JPH0411184A - 建設機械用キャビンのフロントウインド開閉装置 - Google Patents

建設機械用キャビンのフロントウインド開閉装置

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Publication number
JPH0411184A
JPH0411184A JP11463390A JP11463390A JPH0411184A JP H0411184 A JPH0411184 A JP H0411184A JP 11463390 A JP11463390 A JP 11463390A JP 11463390 A JP11463390 A JP 11463390A JP H0411184 A JPH0411184 A JP H0411184A
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JP
Japan
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window
cable
guide rail
cabin
slider
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Pending
Application number
JP11463390A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemasa Yamashita
山下 茂正
Junji Kuwata
桑田 淳二
Shigehiro Noda
野田 滋大
Masanori Sogawa
正典 十川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Cable System Inc
Komatsu Ltd
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は建設機械用キャビンのフロントウィンド開閉装
置に関する。さらに詳しくは、パワーショベルやクレー
ン車などの建設機械におけるキャビン、すなわち運転室
のフロントウィンドを開閉するための装置に関する。
[従来の技術] 第13図には本発明のフロントウィンド開閉装置が適用
される建設機械の一例としてパワーショベルが示されて
いる。(i00)はキャビンであり、その前面にはフロ
ントウィンド(支)が取り付けられている。
近時、夏場のキャビン内lH度の上昇を避けるため、フ
ロントウィンド(W)を開放可能にすることが行なわれ
ている。多くのばあい、キャビン前面の閉位置とキャビ
ン天井内面の開位置(格納位置)との間で、フロントウ
ィンド(支)を移動可能に構成しているが、従来その開
閉操作はすべて手作業で行なっている。
すなわち、フロントウィンド(Wをキャビン(i00)
に固定しているロックピンを抜き、フロントウィンド(
ロ)の上、下端に取り付けられている把手をつかみ、上
部の把手を後方に引き、同時に下部の把手を上方に押し
上げる。このようにして、フロントウィンド(支)の四
隅についているローラをガイドレールに沿わせながら、
フロントウィンド(ロ)を押し上げて、天井内面に天井
と平行に格納し、フロントウィンド(YN′Iをロック
するのである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、運転者が前記のごとき作業をするのは、■フ
ロントウィンド(5)の重量が重い(普通、約17kg
前後ある)ので、相当力を出さなければならない、■ガ
イドレールかキャビンの前面から天井にかけてほぼL字
状に形成されているので、フロントウィンド(ロ)をガ
イドレールに沿わせて動かすのにコツがいる、■キャビ
ン内のスペースが狭く、不自然な作業姿勢をとらざるを
えない、などの理由から、手作業によるフロントウィン
ド局の開閉は相当の困難を強いられている。
本発明はフロントウィンドを自動的に開閉することがで
きる開閉装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段] 本発明のフロントウィンド開閉装置は、くωキャビン前
面の側柱に平行に設けられた下部ガイドレールと、キャ
ビン天井に平行に設けられた上部ガイドレールとからな
り、キャビン前面の閉位置とキャビン天井面の格納位置
との間でウィンドの移動を案内する左右一対のガイドレ
ールと、 (b)該ガイドレールで案内されるローラを四隅に備え
