JPH04115547U - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JPH04115547U JP1991026700U JP2670091U JPH04115547U JP H04115547 U JPH04115547 U JP H04115547U JP 1991026700 U JP1991026700 U JP 1991026700U JP 2670091 U JP2670091 U JP 2670091U JP H04115547 U JPH04115547 U JP H04115547U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機械加工されるワーク等を固定するのに適した
クランプ装置であって、クランプ力を出力部材がクラン
プ方向にのみ移動するようなクランプ装置を提供する。 【構成】クランプ本体1はT溝2を有し、出力部材5は
その脚部6をT溝2に係合させることでクランプ方向へ
のみ移動自在に構成され、クランプボルト9で入力部材
8を下方へ駆動すると入力部材8の傾斜状の入力部8a
で出力部材5の受動部5cが前方へ押動され、反力出力
部13と出力部14間にクランプ対象物がクランプされ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機械加工に供するワークなどを固定するのに適したクランプ装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工作機械によりワークを機械加工する為には、ワークを工作機械のテーブルに 正確且つ強固に固定したり、ワークをワークパレットに正確且つ強固に固定しそ のワークパレットを工作機械のテーブルやパレットに固定したりする必要がある 。 そこで、従来より、このように機械加工に供するワーク等を固定するのに適し た種々のクランプ装置が提案され、実用に供されている。
【0003】 例えば、図32に示すクランプ装置は、現在広く実用に供されているもので、 テーブルやパレット等の盤面100に配置されたクランプ装置101と、これに 対向状に配置された反力受け装置102とでワークWKをクランプするようにな っている。クランプ装置101はクランプ本体103とクランプ部材104(入 力兼出力部材)と盤面100に形成されたT溝105内に配設された脚部材10 6とからなり、クランプ本体103の後端部には反力受部107が突設され、反 力受部107の前端に後方上り傾斜状の傾斜面108が形成され、クランプ部材 104の後端面には傾斜面108に当接する後方上り傾斜状の被受部109が形 成され、クランプ本体103はボルト110と脚部材106とで固定され、クラ ンプ部材104のボルト穴111に上方より挿通係止されたクランプボルト11 2によりクランプ部材104を下方へ駆動し得るように形成され、クランプ部材 104の前端部に出力部113が形成され、クランプ部材104はスプリング1 14で上方へ付勢されている。 反力受け装置102は本体ブロック115と脚部材116とボルト117とか らなり、本体ブロック115は2本のボルト117を脚部材116に螺合するこ とにより盤面100固定される。 図示のように、ワークWKをセットし且つボルト112を緩めてクランプ部材 104を高い位置にセットした状態で、ボルト112を締結していくと、クラン プ部材104の被受部109が傾斜面108で案内されてクランプ部材104が 前方へ移動し、クランプ部材104の出力部113と本体ブロック115の反力 出力部118との間にワークWKが強力にクランプされることになる。尚、傾斜 面108にアリ溝を形成しまたクランプ部材104の後端の被受部109にその アリ溝にアリ溝係合する係合部を設けたものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
最近の工作機械の性能は著しく向上しており、その加工精度は極めて高くなり つつあるが、ワークをクランプするクランプ装置やワークパレットにおける性能 が工作機械の性能程には改善されていないのが実情で、これらクランプ装置など の性能向上が特に要請されている。
【0005】 前記従来のクランプ装置においては、本質的に、ボルトを締結してクランプ部 材を下方移動させることにより、クランプ部材を前進させてクランプする構造に なっていることから、クランプ部材を前後方向にのみ移動する形式に構成するこ とは困難で、クランプ部材の上下移動を確実に規制し得る構造になっていないと いう問題がある。 即ち、クランプ部材とクランプ本体との間に隙間があり、ク ランプ部材の下方移動が絶対的には規制されておらず、ボルト穴が長穴であり、 後方上り傾斜状の傾斜面からクランプ部材に作用する反力には上向きの分力が含 まれているため、ワークに対して強力な切削加工力が作用する時にクランプ部材 の微小上下動の繰り返しにより、ワークがクランプ本体から浮上しがちになるこ と、それが機械加工精度の誤差要因となること、などの欠点がある。 更に、ボルトを介してクランプ駆動する際にクランプ部材の下方移動を伴うこ とから、出力部でワークが損傷すること、それ故加工済のワークの面をクランプ するのに制約があることなどの欠点もある。加えて、従来のクランプ装置では、 クランプ部材の出力部がクランプ部材に一体的に形成してあったので、ワークな どの形状に応じて出力部を交換できず、使用上種々の不便があった。
