JPH04106567U - メカニカルシール - Google Patents
メカニカルシールInfo
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- JPH04106567U JPH04106567U JP1649591U JP1649591U JPH04106567U JP H04106567 U JPH04106567 U JP H04106567U JP 1649591 U JP1649591 U JP 1649591U JP 1649591 U JP1649591 U JP 1649591U JP H04106567 U JPH04106567 U JP H04106567U
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- Japan
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- ring
- case
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- seal ring
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- Withdrawn
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Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シールリングの作動不良を確実に防止して、
長時間の運転においても安定したシール性を維持するこ
とができるようにする。 【構成】 ケース8に突出させたストッパーアーム81
の先端両側縁部を張出し形成し、この両張出部82,8
2を内側に直角折曲して、その頷部82a,82aをコ
ンプレッションリング10の外周端10aに係止させ
る。
長時間の運転においても安定したシール性を維持するこ
とができるようにする。 【構成】 ケース8に突出させたストッパーアーム81
の先端両側縁部を張出し形成し、この両張出部82,8
2を内側に直角折曲して、その頷部82a,82aをコ
ンプレッションリング10の外周端10aに係止させ
る。
Description
【0001】
本考案は、例えばカーエアコン用コンプレッサなどの機体の回転軸部を軸封す
るメカニカルシールの構造に関するものである。
【0002】
従来、図3に示すように、機体のハウジング1内に挿通される回転軸2の回転
部を軸封するに際して、メカニカルシール3が用いられている。
【0003】
このような従来のメカニカルシール3は、前記ハウジング1の大気側の内周に
Oリング4を介して固定環であるメイティングリング5を大気側に設け、かつこ
のメイティングリング5の液側に、前記回転軸2との間にVパッキン6を介在し
た回転環であるカーボン素材からなるシールリング7を摺接させてなる組み付け
構造を有する。
【0004】
そして、このシールリング7は、前記回転軸2に固定的に取り付けられて共に
回転するケース8内に収納された円錐状のコイルスプリング9の付勢力(スプリ
ング荷重)によりコンプレッションリング10を介して前記メイティングリング
5側に弾性的に押圧されている。
【0005】
また、前記シールリング7は、その外周面の一部に形成した切欠き部71に前
記ケース8から軸方向に沿って平行に一体的に突出させてなるストッパーアーム
81の先端部81aを係合させることにより廻り止めが施こされ、これによって
、前記回転軸2の回転力をケース8を介してシールリング7側に伝達するように
なっている。
【0006】
しかしながら、上記した従来構造のものでは、ケース8にコイルスプリング9
およびコンプレッションリング10を介してシールリング7を自由長状態で回転
軸2に組み付ける際、ケース8に突出させたストッパーアーム81の先端部81
aを内側に折り曲げて段差を付け、この段差部にコンプレッションリング10の
外周端10aを係止させることによりこれら回転側部品群をケース8に一体化し
て組み付けを行なっているが、ストッパーアーム81の先端部81aは、製造上
、直角に折り曲げることができず、段差部が「へ」の字型のテーパ面になる。
【0007】
このため、組付け時、コンプレッションリング10の外周端10aがコイルス
プリング9の付勢力によりストッパーアーム先端部81aの段差部を滑って外れ
、その瞬間、コイルスプリング9が伸び切ってシールリング7が飛び出して破損
したりし易いばかりでなく、組み込みにくい。
【0008】
また、ケース8に形成したストッパーアーム81は、板厚さが1mm程度のもの
であり、シールリング7の切欠き部71に対する接触面積が小さく、これによっ
て、シールリング7の切欠き部71が摩耗したり、この切欠き部71にストッパ
ーアーム先端部81aが食い込んだりして、作動性が損なわれる。
【0009】
特に、切欠き部71にストッパーアーム先端部81aが食い込むと、軸方向の
動きが損なわれるために、このようなクラッチ効果によりシールリング7が作動
不良となり、長時間の運転において安定したシール性を維持することができない
といった問題があった。
【0010】
本考案は、上記の事情のもとになされたもので、その目的とするところは、シ
ールリングの作動不良を確実に防止して、長時間の運転においても安定したシー
ル性を維持することができるようにしたメカニカルシールを提供することにある
。
【0011】
上記した課題を解決するために、本考案は、機体のハウジング側内周に固定さ
れたメイティングリングに、回転軸側にケースを介して固定されたシールリング
を摺動自在に対接させ、このシールリングを、前記ケース内に収納されたスプリ
ングの付勢力によりコンプレッションリングを介して前記メイティングリング側
に弾性的に押圧させるとともに、前記シールリングの外周面に形成した切欠き部
に、前記ケースに突出させたストッパーアームの先端部を係合させて廻り止めが
施されたメカニカルシールにおいて、前記ケースに突出させたストッパーアーム
の先端両側縁部を張出し形成し、この両張出部を内側に直角折曲して、その顎部
を前記コンプレッションリングに係止可能にしてなる構成としたものである。
