JPH04108395A - ガラクトサミノオリゴ糖の製造方法 - Google Patents

ガラクトサミノオリゴ糖の製造方法

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JPH04108395A
JPH04108395A JP22422290A JP22422290A JPH04108395A JP H04108395 A JPH04108395 A JP H04108395A JP 22422290 A JP22422290 A JP 22422290A JP 22422290 A JP22422290 A JP 22422290A JP H04108395 A JPH04108395 A JP H04108395A
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galactosamine
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村上 江津子
Junichi Tamura
順一 田村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ガラクトサミノオリゴ糖の製造方法に関する
ものである。
更に詳細には、本発明は、酵素を用いる生化学的な手法
によって、ガラクトサミンオリゴ5糖(GO55)、ガ
ラクトサミンオリゴ6糖(GO56)、またはそれ以上
の比較的高重合度のガラクトサミノオリゴ糖を非常に効
率的に製造する方法に関するものである。また1本発明
は限外濾過膜を用いた該オリゴ糖の連続的な製造方法に
も関するものである。
(従来の技術) ポリガラクトサミン(特公昭56−12639、特公平
1−41160)は、不完全菌の一種であるPaeci
lomycessp、 I−1株により生産されるガラ
クトサミンがα−1,4結合した30万以上の分子量を
もつ多糖である。
近年、微生物、植物、あるいは動物の生産する多糖ある
いはそれらのオリゴ糖が種々の生理活性を有することが
知られているようになり、多糖またはそれらのオリゴ糖
に関心かたかまっている。
また、ポリガラクトサミンの類似多糖として知られるキ
チン、キトサン及びそのオリゴ糖が抗腫瘍活性を有する
事も確認されている。さらにポリガラクトサミン自身に
おいても同様な生理活性のある事が見いだされ(Kou
ki l5HITANI et al、、 J。
Pharmacobio−Dyn、 11.58〜65
(1988))、そのオリゴ糖の生理活性にも関心が高
まっている。生理活性以外の用途にもポリガラクトサミ
ン、ガラクトサミノオリゴ糖が有用になる可能性があり
、特に、オリゴマーは用途分野、作用面でポリマーにな
い特性を発揮するものと期待され、注目されている。
ガラクトサミノオリゴ糖は、ポリガラクトサミンを加水
分解することにより得られる。分解の方法には、酸又は
アルカリによるものと加水分解酵素による方法が知られ
ているが、重合度の高いガラクトサミノオリゴ糖の収率
は非常に悪い、特に塩酸によってポリガラクトサミンを
加水分解する場合、ランダムな分解の結果、得られるオ
リゴ糖の菫は七ノーガラクトサミン、ジ−ガラクトサミ
ン、トリーガラクトサミン、テトラ−ガラクトサミン、
ペンタ−ガラクトサミンの順であり、重合度が高い程そ
の収量は激減し、ペンタマー以上の高重合度のオリゴ糖
の収率は極端に悪かった。さらに、高濃度塩酸を高温で
使用するために作業に危険が伴うという欠点もあった。
一方、ポリガラクトサミン分解酵素による方法では、常
温で反応が行えるという、酸、アルカリによる加水分解
法にはない大きなメリットがある。
しかし、従来知゛られている酵素による分解法では得ら
れるガラクトサミノオリゴ糖は酸、アルカリによる加水
分解と同様に重合度の低いものが大部分であり、比較的
高重合度のガラクトサミノオリゴ糖の収量は低いもので
あった。
(発明が解決しようとする問題点) 比較的高重合度のガラクトサミノオリゴ糖に種々の生理
活性が期待されているが、従来の酸又はアルカリによる
ものや、加水分解酵素による方法では比較的高重合度の
