JPH04103444U - 苔栽培マツト - Google Patents

苔栽培マツト

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JPH04103444U
JPH04103444U JP527491U JP527491U JPH04103444U JP H04103444 U JPH04103444 U JP H04103444U JP 527491 U JP527491 U JP 527491U JP 527491 U JP527491 U JP 527491U JP H04103444 U JPH04103444 U JP H04103444U
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JP
Japan
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moss
water
soil
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urethane prepolymer
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JP527491U
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Inventor
哲生 山口
達哉 佐伯
泰計 石川
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積水化成品工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】少なくとも水、水溶性ウレタンプレポリマー、
土壌からなる混合物を形成することにより得られるベー
ス本体1をマット状に形成してあると共に、このベース
本体1に苔2を植設、または苔2の菌を埋設してなる。 【効果】少なくとも水、水溶性ウレタンプレポリマー、
土壌からなる混合物を形成することにより得られるベー
ス本体1に苔2を植設、または苔の菌を埋設しているの
で、苔2が育ち易く、苔2の市販化が可能になる。ま
た、このベース本体1に水を与えるだけで、簡単に苔2
の栽培を楽しむことができ、所望の場所に設置または埋
設するだけで、容易に苔2の移植、栽培ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は苔栽培マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、日本庭園風の和風の造園を行う場合、草木は根の付いたものを購入 して植樹し、苔は水苔は市販されているが、土に生える苔は市販されていないの で、造園を行う者が各自で栽培するのが一般的であった。 かかる苔の栽培は、他所の土に生えている苔を土ごと所望の場所に移植し、苔 が新しい環境に適応するまでの間(通常、数日程度)、細心の注意を払いながら 、日光および水分の調節を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、苔の栽培は細心の注意を払って行うにも拘らず育ち難く、大変 手間がかかり、難しいという問題がある。 本考案者らは苔の栽培に関して鋭意研究を行った結果、少なくとも水、水溶性 ウレタンプレポリマー、土壌からなる混合物を形成することにより得られるベー ス本体での苔の栽培は容易に行えるという事実を見い出だし、本考案を完成する に至った。すなわち、本考案は苔の市販を可能にし、しかも所望の場所に容易に 栽培することのできる苔栽培マットを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の苔栽培マットは、少なくとも水、水溶性ウレタンプレポリマー、土壌 からなる混合物を形成することにより得られるベース本体をマット状に形成して あると共に、このベース本体に苔を植設、または苔の菌を埋設してなることを特 徴としている。
【0005】
【作用】 上記構成の苔栽培マットによれば、ベース本体を少なくとも水、水溶性ウレタ ンプレポリマー、土壌からなる混合物より形成しているので、苔を植設、または 苔の菌を埋設したベース本体は良好な保水性を有し、苔が育ち易い。したがって 、特に細心の注意を払って水分の調節を行わなくとも苔は育ち、ひとたび栽培に 成功した苔は、栽培初期に行ったような細心の注意を払った光の管理を必要とせ ずに育成することができ、強い日光に当てた場合、明るい緑色に育ち、反対に弱 い日光に当てると濃い緑色に育つ。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1は本考案の苔栽培マットの斜視図を示し、同図において、1は少なくとも 水、水溶性ウレタンプレポリマー、土壌からなる混合物より形成した長方形マッ ト状のベース本体であり、その大きさは縦200mm、横300mm、厚み20 mmである。このベース本体1の上面には苔2が植設してある。
