JPH04115359A - 現金取扱装置のデータ入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、テンキーあるいはタッチ７（ネル等を用いて
データ入力を行う現金取扱装置のデータ入力装置に関し
、詳しくは後方及び側方からの盗み見を防止することが
できる現金取扱装置のデータ入力装置に関する。

「従来の技術」 Ａ　Ｔ　Ｍ　（ａｕｔｏｍａｔｅｄ　Ｔａ１ｌｅｒ’　
ｓ　ｍａｃｈｉｎｅ：自動預出金機）等の現金取扱装置
のデータ入力装置には暗証番号、金額、取引内容等のデ
ータを入力できる上うにキー表面に数字を付したテンキ
ー、ある０はブラウン管の上面に感圧シートを貼付し、
ブラウン管に数字を表示させて、それぞれの数字に対応
した位置の感圧シートを押圧することにより数字を入力
するタッチパネル等の入力手段が設けられでいる。

上記のような現金取扱装置のデータ入力装置を操作する
場合においては、操作者の後方あるいは側方に居る各が
、その者の立つ位置によっては操作者の入力する上記デ
ータを直接盗み見ることかできてしまうという問題があ
った。また、直接盗み見ることかできなくとも、操作者
が入力する指の動き等を盗み見ることにより、その人力
データを推定することができてしまうという問題があっ
た。

このような問題を解決するために、現金取扱装置のデー
タ入力装置の上面と面一であったテンキーあるいはタッ
チパネル等を有する操作部を現金取扱装置のデータ入力
装置の上面より、平行に一段低くオフセットしたり、あ
るいは操作者側から離れるにしたがって低くなるように
操作部を斜めにしたりして、操作者手前側あるいは側方
側に操作部より高い部分を設け、この部分で後方あるい
は側方に居る者の視界をさえぎることにより、データを
盗み見ることを防ぐ提案がすてになされている　（実開
平１−１４２０２６号公報）。

「発明か解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構造の現金取扱装置のデー
タ入力装置では、データ入力装置の上面と操作部とのオ
フセットの量が十分でないと、上述した効果は得られず
、後方あるいは側方に居る音が操作者の入力する指の動
きを盗み見たり、あるいは後方あるいは側方に居る者の
立つ位置によっては、入力するデータを直接盗み見るこ
とかできてしまうという問題がある。

また、上記のことを考慮して、データ入力装置の上面と
操作部とのオフセットの量を大きくすると、操作表示部
が現金取扱装置のデータ人力装置の上面より、かなり低
い位置になってしまうため、操作性が悪くなってしまう
という問題がある。

したがって、本発明の目的は、操作性を悪化させること
なく、操作者の後方あるいは側方に居る者が操作者の入
力する指の動き等を盗み見ることによりその入力データ
を推定したり、あるいは操作者の入力するデータを直接
盗み見たりすることを防止することができる現金取扱装
置のデータ入力装置を提゛供することである。

［課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明の第１の発明は、数
値入力のためのスイッチ手段と、仕置の数字が表示され
る数字表示手段とから構成されたキーを複数有する現金
取扱装置のデータ入力装置において、前記スイッチ手段
の押圧に基づいて、キー入力信号を出力する入力部と、
前記数字表示手段に数字を表示させる表示部と、前記表
示部に、前記数字表示手段に対して異なる数字をそれぞ
れ表示させる数字配列信号を出力するとともに、前記入
力部より入力されたキー入力信号に基づいて、押圧され
たスイッチ手段の位置と、前記表示部によって数字表示
手段に表示させた数字とを対応させて判定する制御部と
を有することを特徴としている。

また本発明の第２の発明は、上記第１の発明の現金取扱
装置のデータ入力装置に加えて、さらに前記数字表示手
段がライトコントロールフィルムを有することを特徴と
している。

「作用　」 本発明の第１の発明の現金取扱装置のデータ入力装置に
よれば、制御部が表示部にキーの数字表示手段に対して
異なる数字をそれぞれに表示させる数字配列信号を出力
し、これを受けて表示部はそれぞれのキーにある数字表
示手段の数字を変更表示し、この数字表示手段に表示さ
れた数字にしたがって、操作者がキーのスイッチ手段を
押圧すると、入力部は押圧されたスイッチ手段の位置を
示すキー入力信号を出力し、これを受けた制御部がこの
キー入力信号により、押圧されたスイッチ手段の位置と
表示部によって数字表示手段に表示させた数字とを対応
させて判定する。

