JPH04109864U - 板状被処理物の保持装置 - Google Patents

板状被処理物の保持装置

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JPH04109864U
JPH04109864U JP2224191U JP2224191U JPH04109864U JP H04109864 U JPH04109864 U JP H04109864U JP 2224191 U JP2224191 U JP 2224191U JP 2224191 U JP2224191 U JP 2224191U JP H04109864 U JPH04109864 U JP H04109864U
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JP
Japan
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clamping rod
plate
holding device
tip
insertion hole
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Pending
Application number
JP2224191U
Other languages
English (en)
Inventor
幸一 増田
茂 佐々木
Original Assignee
株式会社中央製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状被処理物にメッキ等の表面処理を施す場
合において、確実に板状被処理物を吊持するための保持
装置を提供する。 【構成】 固定挟持杆部10の下端に突設された挟持突
片10bの先端に挿入孔15を設けるとともに、可動挟
持杆部20の下端に突設された咬着片20bの先端には
刺入端24が設けられている。前記固定挟持杆部10と
可動挟持杆部20に、その両端を夫々連結された発条2
5の付勢力によって、前記刺入端24は板状被処理物w
を貫通し、その先端が挿入孔15に挿入され、該処理物
wを保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、薄板状の被処理物にメッキ等の表面処理を施す場合において、該板 状被処理物を吊持するための保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリント板等の板状被処理物wの処理を行なう表面処理装置において、 該被処理物wをハンガーhに吊持するには、図6に示すように、連結軸bを中心 に回動可能に連結し、かつ発条cの作用によって連結軸bを中心に接近方向に付 勢してなる二片の挟持杆d,eからなる保持装置aをハンガーhに固定し、挟持 杆d,eの刺入端間で板状被処理物wを挟持するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の構成からなる保持装置にあっては、板状被処理物wを挟持杆d,eの挟 着端によって挟着保持していた。この挟持手段を適用する場合に、前記板状被処 理物wが薄板状である場合には、保持装置の挟持力が不足し、挟持した板状被処 理物wが落下しやすいという欠点がある。
【0004】 本考案は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、薄板状被処理物を確 実に挟持可能な保持装置を供給することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、固定挟持杆部に可動挟持杆部を回動支軸を介して傾動可能に支持し 、さらに該固定挟持杆部と可動挟持杆部とに、その両端を連結して配置された発 条による付勢力をその挟持力とした板状被処理物の保持装置において、 前記固定挟持杆部の先端近傍に挿入孔を設けるとともに、前記可動挟持杆部の 先端近傍に、前記発条による挟着力によって板状被処理物を貫通して、その先端 が前記挿入孔に挿入される刺入端を設けた構成からなるものである。
【0006】
【作用】
固定挟持杆部と可動挟持杆部とに差し渡されて連結された発条の付勢力に抗し て、可動挟持杆部を回動支軸を中心に回動して、その先端部の刺入端を固定挟持 杆の下端部から離間し、さらに薄板状被処理物を両挟持杆の先端部間に介装し、 前記発条の付勢力を開放する。これにより刺入端を固定挟持杆の下端に対して近 接動作を生じ、板状被処理物の片面から該可動挟持杆部の先端部に設けられた刺 入端が圧接し、前記付勢力によって、薄板状被処理物を貫通し、刺入端の端縁は 前記固定挟持杆部の下端近傍に設けられた挿入孔に挿入される。これにより、板 状被処理物は、刺入端が貫通して確実に吊持されることになる。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図1〜5を用いて説明する。 図1において、1は板状被処理物wを咬着する複数の保持装置6を乗設したハ ンガーであって、その両側端には、フック2,2が立設されている。ハンガー1 は、フック2,2をキャリアー(図示せず)の昇降フック3に係止して、該キャ リアーにより搬送され、処理槽Tの側縁に形成した受台4,4に支持され、この 位置でハンガー1の保持装置6に保持した多数の板状被処理物wを処理槽T内に 浸漬するようにしている。
【0008】 本考案の要部である保持装置6について、図2〜5を用いて説明する。 前記保持装置6の前記ハンガー1に固定される固定挟持杆部10は、その断面 を外方向へ開口したコ字状をし、そのほぼ中央部に軸支片11が突設された固定 挟持杆10aと、該挟持杆10aの下端において、下方へ突出して配置され、そ の先端部に挿入孔15を備えた長尺状板材である挟持突片10bから構成されて いる。前記挿入孔15は、外方へ拡開する透孔によって構成される。
【0009】 また、可動挟持杆部20は、その断面を外方向へ開口したコ字状をし、そのほ ぼ中央部に前記固定挟持杆部10の軸支片11に挿通された回動支軸8を介して 回動可能に係止された軸支片21を備えた可動挟持杆20aと、該挟持杆20a の下端において、下方へ突出して配置され、その先端部に針状の刺入端24を備 えた咬着片20bから構成されている。
【0010】 前記固定挟持杆10aと可動挟持杆20aの軸支片11,21の上方には、発 条25が、その両端を夫々固定挟持杆10aと可動挟持杆20aに連結されて配 置されている。
