JPH04114930U - 側壁の型枠位置決め調整装置 - Google Patents
側壁の型枠位置決め調整装置Info
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- JPH04114930U JPH04114930U JP1848791U JP1848791U JPH04114930U JP H04114930 U JPH04114930 U JP H04114930U JP 1848791 U JP1848791 U JP 1848791U JP 1848791 U JP1848791 U JP 1848791U JP H04114930 U JPH04114930 U JP H04114930U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 型枠の位置設定及び移動が容易で作業能率の
向上が図れる型枠位置決め調整装置を提供する。 【構成】 内型枠12と外型枠15とが予め一体化され
てなる型枠を搬送装置18に対し昇降シリンダ28によ
り上下方向への移動がかつスライドシリンダ30により
横方向への移動がそれぞれ独立して可能に支持させた。
向上が図れる型枠位置決め調整装置を提供する。 【構成】 内型枠12と外型枠15とが予め一体化され
てなる型枠を搬送装置18に対し昇降シリンダ28によ
り上下方向への移動がかつスライドシリンダ30により
横方向への移動がそれぞれ独立して可能に支持させた。
Description
【0001】
本考案は、コンクリート側壁の型枠工事における型枠位置決め調整装置に関す
る。
【0002】
従来例を示す図4のように、基盤1上へ互いに対向する二枚のコンクリート側
壁2,2を構築する際は、先ず長さ調整が可能な複数の支保工(パイプサポート
等)3で連結された二つの内型枠4,4を基盤1上に設置し、次いでこれら内型
枠4,4に複数のアンカボルト5を介して外型枠6,6を固定した後、この型枠
内にコンクリートが打設される。
【0003】
なお、前記支保工3の長さ調整(即ち、内型枠相互間の位置調整)は、支保工
3の両端部に設けた雄ネジ部7と内型枠4にボス穴状に設けた雌ネジ部8との螺
合度合を調整することで行い、調整後はナット9を締め付けて固定していた。
また、内型枠4及び外型枠6の据付けにあたっては、それぞれを個別にクレー
ン等で吊上げして基盤1上へ設置していた。
【0004】
ところが、前述したような従来の型枠工事にあっては、位置調整を含む組立て
から解体までその都度作業者の手作業で行っていたため、多大な労力と時間がか
かるとともに、特に側壁内面間の位置精度の確保が困難で、内型枠の据付け誤差
が所定の基準範囲内に入らず、その補修工事に多大の手間や時間を費やし工事費
の増大を招くという問題点があった。
【0005】
そこで、本考案の目的は、型枠の位置設定及び移動が容易で作業能率の向上が
図れる型枠位置決め調整装置を提供することにある。
【0006】
前記目的を達成するための本考案の構成は、内型枠と外型枠とが予め一体化さ
れてなる型枠を支持部材に対し第1アクチュエータにより上下方向への移動がか
つ第2アクチュエータにより横方向への移動がそれぞれ独立して可能に支持させ
たことを特徴とする。
【0007】
前記構成によれば、型枠の上下及び横方向への位置設定が二つのアクチュエー
タにより迅速かつ確実に行われる。
【0008】
以下添付図面に基づいて、本考案の一実施例を説明する。
本実施例による型枠位置決め調整装置は、図1〜図3に示すように、基盤10
上に二枚のコンクリート側壁11,11を対向させて構築する際のコンクリート
打設枠となる左右一対の内型枠12,12と、同じくこれら内型枠12,12に
複数のアンカボルト13及びナット14を介して予め固定された左右一対の外型
枠15,15と、前記左右の内型枠12,12同士を連結固定する固定装置16
と、このように一体型にセットされた内型枠12及び外型枠15の設置位置を調
整する位置決め装置17と、同じく前記内型枠12及び外型枠15を吊上げ移動
する支持部材としての搬送装置18とからなる。
【0009】
前記内型枠12及び外型枠15は鋼製型枠(メタルフォーム)からなり、その
各々の下部に基盤10へ固定するための手動ジャッキ19a,19bを備えてい
る。
【0010】
前記固定装置16は、上下に配したパイプサポート20の両端部に設けられた
雌ネジ部21に内型枠12の側面に固設された手動ジャッキ22の雄ネジ部23
を螺合してなる。この手動ジャッキ22は左,右両内型枠12間の横幅寸法を調
整するものである。調整後はハンドル24を締付けて固定する。なお、図中25
,26は上下のパイプサポート20,20間における補強材である。
【0011】
前記位置決め装置17は、前記上パイプサポート20と後述する搬送装置18
