JPH04113072A - 車両用無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車両用無段変速機の油圧制御装置

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JPH04113072A
JPH04113072A JP23106090A JP23106090A JPH04113072A JP H04113072 A JPH04113072 A JP H04113072A JP 23106090 A JP23106090 A JP 23106090A JP 23106090 A JP23106090 A JP 23106090A JP H04113072 A JPH04113072 A JP H04113072A
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JP
Japan
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pressure
valve
converter
line pressure
lock
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JP23106090A
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Takafumi Oshibuchi
鴛渕 孝文
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用無段変速機の油圧制御装置、特にエンジ
ン出力軸が油圧式ロンクアップ機構付トルクコンバータ
を介して■ベルト式無段変速装置に接続された車両用無
段変速機の油圧1lIIII装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、■ベルト式無段変速装置を備えた車両用変速機が
例えば特開昭58−42862号公報にて公知となって
いる。この無段変速機の場合、エンジン出力軸がフルー
ドカップリングを介して駆動側プーリと接続され、従動
側プーリが車軸と接続されており、従動側プーリの油室
には圧力調整弁で調圧されたライン圧を導き、駆動側プ
ーリの油室には変速制御弁によってライン圧を給排する
ように構成しである。
変速制御弁は、その一端側にスロ7)ルカムが接触し、
他端側にはピトー管から入力回転速度に応じた油圧が導
かれ、スロットル開度と入力回転速度とに応じてライン
圧を給排している。また、圧力調整弁は、その一端側に
変速比検出レバーが接触し、他端側にはピトー管から入
力回転速度に応じた油圧が導かれ、オイルポンプの吐出
圧を変速比と入力回転速度とに応じたライン圧に調圧し
ている。
ところで、フルードカップリングはトルク増幅作用がな
いため、大きなトルクを必要とする発進時に駆動力が不
足し、発進性能が劣るという問題がある。この問題を解
消するには、フルードカップ1ノングに代えてトルクコ
ンバータを使用すればよいが、一般のトルクコンバータ
のストールトルク比は1.5〜3.0程度であるため、
無段変速装置に作用する最大入力トルクはエンジン最大
トルクの1.5〜3倍となる。無段変速装置の従動側プ
リの油室にはベルトが滑らないだけの推力を与えるため
常時ライン圧が供給されているが、このライン圧はトル
クコンバータのコンバータ作動域の最大人力トルクに対
応じた油圧に設定される。したがって、ライン圧を非常
に高く設定せざるを得なくなり、オイルポンプの駆動損
失が大きくなるとともに、ポンプの騒音が大きくなる欠
点があった。また、必要以上の推力がベルトにかかるた
め、ベルトの駆動損失が大きくなるとともにヘルドの寿
命を短くする原因となっていた。
特に、油圧式ロンクアップ機構付トルクコンバータの場
合、トルクコンバータのトルク増幅作用はコンバータ作
動域のみであり、これは主に発進時に起こる。したがっ
