JPH0712156Y2 - 自動車用シートスライドの保護カバー構造 - Google Patents

自動車用シートスライドの保護カバー構造

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JPH0712156Y2
JPH0712156Y2 JP1991008411U JP841191U JPH0712156Y2 JP H0712156 Y2 JPH0712156 Y2 JP H0712156Y2 JP 1991008411 U JP1991008411 U JP 1991008411U JP 841191 U JP841191 U JP 841191U JP H0712156 Y2 JPH0712156 Y2 JP H0712156Y2
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JP
Japan
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protective cover
bracket
lower rail
piece
rail
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JP1991008411U
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JPH0498626U (ja
Inventor
清彦 鎌田
初夫 早川
幹雄 本間
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フロアにブラケットを
介して固定されるロアレールに、シートに固定されるア
ッパーレールを摺動自在に嵌合し、かつブラケットを覆
う保護カバーを設けた自動車用シートスライドの保護カ
バーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の保護カバーは、ロアレー
ルをフロアに固定するための取付ブラケットのフロア取
付部及びロアレールへの取付部を覆うような形状を有し
ている(例えば実開昭60-34938号公報参照)。
【0003】従来の構造においては、取付ブラケット
は、その全体が保護カバーによって覆われるものの、ロ
アレールの後端部は、後席着座者の足下に露出している
ため、突起感があって見栄えが悪く、また後席着座者の
靴等を傷付けたり、汚すおそれがあるとともに、保護カ
バーは、合成樹脂材料で成型されてロアレール又はブラ
ケットに固定されるため、後席着座者の靴等によって蹴
飛ばされると、変形して損傷するおそれがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来の技術
が有する上記のような問題点に鑑み、ブラケット及びロ
アレールの後端部を覆うことによって、見栄え及び安全
性を向上させ、かつ着座者が足を乗せても容易に変形し
て損傷することのないようにした自動車用シートスライ
ドの保護カバー構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、フロアにブラケットを介して固定される
ロアレールに、シートに固定されるアッパーレールを摺
動自在に嵌合し、かつブラケットを覆う保護カバーを設
けてなる自動車用シートスライドの保護カバー構造にお
いて、保護カバーに、ロアレールの後部及びブラケット
を覆う上面部および側面部を形成するとともに、ブラケ
ットに、保護カバーの上面部に下側から当接可能な起立
部を形成したことを特徴としている。
【0006】
【作用】上面部および側面部を有する保護カバーを、上
面部が後部ブラケットの起立部の上端に接触するように
してシートスライドの後部に取り付けることにより、ロ
アレールの後端部および後部ブラケットが覆われ、車室
内への突起感を解消して、見栄えを向上させることがで
きる。
【0007】さらに、後席着座者が足等を保護カバーの
上面部に乗せても、上面部は下方に変形することがない
ように後部ブラケットの起立部に支持されているので、
上面部が変形して損傷することがない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。
【0009】図5に示すように、シート(S)の下面と車
内フロア(F)との間には、ロアレールとアッパーレール
とからなる左右1対のシートスライド(A)(A1)が配置
されている。
【0010】以下、実施例の説明は、インナー側(図5
において右側)に配置されるシートスライド(A)に適用
した場合について説明する。
【0011】(1)は、フロア(F)に固定されるシートス
ライド(A)のロアレールで、図2に2点鎖線で示すよう
に、略水平の基片(2)と、基片(2)の両側部より起立す
る左右の側片(3)と、両側片(3)の先端より互いに内方
に向かって延出する上片(4)と、上片(4)の内端より垂
下する垂下片(5)とからなっている。
【0012】ロアレール(1)の前後端には、前後部の取
付ブラケット(6)(7)がリベットまたは溶接等により固
着され、前部取付ブラケット(6)を、適宜のボルト、ナ
ット(図示略)をもって車体のフロア(F)に、また後部取
付ブラケット(7)を、その基部(7a)に固着されたブラ
ケット(8)の固着片(8a)(8b)を介して車体フロア(F)
のトンネル側面(F1)にボルト(9)をもって固着するこ
とにより、ロアレール(1)は、その長手方向を車体の前
後方向に向けて、車体のフロア(F)に取り付けられる。
なお、図1の左方が、フロア(F)への取付時の前方であ
る。
【0013】後部取付ブラケット(7)は、ロアレール
(1)の基片(2)およびブラケット(8)に固着される基部
(7a)と、ロアレール(1)の後端(1a)から若干後方に位
置して基部(7a)の両側部より起立する左右の起立部(7
b)と、起立部(7b)の先端より互いに内方に向かって延
出する上片(7c)と、上片(7c)の内端より垂下する垂下
片(7d)とからなっている。
【0014】ロアレール(1)の一方の側片(3)には、複
数の矩形の係合部(10)が、長手方向に一定間隔をもって
穿設されている。
【0015】(11)は、シート(S)側に固着され、ロアレ
ール(1)内に内装された前後1対のローラおよび左右1
対のボール(図示略)を介して長手方向に摺動自在に嵌合
されたシートスライド(A)のアッパーレールで、略L字
状に折曲した2枚の鋼板(11a)(11a)を背中合わせに接合
することにより、ロアレール(1)における両上片(4)間
を通って上方に突出し、板厚が車両の横方向に向く略垂
直の基片(12)と、基片(12)の下端より、ロアレール(1)
の基片(2)とほぼ平行をなして両側方に向かって延出す
