JPH0421830Y2 - - Google Patents

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JPH0421830Y2
JPH0421830Y2 JP1986091330U JP9133086U JPH0421830Y2 JP H0421830 Y2 JPH0421830 Y2 JP H0421830Y2 JP 1986091330 U JP1986091330 U JP 1986091330U JP 9133086 U JP9133086 U JP 9133086U JP H0421830 Y2 JPH0421830 Y2 JP H0421830Y2
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workpiece
auxiliary frame
rod
clamp
surface treatment
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は板状の被処理物を吊り下げて電解処理
等の表面処理を行わせるための表面処理用クラン
プ式治具に関する。
(従来の技術) 一般に、プリント配線基板等の板状材の電解め
つきその他の電解処理や化学めつきその他の無電
解処理等の表面処理の自動化に際しては、被処理
物をクランプして搬送するためのクランプ式治具
が使用されている。
この従来のクランプ式治具は、第6図に示すよ
うに、被処理物搬送棒1にクリツプ2からなる多
数のクランプ手段を設け、そのクリツプ2に板状
の被処理物Aの上端を挟持させて吊り下げ支持さ
せるようにしたものが知られている。
このクリツプ2は第7図に示すように搬送棒1
に対して一端を電気的に接続させて固定した一方
の挟持片3aと、この挟持片3aに対して軸4を
もつて枢着された他方の挟持片3bを有し、両挟
持片3a,3bの先端が互いに圧接させる方向に
スプリング5をもつて附熱された構造のものが一
般的であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述の如き従来のクランプ式治具を用いて処理
液槽内に枝状の被処理物を出し入れし、表面処理
を行う場合、この被処理物に反りが大きいと被処
理物相互間および被処理物と処理物液槽内面とが
接触し、均一な表面処理がなされなくなつたり、
処理液槽への出し入れ時に、被処理物が処理液槽
に接触し、表面を傷つけることとなる場合があ
る。このような事態を防ぐためには反りの大きい
被処理物の表面処理には被処理物相互間の間隔を
大きくするとともに大型の処理液槽が必要となる
ため作業能率が悪く不経済なものとなり、特に既
設の自動化した表面処理装置では一定以上の反り
のある被処理物の表面処理が不可能となる等の問
題があつた。
また、特に、電解めつき等の電解処理を行う場
合、板状の被処理物に反りがあると、電解液中で
電柱板と被処理物表面との間隔が各部において不
均一となり、電解処理が均一になされないという
問題があつた。
本考案はこのような従来の問題にかんがみ、反
りの大きい板状の被処理物であつても、上述の如
き問題を生じさせないで表面処理できるクランプ
式治具の提供を目的としたものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を
達成するための本考案の要旨とする構成は、被処
理物搬送棒と、該被処理物搬送棒に固定され、板
状の被処理物の上端を挟持して吊り下げる被処理
物クランプ手段とを備えてなる表面処理用クラン
プ式治具において、前記被処理物搬送棒の両端部
にに補助枠取付金具を介して位置調節自在に垂下
させた一対の縦杆部と該両縦杆部の下端間に一体
的に横架させた横杆部とからなり、前記被処理物
クランプ手段によつて上端が保持された被処理物
の両側及び下側を囲む補助枠を備え、該補助枠の
前記横杆部に前記被処理物の下端部位置を規制す
る略V字状の凹欠を有する被処理物保持具を備え
たことを特徴としてなる表面処理用クランプ式治
具に存する。
(実施例) 次に本考案の実施の一例を第1図〜第5図につ
いて説明する。なお、前述した従来例と同一部分
については、同一符号を付してその詳細な説明を
省略する。
図中1は通電バー兼用の被処理物搬送棒であ
り、2は被処理物搬送棒1に対して電気的に接続
された状態で固定されたクランプ手段を構成する
クリツプである。被処理物搬送棒1の両端部にあ
つて、最外部のクリツプ2の外側に支持させて補
助枠10が備えられている。
補助枠10は、全体が導電材によつて成形さ
れ、棒状をした一対の縦杆部11,11と、その
縦杆部11,11の下端間に横架させた角筒材か
らなる横杆部12とによりU字状に成形されてい
る。
この補助棒10の横杆部12にはその上縁に突
出させて略V状の凹欠13aを有する多数の被処
理物保持具13,13……が溶接によつて固着さ
れている。この各被処理物保持具13はそれぞれ
導電材によつて成形され、横杆部12に電気的に
接続されており、前述したクリツプ2によつて吊
り下げられた被処理物Aの下縁が凹欠13a内に
係合されて保持されるようにしている。
補助枠10は両縦杆部11,11の上端部を一
対の補助枠取付金具14,14をもつて保持させ
ることにより電極バー1に対して支持させるとと
もに電気的に接続させるようにしている。
補助枠取付金具14は第4図に示すように一対
の挟持片15a,15bを軸16をもつて枢着
し、その両挟持片15a,15bの後端部内側に
固着した板ばね17a,17bをもつて先端側間
が圧接される方向に附勢されている。挟持片15
a,15bの先端部には挟持用金具18a,18
bが固着されている。挟持用金具18a,18b
はそれぞれコ状に形成され、そのコ状の平行片部
が軸16によつて互いに枢着されている。
この両挟持用金具18a,18bの内の一方側
18aには縦杆部挿入用のスリーブ19が固着さ
れている。このスリーブ19は他方の挟持用金具
18b側に挟持ピン挿入用の穴20が開口され、
この穴20より他方の挟持金具18bの先端に突
設した挟持ピン21が挿入されるようにしてい
る。
一方、補助枠10の縦杆部11の上端には挟持
ピン係合用の凹部22が一定間隔毎に複数形成さ
