JPH04115936U - 自動車用シートスライドの保護カバー - Google Patents

自動車用シートスライドの保護カバー

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JPH04115936U
JPH04115936U JP1991026544U JP2654491U JPH04115936U JP H04115936 U JPH04115936 U JP H04115936U JP 1991026544 U JP1991026544 U JP 1991026544U JP 2654491 U JP2654491 U JP 2654491U JP H04115936 U JPH04115936 U JP H04115936U
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JP
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rail
mounting bracket
lower rail
cover
protective cover
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JP1991026544U
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初夫 早川
幹雄 本間
清彦 鎌田
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株式会社大井製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保護カバーにより、取付ブラケット及びロア
レールの端部を覆うことによって、見栄え及び安全性を
向上させ、しかもアッパーレールの前後動が自由に行い
得ることができるようにする。 【構成】 ロアレール(1)の端部(1a)及び取付ブラケ
ット(7)は、保護カバー(19)のレール覆い部(19a)及び
ブラケット覆い部(19b)により覆われることにより、ロ
アレール(1)の端部(1a)及び取付ブラケット(7)がフ
ロア上に露出することがなく、見栄え及び安全性を向上
させることができる。アッパーレール(10)の端部がロア
レール(1)の端部(1a)から前方に突出してオーバーハ
ングするような位置に移動したような場合であっても、
アッパーレール(10)の基部(13)及び下部(14)が、保護カ
バー(19)のレール覆い部(19a)に形成された挿通溝(20)
の垂直溝部(20a)及び水平溝部(20b)を通過することがで
き、アッパーレール(10)が保護カバー(19)に干渉するこ
となく、自由に前後動することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フロアに取付ブラケットを介して固定されるロアレールに、シート に固定されるアッパーレールを摺動自在に嵌合してなる自動車用シートスライド におけるロアレールの端部及び取付ブラケットを覆う保護カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の保護カバーは、合成樹脂材料によって成形され、ロアレールを フロアに固定するための取付ブラケットのフロア取付部及びロアレールへの取付 部を覆うような形状を有している。(例えば実開昭60-34938号公報参照)
【0003】 従来の構造においては、保護カバーによって、取付ブラケットの全体を覆うこ とは容易に行い得るが、ロアレールの端部を覆うことは困難である問題点がある 。すなわち、ロアレールの端部を保護カバーによって覆うようにすると、アッパ ーレールの端部がロアレールの端部からオーバーハングするような位置に前後動 すると、アッパーレールの端部が保護カバーに干渉するおそれがあるため、アッ パーレールの前後への移動量が規制され、結局は、ロアレールの端部がフロア上 に露出することになり、突起感があって見栄えが悪く、また着座者の靴等を傷付 けたり、汚すおそれがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、取付ブラケット及 びロアレールの端部を覆うことによって、見栄え及び安全性を向上させ、しかも アッパーレールの前後動が自由に行い得ることができるようにした自動車用シー トスライドの保護カバーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の装置は、フロア側に取付ブラケットを介し て固定され、かつ上面に長手方向を向く開口を形成したほぼU字状のロアレール に、シート側に固定され、ロアレールの開口から上方に延出する基部及びロアレ ール内において基部の下端に連設され、基部より両側方に延出する下部を有する ほぼ逆T字状のアッパーレールを摺動自在に嵌合ししてなる自動車用シートスラ イド装置における前記ロアレールの端部及び取付ブラケットを覆う保護カバーで あって、ロアレールの端部を覆うレール覆い部と、レール覆い部に連設され、取 付ブラケットを覆う取付ブラケット覆い部とを備え、レール覆い部に、ロアレー ルの開口に連なりアッパ−レ−ルの基部を前後に通過可能にする垂直溝部及び垂 直溝部の下方に連設されて、アッパ−レ−ルの下部を通過可能にする水平溝部を 有する挿通溝を形成したことを特徴としている。