【0006】 本考案の目的は、クランプ部材を入力部材と出力部材とに分離することにより 、出力部材が上下方向に移動しないように規制し得るようなクランプ装置を提供 することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るクランプ装置は、クランプ本体の後端部に反力受部を突設し、 クランプ本体の前部に倒立T字形で下端開放又は閉塞状のT溝を前後方向向きに 形成し、反力受部よりも前側でクランプ本体に、T溝に摺動自在に係合した脚部 を有し前後方向にのみ移動可能な出力部材と、前端に前方上り傾斜状の入力部を 有するとともに後端に反力受部に当接する被受部を有する入力部材とを前後に並 設し、出力部材の上部後端に入力部材の入力部に当接する前方上り傾斜状の受動 部を設けるとともに出力部材の上部前端部にワーククランプの為の出力部を設け 、入力部材を下方へ駆動する為の駆動手段を設けたことを特徴とするものである 。
【0008】 請求項2に係るクランプ装置は、クランプ本体の後端部に前端が後方上り傾斜 状の反力受部を突設し、クランプ本体の前部に倒立T字形で下端開放又は閉塞状 のT溝を前後方向向きに形成し、反力受部よりも前側でクランプ本体に、T溝に 摺動自在に係合した脚部を有し前後方向にのみ移動可能な出力部材と、前端に入 力部を有するとともに後端に反力受部に当接する後方上り傾斜状の被受部を有す る入力部材とを前後に並設し、出力部材の上部後端に入力部材の入力部に当接す る受動部を設けるとともに出力部材の上部前端部にワーククランプの為の出力部 を設け、入力部材を下方へ駆動する為の駆動手段を設けたことを特徴とするもの である。
【0009】 請求項3に係るクランプ装置は、クランプ本体の前端部と後端部に夫々第1反 力受部と第2反力受部とを突設し、クランプ本体のうちの第1及び第2反力受部 間の少なくとも一部分に、倒立T字形で下端開放又は閉塞状のT溝を前後方向向 きに形成し、第1及び第2反力受部間でクランプ本体に、T溝に摺動自在に係合 した脚部を有し前後方向にのみ移動可能な出力部材と、前端に前方上り傾斜状の 入力部を有するとともに後端に第2反力受部に当接する被受部を有する入力部材 とを前後に並設し、出力部材の上部後端に入力部材の入力部に当接する前方上り 傾斜状の受動部を設けるとともに出力部材の上部前端部にワーククランプの為の 出力部を設け、入力部材を下方へ駆動する為の駆動手段を設けたことを特徴とす るものである。
【0010】 請求項4に係るクランプ装置は、クランプ本体の前端部と後端部に夫々第1反 力受部と前端が後方上り傾斜状の第2反力受部とを突設し、クランプ本体のうち の第1及び第2反力受部間の少なくとも一部分に、倒立T字形で下端開放又は閉 塞状のT溝を前後方向向きに形成し、第1及び第2反力受部間でクランプ本体に 、T溝に摺動自在に係合した脚部を有し前後方向にのみ移動可能な出力部材と、 前端に入力部を有するとともに後端に第2反力受部に当接する後方上り傾斜状の 被受部を有する入力部材とを前後に並設し、出力部材の上部後端に入力部材の入 力部に当接する受動部を設けるとともに出力部材の上部前端部にワーククランプ の為の出力部を設け、入力部材を下方へ駆動する為の駆動手段を設けたことを特 徴とするものである。
【0011】 請求項5に係るクランプ装置は、請求項3又は請求項4に記載のクランプ装置 において、前記第1反力受部のワーククランプの為の反力出力部が着脱自在に固 定され、前記出力部材の出力部が着脱自在に固定されていることを特徴とするも のである。
【0012】 請求項6に係るクランプ装置は、クランプ本体の後部に反力受部を突設し、こ の反力受部の前端に当接する入力部材をクランプ本体上に設け、この入力部材の 前端に当接する出力部材をクランプ本体に設け、クランプ本体と出力部材とに出 力部材を前後方向にのみ移動自在に案内する案内手段を設け、入力部材をクラン プ本体の方へ駆動する為の駆動手段を設け、駆動手段から入力部材に入力される 駆動力を出力部材を前方へ押動させるクランプ力に変換する傾斜面式変換手段を 設け、出力部材の前端部にクランプ対象物を前方へ押圧する為の出力部を設けた ことを特徴とするものである。
【作用】
