JPH04108207U - 正負2電源回路 - Google Patents
正負2電源回路Info
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- JPH04108207U JPH04108207U JP1968891U JP1968891U JPH04108207U JP H04108207 U JPH04108207 U JP H04108207U JP 1968891 U JP1968891 U JP 1968891U JP 1968891 U JP1968891 U JP 1968891U JP H04108207 U JPH04108207 U JP H04108207U
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 abstract description 30
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Landscapes
- Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 正負各々の出力電圧の絶対値の差を補正す
る。 【構成】 トランス5 とブリッジダイオード6 とコンデ
ンサ7,8 と三端子レギュレータ13,14 とから成る従来の
正負2電源回路に、正負各々の出力電圧の絶対値が異な
るときに作動する第3トランジスタ3及び第4トランジ
スタ4 と、前記第3及び第4トランジスタ3,4 の出力に
より、そのベース点の電位が変化させられる第1トラン
ジスタ1 及び第2トランジスタ2 と、コンデンサ9,10
と、抵抗15,16,17,18,19,20 とからなる出力電圧絶対値
補正回路が接続される。
る。 【構成】 トランス5 とブリッジダイオード6 とコンデ
ンサ7,8 と三端子レギュレータ13,14 とから成る従来の
正負2電源回路に、正負各々の出力電圧の絶対値が異な
るときに作動する第3トランジスタ3及び第4トランジ
スタ4 と、前記第3及び第4トランジスタ3,4 の出力に
より、そのベース点の電位が変化させられる第1トラン
ジスタ1 及び第2トランジスタ2 と、コンデンサ9,10
と、抵抗15,16,17,18,19,20 とからなる出力電圧絶対値
補正回路が接続される。
Description
【0001】
本考案は、電子・電気機器等に用いられる正負2電源回路に関する。
【0002】
従来における正負2電源回路の代表的な構造は、例えば図3〜図4に示す如く
、トランス05、ブリッジダイオード06、コンデンサ07,08 による整流平滑回路に
、ツェナダイオード011,012 、トランジスタ01,02 、コンデンサ09,010、抵抗01
5,016 からなる回路や三端子レギュレータ013,014 を加えた安定化電源回路が一
般的である。
【0003】
この様な構造を有する従来の正負2電源回路は、その正負各々の出力電圧が、
通電されてから定常状態となるまでの到達時間に、その正負各々の出力に接続さ
れた負荷の大きさの差異により、時間差を生ずる。この時間差は、この様な電源
回路が例えばオペアンプを駆動するための電源回路として用いられた場合、オペ
アンプの出力にDCオフセットを生ずるというように、有害な直流成分となって
いた。このため従来は、電源回路が定常状態となるまでの所定時間、電源回路の
出力をキャンセルするための、リレー又はトランジスタ等を用いた回路を設けて
いた。
【0004】
また、定常状態に於いても負荷の変動により、正負どちらか一方の出力電圧の
絶対値が他方より低下した場合、この電源回路に接続された負荷が増幅器である
場合その出力に歪みを生じる等の欠点を有していた。
【0005】
そこで本考案は、上記従来例に付する欠点を解消し、正負各々の出力電圧が、
通電されてから定常状態になるまでの到達時間を等しくし、且つ定常状態におい
ても、電源回路に接続された負荷の変動により生ずる正負各々の出力電圧の絶対
値の差異を補正し、正負各々の出力電圧の絶対値を等しくする正負2電源回路を
提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するための本考案に係る正負2電源回路は、その正出力電圧の
絶対値と負出力電圧の絶対値とに差異が生じたとき、その電圧絶対値の差異によ
り作動し、前記正出力電圧の絶対値と負出力電圧の絶対値とを等しくする補正回
路を備えたことを特徴とする。
【0007】
そして、この様な構成の正負2電源回路では、正負各々の出力電圧の絶対値が
、通電されてから定常状態となるまでの到達時間が等しくなり、定常状態に於い
ては、この正負2電源回路に接続された負荷の変動により生ずる正負2電源の一
方の出力電圧の低下による正負出力電圧のアンバランスが補正される。
【0008】
実施例1を図1に、実施例2を図2に示す。1 は第1トランジスタ、2 は第2
トランジスタ、3 は第3トランジスタ、4 は第4トランジスタ、5 はトランス、
6 はブリッジダイオード、7,8,9,10,25,26はコンデンサ、11,12 はツェナダイオ
ード、13,14 は3端子レギュレータ、15〜24は抵抗である。但し、第1トランジ
スタ1 はnpn型、第2トランジスタ2 はpnp型で極性以外の電気的特性は同
じであり、第3トランジスタ3 はnpn型、第4トランジスタ4 はpnp型で極
性以外の電気的特性は同じである。3端子レギュレータ13と3端子レギュレータ
14は極性が逆でその他の電気的特性は同じである。また、抵抗15=抵抗16、抵抗