の可動横フレーム27との間に介装された第1アクチュエータとしての左右一対
の昇降シリンダ28,28と、これら両昇降シリンダ28,28の基端部同士を
連結するステー29と前記可動横フレーム27との間に介装された第2アクチュ
エータとしてのスライドシリンダ30とを有してなる。前記昇降シリンダ28の
ピストンロッド先端は上パイプサポート20に対し着脱自在に連結するとともに
、シリンダ先端は転動部31を介して可動横フレーム27に対し長手方向(横方
向)へ移動可能に係合している。図示例では、前記転動部31間にステー29が
架設されている。
【0012】
前記搬送装置18は、基盤10上を走行可能な門型クレーンであり、前記可動
横フレーム27を上下方向中間部において駆動モータ32により前後方向(コン
クリート側壁11に沿った方向)へ移動可能に案内支持するとともに、上部の固
定横フレーム33には長手方向(横方向)に移動する複数のホイスト34を組み
付けてなるものである。図示例では、左右の内型枠12,12を固定装置16を
介してワイヤロープ35で吊上げするのに二箇のホイスト34が用いられ、また
左右の外型枠15,15を個別に吊上げするのにホイスト34が一箇ずつ用いら
れている。なお、前記可動横フレーム27と固定横フレーム33とは、それぞれ
組となって、搬送装置18の前後両部に設けられる。
【0013】
次に、型枠工事における1サイクルの手順は全体の作業の流れとして、コンク
リート養生,固化→型枠の解体,移動→型枠の組立て,位置決め→コンクリート
の打設となっており、下記にその各作業要領を説明する。
先ず、型枠の解体にあたっては、
1)搬送装置18を解体する型枠へ移動する。
2)ホイスト34で固定装置16の上パイプサポート20と左右の外型枠15
を吊る。
3)アンカボルト13及びナット14を取り外す。
4)左右の外型枠15をホイスト34で若干巻き上げて脱型する。
5)手動ジャッキ22をハンドル24で縮めることにより左右の内型枠12の
脱型を行う。
6)ホイスト34で上パイプサポート20及び外型枠15を所定の高さまで巻
き上げれば良い。
【0014】
次に、型枠の移動にあたっては、前述したようにホイスト34で内型枠12を
保持した固定装置16及び外型枠15を巻き上げた状態で搬送装置18を移動す
れば良い。
【0015】
次に、型枠の組立てにあたっては、
1)移動した外型枠15を、固定装置16に保持された内型枠12へアンカボ
ルト13及びナット14を介して組み付ける。
2)ハンドル24により手動ジャッキ22を伸ばし、型枠の幅決めを行う。
3)ホイスト34で固定装置16及び外型枠15を基盤10上へ仮置きすれば
良い。この際、手動ジャッキ19a,19bで受けることになる。
【0016】
次に、型枠の位置決めにあたっては、
1)前述した型枠仮置き後に、搬送装置18の可動横フレーム27を固定装置
16の上パイプサポート20の上方へ移動する。
2)可動横フレーム27に組み付けられた昇降シリンダ28のピストンロッド
先端を固定装置16の上パイプサポート20に結合する。この際の調整は、スラ
イドシリンダ30の伸縮により左右の方向、昇降シリンダ28の伸縮により高さ
方向及び駆動モータ32の稼動により前後の方向の調整が行われる。
3)予め、測量により、型枠の位置ズレを検出しておく。
4)位置ズレの調整は、前述したのと同様に、昇降シリンダ28,スライドシ
リンダ30及び駆動モータ32により行う。
5)調整後、手動ジャッキ19a,19bの高さ調整を行い、型枠を基盤10
上に据え付ければ良い。
【0017】
次に、搬送装置18の退却にあたっては、前述した型枠据付け後に昇降シリン
ダ28を上パイプサポート20から分離し、この後搬送装置18を退却移動させ
れば良い。
【0018】
以上の作業を順次繰返しで行い、数組の型枠組立て、据付けを行うのである。
なお、前記作業要領は1パターンを示すものであり、施工作業としては、この
型枠の組込みを数組(例えば8組)単位毎のブロック作業が行われ、全体工程の
施工システム化、装置の簡素化を図っている。
また、本考案は前記実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変更が可能であることは言う迄もない。
【0019】
以上説明したように本考案によれば、内型枠と外型枠とが予め一体化された型
枠の設置方向を、上下と横方向へそれぞれ独立して伸縮作動する二つのアクチュ
エータで所定の位置に調整できるので、従来のような型枠設置の際にその都度入
力による型枠、支保工等の組立て、解体作業がなくなり、迅速にしかも少ない労
力で簡単になし得、型枠の位置設定又は型枠移動の作業能率が著しく向上する。
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】同じく図1の要部斜視図である。