て、走行時間の大部分を占める通常走行時(ロックアツ
プ時)にライン圧を必要以上に高くしておくことは、燃
費の面からみても損失が大きく不経済であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、コンバータ作動圧またはこれに関連する油圧を
圧力調整弁に信号圧として導き、コンバータ作動域では
ライン圧を上昇させ、ロンクア。
ブ時にはライン圧を低くすることにより、上記の不具合
を解消する方法が考えられる。この場合、ロンクア・ン
ブを開始すると同時にライン圧が低下するため、ロンク
アノプが完了する以前にベルト推力が低下し、ヘルドが
スリップを起こすおそれがあった。ライン圧の低下を緩
やかに行うために油路中にオリフィス等を設けてもよい
が、この場合にはロックアップ状態からコンバータ状態
へ移行した時にライン圧を速やかに立ち上げることがで
きず、ベルトがスリップを起こすおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、ライン圧を必要最小限の油圧
とし、ベルトの寿命向上、オイルポンプの損失低減など
を図るとともに、トルクコンバータのロックアップ切替
時のベルトスリップを防止できる車両用無段変速機の油
圧制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、エンジン出力軸が
油圧式ロックアツプ機構付トルクコンバータを介してV
ベルト式無段変速装置の駆動側プーリと接続され、従動
側プーリが車軸と接続されでおり、レギュレータ弁はオ
イルポンプの吐出圧を変速比と入力回転速度とに応じた
ライン圧に調圧し、このライン圧を従動側プーリの油室
に導くとともに、変速制御弁はスロットル開度と入力回
転速度とに応じてライン圧を駆動側プーリの油室に給排
するようにした車両用無段変速機において、油圧源から
トルクコンバータへコンバータ作動圧またはロックア・
7プ作動圧を選択的に導くロックアツプ弁を設けるとと
もに、ロックアップ弁とトルクコンバータのコンバータ
側油室との間の油路にコンバータ作動圧の供給のみを許
容する一方弁とオリフィスとを並列に設け、トルクコン
バータのコンバータ側油室にアキュムレータを接続し、
かつ上記レギュレータ弁に上記コンバータ作動圧または
これに関連する油圧を信号圧として導き、コンバータ作
動域のライン圧を口ンクアンプ作動域のライン圧に比べ
て高く調圧したものである。
〔作用] コンバータ作動域では、トルクコンバータにより増幅さ
れたトルクがVベルトに作用するので、コンバータ作動
圧またはこれに関連する油圧をレギュレータ弁に導いて
ライン圧を上昇させる。これにより、従動側プーリの推
力が高くなり、■ベルトの滑りを解消できる。また、ト
ルクコンハークが口、クアップすると、■ベルトに作用
するトルクが低くなるので、これに応じてレギュレータ
弁はライン圧を低くする。その結果、走行の大部分を占
めるロックアツプ作動時ではライン圧を必要最低限に抑
えることができる。
ロックアップ弁とトルクコンバータのコンバータ側油室
との間には一方弁とオリフィスとを並列に設け、かつコ
ンバータ側油室にアキュムレータを接続したので、ロッ
クアツプ時にはアキュムレータとオリフィスの作用によ
りコンバータ作動圧が緩やかに低下し、これに伴ってレ
ギュレータ弁のライン圧も緩やかに低下する。また、コ
ンバータ時にはロックアツプ弁の出力油圧が一方弁を介
して速やかにコンバータ側油室に導かれるので、レギュ
レータ弁のライン圧も速やかに立ち上がる。
このように、ロックアツプ作動時にはライン圧の低下を
遅らせ、コンバータ作動時にはライン圧の立ち上がりを
早めるため、ロックアツプ切替時のへルトスリソプを解
消できる。
〔実施例〕
第1図は本発明にかかる車両用無段変速機の一例を示す
エンジン出力軸lはトルクコンバータ2のポンプインペ
ラ3を駆動しており、タービンランナ4は入力軸10に
連結されている。また、ステータ5はワンウェイクラッ
チ6を介してケース等の固定部7と連結されている。ま