たウィンドと、 (e)前記上部ガイドレールに平行に設けられた、下方
に溝を有するスライドガイドと、 (dl前記スライドガイド内を摺動自在に移動するよう
配設された押し引き力を伝達しうる第1ケーブルと、 (e)前記第1ケーブルを押し引きするための駆動部と
、 +f>前記第1ケーブルの先端に設けられ、前記溝から
スライドガイドの下方に出ているスライダと、 (9)該スライダと前記ウィンドの下端との間に配索さ
れた引き操作力を伝達しうる第2ケーブルと、 市前記ウィンドの上端近辺に取り付けられ、常時前記ス
ライダとの係合方向に付勢されているツメ部材を備えた
係合リンクと、 +i>前記ウィンドの開閉動作の初期と終期において、
前記ツメ部材を一時的に離脱方向に動かすためのカム機
構 とからなることを特徴とする。
なお本明細書でいうウィンドの「上端」、「下端」とは
、ウィンドがキャビン前面に装着された閉状態を基準と
して表現している。
[作 用コ フロントウィンドの閉状態においては係合リンクのツメ
部材がスライダに係合している。その状態で駆動部によ
り第1ケーブルを引くと、スライダがケーブルガイドに
沿って後方に引かれ始め、係合リンクも同様に引かれる
。これによりフロントウィンドの上部ローラが上部ガイ
ドレールに乗る。さらに第1ケーブルを引くと第2ケー
ブルを介して下部ローラが引き上げられ、ウィンドを動
かすことができる。
そのとき第1および第2ケーブルはL字状のガイドレー
ルに沿って移動し、上部ローラはウィンドを傾斜させな
がら水平に移動するため、上部ローラは第1および第2
ケーブルよりも早く後退する。それにより両者間に行程
差が生じ、しだいにずれるようになる。
ついで開動作の初期範囲を超えると、カム機構により係
合リンクのツメ部材がスライダから離れ、上部ローラと
スライダとはそれぞれ別個の軌跡で動くようになる。そ
の後係合リンクがカム機構の部位を通過してツメ部材が
ふたたび係合位置に戻ったときは、すでにツメ部材はス
ライダよりも先に進んでいるので、噛み合わない。
したがってそれ以後は第1ケーブルは第2ケーブルを介
してウィンドの下端を直接下部ガイドレールに沿って上
昇させ、上部ローラはその力の水平方向の分力により、
円滑に上部ガイドレールに沿って移動する。
開動作の終期では、ウィンドがほぼ水平状態に戻り、そ
のときはウィンドの上部ローラの後退に対していわばス
ライダが追いついてきている。そこで係合リンクを再び
カム機構と協働させてスライダに係合させることができ
る。それにより後述するウィンドのロック操作を確実に
し、つぎの窓を閉じる動作が準備されることになる。そ
のようにしてL字形のガイドレールに沿ってフロントウ
ィンドが円滑に天井面まで移動し、天井下面に格納され
る。
つぎに前記格納状態から駆動部によってギヤードケーブ
ルを押し出すと、ギヤードケーブルの押力によって、フ
ロントウィンドは閉止−位置へ向けて動き出す。ウィン
ドの下部ローラが下部ガイドレールに乗ってウィンドが
傾斜し始めると、カム機構によって係合リンクとスライ
ダとが再び離脱する。ついでフロントウィンドはその自
重によって閉位置に下降しようとする。
なお、下降中は、第2ケーブルがフロントウィンドの下
端と連結されているので、フロントウィンドの重量を第
1および第2ケーブルで支持しながらゆっくりと下降さ
せることができる。
第1ケーブルを送り出しきったとき、フロントウィンド
は閉位置への移動を完了する。
本発明では開閉動作の初期と終期は押引力を伝える第1
ケーブルでフロントウィンドの上端側を動かしているの
で、第1ケーブルのもつ剛性によって動きが確実で、と
くに後述するロック作用を確実に行ないうる。また通常
の開閉動作では、フロントウィンドがL字状のガイドレ
ール上を滑動するが、この間は第1および第2ケーブル
でガイドレールの延びる方向に張力を加えているので、
フロントウィンドかガイドレール上を円滑にスライドし
ながら上昇でき、かつ下降することができる。
さらに本発明の装置ではスライドガイド内の@1ケーブ
ルとスライダとはスライドガイドの下方に形成されてい
る溝を通して連結されているので、スライダが下方に垂
れるときに溝の両側縁と大きな力で摺接しない。それに
よりスライドガイドおよびスライダが保護されると共に
、スライドガイドと第1ケーブルとの摺動によって生ず
る金属粉末などを溝から排出させることかできる。
[実施例] つぎに図面を参照しなから本発明の装置の実施例を説明
する。
第1図は本発明の開閉装置の一実施例を示す一部切欠斜
視図、第2図は第1図の装置のガイドレールの側面図、
