JPH04116640A - 固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料

Info

Publication number
JPH04116640A
JPH04116640A JP2237766A JP23776690A JPH04116640A JP H04116640 A JPH04116640 A JP H04116640A JP 2237766 A JP2237766 A JP 2237766A JP 23776690 A JP23776690 A JP 23776690A JP H04116640 A JPH04116640 A JP H04116640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
layer
silver halide
compound
silver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2237766A
Other languages
English (en)
Inventor
Reiko Yamauchi
山内 玲子
Yasuhiko Kawashima
保彦 川島
Nobuaki Kagawa
宣明 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2237766A priority Critical patent/JPH04116640A/ja
Publication of JPH04116640A publication Critical patent/JPH04116640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真
感光材料に関し、特に、新規な染料として機能する固体
微粒子分散物を含むハロゲン化銀写真感光材料に関する
。本発明は、現像処理中における脱色性及び流出性が改
良され、かつ感度低下をもたらさないハロゲン化銀写真
感光材料を提供するものである。
〔従来の技術〕
ハロゲン化銀写真感光材料には優れた鮮鋭性や色再現性
等の高画質特性が要求されている。
また、近年は競合する電子写真材料の即時性に対抗する
ためにも、より一層の処理時間の短縮、即ち超迅速処理
適性が要求されている。このような写真感光材料に要求
されている高画質特性と超迅速処理適性を実現させるた
めに当業界においては写真感光材料の一層の薄膜化、ハ
ロゲン化銀や添加化合物素材の最適化の努力がなされて
きた。
ところでハロゲン化銀写真感光材料中に画質の向上ある
いはハロゲン化銀乳剤感度調整を目的として染料を含有
させることはよく知られていることであり、例えばハレ
ーション防止、イラジェーション防止、光吸収フィルタ
ーに使用されている。
また、最近ではカラー写真感光材料における黄色コロイ
ド銀の代替を目的とした染料(以下「YC染料」と称す
ることもある)やX線写真感光材料におけるクロスオー
バーカット層の染着染料、印刷写真感光材料における非
感光性乳剤層を染着する染料等その用途は広がっている
これらの目的で使用される染料は使用目的に応じて 1、良好な吸収スペクトルを有していること2、着色し
た層から他層へ拡散しないこと3、感光性ハロゲン化銀
乳剤に写真的な影響を与えないこと 4、ハロゲン化銀写真感光材料中で安定であること 5、添加が容易であること 6、乳剤塗布液中で安定であり、溶液粘度に影響を与え
ないこと 7、処理後に色が残らないこと 等が、その性質として要求される。
これら要望される特性を満足させる目的で従来から多数
の染料が提案されており、例えば米国特許第3.540
.887号、同3,544,325号、同3,560,
214号、特公昭31−10578号及び特開昭51−
3623号等にはベンジリデン染料、英国特許第506
.385号及び特公昭39−22069号にはオキソノ
ール染料、米国特許第2.493,747号にはメロシ
アニン染料、米国特許第1,845,404号にはスチ
リル染料等が提案されている。
これらの染料は水や水と混和する有機溶媒に溶解させて
写真構成層中に添加するのが一般的な方法であるが、染
料が水溶性の場合、染着させたい層に留まらずに全層に
拡散してしまう。そのため、本来の目的を達成しようと
すると、他層に拡散する分だけ多量の染料を添加しなけ
ればならず、白層、他層ともに例えば感度低下、階調変
動やカブリ異常等の好ましくない現象が現れるようにな
る。
特に、感光材料を経時保存させた場合、カブリの発生や
減感が著しく、これらを回避するために使用量を少な(
すると、染料としての効果が著しく小さくなってしまう
このような問題に対し特定層を染着するような拡散性を
抑えた染料が知られており、耐拡散型の染料として例え
ば米国特許第2,538,008号、同2゜539.0
09号、同4,420,555号、特開昭61−204
630号、同61−205934号、同62−3246
0号、同62−56958−号、同62−92949号
、同62−222248号、同6340143号、同6
3−184749号、同63−316852号、特開平
1−179041号等にこのようなYC染料が記載され
ている。また、これらの染料はカラー写真要素で一般的
に使用されているCarey Lea 5ilverと
呼ばれる黄色コロイド銀が青色光領域だけでなく一部長
波長側の光を吸収するために緑色感度を低下させてしま
うこと、及び隣接層のカブリを増加させるという欠点の
改良及び貴重な銀資源の節約のために多数提案されてい
る。
また、染料の耐拡散化法として、固体微粒子を用いる方
法が知られている。例えばW○88/4794、特開昭
63−197943号、特開昭64−40827号、特
開平1−155341号、同1−172828号、同2
−1838号、同2−1839号、同2−110453
号、米国特許第4,904.565号、同4,923,
788号等に記載されている化合物がそれである。これ
らの化合物は、確かに固体微粒子で添加されているが、
固体状態で添加する時、最もネ・ンクとなる脱色性が不
十分であり、写真後処理後残色が残るという大きな欠点
を有していた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、写真用染料として良好な性質、特に脱
色性の優れた新規な染料として機能する物質を含有した
カブリ、減感、残色の少ないハロゲン化銀写真感光材料
を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、下記一般式(T)で示される化合
物を含有するハロゲン化銀写真感光材料によって、達成
された。
一般式〔I〕 ν 式中、R1、R2は電子吸引性基を表し、RとR2は同
一であっても異なっていてもよい。またR’、R’、R
’は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、カルボキシ
ル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボ
ニル基、アミン基、ウレイド基、カルバモイル基、スル
ファモイル基、スルホンアミド基、ニトロ基、シアノ基
、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基または
アリールチオ基(上記多基は置換基をとり得るものの場
合置換基を有するものを含む)を表す。前記R3〜R5
のいずれかがアミノ基(置換基を有するものを含む)で
ある場合、これはベンゼン核のメタ位に置換しているも
のとする。
R”、R’、R5は同一であっても異なっていてもよい
mはO〜2の整数を表す。
以下、本発明を更に具体的に説明する。
一般式〔I〕においてR1,RZで表される電子吸引基
とは「薬物の構造活性相関〜ドラッグデザインと作用機
構研究への指針」構造活性相関懇話全編(化学の領域増
感122号、南江堂)R95で示されるσ2値が正の値
を示すものを意味する。
より具体的には、R1、R’tは同一であっても異なっ
ていてもよく、これらは例えばシアノ基、アシル基、カ
ルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
シカルボニル基、スルホニル基、スルフィニル基、アル
ファモイル基、スルホンアミド基を表す。
R’ 、R2で示されるアシル基としては、例えばアセ
チル基、プロピオニル基、シクロへキシルカルボニル基
、ヘンジイル基、4−ニトロベンゾイル基、4−シアノ
ベンゾイル基、4−アミノベンゾイル基、2−ニトロベ
ンゾイル基、4−メタンスルホニルアミノベンゾイル基
、4−メチルスルホニルベンゾイル基、4−トリフルオ
ロアセチルアミノヘンジイル基、4−トリクロロアセチ
ルベンゾイル基、4−アセチルベンゾイル1.4−メト
キシヘンジイル基、2−メトキシヘンジイル基、4−エ
タンスルホニルアミノベンゾイル基、4−プロパンスル
