JP4340163B2 - バイスのスペーサブロック - Google Patents

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Description

この発明は、工作機械のテーブルに固定したバイス(ワークバイス)に複数のワークを固定する際に、隣接するワーク相互の間隔を保持するのに使用するスペーサブロックに関するものである。
マシニングセンタその他の工作機械で多数の同一形状のワークを加工するときは、テーブルに複数のワークを固定して同時に加工するのが効率的である。テーブルに複数のワークを固定するには、テーブルにバイスを固定し、このバイスの対向するジョーの間に1個又は複数個のスペーサブロックを配置し、このスペーサブロックとジョーの間及びスペーサブロック相互の間(スペーサブロックを複数個配置したとき)にワークを挿入して固定するという方法が広く利用されている(例えば、特許文献1〜3)。
テーブルに細長いワークを固定するときは、加工反力によってワークが撓むのを防止するために、ワークの長手方向に複数台のバイスを配置し、ワークの長手方向の複数個所を固定する。従って、複数の細長いワークを固定するときは、対向するジョーの間に1個又は複数個のスペーサブロックを装着した複数台のバイスを並べて用いる。
特開平7−27756号公報 特開平11−58248号公報 特開平11−300562号公報
細長いワークを3台以上のバイスで長手方向の3個所以上で固定するとき、バイスのジョーやスペーサブロックの位置にずれがあると、バイスの把持力によりワークが撓む。また個々のワークには、形状誤差や寸法誤差が存在する。従って、すべてのバイスについて等しい寸法のスペーサブロックを用いると、ワークを固定したときに各ワークが形状誤差分だけ撓んだ状態で固定され、ワークをバイスから外したときに撓みが弾性復帰する。
図6はワーク42の形状誤差を誇張して描いているが、このような形状誤差のあるワーク42に、例えば3個の孔44を一直線上に加工するとき、ワークの設計上の寸法に基づいてスペーサブロック41a、41bの寸法を決定すると、バイス40a、40bの固定力によって個々のワーク42に誤差分の撓みが生じる。この撓みが生じた状態で一直線上に加工された孔44は、ワーク42をバイスから取外したときに、3個の孔の位置関係に加工時のワークの撓みに対応する量の誤差が生ずる。
特にワークが引抜き材や鋳造材であるときは、ワーク長手方向のうねりや寸法誤差が大きいため、このような方法で複数のワークを同時加工することは、ほとんど不可能である。また、加工される個々のワークの形状誤差に合せた寸法のスペーサブロック41a、41bを準備することも、実際上不可能である。そこでこのようなワークを加工するときは、ワークを1本ずつ固定して加工を行っている。
しかし、細長いワークの加工には、ワークを固定するための大きなテーブルが必要であり、従って使用する工作機械は大型となる。そしてワークをテーブルに1個ずつ固定して加工する方法では、ワークの実際の加工時間に比べてワークの着脱に要する時間が長くなり、工作機械の稼働率が低下する。すなわち、大型の機械を低い稼働率で使用することとなり、加工コストが高くなる。また、ワークの着脱を頻繁に行わなければならないため、作業負担が大きく、加工中にオペレータが他の作業を行うということもできない。
この発明は、上記のような問題を解決することを課題としており、バイスに取付けて使用することにより、個々のワークの寸法差や撓みの有無、及び個々のワークの形状誤差や寸法誤差にも柔軟に対応して、複数のワークをそれぞれの固有の位置に固定することが可能な、構造が簡単で操作性に優れたスペーサブロックを提供するものである。
