JPH04107104A - 中空矩形断面コンクリート柱体の成形用型枠 - Google Patents

中空矩形断面コンクリート柱体の成形用型枠

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JPH04107104A
JPH04107104A JP22521690A JP22521690A JPH04107104A JP H04107104 A JPH04107104 A JP H04107104A JP 22521690 A JP22521690 A JP 22521690A JP 22521690 A JP22521690 A JP 22521690A JP H04107104 A JPH04107104 A JP H04107104A
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敬之 島村
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蕗谷 一郎
Mikio Watanabe
幹夫 渡辺
Hiroyoshi Serizawa
芹沢 宏悦
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はコンクリートを用いて中空の矩形断面を持った
柱体を製造する方法及びその柱体の成形用型枠に係り、
特に建築に使用される中空の矩形断面柱体を遠心力法を
用いて製造する方法及びその製造に使用される成形用型
枠に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、この種の中空の矩形状断面を持った建築用のコン
クリート柱体を成形するに当たっては、径の異なる角筒
状外型枠と、角柱状内型枠とを用意し、外型枠の内部に
内型枠を挿入すると共に、両者の両端部を端板リングで
密封固定し、これ等の外型枠と内型枠との間隙に生コン
クリートを充填すると共に、該型枠を振動させることに
よって、矩形状断面を持った中空コンクリート柱体を製
造していた。
〈発明が解決しようとする課題〉 然るに、前述の如く内外型枠及び端板リングよりなる型
枠装置を振動させて成形したコンクリート柱体は外周表
面が粗く、滑らかでないので、この成形方法を用いて成
形したコンクリート柱体を建築柱として使用する為には
、そのコンクリート柱体の外周表面にコンクリート或い
はモルタル等を用いて再度化粧を施さなければならない
問題があった。
また、前述の如きコンクリート柱体の問題点を改善する
為に、従来ヒユーム管等の成形法として一般的に知られ
ている遠心力成形法を用いて中空の矩形状断面を持った
コンクリート柱体を製造する方法も考えられるが、この
欅な遠心力成形法を用いてそのまま成形した場合には、
外周面は角柱であるが、内周面が円筒状になったコンク
リート柱体が成形され、従って全体の壁体が均一な肉厚
を持ったコンクリート柱体を製造することが出来なかっ
た。
即ち、遠心力成形法を用いて中空な矩形状断面のコンク
リート柱体を成形しようとする場合には、内周面に外周
面と対応した角隅を形成することが極めて困難である問
題があった。
本発明に係る中空矩形断面ロンクリート柱体の製造方法
及びその成形用型枠は上述の問題点に鑑み開発された全
く新規な技術であって、特にコンクリート柱体の外周表
面を極めて緻密にして滑らかさと光沢とを付与し、且つ
内周面に角隅を形成することを可能とした製造方法及び
成形用型枠を提供しようとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係る中空矩形断面コンクリート柱体の製造方法
は前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であって
、その要旨は内周面が角筒状の外型枠内に外周面が角柱
状になった内型枠を挿入すると共に、これ等の内外型枠
の両端に端板リングと回転キャステングとを取り付け、
且つ内外型枠間に生コンクリートを充填しながら或いは
充填後にこれ等の型枠を回転させて中空な矩形断面を持
ったコンクリート柱体を製造することを特徴としたもの
である。
本発明に係るコンクリート柱体の成形用型枠は前述の従
来の問題点を根本的に改善した技術であって、その要旨
は内周面が角筒状の外型枠内に、外周面が角柱状になっ
た核外型枠の内径より小さい外径を持った内型枠を有し
、且つこれ等の内外型枠間の両端に端板リングを設け、
更に内外型枠の両端部に回転用キャステングを取り付け
てなるものである。
〈作用〉 本発明に係る中空矩形断面コンクリート柱体の製造方法