【0013】 請求項1に係るクランプ装置においては、クランプ本体の後端部に反力受部は 入力部材の後端の被受部を受け止めて入力部材の後方移動を規制する。クランプ 本体の前部にはT溝が前後方向向きに形成され、出力部材の脚部はT溝に摺動自 在に係合しているので、出力部材はT溝と脚部との係合を介して前後方向へのみ 移動可能に案内されている。 入力部材の前端には前方上り傾斜状の入力部が形成されまた後端には反力受部 に当接する被受部が形成され、出力部材の上部後端に入力部材の入力部に当接す る前方上り傾斜状の受動部が設けられまた上部前端部にワーククランプの為の出 力部が設けられているので、駆動手段を介して入力部材を下方へ駆動すると、入 力部で受動部が前方へ押されて出力部材が前方へクランプ駆動される。 出力部材の出力部に強力な外力が作用しても、出力部材は前後方向へのみ移動 可能で上下方向へは移動不能なので、出力部材がクランプ本体に対して浮上した り或いはクランプされたワークなどがクランプ本体に対して浮上したりすること はない。加えて、入力部および受動部が前方上り傾斜状に形成されているので、 入力部から受動部に作用する力には出力部材を下方向きに付勢する分力が含まれ ているため、この付勢力によっても出力部材の浮上は防止される。 更に、出力部材がクランプ駆動される時に出力部材が上下移動しないので、ク ランプされたワークなどが出力部で損傷することはない。
【0014】 請求項2に係るクランプ装置においては、請求項1と同様に、出力部材はその 脚部とT溝との係合を介して前後方向にのみ移動可能で上下方向には移動しない ように規制されている。クランプ本体の後端部には前端が後方上り傾斜状の反力 受部を突設され、入力部材の被受部は反力受部の後方上り傾斜状の前端に当接す るように後方上り傾斜状に形成され、出力部材の後端の受動部は入力部材の前端 の入力部に当接しているので、駆動手段を介して入力部材を下方駆動すると、入 力部材の被受部は反力受部の後方上り傾斜状の前端で前方へ押され、出力部材が 入力部材で前方へ駆動され、出力部材は前方へクランプ駆動される。 反力受部から入力部材に作用する反力には上向きの力が含まれるが、その力が 直接出力部材に作用しないから、出力部材の浮上が促進されることはない。 請求項1と同様、出力部材の出力部に強力な外力が作用しても、出力部材は前 後方向へのみ移動可能で上下方向へは移動不能なので、出力部材がクランプ本体 に対して浮上したり或いはクランプされたワークなどがクランプ本体に対して浮 上したりすることはなく、また出力部材がクランプ駆動される時に出力部材が上 下移動しないので、クランプされたワークなどが出力部で損傷することはない。
【0015】 請求項3に係るクランプ装置においては、クランプ本体の前端部に第1反力受 部を設け、それよりも後方の部分に請求項1と同様の構成を設けてある。それ故 、駆動手段を介して入力部材を下方へ駆動すると、請求項1と同様に出力部材が 前方へクランプ駆動され、出力部材の前端の出力部と第1反力受部との間にワー クなどがクランプされることになる。 出力部材はその脚部とT溝との係合を介して前後方向にのみ移動可能かつ上下 方方向へは移動不能であり、また入力部材の入力部と出力部材の受動部とは前方 上り傾斜状に形成されているため、請求項1と同様の作用が得られる。
【0016】 請求項4に係るクランプ装置においては、クランプ本体の前端部に第1反力受 部を設け、それよりも後方の部分に請求項2と同様の構成を設けてある。それ故 、駆動手段を介して入力部材を下方へ駆動すると、請求項2と同様に出力部材が 前方へクランプ駆動され、出力部材の前端の出力部と第1反力受部との間にワー クなどがクランプされることになる。 出力部材はその脚部とT溝との係合を介して前後方向にのみ移動可能かつ上下 方方向へは移動不能であり、また出力部材の浮上を促進する力が作用しないので 、請求項2と同様の作用が得られる。
【0017】 請求項5に係るクランプ装置においては、請求項3又は請求項4に記載のクラ ンプ装置において、前記第1反力受部のワーククランプの為の反力出力部が着脱 自在に固定され、前記出力部材の出力部が着脱自在に固定されているので、クラ ンプ対象物であるワークの形状に応じた反力出力部と出力部とを用いることが出 来、種々の形状のワークなどをクランプすることが可能になる。
【0018】 請求項6に係るクランプ装置においては、クランプ本体の後部に反力受部を突 設し、この反力受部の前端に当接する入力部材をクランプ本体上に設け、この入 力部材の前端に当接する出力部材をクランプ本体に設け、クランプ本体と出力部 材とに出力部材を前後方向にのみ移動自在に案内する案内手段を設け、入力部材 をクランプ本体の方へ駆動する為の駆動手段を設け、駆動手段から入力部材に入 力される駆動力を出力部材を前方へ押動させるクランプ力に変換する傾斜面式変 換手段を設け、出力部材の前端部に被クランプ対称物を前方へ押圧する為の出力 部を設けてあるので、駆動手段により入力部材をクランプ本体側へ駆動すると、 その駆動力が傾斜面式変換手段によって出力部材を前方へ押動させるクランプ力 に変換され、出力部材の出力部でクランプ対象物が前方へ押圧される。 出力部材を前後方向にのみ移動自在に案内する案内手段がクランプ本体と出力 部材とに設けられているので、出力部材は前後方向へのみ移動し上下方向へは移 動しないので、前記請求項1や請求項2と略同様の作用が得られる。