この発明のスペーサブロックは、一方向に案内されるスライド部2と、このスライド部におけるスライド方向と平行なガイド面5と、このガイド面に直角に立設されたガイド突起4とを備えたスライド台1を備えている。このスライド台の前記ガイド突起には、当該ガイド突起を挟む両外向面に下向きの駆動楔面9を形成した駆動楔8が摺動可能に嵌合されており、この駆動楔を前記ガイド突起の立設方向に進退させる進退装置11、55、10を備えている。この駆動楔の両側には、その駆動楔面に摺接する従動楔面13を背面に備えた一対の口金14が設けられ、これらの口金の下辺は前記スライド台のガイド面5に案内されている。そして、この一対の口金を互いに接近する方向に付勢する復帰ばね18が設けられている。
上記構造のスペーサブロックにおいては、ワークの固定を安定化させるために、また駆動楔面9と口金の従動楔面13との摺動動作を安定化させるために、駆動楔面9及び従動楔面13を複数の楔面を階段状に配置した多段楔面とするのが好ましい。
スライド台のガイド面5に摺接する口金14の下辺にゴム質の弾性体20を僅かに突出させて装着し、この弾性体により口金14の下辺がガイド面5から僅かに離隔した状態で摺動するようにすれば、ワークを固定したとき、駆動楔8の推力により弾性体20が押し潰されて口金14が僅かに下降し、口金に把持されたワークをバイスのベース上面に押接することができる。
口金14には、ワークの下面を口金の直近の位置で規定する受板30を取付けることができる。受板30を取付けるときは、口金14のワーク把持面に設けたねじ孔26に、頭部下面の円錐面Pを露出させた状態で皿ねじ31を螺合し、受板30にはこの皿ねじの頭部を挿入する貫通孔33を設け、この貫通孔の下方周面に皿ねじの前記円錐面Pに先端を当接したボールプランジャ34を設ける。受板30は、ボールプランジャ34の付勢力により、口金のワーク把持面16及びスライド台のガイド面5に押接され、ワークが浮き上がって固定されるのを防止できる。
駆動楔8を進退させたときの口金14の進退方向は、スライド台1のスライド方向と同方向である。ガイド突起4を円筒ガイドとすることで、口金14の進出方向をワーク形状に応じて偏倚可能にすることができる。復帰ばね18は、巻き数の少ない平面的な巻ばねを用いるのが好適で、特に巻き数が一巻き以下のΩ形、C形ないしU形のばねを口金14の両側面に配置すれば、この復帰ばね18によって口金14の横方向へのずれを規制できる。
口金14の楔面やガイド面への切粉の進入を避けるために、カバーを設けるのが好ましく、このカバーの構造としては、両口金の背後側に延びる薄板製のコの字形のカバー板21を、その背後部分が重なり合うようにして、両口金14に固定して設ける構造が簡単である。
上記構造のスペーサブロックは、スライド台1をバイスのワーク把持方向に移動自在にして、バイスの両口金の間に装着して使用する。この発明のスペーサブロック41bは、図6に示すように、細長い複数個のワーク42をその長手方向に並べた3個以上のバイス40の中間部のもの40bに装着するのが特に有効である。この場合両端のバイス40aのスペーサブロック41aは、ワーク寸法に応じた固定寸法のブロックでよい。中間部のバイス40bは、その両側のジョー43bが共に可動口金であるバイスを用いるのが好ましい。そうでないときは、ワーク42を以下の手順でバイス40に固定した後、中間部バイス40bをテーブルに固定する。
固定しようとする複数のワーク42は、まず両端のバイス40aのジョー43aとスペーサブロック41aの間及びスペーサブロック41a相互の間に把持して固定する。次に中間のバイス40bのスペーサブロック41bの駆動楔8を進出させて、両側の口金14を互いに隣接するワーク42に当接させる。口金の一方がワークに先に当接したときは、他方の口金が隣のワークに当接するまでスライド台1がバイスの基台3上を移動することになる。このようにしてすべてのスペーサブロック41bの口金をワーク42に当接させたら、中間のバイス40bの両側のジョー43bを進出させて、その間に挿入されているワーク42を一括して把持する。個々のスペーサブロックの口金14には、バイスのワーク把持力が作用するが、楔面9、13のセルフロック作用により、口金14が後退することはない。