は上述の如く、内周面が角筒状の外型枠内に外周面が角
柱状になった該外型枠の内径より小さな外径を持った内
型枠を挿入するので、これ等の内外型枠の間にコンクリ
ート柱を成形する為の角筒状の空間を形成せしめること
が出来る。また本発明に於いては内外型枠の両端部に端
板リング及び回転用キャステングを取り付け、且つ内外
型枠の空間に生コンクリートを充填し、更に回転用キャ
ステングを用いて内外型枠を回転させて充填された生コ
ンクリートを遠心力成形するので、外周面が角柱状で内
周面が角筒状になった中空な矩形断面コンクリート柱体
を製造することが出来る。
特に成形されたコンクリート柱体は外周表面が緻密で滑
らかであり、且つ内周面にシャープな角隅を持った矩形
断面コンクリート柱体を製造することが出来る。
本発明に係るコンクリート柱体の成形用型枠は上述の如
く、外型枠内に内型枠を挿入すると共に、両者の両端部
に端板リング及び回転用キャステングを取り付けて構成
したので、成形用型枠は起立した状態で生コンクリート
を充填した後、そのままの起立した状態或いはこれを倒
した状態で回転して遠心力成形することが出来る。
更に前記内型枠の内周壁にコンクリート供給パイプを配
管し、且つこのコンクリート供給パイプの一部にスイベ
ルジヨイント等を設けて、コンクリート供給パイプの一
部が内型枠と共に回転し得るように構成した場合には、
型枠内に生コンクリートを供給しながら同時に遠心力成
形をすることが出来る。
〈実施例〉 図により本発明に係る中空矩形断面コンクリート柱体の
製造方法及びその成形用型枠の一実施例を具体的に説明
すると、第1図は本発明の方法を実施する為の成形用型
枠の一例を示す一部横断説明図、第2図はその一部縦断
説明図、第3図は起立された型枠内に生コンクリートを
充填した後でこれを倒して回転するようにした説明図、
第4図は他例の成形用型枠の横断面図、第5図及び第6
図は内型枠内から生コンクリートをポンプで注入するよ
うにした成形型枠の断面説明図、第7図及び第3図は他
例の構造を有する成形型枠の断面説明図である。
第1図及び第2図に於いて、1は本発明の方法を実施す
る為の成形用型枠であって、外型枠2内型枠3.端板リ
ング4及びキャステング5とより構成されている。
前記外型枠2は内周面が角筒状に形成されている。また
内型枠3はこの外型枠2の内径より小さな外型を有する
と共に、その外周面は外型枠2の内周面に対応した角柱
状に形成されている。更に端板リング4は所定の幅を持
ったリング板であって、前記内外型枠2.3を組み合わ
せた際に形成されるコンクリート柱体成形用の空間に挿
入し得る寸法を有し、深く挿入したり或いは浅く挿入す
ることによってコンクリート柱体の長さを変えることが
出来るように構成されている。前記キャステング5は成
形用型枠1を製管機ホイール6で回転させる際に使用さ
れる車輪である。
次に上述の成形用型枠1を用いて本発明に係る中空矩形
断面コンクリート柱体を製造する方法について説明する
と、本発明の方法に於いては成形用型枠1を堅起し88
17に取り付け、この状態で成形用型枠1を垂直に起立
し、且つその成形用型枠1の上端にコンクリート投入用
ホッパー8を取り付け、このコンクリート投入用ホッパ
ー8を介して生コンクリートを成形用型枠1内に注入す
る。。
次に成形用型枠1の上端部に端板リング4を取り付けて
閉鎖した後で、これを再び倒して第1図に示す如くキャ
ステング5を製管機ホイール6上に載置し、この状態で
成形用型枠1を回転させる。
これによって第1図に示すように、成形用型枠1内に中
空矩形断面を持ったコンクリート柱体9を遠心力成形す
ることが出来る0図中10は作業台である。
この様にして遠心力成形されたコンクリート柱体9の外
周表面は極めて緻密で、滑らかで、光沢を有している。
またこのコンクリート柱体9の内周面には内型枠3の作
用によって、その外周面の角隅に対応したシャープな角
隅を得ることが出来る。
上記実施例に於いては、生コンクリートが充填された成
形用型枠1を横に倒して遠心力成形したが、成形用型枠
1を起立したまま回転し得る竪型製管機ホイール(図示
せず)を使用した場合には、成形用型枠1を倒さずにそ
のまま起立した状態で遠心力成形することが出来る。
上述の如く、成形用型枠1を用いて中空な矩形断面を持
ったコンクリート柱体9を遠心力成形すると、コンクリ
ート柱体9の内周面に遠心力が強くかかるので、角隅と
角隅との間がやや湾曲して凹面を形成し易いので、この
場合には第4図に示すような成形用型枠1aを使用する
ことによって、凹面が形成されることを防止することが
出来る。