れており、スリーブ19内に挿入された縦杆部1
1はその凹部22に挟持ピン21が嵌合されて抜
け止めされるようにしている。
このように構成される保持金具14は、その一
方の挟持片15aを被処理物搬送棒1に対して直
接ねじ止めすることによつて、被処理物搬送棒1
に電気的に接続された状態で固着されている。
このように構成されるクランプ式治具の使用に
際しては、従来と同様にクリツプ2をもつてプリ
ント配線基板等の板状の被処理物Aの上端を挟持
させて保持させる。この被処理物Aの最外部を囲
むように補助枠10を補助枠取付金具14,14
に保持させる。このとき、横杆部12上の被処理
物保持金具13の凹欠13a内に初処理物Aの下
端が挿入されるように縦杆部11,11の補助枠
取付金具14に対する長さを調節する。被処理物
に反りがある場合には、これを矯正する方向に力
を加えた状態で下端を凹欠13a内に嵌合させ
る。
このようにして被処理物Aを上下両端で保持し
た状態で電解液中に浸漬し、電解処理を行わせ
る。
なお、上述した補助枠10は、被処理物に応じ
て表面全体にゾルコーテイングを施したものを使
用し、補助枠10自体が電解処理されないように
してもよいものである。
また上述の実施例では各部を導電性材料を使用
し、電解処理に使用する場合を示しているが、無
電解の表面処理に使用する場合には非導電性材料
をもつて成形してもよいものである。
(考案の効果) 本考案の表面処理用クランプ式治具は上述の如
く構成され、クランプ手段によつて上端を保持し
た被処理物の下端を補助枠に備えた被処理物保持
具をもつて支えるようにしたことによつて、その
被処理物に反りが生じていても、これを平らに近
い状態に矯正して保持されることとなり、大きい
反りが生じている被処理物でも相互間の間隔を狭
めた状態で処理及び搬送できることとなり、処理
能率が向上されるともとに不良品の発生率が少く
なつて歩止りが高く経済的に処理できることとな
るとともに既設の自動化した表面処理装置におい
て、従来では処理し得なかつたような大きな反り
のある被処理物の表面処理が可能となつてもので
ある。
本考案のクランプ式治具を導電性の材料をもつ
て作製し、電解処理に使用すると、被処理物と電
極間の各部における間隔がより均一に近くなり、
各部において均一な電解処理が行われることとな
り、更に被処理物に対して上端のみでなく下端側
からも通電されるため、エツヂ効果の生じない均
一な厚さの電解処理がなされる。
また、補助枠にゾルコーテイングを施さないで
使用すれば、これが一種の捨枠の役目をなし、不
均一な処理状態になり易い周囲の電解処理が補助
枠部分に対してなされることとなつて、被処理物
に対する電解処理が均一になされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の全体の正面図、第2
図は同側面図、第3図は横杆部分の拡大断面図、
第4図は保持金具部分の拡大断面図、第5図は第
4図中のV−V線断面図、第6図は従来のクラン
プ式治具の一例の正面図、第7図は第6図中の
−線拡大断面図である。 A……被処理物、1……被処理物搬送棒、2…
…クリツプ(クランプ手段)、10……補助枠、
11……縦杆部、12……横杆部、13……被処
理物保持具、13a……凹欠、14……補助枠取
付金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被処理物搬送棒と、該被処理物搬送棒に固定さ
    れ、板状の被処理物の上端を挟持して吊り下げる
    被処理物クランプ手段とを備えてなる表面処理用
    クランプ式治具において、前記被処理物搬送棒の
    両端部に補助枠取付金具を介して位置調節自在に
    垂下させた一対の縦杆部と該両縦杆部の下端間に
    一体的に横架させた横杆部とからなり、前記処理
    物クランプ手段によつて上端が保持された被処理
    物の両端及び下端を囲む補助枠を備え、該補助枠
    の前記横杆部に前記被処理物の下端部位置を規制
    する略V状の凹欠を有する被処理物保持具を備え
    たことを特徴としてなる表面処理用クランプ式治
    具。
JP1986091330U 1986-06-17 1986-06-17 Expired JPH0421830Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986091330U JPH0421830Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

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JP1986091330U JPH0421830Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

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Publication Number Publication Date
JPS62203269U JPS62203269U (ja) 1987-12-25
JPH0421830Y2 true JPH0421830Y2 (ja) 1992-05-19

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ID=30952016

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JP1986091330U Expired JPH0421830Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54168562U (ja) * 1978-05-18 1979-11-28
JPS6120037Y2 (ja) * 1981-02-19 1986-06-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62203269U (ja) 1987-12-25

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