したがって、前記現金取扱装置により、例えば操作者が
カードを用いて現金の払い出しを行おうとした場合に、
それぞれのキーの数字表示手段の数字配列が変わってい
ることにより、操作者の入力する指の動きを盗み見るこ
とでは、その入力データを推定することができない。ま
たキー等からなる操作部をデータ入力装置の上面よりオ
フセットする必要なく上記盗み見を防止できるため、操
作性か悪化することがない。

また本発明の第２の発明の現金取扱装置のデータ入力装
置によれば、第１の発明の現金取扱装置のデータ入力装
置の有する作用に加えて、さらに表示部の上方にあるラ
イトコントロールフィルムが表示部の可視角度範囲を狭
める。

これにより、第１の発明と同様、操作者の人力する指の
動きを盗み見ることでは、その入力データを推定するこ
とができず、さらに加えて操作者が入力するデータを、
側方及び後方に居る者が直接盗み見ることもできなくな
る。

「実施例」 第１図は本発明の第１実施例によるデータ入力装置を組
み込んだ現金取扱装置（紙幣出金機）の外観を示す斜視
図である。

第１図に示すように、第１実施例において現金取扱装置
ｌは、操作性を向上するためにそのデータ入力装置の上
面１０か、操作者手前側に（るほと低くなるように傾斜
している。また、その上面ｌＯ上には各種操作の指示を
表示する操作表示部１１を有し、その操作部ｖｌｌｌよ
り操作者側で、かつ操作者側から見て右側の位置に複数
のキーからなるテンキ一部１２か設けられている。なお
現金取扱装置ｌのデータ入力装置の上面ＩＯと操作表示
部１１とテンキ一部１２とはほぼ同一面上にあり、特に
オフセットしてはいない。

また、現金取扱装置ｌの前面１５にはカード挿入口１６
、レシート放出口１７、出金口１８及びそれに付属する
シャッタ１８ａ等が設けられている。

また、第２図は本発明の第一実施例による現金取扱装置
のデータ入力装置のテンキ一部を示す拡大平面図である
。

第２図に示すように、テンキ一部１２は１２個（縦４横
３）のキー２１からなり、それぞれのキー２１は小形デ
ィジタルデイスプレィユニットからなっている。ここで
、小形ディジタルデイスプレィユニットからなるキー２
１は１２個とも同様の構造であるため、第２図左下のも
のについてのみ。

符号を付し説明する。小形ディジタルデイスプレィユニ
ットからなるキー２１は、７セグメントの数字表示器２
２　（数字表示手段）と、数値入力のためのスイッチ２
３　（スイッチ手段）とを有し、また既に押圧したこと
を表示する発光ダイオード（以下ＬＥＤと称す）２４を
有する。

数字表示器２２は、０から９までの１０個の数字のうち
の任意のものを、後述する表示部の信号にしたがってそ
れぞれ表示する。キー２１の１２個の内、表示する数字
の無い２個についてはダミーキー（第２図においては２
０ａ　、２０ｂ　）とじて使用しないことになる。

このテンキ一部１２の１２個のキー２１には、第３図に
示すように、ライトコントロールフィルム２５　がそれ
ぞれの上方に設けられている。

ここで第３図は、一つのキー２１とライトコントロール
フィルム２５とを示している。なお、本来キー２１とラ
イトコントロールフィルム２５とは密着接合しているが
、第３図においては、便宜上これらを分離した状態を示
している。またライトコントロールフィルム２５の厚み
は図示するほどは厚くなく、微小なものである。

このライトコントロールフィルム２５は、プラスチック
性の薄い板状のもので、その内部には黒色の微少なルー
パー２５ａが複数個か相互に平行をなすように組み込ま
れている。

このため、この可視角度外から小形ディジタルデイスプ
レィユニットからなるキー２１を見ようとしても、この
ライトコントロールフィルム２５のルーパー２５ａが視
界をさえぎるため見ることができないようになっている
。

なお、このライトコントロールフィルム２５は、上記ル
ーパー２５ａの高さ及び各ルーパ−２５ａ同士の間隔を
適宜変更することにより、可視角度を任意に設定するこ
とができる。

