JPH04110112A - アクリル人工大理石シームレスパイプおよびその製造方法 - Google Patents

アクリル人工大理石シームレスパイプおよびその製造方法

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JPH04110112A
JPH04110112A JP22995490A JP22995490A JPH04110112A JP H04110112 A JPH04110112 A JP H04110112A JP 22995490 A JP22995490 A JP 22995490A JP 22995490 A JP22995490 A JP 22995490A JP H04110112 A JPH04110112 A JP H04110112A
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JP
Japan
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weight
pipe
inorganic powder
artificial marble
mma
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JP22995490A
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Shigeru Yamaguchi
茂 山口
Satoshi Bando
坂東 智
Koji Arakawa
荒川 興二
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Kuraray Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアクリル人工大理石シームレスパイプおよびそ
の製造方法に係り、特に装飾的用途に好適なアクリル人
工大理石シームレスパイプおよびその遠心注型による製
造方法に関する。
〔従来の技術及び解決しようとする課題〕アクリル人工
大理石は美しい外観と優れた機械的、熱的、化学的性能
を有するところから、各種天板や家具、装飾品、建築材
などに使用されている。しかしアクリル人工大理石の形
状は、ご(−部のキッチン天板や洗面化粧台を餘くと、
全てが平板で供給されるため、曲面を必要とする場合は
、平板を接着積層して切削加工するか、平板を加熱曲げ
加工して対処せざるを得ない。
加工はコストが高いうえに、前者では継ぎ目が多(、大
理石様の模様を付したものでは特に目立ち易いため、美
観を損ねると共に不自然な感じを与えるという欠点があ
った。一方後者では曲率の制約があり、また加熱による
光沢の変化や変色などの問題があった。
曲面の中でも特に円筒形状の場合は、平板を接着積層し
て切削加工すると継ぎ目が避けられず、美観はもちろん
、大理石の重厚な質感も損ねるという欠点があり、また
加熱曲げ加工すると光沢や色の変化はもちろん、曲率上
の制約から細いものは加工が難しいという問題点があっ
た。
したがって、本発明の目的は、上記問題点を解決して、
継ぎ目のない外観良好なアクリル人工大理石円筒形状品
およびその効率よい製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、メタクリル酸メチルを主体とする重合体2
0〜80重量%および無機粉末80〜20重量%よりな
るアクリル人工大理石シームレスパイプにより達成され
、このパイプは50fit%以上がメタクリル酸メチル
単位からなるシラップ20〜80重量%および無機粉末
80〜20重量%よりなるスラリーを、遠心注型するこ
とにより、効率よく提供される。
以下、本発明をより詳細に説明する。
本発明のメタクリル酸メチル(以下メタクリル酸メチル
をMMAと記す。)を主体とする重合体は、重合体の構
成要素としてのMMAがその総量の50重量%以上、好
ましくは60重量%以上、より好ましくは75重量%以
上を占めるものである。MMAの量が50重量%未満で
あると、アクリル人工大理石シームレスパイプの耐久性
が低下するので好ましくない。なお、MMAを主体とす
る重合体は18Mである必要はなく、2種類以上の重合
体のブレンド物であることも可能である。
その場合上記条件を満足すれば、MMAを構成要素とし
ない重合体をブレンドすることも可能である。
また、本発明に用いる重合体は、付加重合体や縮合重合
体などの合成高分子物質、半合成高分子物質、天然高分
子物質などの中より適宜選択することができる。
アクリル人工大理石には、高級感を与えるために深み感
、透明感が要求されている。そのためMMAを主体とす
る重合体は透明であることが好ましい。従って、ブレン