ホニルアミノベンゾイル基、3−メタンスルホニルアミ
ノベンゾイル基、3−プロパンスルホニルアミノベンゾ
イル基、4−ペンタンスルホニルアミノベンゾイル基、
4−オクタンスルホニルアミノベンゾイル基、4−ドデ
カンスルホニルアミノベンゾイル基、4−メタンスルフ
ィニルアミノベンゾイル基、4−プロパンスルフィニル
アミノベンゾイル基、2−メタンスルフィニルアミノベ
ンゾイル基、ジメチルアミノスルホニルアミノベンゾイ
ル基、4−メトキシカルボニルアミノベンゾイル基、4
−エトキシカルボニルアミノベンゾイル基、4−プロピ
ルオキシカルボニルアミノベンゾイル基、4−オクチル
オキシカルボニルアミノベンゾイル基、3−メトキシカ
ルボニルアミノベンゾイル基等が挙げられる。
R1,R2で示されるカルバモイル基としては、例えば
メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、プロピ
ルカルバモイル基、フェニルカルバモイル基、4−ニト
ロフェニルカルバモイル基、4−シアノフェニルカルバ
モイル基、4−メトキシフェニルカルバモイル基、2−
ニトロフェニルカルバモイル メトキシフエニルカルバモイル基、4−メタンスルホニ
ルアミノフェニルカルバモイル基、4−プロパンスルホ
ニルアミノフェニルカルバモイル基、3−メタンスルホ
ニルアミノフェニルカルバモイル基、4−メトキシカル
ボニルフェニルカルバモイル ニルカルバモイル基、4−イソプロピルオキシカルボニ
ルフェニルカルバモイル基、4−メチルフェニルカルバ
モイル基等を挙げることができる。
R1,R2で示されるアルコキシカルボニル基としては
、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基
、イソプロピルオキシカルボニル基、t−ブチルオキシ
カルボニル基、オクチルオキシカルボニル基、ペンタデ
シルカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、シク
ロへキシルオキシカルボニル基、クロロエトキシカルボ
ニル基、2、2.2−1−リフルオロエトキシカルボニ
ル基、シアノエトキシカルボニル基、メトキシエチルオ
キシカルボニル基、アセチルエチルオキシカルボニル基
、アセチルアミノエチルオキシカルボニル基、メチルア
ミノエチルオキシカルボニル基、ジメチルアミノエチル
オキシカルボニル基、カルボキシエチルオキシカルボニ
ル基、メトキシカルボニルメチルオキシカルボニル基、
メチルスルホニルプロピルオキシカルボニル基、メタン
スルホニルアミノエチルオキシカルボニル基、フェニル
エトキシカルボニル基等を挙げることができる。
R+.Rzで示されるアリールオキシカルボニル基とし
ては、例えばフェノキシカルボニル基、4−ニトロフェ
ニルオキシカルボニル基、2−シアノフェニルオキシカ
ルボニル基、4−ヒドロキシフェニルオキシカルボニル
基、4−メトキシカルボニルフェニルオキシカルボニル
基、4−カルボキシルフェニルオキシカルボニル基、4
−アミノフェニルオキシカルボニル基、4−ジメチルア
ミノフェニルオキシカルボニル基、4−メタンスルホニ
ルアミノフェニルオキシカルボニル基等を挙げることが
できる。
R1.R2で示されるスルホニル基としては、例エバメ
チルスルホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスル
ホニル基、イソプロピルスルホニルLtーブチルスルホ
ニル基、オクチルスルホニル基、ドデシルスルホニル基
、フェニルスルホニル基等を挙げることができる。
R1,R1で示されるスルフィニル基としては、メチル
スルフィニル基、エチルスルフィニル基、プロピルスル
フィニル基、イソプロピルスルフィニル基、t−ブチル
スルフィニル基、オクチルスルフィニル基、ドデシルス
ルフィニル基、フェニルスルフィニル基等を挙げること
ができる。
R′.Btで示されるスルファモイル基としては、例え
ばメチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、
プロピルスルファモイル基、イソプロピルスルファモイ
ル基、t−ブチルスルファモイル基、オクチルスルファ
モイル基、ドデシルスルファモイル基、フェニルスルフ
ァモイル基等を挙げることができる。
R′,R2で示されるスルホンアミド基としては、例え
ばメタンスルホンアミド基、エタンスルホンアミド基、
プロパンスルホンアミド基、ブタンスルホンアミド基、
ヘプタンスルホンアミド基、ベンゼンスルホンアミド基
等を挙げることができる。
一般式〔1〕のR3,R’,R’は同一であっても異な
っていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシ
ル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボ
ニル基、アルキル基、アミノ基、ウレイド基、カルバモ
イル基、アルファモイル基、ニトロ基、シアノ基、ヒド
ロキシ基、アルコキシ基、メルカプト基を表し、これら
の基は置換基をとり得るものである場合更に置換基を有
していてもよい。
R3 R4  R%で示されるハロゲン原子としては、
例えば塩素原子、臭素原子、沃素原子、フノ素原子等を
挙げることができる。
R3,R’、R5で示される置換されていてもよいアル
キル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、t −ツー1−ル基、オクチル基
、L−オクチル基、ドデシル基、シクロへキシル基、2
−エチルヘキシル基、シクロプロピル基、ヘンシル基、
アリル基、ビニル基、トリフルオロメチル基、4−ニト
ロフェニルメチル基、4−ジメチルアミノフェニルメチ
ル基等を挙げることができる。
R3R’  R5で示される置換されていてもよいアル
コキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プ
ロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、t−ブトキシ
基、オクチルオキシ基、ドデシルオキシ基、シクロへキ
シルオキシ基、メトキシエトキシ基、アミノエトキシ基
、ジメチルアミノエトキシ基、アセチルアミノエトキシ
基、シアノエトキシ基、メタンスルホニルアミノエトキ
シ基、アセチルオキシエトキシ基、ジメチルアミノカル
ボニルエトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、カルボキシ
エトキシ基、エトキシカルボニルメトキシ基、ジ(メト
キシカルボニルメチル)アミノメトキシ基、アセチルエ
トキシ基、ジクロロエトキシ基、フェニルエトキシ基、
ベンジルオキシ基、4−ジメチルアミノベンジルオキシ
基、フェノキシ基、2.5−ジーL−アミルフェノキシ
基、4ジメチルアミノフエノキシ基等を挙げることがで
きる。
R3,R4,R3で示される置換されていてもよいアル
キルチオ基としては、例えばメチルチオ基、エチルチオ
基、プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、L−ブチル
チオ基、オクチルチオ基、ドデシルチオ基、メトキシメ
チルチオ基、アミノエチルチオ基、ジメチルアミノエチ
ルチオ基、シアノエチルチオ基、ヒドロキシエチルチオ
基、アミノエチルチオ基等を挙げることができ、アリー
ルチオ基としては、例えばフェニルチオ基、ナフチルチ
オ基等を挙げることができる。
R″、R’、R5で示されるウレイド基としては、例え
ば、メチルウレイド基、エチルウレイド基、プロピルウ
レイド基、イソプロピルウレイド基、t−ブチルウレイ
ド基、フェニルウレイド基、ヘンシルウレイド基等を挙
げることができる。
R3,R’  R5で示されるアルコキシカルボニル基
、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、スル
ファモイル基としては、それぞれRIR2がとり得るも
のとして説明した多基と同様の基をとることができる。
R3,R’、R’で示されるベンゼン核のメタ位に置換
する置換されていてもよいアミノ基として好ましいもの
は、−C式[11)で表される。
式中R6,R7は同一であっても異なっていてもよく、
水素原子、各々置換されていてもよいアルキル基、アル
ケニル基、アリール基またはスルホニル基を示し、また
R6とR7とが結合して5〜6員環を形成していてもよ
い。
Rh、 R4で示される置換されていてもよいアルキル
基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル基、
ペンタデシル基、エイコシル基、シクロプロピル基、シ
クロヘキシル基、クロロエチル基、ブロムエチル基、フ
ッ化エチル基、2,2ジクロロエチル基、ヒドロキシエ
チル基、ヒドロキシブチル基、シアノエチル基、シアノ
プロピル基、メトキシエチル基、エトキシメチル基、ブ
トキシエチル基、イソプロピルオキシエチル基、アセチ
ルメチル基、アセチルエチル基、ヘンジイルメチル基、
アセチルオキシメチル基、アセチルオキシエチル基、ブ
チリルオキシエチル基、L−プロピルオキシメヂル基、
ヘンジイルオキシエチル基、カルボキシルメチル基、カ
ルボキシルエチル基、カルボキシルオクチル基、アセチ
ルアミノエチル基、プロピオニルアミノエチル基、メチ
ルカルバモイルエチル基、メチルアミノエチル基、エチ
ルアミノメチル基、ジメチルアミノエチル基、オクチル
アミノメチル基、ジメチルアミノブチル基、ジメチルア
ミノオクチル基、ジブチルアミノブチル基、ヒドロキシ
メチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシヘキシル基
、ヒドロキシドデシル基、メトキシエチル基、エトキシ
メチル基、プロピルオキシメチル基、ブトキシメチル基
、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルエ
チル基、ブトキシカルボニルエチル基、オクチルオキシ
メチル基、ビス(メトキシカルボニル)メチル基、ビス
(エトキシカルボニル)メチル基、2.2.2−)リフ
ルオロエトキシカルボニルメチル基、メチルスルホニル
メトキシカルボニルメチル基、2−メチルスルホニルエ
トキシカルボニルメチル基、2−シアノエトキシカルボ
ニルエチル基、エトキシカルボニルプロビル基、オクチ
ルオキシカルボニルブチル基、フェノキシカルボニルメ
チル基、メチルスルホニルメチル基、メチルスルホニル
エチル基、メタンスルホニルアミノエチル基、メタンス
ルホニルアミノブチル基、メチルスルファモイルエチル
基、メチルアミノカルボニルアミノエチル基、フェニル
プロピル等が挙げられる。
Rh、 R?で示される置換されていてもよいアルケニ
ル基としては、例えばビニル基、アリル基等が挙げられ
る。
R6,R?で示される置換されていてもよいアミノ基と
しては、例えばアミン基、ジメチルアミノ基、N−エチ
ル−N−プロピルオキシカルボニルメチルアミノ基、ビ
ス(ジメチルオキシカルボニルメチル)アミン基、ビス
(ジブチルオキシカルボニルエチル)アミノ基、ビス(
ヒドロキシエチル)アミノ基、N−(2,2,2−)リ
フルオロエチルオキシカルボニルメチル)−N−メチル
アミノ基、N−メチル−N−シアノエチルアミノ基、N
−メトキシエチルーN−メチルアミノ基、N−メチルス
ルホニルエチル−N−エチルアミノ基、N(2−クロロ
エチル)−N−メチルオキシカルボニルメチルアミノ基
、ビス(イソプロピルオキシカルボニルメチル)アミノ
基、N−ドデシルオキシカルボニルメチル−N−メチル
アミノ基等を包含する。
R6,R?で示される置換されていてもよいアリール基
としては、例えばフェニル基、3−クロロフェニル基、
2.5−ジクロロフェニル基、4−シアノフェニル基、
4−アミノフェニル基、2−メトキシフェニル基、4−
メトキシフェニル基、4アセチルフエニル基等を挙げる
ことができる。
R6,R?で示されるスルホニル基としては、例えばメ
チルスルホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスル
ホニル基、オクチルスルホニル基、ドデシルスルホニル
基、フェニルスルホニル基、4−ドデシルオキシフェニ
ルスルホニル基、4−シアノフェニルスルホニル基、4
−アセチルフェニルスルホニル基等を挙げることができ
る。
R6とR?とが結合して形成される5〜6員環としては
、例えばピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラ
ジン等の複素環が挙げられる。
以下に本発明の化合物の具体例を示すが、本発明はこれ
に限定されない。
上記例に示した一般式〔I〕で示される化合物は、米国
特許第4.420.555号に記載された方法に準じて
容易に合成することができる。以下にその代表的な具体
例を挙げるが、他の化合物も同様に合成することができ
る。
合成例−1(例示化合物2の合成) 米国特許第4.420.555号記載の方法に準じて、
メタンスルホニルクロライドと4−アミノベンゾイルア
セトニトリルから合成した4−メタンスルホニルアミノ
ベンゾイルアセトニトリル23.8g(0,1モル)と
、3,4.5−)リメトキシベンズアルデヒド19.6
g (0,1モル)をアセトニトリル300d中で触媒
としてピペリジン10滴を加え、約3時間撹拌しながら
加熱還流した。放冷すると結晶が析出したので濾取し、
エーテルで洗浄乾燥した。これをアセトニトリルで再結
晶することにより目的物を得た(収量27.9g、収率
67.1%)。
化合物の構造は、マススペクトルの親ピークにより確認
した。
合成例−2(例示化合物7の合成) 米国特許第4.420,555号記載の方法に準して、
メタンスルホニルクロライドと4−アミノベンゾイルア
セトニトリルから合成した4−メタンスルホニルアミノ
ベンゾイルアセトニトリル23.8g(0,1モル)と
、2.4−ジメトキシ−3−メチルベンズアルデヒド1
8.0g (0,1モル)をアセトニトリル300d中
で触媒としてピペリジン10滴を加え、約3時間撹拌し
ながら加熱還流した。放冷すると結晶が析出したので濾
取し、エーテルで洗浄し乾燥した。これをアセトニトリ
ルで再結晶することにより目的物を得た(収量26.3
g、収率65.8%)。
化合物の構造は、マススペクトルの親ピークによりW1
認した。
一般式〔I〕で示される化合物は、本発明の感光材料の
任意の写真構成層に含有させることができ、その写真構
成層としては、ハロゲン化銀乳剤の他、ハレーション防
止層、中間層、保護層、フィルター層の如き非感光性層
が挙げられる。その中でも特に好ましいのは、中間層、
フィルター層である。
本発明に係る前記一般式〔I〕で示される化合物は、写
真用染料として特に有用であり、感光性ハロゲン化銀乳
剤層、その他の非感光性層(保護層、中間層、フィルタ
ー層、アンチハレーション層等)中に固体微粒子分散物
として添加される。
本発明において、固体微粒子分散物を得る代表的な方法
としては、以下に述べる析出法と機械的粉砕法がある。
(1)析出法として、固体微粒子分散物とする化合物が
塩基可溶性の場合、塩基性の水に溶解し、酸性の液中に
添加して分散する方法、該化合物が有機溶剤可溶性の場
合、該化合物を水混和性有機溶剤に溶解し、水中に添加
して分散する方法、あるいは、該化合物を水非混和性低
沸点有機溶剤に溶解し、水中油滴型分散物としたのち、
該溶剤を揮発除去する方法などがある。
(2)機械的粉砕法として、該化合物を超音波等の高エ
ネルギーを用いて微粉末にしたのち、親水性コロイド溶
液中に添加して分散する方法、該化合物を分散助剤の存
在下、水または貧溶媒に湿潤させ、ミルにて微粒子分散
する方法等がある。
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散物は
、その分布が狭いことが好ましい。
本発明において、分布の狭い固体微粒子分散物を得るた
めの好ましい方法としては、(1)析出法として、■分
散助剤を含む塩基性の親水性コロイド溶液中に化合物を
溶解し、酸を徐々に添加して分散物を得る方法、■塩基
性水溶液に化合物を溶解し、分散助剤を含む中性または
酸性の親水性コロイド溶液中に徐々添加して分散物を得
る方法、■H,H,Willardやり、Gordon
らによる均一溶液から徐々に結晶を沈澱させる均一沈澱
法、■化合物を水混和性有機溶剤に溶解し、分散助剤を
含む親水性コロイド溶液中に添加して分散する方法、■
化合物を分散助剤を含む水混和性有機溶剤に溶解し、親
水性コロイド溶液中に添加して分散する方法、■化合物
を水非混和性有機溶剤に溶解し、親水性コロイド溶液と
混和して油中水滴型分散物としたのち、いわゆる転相法
によって水中油滴型分散物として水非混和性有機溶剤を
揮発除去する方法などがある。(2)機械的粉砕法とし
て、■化合物を水または貧溶媒に湿潤させ、分散助剤及
び/または親水性コロイドの存在下、粒径分布の狭いメ
ディアを用いたミルにて微粒子分散する方法等がある。
前記水混和性有機溶媒としては、写真用試薬を分解する
ことなく、溶解することができ、かつ水と混和しうるち
のであれば特に制限されるものではない。代表的なもの
としては、アルコール類(例えばメチルアルコール、エ
チルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、ジアセトンアルコール、エチレングリコ
ールモノブチルエーテルなど)、グリコール類(例えば
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコールなど)、環状エーテル類(例えばジオキサ
ン、テトラヒドロフランなど)、ニトリル類(例えばア
セトニトリルなど)、アミド類(例えばジメチルホルム
アミドなど)の他、N−メチル−2−ピロリドン等が挙