第１実施例において、ライトコントロールフィルム２５
はルーパー２５ａの方向が数字表示器２２の数字の上下
方向と同方向になるように設けられており、これにより
操作者の側方にいる者が数字表示器２２を見ることかで
きないようになっている。また後方からの盗み見は、操
作者が現金取扱装置ｌの前面１５の前に立つため、操作
者か後方からの視界をさえぎることになり、これにより
防止するようになっている。

また、方向が数字表示器２２の数字の上下方向と同方向
のルーバーと左右方向と同方向のルーツく−とを適宜組
み合わせることにより操作者の側方及び後方にいる者の
キー２１の盗み見を同時に防止することができる設定と
することも可能である。

次いで小形ディジタルデイスプレィユニットからなるキ
ー２１に組み込まれたＬＥＤ２４は、上述したように既
押圧の表示をするためものである。

すなわち、このキー２１のＬＥＤ２４はスイッチ２３を
押圧することにより点灯するようになっている。これは
、スイッチ２３を押すことにより人力部が出力する既押
圧信号を後述する表示部が受けてＬＥＤ　２４を点灯さ
せるようになっているためである。

これにより、操作者がスイッチ２３を押圧したことを容
易に認識することができるため、入力ミスか減少し、操
作性を向上することかできる。

次に本実施例の現金取扱装置のデータ入力装置のシステ
ム構成について説明する。

第４図は本発明の第１実施例による現金取扱装置のデー
タ入力装置のシステム構成を概略的に示すブロック図で
ある。

第１実施例において、現金取扱装置のデータ入力装置２
のシステム構成は、大きくは、入力部３、表示部４、制
御部５の３つのブロックに分けられる。

入力部３は、上述した小形デイノタルディスプレイユニ
ットからなるキー２１のスイッチ２３が押圧された場合
に、押圧された各スイッチ２３からキー入力信号３ａ及
び既押圧信号３ｂを制御部５、表示部４にそれぞれ出力
するものである。

表示部４は、制御部５の数字配列変換部５２（後述する
）によって設定され出力された、数字表示器２２に対し
て異なる数字を表示させるための数字配列信号５２ａを
受け、これに基づいてキー２１の数字表示器２２の数字
を変更して表示させる処理を行うものである。

また一方で表示部４は前記人力部３からの既押圧信号３
ｂに基づいて、テンキ一部１２の対応するキー２１のＬ
ＥＤ　２４に既押圧の表示を行わせるものである。

制御部５は、さらに、数字配列の変換等の処理等を行う
数字配列変換部５２と、入力数字の処理等を行うキー判
定部５３と、出金処理等を行う本体制御・出金処理手段
５４の３つのブロックに分けられる。

まずキー判定部５３は、前記入力部３から受けるキー入
力信号３ａに基づいて、押圧されたスイッチ２３が、１
２個のうち、いずれのものであるかを判定し、この判定
結果を例えばコード化してキー位置信号５３ａとして数
字配列変換部５２に出力する。また、このキー判定部５
３は、数字配列変換部５２から出力されｔこ、押圧され
たキーの数字を示す数字判定信号５２ｂ（後述する）を
数値信号５３ｂとして本体制御・出金処理手段５４に出
力するものである。

数字配列変換部５２は、キー２１の数字表示器２２に対
して異なる数字をそれぞれ表示させる数字配列信号５２
ａを表示部４に出力するものである。また数字配列変換
部５２は、前記キー判定部５３からのキー位置信号５３
ａを受けて、押圧されたキー２１のスイッチ２３の位置
と前記表示部４によってキー２１の数字表示器２２に表
示させた数字とを対応させ、押圧されたキー２１のスイ
ッチ２３がどの数字に対応するかを判定し、その判定結
果を数字判定信号５２ｂとしてキー判定部５３に出力す
るものである。なお、この数字配列変換部５２では、数
字の配列変換がある毎に、表示させた０から９までの数
字と１２個の表示器２２の位置とを対応させて記憶し、
この記憶したデータに基づき、押圧されたキーの位置と
数字との対応関係を図るものである。また、数字配列変
換部５２は、本体制御・出金処理手段５４が一取引終了
する毎に出力する終了信号５４ａ（後述する）を受けて
、上記数字配列信号５２ａを表示部４に出カするように
なっている。