ガラクトサミノオリゴ糖の収率が悪く、該オリゴ糖を効
率よく得る方法がなく、それに関する試験研究及び応用
範囲を狭くしていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記した問題点を一挙に解決するためになされ
たものであって、比較的高重合度なガラクトサミノオリ
ゴ糖を効率よく製造する目的でなされたものである。
従来より、ガラクトサミノオリゴ糖を得る方法としては
酵素による加水分解法があり、ポリガラクトサミン分解
酵素としては、例えば、シュードモナスsp、H881
株(FERN P−8955)、バチルスsp。
A−4(FERN P−10473)、バチルスsp、
 E−1(FERM P−10581)などにより生産
される酵素が知られている。
本発明者らは各々の酵素についてその基質特異性、反応
条件等鋭意検討した結果、酵素反応時のpHを各々の酵
素の至適pHより低いpHに設定することにより、低重
合度のオリゴ糖の生成が抑制され比較的高重合度のガラ
クトサミノオリゴ糖が効率良く得られることを見い出し
た。例えば、第1図は、反応pHを6.0と460に設
定したときのCトセファデックス力ラムクロマトパター
ンであるが、ガラクトサミノオリゴ糖の生成率を較べる
と、PH6,0では低重合度のガラクトサミノオリゴ糖
がほとんどであるのに対して、PH4,0では比較的高
重合度のガラクトサミノオリゴ糖が効率良く得られてい
る。
本発明は、この知見に基づき、酵素反応液のPI(をポ
リガラクトサミン分解酵素の至適PHをはずれた低いP
H3,0〜4.5に設定することにより比較的高重合度
のガラクトサミノオリゴ糖を効率良く得る方法を完成す
るにいたった。また、特に工業的見地から、反応液を限
外濾過膜を介して低分子の生成物を反応系外に取り出し
、未分解のポリガラクトサミンと酵素は反応系に戻し、
反応系にポリガラクトサミンを補充することにより連続
反応系を完成するに至った。
本発明方法において原料として用いるポリガラクトサミ
ンは、常法により調製したもので良くその調製例を示す
と次の通りである。
ガラクトサミン生産菌Paecilomyces I−
1(FERMBP−1180)をショ糖5%、ペプトン
1%、塩化カルシウム0.6%、PH7,0の組成の培
地で、27℃好気的条件にて5日間培養し、培養液を遠
心分離し菌体を除いた上清を加温しながら限外濾過膜(
分画分子量100,000)で濃縮し、この濃縮物に塩
を加えPHを8.5に調整して沈澱させ、更にこの沈澱
物を集め酸に溶解し、再度pHを8.5にするという操
作を繰り返すことにより、高純度のポリガラクトサミン
を得ることができる。
また、本発明で用いるポリガラクトサミン分解酵素は、
シュードモナス属、またはバチルス属に属する微生物に
より生産される。ポリガラクトサミン分解酵素生産菌の
培養培地としては、炭素源、窒素源、無機物、その他の
栄養素を程よく含有する培地ならば、合成培地あるいは
天然培地のいずれでも使用可能である。例えばシュード
モナスsp。
H881菌(FERM P−8955)の酵素を使用す
る場合の培養培地の好適な例としては、ポリガラクトサ
ミン0.25%、グルコース0.25%、酵母エキス0
.05%、ポリペプトン0.05%、 pl(7,0の
例が挙げられる。
培養温度は20〜40℃、好ましくは30〜38℃の範
囲、培養開始pHは6〜8、好ましくは7付近で35〜
72時間振どう又は深部攪拌培養すれば、培養液中にポ
リガラクトサミン分解酵素が得られる。
そして、ポリガラクトサミン分解酵素は必要に応じて単
離精製される。例えば、培養濾液をエタノール沈澱法に
よって粗酵素を分離し、これを水性溶媒に溶解し、セフ
ァデックスG−50ゲル濾過、CM−セファデックスC
−25イオン交換クロマトグラフイー、フェニル−セフ
ァロースCL−4B疎水クロマトグラフィー等の処理に
より精製されたポリガラクトサミン分解酵素が得られる
このようにして得られたポリガラクトサミン分解酵素を
ポリガラクトサミン溶液に酵素至適pHよりも低いpF
I、特にPH3,0〜4.5で作用させると、比較的高