第3図および第4図はそれぞれ第2図の圓−(8)線断
面図および(EV)−([V)線断面図、第5図は第1
図の装置のフロントウィンドの移動軌跡の説明図、第6
図、第7図および第8図はそれぞれ第1図の装置におけ
る係合リンクとスライダとカム機構を示す一部切欠側面
図、一部切欠平面図および要部斜視図、第9〜10図は
それぞれ本発明にかかわる閉時ロック機構の一実施例を
示す側面図、第11〜12図は本発明にかかわる開時ロ
ック機構の一実施例を示す側面図、第13図は本発明の
装置が適用される建設機械のキャビンの一例を示す斜視
図である。
第1図において、(ロ)はフロントウィンドであり、実
線がキャビン前面に装着された閉止位置、二点鎖線(W
l)が移動途中、他の二点鎖線(讐2)かキャビン天井
下面に押し上げられた格納位置をそれぞれ示している。
フロントウィンド(旬の四隅、すなわち上端画側と下端
両側には、それぞれ一対ずつの上部ローラ(2)および
下部ローラ(3)が回転自在に取りつけられている。
ガイドレールは第2図に示されているように、キャビン
前面の側柱(i01)に平行に設けられた下部ガイドレ
ール(5)と、キャビン天井(i02)に平行に設けら
れた上部ガイドレール(6)とから構成され、キャビン
の左右に一対のものとして配置されている。下部ガイド
レール(5)と上部ガイドレール(6)とはほぼL字状
を呈するように配列され、第1〜2図の実施例では連結
部材(4)でたがいに連結されている。前記上部ローラ
(2)は主として上部ガイドレール(6)の溝内を滑動
し、下部ローラ(3)は主として下部ガイドレール(5
)の溝内を滑動して、第5図に示されるようにウィンド
(ロ)が移動するようになっている。
上部ガイドレール(6)は第3図に示すようにほぼリッ
プ付き溝型鋼のような形状を呈し、内部に厚肉部(6a
)が設けられている。その厚肉部にはそれぞれギヤード
ケーブル(Illを摺動自在に案内するための孔(6b
)、(6c)が上下に配列されて形成されている。上側
の孔(6b)にはガイドレール(6)の外部と連通ずる
満(6d)が形成されている。
その溝は単に成形を容易にするためのものである。下側
の孔(6c)にはガイドレール(6)の内部と連通する
溝(Be)が下向きに形成されている。
前記上側の孔(8b)は第1図のギヤードケーブル01
)の自由端(lla)側の部分を収納するためのもので
あり、実際にケーブルの反力を受けることはない。下側
の孔(6c)はギヤードケーブル旧)とそれに固着され
たスライダ(ロ)を案内するものであり、厚肉部(8a
)と孔(6c)はスライドガイド(7)を構成している
。またスライダ04)は溝(6e)を通して厚肉部(6
a)の下側に出ることになる。
リップ部(6f)側の上下面は上部ローラ(2)を案内
する部分である。
斜上の断面形状の上部ガイドレール(6)は、たとえば
アルミニウム合金などの押出成形により断面−様の長尺
材として製造される。
下部ガイドレール(5)は第4図に示すようにほぼリッ
プ付き溝型鋼と同じ断面形状のものであり、内面によっ
て下部ローラ(3)を案内する。下部ガイドレール(5
)は鋼板などからロールフォーミング加工などで成形し
うる。なお下部ガイドレール(5)内に通っているギヤ
ードケーブル01)の下側の部分(第1図のG)は後述
するように弓きケーブルとして作用するので、とくにス
ライドガイドなどで案内されていない。
前記上部ガイドレール(6)の前端と下部ガイドレール
(5)の上端とは合成樹脂製などの連結部材(4)でた
がいに連結され、ローラ(2)、(3)がスムーズに移
動できるようにその内面がガイドレール(5)、(6)
の内面と面一にされている。
第1図に示すように、ギヤードケーブル01)は、キャ
ビンの前方から天井(第2図の(i02))の両側方に
かけて一対で配索されており、天井後方に配置された駆
動部02)によって押し引き駆動されるようになってい
る。駆動部02)は通常は水平面内で回転するギヤ(i
2a)を有し、ギヤ(i2a)の前後に一対のギヤード
ケーブル旧)が歯合し、同期して駆動される。03)は
ギヤードケーブルfi+1を摺動自在に案内するガイド
パイプであり、駆動部02)と上部ガイドレール(6)
の後端との間にそれぞれ2本ずつ配設されている。
前記ギヤードケーブル01)の途中にはコ字状のスライ
ダM)が下向きに固定されており、このスライダ04)
はギヤードケーブル01)に押し引きされてスライドガ
イド(7)の溝(6e)に沿って摺動する。