次いで、本体制御・出金処理手段５４は、キー判定部５
３から出力された、数字判定信号５２ｂである数値信号
５３ｂを受けて暗証番号の照会等のデータのやり取りを
データ管理センタ（図示せず）と行った後、出金等の処
理を行う。モして一取引が終了する毎に数字配列変換部
５２及びキー判定部５３に終了信号５４ａを出力するも
のである。なお、終了信号５４ａは、例えば操作者によ
り返却されたカードが抜き取られたとき、あるいは払い
出された現金、レシートが抜き取られたときに出力され
る。

このようなシステム構成である第１実施例の現金取扱装
置のデータ入力装置２における動作を以下にまとめる。

（１）本体制御・出金処理手段５４が、前操作者の取引
終了にしたがって、終了信号５４ａを数字配列変換部５
２に出力する。

（２）この終了信号５４ａにより、数字配列変換部５２
が数字表示器２２に既に表示してあった数字に対して異
なる数字をそれぞれ表示させる数字配列信号５２ａを表
示部４に出力するとともに、この表示させた０から９ま
での数字と、それぞれの数字の対応する１２個の数字表
示器の位置とを対応させて記憶する。

（３）この数字配列信号５２ａにしたがって表示部４は
小形ディジタルデイスプレィユニットからなるキー２１
の数字表示器２２の数字をそれぞれ変更表示させる。

これによって、次の操作者がカード挿入口１６からカー
ドを挿入し、暗証番号入力、金額入力等の操作をする場
合には、数字表示器２２の表示数字にしたがって、テン
キ一部１２の１０個のキー２１のスイッチ２３のうちの
対応するものを、押圧することになる。

（４）上記押圧に伴い、入力部３は押圧されたスイッチ
２３からそれぞれキー入力信号３ａ及び皿押圧信号３ｂ
をそれぞれキー判定部５３及び表示部４に出力する。

（５）キー入力信号３ａを受けたキー判定部５３は、キ
ー入力信号３ａに基づいて押圧されたスイッチ２３力＜
１２個のうち、いずれのものかを判定し、この判定結果
を例えばコード化してキー位置信号５３ａとし、これを
数字配列変換部５２に出力する。

（６）数字配列変換部５２は、このキー位置信号５３ａ
と、表示部４に既に出力しである数字とを、前記記憶さ
せたデータに基づいて対応させ、キー位置信号５３ａに
より示される押圧されたキーの位置が、表示させた０か
ら９のどの数字に対応するかを判定して、その判定結果
を数字判定信号５２ｂとしてキー判定部５３に出力する
。

（７）キー判定部５３では、この数字判定信号５２ｂを
数値信号５３ｂとして、本体制御・出金処理手段５４に
出力する。

（８）この数値信号５３ｂを受けて本体制御・出金処理
手段５４は暗証番号の照会等のデータのやり取りをデー
タ管理センタ（図示せず）と行なったり、または出金等
の処理を行ったりする。

（９）本体制御・出金処理手段５４は一取引が終了する
と終了信号５４ａを数字配列変換部５２に出力する。

（１０）一方、人力部３から出力された皿押圧信号３ｂ
は、表示部４において、押圧されたキー２１の対応する
ＬＥＤ　２４を点灯させ、既押圧の表示をする。

第１実施例における現金取扱装置のデータ入力装置は、
上記（１）から（９）の処理により、−取引サイクル毎
にキー２１の数字表示器２２の数字がそれぞれ変わるた
め、操作者の入力する指の動きを盗み見ることでは、そ
の入力データを推定することができないことになる。ま
た、これにより現金取扱装置ｌのデータ入力装置の上面
１０と操作表示部１１とテンキ一部１２とを、はぼ同一
面上に配置することができ、特にオフセットする必要が
ないため、操作性を悪化させることがない。

また、上記（１）から（４）及び（１０）の処理により
、押圧されたキー２１の対応するＬＥＤ２４を点灯させ
、皿押圧の表示をするようになるため、操作者か、既に
押圧したキー２１のスイッチ２３を容易に認識すること
ができ、数字の入力ミスを著しく減少させることができ
るため操作性がさらに優れた現金取扱装置のデータ入力
装置とすることができる。

次に、本発明の第２実施例について説明するが、第１実
施例とほぼ同様の構成であるため、第１実施例と相違す
る部分を中心に説明する。

第２実施例の現金取扱装置のデータ入力装置と、第１実
施例の現金取扱装置のデータ入力装置との相違点は、ま
ず数字入力の方法である。第１実施例の数字入力の方法
がテンキ一部１２によるものであったのに対して、第２
実施例では、第５図に示すように、タッチパネル７０を
用いている。このためブラウン管の画面の一部７０ａを
１２個（縦４横３）の升目に分割してそれぞれの部分を
キー７４とし、キー７４上にはスイッチ手段として感圧
シート７７がそれぞれのキー７４に対応するように貼付
しである。さらにこのキー７４に数字を表示させて、数
字表示手段としての数字表示部７２を兼用させている。

