JPH0411067B2 - - Google Patents

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JPH0411067B2
JPH0411067B2 JP9688884A JP9688884A JPH0411067B2 JP H0411067 B2 JPH0411067 B2 JP H0411067B2 JP 9688884 A JP9688884 A JP 9688884A JP 9688884 A JP9688884 A JP 9688884A JP H0411067 B2 JPH0411067 B2 JP H0411067B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマルヘツドの駆動手段に、分割
印写駆動手段を用いた感熱プリンタに関するもの
である。
従来例の構成とその問題点 近年、コンピユータグラフイツクス分野、ビデ
オシステム分野及びフアクシミリ等の通信分野に
おけるハードコピー装置として、感熱プリンタの
需要が急激に伸長している。感熱プリンタの重要
な構成要素であるサーマルヘツドも高集積化、高
精細度化が進み、高解像度のハードコピーが可能
となつているが、その反面ヘツドの素子数の増加
に伴つて印写時に必要な瞬時電力も増加し、必要
な電力を満足するためには大容量の電源が必要と
なり、装置の小型化、軽量化の大きな妨げとなつ
ていた。
多素子数のサーマルヘツドを用いて印写に必要
な電力を低減する方法の1つとして分割印写方式
が用いられる。この方法はサーマルヘツドのすべ
ての発熱体素子について同時に印写を行なうので
なく、サーマルヘツドをn個のブロツクに分割
し、各ブロツク毎に順次印写を行なうものであ
り、印写時に必要な瞬時電力をn分の1に抑える
ことができる。
しかし、上記の方法を用いた場合には、印写の
結果、印写紙に写し出された印写画像のうちサー
マルヘツドのブロツクの切換え位置に対応するド
ツト間において紙送り方向に沿つて、十分に印写
されない線状のノイズ(以下切換え線と称す)が
生じてしまい、画質が大きく劣化するという欠点
があつた。この様子を第1図に示す。1はサーマ
ルヘツドであり、2はサーマルヘツド1を4分割
したブロツクであり、3は印写画像、4は切換え
線である。
上記の切換え線が生じる原因を第2図を用いて
説明する。第2図において、1はサーマルヘツ
ド、2はサーマルヘツドを4分割したブロツク、
5はサーマルヘツド1の発熱体素子を示す。H1
〜H4は各時間に対応したサーマルヘツド1のブ
ロツク駆動状態を示す。斜線部分が駆動されてい
るブロツクである。D1〜D4はH1〜H4に対応した
状態でのサーマルヘツドによつて印写されるドツ
トの濃度分布を示している。尚、D1,D2の破線
は、発熱体素子の夫々を1つづつ発熱させた時の
ドツトの濃度分布を示し、又実線は各々のブロツ
ク全体を一度に発熱させた時の濃度分布を示す。
同図の例では、サーマルヘツド1をBLO〜BL3
の各ブロツクに4分割し、BLOからBL3へ順次
印写駆動する。いま一様なデータを印写した時を
考えると、サーマルヘツド1によつて発生する温
度分布に従つて、印写濃度分布D1〜D4が得られ
る。D1〜D4には、サーマルヘツド1に接触する
印写紙などの周辺部への熱拡散の影響も考慮して
いるものとする。ここでブロツクBLOに示すブ
ロツク両端の発熱体素子6は、他の発熱体素子と
は異なつた温度分布となる。すなわち、発熱体素
子6以外の発熱体素子は、その両隣りの発熱体素
子も同時に発熱しているため、各発熱体素子間の
間隙も、互いに熱拡散によつてある程度の温度に
達する。従つて印写の各ドツトの間隙も第2図の
D1の実線に示すようにある程度の濃度が得られ
る。ところがブロツクBLOの両端に位置する発
熱体素子6は、その片隣の発熱体素子しか発熱し
ておらず、発熱していない方向に向かつて熱が余
分に拡散してしまい、その結果D1に示すような
印写濃度分布を呈する。同様の理由によりD2
D4の濃度分布もブロツク両端発熱体素子による
印写濃度は、その他の発熱体素子間の間隙の濃度
に比べて低くなる。したがつてサーマルヘツド1
全体の濃度分布は、第2図DTのようになる。こ
こでサーマルヘツドの全発熱体素子の両端にあた
る発熱体素子の場合には、画像の端部であるた
め、大きな画質劣化とはならないが、2つのブロ
ツクのつなぎ目に位置する発熱体素子の間隙は、
他の発熱体素子間の間隙に比較して極端に濃度が
低くなり、第1図に示す画像の中央部に白い線状
の欠陥である切換え線4を生じ、著しく画質を劣
化させる。ブロツク端部の素子における周辺への
熱拡散がさらに大きい場合には、素子間の間隙の
みでなく、該当する素子による印写ドツトそのも
のも、他の発熱体素子に比べて濃度が低くなるこ
とがあり、さらに大きな画質劣化の原因となる。
このように従来の分割印写方式によつて画像の印
写を行なう場合には、新たに、サーマルヘツドの
ブロツク間にノイズとなる切換え線が発生し、画
質の劣化が問題となつていた。
発明の目的 本発明は上記問題点を解消するもので、分割印
写方式を用いた場合に生じる切換え線による画質
の低下を軽減する手段を講じた感熱プリンタを提
供することを目的としている。
発明の構成 本発明は、ライン形状のサーマルヘツドと、1
ラインの印写を複数個のブロツクに分割して、ブ
ロツク毎に印写可能で、かつ隣接した2ブロツク
をも同時に駆動する分割印写駆動手段とを備えた
感熱プリンタであり、上記分割印写駆動手段によ
り、画質の劣化を招く切換え線を除去し、大幅に
画質を高めることができるものである。
実施例の説明 本発明の感熱プリンタの実施例を第3図に示
す。第3図において、7は画像信号を入力するた
めの画像信号入力手段、8は画像信号入力手段7
の画像出力データを処理するための画像データ処
理手段、9は画像データをサーマルヘツドに与え
るパルス幅データに変換するための変換テーブ
ル、10は1ライン分のパルス幅データを記憶す
るラインメモリ、11は1ラインの分割印写を行
なうための分割印写駆動手段、1はライン形状の
サーマルヘツドである。なお本実施例では、サー
マルヘツドの素子を駆動するパルス幅を制御する
ことにより印写濃度を制御するものとする。
画像信号入力手段7は、画像信号を階調データ