【0006】
【作用】
ロアレールの端部及び取付ブラケットは、保護カバーのレール覆い部及びブラ ケット覆い部により覆われることにより、ロアレールの端部及び取付ブラケット がフロア上に露出することがなく、見栄え及び安全性を向上させることができる 。 アッパーレールの端部がロアレールの端部から突出してオーバーハングするよ うな位置に移動した場合であっても、アッパーレールの基部及び下部が保護カバ ーのレール覆い部に形成された挿通溝の垂直溝部及び水平溝部を通過することが でき、アッパーレールが保護カバーに干渉することなく前後に自由に移動するこ とができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を、添付図面に基づいて説明する。
【0008】 (1)は、フロアに固定され、断面形状がほぼU字状をなすロアレールで、略水 平の基部(2)と、基部(2)の両側部より起立する左右の側部(3)と、両側部(3) の先端より互いに内方に向かって延出する上部(4)と、上部(4)の内端より垂下 する垂下部(6)とから形成され、両上部(4)間には長手方向に沿って開口(5)が 形成されている。
【0009】 ロアレール(1)の前後端には、前後の取付ブラケット(7)(8)がリベットまた は溶接等により固着され、前後の取付ブラケット(7)(8)を、適宜のボルト、ナ ット(図示略)をもって車体のフロアに固着することにより、ロアレール(1)は、 その長手方向を車体の前後方向に向けて、車体のフロアに取り付けられる。 なお、図2の左方が、フロアへの取付時の前方である。
【0010】 前部取付ブラケット(7)の下方に折曲した取付部(7a)には、フロア取付用の 孔部(7b)及び両側縁に突起部(7c)が形成されている。
【0011】 ロアレール(1)の一方の側部(3)には、複数の矩形のロック部(9)が、長手方 向に沿って一定間隔をもって穿設されている。
【0012】 (10)は、シート側に固着され、ロアレール(1)内に転動自在に嵌装されたロー ラ(11)及び左右1対のボール(12)を介して長手方向に摺動自在に嵌合されたほぼ 逆T字状をなすアッパーレールで、略L字状に折曲した2枚の鋼板(10a)(10a)を 背中合わせに接合することにより、ロアレール(1)における両上部(4)間の開口 (5)を通って上方に延出するほぼ垂直の基部(13)と、基部(13)の下端よりロアレ ール(1)の基部(2)とほぼ平行をなして両側方に向かって延出してロアレール( 1)内に嵌合する下部(14)と、下部(14)の先端より起立する起立部(15)とから形 成されている。
【0013】 アッパーレール(10)は、その基部(13)をシートのクッションフレームに、ボル トによって取り付けることにより、シートを前後方向に移動可能に担持する。
【0014】 (16)は、前方にハンドル(16a)を有して、アッパーレール(10)とほぼ平行をな す操作軸で、アッパーレール(10)の長手方向のほぼ中央の基部(13)の側面に固着 されたブラケット(17)の支持部(17a)に回動自在に枢着されている。
【0015】 (18)は、ブラケット(17)の支持部(17a)間に位置する操作軸(16)に固着された ラッチで、下方の先端に設けた係合部が(18a)が、ロアレール(1)のロック部(9 )に係合することにより、ロアレール(1)に対するアッパーレール(10)の長手方 向の移動を阻止して、シートを所望する位置に固定することができ、またハンド ル(16a)を操作して操作軸(16)を回動させ、係合部(18a)をロック部(9)から離脱 させることにより、アッパーレール(10)の前後動を自由にしてシートを前後に調 整移動させることができる。
【0016】 (19)は、ロアレール(1)の前端部(1a)及び前部取付ブラケット(7)を覆う合 成樹脂材料で一体成形された保護カバーで、ロアレール(1)の側部(3)及び上部 (4)に外嵌してロアレール(1)の前端部(1a)を覆うレール覆い部(19a)と、レー ル覆い部(19a)の下方に連設され、かつ前部ブラケット(7)を覆うブラケット覆 い部(19b)とからなり、ブラケット覆い部(19b)の後端縁に形成された爪部(19c) 及び孔部(19d)が前部取付ブラケット(7)の後端部(7d)及び突起部(7c)に係合 することにより、前部取付ブラケット(7)に固定され、レール覆い部(19a)には 、ロアレール(1)の開口(5)に連続するとともに、アッパーレール(1)の基部(1 3)の前方への移動通過を許容する垂直な垂直溝部(20a)と、垂直溝部(20a)の下方 に連設され、アッパーレール(10)の下部(14)及び起立部(15)の前方への移動通過 を許容する水平な水平溝部(20b)とからなる挿通溝(20)が形成されている。