げられ、分散安定性の点からn−プロピルアルコールが
好ましい 本発明において、分布の狭い固体微粒子分散物を得るた
めの特に好ましい方法としては、化合物を水または貧溶
媒に湿潤させ、分散助剤及び/または親水性コロイドの
存在下、粒径分布の狭いメディア(粉砕媒体)を用いた
ミル(粉砕機)にて、高温にて微粒子分散する方法であ
る。
本発明において、固体微粒子分散を実施する装置として
は、ボールミル、ロールミル、サンドミル等があるが、
サンドミルが好ましい。市販のサンドミルを広く利用す
ることができる。
本発明に用いられるメディアの材質としては、ガラス、
アルミナ、ジルコニア、めのう、ステンレス、ナイロン
等があるが、ガラス、ジルコニア、アルミナが好ましい
。ガラスを用いる場合は、二酸化ケイ素が60重量%以
上のものが特に好ましい。
メディアは球形が好ましく、粒径は特に問わないが、通
常0.10φ〜20圓φ、好ましくは0.2閣φ〜10
胴φ、特に好ましくは0.5nnnφ〜5.0閤φであ
る。
ガラス製のメディアとして具体的には、ブライト標識工
業株式会社製のブライトガラスピーズ等がある。
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散をサ
ンドミルにて実施する場合、粒径分布が狭いメディアを
用いることによって、分布の狭い固体微粒子分散物を得
ることができる。
メディアの粒径分布としては、以下に定義される分布の
広さにおいて、30%以下、より好ましくは25%以下
、特に好ましくは20%以下が好ましい。
〈分布の広さの定義〉 粒径標準偏差X 100/平均粒径−分布の広さ(%)
前記分布の狭いメディアを用いて固体微粒子分散を実施
する場合、分散を高温下で行うことによって、更に分布
の狭い固体微粒子分散物を得ることができる。分散時の
温度としては、通常30°C以上、好ましくは40°C
以上、特に好ましくは、50°C以上80°C以下であ
る。80°Cより高い温度では凝集物が発生したり、化
合物が変質したりして好ましくない。
本発明において、固体微粒子分散物とは、平均粒径とし
て1μm以下、好ましくは0.7μm以下0.005 
a m以上、特に好ましくは0.4 p m以下0.0
18m以上である。
ここで言う粒径とは、粒子の投影像を同面積の円像に換
算したときの直径である。
ここに平均粒径とは、粒径d、を有する粒子の頻度n8
とd、3との積n、Xd、3が最大になるときの粒径d
、と定義する。(有効数字3桁、最小桁数字は4捨5人
する) 粒径は、例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍〜5万倍に
拡大して投影し、そのプリント上の粒子直径または投影
時の面積を実測することによって得ることができる。(
測定粒子個数は無差別に1000個以上あることとする
。) ここに粒径測定方法は前述の測定方法に従うものとし、
平均粒径は単純平均とする。
本発明において、固体微粒子分散物の分散度が、以下に
定義される分布の広さにおいて、30%以下、好ましく
は25%以下、特に好ましくは20%以下であることに
よって、効果を発揮する。
〈分布の広さの定義〉 粒径標準偏差x 100/平均粒径−分布の広さ(%)
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散物は
、感光性ハロゲン化銀を含有する感光性層に添加されて
もよいし、感光性ハロゲン化銀を含有しない非感光性層
に添加されてもよい。
本発明において、固体微粒子分散物を調製するための分
散助剤としては、公知の界面活性剤を用いることができ
、アニオン型、ノニオン型、ベタイン型のものが好まし
い。
本発明の化合物の分散剤として好ましく用いられるアニ
オン性界面活性剤には、下記の一般式(IA)〜(VI
A)で表されるものが挙げられるが、これらのものは、
特に好ましく用いられるものである。
一般式CIA) 式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、RIll及
びR21″はそれぞれ同じでも異なってもよい水素原子
または炭素原子数1〜18のアルキル基を表し、Wは−
COOM、−503M、 OPO(OM) zを表し、
またMは水素原子またはカチオンを表す。mlは0〜5
0の整数またnlはO〜4の整数を表す。
一般式(IIA) 式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、R”は炭素
原子数6〜20のアルキル基またはアルケニル基を表し
、Wは−COOM、−303M、OPO(OM) zを
表し、またMは水素原子またはカチオンを表す。m2は
0〜50の整数を表し、n2はO〜4の整数を、またa
はOまたは1の整数を表す。
一般式(II[A) 数を表す。
一般式(VA) Pロー0−C−CHI R”−0−C−Cll−5OコH II 式中、R”及びR%畠はそれぞれ炭素原子数6〜18の
アルキル基を表し、またMは水素原子またはカチオンを
表す。
一般式(TVA) 式中、R”及びR”  はそれぞれ炭素原子数6〜20
のアルキル基を表し、またMは水素原子またはカチオン
を表す。
一般式(VIA) 式中、Roは炭素原子数6〜20のアルキル基を表し、
R7−は炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、Xは−
COOMまたは一505Mを表し、またMは水素原子ま
たはカチオンを表す、n3は1〜4の祭式中、RlOa
SRllm及びR””はそれぞれ炭素原子数1〜16の
アルキル基を表し、またMは水素原子またはカチオンを
表す。
R”乃至R1!mで表されるそれぞれのアルキル基は置
換基を有するものも含み、 この場合、 炭素 原子数にはその置換基を含めない。
カチオンとし では、 ナトリウムイオン、 カリウムイオン、 アン モニウムイオン等が挙げられる。
一般式(IA) 乃至一般式 [) %式% 特に好ましいのは一般式 [:IA) 一般式(II A〕 及び一般式 %式% 次に具体的化合物の例を挙げるがこれらに限定されるも
のではない。
以下余白 z II z 5 0(CHzCIhOh(CHz)−tsOJCIbL:
1 0 (CHz CHz O)r(CH2)−t S 0
3N aC+ 2HzsO5O3Na 2■25 IMCtlzCHzOh:5OJa CIIH2:l  C 0(CHzC)lzohsOJa CqH+q  OCC8□ C1II、9−O−C−C1l−5O3Na。11 t
 + 0COCII□ C,Hl Cd+qCHCH□0COCI+ SO,Na C411,Cl1CII□0COC1h 2H5 CRI II  1 C+2HzsCN  Ctl□CH2C0OHC+ b
t(t30P (ONa) z本発明の化合物の分散剤
として好ましく用いられるノニオン性界面活性剤として
は、グリフインによるHLB値が1〜7で、実質的に水
に溶解しないもの、即ち疎水性のものとHLB値が8〜
20で、実質的に水溶性のもの乃至親水性のものとを組
み合わせたノニオン性界面活性剤であって、特にグリフ
インによるHLB値がそれぞれ1〜7及び8〜20の範
囲のものが好ましく、これらの範囲にあれば、特にその
式構造は問わない。また、該界面活性剤は、25°Cで
液体状態のものが特に好ましいが、25°Cで固体であ
っても分散状態で液体になるものであれば、本発明の範
囲のものとして使用することができる。HLB値が20
を越えるものでは、良好な分散性を得ることができない
ばかりでなく経済的にも好ましくない。
本発明で用いられる好ましいノニオン性界面活性剤につ
いて、具体的化合物を挙げるが、ここに挙げたものは、
最も好ましいものの一例であって、本発明をこれに限定
するものではない。
まず、HLBが1〜7のノニオン性界面活性剤の具体例
を挙げる。
N−1ソルビタンモノラウレート N−2ソルビタンモノオレエート N−3ソルビタンドール油脂肪酸エステルN−4ソルビ
タンヒマシ油脂肪酸エステルN−5ポリオキシエチレン
オレエート N−6ポリオキシエチレンオリーブ油脂肪酸エステルの
うちエチレンオキサイド鎖(以下nと略す)が5以下の
もの グリセリルモノカプリレート グリセリルモノオレエート グリセリルモノイソステアレート ジグリセリルモノオレエート ポリオキシエチレングリセリルモノオレエート(n=1
〜6) N−12ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(
n−2〜6) N−13ポリオキシエチレンオレイルエーテル(n−2
〜6) N−14ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸−1O エステル(n=2〜6) N−15  グリセリルモノアルキルエーテル(アルキ
ル基の炭素原子が8〜18個) N−16 ポリプロピレンオキシド N−17  オキシエチレン・オキシプロピレンブロッ
