JPH0410368Y2 - - Google Patents

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JPH0410368Y2
JPH0410368Y2 JP1984045130U JP4513084U JPH0410368Y2 JP H0410368 Y2 JPH0410368 Y2 JP H0410368Y2 JP 1984045130 U JP1984045130 U JP 1984045130U JP 4513084 U JP4513084 U JP 4513084U JP H0410368 Y2 JPH0410368 Y2 JP H0410368Y2
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seal ring
endless seal
endless
notch
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JP1984045130U
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JPS60157964U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は往復動ガス機械のシールリング、特に
分子量の小さいガスを用いる熱ガス機関のシール
リングに関するものである。
分子量の小さいガスを用いる機関にあつては、
極めて高いシール効果の他、無潤滑性、耐熱性等
が要求される。その為のシールリングとして色々
なものが発明・考案されているが、その一つが第
1図に示す組合せシールリング1である。
ピストン2に設けたリング溝21にシールリン
グ1を配し、且つその内周部11はエンドレスで
ゴム等の高弾性材製でリング溝底22に接触して
いる。又、シリンダ3と摺動する外周部12は樹
脂製であり、内周部11と接着結合している。シ
ールリングはシリンダ外径より大きな原形をもつ
必要があるが、このシールリング1はエンドレス
であるためたわみ代が小さくシリンダ3に対する
外圧力が小さいのでシール効果が悪い。その上に
摩耗により外圧力が低下する為、長時間の使用に
耐えない等の問題点があつた。
第2図に示すシールリング4は、その改良型で
あり内周部41と外周部42を独立したシールリ
ングとして組合せたもので、特に外周部42に合
口部43を設けたものである。
これは撓み代が大きいので長時間の使用に耐
え、シリンダ3とのシール効果は比較的優れるも
のの、内周部41の外周と外周部42の内周との
寸法が異なるので内周部41の余分な部分がシー
ルリング4の上又は下方向に逃げる為、リング溝
に隙間が生じシール効果を損い、又内周部41と
外周部42とが結合していないので両者の接触部
からもガス漏れする等の問題がある。
本考案は以上の点に鑑み、シリンダとシール効
果に優れて長時間の使用にも耐え、且つリング溝
21内のシールも損わないエンドレスシールリン
グを提供するものである。
即ち、内周部は高弾性材料で構成され外周部は
樹脂で構成され、これら両者は一体的に結合され
たエンドレスシールリングであつて、該エンドレ
スシールリングの外周側に内周部の高弾性材料に
までおよぶがエンドレスシールリングを切断する
ことのない切り欠き部が設けられことを特徴とす
るエンドレスシールリングである。
以下、本考案を図面に沿つて説明する。
第3図は本考案のエンドレスシールリング5の
一実施例の平面図であり、第4図はその使用状態
を示す断面図で、第5図は同じく平面図である。
第3図に示す如く、本考案のエンドレスシール
リングの内周部51はシリコンゴム等の高弾性材
で構成され、外周部52は四弗化エチレン樹脂又
はポリイミド樹脂等の樹脂で構成され、これらの
両者は接着等によつて一体的に結合されたエンド
レスシールリングである。
そして、このエンドレスシールリング5の外周
側には内周部51の高弾性材料にまでおよぶがエ
ンドレスシールリングを切断することのない切り
欠き部53が設けられている。
第4図は第3図に示す本考案エンドレスシール
リングの使用状態を示す図であり、ピストン2に
設けたリング溝21にエンドレスシールリング5
を配し、且つその内周部51はリング溝底22に
接触している。一方外周部52はシリンダ3と接
し、摺動する。そして、第4図、第5図に示す如
く、シリンダ3との摺動接触により切り欠き部5
3が閉じ、内周部41に空間54ができる。
この様に外周の摺動面がシリンダ3と収縮して
接触するのでシリンダ3との追従性とシール効果
に優れ、しかも第2図に示した従来品に比し、内
周部41に空間54が生じる事によつてシールリ
ングの上下に余分な部分が逃げずリング溝21に
隙間が生じない為一層シール効果に優れるもので
ある。
又、撓み代が大きいので多少の摩耗によつては
外圧力が低下しないので長時間の使用にも耐え
る。
尚、外周部52の巾は1%摩耗してもその端部
がリング溝21内に収まる程度ある事が望まし
い。又、内周部51の高弾性材は外周摩耗に充分
追従してピストン溝底22と常に接触するだけの
撓み代が必要でその歪み量が撓み代の25%以内で
ある事が望ましい。
尚、本考案の実施例としては、第6図、第7図
に示す如く外周側52の切り欠き部53と対向す
る様に内周側51にも切り欠き部55を設けるも
のや、第8図、第9図に示す外周側の切り欠き部
53と同じ円心方向の内周部上下面の少なくとも
一方に凹部56を設けるもの、第10図、第11
図に示す外周側の切り欠き部53と同じ円心方向
位置の内周部に中空部57を設けるもの等があ
る。
第8図、第9図に示す実施例の凹部56は下方
に設ける方が望ましい。
以上述べた如く、内周側にも切り欠き部や凹
部、中空部を設ける事により撓み代が更に大きく