【0007】 ベース本体1は、適度な通気性を有し、保水性が良好な多孔質体で、植物の発 芽を妨げない程度の硬さを有するものであれば、親水性材料であっても疎水性材 料であってもよく、例えばスポンジ、無機発泡体、水と水溶性ウレタンプレポリ マーと土壌とからなる混合物等があげられる。 水溶性ウレタンプレポリマーとしては、水溶性であり、かつ遊離イソシアネー ト基を有するもの、たとえば親水性ポリエーテルポリオールと過剰量のイソシア ネート化合物とを、遊離イソシアネート基が生成するように反応させることによ り得られる種々のプレポリマーがあげられる。
【0008】 上記親水性ポリエーテルポリオールとしては、例えばポリエチレングリコール 単独や、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブタンジオール、 1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、 ペンタエリトリオール、ソルビトール、ポリエステルポリオール、ビスフェノー ルA等のほかアルコールとアルキレンオキサイド(例えばエチレンオキサイド、 プロピレンオキサイド等)との反応物等があげられる。
【0009】 上記イソシアネート化合物としては、例えばトルエン、ジイソシアネート、キ シリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレ ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等の2以上のイソシアネート 基を有する化合物があげられる。 上記土壌としては、例えば赤土、黒土、鹿沼土、荒木田土、けと土、腐葉土等 の土類や、桐生砂、朝明砂、軽石、富士砂等の砂類等の天然用土、バーミキュラ イト、パーライト、ネニサンソ等の人工用土等があげられる。これらの土壌は1 種または2種以上混合して用いられる。また、土壌の粒径としては、通常、約5 mm以下のものが使用される。
【0010】 土壌を主成分とする組成物としては、土壌に例えば水硬性物質や繊維状物質を 添加したものをあげることができる。そして、これを用いた場合には、ベース本 体1の保形性および植物の支承、保持性がさらに高められる。 上記水硬性物質としては、種々のものが使用でき、例えば、セメント、焼きセ ッコウ、ドロマイトプラスター等が例示される。水硬性物質は、所望する保形性 等に応じて適宜量使用できる。
【0011】 また、上記繊維状物質としては、木綿、麻等の天然繊維、ナイロン、ポリエス テル等の合成繊維、ロックウール、石綿、ガラス繊維等の無機繊維等が例示され る。 さらに、ベース本体1は、肥料を含有するものであってもよい。肥料としては 、種々のものが使用できる。例えば、骨分、油かす等の天然肥料;硫安、硝安、 尿素、塩安、石灰窒素、過リン酸石灰、溶成リン肥、焼成リン肥、塩化カリウム 、硫酸カリウム等の化学肥料、複合肥料;上記肥料にカルシウム、マグネシウム 、マンガン、亜鉛、銅、モリブデン、鉄、ホウ素等を添加した肥料などが例示さ れる。肥料は、用途等に応じて1種または2種以上混合して、通常、1〜30重 量%使用される。特に、下記表1に示す肥料が苔の発育をよくする。
【0012】
【表1】
【0013】 なお、上記肥料は、ベース本体1の製造時に添加して含有させてもよく、製造 後に含浸、散布等の手段によりベース本体1中に含有させてもよい。特に、後者 は、肥料として水溶性ウレタンプレポリマーと反応性を有するものを使用する場 合に有用である。 また、上記ベース本体1は、用土の腐敗防止、浄化作用を有するケイ酸白土、 植物の活性を促進する活力剤、植物の伸び過ぎを抑制する矮化剤、根腐れ防止剤 、着色剤、有機物としてのバークミン、ピートモスあるいは籾殻等を含有してい てもよい。
【0014】 そして、上記保水性、通気性、保形性等を高めるため、ベース本体1は、土壌 または土壌を主成分とする組成物(主成分としての土壌に、例えば前記水硬性物 質、繊維状物質、肥料等を添加したもの)を、70〜99重量%、好ましくは8 5〜99重量%含有しているものが好ましい。即ち、土壌等の含有量が70重量 %未満であると、強靭で弾力性を有するポリウレタンの量が多く、コスト高とな るだけでなく、植物の根の伸長抵抗が大きくなり、99重量%を越えると、ポリ ウレタンの量が少なく土壌を一体化するのが困難となり、保形性、植物の支承、 保持性等が十分でなくなる。
【0015】 更にまた、ベース本体1は、吸水性ポリマーを含有していてもよく、この場合 には、苔栽培における潅水間隔を長くすることができ、ひいては苔栽培の注水に おける手間を削減することができる。 上記ベース本体1は、種々の方法により成形される。例えば、水に、水溶性 ウレタンプレポリマーを溶解させた後、上記土壌等を添加混合して、混合物とし ての混合分散液を作り、この混合分散液を、選定した苔の植設あるいは苔の菌の 埋設に必要な厚さのマット状に形成する。水に上記土壌等を分散させた後、水 溶性ウレタンプレポリマーを添加混合して混合分散液を作り、この混合分散液を 、同じく上記所定厚さのマット状に形成する。このとき必要に応じて、苔を植設 したり、苔の菌を埋設してもよい。