【0011】 図2は、前記保持装置6において、可動挟持杆20aの外方向から固定挟持杆 10a方向へ図示しない押圧駆動源によって押圧力が加わり、前記発条25の付 勢力に抗して、固定挟持杆10aと可動挟持杆20aとの夫々の先端部を離間さ せた状態を示している。この動作により、後述するように咬着片20bの先端部 に設けられた刺入端24に貫通されて保持された薄板状被処理物wが離脱するこ とになる。
【0012】 前記保持装置6を上述の状態に保持した後、薄状の板状被処理物wの上端部を 挟着突片10bと咬着片20bの間に配置し、前記押圧駆動源(図示せず)の駆 動を解除すると発条25の付勢力によって、可動挟持杆20aは回動支軸11を 支点として回動し、固定挟持杆10aに可動挟持杆20aの先端部が近接し、咬 着片20bの先端部に設けられた刺入端24は、板状被処理物wを貫通し、その 貫通した端縁は挟持突片10bの先端に設けられた挿入孔15に挿入される。そ して、図3に示すように、板状被処理物wはその上端を刺入端24に支持される ことになる。
【0013】 上述の動作により、前記板状被処理物wは、その先端において、保持装置6に 吊持されることになる。この状態の保持装置6は、該保持装置6を支持している 昇降フック3を下降させることにより、下方へ移動し、板状被処理物wは処理槽 T内に浸漬され、メッキ等の処理が施される。
【0014】 処理槽Tから引き上げられたとき、上述の保持装置6の挟持箇所において、メ ッキ液等の液が残存し易い。このため、図4aに示すように、前記挿入孔15を 、外方へ拡開する透孔とすることによって、該挿入孔15内に流入した液を、そ の傾斜面により外方へ流下するから、該挿入孔15内の液の残留が可及的に抑止 されることとなる。従って、板状被処理物wを保持装置6に挟持して処理液槽上 を移送している際に液が滴下して他の処理槽を汚染させるようなことがない。
【0015】 尚、前記挿入孔15は、図4bに示すように、通常の透孔であっても良く、さ らには、図4cに示すように、内方へ拡径状に開口する穴であっても良く、夫々 刺入端24の先端の挿入を可能とする所期の作用を奏するものであれば良い。
【0016】 また、別の実施例として、図5に示すように、前記咬着片20bの先端部にお いて、該先端部に設けられた刺入端24に列設して通電用電極30を設ける構成 とすることもできる。
【0017】 この様な構成にすれば、メッキ処理に際して、前記刺入端24に列設した通電 用電極30からも電流が流れてより確実にメッキ処理を行なうことができる。
【0018】 本考案の板状被処理物wの保持装置6の構成からすれば、該板状被処理物wの 挟着手段が、従来とは異なり、該板状被処理物wに刺入端24を貫通させて支持 した構成であるため、該板状被処理物wが極端に薄状であっても、脱離すること はない。
【0019】
【考案の効果】
本考案は、上述したように、固定挟持杆部の先端に挿入孔を設けるとともに、 可動挟持杆部の先端部には刺入端を設けて、発条の付勢力による該先端部の当接 動作によって、該刺入端が板状被処理物に透孔を形成させ、該透孔を貫通した刺 入端の先端部を前記挿入孔に挿入したうえ挟持することによって該板状被処理物 を支持ものであるから、従来の保持手段に比べて、安定した保持を可能とするば かりでなく、より薄い板状の被処理物に対しても安定した保持が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の保持装置の使用状態を示す正面図であ
る。
【図2】本考案の保持装置の開放状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本考案の保持装置の板状被処理物wを挟持した
状態を示す正面図である。
【図4a】本考案の保持装置の挟持突片10bの一部切
欠の拡大側面図である。
【図4b】本考案の保持装置の挿入孔15の形状を異に
する挟持突片10bの一部切欠の拡大側面図である。
【図4c】本考案の保持装置の挿入孔15の形状を異に
する挟持突片10bの一部切欠の拡大側面図である。
【図5】本考案の保持装置の別の実施例を示す分解斜視
図である。
【図6】従来の保持装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ハンガー 3 昇降フック 6 保持装置 10 固定挟持杆部 10a 固定挟持杆 10b 挟持突片 15 挿入孔 20 可動挟持杆部 20a 可動挟持杆 20b 咬着片 24 刺入端 25 発条 30 通電用電極 T 処理槽 w 板状被処理物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定挟持杆部に可動挟持杆部を回動支軸を介して傾動可
    能に支持し、さらに該固定挟持杆部と可動挟持杆部と
    に、その両端を連結して配置された発条による付勢力を
    その挟持力とした板状被処理物の保持装置において、前
    記固定挟持杆部の先端近傍に挿入孔を設けるとともに、
    前記可動挟持杆部の先端近傍に、前記発条による挟着力
    によって板状被処理物を貫通して、その先端が前記挿入
    孔に挿入される刺入端を設けた構成からなることを特徴
    とする板状被処理物の保持装置。
JP2224191U 1991-03-12 1991-03-12 板状被処理物の保持装置 Pending JPH04109864U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435367B1 (ko) * 2002-01-18 2004-06-10 현대자동차주식회사 자동차용 시트벨트 버클의 장착작업용 버클가이드

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6211838B2 (ja) * 1981-10-29 1987-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd
JPS6222071B2 (ja) * 1983-04-07 1987-05-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd

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