ド物の場合も互に透明に相溶する組み合わせを選ぶこと
が望ましい。そのような組み合わせの例としては、互に
組成の近値したちの同志の他に、メタクリル樹脂とアク
リロニトリル−スチレン共重合樹脂、メタクリル樹脂と
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合樹脂、メタクリル樹
脂とエチレン−弗化ビニリデン共重合樹脂の組み合わせ
などをあげることができるが、これらに限定されるもの
ではない。
MMAを主体とする重合体の分子量に関しては特別な制
限はないが、アクリル人工大理石シームレスパイプの強
度その他の性能面から5万以上、好ましくは50万以上
が好適である。
本発明の無機粉末は特に制限はなく、例えば水酸化アル
ミニウム、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、珪酸カ
ルシウム、アルミン酸カルシウム、硫酸カルシウム、水
酸化マグネシウム、シリカ、タルク、クレーなどの粉末
を使用することができる。この無機粉末は2種類以上併
用することも可能である。アクリル人工大理石シームレ
スパイプに高級感を与えるためには、前記無機粉末の具
体例のうち水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、
シリカが好ましく、さらに加工性や化学的性能面から水
酸化アルミニウムが特に好ましい。
無機粉末の粒子径は0.1〜200μm、好ましくは0
.1〜100μm、より好ましくは0.2〜50μmで
ある。粒子径が0.1μm未満であると本発明のパイプ
の透明感が失われ、200μmを越えると本発明のパイ
プのきめが荒くなる傾向があるので好ましくない。
無機粉末の使用量は、MMAを主体とする重合体と無機
粉末の総量を基準にして80〜20重量%、好ましくは
75〜40重量%である。無機粉末の使用量が80重量
%を越えると、本発明のパイブの透明感や強度などの特
性が低下し、20重量%未満では硬度や耐熱性能などが
低下するので、好ましくない。
本発明のアクリル人工大理石シームレスパイプは、以上
に説明した成分の他に、模様付与材として例えば各種短
繊維、プラスチックス片、砕石、雲母片、活性炭粒子、
人工大理石片、金属フレークなどを含有することができ
る。また、各種染顔料、離型剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、難燃化剤、揺変性付与剤、補強材、重合開始剤残
渣などを含有することも可能である。
本発明のアクリル人工大理石シームレスパイプの製造方
法には特に制限はなく、任意の方法で製造することがで
きるが、MMAを主体とする熱可塑性重合体の押出し成
形や圧縮成形では、製品の耐熱性能や化学的性能が劣る
欠点があり、特に水酸化アルミニウム粉末を使用すると
、その熱分解温度が低いため成形温度が制限されるとい
う問題があり、−船釣でない。一方、注型成形では重合
によって半径方向に生じる収縮のために、成形品が硬化
途中で型面より離れて型面を転写しない現象、いわゆる
「ひけ」が生じ、所望の面状態の製品が得られないとい
う問題がある。これらの方法に対して遠心注型は、遠心
力によって成形品が型面に押しつけられるので、ひげの
防止が容易であり、本発明のアクリル人工大理石シーム
レスパイプの製造方法としては、最も好ましいもののひ
とつである。
本発明の遠心注型は、不飽和単量体に高分子物質を溶解
含有し、その組成の50重量%以上、好ましくは60重
量%以上、より好ましくは75重量%以上がMMA単位
からなるシラップ、すなわち高分子物質の構成要素とし
てのMMAおよび不飽和単量体としてのMMAの両者を
合わせたMMAであるシラップに、無機粉末を分散含有
せしめたスラリーを円筒形状の型内に注入し、円筒型の
中心線を水平に保持して、中心線に平行で型内に存在す
る回転軸の周りに型を回転させながら、不飽和単量体を
重合硬化するものである。なお、肉厚が均一なパイプを
得るためには、型の中心線と回転軸が一致していること
が望ましい。
ここで使用する不飽和単量体は、単独重合あるいは他の
成分と共重合可能なものであれば特に制限はなく、任意
のものを1種類または2種類以上使用することができる
。そのような不飽和単量体の例としては、1分子中の炭
素原子数が1〜18のm個アルコールまたはm個フエノ
ールとアクリル酸またはメタクリル酸とのエステル、1
分子中の炭素原子数が2〜4に二価アルコールとアクリ
ル酸またはメタクリル酸とのモノエステル、アクリル酸
、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリロニトリル
、メタクリロニトリル、アクリルアミド、スチレン、α
−メチルスチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、弗化ビニリデン、エチレン、無水マレイン酸、
マレイン酸、フマル酸、グリシジルメタクリレートなど
の1分子中に炭素原子間二重結合を1個有する一官能性
不飽和単量体、アクリル酸および/またはメタクリル酸
とエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1.3
−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1.6−
ヘキサンジオール、テトラメチロールメタン、ジメチロ
ールエタン、トリメチロールエタン、ジメチロールプロ
パン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
、ジペンタエリスリトールなどの多価アルコールとの多
価エステル、ジビニルベンゼン、トリアリルイソシアヌ
レートなどの1分子中に炭素原子間二重結合を2個以上
有する多官能性不飽和単量体などをあげることができる
ここで使用する高分子物質は、上記不飽和単量体に溶解
する必要があり、そのようなものであれば前述の合成高
分子物質、半合成高分子物質、天然高分子物質などの中
より適宜1種類または2種類以上選択して使用すること
ができる。
シラップを得る方法には特に制限はなく、任意の方法で
製造することができる。主な方法として例えば不飽和単
量体に高分子物質を溶解する方法、不飽和単量体を部分
重合する方法などをあげることができる。
シラップの粘度は、25°CにおけるB型粘度計の測定
で好ましくは0.01〜1oポイズ、より好ましくは0
.05〜5ポイズ、最も好ましくは0.1〜3ポイズで
ある。粘度が0.01ポイズ未満であると、遠心注型中
に無機粉末がパイプの外周面方向へ大量に移動して、材
質が不均一になる傾向があるので好ましくない。一方1
0ポイズを越えると、所望量の無機粉末の充填が困難に
なったり、スラリーが高粘度になって型内へ均一に流延
しなくなり、そのためにパイプの肉厚が不均一になった
りする傾向があるので好ましくない。
無機粉末の使用量は、前述したようにスラリーの80〜
20重量%、好ましくは75〜40重量%である。無機
粉末の粒子径は0.1〜20μm、好ましくは0.2〜
5μmが望ましい。粒子径が20μmを越えると、遠心
注型中に無機粉末のパイプ外周面方向への移動量が多く
なるので望ましくない。
スラリー粘度は、25℃におけるB型粘度計の測定で1
〜200ポイズ、好ましくは1〜100ポイズ、より好
ましくは2〜5oポイズ、さらに好ましくは2〜10ポ
イズである。粘度が200ポイズを越えると、スラリー
の型内への均等流延が困難になり好ましくない。また1
0ポイズを越えるとパイプ内面に、「びれJと称する長
さ方向の厚みむらが環状に生じることがあり、5oポイ
ズを越えると特に生し易くなる。また逆に1ポイズ未満
であると、前述の遠心注形中の無機粉末の移動が激しく
なるので好ましくない。
型内へのスラリー〇流延性を良好に保持した状態で、上
述の遠心注形中の無機粉末の外周面方向への移動を防止
するために揺変性付与剤として、シリカ微粉末すなわち
一次粒子径が5〜50μm、比表面積が50〜400n
f/gの無水シリカ、またはその表面のシラノール基の
水素原子を、メチル基その他のアルキル基などで置換し
た疎水性シリカの微粒子を、前記説明のスラリー100
重量部に対して0.5〜5重量部、好ましくは0.7〜
3重量部、より好ましくは1〜2,5重量部加えること
が望ましい。このような無水シリカの微粒子は、−船釣
には四塩化珪素の高温加水分解で製造され、疎水性シリ
カは無水シリカとアルコール類やアルキルクロロシラン
などとの反応で得られるものであるが、この製法による
ものに限定されるものではない。
アクリル人工大理石の熱的および化学的性能などを向上
させる目的で、多官能性不飽和単量体を併用することが
一般に行われているが、本発明の遠心注型においては、
シラップ中に占める多官能性不飽和単量体の量は0.0
1〜5重量%、好ましくは0.1〜1.5重量%、より
好ましくはo、 i〜0.3重量%である。使用量が5
重量%を越えるとひげが生じ易くなり、一方0.01%
未満では添加効果が乏しくなり好ましくない。
本発明の遠心注型に使用し得る多官能性不飽和単量体と
しては、前述の不飽和単量体の説明で述べたものを使用
することができるが、とりわけエチレングリコールジメ
タクリレート、1.3−ブチレングリコールジメタクリ
レート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロ
ールエタントリメタクリレートが好ましく使用できる。
本発明のアクリル人工大理石シームレスパイプは、前述
のように模様付与材による模様づけが可能であるが、本
発明の遠心注型においては、スラリーの密度よりも模様
付与材の密度の方が0.1 g/cTI以上、好ましく
は0.3g/cn以上、より好ましくは0.5g/cn
f以上大きいことが望ましい。密度差がO,1g/a+
1未満であると、パイプ外周面の模様付与材が表面に出
ないために、模様が不鮮明でぼけた感じのものとなって
、美的価値の低いものとなる。
遠心注型の型の回転数は、本発明のアクリル人工大理石
シームレスパイプの径により一概には言えないが、スラ
リーがゲル化するまでは、パイプの内径面において回転
によって生ずる法線方向の加速度が1〜5 C(G= 
980cm/sec”) 、好ましくは1.1〜4G、
より好ましくは1.2〜2Gとなるものである。回転に
より生ずる加速度が10未満であるとパイプが形成され
ず、5Gを越えると外周面への無機粉末の移動量が多く
なるので好ましくない。なお回転数は終始一定である必
要はなく、例えばスラリーがゲル化するまでは無機粉末
の移動防止のために低速回転とし、ゲル化後はひけ防止
のために高速回転とすることも可能である。
本発明で、スラリーを重合硬化する方法には制限はなく
、例えばラジカル重合開始剤の存在下または不存在下に
加熱する方法。ラジカル重合開始剤と促進剤よりなるい
わゆるレドックス系による方法、放射線を照射する方法
などをあげることができるが、これらに限定されるもの
ではない。
本発明に使用する型の材質に関しては特に制限はなく、
金属、ガラス、セラミックス、樹脂など任意の材質を用
いることができるが、強度や伝熱の点から金属が望まし
い。また型の内面の型状は円筒が基本となるが、パイプ
肉厚の範囲内でパイプ外径が変化することは可能である
。また型内部にコアー型を設置することも可能である。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明はこれら実施例によって何ら制限されるもので
はない。
実施例1゜ MMA49.85重量部を部分重合し、トリメチロール
プロパントリメタクリレート0.15重量部を加えて、
25°CでB型粘度計で測定した粘度が0.4ポイズの
シラップを得た。これへ粒子径3μmの水酸化アルミニ
ウム粉末(BW103、日本軽金属■製)50重量部を
加えて撹拌し、25°CでB型粘度計で測定した粘度が
9ポイズのスラリーを得た。これへステアリン酸0.0
2重量部、パー力ドックス16(ビス−(4−t−ブチ
ルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、純度9
5重量%、化薬アクゾ■製)0.5重量部を加え、内面
に鏡面クロムメツキを施した内径150閤の鉄製円筒型
へ、パイプ肉厚が10簡になるよう注入し、60°Cの
温水中で水平に保持した型の中心線の周りに140rp
n+で一夜回転した。回転によって生ずる加速度は、パ
イプ内径面で1.42 Gである。
ついで静置状態で型ごと2時間120″Cに加熱して、
外径150n+m、内径130朧で肉厚の均一なアクリ
ル人工大理石シームレスパイプを得た。−得られたパイ
プの外周面は型面を忠実に転写した透明感のある美しい
光沢面でひけはなく、パイプ中心線に垂直な切断面は均
一であった。
実施例2゜ 水酸化アルミニウム粉末として粒子径25μmのもの(
)I−210、昭和電工■製)を用いること以外は、実
施例1と同じ操作によってアクリル人工大理石シームレ
スパイプを得た。このパイプの切断面の内周面側約2m
は水酸化アルミニウム粉末を殆ど含んでいなかったが外
周面はひげのない美しい光沢面を有していた。
実施例3゜ シラップ粘度を調節して、粘度が30ポイズのスラリー
を用いること以外は、実施例1と同じ操作によってアク
リル人工大理石シームレスパイプを得た。このパイプの
内周面にはびれと呼ばれる段差が環状に生成していたが
外周面はひけのない透明感のある美しい光沢を有してい
た。
実施例4゜ MMA47重量部を部分重合し、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート3重量部を加えた粘度が0.5ポ
イズのシラップを用いること以外は、実施例1と同じ操
作によってアクリル人工大理石シームレスパイプを得た
。このパイプの外周面には修正可能な小さいヒケが数ケ
所生じていたが、パイプの大部分は美しい光沢面であっ
た。
実施例5゜ 円筒型の回転数を27Orpmとすること以外は、実施
例1と同じ操作によってアクリル人工大理石シームレス
パイプを得た。回転によって生ずる加速度は、パイプ内
径面で5.3Gである。得られたパイプの切断面の内周
