用いて色素画像を得るには、露光後
、通常知られているカラー写真処理を行う手段によるこ
とができる。
〔実施例〕
以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実施
のB様はこれらに限定されない。
以下の実施例において、ハロゲン化銀写真感光材料中の
添加量は特に記載のない限り1イ当たりのグラム数を示
す。
尚、ハロゲン化銀とコロイド恨は銀に換算して示した。
実施例1 (保護層用塗布液の調製) ゼラチン500 gを7.51の水に溶解した後、塗布
助剤(Su−1)、平均粒径3.5μmのシリカを10
g、硬膜剤(H−1)を添加して、保護層用塗布液を調
製した。
(感光性乳剤層用塗布液の調製) 平均粒径が0.25μmの、臭化銀を38モル%含有す
る単分散性の立方晶塩臭化銀乳剤に、チオ硫酸ナトリウ
ムと塩化金酸を用いて58°Cで最適に化学μ)成を施
した。
一方、本発明に係る例示化合物I〜1を以下に示すA、
B二種類の方法で分散し、分散液を調製した。
〈染料の分散法A〉 シンマルエンタープライゼス社のグイノーミルを用いて
、下記組成物のサンドミル分散を行った。
但し用いたメディアは、ブライト標識工業株式会社製の
ブライトガラスピーズMK−50Xの中から、粒径の分
布の広さが20%以下になるように選び出して用いた。
ミルのディスク回転数は3.300rpmであり、ヘノ
セル中の分散液の温度は35゛Cになるように調整した
界面活性剤B アエロゾルA102(シアナミド社製)〈分散法B(比
較の分散法)〉 化合物1−1の1.25 X 10−”モルを高沸点溶
媒(Oi I −(1))8m、酢酸エチル30m1に
溶解しこの溶液を界面活性剤(Su−2)を含む10%
ゼラチン水溶液220gに加えて乳化分散させた。
この分散法では、化合物(染料)は溶媒中に?8解した
溶液状態で分散され、固体微粒子分散物とはならない。
前記のハロゲン化銀乳剤とこれら2種の分散液を以下の
組成となるように混合溶解し、塗布助剤(Su−1)、
硬膜剤(H−1)を添加して感光性乳剤層用塗布液を調
製した。
(試料の作成) 特開昭59−19941号に記載のラテックス下引き加
工を施した1100tIのポリエチレンテレフタレート
フィルムヘース上に、上記各塗布液により、感光性乳剤
層と保護層を同時重層塗布し、乾燥して試料1−1を作
成した。塗布銀量は4.0g/イ、染料(化合物)付置
は3X10−’モル/ボであった。
以下同様にして、試料1−1に用いた化合物を表−1に
示す化合物及び分散法に代えて試料を作成し、これらを
各々試料1−2〜1−110とした。
Su 0ijl!−(I) 比較染料A 比較染料B 比較染料E 比較染料G 比較染料D (処理・評価) これらの各試料はウェッジを通して露光し、下記組成の
現像液及び定着液を用いて自動現像機GR−27(コニ
カ株式会社製)にて処理を行った。
里僕処理条作 (工 程)  (温 度)  (時 間)現像  28
°c   30秒 定 着     28°C約20秒 水 洗     常温    約20秒乾燥  45°
c   20秒 〈現像液組成〉 (組成A) 純水(イオン交換水)         150 ml
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 2gジエチレン
グリコール        50g亜硫酸カリウム(5
5%譬/ν水溶液)   100mfl炭酸カリウム 
            50gハイドロキノン   
         15g5−メチルベンゾトリアゾー
ル   200雁1−フェニル−5−メルカプトテトラ ゾール              30■臭化カリウ
ム            4.5g水酸化カリウム 
 使用液pl+を10.4にする量(Mi成り) 純水(イオン交換水)         3−ジエチレ
ングリコール        50gエチレンジアミン
四酢酸二ナトリウム塩5mg 酢酸(90%水溶液)          0.3m9
5−ニトロインダヅール       110 dl−
フェニル−3−ピラゾリドン  500■現像液の使用
時に水50(1++f中に上記組成A、Ul成りの順に
溶解し、IPに仕上げて用し)だ。
く定着液処方〉 (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72,5%−/V水溶液) 240 ml 7g 6.5g 6g 亜硫酸すトリウム 酢酸ナトリウム・3水塩 硼酸 クエン酸ナトリウム・2水塩2g 酢酸(90%鹸ν水溶液)       13.6d(