た、トルクコンバータ2の内部には、入力軸10の一端
に連結されたロックアツプクラッチ8が配置され、この
ロックアツプクラッチ8の背後に油圧を作用させること
により、ポンプインペラ3とタービンランナ4とを直結
する。
入力軸10の他端にはダブルシンプソン式遊星歯車機構
よりなる前後進切換機構11が設けられている。この前
後進切換機構11は、入力軸10に連結されたサンギヤ
12と、リングギヤ13と、後述する無段変速装置20
の駆動軸21に連結されたキャリヤ14と、キャリヤ1
4に回転自在に支持され、サンギヤ12に噛み合う第1
プラネタリギヤ15と、キャリヤ14に回転自在に支持
され、リングギヤ13に噛み合う第2プラネタリギヤ1
6とを有しており、上記入力軸10(サンギヤ12)と
キャリヤ14との間には前進用クラッチ17が設けられ
、リングギヤ13とケース等の固定部18との間には後
退用クラッチ19が設けられている。前進用クラッチ1
7を締結して後退用クラッチ19を解放すると、サンギ
ヤ12とキャリヤ14とが一体回転して前進駆動状態と
なり、前進用クラッチ17を解放して後退用クラッチ1
9を締結すると、キャリヤ14がサンギヤ12に対して
逆回転して後退駆動状態となる。さらに、両方のクラッ
チ17.19を同時に開放するとニュートラル状態とな
る。
無段変速装置20は駆動軸21に設けた駆動側プーリ2
2と、従動軸23に設けた従動側ブーIJ24と、両プ
ーリ間に巻き掛けた■ベルト25とで構成されている。
駆動側プーリ22は固定シーブ22aと可動シーブ22
bとを有しており、可動シーブ22bの背後には変速比
を制御するための変速比制御用油室26が設けられてい
る。一方、従動側プーリ24も同様に固定シーブ24a
と可動シーブ24bとを有しており、可動シーブ24b
の前後にはトルク伝達に必要な推力を■ベルト25に与
える推力制御用油室27が設けられている。上記変速比
制御用油室26および推力制御用油室27の油圧は、後
述する油圧制御装置によって制御される。駆動側プーリ
22の可動シーブ22bの外周部には変速比検出用ロッ
ド28の端部28aが係合しており、可動シーブ22b
の移動により変速比を検出している。また、駆動側プー
リ22の油室26の背部に設けた内周溝26aにはピト
ー管29の先端が対応じており、油室26から漏れ出た
オイルの遠心油圧を検出し、駆動側プーリ22つまり入
力軸lOの回転速度を検出している。
従動軸23の端部には減速ギヤ30が固定されており、
この減速ギヤ30はカウンタ軸31のギヤ32.33を
介してディファレンシャル装置34のリングギヤ35に
接続され、ディファレンシャル装置34は2本の出力軸
36.37に動力を伝達している。
第2図は上記構成よりなる無段変速機の変速機図である
0図において、まず車両が走行を開始すると、A点から
トルクコンバータ2の作動により無段変速装置20の最
低速比(Low)より大きな変速比で発進する。そして
、B点でトルクコンバータ2がロックアップを完了し、
無段変速装置20の変速制御を開始する。即ち、B点か
ら変速比を高速比側へ移行させながらエンジン回転数お
よび車速を共に上昇させ、スロットル開度に対応じた目
標エンジン回転数まで上昇させる。やがて、最高速比(
H4gh)へ到達すると(0点)、その変速比を保持し
ながら走行を継続する。
最高速比から減速する場合には、スロットル全閉時の目
標エンジン回転数までは最高速比を保持し、このエンジ
ン回転数に到達すると(D点)、低速比側へ変速を開始
する。そして、最低速比に到達すると(E点)、トルク
コンバータ のロックアツプを解除し、コンバータ作動
域へ移行して停車に至る。
上記無段変速機におけるトルクコンバータ2のコンバー
タ作動圧およびロンクアップ作動圧、前進用クラ、チ1
7.後退用クラッチ19.変速比制御用油室26および
推力制御用油室27の各油圧は、第3図に示す油圧制御
装置で制御される。
上記油圧制御装置は、大略オイルポンプ40、レギュレ
ータ弁50、定圧弁60、スロットル弁70、変速制御