クポリマー(エチレンオキシド重量%5%) 次に、HLBが8〜20のノニオン性界面活性剤の具体
例を挙げる。
n   I     C+ llH+tO(CHzCH
zO)ybHn   2     C+s)IstMC
HzCHzO)rbHn   3’    C+6Hi
i(l(CHzCHzO)rbHn−4 ctzHzso(CHzCHzOト1HC++Hz3C
OO(CHzCHzO)−roHC I 7H :l 
SCOO +CIl zcll □o)−r?llIポ
リオキシエチレン・ソルビタンモノラウレート(n=2
0) C + zH z scON HCII zCH zO
′h−rilI] zオキシエチレン・オキシプロピレ
ンブロックポリマー(エチレンオキシド重量% 40%
)本発明の化合物の分散剤として用いられる界面活性剤
は、該化合物に対して好ましくは0.1〜15重量%の
範囲で用いられる。
特に好ましい活性剤としては3個以上のエチレンオキシ
基及び炭素数6〜24の炭化水素部分を有するものが挙
げられ、特にアニオン活性剤が好ましい。最も好ましい
界面活性剤としては、スルホコハク酸とアルコキシアル
コールまたはアリーロキシアルコールとの半エステルの
2アルカリ金属塩が挙げられ、特にスルホコハク酸とア
ルコキシ(好ましくは炭素数10〜12のアルコキシ)
アルコールとの半エステルの2ナトリウム塩が好ましい
以下に特に好ましい界面活性剤を例示する。
H(CHz)rMCHzCHzO)icOcH3O3N
aCHzCOONa r :10〜12、m : 3〜5 アエロゾルA102(シアナミド社製)m : 5〜1
0 アエロゾルAlO3(シアナミド社製)C+ zllz
sOfcI−1zCIIzOh〕SO:+Naポリステ
ップB23(ステパンケミカル社製)本発明において、
本発明の化合物の固体微粒子分散物を調製するときに用
いられる親水性コロイドとしては、ゼラチン、ゼラチン
誘導体、アルブミン、カゼイン、アラビアゴム、ポリ−
N−ビニルピロリドン、ヒドロキシメチルセルロース、
ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸等を用いることが
できるが、前記析出法ではゼラチンが好ましく、機械的
粉砕法ではポリ−N−ビニルピロリドンが好ましい。
本発明において、固体微粒子分散物や親水性コロイド溶
液中には、酸、特に有機酸、例えば酢酸、クエン酸、シ
ュウ酸、酒石酸等が少量添加され、中性または酸性に調
整されていることが好ましい。
本発明において、本発明の化合物としては、中性及び酸
性(pH7以下)の水には実質的には不溶で、塩基性(
pH9以上)の水、即ち大部分の現像処理液中では溶解
するものが好ましい。ここで言う実質的に不溶とは、2
5°Cのときの蒸留水に対する溶解度が1重量%以下、
好ましくは0.5重量%以下、特に好ましくは0.2重
量%以下であることをいう。
本発明の化合物として好ましい有機染料としては、カル
ボキシル基、スルファモイル基、スルホンアミド基の少
なくとも1つを有する有機染料である。
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散物の
添加量は、使用目的によって異なり、特に制限はないが
、通常好ましくは0.0001.g / n(〜5、O
g/n(、より好ましくは、0.005 g / nr
 〜1.0g/rrf、特に好ましくは、0.001 
g / rrT 〜0.5 g /ボである。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料においては、本発
明の化合物の固体微粒子分散物を2種以上併用してもよ
いし、目的に応しては他の疎水性染料の分散物や、水溶
性染料と併用してもよい。
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散物の
添加層は、感光性ハロゲン化銀を含有する感光性層でも
よいし、感光性ハロゲン化銀を含有しない非感光性層で
もよいが、非感光性層が好ましい。非感光性層の具体例
としては、下塗り層、ハレーション防止層、中間層、イ
エローフィルター層、紫外線吸収層、コロイド銀含有層
、保護層等がある。
本発明において、本発明の化合物の固体微粒子分散物は
、ハロゲン化銀カラー感光材料中において水不溶性で安
定に存在しているが、写真用現像液(pH9以上)で処
理されることにより、水溶性となって溶解流出するか、
及び/または化学反応脱色することにより、前記ハロゲ
ン化銀カラー感光材料中から大部分が消失してしまう。
本発明においては、本発明の化合物の固体微粒子分散物
の分布を狭くすれば、前記溶解流出及び/または化学反
応脱色の速度がはやく、かつ残存量が少ないため、ハロ
ゲン化銀カラー感光材料の色汚染を有効に防止し、また
ハロゲン化銀カラー感光材料の露光時に発生する光散乱
を抑制して、感度の低下を最小限におさえながら、鮮鋭
性を向上させる効果を更に有効に発揮できる。
本発明に係る化合物は好ましくは光学濃度が0.05〜
3.0の範囲になるように使用される。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤としては、
通常のハロゲン化銀乳剤の任意のものを用いることがで
きる。
該乳剤は、常法により化学増感することができ、増感色
素を用いて、所望の波長域に光学的に増感できる。
ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加え
ることができる。該乳剤のバインダーとしては、ゼラチ
ンを用いるのが有利である。
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜することが
でき、また、可望剤、水不溶性または難溶性合成ポリマ
ーの分散物(ラテックス)を含有させることができる。
カラー写真用感光材料の乳剤層には、一般にカプラーが
用いられる。
更に色補正の効果を有しているカラードカプラ、競合カ
プラー及び現像主薬の酸化体とのカップリングによって
現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀溶剤、
調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カブリ防止剤、化学増感剤
、分光増感剤、及び減感剤のような写真的に有用なフラ
グメントを放出する化合物を用いることができる。
感光材料には、フィルター層、ハレーション防止層、イ
ラジェーション防止層等の補助層を設けることができる
感光材料には、ホルマリンスカベンジャ−2蛍光増白剤
、マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活性剤、色カブリ
防止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤を添加で
きる。
支持体としては、ポリエチレン等をラミネートした紙、
ポリエチレンテレフタレートフィルム、バライタ紙、三
酢酸セルロースフィルム等を用いることができる。
本発明の感光材料を用いて色素画像を得るには、露光後
、通常知られているカラー写真処理を行う手段によるこ
とができる。
〔実施例〕
以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実施
の態様はこれらに限定されない。
以下の実施例において、ハロゲン化銀写真感光材料中の
添加量は特に記載のない限り1ボ当たりのグラム数を示
す。
尚、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算して示した。
実施例1 (保護層用塗布液の調製) ゼラチン500gを7.51の水に溶解した後、塗布助
剤(Su−1)、平均粒径3.5μmのシリカを10g
、硬膜剤(H−1)を添加して、保護層用塗布液を調製
した。
(感光性乳剤層用塗布液の調製) 平均粒径が0.25μmの、臭化銀を38モル%含有す
る単分散性の立方晶塩臭化銀乳剤に、チオ硫酸ナトリウ
ムと塩化金酸を用いて58°Cで最適に化学熟成を施し
た。
本実施例において、化合物の分散は、次のA法またはB
法で行った。
A法(比較の分散法): 比較化合物(A) 1.25xlO−”モルを高沸点溶
媒(Oiffi−1)8m7、酢酸エチル30mZに溶
解させ、この溶液を界面活性剤(Su−2)を含む10
%ゼラチン水溶液220gに加えて乳化分散させた。こ
の分散法によれば、化合物(染料)は溶媒に溶解した溶
液状態で分散される。
B法(固体微粒子状態で分散する本発明に係る分散方法
): シンマルエンタープライゼス社のダイノーミルを用いて
、下記組成物のサンドミル分散を行った。
但し用いたメディアは、ブライト標識工業株式会社製の
プライトガラスピーズMK−5GXの中から、粒径の分
布の広さが20%以下になるように選び出して用いた。
ミルのディスク回転数は3.300rpn+であり、ベ