組成り) 純水(イオン交換水)17ml 硫酸(50%−/ν水溶液)        4.7g
硫酸アルミニウム         26.5g(AI
□03換算含有量が8.1%−/ν水溶液)定着液の使
用時に水500d中に上記組成A、Mi成りの順に溶解
し、lβに仕上げて用いた。
この定着液のpHは約4.3であった。
処理後の残色汚染の有無は次に示した方法で評価を行っ
た。処理後の各試料の未露光部の可視スペクトルを測定
し、吸収極大における吸光度(E2)及び下記E、の差
から下式によって脱色率を求めた。
1に示す。ここでガンマは濃度0.5〜4.0の間の直
線の傾きを表す。カブリは未露光部の4度である。
以下余白 I (E、はハロゲン化銀を除いた他は同様にして作製した
試料の吸収極大における吸光度を表す。)写真特性の評
価結果と脱色率の評価結果を表−表 表 (つづき2) 表 (つづき1) 表 (つづき3) (つづき4) (つづき6) 表 (つづき5) 表−1の結果から明らかなように、本発明の化合物は比
較化合物に比べて良好な脱色性を示し、感光性ハロゲン
化銀に対しても不活性で写真特性に影響を与えないこと
が判る。
実施例2 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示
す組成の各層を順次支持体側から形成して、多層カラー
写真要素試料2−1を作製した。
試料2−1 (比較) 第1層:ハレーション防止層(HC−1)黒色コロイド
銀        0.20紫外線吸収剤(UV−1)
    0.20カラードカプラー(CC−1)  0
.05カラードカプラー(CM−2)  0.05高沸
点溶媒(Oil−2)    0.20ゼラチン   
       1.5 第2層;中間層(IL−1) 紫外線吸収剤(UV−1)    0.01高沸点溶媒
(Oi 1−2)    0.01ゼラヂン     
     1.5 第3層:低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(Em−2−1) 沃臭化銀乳剤(Em−2−2) 増感色素(S−1) 2.5X10−’ (モル/S艮1 増惑色素(S−2) 2.5X10−’ (モル/銀1 増感色素(S−3) 0.5X10−’ (モル/銀1 シアンカプラー(C−1) シアンカプラー(C−2) カラードカプラー(CC−1) DIR化合物(D−1) 高沸点溶媒(Oil−2) ゼラチン 第4層:高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(Em−2−3) 増感色素(S−1) 2.0X10−’ (モル/銀1 増感色素(S−2) 1.0 0.5 モル) モル) モル) 0.8 0.2 0.05 0.002 0.5 1.5 2.0 モル) 2.0X10−’ (モル/銀1モル)増悪色素(S−
3) 0.1X10−’ (モル/銀1モル)シアンカプラー
(C−3)    0.25カラードカプラー(CC−
1)  0.015DIR化合物(D−2)     
0.05高沸点溶媒(O41−2)    0.5ゼラ
チン        −1,5 第5層:中間層(IL−2) ゼラチン          0.5 第6N:低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(Em−2−1)  1.0増感色素(S
−4) 5.0X10−’ (モル/il 1 モル)増感色素
(S−5) 1.0XlO−’ (モル/銀1モル)マゼンタカプラ
ー(M−1)   0.4カラードカプラー(CM−1
)  0.05DIR化合物(D−3)   ’  0
.015DIR化合物(D−4)     0.020
高沸点溶媒(Oil−3)    0.5ゼラチン  
        1.0 第7層:中間層(I L−3) ゼラチン          0.8 高沸点溶媒(Oil−2)    0.2第8層:高感
度緑感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(Em−2−3)  1.3増感色素(S
−6) 1゜5X10−’ (モル/銀1モル)増感色素(S−
7) 2.5XlO−’ (モル/銀1モル)増悪色素(S−
8) 0.5X10−’ (モル/銀1モル)マゼンタカプラ