口金14を弾性体20を介してスライド台のガイド面5に摺接させた構造によれば、口金14がワーク42に当接したとき、ワークから口金に作用する反力と駆動楔8の進出動作とにより、弾性体20が押し潰されて、口金14がガイド面5側に向けて移動しようとする。この力により、ワーク42はバイスの基台3上に密着した状態で把持されることになる。また、ワーク受板30を設けた構造では、このワーク受板の上縁によって支えられたワークが、口金14の下方に移動しようとする力によって、ワーク受板30に密着した状態で把持される。ワーク受板30は、深さ寸法の小さいワークを把持するときに用いる。
なお、楔面9、13は、階段状に多段に設けることにより、スペーサブロックがコンパクトになると共に、口金14の進退動作を安定化させる上でも有効である。
図1ないし図3は、この発明のスペーサブロックの一実施例を示した図である。スライド台1は、下面に下向きC形断面をしたスライド部2を備えており、このスライド部2は、側面にガイド溝を設けたバイスの基台に摺動自在に嵌挿される。スライド台1は、上面中央にスライド方向と直交する方向の厚板状のガイド突起4を備えており、このガイド突起の基部両側のスライド台上面は、スライド部2のスライド方向と平行なガイド面5となっている。ガイド突起4の上面中央には、ねじ孔6が設けられている。
駆動楔8は、対向する両外向面に下向きの複数の楔面9が階段状に形成されており、下部中央にはガイド突起4に嵌合するガイド溝15が設けられている。駆動楔8の上面中央には、六角孔付ボルト11の挿通孔12が設けられている。この挿通孔に挿通した六角孔付ボルト11は、スライド台のねじ孔6に螺合しており、六角孔付ボルト11を右回動すると、駆動楔8が下方に押し動かされる。駆動楔8を上方に押し動かすコイルばね10は、この六角孔付ボルトに挿通された状態でガイド溝15の底面とガイド突起4の上面との間に装架されている。従って、六角孔付ボルト11を左右に回動することにより、駆動楔8がガイド突起4の案内面に沿って昇降する。
駆動楔8の両側には、背面に形成した従動楔面13を駆動楔面9に当接させて、一対の口金14が装着されている。この口金の両側面中央には、係止ビン17が植立され、両側の口金の係止ピン17に両端を係止した状態で、C形をした復帰ばね18が装着されている。口金14の幅寸法は、駆動楔8の幅寸法と等しく、口金14の両側に装着された復帰ばね18が駆動楔8の両側面に当接することで、口金14と駆動楔8との幅方向の位置関係を保持している。
口金14の下面には、幅方向に細溝19が設けられ、この細溝に円形断面紐状のゴム質の弾性体20が嵌挿されている。この弾性体20は、細溝19から僅かに突出してガイド面5に摺接している。従って、ワークを把持していない状態では、口金14の下面とガイド面5との間に僅かな遊隙Lが存在している。
図に想像線で示すカバー21は、厚さ0.1〜0.2mmの薄いステンレス板をコの字形に屈曲したもので、図示しない小ねじで両側のものが、それぞれの側の口金14の上縁に固定して装着されている。両側の口金に固定された2枚のカバー板21の背後側は、重なり合った状態になっている。口金14が進退したときは、この重なり部分で2枚のカバー板相互が摺動する。
この実施例のものでは、六角孔付ボルト11を右回転すると、駆動楔8が下降(スライド台側に移動)して両側の口金14を外側に向けて進出させ、両口金間のスライド方向の寸法が大きくなる。六角孔付ボルト11を左回動すると、コイルばね10の付勢力で駆動楔8が上昇し、復帰ばね18の付勢力で両側の口金14が内側に移動し、両口金間のスライド方向の寸法が小さくなる。