17=抵抗18、抵抗19=抵抗20、抵抗21=抵抗22、抵抗23=抵抗24、コンデンサ7
=コンデンサ8 、コンデンサ9 =コンデンサ10、コンデンサ25=コンデンサ26、
ツェナダイオード11=ツェナダイオード12である。
【0009】
まず実施例1について、図1を用いて説明する。トランス5 、ブリッジダイオ
ード6 、コンデンサ7,8 からなる整流平滑回路に三端子レギュレータ13,14 を接
続して成る正負2電源回路の3端子レギュレータ13の出力に、抵抗15の一端と第
1トランジスタ1 のコレクタとが接続され、該第1トランジスタ1 のベースには
、前記抵抗15の他端とコンデンサ9 の正極と抵抗19の一端とが接続される。該抵
抗19の他端に第3トランジスタ3 のコレクタが接続され、該第3トランジスタ3
のベースには、第4トランジスタ4 のベースと抵抗17の一端と抵抗18の一端とが
接続される。前記第1トランジスタ1 のエミッタに前記抵抗17の他端が接続され
、これが正出力端子となる。前記第4トランジスタ4 のエミッタと前記第3トラ
ンジスタ3 のエミッタと前記コンデンサ9 の負極とコンデンサ10の正極とがGN
Dに接続される。該コンデンサ10の負極には、抵抗16の一端と第2トランジスタ
のベースと抵抗20の一端とが接続され、該抵抗20の他端は前記第4トランジスタ
4 のコレクタに接続される。3端子レギュレータ14の出力には、前記抵抗16の他
端と前記第2トランジスタ2 のコレクタとが接続され、該第2トランジスタ2 の
エミッタは、前記抵抗18の他端に接続され、これが負出力端子となる。
【0010】
次に、該実施例1の動作について説明する。実施例1の正負2電源回路の正負
各々の出力に接続された負荷において、負出力に接続された負荷より正出力に接
続された負荷が大きいとき、正出力電圧の絶対値が負出力電圧の絶対値より小さ
くなる。これにより正出力と負出力との中間電位であるC点の電位がGNDの電
位より低くなり、第4トランジスタ4 が作動してE点の電位が上昇し、第2トラ
ンジスタ2 の出力抵抗が増加して、負出力端子電圧の絶対値が小さくなる。これ
は正出力端子電圧の絶対値と負出力端子電圧の絶対値とが等しくなるまで続く。
逆に、正出力に接続された負荷が負出力に接続された負荷より小さいときは、C
点の電位がGNDの電位より高くなり、第3トランジスタ3 が作動し、D点の電
位が下降して、第1トランジスタ1 の出力抵抗が増加し正出力端子電圧の絶対値
が小さくなる。これは、正出力端子電圧の絶対値と負出力端子電圧の絶対値とが
等しくなるまで続く。これにより本願に係る実施例1の正負2電源回路は、通電
されてより定常状態となるまでの時間が、正負各々に接続された負荷の大きさが
異なるときにも同じとなる。これはまた、該正負2電源回路が定常状態になり、
正負各々の出力に接続された負荷が変動し、一方の負荷が他方の負荷より大きく
なったときも同様に作用するため、正出力電圧の絶対値と負出力電圧の絶対値と
は何時も同じ値に保たれる。
【0011】
次に実施例2について、図2を用いて説明する。トランス5 、ブリッジダイオ
ード6 、コンデンサ7,8 から成る整流平滑回路の正出力端に、抵抗15の一端と第
1トランジスタ1 のコレクタとが接続される。該抵抗15の他端には、コンデンサ
25の正極とツェナダイオード11の正極と抵抗21の一端とが接続され、該抵抗21の
他端には、抵抗23の一端とコンデンサ9 の正極と前記第1トランジスタ1 のベー
スと抵抗19の一端とが接続される。該抵抗19の他端は、第3トランジスタのコレ
クタが接続される。前記コンデンサ25の負極と前記ツェナダイオード11の負極と
前記抵抗23の他端と前記コンデンサ9 の負極とコンデンサ26の正極とツェナダイ
オード12の正極と抵抗24の一端とコンデンサ10の正極とが、GNDに接続される
。前記抵抗24の他端には、前記コンデンサ10の負極と抵抗20の一端と第2トラン
ジスタ2 のベースと抵抗22の一端とが接続される。該抵抗22の他端は、前記ツェ
ナダイオード12の負極と前記コンデンサ26の負極と抵抗16の一端とが接続され、
該抵抗16の他端には前記第2トランジスタ2 のコレクタと前記整流平滑回路の負
出力端が接続される。前記抵抗20の他端は第4トランジスタ4 のコレクタに接続
され、該第4トランジスタ4 のエミッタは前記第3トランジスタ3 のエミッタと
共にGNDに接続される。該第4トランジスタ4 のベースは前記第3トランジス
タのベースと抵抗18の一端と抵抗17の一端とに接続され、該抵抗17の他端が前記
第1トランジスタ1 のエミッタと接続されて正出力端子となり、前記抵抗18の他
端は前記第2トランジスタ2 のエミッタと接続され、負出力端子となる。
【0012】
次に該実施例2の動作について説明する。実施例2の正負2電源回路の正負各
々の出力に接続された負荷において、負出力に接続された負荷より正出力に接続
された負荷が大きいとき、正出力電圧の絶対値が負出力電圧の絶対値より小さく
なる。これにより正出力と負出力との中間電位であるC点の電位がGNDの電位
より低くなり、第4トランジスタ4 が作動するためツェナダイオード12の両端の
電位差が抵抗22と抵抗24の比で分割されていたのが、抵抗24と抵抗20との平行接
続からなる合成抵抗と抵抗22との比により分割されることとなり、E点での電位
が上昇し、第2トランジスタ2 の出力抵抗が増加して、負出力端子電圧の絶対値
が小さくなる。これは正出力端子電圧の絶対値と負出力端子電圧の絶対値とが等