【0016】 上記水溶性ウレタンプレポリマーとしては、前記ベース本体中の土壌含有量に 対応した量だけ使用され、通常、土壌100重量部に対して、1〜40重量部、 好ましくは2〜20重量部使用される。 なお、土壌の分散性を高めるため、前記土壌とともにノニオン系、カチオン系 及びアニオン系界面活性剤を用いるか、上記界面活性剤で処理された土壌を用い るのが好ましい。上記界面活性剤は1種または2種以上混合して用いられ、通常 、前記土壌100重量部に対して、0.01〜5重量部、好ましくは0.1〜0 .5重量部使用される。
【0017】 また、土壌と水との割合は、土壌の分散性、作業性等を損なわない範囲で適宜 設定することができるが、通常土壌100重量部に対して、水50〜500重量 部使用される。 更に、水溶性ウレタンプレポリマーと水との割合は、作業性等に応じて適宜設 定することができるが、水溶性ウレタンプレポリマー100重量部に対して、水 250〜5000重量部、好ましくは500〜4000重量部使用される。水の 量が250重量部未満であると、均一な混合物を得るのが困難であり、5000 重量部を越えると、例えば、後述の含水発泡体から水分を除去するのに大きな熱 量を必要とするだけでなく、水溶性ウレタンプレポリマーと水との反応によりゲ ル状物が得難く、得られたベース本体1が脆いものとなる。
【0018】 ところで、苔栽培マットでは、保水性、通気性、保形性等の各特性を有効に保 有していることに加えて、軽量化が要求される場合、上記混合分散液に例えば低 沸点液体を混入し、これを発泡させて所望形状の発泡ベース本体を得るようにし 、これにより形成されるものも考えられる。 この場合、上記低沸点液体は、適宜の段階で添加することが可能であるが、均 一な発泡ベース本体を得るため、発泡工程においては、混合分散液を適当温度に 加熱するのが好ましい。
【0019】 特に、上記の方法を採用した製法においては、低沸点液体を混合し混合分散 液中にて発泡させる際、低沸点液体および水溶性ウレタンプレポリマーを含有す る混合液を調製する一方、水を含有すると共に、上記混合液と混合したとき低沸 点液体の沸点よりも高い温度に加温された土壌の水分散液を調製し、上記混合液 と水分散液とを混合することにより、低温で発泡させることができる。より詳細 には、上記低沸点液体の発泡作業性をよくするため、室温以下の沸点を有するも のを使用すると共に、前記水分散液を、混合液と混合して得られる混合分散液中 の低沸点液体の沸点よりも高い温度、例えば、25℃以上に設定すれば、上記混 合液と水分散液とを混合したとき、混合分散液の温度が前記低沸点液体の沸点よ りも高くなるので、室温下で上記混合分散液を発泡させることができる。
【0020】 上記発泡ベース本体の製造方法によると、水溶性ウレタンプレポリマーを含有 する混合液と、水溶性ウレタンプレポリマーと反応性を有する水を含有する水分 散液とを個別に調製するので、水溶性ウレタンプレポリマーと水とを同時に混合 する上記の製法よりも混合液および水分散液の安定性および作業性を高めるこ とができる。しかも、水分散液の温度を高くすることができるので、水分散液中 の土壌の分散性を高めることができる。従って、混合液と水分散液との混合によ り得られる混合分散液の均一性を高めることができ、土壌含有量が大きくても発 泡体の均一性、一体性、保水性、通気性、植物の支承、保持性等を高めることが できる。
【0021】 上記低沸点液体としては、所望する発泡温度に応じて適宜選択され、低温で発 泡させ、作業性をよくするため、例えば、ブタン、ペンタン、イソペンタン、シ クロペンタン、ジエチルエーテル、塩化エチル、塩化イソプロピル、ジクロロメ タン、モノフルオロトリクロロメタン(フロン11)、モノフルオロジクロロメ タン(フロン21)、トリクロロトリフルオロエタン(フロン113)、ジクロ ロテトラフルオロエタン(フロン114)等が好ましい。上記低沸点液体は1種 または2種以上混合して用いられる。また、上記低沸点液体は発泡倍率等に応じ て適宜量使用できるが、均一な気泡を形成するめ、通常、水溶性ウレタンプレポ リマー100重量部に対して50〜300重量部、好ましくは100〜200重 量部使用される。なお、上記混合液には、気泡の均一性を高めるため、シリコー ン等の気泡調整剤を添加してもよい。このようにして形成される発泡ベース本体 は、適宜の嵩密度を有していてもよいが、嵩密度0.02〜1g/cm3 、特に 、0.1〜0.5g/cm3 のものが好ましい。嵩密度が0.02g/cm3 未 満であると植物の支承、保持性が十分でなく、1g/cm3 を越えると保水性、 通気性だけでなく、軽量化を図ることが困難となる。なお、発泡ベース本体とし ては、適宜の発泡倍率を有していてもよいが、通常2〜100倍、好ましくは、 5〜50倍の発泡倍率を有することが望ましい。
【0022】 上記組成を有する混合分散液においては、前記水、水溶性ウレタンプレポリマ ー、土壌および低沸点液体を同時に混合して調整することも可能であるが、この ような方法によるときは、水と水溶性ウレタンプレポリマーとの反応による増粘 および発泡と、土壌添加による増粘とが相まって、作業性が悪く、土壌含有量を 約65重量%以上とすることが困難であり、土壌含有量の大きな発泡体が得難い 。また、得られた発泡体の気泡等が不均一であり、保水性と通気性とを同時に満 足させることが困難である。特に、土壌含有量を大きくした場合、保形性、一体 性に欠けるため、取扱いが煩雑であるだけでなく、植物の支承、保持性が十分で ない。