【0017】 次に、本考案の実施例の作用について説明する。 ロアレール(1)の前端部(1a)及び前部取付ブラケット(7)は、保護カバー(19 )のレール覆い部(20a)及びブラケット覆い部(20b)により覆われることにより、 ロアレール(1)の前端部(1a)及び前部取付ブラケット(7)がフロア上に露出す ることがなく、見栄え及び安全性を向上させることができる。
【0018】 ハンドル(16a)を操作して、ラッチ(18)の係合部(18a)をロック部(9)から離脱 させることにより、アッパーレール(10)の前後動が自由になり、アッパーレール (10)を介して、シートを前後に移動させて位置を調節することができ、所望する 位置において、ラッチ(18)の係合部(18a)をロック部(9)に係合させることによ りアッパーレール(10)を所望する位置に固定することができる。
【0019】 アッパーレール(10)の前端部がロアレール(1)の前端部(1a)から前方に突出 してオーバーハングするような位置に移動したような場合であっても、アッパー レール(10)の基部(13)及び下部(14)が保護カバー(19)のレール覆い部(19a)に形 成された挿通溝(20)の垂直溝部(20a)及び水平溝(20b)を通過することができるの で、アッパーレール(10)が保護カバー(19)に干渉することなく前方に移動するこ とができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、次のような効果を有する。 (a)レール覆い部とブラケット覆い部とを形成した保護カバーにより、ロアレー ルの端部及び取付ブラケットが車室内側に露出することがないように覆われるの で、見栄え向上を図ることができ、かつ安全性を向上させることができる。 (b)保護カバーのレール覆い部に挿通溝を形成したことにより、アッパ−レ−ル の端部がロアレールの端部からオーバーハングする位置に移動することができる ので、アッパ−レ−ルを自由に前後方向に移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、保護カバーをシート
スライドに取り付けた状態の要部の斜視図である。
【図2】保護カバーをシートスライドに取り付ける前の
全体の斜視図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】図3におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】
(1)ロアレール (3)側部 (4)上部 (5)開口 (7)(8)取付ブラケット (7c)突起部 (10)アッパーレール (13)基部 (14)下部 (19)保護カバー (19a)レール覆い部 (19b)ブラケット
覆い部 (19d)孔部 (20)挿通溝 (20a)垂直溝部 (20b)水平溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア側に取付ブラケットを介して固定
    され、かつ上面に長手方向を向く開口を形成したほぼU
    字状のロアレールに、シート側に固定され、ロアレール
    の開口から上方に延出する基部及びロアレール内におい
    て基部の下端に連設され、基部より両側方に延出する下
    部を有するほぼ逆T字状のアッパーレールを摺動自在に
    嵌合ししてなる自動車用シートスライド装置における前
    記ロアレールの端部及び取付ブラケットを覆う保護カバ
    ーであって、ロアレールの端部を覆うレール覆い部と、
    レール覆い部に連設され、取付ブラケットを覆うブラケ
    ット覆い部とを備え、レール覆い部に、ロアレールの開
    口に連なりアッパ−レ−ルの基部を前後に通過可能にす
    る垂直溝部及び垂直溝部の下方に連設されて、アッパ−
    レ−ルの下部を通過可能にする水平溝部を有する挿通溝
    を形成したことを特徴とする自動車用シートスライド装
    置の保護カバー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008792A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Tachi-S Co Ltd 自動車シートに用いるシート・トラック

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633306U (ja) * 1986-06-24 1988-01-11
JPH01169443U (ja) * 1988-05-23 1989-11-29

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