【0019】
【考案の効果】
前記作用の項で説明したように、次のような効果が得られる。 請求項1に係るクランプ装置によれば、出力部材はその脚部とT溝との係合を 介して前後方向へのみ移動可能で上下方向へは移動不能なので、出力部材の出力 部に強力な外力が作用しても、出力部材がクランプ本体に対して浮上したり或い はクランプされたワークなどがクランプ本体に対して浮上したりすることはない 。加えて、入力部および受動部が前方上り傾斜状に形成されているので、入力部 から受動部に作用する力の下向きの分力によっても出力部材の浮上は防止される 。更に、出力部材がクランプ駆動される時に出力部材が上下移動しないので、ク ランプされたワークなどが出力部で損傷することはない。
【0020】 請求項2に係るクランプ装置によれば、基本的には請求項1と同様の効果が得 られる。但し、入力部および受動部が前方上り傾斜状に形成されていないので、 入力部から受動部に作用する力の下向きの分力によっても出力部材の浮上が防止 されることはないが、入力部材から出力部材に対して上向きの力が作用せず、出 力部材の浮上を促進する力が作用することはない。
【0021】 請求項3に係るクランプ装置によれば、基本的には請求項1と同様の効果が得 られる。加えて、このクランプ装置単独でワークなどのクランプ対象物をクラン プすることが出来る。
【0022】 請求項4に係るクランプ装置によれば、基本的には請求項2と同様の効果が得 られる。加えて、このクランプ装置単独でワークなどのクランプ対象物をクラン プすることが出来る。
【0023】 請求項5に係るクランプ装置によれば、基本的には請求項3又は請求項4と同 様の効果が得られる。加えて、クランプ対象物であるワークの形状に応じた反力 出力部と出力部とを用いることが出来、種々の形状のワークなどをクランプする ことが可能になる。
【0024】 請求項6に係るクランプ装置によれば、出力部材を前後方向にのみ移動自在に 案内する案内手段がクランプ本体と出力部材とに設けられているので、出力部材 は前後方向へのみ移動し上下方向へは移動しないので、前記請求項1や請求項2 と略同様の効果が得られる。
【0025】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しつつ詳しく説明する。 〔第1実施例〕 図1〜図7参照 本実施例に係るクランプ装置Cは、工作機械で機械加工するワークや工具など をクランプするのに適したもので、このクランプ装置Cにおいては、前後方向に 細長いクランプ本体1の前端部と後端部とに第1反力受部3と第2反力受部4と が突設されている。クランプ本体1を工作機械のテーブル或いはパレットや工作 機械のワークを固定する為のワークパレットの上面又は側面の盤面に固定する為 、第1反力受部3と第2反力受部4の左右両端部には立て向きのボルト孔1cが 挿通状に形成され、これらボルト孔1cに上方より挿通係止させたボルト(図示 略)によりクランプ本体1は前記盤面に固定される。 クランプ本体1には、第1及び第2反力受部3・4の間においてクランプ本体 1の幅方向中央部に倒立T字形で下端開放状のT溝2が形成され、第1及び第2 反力受部3・4の間においてクランプ本体1には出力部材5と入力部材8とが前 後に配設され、出力部材5の脚部6は出力部材5の下部の立壁部5aと立壁部5 aの下端にボルト7で固定された脚具5bとで構成され、出力部材5の脚部6は T溝2に摺動自在に係合され、出力部材5は脚部6とT溝2との係合を介して前 後方向にのみ所定距離移動自在で上下方向には移動不能に構成されている。 入力部材8の前端の入力部8aと出力部材5の後端の受動部5aとは約45度 の前方上り傾斜状に形成されてこれらは相互に面接触状に当接し、また入力部材 8の後端の被受部8bと第2反力受部4の前端面8aとは鉛直面に形成されてこ れらは相互に面接触状に当接している。
【0026】 入力部材8にはクランプボルト9の頭部を収容する立穴8cと立穴8cから鉛 直に下方に貫通するボルト穴8dが形成され、立穴8cとボルト穴8dとに上方 より挿通係止されたクランプボルト9の下部はクランプ本体1のボルト穴1aに 螺合され、入力部材8とクランプ本体1との間でクランプボルト9には圧縮バネ 10が外装され、圧縮バネ10により入力部材8は上方へ付勢されている。それ 故、クランプボルト9を緩める時には入力部材8が確実に上方移動する。尚、ク ランプボルト9とボルト穴1aとが駆動手段に相当する。出力部材5の立壁5a の前端にはバネ受穴5dが形成され、またバネ受穴5dの前方おいてクランプ本 体1にはネジ穴1bが形成され、ネジ穴1bに螺合されたプラグ12の後部のバ ネ受穴とバネ受穴5d間に圧縮バネ11が装着され、出力部材5はバネ11によ り後方つまりクランプ解除方向に付勢されている。それ故、クランプボルト9を 緩める時に出力部8aと受動部5cとが当接状態に保持される。