弁80、マニュアル弁90、ロックアツプ弁100、リ
バース制止弁11O、エンジンブレーキ弁120、アキ
ュムレータ130等で構成されている。
レギュレータ弁50はオイルポンプ40の吐出圧を所望
のライン圧に調圧するための弁であり、オイルポンプ4
0の吐出圧は入カポ−) 51aと第1信号ポート51
bとに入力され、スプール52を右方へ押圧し、スプリ
ング53はこれに対向してプランジャ54を介してスプ
ール52を左方へ押圧している。第1信号ボート51b
の油圧が高くなると、スプール52は右方へ移動して入
力ポート51aの油圧を排油ボート51eを介して定圧
弁60へと排出する。スプリング53を支えるバネ受け
55は駆動側プーリ22に係合した変速比検出用ロッド
28と変速比検出レバー56を介して連係しており、変
速比が低速比(L。
i側へ移行するにつれてハネ受け55は左方へ押される
。レギュレータ弁50の左端部にはピトー管29から入
力回転速度に対応じた油圧が入力される第2信号ポー)
 51cが形成され、中間部にはスロットル弁70から
スロットル圧が入力される第3信号ボート51d形成さ
れている。そして、これら信号ポート51C,51dに
入力される油圧によりスプール52は相反方向に付勢さ
れる。このように、第1信号ボート51bに作用するラ
イン圧および第2信号ボート51cに作用するピトー圧
と、変速比に対応じたスプリング荷重および第3信号ポ
ート51dに作用するスロットル圧との釣合いにより、
ライン圧は調圧される。このライン圧は従動側プーリ2
4の油室27と、後述する変速制御弁80とに供給され
る。
定圧弁60はライン圧より低い一定油圧を出力する弁で
あり、入力ポートロ1にはレギュレータ弁50の排油ボ
ート51eから油圧が入力され、この油圧は左側の信号
ポート62にも入力される。そして、スプール63は信
号ボート62に入力された油圧によりスプリング64に
抗して右方へ押され、ドレンボート65を開く。そのた
め、出力油圧はスプリング64と釣合う一定圧に調圧さ
れる。
スロットル弁70は、アクセルペダルと連動して回転す
るスロットルカム71の周面に接触するプランジャ72
と、プランジ中72によりスプリング73を介して左方
へ押されるスプール74とを具備している。ボート75
aにはライン圧が入力されており、ボート75bからス
ロットル圧をレギュレータ弁50の第3信号ボート51
dへ出力している。さらに、スロットル圧は信号ポート
75cと75dとに入力され、左側の信号ポート75c
に入力されるスロットル圧によりスプール74は右方へ
押される。したがって、スロットル弁70はスロットル
開度に対応じて作動される。なお、右側の信号ボート7
5dに入力されるスロフトル圧によりプランジャ72が
左方へ押すれ、スロットルカム71にかかるスプリング
73の反力を軽減し、アクセルペダルの踏力を軽減して
いる。スプール74の左端部には可動スリーブ76が摺
動自在に嵌挿されており、このスリーブ76に面する補
助ボート75eには後述するロックアツプ弁】00のコ
ンバータ作動圧が入力される。可動スリーブ76が左方
へ移動すると、スプール74に装着した止めリング77
に当たってスプール74を左方へ押すため、出力ポード
ア5bより出力されるスロフトル圧が上昇する。
変速制御弁80は、スロットル弁70のスロットルカム
71と連動して回転するスロットルカム81の周面に接
触するカムロッド82と、カムロンド82によりスプリ
ング83を介して左方へ押されるプランジャ84と、プ
ランジャ84によりスプリング85を介して左方へ押さ
れるスプール86と、スプール86を右方へ付勢するス
プリング87とを備えている。入力ポート80aにはラ
イン圧が入力され、出力ポート80bからは変速比制御
圧がロックアップ弁100と駆動側プーリ22の油室2
6へと出力されている。また、左端の信号ポート80c
にはピトー管29から入力軸10の回転速度に対応じた
油圧が導かれている。
したがって、変速制御弁80は入力軸10の回転速度と
