JP2981678B2 - プレキャストコンクリート柱部材 - Google Patents

プレキャストコンクリート柱部材

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JP2981678B2
JP2981678B2 JP2302698A JP30269890A JP2981678B2 JP 2981678 B2 JP2981678 B2 JP 2981678B2 JP 2302698 A JP2302698 A JP 2302698A JP 30269890 A JP30269890 A JP 30269890A JP 2981678 B2 JP2981678 B2 JP 2981678B2
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真大 虻川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプレキャストコンクリート柱部材に関するも
のである。
(従来の技術) 部材軸鉄筋下端部に結び付けられたスリーブ式継手が
部材下端部に埋設されている構造(スリーブ埋設構造と
いう)のプレキャストコンクリート柱部材(以下PC柱部
材と記す)を第4図に示す。ここに、スリーブ式継手と
は、2つの鉄筋固着手段が同軸一体に結合してなる鉄筋
継手のうち鉄筋固着手段の一方または双方がスリーブ方
式のものである鉄筋継手をいう。スリーブ方式の鉄筋固
着手段とは、筒体であるスリーブ内に鉄筋端部を挿入し
充填した流動性充填材の硬化によりこの鉄筋端部をスリ
ーブ内に固着する方式の鉄筋固着手段である。
第3(a)図には鉄筋固着手段が双方ともスリーブ方
式であるスリーブ式継手(ダブルスリーブ継手)を示
す。スリーブ式継手1は2つのスリーブ部2−aおよび
2−bが同軸連通一体に結合してなる一本の筒体であっ
て、その内壁面には硬化充填材との係合性向上のための
凹凸3が設けられている。また、その側壁には、一方の
スリーブ部の開口端近くに注入口4、他方のスリーブ部
の開口近くに排出口5がもうけられている。ダブルスリ
ーブ継手は特公昭53−12732、特開昭61−200246各号公
報等に開示されている。
第3(b)図には鉄筋固着手段の一方がスリーブ方式
で他方がスリーブ方式以外の他の方式のものであるスリ
ーブ式継手(モノスリーブ継手)示す。スリーブ式継手
1はスリーブ部2と他の方式の鉄筋固着手段6が同軸一
体に結合してなるものである。スリーブ部内壁面には凹
凸3が、またその側壁には開口端近くに注入口4が、他
の方式の鉄筋固着手段6との境界近くには排出口5が設
けられている。モノスリーブ継手は実開昭62−203318,
実開63−51017,特開昭63−89764各号公報等に開示され
ている。
スリーブ埋設構造のPC柱部材は第4図に示すように、
PC柱部材7の下端部にスリーブ式継手1が部材軸方向と
同方向に埋設されており、その下方側スリーブ部は部材
下端面にこれとほぼ面一に開口しており、その上方側鉄
筋固着手段には部材軸鉄筋8の下端部が結び付いてい
る。この結び付きは、ダブルスリーブ継手の場合には上
方側スリーブ部内に軸鉄筋下端部が挿入される態様によ
り、モノスリーブ継手の場合には上方の他の鉄筋固着手
段に固着される態様による。注入口および排出口にはそ
れぞれこれと連通し部材側壁に開口するほぼ水平方向の
注入導孔9および排出導孔10が接続している。なお、注
入口は部材下端面側、排出口はこれより上の位置にあ
る。
かかるPC柱部材と下方部材(下階柱部材、等)11との
接合は次のようにして行なわれる。下方部材11の上端面
からは鉛直鉄筋12の上端部が上方に突き出て露出してお
り、この露出部がPC柱部材7内のスリーブ部内にその開
口を通じて挿入されるようにPC柱部材7を建て入れる。
この際、両部材端面間に目地空間が形成されるようライ
ナーを配置するなどの適当な措置を講ずる。この目地空
間に硬練りモルタルにより目地を施工し、ついで注入導
孔9から流動性の充填材(通常、高流動性のモルタルで
あるグラウトが使用される)をスリーブ部内に注入す
る。注入につれスリーブ部内の空気は排出導孔10から外
部へ排出されスリーブ部内が充填材で満たされると排出
導孔から充填材が溢れ出るので注入を終える。(かかる
接合方式を目地モルタル方式という) 第5図に別の接合方式(目地グラウト方式という)を
示す。この方式は目地空間を設けて両部材7および11を
建て入れるところまでは目地モルタル方式と同じである
が、その後、目地空間の周囲に型枠13を設け同型枠の側