即ち第4図に示す成形用型枠1aは内型枠3aの角隅部
と角隅部との間の壁面が夫々軸芯に湾曲突出して形成さ
れ、これによってこの部分に予め生コンクリートを大量
に充填しておき、遠心力成形した際にこの部分に前述の
如き凹面が形成されることを防止したものである。
上記実施例に於いては、成形用型枠1を起立してその端
部より生コンクリートを充填する方法について説明した
が、第5図及び第6図に示す如く、内型枠3の内側にコ
ンクリート供給バイブ1)を挿入し、このコンクリート
供給バイブ1)に設けられた枝管12より成形用型枠1
内の数個所に、生コンクリートを直接供給するように構
成することも可能である。この場合には成形用型枠1を
水平状に保ったまま回転させてコンクリート柱体9を成
形することが出来る。この方法を実施する為には第6図
に示す如(、コンクリート供給バイブ1)の途中にスイ
ベルジヨイント13等の手段を設けることによって、そ
のコンクリート供給バイブ1)の先端部が成形用型枠1
と一体的に回転するように構成する必要がある。
上記実施例に於けるコンクリート供給バイブ1)の枝管
12は第7図及び第8図に示す如く、その数を少なくす
ることも可能である。
〈発明の効果〉 本発明に係る中空矩形断面コンクリート柱体の製造方法
及びその成形用型枠は夫々上述の如き構成と作用とを有
するので、これを実施することによって、外周表面が極
めて緻密で滑らかで且つ光沢を有する中空矩形断面をも
ったコンクリート柱体を容易に製造することが出来る。
また本発明を実施したコンクリート柱体の内周面には外
周面と同様に極めてシャープな角隅部を形成することが
出来、これによってコンクリート柱体全体の壁面の肉厚
を均一させ、均一な強度を持ったコンクリート柱体を簡
単に製造することが出来る。
また本発明に係る成形用型枠に於いては内外型枠の両端
部空間に端板リングを挿入して密封するようにしたので
、端板リングを空間内で移動させることによって、長さ
の異なるコンクリート柱体を自在に成形することが出来
る。
更に本発明の方法の実施に当たっては、成形用型枠を起
立したまま或いは水平に保ったままで遠心力成形するこ
とが出来、作業を容易にすることが出来る等の特徴を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する為の成形用型枠の一例
を示す一部横断説明図、第2図はその一部縦断説明図、
第3図は起立された型枠内に化コンクリートを充填した
後でこれを倒して回転するようにした説明図、第4図は
他例の成形用型枠の横断面図、第5図及び第6圀は内型
枠内から生コンクリートをポンプで注入するようにした
成形型枠の断面説明図、第7図及び第3図は他例の構造
を有する成形型枠の断面説明図である。 1、laは成形用型枠、2は外型枠、3,3aは内型枠
、4は端板リング、5はキ+クテング、6は製管機ホイ
ール、7は堅起し機、8はホッパ、9はコンクリート柱
体、10は作業台、1)はコンクリート供給バイブ、1
2は枝管、13ばスイベルジヨイントである。 特許出願人 羽田ヒユーム管株式会社 代理人 弁理士  中 川 周 吉 第6図 第8図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内周面が角筒状の外型枠内に外周面が角柱状にな
    った内型枠を挿入すると共に、これ等の内外型枠の両端
    に端板リングと回転キャステングとを取り付け、且つ内
    外型枠間に生コンクリートを充填しながら或いは充填後
    にこれ等の型枠を回転させて中空な矩形断面を持ったコ
    ンクリート柱体を製造することを特徴とした中空矩形断
    面コンクリート柱体の製造方法。
  2. (2)内周面が角筒状の外型枠内に、外周面が角柱状に
    なった該外型枠の内径より小さい外径を持った内型枠を
    有し、且つこれ等の内外型枠間の両端に端板リングを設
    け、更に内外型枠の両端部に回転用キャステングを取り
    付けてなる中空矩形断面コンクリート柱体の成形用型枠
  3. (3)生コンクリートを成形型枠内に供給し得るコンク
    リート供給パイプを成形型枠の内型枠に取り付けたこと
    を特徴とした第(2)項記載の中空矩形断面コンクリー
    ト柱体の成形用型枠。
  4. (4)内型枠の角隅部と角隅部との間の壁面を軸芯方向
    に湾曲させて形成したことを特徴とした第(2)項記載
    の中空矩形断面コンクリート柱体の成形用型枠。
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