【図3】同じく型枠の正面図である。
【図4】従来例の正面図である。
12 内型枠
15 外型枠
16 固定装置
17 位置決め装置
18 搬送装置
27 可動横フレーム
28 昇降シリンダ
30 スライドシリンダ
33 固定横フレーム
フロントページの続き
(72)考案者 山野井 紀郎
兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1
号 三菱重工業株式会社神戸造船所内
(72)考案者 花田 洋也
兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1
号 三菱重工業株式会社神戸造船所内
Claims (1)
- 【請求項1】 内型枠と外型枠とが予め一体化されてな
る型枠を支持部材に対し第1アクチュエータにより上下
方向への移動がかつ第2アクチュエータにより横方向へ
の移動がそれぞれ独立して可能に支持させたことを特徴
とする側壁の型枠位置決め調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991018487U JP2554071Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 側壁の型枠位置決め調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991018487U JP2554071Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 側壁の型枠位置決め調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04114930U true JPH04114930U (ja) | 1992-10-12 |
JP2554071Y2 JP2554071Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=31904970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991018487U Expired - Fee Related JP2554071Y2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 側壁の型枠位置決め調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554071Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100379574B1 (ko) * | 2000-05-19 | 2003-04-10 | 라인원개발 주식회사 | 강재 거푸집 설치 및 해체 시스템 |
JP2015001139A (ja) * | 2013-06-18 | 2015-01-05 | 鹿島建設株式会社 | 移動式型枠、コンクリート構造物の構築方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6122705A (ja) * | 1984-04-13 | 1986-01-31 | Toshiba Corp | ロボツト |
JPS6146630A (ja) * | 1984-08-13 | 1986-03-06 | Nec Corp | 2線4線変換回路 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP1991018487U patent/JP2554071Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6122705A (ja) * | 1984-04-13 | 1986-01-31 | Toshiba Corp | ロボツト |
JPS6146630A (ja) * | 1984-08-13 | 1986-03-06 | Nec Corp | 2線4線変換回路 |
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KR100379574B1 (ko) * | 2000-05-19 | 2003-04-10 | 라인원개발 주식회사 | 강재 거푸집 설치 및 해체 시스템 |
JP2015001139A (ja) * | 2013-06-18 | 2015-01-05 | 鹿島建設株式会社 | 移動式型枠、コンクリート構造物の構築方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2554071Y2 (ja) | 1997-11-12 |
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