JP2731907B2 - 傾斜地に於ける建設作業方法 - Google Patents

傾斜地に於ける建設作業方法

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JP2731907B2 JP63108284A JP10828488A JP2731907B2 JP 2731907 B2 JP2731907 B2 JP 2731907B2 JP 63108284 A JP63108284 A JP 63108284A JP 10828488 A JP10828488 A JP 10828488A JP 2731907 B2 JP2731907 B2 JP 2731907B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、傾斜地の基礎工事や建築物等の構築工事を
行なう建設作業方法に関するものである。
[従来の技術] 近年、傾斜面に沿って、ひな段式のマンションや斜行
エレベータ用通路体を構築したり、これらの構築物のた
めの傾斜地基礎工事を行なうことが多くなって来た。
これまでの傾斜面の建設作業は、例えば第8図に示す
ような傾斜コンクリート構造物を構築するには、第9図
に示すように、傾斜地の下から上に向って各段階ごとに
順次構築する方法を採っていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の作業方法は、各段階ごとの
作業であるため、型枠やサポート等の組立て解体が毎回
必要となって作業が繁雑となる等の問題点があった。
また、上記型枠の組立・解体に限らず、傾斜面周辺で
の基礎工事や建築工事等に必要な杭打機やクレーン等の
建設機械や建設資材の搬出入および移動作業にも手間取
り、作業能率が悪く、長期間の工期を要する等の問題点
があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、傾斜通路上の構築
物用の型枠はもちろん、その周辺の建築物用の型枠や資
材の搬送や杭打等の基礎工事、或いは構築工事を容易か
つ迅速に行なうことができ、作業能率が向上して工期を
短くすることのできる傾斜地に於ける建設作業方法を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の傾斜地に於ける建設作業方法は、建設傾斜面
の上下方向に移動路を設け、該移動路に沿って作業架台
を移動させながら、該移動架台のデッキ部に搭載したク
レーンや杭打機等の建設作業装置および該作業架台の脚
部に取り付けた型枠により、上記移動路上または、その
周辺斜面上に構築物を構築することを特徴とするもので
あり、上記作業架台を索体により上方から吊設して移動
させるか、自走式駆動手段により移動させる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
まず、第1図に示すように、建設工事を行なうべき傾
斜地の上下方向に沿って予め傾斜移動路1をコンクリー
ト打ちしておく。
この傾斜移動路1は、施行中は後述する移動架台用の
移動路となり、施工時は、斜行エレベータ等の傾斜構造
物の床部分となる。
上記傾斜移動路1上には、レール2を上下方向に敷設
すると共に、該傾斜移動路1の上方部にはウインチ3を
設置しておく。
このウインチ3は、上記傾斜移動路1上の構築物が斜
行エレベータ用通路体である場合には将来エレベータ駆
動装置として利用することもできる。
上記レール2上には作業架台4が移動自在に載置され
ていて、上記ウインチ3からロープ3aを繰出して上記作
業架台4に接続する。
上記作業架台4は、第2図に示すように、構築予定の
傾斜移動路1上の構築物を跨ぐように脚部4aとデッキ部
4bから成る門型構造となっていて、その上にはクレーン
5が設置されている。
従って、上記実施例装置により、第8図に示すよう
な、ひな段式のコンクリート構造物を構築するには、ま
ず、傾斜移動路1の最上部の工区位置に、第3図に示す
ような、内型枠6を設置すると共に、その側型板6aの外
側および天井型板6bの上に鉄筋8を配筋する。この場
合、上記内型枠6や鉄筋8は、第4図に示すように、作
業架台4のデッキ4b上のクレーン5により所定の位置に
吊り降ろしてセットする。尚、上記内型枠6はウインチ
3により傾斜移動路1に敷設したレール2上移動させる
か、直接傾斜移動路1上を滑動させてもよい。
上記内型枠6および鉄筋8のセットが完了すると、第