ツセル中の分散液の温度は35°Cになるように調整し
た。
界面活性剤B アエロゾルAlO2(シアナミド′社製)前記のハロゲ
ン化銀乳剤とこれら分散物を以下の組成となるように混
合溶解し、塗布助剤(Su1〕、硬膜剤(H−1)を添
加して、感光性乳剤層用塗布液を調製した。
(試料の作成) 特開昭59−19941号に記載のラテックス下引き加
工を施した1100uのポリエチレンテレフタレートフ
ィルムヘース上に、上記各感光性乳剤と保護層を同時重
層塗布し、乾燥して試料1−1CA法)及び試料12(
B法)を作成した。塗布銀量は4.0g/rd、染料付
量は3X]、O−’モル/ n?であった。
以下同様にして、試料1−1または1−2で用いた化合
物を表−1に示す化合物に代えて試料を作成し、これら
を各々試料1−3〜1−50とした。
u u Na03SゴHCOOCIQH2 CH2COOC5H 比較化合物 (A) 比較化合物 (D) 比較化合物 (B) 比較化合物 (E) 比較化合物 (C) 比較化合物 (F) 比較化合物 比較化合物 (G) (H) (処理・評価) これらの各試料はウェッジを通して露光し、下記組成の
現像液及び定着液を用いて自動現像機GR−27(コニ
カ株式会社製)にて処理を行った。
反像処理条且 (工 程)  (温 度)  (時 間)現像  28
°C30秒 定 着     28℃    約20秒水 洗   
  常温    約20秒乾燥  45°C20秒 く現像液組成〉 (組成A) 純水(イオン交換水)         150mfエ
チレンジアミン四酢酸二ナトリウム 2gジエチレング
リコール        50g亜硫酸カリウム(55
%−/ν水溶Wj、)100ml炭酸カリウム    
        50gハイドロキノン       
     15g5−メチルベンゾトリアゾール   
200mf11−フェニル−5−メルカプトテトラ ゾール              30mg臭化カリ
ウム            4.5g水酸化カリウム
  使用液pHを10.4にする量(1,l’l成り) 純水(イオン交換水)3m! ジエチレングリコール        50gエチレン
ジアミン四酢酸二ナトリウム塩25■ 酢酸(90%水溶液)0.3雌 5−ニトロインダゾール       110 dl−
フェニル−3−ピラゾリドン  500mg現像液の使
用時に水500mf中に上記組成A、Mi成りの順に溶
解し、11とに仕上げて用いた。
く定着液処方〉 (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72,5%−/V水溶液)40
d 亜硫酸ナトリウム          17g酢酸ナト
リウム・3水塩      6.5g硼酸      
          6gクエン酸ナトリウム・2水塩
     2g酢酸(90%−/V水溶液)     
  13.6d(Mi成り) 純水(イオン交換水)         17 ml硫
酸(50%岬V水溶液)        4.7g硫酸
アルミニウム         26.5g(AI、0
3換算含有量が8.1%―/ν水溶液)定着液の使用時
に水500−中に上記組成人、組成りの順に溶解し、1
!に仕上げて用いた。
この定着液のpHは約4.3であった。
処理後の残色汚染の有無は次に示した方法で評価を行っ
た。処理後の各試料の未露光部の可視スペクトルを測定
し、吸収極大における吸光度(E2)及び下記E1の差
から下式によって脱色率を求めた。
鵬 (E l はハロゲン化銀を除いた他は同様にして作製
した試料の吸収極大における吸光度を表す。)写真特性
の評価結果と脱色率の評価結果を表1に示す。
ここでガンマは濃度 0.5〜4.0 の間の 直線の傾きを表す。
カブリは未露光部の濃度であ る。
以下余白 。
表 (つづき1) 表 工 表 ■ (つづき2) 表−1の結果から明らかなように、本発明の化合物は比
較化合物に比べて良好な脱色性を示し、懇光性ハロゲン
化銀に対しても不活性で写真特性に影♂を与えないこと
が判る。
実施例2 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示
す組成の各層を順次支持体側から形成して、多層カラー
写真要素試料2−1を作製した。
試料2−1(比較) 第1層:ハレーション防止層(HC−1)黒色コロイド
銀        0.20紫外線吸収剤(UV−1)
    0.20カラードカプラー(CC−1)  0
.05カラードカプラー(CM−2)  0.05高沸
点溶媒(Oil−2)    0.20ゼラチン   
       1・5 第2層:中間層(IL−1) 紫外線吸収剤(UV−1)    0.01高沸点溶媒
(Oi 1−2)    0.01ゼラチン     
     1.5 第3層:低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(Em−2−1) 沃臭化銀乳剤(Em−2−2) 増感色素(S−1) 2.5X10−’ (モル/銀1 増悪色素(S−2) 2.5X10−’ (モル/i艮1 増感色素(S−3) 0.5X10−’ (モル/i艮1 シアンカプラー(C−1) シアンカプラー(C−2) カラードカプラー(CC−1) DIR化合物(D−1) 高沸点溶媒(Oil −2) ゼラチン 第4層:高怒度赤惑性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(Em−2−3) 増悪色素(S−1) 2.0XIO−’ 増悪色素(S−2) (モル/1艮1モル) 1.0 0.5 モル) モル) モル) 0.8 0.2 0.05 0.002 0.5 1゜5 2.0 2.0X10−’ (モル/i艮1モル)増悪色素(S
−3) 0、lX10−’ (モル/銀1モル)シアンカプラー
(C−3)    0.25カラードカプラー(CC−
1)  0.015DIR化合物(D−2)     
0.05高沸点溶媒(Oil−2)    0.5ゼラ
チン          1.5 第5層:中間層(IL−2) ゼラチン           0.5第6層:低域度
緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(Em−2−1)  1.0増感色素(S
−4) 5.0X10−’ (モル/f艮1モル)増感色素(S
−5) 1.0X10−’ (モル/銀1モル)マゼンタカプラ
ー(M−1)   0.4カラードカプラー(CM−1
)  0.05DIR化合物(D −3)     0
.015DIR化合物(D−4)     0.020
高沸点溶媒(Oil’−3)    0.5ゼラチン 
         1.0 第7層:中間層(IL−3) ゼラチン          0.8 高沸点溶媒(Oil−2)    0.2第8層:高感
度緑感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(Em−2−3)  1.3増感色素(S
−6) 1.5XlO−’ (モル/銀1モル)増感色素(S−
7) 2.5X10−’ (、モル/銀1モル)増感色素(S
−8) 0.5X10−’ (モル/銀1モル)マゼンタカプラ
ー(M−2)   0.05マゼンタカプラー(M−3
)   0.15カラードカプラー(CM−2)  0
.05DIR化合物(D−3)     0.01高沸
点溶媒(Oil−L前掲) 0.5 ゼラチン          1.0 第9層:イエローフィルター層(YC)黄色コロイド銀
        0.1色7万染防止剤(S(、−1)
    0.1高沸点溶媒(Oil−1)    0.
1ゼラチン          0.8 第10層:低域度青感性乳剤層(BL)沃臭化銀乳剤(
Em−2−1)  0.25沃臭化銀乳剤(Em−2−
2)  0.25増感色素(S−10) 7X10−’ (モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1)   0.5イエローカプ
ラー(’y”−2)   0.1DIR化合物(D−2
)     0.01高沸点溶媒(Oil−1)   
 0.15ゼラチン          1.0 第11層:高感度青感性乳剤層(BH)沃臭化銀乳剤(
Em−2−4)  0.50沃臭化銀乳剤(Em−2−
1)  0.20増感色素(S−9) 1、O,X10−’ (モル/銀1モル)増怒色累(S
−10) 3.0xlQ−’ (モル/銀1モル)イエローカプラ
ー(Y−1)   0.30イエローカプラー(Y−2
)   0.05高沸点溶媒(Oi 1−1)    
0.07ゼラチン          1.1 第12層:第1保3W層(PRC)−1)微粒子沃臭化
銀乳剤     0.4 (平均粒径0.08μm、八B+  2モル%)紫外線
吸収剤(UV−1)    0.10紫外線吸収剤(t
JV−2)    0.05高沸点溶媒(Oil−2)
    0.1高沸点溶媒(Oil−4)    0.