ー(M−2)   0.05マゼンタカプラー(M−3
)   0.15カラードカプラー(CM−2)  0
.05DIR化合物(D−3)     0.01高沸
点溶媒(Oil−1、トリクレジ ルホスフェート)0.5 ゼラチン          1.0 第9層:イエローフィルター層(YC)黄色コロイド銀
        0.1色汚染防止側(SC−1)  
  0.1高沸点溶媒(Oil−1)    0.1ゼ
ラチン          0.8 第1ON:低感度青感性乳剤層(BL)沃臭化銀乳剤(
Em−2−1)  0.25沃臭化銀乳剤(Em −2
−2)  0.25増感色素(S−10) 7X10−’ (モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1)   0.5イエローカプ
ラー(Y−2)   0.1DIR化合物(D−2) 
    0.01高沸点溶媒(Oil−1)    0
.15ゼラチン          1.0 第11層:高感度青惑性乳剤層(BH)沃臭化銀乳剤(
Em−2−4)  0.50沃臭化銀乳剤(Em −2
−1)  0.20増感色素(S−9) 1.0X10−’ (モル/銀1モル)増感色素(S−
10) 3.0X]O−’ (モル/銀1モル)イエローカプラ
ー(Y−1)   0.30イエローカプラー(I−2
)   0.05高沸点溶媒(Oil−1)    0
.07ゼラチン          1.1 第12N:第1保護層(PRO−1) 微粒子沃臭化銀乳剤     0.4 (平均粒径0.08μm、 AgI 2モル%)紫外線
吸収剤(UV−1)    0.10紫外線吸収剤(U
V−2)    0.05高沸点溶媒(Oil−2) 
   0.1高沸点溶媒(Oil−4)    0.1
ホルマリンスカヘンジャ−(H3−1)0.5 ホルマリンスカベンジャ−(H3−2)0.2 ゼラチン          1.0 第13層:第2保護層(PRO−2) 界面活性剤(Su−3)     0.005アルカリ
可溶性のマント化剤 (平均粒径2μm)   0.10 シアン染料(A I C−1)    0.005マゼ
ンタ染料(AIM−1)   0.01スヘリ剤(WA
X−1)     0.04ゼラチン        
  0.6 尚、各層には上記組成物の他に、塗布助剤5u−4、分
散助剤5u−2、硬膜剤ll−1及びF)2、防黴剤D
>1、安定剤5tab−1、カブリ防止剤AF−1,A
F−2を添加した。
Em−2−1平均粒径0.46μm、平均沃化銀含有率
7.5%、単分散性の沃臭 化銀乳剤 Em−2−2平均粒径0.32μm、平均沃化銀含有率
2.0%、単分散性の沃臭 化銀乳剤 Em−2−3平均粒径0.78μm、平均沃化銀含有率
6.0%、単分散性の沃臭 化銀乳剤 Em−2−4平均粒径0.95/l/m、平均沃化銀含
有率8.0%、単分散性の表面 低沃化銀含有型沃臭化銀乳剤 C,H5 C、I+ 。
(CH.)3SO:le (Clh) 3sOJ ’ N(Czlls) s(C
H z)、so.” t H H L;4119 すしtltl,υυしi3 CC− 1C II 1M M−2 M−1 M 馬 zHs H S 0)I S−2 C)lz=cH3o□CHzOC)lzsOzcHCH
i zHs P u−4 Na(1+s  CHCOOCsH+tCHzCOOC
sFI+? C−1 H AX−1 A I  C−1 CH,C00CHア(CFzCh) 3HIM 次に試料2−1の第9層の黄色コロイド銀の代わりに、
比較染料Aを実施例1で示した分散法Aで分散して含有
させた以外は試料2−1と同様にして多N感光材料を作
成し、試料2−2とした。
また、試料2−2の第9層の比較染料A1分散法の代わ
りに、表−2に示す化合物及び分散法を用いた以外は試
料2−2と同様に調製した試料を、それぞれ2−3〜2
−46とした。染料の塗布量は3X10−’モル/n(
になるように調整した。
試料2−1〜14をウニ・7ジ露光した後、後記の現像
処理を行い、各試料の前窓性乳剤層、緑感性乳剤層の感
度及び緑感性乳剤層のカブリを測定した。(感度は試料
2−1を100とする相対値を用いた。) また、染ネ4の脱色性を評価するため、後記処理工程の
発色現像液から4−アミノ−3−メチルN−エチル−N
−β−ヒドロキシエチルアニリン・硫酸塩を除いた以外
は同様にして処理を施した後、試料2−1〜14の各黄
色濃度と試料2−1の黄色濃度の差(ΔD〜in)を測