ギヤードケーブル01)の先端はウィンドMの下端両側
に連結されている。ギヤードケーブル01)はスライダ
側よりも上側の部分(特許請求の範囲における第1ケー
ブル)ではスライドガイド(7)に案内されて押し引き
力を伝達するが、下側の部分(第2ケーブル)6では、
単に引き作用だけを伝達する。したがってこの部分口に
は通常のギヤードケーブルに比べて直径が細く、高い柔
軟性を有するプルケーブルを用いることもできる。
ギヤードケーブル(II)の先端は下部ローラ(3)と
回転自在に連結される接続部材06を貫通し、その先端
は接続部材Oeの下面に設けられているたるみ取り用の
圧縮バネ07)により下方に付勢されている。なお、こ
の下側の部分口の長さはウィンド(ロ)の閉位置におい
て、スライダ04)と前記ローラ0θとの間に若干のた
るみが生ずる程度の長さとなっている。
ウィンド(祠の上端両側部には、係合リンクOaが回動
自在に取りつけられている。以下、係合リンク旧まわり
の構成を第6〜8図1こ基づき説明する。なお第6〜8
図は第1図の図中左側の機構を示している。
係合リンクOaは、つぎのように構成されている。第1
リンクαが上部ローラ(2)の軸のに縦方向(水平方向
の軸まわり)に回動自在に軸着されており、その第1リ
ンク(21)の先端にはガイドローラのが軸着されてい
る。第1リンク(21)の先端寄りの部位には、L字状
のブラケット(21a)が固着され、そのブラケット(
21a)に対し、ツメ部材を構成する第2リンクC4か
ピンツにより水平方向(垂直方向の軸心まわり)に回動
自在に軸着されている。ピン5のまわりにはつる巻きバ
ネのが取りつけられており、そのつる巻きバネ■の弾発
力で第2リンクC4の先端を第7図の矢印(P)方向、
すなわち係合位置側に付勢している。また第2リンクQ
4の先端は上方に折り曲げられ、係合部のを構成してい
る。さらに第2リンク(24の下面には、カムフォロア
ーとして作用するローラ圓が取りつけられている。
一方、第2図および第8図に示すように、上部ガイドレ
ール(6)には、その前端付近と後端付近にそれぞれ山
形のカム部材(31)、(32)が取りつけられている
。このカム部材(31)の傾斜面に前記第2リンク(2
4のローラムが当接すると、第2リンクQ4は先端側が
矢印(Q)方向、すなわち離脱側に回動され、係合部の
がスライダ(i4)の凹部(i4a)から離脱する。係
合リンク0aがさらに後退してローラのがカム部材(3
1)を乗り越えると、ローラのか矢印(P)方向に戻る
第1図において、(35)は閉時ロック機構であり、キ
ャビンの天井前方に設けられている。また(40)は開
時ロック機構であり、キャビンの天井後方に設けられて
いる。
閉時ロック機構(35)は第9〜10図に示されるよう
に、キャッチ(36)と係止リンク(37)と連結リン
ク(38)とソレノイド(39)とからなる。キャッチ
(36)はバネ(3θa)で矢印穴方向に付勢されてお
り、係止リンク(37)はバネ(37a)で矢印(B)
方向に付勢されている。そしてソレノイド(39)が働
いていないときは、キャッチ(36)がウィンド(ロ)
の上端のローソク金具(i)をつかみ、ウィンド(ロ)
を装着位置に固定している。そして、第1O図に示され
るようにソレノイド(39)に通電して連結リンク(3
8)を引くと、係止リンク(37)がキャッチ(36)
から外れ、キャッチ(36)が矢印穴方向に回転するの
で、ウィンド(支)は、その上部ローラ(2)が上部ガ
イドレール(6)に当るまで、倒れていく。
なお、第9〜IO図の(45)は閉時ロック機構(35
)の作動状態を検出するリミットスイッチである。
開時ロック機構(40)は、第11〜12図に示される
ように、キャッチ(41)と係止リンク(42)と連結
リンク(43)とソレノイド(44)とからなる。キャ
ッチ(41)はバネ(41a)で矢印(c)方向に付勢
されており、係止リンク(42)はバネ(42a)で矢
印p)方向に付勢されている。そして、ソレノイド(4
4)が働いていないときは、キャッチ(41)がウィン
ド(6)のロック金具(i)をつかみ、ウィンド(5)
を格納位置に固定している。そして、第12図に示され
るように、ソレノイド(44)に通電して連結リンク(
43)を引くと、係止リンク(42)がキャッチ(41
)から外れ、キャッチ(41)が矢印(D)方向に回転
するので、ウィンド(5)は格納位置から移動させるこ
とが可能となる。なお、(46)は開時ロック機構(4
0)の作動状態を検出するリミットスイッチである。
つぎに本実施例にかかわる開閉装置の作動を説明する。