1ホルマリンスカヘンジャ−(H3−1)0.5 ホルマリンスカベンジャ−(+−I S −2)0.2 ゼラチン          1.0 第13層:第2保護層(P R,O−2)界面活性剤(
Su−3) 0.005 アルカリ可溶性のマット化剤 (平均粒径2μm)   0.10 シアン染料(A I C−1)    0.005マゼ
ンタ染料(AIM−1)   0.01スベリ剤(WA
X−1)     0.04ゼラチン        
  0.6 尚、各層には上記組成物の他に、塗布助剤5u−4、分
散助剤5u−2、硬膜剤H−1及びH−2、防黴剤DI
−1、安定剤5tab−1、カフ゛り防止剤AF−1,
AF−2を添加した。
Em−2−1平均粒径Q、46μm、平均沃化Si含有
率7.5%、単分散性の沃臭 化銀乳剤 E m −2−2平均粒径0.32μm、平均沃化銀含
有率2.0%、単分散性の沃臭 化銀乳剤 Em−2−3平均粒径0.18um、平均沃化i艮含有
率6.0%、単分散性の沃臭 化銀乳剤 Em−2−4平均粒径0.95μm、平均沃化銀含有率
8.0%、単分散性の表面 低沃化銀含有型沃臭化恨乳剤 zHs zHs 0■ il (CHz) 3sOJa し紀 Q e M トe C 2H50 Q H V V−2 i n■ S S CI□ Cll5O2C)120cl12sO2cl+CH。
i ans F AX NaO,5 C41COOCII□(CF2CP2)3HC8zcO
OcH2(CF 2CF 2) Ju A  I  M aOaS CIICOOC,I+ 、 7 CHzCOOCall C n+1 IC 工 υ11 次に試料2−1の第9層の黄色コロイド銀の代わりに、
比較化合物(A)を塗布した。下記分散法を用いた。
(分散法) A法:比較化合物(A)をトリクレジルホスフェート、
酢酸エチルに溶解し、ゼラチンと共に乳化した。但し、
比較化合物(A)の10gに対し、トリクレジルホスフ
ェ−)20m/を使用した。
B法:実施例1におけるB法と同様にして分散した。
(試料作成) 上記のように分散した比較化合物(A)を用いて、試料
2−1と同様にして多層感光材料とし、試料1−2(A
法)及び試料2−3 (B法)を得た。染料付量は3X
1.0−’モル/ボになるようにした。
以下、同様にして、試料2−2または2−3で用いた化
合物を表−2に示す化合物に代えて試料を作成し、これ
らを各々2−4〜2−38とした。
試料2−1〜2−38をウェッジ露光した後、後記の現
像処理を行い、各試料の青感乳剤層、緑感乳剤層の感度
及び緑感乳剤層のカブリを測定した。
(感度は試料2−1を100とする相対値を用いた。)
また、染料の脱色性を評価するため、後記処理工程の発
色現像液から4−アミノ−3−メチルN−エチル−N−
β−ヒドロキシエチルアニリン・硫酸塩を除いた以外は
同様にして処理を施した後、試料2−1〜38の各黄色
濃度と試料2−1の黄色濃度の差(ΔD ”m1n)を
測定した。
結果を表−2に示す。
処理工程(38”C) 発色現像       3分15秒 漂   白          6分30秒水  洗 
        3分15秒定   着       
   6分30秒水   洗          3分
15秒安定化     1分30秒 乾   燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
〈発色現像液〉 4−アミノ−3−メチル−N−エチル N−β−ヒドロキシエチルアニリン・ 硫酸塩              4.75g無水亜
硫酸ナトリウム        4.25gヒドロキシ
ルアミン・各硫酸塩    2.0g無水炭酸カリウム
         37.5 g臭化ナトリウム   
         1.3gニトリロ三酢酸・3ナトリ
ウム塩 (1水塩)              2.5 g水
酸化カリウム           1.0g水を加え
て11とする。
く漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸鉄 アンモニウム塩          100.0 gエ
チレンジアミン四酢酸2 アンモニウム塩          10.0 g臭化
アンモニウム          150.0g氷酢酸
      10.0緘 水を加えて11とし、アンモニア水を用いてp H=6
.0に調整する。
く定着液〉 チオ硫酸アンモニウム       175.0 g無
水亜硫酸ナトリウム        8.5gメタ亜硫
酸ナトリウム        2.3g水を加えて11
とし、酢酸を用いてp H=6.0に調整する。
く安定液〉 ホルマリン(37%水溶液)        1,5m
ff1コニダツクス(コニカ株式会社製)   1.5
ttrl水を加えて11とする。
表 2 (つづきl) 表− 2(てγプき2) 表−2の結果より本発明の化合物を含む試料は、コロイ
ド銀、比較染料と比べて緑感光性領域に不要な吸収が少
ないため、緑感性乳剤層の相対感度が比較の黄色コロイ
ド銀及び比較染料化合物を含む試料に比べて高く、かつ
カブリの程度が低いことがわかる。また、添加層から他
層に拡散しないので、青感性乳剤層の感度を低下させる
こともなく、脱色性についても、比較染料化合物と比べ
て明らかに優れていた。
実施例3 下引加工したセルローストリアセテートフィルム支持体
上に、下記組成の各層を支持体側より順次塗布して、多
層カラー感光材料の比較用試料を作製した。各成分の塗
布量は、g/rrfで示す。
但し、ハロゲン化銀については、銀に換算した塗布量で
示す。
第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀            0.24紫外
線吸収剤 U−10,14 紫外線吸収剤 U −20,072 紫外線吸収剤 U−3 紫外線吸収剤 IJ−4 高沸点溶媒  0−1 高沸点溶媒  ○−2 ポリNビニルピロリドン ゼラチン 第2層(中間層) 高沸点溶媒  0−3 ゼラチン 第3Ji(低感度赤感性層) 赤色増感色素S−1,S た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%。
赤色増感色素S−ま た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.27μm)カプラー  
 C−1 高沸点溶媒  0−2 ポリNビニルピロリドン ゼラチン 0.57μm)     0.056 5−2で分光増感され 2で分光増感され 0.072 0.072 0.31 0.098 0.15 2.02 0.011 1.17 0.504 0.37 0.093 0.074 1.35 第4層(高怒度赤感性層) 赤色増感色素S−1,S−2で分光増感された沃臭化銀
乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.57μm)    0.
71カプラー   C−10,85 高沸点溶媒  0−2        0.21ポリN
ビニルピロリドン       0.093ゼラチン 
            1.56第5層(中間層) 混色防止剤  AS−10,20 高沸点溶媒  0−3        0.25マツト
剤   M A −10,0091ゼラチン     
        1.35第6層(低感度緑感性層) 緑色増感色素S−3,3−4で分光増感された沃臭化銀
乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.60μm)    0.
056緑色増感色素13.S−4で分光増感された沃臭
化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.27μm、)    0
.51カプラー   M−1 カプラー   M−2 高沸点溶媒  0−3 ポリNビニルピロリドン ゼラチン 第7層(高感度緑感性層) 緑色増感色素S−3,S た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3,0モル%。
緑色増感色素S−3 た沃臭化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.27μm)カプラー  
 M−1 カプラー   M−2 混色防止剤  AS−1 高沸点溶媒  0−3 ポリNビニルピロリドン ゼラチン 第8層(中間層) ゼラチン 4で分光増感され 0.60μm)     0.83 3−4で分光増感され 0.31 0.076 0.059 0.074 1.29 0.092 0.80 0.19 0.055 0゜16 0.12 1.91 0.90 第9層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀           0.11混色防
止剤  A S −10,068高沸点溶媒  0−3
        0.08577ト剤   MA−10
,012 ゼラチン             0.68第10層
(低感度青感性層) 青色増感色素S−5,S−6で分光増感された沃臭化銀
乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.85μm)    0.
24青色増感色素S−5.S−6で分光増感された沃臭
化銀乳剤 (沃化銀3.Oモ/L/%、 0.42μm)    
0.30青色増惑色素S−5.S−6で分光増感された
沃臭化銀乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.27μm)    0.
060カプラー   Y−10,86 画像安定剤  G −10,012 高沸点溶媒  0−3       0.22ポリNビ
ニルピロリドン       0.078化合物   
 F−10,020 化合物    F−20,040 ゼラチン             1.50第11層
(高感度青感性層) 青色増感色素S〜5.S−6で分光増感された沃臭化銀
乳剤 (沃化銀3.0モル%、 0.85μm )    0
.79カプラー   Y−11,24 画像安定剤  (、−10,017 高沸点溶媒  0−3       0.31ポリNビ
ニルピロリドン       0.10化合物    
F −10,039 化合物    F −20,077 ゼラチン             1.73第12層
(保護層−1) 非感光性微粒子沃臭化銀 (沃化銀1.0モル%、 0.08μm)    0.