重合度のオリゴガラクトサミンを効率的に得ることがで
きる1反応の例を示すと、まずポリガラクトサミンを低
濃度の酸↓こ溶解せしめる。酸としでは、例えば酢酸、
ギ酸等の有機酸のほが。
硫酸を除く無機酸が広く使用できる。こうして得られた
ポリガラクトサミン溶液のpHを6.0未満、例えば3
.0〜4.5に調整した後、上記により調製したポリガ
ラクトサミン分解酵素を加えて、30℃前後の温度で酵
素分解を行う。
また本発明によれば、上記反応液を限外濾過膜を介すこ
とにより低分子生成物を反応系外に取り出しく一方、未
分解のポリガラクトサミン及びそれが一部分解した高分
子物質は、酵素とともに再度酵素反応系に返してやり、
そして反応系には原料であるポリガラクトサミンを新た
に補充してやり)、これをイオン交換樹脂に吸着させた
後、適当な濃度勾配の溶剤で順次溶出して、比較的高重
合度な各ガラクトサミノオリゴ糖両分を連続的に得るこ
とができる。
この連続法は、特に工業的製法としてすぐれている。な
お限外濾過膜としてはポリアクリルニトリル系、ポリエ
ーテルスルホン酸系等市販されているものが適宜自由に
使用され、モジュールタイプとしても、管状モジュール
、中空糸モジュール。
プリーツモジュール、スパイラルモジュール等が適宜選
択使用される。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 ポリガラクトサミンの調製 ’j)Liコ−2600g、ポリペプトン60g、ca
cQz・2H,0125gを水道水17mに溶解し、濃
NaOH溶液でpH7,0に調整した後、3oΩ容ジャ
ーファーメンタ−に移した。
この培地溶液に蒸気を注入することにより加圧、加熱滅
菌(121℃、20分間)を行った。冷却後の培地(最
終液量20ji1)に、500mm三角フラスコに15
01同組成の培地(グルコース3%、ポリペプトン0.
3%、CaCら0.5%、pH7,0)で26℃、4日
間振どう培養したベニシロマイセスl−1(FERN 
BP−1180)を、容量比で約10%無菌的に接種し
た。接種後27℃。
通気量0.5VVM、攪拌数20ORPMの条件で5日
間培養した。
培養終了後培養物を濾布濾過することにより培養濾液1
1Qを得た。この培養濾液を50℃〜60℃に加熱しな
がら分画分子量15万の限外濾過膜(三菱レイヨン・エ
ンジニアリング社製UF膜チューブラ−モジュールFタ
イプ)を通過させることにより、低分子画分を除き液量
が約3Qになる迄濃縮した。
更に、約14000 X Gで遠心分離することにより
菌体残渣、熱変性蛋白を除去した。
遠心分離後に上澄液画分3Qに食塩約750g(約25
%濃度)を加えて攪拌し、溶解後、濃Na0)1でp)
lを7.0〜8.5に調整した。−夜装置し塩析物を十
分析出させた後、サラン製の布(塩化ビニリデンと塩化
ビニールの共重合体、商品名)上に塩析物を回収した。
更にこの塩析物の上から大量のアルカリ性の水(PH7
,0以上)を散布することにより余分の食塩及び培養物
に同時に混在している中性糖、その他の夾雑物を洗い流
した。
次に、水洗物の塩析物に0.1M塩酸溶液を容量比で約
3倍量加え溶解した。この溶解物に濃NaOH溶液を加
えポリガラクトサミンの等電点であるpH8,5に合せ
た。−夜装置し十分析出物を析出させた後、上記と同様
サラン製の布上に析出物を回収し、大意の水道水で洗っ
た。この水洗物をもう一度0.1M塩酸に溶解後、等電
点沈澱を行い水洗を繰り返すことにより精製した。
この精製した析出物を121℃、15分間滅菌後、凍結
乾燥することにより、ポリガラクトサミンを主成分とす
るPF−102の精製粉末(ポリガラクトサミンとして
の純度約99%)を7g得た。
また、用途により上記精製粉末の一部を0.In塩酸に
溶解し分画分子量30万の限外濾過膜(アミコン社製分
子篩膜タイプXM300)で分画し、平均分子量16〜
30万のものと平均分子社30万以上のものに分画する
こともできる。
実施例2 ポリガラクトサミン 解酵 の調製 シュードモナスsp、 H881,FERM P−89
55を500vhQ三角フラスコ中で、グルコース0.