る下片(13)と、下片(13)の先端より起立する起立片(14)
とから構成されている。
【0016】アッパーレール(11)は、その基片(12)をシ
ート(S)のクッションフレーム(S1)に、ボルト(15)を
もって取り付けられ、シート(S)を前後方向に移動可能
に担持する。
【0017】(16)は、前方にハンドル(16a)を有して、
アッパーレール(11)とほぼ平行をなす操作軸で、アッパ
ーレール(11)の長手方向のほぼ中央の基片(12)の側面に
固着されたブラケット(17)の支持部(17a)に回動自在に
枢着されている。
【0018】(18)は、ブラケット(17)の両支持部(17a)
間における操作軸(16)に固着されたラッチで、下方の先
端に設けた係合部が(18a)が、ロアレール(1)の係合孔
(10)に係合することにより、ロアレール(1)に対するア
ッパーレール(11)の長手方向の移動を阻止して、シート
(S)を所望する位置に固定することができ、またハンド
ル(16a)を操作して操作軸(16)を回動させ、係合部(18a)
を係合孔(10)から離脱させることにより、アッパーレー
ル(11)の前後動を自由にしてシート(S)を前後に調整移
動させることができる。
【0019】アッパーレール(11)に、シート(S)または
シートベルトを介して上方への剥離荷重が作用すると、
アッパーレール(11)の下片(13)または起立片(14)がロア
レール(1)の上片(4)または垂下片(5)に下方から係合
することによって、アッパーレール(11)のロアレール
(1)からの剥離を阻止することができる。
【0020】また、アッパーレール(11)が後方に位置し
て、アッパーレール(11)の後端がロアレール(1)の後端
(1a)から後方に突出しているときは、アッパーレール
(11)がロアレール(1)側に係合するとともに、アッパー
レール(11)の後部が後部ブラケット(7)の上片(7c)お
よび垂下片(7d)に係合することによって、アッパーレ
ール(11)の後部が捲り上がるような変形を押さえて、ロ
アレール(1)からの剥離を阻止することができる。
【0021】(19)は、ロアレール(1)および後部ブラケ
ット(7)を覆う合成樹脂材料で一体成形された保護カバ
ーで、スリット(19a)が切設されるとともに、ロアレー
ル(1)の上片(4)と後部ブラケット(7)を上方から覆う
上面部(19b)と、上面部(19b)から垂下してロアレール
(1)の側片(3)と後部ブラケット(7)を側方から覆う側
面部(19c)とを有し、図3に矢印(B)で示す方向よりブ
ラケット(8)に嵌合することにより、上面部(19b)が後
部ブラケット(7)の起立部(7b)の上片(7c)に接触し、
かつ保護カバー(19)の内部に形成された舌片(19d)の孔
部(19e)が、ブラケット(8)に形成された切り起こし片
(8c)に係合してブラケット(8)に係止され、ロアレー
ル(1)の端部および後部ブラケット(7)、ブラケット
(8)を覆うようにして取り付けられる。
【0022】(20)は、フロア(F)に敷設されるカーペッ
トと同一材料で、かつ保護カバー(19)と同一形状に成形
されたカバーで、このカバー(20)を保護カバー(19)に被
せることにより、さらに見栄えを向上させることができ
る。
【0023】アッパーレール(11)が後方に移動した場合
は、アッパーレール(11)の下片(13)及び起立片(14)が後
部ブラケット(7)の起立部(7b)の上片(7c)、及び垂下
片(7d)に係合可能になるとともに、基片(12)がスリッ
ト(19b)内を移動する。
【0024】したがって、ロアレール(1)の後端部およ
び後部ブラケット(7)は、保護カバー(19)の上面部(19
b)および側面部(19c)により覆われることにより、車室
内への突起感を解消し、見栄えを向上させることができ
る。
【0025】また、保護カバー(19)は、ロアレール(1)
の後部および後部ブラケット(7)を包み込む込むような
形状をし、かつ上面部(19b)が平坦であるので、後席着
座車が足等を乗せるのに最適であり、また保護カバー(1
9)の上面部(19b)に足等を乗せても、上面部(19b)は、下
方に変形することがないように後部ブラケット(7)の起
立部(7b)に支持されているので、上面部(19b)が変形し
て損傷することがない。
【0026】
【考案の効果】
(a) 保護カバーの上面部および側面部によりロアレー
ルの後端部および後部ブラケットが覆われるので、車室
内への突起感か解消し、かつ見栄えが向上する。 (b) 保護カバーを、後席着座者の足乗せ台として利用
できるため、便利であり、また後部ブラケットにより、
上面部が支持されているので、変形することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のシートスライドの斜視図で
ある。
【図2】第4図におけるII−II線面図である。
【図3】保護カバーを取り付ける前の要部の斜視図であ
る。
【図4】保護カバーの一部を切り欠いた状態の要部の側
面図である。
【図5】本考案が適用される自動車の車内の概略図であ
る。
【符号の説明】
(1)ロアレール (7)後部ブラケッ
ト (7b)起立部 (7c)上片 (11)アッパーレール (19)保護カバー (19a)スリット (19b)上面部 (19c)側面部 (F)フロア (S)シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアにブラケットを介して固定される
    ロアレールに、シートに固定されるアッパーレールを摺
    動自在に嵌合し、かつブラケットを覆う保護カバーを設
    けてなる自動車用シートスライドの保護カバー構造にお
    いて、保護カバーに、ロアレールの後部及びブラケット
    を覆う上面部および側面部を形成するとともに、ブラケ
    ットに、保護カバーの上面部に下側から当接可能な起立
    部を形成したことを特徴とする自動車用シートスライド
    の保護カバー構造。
JP1991008411U 1991-01-31 1991-01-31 自動車用シートスライドの保護カバー構造 Expired - Lifetime JPH0712156Y2 (ja)

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JPH0498626U JPH0498626U (ja) 1992-08-26
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JP3656872B2 (ja) * 1997-06-06 2005-06-08 スズキ株式会社 レールカバーの取付構造

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