075紫外線吸収剤 U−10,048 紫外線吸収剤 U −20,024 紫外線吸収剤 U−30,024 紫外線吸収剤 U −40,024 紫外線吸収剤 U −50,064 紫外線吸収剤 U −60,13 高沸点溶媒  0−1       0.13高沸点溶
媒  0−2        0.13化合物    
F −10,075 化合物    F −20,15 ゼラチン             1.2第13層(
保護層−2) スベリ剤   WA X −10,041マツト剤  
 M A −20,0090マツト剤   MA−30
,051 界面活性剤  S U −10,0036ゼラチン  
           0.55(註:各層で使われた
、ポリNビニルピロリドンの平均分子是は350.00
0である。)なお、本試料中には、上記組成物の他に、
ゼラチン硬膜剤H−1,H−2,H−3,水溶性染料A
l−1,Al−2,/l−3,防黴剤Di−1゜安定剤
5T−1,カブリ防止剤AF−1を必要に応じて適宜添
加した。
各感光層に用いたハロゲン化銀乳剤は、特開昭59−1
78447号の実施例1の方法を参考にして調製した。
いずれも分布の広さ20%以下の単分散乳剤であった。
各乳剤は脱塩、水洗したのち、チオ硫酸ナトリウム、塩
化金酸及びチオシアン酸アンモニウムの存在下にて最適
な化学熟成を施し、増感色素、4−ヒドロキシ−6−メ
チル−1,3,38,7−チトラザインデン、1−フェ
ニル−5−烏 〈カプラー〉 〈化合物〉 くマット剤〉 C2)1s ■ し4H9 C,1(S fl)l (平均粒径 3.0μm) A−3 U Js く高沸点溶媒〉 〈紫外線吸収剤〉 ジー2 エチルへキシルフタレート ジ−ブチルフタレート トリクレジルホスフェート H CJ*(t) 〈混色防止剤〉 C4H9(t) CtHv(t) S−1 CJ*(t) CH3 l CtHv(t) −C4H9(t) 一〇に (2:  3) Js 〈画像安定剤〉 〈硬膜剤〉 IJ くスベリ剤〉 [(C■z=cH3OzcHz)sccJIzs(h(
CHz)zl !N(C112)!5OsKAX−1 (CH,=CH 5ozcH2)20 〈水溶性染料〉 l−1 (平均分子量: 30.000) 〈界面活性剤〉 )υ311 SIU3に しtltL;υUCHz (CFzcFz)JAl−2 〈安定剤ン T−1 0■ 〈カプリ防止剤〉 く防黴剤〉 I−1 次に試料3−1の第9Nの黄色コロイド銀の代わりに実
施例2と同様のA法またはB法を用いて、比較化合物ま
たは本発明の化合物を用いて塗布を行い、試料3−2〜
3−36を得た。使用した化合物、及び分散法は表−3
に示す。
試料3−1〜3−36に対して、センシトメトリー測定
用ステップウェッジを通して白色光露光を与え、以下の
現像処理を行った。
処理工程   処理時間   処理温度第1現像   
 6分     38°C水   洗      2分
       38°C反  転     2分   
    38°C発色現像    6分     38
°C調   整      2分       38°
C漂   白      6分       38°C
定   着      4分       38°C水
   洗      4分       38°C安 
 定    1分     常温 乾   燥 上記処理工程に用いた処理液組成は以下の通りである。
〈第1現像液〉 テトラポリ燐酸ナトリウム       2g亜硫酸ナ
トリウム          20gハイドロキノン・
モノスルホネート  30g炭酸ナトリウム(1水塩)
       30g1−フェニル−4−メチル−4−
ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン   2g臭化カ
リウム チオシアン酸カリウム 沃化カリウム (0,1%溶液) 水を加えて(p H9,60) く反転液〉 ニトリロトリメチレンホスボン酸・ 6ナトリウム塩 塩化第1錫(2水塩) p−アミノフェノール 水酸化ナトリウム 氷酢酸 水を加えて(p H5,75) 〈発色現像液〉 テトラポリ燐酸ナトリウム 亜硫酸ナトリウム 第3燐酸ナトリウム(2水塩) 臭化カリウム 沃化カリウム (0,1%溶液) 水酸化ナトリウム シトラジン酸 2.5g 1.2g Id1 1000IId1 g g 0.1g g 000d g g 6g g g 1.5g N−エチル−N−β−メタンスルホン アミドエチル−3−メチル−4−ア ミノアニリン・硫酸塩       11g2.2−エ
チレンジチオジェタノール 1g水を加えて(p H1
1,70)       1000ad!〈調整液〉 亜硫酸ナトリウム          12gエチレン
ジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩)    8g チオグリセリン          0.4d氷酢酸 
              3d水を加えて(p H
6,15)       1000mく漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩)    2g エチレンジアミン四酢酸鉄(I[I) アンモニウム(2水塩)       120g臭化ア
ンモニウム          100g水を加えて(
p H5,65)       1000戚〈定着液〉 チオ硫酸アンモニウム 亜硫酸ナトリウム 重亜硫酸ナトリウム 水を加えて(P H6,60) 〈安定液〉 ホルマリン(37重量%) コニダックス(コニカ株式会社製) 水を加えて 0g 5g 5g 000mf 5m! mf 1000aj!、− 以下余白上゛ 表−3 表 (つづき1) (つづき2) 表−3の結果より、本発明の化合物は緑感性乳剤層の相
対感度に悪影響を与えず、カブリも低いことがわかる。
また、比較染料である比較化合物に比べて脱色性も優れ
ていた。
〔発明の効果〕
上述したように本発明のハロゲン化銀写真感光材料は写
真用染料として良好な性質、特に脱色性の優れた新規な
染料として機能する物質を含有するものであって、カブ
リ、減感、残色が少ないという効果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式〔 I 〕で示される化合物の固体微粒子
    分散物を少なくとも1種含有することを特徴とするハロ
    ゲン化銀写真感光材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R^1、R^2は電子吸引性基を表し、R^1と
    R^2は同一であっても異なっていてもよい。またR^
    3、R^4、R^5は水素原子、ハロゲン原子、アルキ
    ル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリ
    ールオキシカルボニル基、アミノ基、ウレイド基、カル
    バモイル基、スルファモイル基、スルホンアミド基、ニ
    トロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アル
    キルチオ基またはアリールチオ基(上記各基は置換基を
    とり得るものの場合置換基を有するものを含む)を表す
    。前記R^3〜R^5のいずれかがアミノ基(置換基を
    有するものを含む)である場合、これはベンゼン核のメ
    タ位に置換しているものとする。 R^3、R^4、R^5は同一であっても異なっていて
    もよい。 mは0〜2の整数を表す。 2、一般式〔 I 〕において、R^3〜R^5の少なく
    ともひとつが、アミノ基、ウレイド基、ヒドロキシ基、
    アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、ま
    たはアリールチオ基のいずれかであることを特徴とする
    請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 3、一般式〔 I 〕において、R^1〜R^5の少なく
    ともひとつが、スルホンアミド基、スルファモイル基、
    またはカルボキシル基のいずれかであることを特徴とす
    る請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料。
JP2237766A 1990-09-07 1990-09-07 固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPH04116640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2237766A JPH04116640A (ja) 1990-09-07 1990-09-07 固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2237766A JPH04116640A (ja) 1990-09-07 1990-09-07 固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04116640A true JPH04116640A (ja) 1992-04-17

Family

ID=17020130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2237766A Pending JPH04116640A (ja) 1990-09-07 1990-09-07 固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04116640A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011024774A1 (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 独立行政法人情報通信研究機構 2次非線形光学化合物及びそれを含む非線形光学素子
JP2021535169A (ja) * 2018-09-03 2021-12-16 エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト Teadモジュレーターとして有用なカルボキサミドおよびスルホンアミド誘導体

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011024774A1 (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 独立行政法人情報通信研究機構 2次非線形光学化合物及びそれを含む非線形光学素子
US8846955B2 (en) 2009-08-24 2014-09-30 National Institute Of Information And Communications Technology Second-order nonlinear optical compound and nonlinear optical element comprising the same
CN104610774A (zh) * 2009-08-24 2015-05-13 独立行政法人情报通信研究机构 二阶非线性光学化合物及含有它的非线性光学元件
JP5945905B2 (ja) * 2009-08-24 2016-07-05 国立研究開発法人情報通信研究機構 2次非線形光学化合物及びそれを含む非線形光学素子
US9488755B2 (en) 2009-08-24 2016-11-08 National Institute Of Information And Communications Technology Second-order nonlinear optical compound and nonlinear optical element comprising the same
CN104610774B (zh) * 2009-08-24 2017-07-18 独立行政法人情报通信研究机构 二阶非线性光学化合物及含有它的非线性光学元件
US9977150B2 (en) 2009-08-24 2018-05-22 National Institute Of Information And Communications Technology Second-order nonlinear optical compound and nonlinear optical element comprising the same
US10754064B2 (en) 2009-08-24 2020-08-25 National Institute Of Information And Communications Technology Second-order nonlinear optical compound and nonlinear optical element comprising the same
JP2021535169A (ja) * 2018-09-03 2021-12-16 エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト Teadモジュレーターとして有用なカルボキサミドおよびスルホンアミド誘導体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59131933A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料
JPS61213847A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
WO1991008517A1 (en) Process for treating silver halide photographic meterial and composition therefor
DE69024087T2 (de) Farbentwickler und Bildherstellungsverfahren
DE69203505T2 (de) Entwicklung eines lichtempfindlichen Silberhalogenidmaterials und Entwickler.
JPH04116640A (ja) 固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料
JPH04311952A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
DE69203706T2 (de) Photographische Elemente mit Sulfoxid-Kuppler-Lösungsmitteln und Zusätzen zur Verminderung von Sensibilisierungsfarbstoff-Veränderungen.
DE69030290T2 (de) Silberhalogenid enthaltendes photographisches Material
EP0483612B1 (en) Light-sensitive silver halide color photographic elements
JPS6055339A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料
JPH04136935A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH04114149A (ja) 固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料
JPH02103534A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
DE69130082T2 (de) Farbentwickler und Bildherstellungsverfahren
JPH0197953A (ja) 画像形成方法
JPH04116639A (ja) 固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料
DE68922120T2 (de) Farbphotographische Silberhalogenidmaterialien.
JPS63142351A (ja) 直接ポジカラ−画像形成方法
JPH04116548A (ja) 固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料
JP3245762B2 (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH03155540A (ja) ハロゲン化銀感光材料
JP2917231B2 (ja) 固体微粒子分散物を含有するハロゲン化銀写真感光材料
JPS6271954A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JPH07120877A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料