スロットル開度とによって制御される。なお、右端のボ
ート80dにもピトー圧が入力され、これによりアクセ
ルペダルの踏力を軽減している。スプール86とプラン
ジャ84の間には上記スプリング85のほかに別のスプ
リング88も介装されており、このスプリング88の右
端には操作片89が接している。この操作片89は駆動
側プーリ22に係合した変速比検出用ロッド28と連係
しており、変速比が低速比(Lo@)側へ移行するにつ
れて操作片89は左方へ移動し、スプリング88を介し
てスプール86を左方へ押す、その結果、第2図に示す
ように最低速比(B点)から高速比側へ緩やかに変速を
開始させ、オーバーシュートを解消して走行フィーリン
グを改善している。
マニュアル弁90は、シフトレバ−と連動してP。
R,N、D、Lの各位置に作動されるスプール91を有
しており、このスプール91によって油路が切り換えら
れる合計3個のボート92b〜92dが設けられている
。入力ポート92aには定圧弁60から一定圧が入力さ
れており、D、  Lレンジにおいて入力ポート92a
 と連通するボート92bは前進用クラッチ17と接続
されている。また、Rレンジにおいて入力ポート92a
と連通するボー) 92cは後述するリバース制止弁1
10と接続されている。さらに、右端のボート92dは
Lレンジのみ入力ポート92aと連通し、一定圧を後述
するエンジンブレーキ弁120へ供給している。
口・ンクアンフ弁100はトルクコンバータ2のコンバ
ータ作動域とロックアツプ作動域とを切り替える弁であ
る。この弁の人力ボート101aには定圧弁60から一
定圧が入力されており、左端の信号ボー)101bには
変速制御弁80から変速比制御圧が入力されている。入
力ポート101aの左右には出カポ−) 101c、 
1(lidが設けられており、左側の出力ポート101
cはトルクコンバータ2のロックアツプ側油室2aへ接
続され、右側の出力ポート101dはトルクコンバータ
2のコンバータ側油室2bと上記スロットル弁70の補
助ボート75eとアキュムレータ130とに接続されて
いる。そして、出力ポート101dとコンバータ側油室
2bとの間には一方弁131 とオリフィス132とが
並列接続されており、出力ポート101dからコンバー
タ側油室2bへ油圧を供給する場合には一方弁131を
通って速やかに供給され、コンバータ側油室2bの油圧
を排油する場合にはオリフィス132からドレンボート
1oleを通って緩やかに排油される。スプール102
は信号ボー) 101bに入力される変速比制御圧がス
プリング103の荷重より大きくなった時点で右方へ切
り替えられる。
つまり、変速比が低速比状態にあっては変速比制御圧が
低いので、油圧は出力ポート101clからコンバータ
側油室2b、スロットル弁70の補助ボート75eおよ
びアキュムレータ130へと供給され、変速比を高速比
側へ移行させるにつれて変速比制御圧が高(なると、ロ
ックアツプ弁100は右方へ切り替わり、油圧は出カポ
−) 101cからロックアップ側地室2aへと供給さ
れる。
リバース制止弁110は、DまたはLレンジで高速走行
中に誤ってマニュアル弁90をRレンジに切り替えても
、後退用クラッチ19が締結するのを阻止する弁である
。この弁110は、スプリング111により左方へ付勢
されるスプール112を有し、左端の信号ボート113
にはピトー管29から入力軸IOの回転速度に対応じた
油圧が導かれている。また、入カポー目14はマニュア
ル弁90のボート92Cと接続され、出力ポート115
は後退用クラッチ19と接続されている。入力回転速度
が大きくなるとピトー圧も高くなるので、スプール11
2はスプリング111に抗して右端位置に切り替わり、
後退用クラッチ19への油路を遮断する。
エンジンブレーキ弁120はLレンジ時においてスロッ
トル開度とは無関係に変速比を低速比側に保持し、エン
ジンブレーキを作動させるための弁である。この弁12
0のスプール121に保合したシャフト82aは変速!