しくなるまで続く。逆に、正出力に接続された負荷が負出力に接続された負荷よ
り小さいときは、C点の電位がGNDの電位より高くなり、第3トランジスタ3
が作動するためツェナダイオード11の両端の電位差が抵抗21と抵抗23の比で分割
されていたのが、抵抗23と抵抗19との平行接続からなる合成抵抗と抵抗21との比
により分割されることとなり、D点の電位が下降して、第1トランジスタ1 の出
力抵抗が増加し、正出力端子電圧の絶対値が小さくなる。これは、正出力端子電
圧の絶対値と負出力端子端子電圧の絶対値とが等しくなるまで続く。これにより
本願に係る実施例2の正負2電源回路は、通電されてより定常状態となるまでの
時間が、正負各々に接続された負荷の大きさが異なるときにも同じとなる。これ
はまた、該正負2電源回路が定常状態になり、正負各々の出力に接続された負荷
が変動し、一方の負荷が他方の負荷より大きくなったときも同様に作用するため
、正出力電圧の絶対値と負出力電圧の絶対値とは何時も同じ値に保たれる。
【0013】
以上、本考案に係る正負2電源回路について代表的と思われる実施例を基に詳
述したが、本考案の実施態様は、上記実施例の構造に限定されるものではなく、
前記した実用新案登録請求の範囲に記載の構成要件を具備し、本考案にいう作用
を呈し、以下に述べる効果を有する限りにおいて、適宜改変して実施しうるもの
である。
【0014】
本考案に係る正負2電源回路は、上記作用により、正出力電圧の絶対値と負出
力電圧の絶対値とが何時も同じ値に保たれるため、例えばオペアンプを駆動する
ための電源回路として用いられた場合、通電されてより定常状態となるまでの間
にオペアンプの出力にDCオフセットを生ずるということがなく、有害な直流成
分を生じない。このため従来の様に、電源回路が定常状態となるまでの所定時間
、電源回路の出力をキャンセルするための、リレー又はトランジスタ等を用いた
回路が不要となる。
【0015】
また定常状態に於いても、本願の正負2電源回路に接続された負荷が増幅器で
ある場合、正負どちらか一方に接続された負荷が、他方に接続された負荷より大
きくなったり、或いは小さくなった場合でも、その出力に歪みを生じることなく
増幅器を駆動することができる。
【図1】実施例1の説明図である。
【図2】実施例2の説明図である。
【図3】従来例の説明図である。
【図4】従来例の説明図である。
1 第1トランジスタ
2 第2トランジスタ
3 第3トランジスタ
4 第4トランジスタ
5 トランス
6 ブリッジダイオード
7 コンデンサ
8 コンデンサ
9 コンデンサ
10 コンデンサ
11 ツェナダイオード
12 ツェナダイオード
13 3端子レギュレータ
14 3端子レギュレータ
15 抵抗
16 抵抗
17 抵抗
18 抵抗
19 抵抗
20 抵抗
21 抵抗
22 抵抗
23 抵抗
24 抵抗
25 コンデンサ
26 コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 電子・電気機器等に用いられる正負2電
源回路に於いて、その正出力電圧の絶対値と負出力電圧
の絶対値とに差異が生じたとき、その電圧絶対値の差異
により作動し、前記正出力電圧の絶対値と負出力電圧の
絶対値とを等しくする補正回路を備えたことを特徴とす
る正負2電源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1968891U JPH04108207U (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 正負2電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1968891U JPH04108207U (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 正負2電源回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108207U true JPH04108207U (ja) | 1992-09-18 |
Family
ID=31905918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1968891U Pending JPH04108207U (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 正負2電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04108207U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012170793A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波画像表示装置用電源回路及び超音波画像表示装置 |
-
1991
- 1991-03-05 JP JP1968891U patent/JPH04108207U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012170793A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波画像表示装置用電源回路及び超音波画像表示装置 |
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