5図に示すように、上記作業架台4をそのセット位置ま
で移動させる。この作業架台4の移動はウインチ3また
は自走式駆動装置(図示せず)等により行う。該作業架
台4の脚部4aの内側には外型枠の側型板7が取り付けて
あるので、作業架台4が移動するだけで、外型枠の位置
決めが完了する。
外型枠のセットが完了すると、両側型板6aと7の間隔
を調整しながらタイボルトにより組み付ける。側型板6
a,7の調整は支持材との間に設けられた適宜ジャッキ
(図示せず)により行う。
型枠のセットが完了すると、第6図に示すように、両
側型枠6a,7間にコンクリートCを打設すると共に、天井
型板6bの上にも一定の厚さでコンクリートCを打設す
る。
コンクリートが硬化すると、上記ジャッキにより各型
板6a,7,6bを内方に引っ込めて脱型する。
型枠の脱型が終わると、作業架台4および内型枠6を
下側の工区に移動させて再びセットし、上述した手順で
型枠の組付け、配筋、コンクリート打設等の作業を繰り
返して、傾斜移動路1の上下方向に沿って第8図に示す
ような長いコンクリート構造物を連続して構築する。
尚、天井スラブが無い建築物では、脱型枠の内型枠の
移動は作業架台4上のクレーン5により吊上げて行なう
ことが可能である。
また、傾斜移動路1を横切る方向に配置した型枠を移
動させる場合にも、上記クレーン5により該型枠を吊上
げて移動させることが可能である。
さらに、上記作業架台4上のクレーン5は、傾斜移動
路1上のコンクリート構造物を構築するための型枠や鉄
筋等を吊上げ吊降ろすためばかりでなく、傾斜移動路1
に沿った両側での建設のための各種資材を吊設するのに
使用することができる。
上記作業架台4のデッキ4b上には、上記クレーン5だ
けでなく、第7図に示すように、杭打機9を設置して、
傾斜移動路1の両側の地盤に杭10を打込むこともでき
る。
[発明の効果] 建設傾斜面の上下方向に移動路を設け、該移動路に沿
って作業架台を移動させながら、該作業架台に載置した
クレーンや杭打機等の建設作業装置により上記移動路上
または、その周辺斜面の建設作業を行なうようにしたの
で、傾斜通路上の構築物用の型枠はもちろん、その周辺
の構築物用の型枠や資材の搬送や杭打等の基礎工事、或
いは構築工事を容易かつ迅速に行なうことができ、作業
能率が向上して工期を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する作業架台を建設傾斜面に
上下方向に移動自在に設置した状態の説明図、第2図は
作業架台の斜視図、第3図は内型枠の斜視図、第4〜6
図は移動路上にコンクリート構造物を構築する作業を順
次説明する説明図、第7図は作業架台上に杭打機を設置
して傾斜地盤内に杭を打設する場合の説明図、第8図は
傾斜面に段状に構築したコンクリート構築物の斜視図、
第9図は従来の構築方法の説明図である。 1……傾斜移動路、2……レール、3……ウインチ、3a
……ロープ、4……作業架台、4a……脚部、4b……デッ
キ部、5……クレーン、6……内型枠、6a……側型板、
6b……天井型板、7……側型板、8……鉄筋、9……杭
打機、10……杭、C……コンクリート。
フロントページの続き (72)発明者 新井 哲夫 千葉県市川市田尻5―21―27 (56)参考文献 実開 昭56−158484(JP,U) 実開 昭60−145178(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設傾斜面の上下方向に移動路を設け、該
    移動路に沿って作業架台を移動させながら、該移動架台
    のデッキ部に搭載したクレーンや杭打機等の建設作業装
    置および該作業架台の脚部に取り付けた型枠により、上
    記移動路上または、その周辺斜面上に構築物を構築する
    ことを特徴とする傾斜地に於ける建設作業方法。
  2. 【請求項2】上記作業架台を索体により上方から吊設し
    て移動させることを特徴とする請求項1に記載の傾斜地
    に於ける建設作業方法。
  3. 【請求項3】上記作業架台を自走式駆動手段により移動
    させることを特徴とする請求項1に記載の傾斜地に於け
    る建設作業方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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