JP3404662B2 - 吊下具 - Google Patents

吊下具

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JP3404662B2
JP3404662B2 JP11774195A JP11774195A JP3404662B2 JP 3404662 B2 JP3404662 B2 JP 3404662B2 JP 11774195 A JP11774195 A JP 11774195A JP 11774195 A JP11774195 A JP 11774195A JP 3404662 B2 JP3404662 B2 JP 3404662B2
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克巳 大庭
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トーヨー精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、アルミニウム
型材などの被表面処理材料を搬送枠に多数吊り下げて行
なう表面処理装置において、上記被表面処理材料を搬送
枠に吊り下げる吊下具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種吊下具として、例えば、実
公昭61−3856号公報に示すものが存する。該従来
の吊下具は、図6に示す如く、先端挾持部11aを有し
て搬送枠側に固定される通電バー兼用の基体11と、該
基体11の先端挾持部11aと共働して被表面処理材料
Wを挾持するカム形の回動挾持爪12と、該回動挾持爪
12を開閉する操作レバー13と、該操作レバー13を
介して回動挾持爪12に挾持力を付与するばね部材14
とを備え、回動挾持爪12に関しては、上記基体11側
に設けられた断面U字状を呈する支持枠15の二叉状突
出部15a側に回動可能に軸支し、操作レバー13に関
しては、当該支持枠15の中央部に同じく回動可能に軸
支して、その先端部に上記回動挾持爪12に穿設されて
いる長孔16内に嵌合するピン17を設ける構成となっ
ている。
【0003】依って、斯る従来吊下具の使用に際して
は、当該吊下具を搬送枠(図示せず)に所定の間隔をお
いて固定して、その操作レバー13の後端部をばね部材
14のばね圧に抗して基体11の後端部側に押圧する
と、操作レバー13の先端部に長孔16とピン17を介
して連結されている回動挾持爪12が開放方向へ回動し
て、当該回動挾持爪12と基体11の先端挾持部11a
間に差込空間を生じさせるので、後は、この差込空間内
に被表面処理材料Wの上端部Waを差し込んで、上記操
作レバー13に対する押圧操作を解けば、被表面処理材
料Wがその肉厚に応じて回動挾持爪12と基体11の先
端挾持部11a間に挾持されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の吊下
具の下で、被表面処理材料Wの搬送中に、吊り下げられ
ている被表面処理材料Wが図中A方向に振れた場合に
は、それ程問題とはならないが、逆のB方向に振れた場
合には、図7に示す如く、被表面処理材料Wの挾持され
ている上端部Waが動いて、回動挾持爪12をばね部材
14のばね圧に抗して開放方向へ押し上げて口開きを引
き起こしてしまうので、被表面処理材料Wが吊下具から
簡単に落下してしまう恐れがあった。
【0005】この為、通常は、実公昭59−13246
号公報等に示す種々の端部保持具を併用して、被表面処
理材料Wの振れを防止する工夫が試みられている訳であ
るが、当該端部保持具は、被表面処理材料Wの下端部側
に連続して装着されるものであるから、材料W同士の接
触や絡み付きは有効に防止できるとしても、被表面処理
材料W自体の振れを完全に防止することはできないばか
りか、吊下具に対する被表面処理材料Wの取り付け・取
り外しに加えて、当該材料Wの下端部に対する端部保持
具の取り付け・取り外しが更に要求されることとなるの
で、作業が徒に煩雑なって、現今の合理化の要請には大
いに反することとなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る実情に鑑
み開発されたもので、先端挾持部を有する基体と、該基
体の先端挾持部と共働して吊下材料を挾持する挾持爪
と、該挾持爪を開閉する操作レバーと、挾持爪に挾持力