定した。
結果を表−2に示す。
処理工程(38’C) 発色現像       3分15秒 漂  白       6分30秒 水   洗         3分15秒定   着 
         6分30秒水   洗      
    3分15秒安定化     1分30秒 乾   燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
〈発色現像液〉 4−アミノ−3−メチル−N−エチル N−β−ヒドロキシエチルアニリン・ 硫酸塩              4.75 g無水
亜硫酸ナトリウム        4.25gヒドロキ
シルアミン・2硫p塩2.0 g無水炭酸カリウム  
        37.5 g臭化ナトリウム    
       1.3gニトリロ三酢酸・3ナトリウム
塩 (1水塩)              2.5 g水
酸化カリウム           1.0 g水を加
えて11とする。
く漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸鉄 アンモニウム塩          100.0gエチ
レンジアミン四酢酸2 アンモニウム塩          10.0 g臭化
アンモニウム          150.0g氷酢酸
      10.0 d 水を加えて11とし、アンモニア水を用いてPH=6.
0に調整する。
く定着液〉 チオ硫酸アンモニウム       175.0 g無
水亜硫酸ナトリウム        8.5gメタ亜硫
酸ナトリウム        2.3g水を加えて】l
とし、酢酸を用いてpH=6.0に調整する。
〈安定液〉 ホルマリン(37%水?8M)       1.5 
dコニダンクス(コニカ株式会社記)   1.5rr
rR水を加えてIEとする。
以下余白 表−2の結果より本発明の化合物を含む試料は、コロイ
ド銀、比較染料と比べて緑感光性領域に不要な吸収が少
ないため、緑感性乳剤層の相対感度が比較の黄色コロイ
ド銀及び比較染料化合物を含む試料に比べて高く、かつ
カブリの程度が低いことがわかる。また、添加層から他
層に拡散しないので、青感性乳剤層の感度を低下させる
こともなく、脱色性についても、比較染料化合物と比べ
て明らかに優れていた。
実施例3 下引加工したセルローストリアセテートフィルム支持体
上に、下記組成の各層を支持体側より順次塗布して、多
層カラー怒光材料の比較用試料101を作製した。各成
分の塗布量は、g/rriで示す。但し、ハロゲン化銀
については、銀に換算した塗布量で示す。
第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀           0.24紫外線
吸収剤 U−10,14 紫外線吸収剤 U −20,072 紫外線吸収剤 U−3 紫外線吸収剤 U−4 高沸点溶媒  C1−1 高沸点溶媒  0−2 ポリNビニルピロリドン ゼラチン 第2層(中間層) 高沸点溶媒  0−3 ゼラチン 第3層(低感度赤感性層) 赤色増感色素S−1,S た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3.0モル% 赤色増感色素S−ま た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.27μm)カプラー  
 C−1 高沸点溶媒  0−2 ポリNビニルピロリドン ゼラチン 2で分光増感され 0.57 a m)     0.0563−2で分光
増感され 0.072 0.072 0.31 0.098 0.15 2.02 0.011 1.17 0.504 0.37 0.093 0.074 1.35 第4層C高域度赤惑性層) 赤色増感色素S−1,S た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3,0モル%、 0.57μm)カプラー  
 C−1 高沸点溶媒  ○−2 ポリNビニルピロリドン ゼラチン 第5層(中間層) 混色防止剤  AS−1 高沸点溶媒  0−3 マット剤   MA−1 ゼラチン 第6層(低感度緑感性層) 緑色増感色素S−3,S た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3,0モル%。
緑色増感色素S−3゜ た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%。