【0023】 なお、上記混合分散液をシート状に成形する際、外部加熱することにより混合 分散液を発泡させてもよく、また、この発泡に際して、より一層均一で微細な気 泡を有する発泡体を得るため、プレスしながら発泡させてもよい。特に、上記混 合分散液が焼きセッコウ等の水硬性物質を含有している場合、水硬性物質が硬化 するため発泡後に発泡体が体積収縮することがなく、成形当初の形状を有する発 泡体が得られ、嵩密度が小さく軽量であると共に、苔の支承、保持性に優れた発 泡ベース本体を製造することができる。そして、上記のようにして得られた発泡 ベース本体の水分を乾燥、除去する場合には、例えば、100℃以下の温度で約 1〜10時間加熱乾燥したり減圧乾燥すればよい。
【0024】 なお、ベース本体の発泡化においては、低沸点液体に代えて空気や炭酸ガス等 の気体を直接混合して発泡させることも考えられる。 本実施例の場合、ベース本体1として、積水化成品工業社製の人工土壌、商品 名:「メーデル」を使用している。このものは、水、水溶性ウレタン、ピートモ ス、せっこう、珪藻土、界面活性剤、石灰、ガラス繊維を混合し、シート状に形 成して乾燥させたものである。
【0025】 苔2としては、例えばウメノキゴケ、ツメゴケ等のように表面が黄緑色または 灰緑色で、裏面が白色または黒色である葉状地衣類、例えばモジゴケ、チズゴケ 等のように岩や樹皮に貼り付いてまるで模様のように見える固着地衣類、例えば サルオガセ、ハナゴケ等のように樹枝や棒状の形で全体が緑色ないし白色の樹枝 状地衣類等があげられる。
【0026】 次に、本考案の苔栽培マットの製造方法について述べる。 積水化成品工業社製の人工土壌メーデルを、図2に示すように、縦200mm 、横300mm、厚み20mmの大きさに、バーチカルカッターで切断してマッ ト状のベース本体1を作成した。次に、ナイフ等でベース本体1の所定位置に所 定深さの切り込みを入れ、この切り込み内に苔2の菌をうえることにより、ベー ス本体1の内部に苔2の菌を埋設した。このベース本体1を、底面積がベース本 体よりも大きな上方開放型の容器3内に入れ、ベース本体1の下部が約1cm位 漬かる程度に水Wを入れ(図3参照)、屋外に放置した。そして、5日に1度の 割合で、水深約1cmとなるように水Wを補給した。その結果、20日後にはベ ース本体1の上面一面に苔が栽培できた。これを日陰で約16時間乾燥させ、苔 栽培マットを得た。
【0027】 この苔栽培マットを土の庭の任意の場所に置いて、3箇月程度水を与え続けた 結果、ベース本体1は劣化し、土に同化して苔の生えた庭となった。 上述のような構成の苔栽培マットは、苔が植設されてあったり、苔の菌が埋設 されてあったりするベース本体1を、少なくとも水、水溶性ウレタンプレポリマ ー、土壌からなる混合物より形成しているので、良好な保水性を有し、苔が育ち 易い。したがって、この苔栽培マットは苔の菌を埋設した状態でも、苔を栽培し た状態でも市販することができる。また、この苔栽培マットを所望の場所に設置 したり、庭や植木鉢等の土中に埋めて、水を定期的に与えるだけで、苔の栽培が 容易に行える。しかも、土中に埋めたベース本体は月日の経過と共に土に同化す るので、自然に苔の栽培範囲を拡げることもできる。
【0028】 なお、上記実施例においては、ベース本体1に苔2を植設したものについて示 したが、ベース本体1に苔2の菌を埋設したものであってもよい。さらに、ベー ス本体1の形状は長方形に限るものではなく、設置場所、用途等に応じて適宜決 定できる。
【0029】
【発明の効果】
本考案の苔栽培マットは、少なくとも水、水溶性ウレタンプレポリマー、土壌 からなる混合物を形成することにより得られるベース本体に苔を植設、または苔 の菌を埋設しているので、苔が育ち易く、苔の市販化が可能になる。また、この ベース本体に水を与えるだけで、簡単に苔の栽培を楽しむことができ、所望の場 所に設置または埋設するだけで、容易に苔の移植、栽培ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の苔栽培マットを示す斜視図
である。
【図2】上記苔栽培マットのベース本体を示す斜視図で
ある。
【図3】上記苔栽培マットの製造過程を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ベース本体 2 苔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも水、水溶性ウレタンプレポリマ
    ー、土壌からなる混合物を形成することにより得られる
    ベース本体をマット状に形成してあると共に、このベー
    ス本体に苔を植設、または苔の菌を埋設してなることを
    特徴とする苔栽培マット。
JP527491U 1991-02-12 1991-02-12 苔栽培マツト Pending JPH04103444U (ja)

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