を付与するばね部材とを備え、上記挾持爪と基体の先端
挾持部間で吊下材料の端部をその肉厚に応じて挾持する
吊下具を前提として、挾持された吊下材料の端部が臨む
個所にストッパー手段を設けて、当該吊下材料の端部に
よる上記挾持爪の押し上げを防止する構成を採用した。
尚、上記ストッパー手段の存在は、基体の先端挾持部と
共働して吊下材料の端部を挾持する挾持爪が、回動可能
に軸支された回動挾持爪である場合に、特に、効果的で
ある。
【0007】
【作用】依って、本発明の下でも、操作レバーの後端部
をばね部材のばね圧に抗して基体の後端部側に押圧する
と、挾持爪が開放方向へ移動して、当該挾持爪と基体の
先端挾持部間に差込空間を生じさせるので、後は、この
差込空間内に吊下材料の端部を差し込んで、上記操作レ
バーに対する押圧操作を解けば、吊下材料がその肉厚に
応じて挾持爪と基体の先端挾持部間に挾持される。
【0008】しかし、斯る吊下材料の挾持状態にあって
は、例え、搬送中に、吊下材料が問題となる方向に振れ
ようとしても、ストッパー手段の規制作用によって、吊
下材料の端部が動いて、挾持爪を押し上げて口開きを引
き起こすことを確実に防止できるので、従来の如く、吊
下材料が吊下具から落下することが解消される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて詳
述すると、該実施例に係る吊下具も、従来のものと同様
に、図1に示す如く、先端挾持部1aを有して搬送枠側
に固定される通電バー兼用の基体1と、該基体1の先端
挾持部1aと共働して被表面処理材料を挾持するカム形
の回動挾持爪2と、該回動挾持爪2を開閉する操作レバ
ー3と、該操作レバー3を介して回動挾持爪2に挾持力
を付与するばね部材4とを備え、基体1側に設けられた
断面U字状を呈する支持枠5の二叉状突出部5a側に回
動挾持爪2を軸支し、同支持枠5の中央部に操作レバー
3を軸支して、当該操作レバー3と回動挾持爪2とを長
孔6とピン7を介して連結する構成となっている。
【0010】そして、本実施例にあっては、斯る構造に
立脚して、挾持される被表面処理材料の端部が臨む支持
枠5の対応個所、換言すれば、上記二叉状突出部5aと
基体1の先端挾持部1a間に位置するその両側縁にスト
ッパー手段たるテーパー状のカット部8Aを設けて、該
テーパー状のカット部8Aに被表面処理材料の上端縁を
強制的に係止させることにより、被表面処理材料の上端
部による回動挾持爪2の押し上げを効果的に防止せんと
したものである。
【0011】依って、本実施例の吊下具の下でも、当該
吊下具を搬送枠(図示せず)に所定の間隔をおいて直接
又は間接に固定して、その操作レバー3の後端部をばね
部材4のばね圧に抗して基体1の後端部側に押圧する
と、操作レバー3の先端部に長孔6とピン7を介して連
結されている回動挾持爪2が開放方向へ回動して、当該
回動挾持爪2と基体1の先端挾持部1a間に差込空間を
生じさせるので、後は、この差込空間内に被表面処理材
料Wの上端部Waを差し込んで、上記操作レバー3に対
する押圧操作を解けば、図2に示す如く、被表面処理材
料Wがその肉厚に応じて回動挾持爪2と基体1の先端挾
持部1a間に挾持されることとなる。
【0012】しかし、上記差込空間内に対する被表面処
理材料Wの差し込みに際しては、図示する如く、当該被
表面処理材料Wの上端縁が上記支持枠5の両側縁に設け
られたテーパー状のカット部8Aに完全に係止するまで
十分に差し込むこととなる。
【0013】そして、斯る被表面処理材料Wの挾持状態
にあって、例え、搬送中に、被表面処理材料Wが従来に
おいて問題視されている図中B方向に振れようとして
も、本実施例の下では、テーパー状のカット部8Aに対
する被表面処理材料Wの上端縁の係止状態によって、そ
の上端部Waが動いて、回動挾持爪2を押し上げて口開
きを引き起こすことを確実に防止できることとなるの
で、回動挾持爪2の口開きに起因して、被表面処理材料
Wが吊下具から落下する心配が完全に一掃される。従っ
て、被表面処理材料Wの振れを防止する端部保持具等を
使用する必要も全くなくなるので、作業の合理化の要請
にも合致することとなる。
【0014】尚、図示する実施例にあっては、ストッパ
ー手段として、支持枠5の両側縁にテーパー状のカット
部8Aを設けたものであるが、本発明は、これに限定さ
れるものではなく、図3のA・Bに示す如く、直線状の
カット部8Bや階段状のカット部8Cを設けることも可