この第２実施例にお（づる現金取扱装置のデータ入力装
置のタッチパネル７０は、ブラウン管と感圧シートとの
間に第１実施例と同様の複数のルーパー７５ａを有する
ライトコントロールフィルム７５を挿入したものであり
、ルーパー７５ａの方向も第１実施例と同様、数字表示
部７２の数字の上下方向と同方向としている。

これにより、タッチパネル７０のライトコントロールフ
ィルム７５が操作者の側方にいるものの視界をさえぎる
ため、数字表示部７２を見ることができないという第１
実施例に記した効果を同様に発揮する。

なお、ライトコントロールフィルム７５のルーパー７５
ａの方向は、第１実施例において述べたように、数字の
上下方向と同方向のものと左右方向と同方向のものとを
適宜組み合わせることにより、側方及び後方からの盗み
見を同時に防止したりすることも可能である。

また、第２実施例においては、第１実施例においてＬＥ
Ｄ２４を用いて行った皿押圧の表示を、ＬＥＤ２４を点
灯させる代わりに、タッチパネル７０のキー７４の押圧
された感圧シート７７のブラウン管部分に、押圧されて
いない部分とは別の色を点灯させることにより行うよう
になっている。

なお、第１実施例と同様、表示部９か、感圧シート７７
を押圧することにより入力部８が出力する皿押圧信号８
ｂを受けて、この皿押圧の表示を行うようになっている
。

これにより、第１実施例と同様、既に押圧したキー７４
の位置を操作者が容易に認識できるため、入力ミスを減
少させるという効果を発揮する。

第６図は本発明の第２の実施例における現金取扱装置の
データ入力装置７のシステム構成を概略的に示すブロッ
ク図である。

第６図に示すように、第２実施例におけるデータ入力装
置７のシステム構成は、第１実施例のシステム構成に対
して、制御部６がさらに案内画面記憶部６５を有してお
り、また、本体制御・出金処理手段５４が第１実施例に
おいて記載した信号の他に、−操作（例えば、暗証番号
照会、出金処理等）毎に切替信号５４ｃを案内画面記憶
部に出力するようになっている。そして、その他の構成
は第１実施例と同様である。

この案内画面記憶部６５は、表示部９によってタッチパ
ネル７０に操作説明等のガイダンス絵及び文字を表示さ
せるための複数のガイダンス絵及び文字信号６５ａを記
憶している。また案内画面記憶部６５は、本体制御・出
金処理手段５４から−操作（暗証番号照会、出金処理等
）毎に出力される操作の終了を示す切替信号５４ｃを受
け、これに応じて、上記記憶している複数のガイダンス
絵及び文字信号６５ａを選択して順次表示部９に向けて
出力するものである。

このようなシステム構成である第２実施例の現金取扱装
置のデータ入力装置７においては、第１の実施例の現金
取扱装置のデータ入力装置２の処理に加えて、例えば、
下記のような処理を行うことができる。

（１）本体制御・出金処理手段５４か、取引終了にした
がって、第１実施例と同様の終了信号５４ａと、それと
は別に、切替信号５４ｃを案内画面記憶部６５に出力す
る。

（２）この切替信号５４ｃを受けて案内画面記憶部６５
ては、「カードを挿入して下さい。」、「暗証番号を押
して下さい。」という文字を示すガイダンス絵及び文字
信号６５ａを表示部９に出力する。

（３）このガイダンス絵及び文字信号６５ａを受けて表
示部９は、［カードを挿入して下さい。」、「暗証番号
を押して下さい。」という文字をタッチパネル７０に表
示させる。

（４）第１実施例において述べた処理にしたがって、暗
証番号の照会の操作を行い、本体制御・出金処理手段５
４では、切替信号５４ｃのみを案内画面記憶部６５に再
度出力する。