なりエンドレスシールリングはリング溝底と一層
容易に接触するだけでなく、より長時間の使用に
も耐える。
以上本考案によるシール効果に優れ、且つ長時
間の使用にも耐えるエンドレスシールリングが提
供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシールリングの一実施例の装着
状態を示す断面図、第2図は同・他の実施例の平
面図、第3図は本考案のエンドレスシールリング
の第1実施例の平面図、第4図は本考案のエンド
レスシールリングの使用状態を示す断面図、第5
図は同・平面図、第6図は本考案の第2実施例の
平面図、第7図は同・断面図、第8図は本考案の
第3実施例の平面図、第9図は同・断面図、第1
0図は本考案の第4実施例の平面図、第11図は
同・断面図である。 符号の説明、1……従来のシールリング、11
……同・内周部、12……同・外周部、2……ピ
ストン、21……リング溝、22……同・溝底、
3……シリンダ、4……他の従来シールリング、
41……同・内周部、42……同・外周部、43
……同・合口部、5……本考案のエンドレスシー
ルリング、51……同・内周部、52……同・外
周部、53……同・合口部、54……同・内周部
空間、55……同・内周部切り欠き部、56……
同・内周部凹部、57……同・内周部中空部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内周部は高弾性材料で構成され外周部は樹脂
    で構成され、これら両者は一体的に結合された
    エンドレスシールリングであつて、該エンドレ
    スシールリングの外周側に内周部の高弾性材料
    にまでおよぶがエンドレスシールリングを切断
    することのない切り欠き部が設けられことを特
    徴とするエンドレスシールリング。 (2) 前記エンドレスシールリングにおいて、外周
    側に設けた前記切り欠き部と対向する様に内周
    側にも切り欠き部を設ける事を特徴とする前記
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のエンドレ
    スシールリング。 (3) 前記エンドレスシールリングにおいて、外周
    側に設けた前記切り欠き部と同じ円心方向位置
    の上下面の少なくとも一方に凹部を設ける事を
    特徴とする前記実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のエンドレスシールリング。 (4) 前記エンドレスシールリングにおいて、外周
    側に設けた前記切り欠き部と同じ円心方向位置
    の内周部に中空部を設ける事を特徴とする前記
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のシールリ
    ング。
JP4513084U 1984-03-30 1984-03-30 エンドレスシールリング Granted JPS60157964U (ja)

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JP4513084U JPS60157964U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 エンドレスシールリング

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JP4513084U JPS60157964U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 エンドレスシールリング

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JPS60157964U JPS60157964U (ja) 1985-10-21
JPH0410368Y2 true JPH0410368Y2 (ja) 1992-03-13

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ID=30558353

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JP4513084U Granted JPS60157964U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 エンドレスシールリング

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2503110Y2 (ja) * 1988-11-08 1996-06-26 三菱重工業株式会社 ピストンリング
JPH0615907B2 (ja) * 1989-03-13 1994-03-02 サンデン株式会社 圧縮機のピストンアセンブリ

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726645B2 (ja) * 1977-09-16 1982-06-05

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726645U (ja) * 1980-07-21 1982-02-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726645B2 (ja) * 1977-09-16 1982-06-05

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JPS60157964U (ja) 1985-10-21

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