【0027】 第1反力受部3の反力出力部13は左右2本のボルト13aによりクランプ本 体1に着脱自在に固定され、また出力部材5の出力部14は左右2本のボルト1 4aより出力部材5に着脱自在に固定されている。 前記クランプボルト9を緩めて入力部材8を上方へ移動させ、出力部材5を十 分後退し得るようにT溝2はボルト穴1aの近くまで形成され、また出力部材5 の出力部14の前端が反力出力部13の後端に当接した時にも出力部材5の前端 がクランプ本体1と干渉しないようにT溝2は反力出力部13の下側まで延びる ように形成されている。尚、クランプ本体1を盤面に固定する為に、クランプ本 体1の下端側部分に盤面のT溝(図示略)に係合する倒立T字形の固定用脚部を 形成してもよい。尚、図2・図4に示すように、クランプ装置Cを盤面に正確に 位置する為に、クランプ本体1の底面に十文字状にキー溝1gを形成し、盤面に 複数のキーKを介して位置決めするように構成してもよいし、盤面とキー溝1g とに複数のピンPを介して位置決めするように構成してもよい。
【0028】 次に、クランプ装置Cの作用について説明する。 例えば、機械加工に供するワークWをクランプする場合、クランプボルト9を 緩めて入力部材8を仮想線で図示のように切り替えてから、反力出力部13と出 力部14との間にワークWをセットし、ボルト9を締めつけて入力部材8を下方 へ駆動すると、入力部8aにより受動部5cが前方へ押動駆動されてあ出力部材 5が前方へ駆動され、反力出力部13と出力部14との間にワークWがクランプ される。出力部材5は、その脚部6とT溝2との係合を介して前後方向にのみ移 動可能で上下方向へは移動不能なので、ワークWは正確かつ確実にクランプされ る。そして、このクランプ時に出力部材5は下方へ移動しないので、出力部14 によってワークWが損傷することがない。
【0029】 出力部材5は、前記のように前後方向にのみ移動可能で上下方向へは移動不能 であり、また入力部材8の入力部8aから出力部材5の受動部5cに作用する力 の下向きの分力により出力部材5が下方へ付勢されるので、ワークWに強力な外 力が作用しても、出力部材5が上下方向にガタツクことがなく、ワークWは確実 にクランプ状態に保持される。 更に、反力出力部13および出力部14が着脱自在に固定されているので、適 宜ワークWの形状に応じた反力出力部13および出力部14を固定して使用し得 るので、種々の形状のワークWのクランプに適用可能となる。
【0030】 〔第2実施例〕 図8参照 本実施例に係るクランプ装置CAは、前記入力部材8を下方へ駆動する為の駆 動手段として、ボルト9の代わりに油圧シリンダ18をクランプ本体1に設けた ものである。前記実施例と同一のものには同一符号を付して説明を省略する。 図8に示すように、入力部材8の下方位置でクランプ本体1内には、単動型の 油圧シリンダ18が立向きに装着され、そのピストンロッド19は、クランプ本 体1の孔を挿通して鉛直に上方へ延び、入力部材8の立穴8cとボルト穴8dに 上方より挿通係止されたボルト9Aの下部がピストンロッド19のボルト穴19 aに螺合され、シリンダ孔の下端はプラグ21で封鎖され、ピストン20とプラ グ21間に圧縮バネ22が装着され、作動油室18aへ油圧を導入する為の油路 23がクランプ本体1に形成され、クランプ本体1の側部や第2反力受部4の上 面やクランプ本体1の後端部において油路23は油圧供給源に接続される。 このクランプ装置CAの作用は、油圧シリンダ18とボルト9Aにより入力部 材8を下方へクランプ駆動する点以外、前記クランプ装置Cと同様である。
【0031】 〔第3実施例〕 図9〜図23参照 本実施例は、前記クランプ装置C・CAにおける反力出力部13と出力部14 の種々の変形例を示すもので、反力出力部13と出力部14以外は前記第1実施 例と同じなので、同一符号を付して説明を省略する。 図9〜図13に示す反力出力部13Aと出力部14Aにおいては、円形のワー クWAをクランプする為にワークWAの外形に適合する略半円形状で底部を有す るワーク保持部28が夫々形成されている。 図14〜図18に示す反力出力部13Bと出力部14Bにおいては、板状のワ ークWBをクランプする為に、出力部14Bの前端は鉛直の平面状に形成されて いるが、反力出力部13BにはワークWBの下端を受ける段部29とワークWB の右端部を受け止める係止部30とが形成されている。 図19〜図23に示す反力出力部13Cと出力部14Cにおいては、6角形状 のワークWCをクランプする為に、120度の開角状で底部を有するワーク保持 部31が夫々形成されている。 これらは一例を示すものにすぎず、ワークの形状に応じた適宜の形状のワーク 保持部を有する反力出力部および出力部を用いることができる。