図6に示したように、3台以上のバイス40a、40bで複数個の細長いワーク42を固定するとき、中間のバイス40bに装着するスペーサブロック41bとして上記構造のスペーサブロックを使用する。複数のワーク42を両端のバイス40a、40bで固定した後、中間部のバイス40bをワークを撓ませない程度に軽く締め、次に各スペーサブロック41bの六角孔付ボルト11を右回動して両側の口金14をワーク42に当接させる。口金14の一方がワーク42に先に当接すると、スライド部2が滑ってスライド台1が移動し、反対側の口金をその側のワーク42に当接させる。すなわち、スペーサブロック41bの位置及びワーク把持方向の寸法がワークに合わせて自動調整される。
中間部のバイス40bのすべてのスペーサブロック41bを上記のように自動調整した後、中間部のバイス40bを強固に締結すれば、複数のワーク42がバイスの把持力による撓みを生ずることなく、3台以上のバイス40a、40bによって固定される。従って、この状態でワーク42の加工を行えば、ワーク42をバイスから外しても加工面の直線度や孔の加工位置などに狂いが生ずることはない。
図7ないし図10は、この発明の第2実施例を示した図である。この第2実施例のものは、駆動楔8を流体圧(油圧又は空気圧)で駆動する構造であること、スライド台1が固定部材1aとスライド部材1bとの2個の部材で形成されていること及びガイド突起4のガイド面が口金14のスライド方向と平行な方向であることの3点において、第1実施例と異なっている。以下、この相違点について説明する。
スライド台1はボルトでバイスに固定される固定部材1aと、この固定部材に口金14のスライド方向にスライド自在に嵌挿されたスライド部材1bとで形成されている(図7参照)。固定部材1aは、矩形板状で固定ボルトを挿通するための4個の座ぐり孔50を備えている。固定部材1aの中央には、ガイド孔51が設けられている。このガイド孔は、上半部がスライド方向に長い矩形で、下半部がこの矩形の長辺と等しい直径の円形である。スライド部材1bは、軸心にねじ孔6を設けた円筒の上部を両側から削り落としてガイド突起4を形成したものである。ガイド孔51の矩形部分の幅Wは、ガイド突起の幅Wと等しく、ガイド突起4は幅方向位置を規定された状態でガイド孔51に嵌挿されている。ガイド孔51の矩形の長辺方向の寸法はガイド突起4の対応する部分の寸法より長く、ガイド突起4はその寸法差分だけ移動可能に、固定部材1a上に突出する。すなわち、ガイド孔51の矩形断面の部分がスライド部2となっている。スライド部材のフランジ部53は、ガイド孔51の円部分に直径方向に前記寸法差の遊隙を持った状態で収容される。固定部材1aの上面は、口金14のガイド面5となる。
駆動楔8の下部には、口金14のスライド方向と平行なガイド溝15が形成され、このガイド溝がガイド突起4の上部に嵌合している。駆動楔8の上部には、スライド方向と直交する方向に細長い長円断面のシリンダ孔54が形成され、このシリンダ孔に長円形のピストン55が嵌合している。ピストン55から下方に延びるピストンロッド56の先端には雄ねじ11が設けられ、スライド部材のねじ孔6に螺合されている。シリンダ孔54の上端には蓋57が装着され、Cクランプ58で駆動楔8に係止されている。ピストン55と蓋57との間には、駆動楔8を上方に押動するコイルばね10が装架されている。シリンダ孔54の底部には、流体圧室を形成する皿状の凹部60が設けられている。駆動楔8の両側面には、ニップル孔61が設けられて、このニップル孔の奥端が流体室となる皿状の凹部60に連通している。ニップル孔61には、空気圧を供給する可撓性パイプが連結される。ニップル孔61が2つ設けられているので、複数のスペーサブロックのニップル孔相互を可撓性パイプで順次連結することにより、1本の空気圧パイプで多数のスペーサブロックに同時に空気圧を供給することができる。62及び63は、ピストン及びピストンロッドのシールリングである。