IJJ弁80のカムロッド82のローラ軸であり、スプ
ール121 とカムロッド82とが連動する。マニュア
ル弁90がLレンジに操作されると、油圧がポー目22
に導かれ、スプール121を左方へ移動させる。これに
より、ローラ軸82aを介して変速制御弁80のカムロ
ッド82が左方へ移動し、スプリングを介してスプール
86を左方へ押す。
その結果、駆動側プーリ22の油室26の油圧が低下し
、低速比側へ変速される。
ここで、上記油圧制御装置、特にライン圧の調圧につい
て説明する。
トルクコンバータ2のコンバータ作動域にあっては、低
速比状態であるからロックアツプ弁100のスプール1
02が左端値lにあり、出力ポート101dから出力さ
れる油圧はトルクコンバータ2のコンバータ側油室2b
へ供給されるとともに、スロットル弁70の補助ボート
75eにも供給され、スロットル弁70のスプール74
を左方へ押す。そのため、スロットル圧が上昇し、この
スロットル圧がレギュレータ弁50のボート51dに供
給されてスプール52を左方へ押すため、ライン圧も上
昇する。その結果、従動側プーリ24の推力が上昇し、
トルクコンバータ2のトルク増幅作用に見合った推力を
発生してベルトの滑りを防止する。
一方、ロックアツプ弁100の左端ボート101bに作
用する変速比副書圧が上昇してスプール102が右方向
へ切り替わると、その出力油圧はトルクコンバータ2の
ロックアツプ側油室2aへ供給され、ロックアツプクラ
ッチ8が締結される。これと同時に、スロットル弁70
の補助ボート75eに入力されていた油圧がロックアツ
プ弁100の出力ボート101d、  ドレンボート1
01eを介してドレーンされるので、スロットル弁70
のスプール74を左方へ押していた付勢力が解除され、
スロットル圧70はスロットル開度のみに対応じた油圧
まで低下し、これに伴ってライン圧も低下する。その結
果、従動側プーリ24の推力がトルク伝達に必要な最低
源まで低下し、ベルトの寿命向上、ベルト騒音の低減を
実現できる。また、ライン圧の低下に伴いオイルポンプ
40の駆動損失や油圧回路全体の油圧損失も低減できる
ので、燃費向上に寄与できる。
第4図はストールトルク比が1.5のトルクコンバータ
を使用した場合のライン圧の変化を示し、本発明のよう
にコンバータ作動圧を用いてライン圧を変化させた場合
と、ライン圧を変化させない従来例とを比較したもので
ある0図から明らかなように、コンバータ作動域におい
ては本発明、従来例ともに同様のライン圧であるが、最
低速比(Loh)では本発明のライン圧は従来例に比べ
て172〜2/3に低減され、最高速比(High)で
は173〜2/3に低減された。
上記のようなロックアップ弁100の切替に際して、ト
ルクコンバータ2の油圧およびライン圧の過渡的変化は
第5図、第6図のようになる。即ち、ロックアツプ弁1
00がコンバータ位置からロンクアソブ位置へ切り替わ
った時(1+)、ロックアップ作動圧は速やかに上昇す
るが、コンバータ作動圧は第5図のようにアキュムレー
タ130とオリフィス132の作用により緩やかに低下
し、ライン圧も緩やかに低下する。つまり、ロックアツ
プが完了した時点(tりでもライン圧はある程度の油圧
を保持しているので、従動側プーリ24の推力を保持で
き、ヘルドスリップを防止できる。
また、逆にロックアツプ弁100がロノクア、ブ位置か
らコンバータ位置へ切り替わった時(L3)には、第6
図のようにロックアツプ作動圧が低下すると同時に、コ
ンバータ作動圧も一方弁131を介してコンバータ側油
室2bとスロットル弁70の補助ポート75eとに速や
かに供給され、ライン圧は速やかに上昇する。つまり、
コンバータ作動域への切替時にはライン圧は即座に高く
なり、ベルトスリップを防止できる。
なお、上記実施例ではロックアツプ弁のコンバータ作動
圧をスロットル弁に導き、スロットル圧を高めてレギュ
レータ弁のライン圧を上昇させるようにしたが、コンバ
ータ作動圧を直接レギュレータ弁に入力してライン圧を
上昇させてもよい。
ただ、実施例の方がレギュレータ弁のボート数を減らす