壁に設けられているグラウト注入孔14から流動性充填材
をそれが排出導孔11から溢れ出るまで注入する。この方
式によれば目地施工とスリーブ部内充填とが同一材料で
一工程で施工できる利点がある。なお、本方式の場合注
入導孔は設けない。
(発明が解決しようとする問題点) PC柱部材軸鉄筋の配筋態様は一般に第2(a)図に示
すように部材断面の辺に添って列をなすような態様であ
る。ところが近時、柱部材の大断面化、高性能化に伴い
ない部材中心部にも軸鉄筋を配筋する態様が行なわれる
ようになった。すなわち、第2(b)図に示すように辺
に添った軸鉄筋(周鉄筋)8−aの他にその内方に軸鉄
筋(芯鉄筋)8−bを配筋する態様である。このような
芯鉄筋付きPC柱部材の場合、芯鉄筋に結び付いているス
リーブ式継手の注入口および排出口と部材側壁との間に
注入導孔および排出導孔を設けることは、その間に外径
の大きなスリーブ式継手が介在するため困難であるとい
う問題点がある。(スリーブ式継手の外径は軸鉄筋型の
約3倍である) (問題点を解決するための手段) 本発明は上記の目地グラウト方式による接合方式を適
用するプレキャストコンクリート柱部材であって、部材
軸鉄筋下端部に結び付けられたスリーブ式継手が下端部
に埋設されているスリーブ埋設構造のプレキャストコン
クリート柱部材において、部材軸鉄筋が周鉄筋と芯鉄筋
よりなり、芯鉄筋に結び付いているスリーブ式継手の排
出口が周鉄筋に結び付いているスリーブ式継手の上端よ
り上方に位置しているとともに芯鉄筋に結び付いている
スリーブ式継手の下端が周鉄筋に結び付いているスリー
ブ式継手の上端より下方に位置していることを特徴とす
るプレキャストコンクリート柱部材、である。
以下これを本発明の実施例を示す第1図により説明す
る。PC柱部材7の軸鉄筋は周鉄筋8−aおよび芯鉄筋8
−bよりなり、周鉄筋8−aにはその下端部にスリーブ
式継手(周鉄筋継手)1−aが、また芯鉄筋8−bには
その下端部にスリーブ式継手(芯鉄筋継手)1−bが結
び付いている。そして、芯鉄筋継手の排出口は周鉄筋継
手の上端より上方に位置しており、従ってこれと接続し
ているほぼ水平方向の芯鉄筋継手排出導孔10−bは周鉄
筋継手の上端より上方に位置する。なお、10−aは周鉄
筋継手排出導孔である。周鉄筋継手は部材下端面にこれ
にほぼ面一に開口しているが、芯鉄筋継手の下端開口は
上記の芯鉄筋継手かさあげにより部材下端面より上方に
位置することになるので、部材下端面と芯鉄筋継手下端
開口との間に鉄筋通孔15を設ける。
本発明のPC柱部材の下方部材との接合は上述の目地グ
ラウト方式による。従って、注入導孔は設けない。
(発明の効果) 本発明のPC柱部材においては、芯鉄筋と部材側壁との
間に従来の如く大きい径のスリーブ式継手が介在せず、
これに比べてはるかに小さい径の周鉄筋が介在するの
で、芯鉄筋継手の排出口と部材側壁との間に排出導孔を
設けることがはるかに容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のPC柱部材、第2図は軸鉄筋配筋態様、
第3図はスリーブ式継手、第4および5図はスリーブ埋
設構造のPC柱部材をそれぞれ示す図である。 図面における符号は以下の通り。 1:スリーブ継手 2,2−a,2−b:スリーブ部 3:凹凸、4:注入口 5:排出口 6:他の方式の鉄筋固着手段 7:PC柱部材 8:軸鉄筋、8−a:周鉄筋、8−b:芯鉄筋 9:注入導孔 10,10−a,10−b:排出導孔 11:下方部材、12:鉛直鉄筋 13:型枠、13:グラウト注入孔 14:鉄筋挿通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部材軸鉄筋下端部に結び付けられたスリー
    ブ式継手が部材下端部に埋設されているスリーブ埋設構
    造のプレキャストコンクリート柱部材において、部材軸
    鉄筋が周鉄筋と芯鉄筋よりなり、芯鉄筋下端部に結び付
    いているスリーブ式継手の排出口が周鉄筋下端部に結び
    付いているスリーブ式継手の上端より上方に位置してい
    るとともに芯鉄筋下端部に結び付いているスリーブ式継
    手の下端が周鉄筋下端部に結び付いているスリーブ式継
    手の上端より下方に位置していることを特徴とするプレ
    キャストコンクリート柱部材
JP2302698A 1990-11-09 1990-11-09 プレキャストコンクリート柱部材 Expired - Lifetime JP2981678B2 (ja)

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