ニップル孔61に空気圧を供給すると、この空気圧はピストン55を上昇させようとするが、ピストン55は上昇できないので、駆動楔8が下降して両側の口金14を外側に向けて押動する。また、ニップル孔61を大気開放すると、コイルばね10が駆動楔8を上昇させ、両側の口金14相互を接近させる方向に付勢している復帰ばね18が口金14を内側に向けて移動させる。
以上説明した第2実施例のスペーサブロックの使用方法を図6を参照して説明する。工作機械のテーブルにワーク42の把持位置に合せて複数のバイス40a、40bを固定し、これらのバイスの両端のジョー43a、43bの間に必要な数のスペーサブロック41a、41bを配置する。両端のバイス40aのスペーサブロック41aは、従来から用いられている寸法が一定のブロックで、これらのブロック41aが把持される複数のワーク42の間隔を規定する。中間のバイス40bのスペーサブロック41bは、第2実施例のブロックで、これらの複数のブロック相互は、両端にニップルを設けた可撓性パイプで順次連結され、最初のスペーサブロックの反対側のニップル孔61を可撓性パイプで切換弁を備えた空気源に連結する。また、最後のスペーサブロックの反対側のニップル孔61は盲蓋をする。
スペーサブロック41bに作動空気を供給していない状態でワーク42をセットし、その両端を両側のバイス40aで固定する。次にスペーサブロック41bに作動空気を供給する。この空気圧により、各スペーサブロックの口金14が開いてワーク42に当接した状態で停止する。このときのワークの押接力は、供給する空気の圧力で設定できる。また、このとき各スペーサブロック41bの一方の口金が先にワークに当接したときは、スライド台のスライド部材1bが固定部材1a上で滑って反対側へ移動し、両側の口金14が共にワーク42に当接した状態で停止する。このようにしてスペーサブロック41bが複数のワーク42・・・相互の間隔を規定した状態になった後、中間のバイス40bのジョー43bを締結して、複数のワーク42・・・を強固に固定する。このときのジョー43bの強力な固定力は、スペーサブロック41bの口金14を押し戻そうとするが、楔面9の自己保持作用により、口金14はバイスの締付力に抵抗してワーク42、42相互の間隔を保持する。この状態で各ワークの加工を行い、加工が終了したら中間のバイス40bを開き、スペーサブロック41bの作動圧を開放し、両側のバイス40aを開いてワーク42・・・を取り外す。
スペーサブロックの口金14の前面には、生爪やワーク受板を装着するねじ孔を設けることができる。図4に示す口金は、把持するワークに応じて生爪や把持面に凹凸を設けた爪を固定するためのねじ孔25と、ワーク受板30を装着するためのねじ孔26とを備えている。ワーク受板30を装着するときは、そのねじ孔26に頭部下面が円錐面Pとなったねじ(皿ねじ)31を、その円錐面Pが口金14の前面から突出する状態で螺合する。ワーク受板30は、この皿ねじの頭部32が貫通する貫通孔33と、この貫通孔の周面下方に先端を突出させたボールプランジャ34とを備えている。
皿ねじ31を口金14に螺合した状態で、その頭部32を貫通孔33に挿入するようにしてワーク受板30を口金14に押付けると、ボールプランジャ34のボールが皿ねじ頭部の最大径の部分を乗り越えて円錐面Pに当接した状態でワーク受板30が装着される。この装着状態でワーク受板30は、ボールプランジャ34の付勢力で、下辺がスライド台のガイド面5に当接しており、かつ円錐面Pの傾斜により、その背面が口金のワーク把持面16に押付けられた状態となっている。
深さ寸法の小さいワークは、図4に想像線で示すように、その把持端をワーク受板30の上縁に支持された状態で把持される。作用の項で述べたように、ワーク受板30はスライド台のガイド面5に摺接しており、かつ口金14は、弾性体20により、当該ガイド面から僅かに浮き上った状態で摺接している。口金14がワークを把持すると、把持反力によって口金14が下方に押され、ワークがワーク受板30に押接された状態で把持される。