に変換して画像データ処理手段8に入力する。画
像データ処理手段8は、変換テーブル9を参照し
て階調データをサーマルヘツドを駆動するパルス
幅データに変換し、ラインメモリ10に出力す
る。この時、印字は2回の重ね合わせ印写駆動を
行なうため、2回の重ね合わせ印写をしてはじめ
て正規の印写濃度になるようなパルス幅データに
変換したものをラインメモリ10に出力してい
る。分割印写手段11は、ラインメモリ10のパ
ルス幅データに従つてサーマルヘツド1の各発熱
体素子を駆動するパルスを発生して印写を行な
う。この時の印写方法を第4図を用いて説明す
る。第4図の略号は第2図と同様である。分割印
写手段11は、第4図のようにブロツク駆動状態
をH1からH5へ向かつて行なう。この時の印写濃
度分布はD1〜D5のようになる。したがつて最終
的に印写紙に印写される画像の濃度分布はD1
らD5までを加算したDTとなる。この画像濃度分
布DTからわかるように、2つのブロツクのつな
ぎ目に位置する発熱体素子6の間隙の濃度は、他
の発熱体素子間の間隙の濃度に比較して、極端に
低い濃度と通常の濃度とを加算した濃度となる。
このために、従来例で説明したようなブロツク間
の境界での極端な濃度低下は、本発明の場合2回
の重ね合わせ印写を行なうということで、大幅に
軽減されている。このような2回の重ね合わせ印
写を行なう分割印写手段11の動作を第5図に示
す。同図のごとき処理は、マイクロコンピユータ
を用いたソフトウエアにより行なえるし、またカ
ウンタ等を組み合わせたロジツク回路(ハードウ
エア)にても実現できる。
以上のように本分割印写手段は、2ブロツクを
同時印写し、かつ1ブロツクづつスキヤンさせる
ことにより、各発熱体素子は2回の重ね合わせ印
写を行なうもので、このような分割印写手段を用
いることにより、2つのブロツクのつなぎ目に位
置する発熱体素子6の間隙の濃度を他の発熱体素
子間の間隙の濃度に比較してもほぼ同等の濃度が
得られる。その結果、従来生じていた切換え線が
大幅に解消でき、事実上切換え線による画像劣化
が認められない、高画質の感熱プリンタが実現で
きる。
なお、本実施例によれば4分割印写としたが、
分割数は複数であればよいことは言うまでもな
い。
発明の効果 本発明は1ラインの印写を複数ブロツクに分割
し、2ブロツクを同時印写し、かつ1ブロツクづ
つスキヤンさせることにより、各発熱体素子は2
回の重ね合わせ印写を行なうことで、従来の分割
印写によつて生じる切換え線を取除き、印写画質
の向上を図ることができる。またその結果、本発
明の分割印写によつて容量の小さな電源が使用可
能となり、装置の小型化、軽量化、コスト低減な
どの多くの効果を期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の分割印写方式によつて印写した
画像に発生する切換え線の様子を示す図、第2図
は各ブロツクの駆動状態とそれに対応したサーマ
ルヘツドの印写による濃度分布を示す図、第3図
は本発明の一実施例における感熱プリンタの構成
を示す図、第4図は本発明の分割印写方式による
各ブロツクの駆動状態とそれに対応したサーマル
ヘツドの印写による濃度分布を示す図、第5図は
本発明の分割印写手段を行なうためのフローチヤ
ートを示す図である。 1……サーマルヘツド、7……画像信号入力手
段、8……画像データ処理手段、9……変換テー
ブル、10……ラインメモリ、11……分割印写
手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の発熱素子をライン状に配設されたサー
    マルヘツドの発熱素子を複数のブロツクに分割し
    各ブロツク毎に印字用の駆動信号を印加して印字
    を行う感熱プリンタであつて、 1ライン分の印字を行うのに必要な電圧印加時
    間を複数の時間に分割し、連続した2つの分割時
    間で1ブロツク分の印字駆動を行い、該2つの分
    割時間の後の分割時間において該ブロツクに隣接
    したブロツクの先の分割時間として印字駆動を行
    う分割印写手段を有することを特徴とする感熱プ
    リンタ。
JP59096888A 1984-05-15 1984-05-15 感熱プリンタ Granted JPS60240276A (ja)

Priority Applications (1)

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JP59096888A JPS60240276A (ja) 1984-05-15 1984-05-15 感熱プリンタ

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JP59096888A JPS60240276A (ja) 1984-05-15 1984-05-15 感熱プリンタ

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JPS60240276A JPS60240276A (ja) 1985-11-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3720393C2 (de) * 1986-06-20 1997-04-17 Mitsubishi Electric Corp Verfahren und Vorrichtung zum Drucken einer Druckzeile mittels eines Thermodruckkopfes mit mehreren Heizelementen

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS518524A (ja) * 1974-07-10 1976-01-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS518524A (ja) * 1974-07-10 1976-01-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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