5%、酵母エキス0.05%、ポリペプトン0.05%
の組成を有する種培地100mQに植菌し、 30℃で
20時間培養した。
得られた種培養物を30Qのジャーファーメンタ−中で
、実施例1で得たポリガラクトサミン(PF−102)
0.25%、グルコース0.25%、酵母エキス0.0
5%、ポリペプトン0.05%の酵素生産培地に植菌し
、30℃テ通気量IVVM、攪拌数20ORPMテ48
時間培養した。
得られた培養物を遠心分離(14,OOORPM) し
て、菌体を除き、得られた培養濾液に冷却したエタノー
ルを60%濃度まで加えて、タンパク質を沈澱させ、こ
の沈澱タンパクを遠心して、溶液から分離した。得られ
たタンパク質を0.1モル酢酸緩衝液(PH5,0)で
平衡化したCトセファデックスC−25カラム(2,5
X60c+s)に吸着させ、0〜0.5モル食塩の濃度
勾配を有する同緩衝液を用いて溶出させた。
溶出した酵素活性区分を集め、限外濾過装置(分画分子
量1万)を使って濃縮した1次に、2モル食塩を含む0
.1モル酢酸緩衝液(pH6,0)溶液とし、同緩衝液
で平衡化したセファデックスG−50カラム(5x 9
0cm)クロマトグラフィーにかけた6次いで、活性区
分の食塩濃度を4モルにまで高め、同様な溶液で平衡化
したフェニル−セファロースCL−4Bカラム(2,5
X 20cm)に吸着させ、食塩の逆濃度勾配を持つ0
.1モル酢酸緩衝液で溶出して精製ポリガラクトサミン
分解酵素50mg (収率23.1%、比活性52μg
 Ga1N/win/+ig protien)を得た
実施例3 ガラクトサミノオリゴ糖の調製 ポリガラクトサミン20gを5Qの0.1モル酢酸に溶
解し、水酸化ナトリウムを用いてpH4,0に調整し、
ポリガラクトサミン分解酵素溶液を0.2ユニツト/1
Q(1ユニツトは1分間にガラクトサミン1μモルを生
成する酵素力価)になるように加え、30℃にて反応さ
せた。30分後、加熱して酵素を失活させ1反応を停止
させた後、反応液は直ちにCM−セファデックスカラム
(210+amID X 30cwa X 3 )に吸
着させNaCff1の濃度勾配をかけることにより順次
各ガラクトサミノオリゴ糖を溶出させ分画した。それぞ
れの画文を脱塩、濃縮後凍結乾燥してジ−ガラクトサミ
ン、トリーガラクトサミン、テトラ−ガラクトサミン、
ペンタ−ガラクトサミン、ヘキサ−ガラクトサミン、ヘ
プタ−ガラクトサミン、オクタ−ガラクトサミン、ノナ
−ガラクトサミンを得た。
本発明方法におけるガラクトサミノオリゴ糖の収量は従
来法(pH6,0,第1表)との比較をもって。
第2表に示す。なお、分解に供したポリガラクトサミン
はともに20gであった。
第1表 (ガラクトサミノオリゴ糖) ジ  −ガラクトサミン トリ −ガラクトサミン テトラ−ガラクトサミン ペンタ−ガラクトサミン ヘキサ−ガラクトサミン ヘプタ−ガラクトサミン オクタ−ガラクトサミン ノナ −ガラクトサミン 第2表 ガラクトサミノオリゴ ジ  −ガラクトサミン トリ −ガラクトサミン テトラ−ガラクトサミン ペンタ−ガラクトサミン ヘキサ−ガラクトサミン ヘプタ−ガラクトサミン オクタ−ガラクトサミン ノナ −ガラクトサミン 従来法 」(j区■[ 0,29 1,44 0,32 0,96 0,67 0,48 0,38 0,31 本発明法 ](jIlト 1.20 3.60 0.94 1.38 1.80 1.16 0.60 0.40 」刊I式叉[ 1,45 7,20 1,60 4,80 3,35 2,40 1,90 1,55 第1.2表の結果から明らかなように1本発明方法によ
れば、比較的高重合度のガラクトサミノオリゴ糖の収電
が従来法に比して大幅に増加していることが判る。
実施例4 ガラクトサミノオリゴ の ポリガラクトサミン200gを50Mの0.1モル酢酸
に溶解し、水酸化ナトリウムを用いてpH4,0に調整
し、ポリガラクトサミン分解酵素溶液を0.2ユニット
/mQ(1ユニツトは1分間にガラクトサミン1μモル
を生成する酵素力価)になるように加え、30℃にて反
応させた6反応液は分画分子量30,000の限外濾過