(a)閉位置から格納する動作 格納動作スイッチを押してソレノイド(39)に通電し
、駆動部(i2)を起動させると、閉時ロック機構(3
5)が解除され(第1O図参照)、ギャートケーブルC
11)が引かれる。
ギヤードケーブル01)か引かれると、係合リンク0a
かスライダ(i4)によって後方に引かれるので、ウィ
ンド(5)の上部ローラ(2)か上部ガイドレール(6
)に当るまで引き出される(第10図および第5図の(
i)の状態参照)。なお、上部ローラ(2)か上部ガイ
ドレール(6)に接触する位置までは、ギヤードケーブ
ルの下部もの長さに余裕があるので、その部分Gには張
力がかからず、ウィンド■の下部ローラ(3)には引き
力は発生しない。したがって下部ローラ(3)は動かな
い。
さらにギヤードケーブル(II)が引かれると、ウィン
ド(5)が傾斜するにつれてL字状のガイドレールに沿
っている下側の部分すの迂回距離か長くなるので、たる
みがなくなって張力かかかる。
それにより下部ローラ(3)に引き力か発生してウィン
ド(祠を押し上げ、同時に上部ローラ(2)は上部ガイ
ドレール(6)上を後方に転動していく。なおそのとき
係合リンクOaとスライダ04)の係合部には実質的に
力が加わっていない。
上部ローラ(2)が上部ガイドレール(6)上を移動す
ると、それに伴って係合リンクOaも後方へ移動する。
そして、係合リンクOaのローラムが第2図の第1カム
部材(31)に乗り上げると、第2リンク(至)が離脱
方向に回動してスライダ側との係合が外れる。それによ
り、スライダ側およびギヤードケーブルCI+)がL字
状のガイドレールに沿って移動し、ウィンド(ロ)は斜
めに傾斜した姿勢を経て、徐々に押し上げられる(第5
図の(i1)の状態参照)。なお−旦第1カム部材(3
1)に乗り上げたローラ■が第1カム部材(31)から
降りて第2リンクのかもとの位置に戻っても、すでに係
合リンク(ト)とスライダ04)とが進行方向の前後に
ずれているので、係合は生じない。
さらにギヤードケーブルCI+)が引かれると、下部ロ
ーラ(3)が連結部材t’14)内の彎曲ガイド(第5
図の(N))を経由して、上部ガイドレール(6)に乗
り上げて、水平状態となった後、さらに引かれるとウィ
ンドMが格納位置に達する。このときロック金具(i)
がキャッチ(41)でつかまれて、開時ロック機構(4
0)によりウィンド(祠が固定される。同時にリミット
スイッチ(46)が作動し、駆動部02)の動作が停止
される。
なお、ウィンド(支)の格納動作終期において、ローラ
のが第2カム部材(32)を通過するとき、第2リンク
Q4が再び傾斜してさらに水平状態に復帰するので、再
び係合リンクOaはスライダ04)と係合する状態とな
る。したがってウィンド(ν)は水平方向に引かれるの
で、閉時ロック機構(40)のキャッチ(41)が確実
にロック(i)を把持てきる。前記係合リンク叱とスラ
イダ04)との係合はつぎの閉動作の準備にもなる。
(h)格納状態から閉位置への動作 閉止動作スイッチを押し、ソレノイド(44)に通電し
、駆動部02)を前記と逆方向に駆動すると、開時ロッ
ク機構(40)が解除され、ギヤードケーブルO1lが
押し出される。
ギヤードケーブル01)が押し出されると、スライダ(
i4)が前方へ移動し、係合リンクOaを押すので(第
5図の(R)位置参照)、ウィンド(Wlか前方へ押し
出される。
ウィンド(支)が前方へ押し出されて下部ローラ(3)
が上部ガイドレール(6)から下部ガイドレール(5)
に移動したとき、係合リンクOF3のローラXが第2カ
ム部材(32)で押し下げられ、第2リンク圓は一旦離
脱側に回動し、さらにもとの位置に復する。その間にス
ライダ圓と係合リンク優とは切り離される。そのままギ
ヤードケーブル01)が押し出されると、下部ローラ(
3)が下部ガイドレール(5)内を下降し、ウィンド(
ロ)はギヤードケーブル(II)によって吊られながら
自重によってゆっ(りと下っていく。
ウィンド(支)が下って下部ローラ(3)が下端位置ま
で下ると、係合リンク08)のローラのが第1カム部材
(31)を通過するとき再び回動し、さらにバネ四の作
用によりもとの状態に復帰するので、再び係合リンクO
aかスライダ04)と係合する。
さらにギヤードケーブル(i1)を押し出すと、スライ
ダ(i4)が前方へ移動し、係合リンクOaを介してウ
ィンド(ロ)の上部を前方に押す。このとき、下部ロー
ラ(3)は動かないので、第1ギヤードケーブル01)
を押し出すとスライダ04)と接続用ローラOeとの間