能である。但し、実施例の如く、テーパー状のカット部
8Aとなした場合には、挾持可能な被表面処理材料Wで
あれば、如何なる肉厚のものにも無段階で対応できるの
で、その使用範囲は甚大となる。
【0015】又、テーパー状のカット部8Aを設ける支
持枠5自体に関しても、実施例のものに限定されるもの
ではなく、例えば、図4のAに示す如く、そのU字形態
を延長させて、基体1の先端挾持部1aまでをも完全に
覆うものや、同図のBに示す如く、単純なU字形態とな
して、基体1の上面側に固定されるものや、或いは、同
図のCの示す如く、2枚の板材より成り、基体1の両側
部に固定されるものであっても良い。
【0016】更に、上記の実施例にあっては、あくまで
も、回動挾持爪2や操作レバー3を軸支する支持枠5の
存在に着目して、当該支持枠5をストッパー手段を設け
る対象物となしたものであるが、本発明は、この対象物
に関しても限定されるものではなく、例えば、図5に示
す如く、挾持される被表面処理材料Wの上端部Waが臨
む基体1上に傾斜状又は階段状を呈する別体のストッパ
ー片9を固設して、当該傾斜状又は階段状のストッパー
片9をストッパー手段として利用することも実施に応じ
任意である。
【0017】且つ、吊下具自体の構造に関しても、図示
するものに限定されるものではなく、被表面処理材料W
の振れに起因して、挾持爪が押し上げられて口開きを起
こす恐れのある吊下具であれば、嘴状の挾持爪を備える
吊下具を含め、如何なる構造の吊下具に対しても実施応
用できるものである。
【0018】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、吊下材料の挾持状態にあっては、例え、搬送中
に、当該吊下材料が問題となる方向に振れようとして
も、ストッパー手段の規制作用によって、その端部が動
いて、挾持爪を押し上げて口開きを引き起こすことを確
実に防止できるので、吊下材料が吊下具から落下するこ
とを完全に解消できた。従って、吊下材料の振れを防止
する端部保持具等を使用する必要もなくなるので、作業
の合理化の要請にも応えることが可能となることは言う
までもないが、構造的にも、単に、吊下材料の動きを規
制するストッパー手段を設けるだけであるから、既存の
吊下具に対しても応用できると共に、吊下具自体が徒に
大型化したりコスト高となる心配も決してない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る吊下具を示す全体斜視図
である。
【図2】被表面処理材料を挾持した状態を示す要部断面
図である。
【図3】(A)(B)はストッパー手段たるカット部の他
例を示す要部側面図である。
【図4】(A)(B)(C)はカット部を設ける支持枠の形
態例を示す要部説明図である。
【図5】ストッパー手段自体の別の他例を示す要部側面
図である。
【図6】従来の吊下具で被表面処理材料を挾持した状態
を示す断面図である。
【図7】回動挾持爪が被表面処理材料の上端部で押し上
げられて口開きを引き起こした状態を示す要部説明図で
ある。
【符号の説明】
1 基体 1a 先端挾持部 2 回動挾持爪 3 操作レバー 4 ばね部材 5 支持枠 6 長孔 7 ピン 8A テーパー状のカット部(ストッパー手段) 8B 直線状のカット部(ストッパー手段) 8C 階段状のカット部(ストッパー手段) 9 ストッパー片(ストッパー手段) W 被表面処理材料(吊下材料) Wa 被表面処理材料の上端部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端挾持部を有する基体と、該基体の先
    端挾持部と共働して吊下材料を挾持する挾持爪と、該挾
    持爪を開閉する操作レバーと、挾持爪に挾持力を付与す
    るばね部材とを備え、上記挾持爪と基体の先端挾持部間
    で吊下材料の端部をその肉厚に応じて挾持する吊下具に
    おいて、挾持された吊下材料の端部が臨む個所にストッ
    パー手段を設けて、当該吊下材料の端部による上記挾持
    爪の押し上げを防止するように構成したことを特徴とす
    る吊下具。
  2. 【請求項2】 基体の先端挾持部と共働して吊下材料の
    端部を挾持する挾持爪が、回動可能に軸支された回動挾
    持爪であることを特徴とする請求項1記載の吊下具。
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