以上説明したこの発明のスペーサブロックを用いることにより、バイスに複数個のワークを正確な位置に固定する作業を簡単に行うことができる。特に細長いワークの複数箇所を複数のバイスで工作機械のテーブルに固定する場合に、複数ワークの同時固定がワークを変形させることなく可能になり、この種のワークの複数個を同時加工することが容易に可能になって、加工に要する手数及び加工コストを大幅に低減できるという効果がある。
この発明の第1実施例のスペーサブロックを示す断面側面図 図1のスペーサブロックの正面図 図1のスペーサブロックの斜視図 ワーク受台の取付構造を示す一部断面側面図 図4に示したワーク受板を装着した口金の正面図 細長い複数ワークを固定した状態をワークの形状誤差を誇張して模式的に示した平面図 この発明の第2実施例のスペーサブロックのスライド台の分解斜視図 第2実施例のスペーサブロックの図1と同方向の断面図 図8のスペーサブロックの平面図である。 図8のスペーサブロックの図8と直交する方向の断面図
符号の説明
1 スライド台
2 スライド部
3 基台
4 スライド台に立設したガイド突起
5 スライド台のガイド面
8 駆動楔
9 駆動楔面
10 駆動楔を復帰させるコイルばね
11 六角孔付ボルトないし雄ねじ
12 挿通孔
13 従動楔面
14 口金
15 ガイド溝
16 口金のワーク把持面
17 係止ピン
18 口金を復帰させる復帰ばね
19 口金下辺の細溝
20 細溝に嵌装した弾性体
30 口金に取付けられたワーク受板
31 皿ねじ
34 ボールプランジャ
55 駆動楔を駆動するピストン
60 ビストンの流体圧室
L 遊隙
P 皿ねじの円錐面

Claims (5)

  1. バイスのワーク把持方向に案内されるスライド部(2)、このスライド部のスライド方向と平行なガイド面(5)となっている当該スライド部の上面及びこのガイド面に直角に立設されたガイド突起(4)を備えたスライド台(1)と、前記ガイド突起を挟む前記スライド方向の両外向面に下向の駆動楔面(9)を形成して当該ガイド突起に嵌挿した駆動楔(8)と、この駆動楔を前記ガイド突起のガイド方向に進退させる進退装置(11,55,10)と、背面に前記駆動楔面に摺接する従動楔面(13)を備えかつその下辺に設けた溝(19)に嵌挿された、ワークを把持していない状態では当該溝から突出しワークを固定したときその突出分が押し潰される、ゴム質の弾性体(20)を介して前記ガイド面に摺接している一対の口金(14)と、この一対の口金を互いに接近する方向に付勢している復帰ばね(18)とを備え、前記弾性体がワークを把持していない状態では前記口金を前記ガイド面から離隔させていることを特徴とする、バイスのスペーサブロック。
  2. 駆動楔面(9)及び従動楔面(13)が複数の楔面を階段状に配置した多段楔面である、請求項1記載のスペーサブロック。
  3. 口金(14)のワーク把持面に設けたねじ孔(26)と、頭部下面の円錐面(P)を露出させてこのねじ孔に螺合された皿ねじ(31)と、この皿ねじの前記円錐面に先端を当接したボールプランジャ(34)とを備え、このボールプランジャの付勢力により口金のワーク把持面(16)及びスライド台のガイド面(5)に押接されているワーク受板(30)を備えている、請求項1記載のスペーサブロック。
  4. 前記復帰ばねが、口金(14)の両側面に配置されたΩ形、C形ないしU形の平面的な巻ばねである、請求項1記載のスペーサブロック。
  5. 両口金(14)の背後側に延びる薄板製のコの字形のカバー板(21)が、その背後部分が重なり合うようにして、両口金(14)に固定して設けられている、請求項1記載のスペーサブロック。
JP2003580030A 2002-03-28 2002-03-28 バイスのスペーサブロック Expired - Lifetime JP4340163B2 (ja)

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