0.60μm)     0.056 3−4で分光増感され 2で分光増感され 4で分光増感され 0.27μm) 0.71 0.85 0.21 0.093 1.56 0.20 0.25 0.0091 1.35 0.51 カプラー   M−1 カプラー   M−2 高沸点溶媒  0−3 ポリNビニルピロリドン ゼラチン 第7層(高感度緑感性層) 緑色増感色素S−3,S た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%。
緑色増感色素S−3゜ た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.27μm)カプラー  
 M−1 カプラー   M−2 混色防止剤  AS−1 高沸点溶媒  0−3 ポリNビニルピロリドン ゼラチン 第8N(中間層) ゼラチン 4で分光増感され 0.60μm)     0.83 3−4で分光増感され 0.31 0.076 0.059 0.074 1.29 0.092 0.80 0.19 0.055 0.16 0.12 1.91 0.90 第9層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀            0.11混色
防止剤  AS〜1       0.068高沸点熔
媒  0−3       0.085マツト剤   
MA −10,012 ゼラチン             0568第10層
(低感度青感性層) 青色増感色素S−5,S−6で分光増感された沃臭化銀
乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.85μm)    0.
24青色増惑色素S−5.S−6で分光増感された沃臭
化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.42μm)    0.
30青色増感色素S−5.S−6で分光増感された沃臭
化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.27μm)    0.
060カプラー   Y−10,86 画像安定剤  G −10,012 高沸点溶媒  0−3        0.22ポリN
ビニルピロリドン       0.0?8化合物  
  F−1 化合物    F−2 ゼラチン 第11層(高感度青感性層) 青色増感色素S−5,S た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.85μm)カプラー  
 Y−1 画像安定剤  (、−1 高沸点溶媒  0−3 ポリNビニルピロリドン 化合物    F−1 化合物    F−2 ゼラチン 第12層(保護層−1) 非感光性微粒子沃臭化銀 (沃化銀1.0モル%、 O,Oaμm)紫外線吸収剤
 U−1 紫外線吸収剤 U−2 紫外線吸収剤 U−3 6で分光増感され 0.020 0.040 1.50 0.79 1.24 0.017 0.31 0.10 0.039 0.0?7 1.73 0.0?5 0.04B 0.024 0.024 紫外線吸収剤 紫外線吸収剤 紫外線吸収剤 高沸点溶媒 高沸点溶媒 化合物 化合物 ゼラチン 第13N(保護層−2) スヘリ剤   WA X −10,041マツト剤  
 M A−20,0090マツト剤   MA−30,
051 界面活性剤  S U−10,0036ゼラチン   
          0.55(註:各層で使われた、
ポリNビニルピロリドンの平均分子量は350,000
である。)なお、本試料中には、上記組成物の他に、ゼ
ラチン硬膜剤H−1,H−2,8−3,水溶性染料Al
−1,Al−2,Al−3,防黴剤DI−1゜安定剤5
T−1,カプリ防止剤AF−1を必要に0.024 0.064 0.13 0.13 0.13 0.075 0.15 1.2 −I 応して適宜添加した。
各感光層に用いたハロゲン化銀乳剤は、特開昭59−1
78447号の実施例1の方法を参考にして調製した。
いずれも分布の広さ20%以下の単分散乳剤であった。
各乳剤は脱塩、水洗したのち、チオ硫酸ナトリウム、塩
化金酸及びチオシアン酸アンモニウムの存在下にて最適
な化学熟成を施し、増感色素、4−ヒドロキシ−6−メ
チル−1,3 3a,7−チトラザインデン、1−フェ