面側約3閣は水酸化アルミニウム粉末を殆ど含んでいな
かったが、パイプ外周面はひげのない美しい光沢を有し
ていた。
実施例6゜ 内面に鏡面クロムメツキを施した内径50閣の鉄製円筒
型を用い、回転数を250rp−とすること以外は実施
例1と同し操作によって、外径50閣、内径36mで肉
厚の均一なアクリル人工大理石シームレスパイプを得た
。回転によって生ずる加速度は、パイプ内周面で1.2
6 Gである。得られたパイプの外周面はひげのない型
面を忠実に転写した美しい深み感のある光沢を有してお
り、パイプの切断面は均一であった。
実施例7゜ メタクリル樹脂(バラベットHR,■クラレ製)5重量
部をMMA44.85重量部およびエチレングリコール
ジメタクリレー) 0.15重量部に溶解し、これへス
テアリン酸0.02重量部、前述のバーカドンクス16
を0,5重量部、パーへキサ22(2,2−ビス(t−
ブチルパーオキシ)ブタン、純度50重量%、日本油脂
株製)1重量部、粒子径0.4μmの水酸化アルミニウ
ム粉末(B2O2、日本軽金属■製)15重量部および
前述のBW103を35重量部添加混合してスラリーを
得た。スラリーの密度は1.37g/cmlである。こ
れへ密度が1.8g/dで粒子径が0.1〜ll1ll
の黒色微粒子8重量部を加え、160 rpmで回転す
ること以外は実施例1と同じ操作によって、アクリル人
工大理石シームレスパイプを得た。回転によって生ずる
加速度は、パイプの内周面で1.86 Gである。得ら
れたパイプの外周面は、ひげのない美しい光沢面であり
、また黒色微粒子がパイプの極く表面にまで存在して、
鮮明な御影石様の外観を呈していた。
実施例8゜ 密度が1.4g/cr1の黒色微粒子を使用すること以
外は、実施例7と同じ操作によってアクリル人工大理石
シームレスパイプを得た。このパイプの外周面は斑模様
がぼやけた感じの不鮮明な御影石様の外観を呈していた
〔発明の効果〕
アクリル人工大理石は、装飾的な用途が多いことから、
美観や質量感が重要であるが、従来円筒形状の場合には
、平板からの加工品では美観や質量感の欠除、加工上の
制約などの問題があった。
しかして、以上述べてきたように本発明によれば本発明
のアクリル人工大理石シームレスパイプは、上記問題点
を解決して継ぎ目のない外観良好な人工大理石の円筒形
状を提供することができ、また該パイプは遠心注型によ
り製造できるので効率的な製造方法を提供することがで
きる。
特許出願人  株式会社 り ラ し

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタクリル酸メチルを主体とする重合体20〜8
    0重量%および無機粉末80〜20重量%よりなるアク
    リル人工大理石シームレスパイプ。
  2. (2)50重量%以上がメタクリル酸メチル単位からな
    るシラップ20〜80重量%および無機粉末80〜20
    重量%よりなるスラリーを、遠心注型することを特徴と
    するアクリル人工大理石シームレスパイプの製造方法。
  3. (3)シラップが0.01〜5重量%の多官能性不飽和
    単量体を含有することを特徴とする請求項2記載の製造
    方法。
  4. (4)スラリーの粘度が1〜200ポイズである請求項
    2記載の製造方法。
  5. (5)無機粉末の粒子径が0.1〜20μmである請求
    項2記載の製造方法。
  6. (6)無機粉末が水酸化アルミニウム粉末である請求項
    2記載の製造方法。
  7. (7)パイプ内径面において回転により生ずる加速度が
    1〜5Gである請求項2乃至6記載の製造方法。
JP22995490A 1990-08-30 1990-08-30 アクリル人工大理石シームレスパイプおよびその製造方法 Pending JPH04110112A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0599586A1 (en) * 1992-11-20 1994-06-01 Doppel Co., Ltd. A high density artificial stone
KR100769037B1 (ko) * 2005-12-20 2007-10-22 김학수 인조대리석 관의 제조방법

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EP0599586A1 (en) * 1992-11-20 1994-06-01 Doppel Co., Ltd. A high density artificial stone
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