【0032】 〔第4実施例〕 図24参照 本実施例に係るクランプ装置CBは、前記テーブル或いはパレットやワークパ レットの盤面B上において、クランプ装置CBの前方に間隔をあけて固定された 反力受け装置Rと協働して比較的大型のワークWDをクランプし得るようにした ものである。このクランプ装置CBと反力受け装置R間の間隔を適宜変更し得る ので種々のサイズのワークWDをクランプすることが出来る。 前記第1実施例のクランプ装置Cと同様のものに同一符号を付して説明を省略 し、異なる構造についてのみ説明する。 クランプ本体1Aの前端部の前記第1反力受部3とその下側部分は、反力受け 装置Rとしてクランプ本体1Aとは別体に形成され、クランプ本体1Aの前端部 にはT溝2の前端を塞ぐ壁部1dが形成され、プラグ12Aは壁部1dに固定さ れている。尚、T溝2は、クランプ本体1Aの前部と中央部に亙って形成されて いる。 反力受け装置Rは、ブロック状の本体部36と、その上部後端に着脱自在に固 定された反力出力部13Aとを備え、本体部36は2本または4本の立て向きの 固定ボルトにより盤面Bに固定され、クランプ装置CBの出力部14と反力出力 部13A間にワークWDをクランプするように構成されている。 このクランプ装置CBの作用については、出力部14と反力出力部13A間に ワークWDをクランプする点以外前記クランプ装置Cの作用と同様である。
【0033】 〔第5実施例〕 図25・図26参照 このクランプ装置CCは、前記クランプ装置CBと同様に、反力受け装置RA と協働して比較的大型のワークWDをクランプし得るようにしたものである。 このクランプ装置CCおよび反力受け装置RAは、盤面BのT溝35を活用し て盤面Bに固定するように構成される点でのみ前記クランプ装置CBおよび反力 受け装置Rと異なっている。 即ち、クランプ本体1Bの後部の下方においてT溝35内にはT溝35に係合 した脚具37が配置され、クランプ本体1Bの第2反力受部4に挿通された1本 の固定ボルト38の下端部が脚具37に螺合され、またクランプボルト9Bはク ランプ本体1Bのボルト孔39を挿通してT溝35内へ延びその下端部が脚具3 7に螺合されている。クランプボルト9Bは、クランプ本体1Bを固定する機能 と入力部材8を下方へ駆動する機能とを果たすようになっている。 反力受け装置RAについても同様で、本体部36Aの下方においてT溝35内 に脚具40が配置され、本体部36Aに挿通係止された2本のボルト41の下端 部は脚具40に螺合され、これにより本体部36Aが盤面Bに固定されている。 但し、左右方向の幅の大きなワークを固定するクランプ装置CCでは、クラン プ本体1Bの幅も大きく形成され、複数本のT溝35を介してクランプ装置CC および反力受け装置RAが盤面Bに固定されることもある。また、前記同様、ク ランプ装置CCと反力受け装置RA間の間隔を適宜変更することが出来るので、 種々のサイズのワークWDを固定することが可能である。 尚、図26に示すように構成することもあり得る。 即ち、前記出力部14の代わりに出力部材5と一体の出力部14Aが形成され 、その下端にはワークWDの後端下部を受け止める支持部42が形成される。ま た、反力受け装置RAと略同様の反力受け装置RBが設けられるが、反力出力部 13Aの代わりに、本体部36Bと一体的に反力出力部13Bが形成され、その 下端にワークWDの前端下部を受け止める支持部43が形成されている。
【0034】 〔第6実施例〕 図27・図28参照 本実施例は、横型のマシニングセンタの為のワークパレットWPに前記クラン プ装置Cを適用した場合の一例であり、ワークパレットWPは、マシニングセン タのテーブルに装着されるパレットTに固定される略正方形盤状のベース部材4 8と、ベース部材48の上面の中央部に立設された角筒状のセンタ部材49と、 センタ部材49の4つの側面に夫々付設された4組のクランプ装置Cとを備えて いる。 各側面の4組のクランプ装置Cは、相互間に僅かの間隔をあけて横向きにかつ クランプ本体1の底面を側面に当接させた状態に配設され、各クランプ装置Cは 4本の固定ボルト50により固定されている。このクランプ装置C自体は、前記 第1実施例のものと基本的に同様のものであるが、例えば円柱状のワークWAを クランプする為に反力出力部13と出力部14の代わりに、図9〜図13に図示 の反力出力部13Aと出力部14Aが夫々設けられている。 前記ベース部材48は、8本の固定ボルト51によりパレットTに着脱自在に 固定され、またベース部材48をパレットT上に搬入して位置決めするときの為 にパレットTの2辺にはベース部材48を受け止めるストッパ52がボルト53 より固定されている。 このワークパレットWPにおいては、センタ部材49の各側面に4組のクラン プ装置C、つまり合計16組のクランプ装置Cが設けられているので、合計16 個ものワークWAを高密度に固定できるから、比較的小型の多数のワークWAを セットして機械加工するのに好適である。 尚、前記クランプ装置Cの代りに、図8に図示の油圧シリンダ18を備えたク ランプ装置CAを設けることも有り得る。その場合、センタ部材49の内部に油 圧供給路やバルブ類を設けることが望ましい。