（５）この切替信号５４ｃにしたがって、案内画面記憶
部６５は、［出金額を押して下さい。」という文字を示
すガイダンス絵及び文字信号６５ａを表示部９に出力す
る。

（６）このガイダンス絵及び文字信号６５ａを受けて表
示部９は、「出金額を押して下さい。」という文字をタ
ッチパネル７０に表示させる。

（７）第１実施例において述へた処理にしたがって、出
金処理の操作を行い、−取引が終了することになる。

このようにして、第２実施例の現金取扱装置のデータ入
力装置は一操作（例えば、暗証番号照会、出金処理等）
が終わる毎に、次の操作に応じたガイダンス絵及び文字
をタッチパネル７０に表示させることができる。

これにより、第１実施例で述べた効果とともに、操作者
に対してさらに詳細な操作説明を行うことができるため
、著しく操作性を向上させることができるという効果が
得られる。

なお、上記第１、第２実施例において、現金取扱装置の
データ入力装置は、その数字配列を一取引サイクル毎に
変換するものを例にとり説明したが、本発明においては
、これに限定されることはなく、数取用サイクル毎ある
いは現金取扱装置を立ちあげ時等に数字配列を変更する
ようにすることも可能であり、この場合においても良好
な効果を発揮する。

「発明の効果」 以上詳述したように、本発明の第１の発明によれば、例
えば操作者がカードを用いて現金の払い出しを行おうと
した場合に、それぞれのキーの数字表示手段の数字配列
が変わっていることにより、操作者の入力する指の動き
を盗み見ることでは、その入力データを推定することが
できず、またこれによりデータ人力装置の上面と操作部
とを特にオフセットする必要がなく操作性を悪化させる
ことかない現金取扱装置のデータ入力装置とすることが
できる。

また本発明の第２の発明は、上記第１の発明の現金取扱
装置のデータ入力装置に加えて、さらに前記数字表示手
段の上方にライトコントロールフィルムを有しているた
め、第１の発明の現金取扱装置のデータ入力装置と同様
の作用に加えて、さらに表示部の上方にあるライトコン
トロールフィルムが表示部の可視角度範囲を狭めること
になる。

したかって、第１の発明と同様、操作者の入力する指の
動きを盗み見ることでは、その入力データを推定するこ
とができず、さらに加えて操作者が入力するデータを、
側方及び後方に居る者が直接盗み見ることができない現
金取扱装置のデータ入力装置とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の第１実施例を示すものであ
って、第１図はデータ入力装置を組み込んだ現金取扱装
置の外観を示す斜視図、第２図は現金取扱装置のデータ
入力装置のテンキ一部を示す拡大平面図、第３図は現金
取扱装置のデータ入力装置のキーを示す分解斜視図、第
４図は現金取扱装置のデータ入力装置のシステム構成を
示すブロック図であり、第５図及び第６図は本発明の第
２実施例を示すものであって、第５図は現金取扱装置の
データ入力装置のタッチパネルを示す拡大平面図、第６
図は現金取扱装置のデータ入力装置のンステム構成を示
すブロック図である。 ｌ・・パ現金取扱装置、３．８・・・入力部、３ａ　、
８ａ　・・・キー入力信号、４．９・・・表示部、５，
６・・・制御部、２１．７４・・・キー２２・・・数字
表示器（数字表示手段）、２３・・・スイッチ（スイッ
チ手段）、２５．７５・・・ライトコントロールフィル
ム、２５ａ、７５ａ　・・・ルーパー　５２ａ　・・・
数字配列信号、７２・・・数字表示部（数字表示手段）
、７７・・・感圧シート（スイッチ手段） 出願人　ローレルバンクマシン株式会社第２図 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）数値入力のためのスイッチ手段と、任意の数字が
   表示される数字表示手段とから構成されたキーを複数有
   する現金取扱装置のデータ入力装置において、 前記スイッチ手段の押圧に基づいて、キー入力信号を出
   力する入力部と、 前記数字表示手段に数字を表示させる表示部と、前記表
   示部に、前記数字表示手段に対して異なる数字をそれぞ
   れ表示させる数字配列信号を出力するとともに、前記入
   力部より入力されたキー入力信号に基づいて、押圧され
   たスイッチ手段の位置と、前記表示部によって数字表示
   手段に表示させた数字とを対応させて判定する制御部と を有することを特徴とする現金取扱装置のデータ入力装
   置。
2. （２）請求項１に記載の現金取扱装置のデータ入力装置
   において、前記数字表示手段がライトコントロールフィ
   ルムを有することを特徴とする現金取扱装置のデータ入
   力装置。