ニル−5メルカプトテトラゾールを加えた。
以下余白 くカプラー〉 H 〈化合物〉 F−1 〈マット剤〉 A−1 A−2 コロイダルシリカ粒子 (平均粒径 3.5μm) ポリメチルメタクリレート粒子 (平均粒径3.0μm) A−3 く高沸点溶媒〉 〈紫外線吸収剤〉 ジー2−エチルへキシルフタレート −I H CJq(t) CJq(t) CJq(t) CaHq(t) CJq(t) CH3 CJq(t) H H Ci Ce ジ−ブチルフタレート トリクレジルホスフェート 〈混色防止剤〉 C!H5 く画像安定側〉 く硬rts、剤1) H [(cttt = CH3(hcl(z) 3CCH1
SCh (CHffi) !] zN(C)1.) !
SO3にくスベリ剤〉 AX−1 く水溶性染料〉 C)lゴ Hff CH3 l−1 (平均分子量: 30,000) く界面活性剤〉 C)ItCOOCI(z(CFtCFz) s+(I 〈安定剤〉 T−1 〈カブリ防止剤〉 試料3−1のコロイ ド銀に代えて、 比較染料A を実施例2で示した分散法及び添加量で添加したく防黴
剤) 以外は試料3−1と同様にして、 多層感光材料を 作成し、 試料3−2とした。
i−1 以下同様にして表−3に示す化合物及び分散法を代えて
試料を作成し、 これらを各々3−3〜3 −46とした。
試料3−1〜3−46に対して、センシトメトリ−測定
用ステップウェッジを通して白色光露光を与え、以下の
現像処理を行った。
処理工程   処理時間   処理温度第1現像   
 6分     38°C水  洗     2分  
    38°C反  転     2分      
38℃発色現像    6分     38°C調  
整     2分      38℃漂   白   
  6分      38℃定  着     4分 
     38℃水  洗     4分      
38℃安  定    1分     常温 乾  燥 上記処理工程に用いた処理液組成は以下の通りである。
(第1現像液〉 テトラポリ燐酸ナトリウム       2g亜硫酸ナ
トリウム          20gハイドロキノン・
モノスルホネート  30g炭酸ナトリウム(1水塩)
30g 1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3
−ピラゾリドン 臭化カリウム チオシアン酸カリウム 沃化カリウム (0,1%溶液) 水を加えて(p H9,60) 〈反転液〉 ニトリロトリメチレンホスホン酸・ 6ナトリウム塩 塩化第1錫(2水塩) p−アミノフェノール 水酸化ナトリウム 氷酢酸 水を加えて(p H5,75) (発色現像液〉 テトラポリ燐酸ナトリウム 亜硫酸ナトリウム 第3燐酸ナトリウム(2水塩) 臭化カリウム 沃化カリウム (0,1%溶液) g 2.5g 1.2g 2〆 1000〆 g g 0.1g g 5d 1000m! g 6g g 0d 水酸化ナトリウム           3gシトラジ
ン酸           1.5gN−エチル−N−
β−メタンスルホン アミドエチル−3−メチル−4−ア ミノアニリン・硫酸塩       11g2.2−エ
チレンジチオジェタノール 1g水を加えて(P H1
1,70)       1000戚く調整液〉 亜硫酸ナトリウム          12gエチレン
ジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩)    8g チオグリセリン          0.4I11氷酢
酸               3d水を加えて(p
 H6,15)       1000I11〈漂白液
) エチレンジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩)    2g エチレンジアミン四酢酸鉄〔III〕 アンモニウム(2水塩)       120 g臭化
アンモニウム          100g水を加えて
(P H5,65)       1000rdく定着
液〉 チオ硫酸アンモニウム        80g亜硫酸ナ
トリウム           5g重亜硫酸ナトリウ
ム          5g水を加えて(p H6,6
0)       1000Idく安定液〉 ホルマリン(37重量%)        5−コニダ
ックス(コニカ株式会社製)   5−水を加えて  
          100oIIII!以下余白1.