【0035】 〔第7実施例〕 図29参照 本実施例のクランプ装置CDにおいて、クランプ本体1Cの第2反力受部4A の前端には約45°の後方上り傾斜状の前端面4aが形成され、入力部材8Aの 後端には前端面4aに面接触状に当接する被受部8bが形成され、入力部材8A の前端の入力部8aは鉛直に形成され、出力部材5Aの後端には入力部8aに面 接触状に当接する受動部5cが形成されている。また、入力部材8Aのボルト穴 8eは前後方向に細長い長穴に形成され、入力部材8Aの前後移動を許すように なっている。 バネ11により出力部材5Aが後方へ付勢されまたバネ10により入力部材8 Aが上方へ付勢されているので、ボルト9を緩めると入力部材8Aは上方へまた 出力部材5Aは後方へ移動し、反対にボルト9を締めつけると前端面4bにより 入力部材8Aが前方へ移動して出力部材5Aが前方へクランプ駆動される。 尚、図24〜図26のクランプ装置CB、CCに本実施例特有の構成を適用す ることも有り得る。
【0036】 〔第8実施例〕 図30参照 図30は第1実施例の変形例に係る図7相当図であり、前記T溝2と脚部6の 代りに、図示のような係合案内機構60を設ける。即ち、クランプ本体1D(又 は出力部材5B)に前後方向に水平に延びるアリ溝61が形成され、出力部材5 B(又はクランプ本体1D)にアリ溝61に摺動自在に係合した係合部62が形 成される。前記アリ溝61と係合部62により出力部材5Bは前後方向へのみ移 動可能で上下方向に移動しないように案内される。その他の構成は第1実施例と 同様なので同一のものに同一符号を付して説明を省略する。
【0037】 〔第9実施例〕 図31参照 図31は、第1実施例の変形例に係る図7相当図であり、前記T溝2と脚部6 の代りに、図示のような係合案内機構70を設ける。即ち、クランプ本体1E( 又は出力部材5C)に前後方向に水平に延びる左右1対の係合溝71が形成され 、出力部材5C(又はクランプ本体1E)に係合溝71に摺動自在に係合する係 合溝72が形成される。前記係合溝71と係合部72により出力部材5Cは前後 方向へのみ移動可能で上下方向に移動しないように案内される。その他の構成は 第1実施例と同様なので同一のものに同一符号を付して説明を省略する。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のクランプ装置の縦断側面図であ
る。
【図2】図1のクランプ装置の側面図である。
【図3】図1のクランプ装置の平面図である。
【図4】図1のクランプ装置の底面図である。
【図5】図1の5−5線断面図である。
【図6】図1の6−6線断面図である。
【図7】図1の7−7線断面図である。
【図8】第2実施例のクランプ装置の縦断側面図であ
る。
【図9】変形例の反力出力部と出力部を備えたクランプ
装置の平面図である。
【図10】図9のクランプ装置の側面図である。
【図11】図9のクランプ装置の反力出力部と出力部の
平面図である。
【図12】図9のクランプ装置の反力出力部と出力部の
縦断側面図である。
【図13】図9のクランプ装置の反力出力部と出力部と
ワークの縦断側面図である。
【図14】変形例の反力出力部と出力部を備えたクラン
プ装置の平面図である。
【図15】図14のクランプ装置の側面図である。
【図16】図14のクランプ装置の反力出力部と出力部
の平面図である。
【図17】図14のクランプ装置の反力出力部と出力部
の縦断側面図である。
【図18】図14のクランプ装置の反力出力部と出力部
とワークの縦断側面図である。
【図19】変形例の反力出力部と出力部を備えたクラン
プ装置の平面図である。
【図20】図19のクランプ装置の側面図である。
【図21】図19のクランプ装置の反力出力部と出力部
の平面図である。
【図22】図19のクランプ装置の反力出力部と出力部
の縦断側面図である。
【図23】図19のクランプ装置の反力出力部と出力部
とワークの縦断側面図である。
【図24】第4実施例のクランプ装置と反力受け装置の
縦断側面図である。
【図25】第6実施例のクランプ装置と反力受け装置の
縦断側面図である。
【図26】第5実施例の変形例のクランプ装置と反力受
け装置の縦断側面図である。
【図27】16組のクランプ装置を備えたワークパレッ
トの正面図である。
【図28】図27のワークパレットの平面図である。
【図29】第7実施例のクランプ装置の縦断側面図であ
る。
【図30】第1実施例の変形例のクランプ装置の第7図
相当図である。
【図31】第1実施例の変形例のクランプ装置の第7図
相当図である。
【図32】従来技術のクランプ装置の縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