膜(アミコン・ファー・イースト・リミテッド社製、D
C−2型ホローファイバー〇IP−30)を用いて、連
続的に分解生成したガラクトサミノオリゴ糖を反応系の
外に取り出した。反応系には0.1モル酢酸に溶解した
ポリガラクトサミン0.1%溶液PH4,0をlOmf
i/win、で添加した。
反応系外に取り出したガラクトサミノオリゴ糖は直ちに
Cトセファデックスカラム(210mmID X 30
C履X3)に吸着させNaCρの濃度勾配をかけること
により順次各ガラクトサミノオリゴ糖を溶出させ分画し
た。それぞれの両分を脱塩、濃縮後凍結乾燥したガラク
トサミノオリゴ糖を得た。
反応開始2時間後のそれぞれのガラクトサミノオリゴ糖
の生成量は、ジ−ガラクトサミン12g、トリーガラク
トサミン36g、テトラ−ガラクトサミン9.4g、ペ
ンタ−ガラクトサミン13.8g、ヘキサ−ガラクトサ
ミン18.0g、ヘプタ−ガラクトサミン11.6g、
オクタ−ガラクトサミン6.0g、ノナ−ガラクトサミ
ン4.0gであった。
(発明の効果) 本発明によれば、酵素反応液のPHをコントロールする
という非常にシンプルな工程を新規に採用したことによ
り、比較的高重合度の各種ガラクトサミノオリゴ糖を非
常に高い収率で製造することができる。
更にまた、限外濾過膜処理を行えば、連続化が可能とな
るので、この方法は、工業的な製法として特に好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、pH6及び4におけるCM−セファアツクス
力ラムクロマトパターンである。 図中、■〜■は、モノー〜ノナーガラクトサミンのピー
クをそれぞれ表わす。 代理人 弁理士 戸 1)親 男 fraction no。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリガラクトサミン分解酵素をポリガラクトサミ
    ンに作用させることによりガラクトサミノオリゴ糖を製
    造する際、反応液のpHを酵素の至適pHよりも低いp
    Hに設定することにより、特異的に高重合度のガラクト
    サミノオリゴ糖を得ることを特徴とするガラクトサミノ
    オリゴ糖の製造方法。
  2. (2)反応液のpHを3〜4.5に設定することを特徴
    とする請求項1に記載のガラクトサミノオリゴ糖の製造
    方法。
  3. (3)限外濾過膜を用い生成したガラクトサミノオリゴ
    糖を反応系外に取り出し、未分解のポリガラクトサミン
    と酵素を含む反応液を反応系にもどし、反応系にポリガ
    ラクトサミンを補充することにより、連続的に高重合度
    のガラクトサミノオリゴ糖を得ることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のガラクトサミノオリゴ糖の製造方法
JP22422290A 1990-08-28 1990-08-28 ガラクトサミノオリゴ糖の製造方法 Granted JPH04108395A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0931097A4 (en) * 1996-10-10 2000-01-12 Cytel Corp CARBOHYDRATE PURIFICATION BY ULTRAFILTRATION, REVERSE OSMOSIS AND NANOFILTRATION
JPWO2014132468A1 (ja) * 2013-03-01 2017-02-02 国立研究開発法人理化学研究所 糖鎖化合物および糖鎖化合物の製造方法

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JPWO2014132468A1 (ja) * 2013-03-01 2017-02-02 国立研究開発法人理化学研究所 糖鎖化合物および糖鎖化合物の製造方法

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