ことができ、弁の長さを短縮できるため望ましい。
〔発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明によればコンバー
タ作動時のライン圧をロックアツプ作動時に比べて高く
した、換言するとロックアツプ作動時のライン圧をコン
バータ作動時に比べて低くしたので、ロックアツプ時の
ライン圧をトルク伝達に必要な最低限の油圧に抑えるこ
とができ、オイルポンプの駆動損失の低減、ベルト寿命
の向上などを実現できる。
また、アキュムレータと一方弁とオリフィスの作用によ
り、トルクコンバータがロックアツプする時には従動側
プーリの油圧の低下を遅くし、コンバータ状態への切替
時には従動側プーリの油圧を即座に立ち上げることがで
きる。そのため、ロックアツプ弁の切替時におけるベル
トスリップを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる車両用無段変速機の構成を示す
スケルトン図、第2図はその変速線図、第3図は油圧制
御装置の回路図、第4図はライン圧の変化図、第5図は
コンバータ状態からロックアップ状態への油圧変化図、
第6図はロックアツプ状態からコンバータ状態への油圧
変化図である。 1・・・エンジン出力軸、2・・・トルクコンバータ、
8・・・ロックアノプクランチ、12・・・前後進切換
機構、17・・・前進用クラッチ、19・・・後退用ブ
レーキ、20・・・Vベルト式無段変速装置、22・・
・駆動側プーリ、24・・・従動側プーリ、26.27
・・・油室、29・・・ピトー管、40・・・オイルポ
ンプ、50・・・レギュレータ弁、70・・・スロット
ル弁、75e・・・補助ポート、80・・・変速制御弁
、100・・・ロックアツプ弁、130・・・アキエム
レータ、131・・・一方弁、132・・・オリフィス
。 第1図 特許出願人  ダイハツ工業株式会社 代 理 人  弁理士 筒井 秀隆 ライン圧(kg/cm2) エンジン回転数(rpm)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エンジン出力軸が油圧式ロックアップ機構付トルクコン
    バータを介してVベルト式無段変速装置の駆動側プーリ
    と接続され、従動側プーリが車軸と接続されており、レ
    ギュレータ弁はオイルポンプの吐出圧を変速比と入力回
    転速度とに応じたライン圧に調圧し、このライン圧を従
    動側プーリの油室に導くとともに、変速制御弁はスロッ
    トル開度と入力回転速度とに応じてライン圧を駆動側プ
    ーリの油室に給排するようにした車両用無段変速機にお
    いて、 油圧源からトルクコンバータへコンバータ作動圧または
    ロックアップ作動圧を選択的に導くロックアップ弁を設
    けるとともに、ロックアップ弁とトルクコンバータのコ
    ンバータ側油室との間の油路にコンバータ作動圧の供給
    のみを許容する一方弁とオリフィスとを並列に設け、ト
    ルクコンバータのコンバータ側油室にアキュムレータを
    接続し、かつ上記レギュレータ弁に上記コンバータ作動
    圧またはこれに関連する油圧を信号圧として導き、コン
    バータ作動域のライン圧をロックアップ作動域のライン
    圧に比べて高く調圧したことを特徴とする特徴とする車
    両用無段変速機の油圧制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255663A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Daihatsu Motor Co Ltd 無段変速機の油圧制御装置
JP2015105731A (ja) * 2013-11-30 2015-06-08 ダイハツ工業株式会社 車両におけるロックアップクラッチ油圧制御装置

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