C、CA〜CD クランプ装置 1、1A〜1E クランプ本体 2 T溝 3 第1反力受部 4 第2反力受部 5、5A 出力部材 6 脚部 8、8A 入力部材 8a 入力部 8b 被受部 9、9A クランプボルト 13、13A〜13C 反力出力部 14、14A〜14C 出力部 18 油圧シリンダ

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ本体の後端部に反力受部を突設
    し、クランプ本体の前部に倒立T字形で下端開放又は閉
    塞状のT溝を前後方向向きに形成し、反力受部よりも前
    側でクランプ本体に、T溝に摺動自在に係合した脚部を
    有し前後方向にのみ移動可能な出力部材と、前端に前方
    上り傾斜状の入力部を有するとともに後端に反力受部に
    当接する被受部を有する入力部材とを前後に並設し、出
    力部材の上部後端に入力部材の入力部に当接する前方上
    り傾斜状の受動部を設けるとともに出力部材の上部前端
    部にワーククランプの為の出力部を設け、入力部材を下
    方へ駆動する為の駆動手段を設けたことを特徴とするク
    ランプ装置。
  2. 【請求項2】 クランプ本体の後端部に前端が後方上り
    傾斜状の反力受部を突設し、クランプ本体の前部に倒立
    T字形で下端開放又は閉塞状のT溝を前後方向向きに形
    成し、反力受部よりも前側でクランプ本体に、T溝に摺
    動自在に係合した脚部を有し前後方向にのみ移動可能な
    出力部材と、前端に入力部を有するとともに後端に反力
    受部に当接する後方上り傾斜状の被受部を有する入力部
    材とを前後に並設し、出力部材の上部後端に入力部材の
    入力部に当接する受動部を設けるとともに出力部材の上
    部前端部にワーククランプの為の出力部を設け、入力部
    材を下方へ駆動する為の駆動手段を設けたことを特徴と
    するクランプ装置。
  3. 【請求項3】 クランプ本体の前端部と後端部に夫々第
    1反力受部と第2反力受部とを突設し、クランプ本体の
    うちの第1及び第2反力受部間の少なくとも一部分に、
    倒立T字形で下端開放又は閉塞状のT溝を前後方向向き
    に形成し、第1及び第2反力受部間でクランプ本体に、
    T溝に摺動自在に係合した脚部を有し前後方向にのみ移
    動可能な出力部材と、前端に前方上り傾斜状の入力部を
    有するとともに後端に第2反力受部に当接する被受部を
    有する入力部材とを前後に並設し、出力部材の上部後端
    に入力部材の入力部に当接する前方上り傾斜状の受動部
    を設けるとともに出力部材の上部前端部にワーククラン
    プの為の出力部を設け、入力部材を下方へ駆動する為の
    駆動手段を設けたことを特徴とするクランプ装置。
  4. 【請求項4】 クランプ本体の前端部と後端部に夫々第
    1反力受部と前端が後方上り傾斜状の第2反力受部とを
    突設し、クランプ本体のうちの第1及び第2反力受部間
    の少なくとも一部分に、倒立T字形で下端開放又は閉塞
    状のT溝を前後方向向きに形成し、第1及び第2反力受
    部間でクランプ本体に、T溝に摺動自在に係合した脚部
    を有し前後方向にのみ移動可能な出力部材と、前端に入
    力部を有するとともに後端に第2反力受部に当接する後
    方上り傾斜状の被受部を有する入力部材とを前後に並設
    し、出力部材の上部後端に入力部材の入力部に当接する
    受動部を設けるとともに出力部材の上部前端部にワーク
    クランプの為の出力部を設け、入力部材を下方へ駆動す
    る為の駆動手段を設けたことを特徴とするクランプ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1反力受部のワーククランプの為
    の反力出力部が着脱自在に固定され、前記出力部材の出
    力部が着脱自在に固定されていることを特徴とする請求
    項3又は請求項4に記載のクランプ装置。
  6. 【請求項6】 クランプ本体の後部に反力受部を突設
    し、この反力受部の前端に当接する入力部材をクランプ
    本体上に設け、この入力部材の前端に当接する出力部材
    をクランプ本体に設け、クランプ本体と出力部材とに出
    力部材を前後方向にのみ移動自在に案内する案内手段を
    設け、入力部材をクランプ本体の方へ駆動する為の駆動
    手段を設け、駆動手段から入力部材に入力される駆動力
    を出力部材を前方へ押動させるクランプ力に変換する傾
    斜面式変換手段を設け、出力部材の前端部にクランプ対
    象物を前方へ押圧する為の出力部を設けたことを特徴と
    するクランプ装置。
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