1・ 3(つづき) 表 (つづき) 表−3の結果より、本発明の化合物は緑感性乳剤層の相
対感度に悪影響を与えず、カブリも低いことがわかる。
また、比較染料に比べて脱色性も優れていた。
〔発明の効果〕
上述したように本発明のハロゲン化銀写真感光材料は写
真用染料として良好な性質、特に脱色性の優れた新規な
染料として機能する物質を含有するものであって、カプ
リ、減感、残色が少ないという効果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式〔 I 〕で表される化合物、一般式〔II
    〕で表される化合物及び一般式〔III〕で示される化合
    物から成る化合物群から任意に選ばれた化合物の固体微
    粒子分散物を少なくとも1種含有することを特徴とする
    ハロゲン化銀写真感光材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R^1^1、R^1^2は水素原子、アルキル基
    、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、シクロアル
    キル基、アシル基、スルホニル基を表し、R^1^1と
    R^1^2が結合して5〜6員環を形成することができ
    る。 またR^1^1、R^1^2はR^1^3、R^1^4
    、N原子と結合して環を形成することができる。R^1
    ^3、R^1^4、R^1^5は水素原子、ハロゲン原
    子、アルキル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニ
    ル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、
    スルファモイル基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基
    、アルコキシ基、メルカプト基、アリール基、アルケニ
    ル基を表し、X^1は−COR^1^8、−CONR^
    1^8R^1^9、−COOR^1^8、−SO_2R
    ^1^8、−SOR^1^8、−SO_2NR^1^8
    R^1^9を表す。 R^1^8、R^1^9は水素原子、アルキル基、アリ
    ール基、ヘテロ環基、アルケニル基、シクロアルキル基
    を表し、m、はゼロ、1、2の整数を表す。 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R^2^1、R^2^2はR^1^1、R^1^
    2と同様な意味を表し、R^2^3、R^2^4、R^
    2^5はR^1^3、R^1^4、R^1^5と同様な
    意味を表す。m_2はm_1と同様な意味を表す。 Y^1はシアノ基、−CONR^2^8R^2^9、−
    COOR^2^8、−SO_2R^2^8、−SOR^
    2^8、−SO_2NR^2^8R^2^9を表し、R
    ^2^8、R^2^9はR^1^8、R^1^9と同様
    な意味を表す。 一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R^3^1、R^3^2はR^1^1、R^1^
    2と同様な意味を表し、R^3^3、R^3^4、R^
    3^5はR^1^3、R^1^4、R^1^5と同様な
    意味を表す。 X^2、Y^2は−COR^3^8R^3^9、−CO
    OR^3^8、−SO_2R^3^8、−SOR^3^
    8、−SO_2NR^3^8R^3^9を表し、R^3
    ^8、R^3^9はR^1^8、R^1^9と同様な意
    味を表す。m_3はm_1と同様な意味を表す。 2、一般式〔 I 〕、〔II〕、〔III〕で表される化合物
    が、その分子中に少なくともひとつの−NHSO_2R
    ^1、−SO_2NHR^1、−COOH(式中R^1
    はR^1^■と同様な意味を表す)を有することを特徴
    とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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