にギヤードケーブルの下部圏に遊びが生ずる。この遊び
は、バネ側によって取り除かれる。またウィンド(6)
は下部ローラ(3)を支点として、前方に傾斜される。
そして、上部ローラ(2)が前方へ押し出されるのに伴
って、閉時ロック機構(35)のキャッチ(3B)にロ
ック金具(i)が押し込まれ、ウィンド局が全閉位置ま
で押されたとき(第9図参照)、該閉時ロック機構(3
5〉によってウィンド(Wがロックされる。
このロック完了と同時にリミットスイッチ(45)が作
動し、駆動部側の動作が停止される。
以上の実施例によれば、ロックの解除、ウィンドの開閉
、ロックの施錠の一連の動作をすべて自動で行ないうる
。そして、ウィンドを引き上げたり下降させたりすると
きは引き力を伝える第2ケーブルを利用し、ウィンドを
押し出すときあるいはロックするときは押し引き力を伝
達する第1ケーブルの剛性を利用するので、動作が確実
となる。
[発明の効果コ 本発明によれば、建設機械などのキャビンのフロントウ
ィンドを自動的に開閉することができる。またその開閉
動作は円滑で確実である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の開閉装置の一実施例を示す一部切欠斜
視図、第2図は第1図の装置のガイドレールの側面図、
第3図および第4図はそれぞれ第2図の[D−(IlD
線断面図および(EV)−([V)線断面図、第5図は
第1図の装置のフロントウィンドの移動軌跡の説明図、
第6図、第7図および第8図はそれぞれ第1図の装置に
おける係合リンクとスライダとカム機構を示す一部切欠
側面図、一部切欠平面図および要部斜視図、第9〜10
図はそれぞれ本発明にかかわる閉時ロック機構の一実施
例を示す側面図、第11〜12図は本発明にかかわる開
時ロック機構の一実施例を示す側面図、第13図は本発
明の装置が適用される建設機械のキャビンの一例を示す
斜視図である。 (図面の主要符号) (W):ウインド (2) F上部ローラ (3):下部ローラ (4)ニガイドレール (5):下部ガイドレール (6)二上部ガイドレール (7)ニスライドガイド 01):ギヤードケーブル (i2) 、駆動部 O11ニスライダ QE9 、係合リンク ■:ローラ (31)、 (32) : カム部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)キャビン前面の側柱に平行に設けられた下部
    ガイドレールと、キャビン天井に平行に設けられた上部
    ガイドレールとからなり、キャビン前面の閉位置とキャ
    ビン天井面の格納位置との間でウインドの移動を案内す
    る左右一対のガイドレールと、 (b)該ガイドレールで案内されるローラを四隅に備え
    たウインドと、 (c)前記上部ガイドレールに平行に設けられた、下方
    に溝を有するスライドガイドと、 (d)前記スライドガイド内を摺動自在に移動するよう
    配設された押し引き力を伝達しうる第1ケーブルと、 (e)前記第1ケーブルを押し引きするための駆動部と
    、 (f)前記第1ケーブルの先端に設けられ、前記溝から
    スライドガイドの下方に出ているスライダと、 (g)該スライダと前記ウインドの下端との間に配索さ
    れた引き操作力を伝達しうる第2ケーブルと、 (h)前記ウインドの上端近辺に取り付けられ、常時前
    記スライダとの係合方向に付勢されているツメ部材を備
    えた係合リンクと、 (i)前記ウインドの開閉動作の初期と終期において、
    前記ツメ部材を一時的に離脱方向に動かすためのカム機
    構 とからなる建設機械用キャビンのフロントウインド開閉
    装置。 2 前記上部ガイドレールがスライドガイドと共に一体
    成形された同一断面の長尺材であり、前記カム機構がガ
    イドレール内に固着されたカム部材から構成されてなる
    請求項1記載の装置。 3 前記第1ケーブルおよび第2ケーブルが連続したギ
    ヤードケーブルからなる請求項1記載の装置。 4 前記閉位置でウインドを移動不能に拘束する閉時ロ
    ック機構と前記格納位置でウインドを移動不能に拘束す
    る開時ロック機構を備えてなる請求項1記載のフロント
    ウインド開閉装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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