【0012】
すなわち、本考案は、ケースに突出させたストッパーアームの先端両側縁部を
張出し形成し、この両張出部を内側に直角折曲して、その顎部を前記コンプレッ
ションリングに係止させるようにしてなるために、ケース内にコイルスプリング
およびコンプレッションリングを介してシールリングを組み付ける際、ストッパ
ーアームの直角折曲した張出部の顎部にコンプレッションリングの外周端が確実
に係止し、コンプレッションリングが外れることがなく、これによって、組み付
けが容易となる。
【0013】
また、ストッパーアームの先端部に張出し形成した両張出部を内側に直角折曲
してなるために、シールリングの切欠き部に対する接触面積が大きくなり、これ
によって、ストッパーアーム先端部やシールリングの切欠き部の摩耗が低下する
とともに、シールリングの切欠き部へのストッパーアーム先端部の食い込みが防
止され、シールリングの作動不良が発生しにくい。
【0014】
以下、本考案を図1および図2に示す一実施例を参照しながら詳細に説明する
。なお、本考案に係る図示の実施例において、図3に示す従来のメカニカルシー
ルと構成が重複する部分は同一符号を用いて説明する。
【0015】
すなわち、図1および図2に示すように、本考案に係るメカニカルシール3は
、ケース8に突出させたストッパーアーム81の先端部81aの両側縁部に張出
部82,82を張出し形成し、この両張出部82,82を内側に直角折曲して、
その顎部82a,82aをコンプレッションリング10の外周端10aに係止さ
せるように構成してなるものである。
【0016】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ケースに突出させたストッ
パーアームの先端両側縁部を張出し形成し、この両張出部を内側に直角折曲して
、その顎部を前記コンプレッションリングに係止させるようにしてなることから
、ケース内にコイルスプリングおよびコンプレッションリングを介してシールリ
ングを組み付ける際、ストッパーアームの直角折曲した張出部の顎部にコンプレ
ッションリングの外周端を確実に係止させることができ、これによって、コンプ
レッションリングが外れることがないために、組み付けを容易に行なうことがで
きる。
【0017】
また、ストッパーアームの先端部に張出し形成した両張出部を内側に直角折曲
してなるために、シールリングの切欠き部に対する接触面積が大きくなり、スト
ッパーアーム先端部やシールリングの切欠き部の摩耗を低下させることができる
とともに、シールリングの切欠き部へのストッパーアーム先端部の食い込みが防
止され、シールリングの作動不良が発生しにくい。
【0018】
これによって、シールリングの作動不良を確実に防止することができ、長時間
の運転において安定したシール性を維持することができるというすぐれた効果を
奏するものである。
【図1】本考案に係るメカニカルシールの一実施例を示
す概略的要部断面図。
す概略的要部断面図。
【図2】同じくケースの要部斜視図。
【図3】従来のメカニカルシールの概略的要部断面図。
1 機体のハウジング
2 回転軸
3 メカニカルシール
5 メイティングリング
7 シールリング
71 切欠き部
8 ケース
81 ストッパーアーム
81a 先端部
82,82 張出部
82a,82a 顎部
9 コイルスプリング
10 コンプレッションリング
10a 外周端
Claims (1)
- 【請求項1】 機体のハウジング側内周に固定されたメ
イティングリングに、回転軸側にケースを介して固定さ
れたシールリングを摺動自在に対接させ、このシールリ
ングを、前記ケース内に収納されたスプリングの付勢力
によりコンプレッションリングを介して前記メイティン
グリング側に弾性的に押圧させるとともに、前記シール
リングの外周面に形成した切欠き部に、前記ケースに突
出させたストッパーアームの先端部を係合させて廻り止
めが施されたメカニカルシールにおいて、前記ケースに
突出させたストッパーアームの先端両側縁部を張出し形
成し、この両張出部を内側に直角折曲して、その顎部を
前記コンプレッションリングに係止可能としたことを特
徴とするメカニカルシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1649591U JPH04106567U (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1649591U JPH04106567U (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | メカニカルシール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106567U true JPH04106567U (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=31903495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1649591U Withdrawn JPH04106567U (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | メカニカルシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04106567U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2015072248A1 (ja) * | 2013-11-12 | 2017-03-16 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1649591U patent/JPH04106567U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2015072248A1 (ja) * | 2013-11-12 | 2017-03-16 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |