JPH0455484Y2 - - Google Patents

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JPH0455484Y2
JPH0455484Y2 JP1987107857U JP10785787U JPH0455484Y2 JP H0455484 Y2 JPH0455484 Y2 JP H0455484Y2 JP 1987107857 U JP1987107857 U JP 1987107857U JP 10785787 U JP10785787 U JP 10785787U JP H0455484 Y2 JPH0455484 Y2 JP H0455484Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、植物栽培用の壁掛けパネルに関す
る。より詳しくは、壁に掛けた状態で植物の栽培
が可能な新規な壁掛けパネルに関する。
<従来の技術及び考案が解決しようとする問題点
> 従来より、家庭やオフイス等において、観葉植
物等の観賞用、装飾用の植物を栽培するには、植
木鉢やプランター等の栽培容器を用いて栽培する
ことが一般的に行なわれている。
しかし、従来植木鉢等による植物栽培であれ
ば、植木鉢等の設置スペースを必要とすることか
ら、適当な設置スペースを確保できない場合に
は、植物の栽培や鑑賞等を行なうことができない
ことになる。
また、床面に設置する場合には、掃除をする際
に邪魔になつたり、人の通行の邪魔になつたりす
ることがある。しかも、背丈の低い植物について
は、そのまま床面に設置すると装飾効果を十分に
発揮し得ないことから、載置台やフラワースタン
ド等を用いて装飾効果を高める必要があり、経済
的な負担が大きくなるという問題がある。
一方、植物栽培においては、土壌条件が非常に
重要であり、特に、室内栽培においては、保水
性、通気性等に優れること、植物の支承、保持性
が良好であること等が要求される。このような条
件に適合させるため、通常、赤土、黒土、鹿沼
土、腐葉土等の土類、桐生砂、軽石、富士砂等の
砂類等の天然用土や、雲母系の原鉱石を焼成、膨
脹させたバーミキユライト、パーライト等の人口
用土を添加することにより土壌改良が行なわれて
いる。
しかしながら、上記天然用土および人工用土
は、それぞれ単独では保水性、通気性、植物の支
承、保持性等の特性を同時に満足することができ
ない。すなわち、上記天然用土のうち腐葉土につ
いては、養分に富み保水性、通気性が良好である
ものの、植物の支衝、保持性が十分でない。砂類
については、排水性が良好なものの、養分が少な
いとともに、保水性、植物の支承、保持性が十分
でない。また、人工用土は、通気性等が良好であ
るものの、高価であるとともに乾燥し易い。従つ
て、天然用土および人工用土にあつては、保水性
および通気性等の特性を調整するために、種々の
用土を適切な割合で混合しなければならず、土壌
の調製作業が煩雑である。しかも、上記天然用
土、人工用土は、いずれも粉粒状体であるため
に、取扱いが不便であり、上記調整作業がより一
層煩雑化するとともに、調整作業時に用土が植木
鉢等からこぼれ易く、床などを汚し易いという問
題がある。
<考案の目的> この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、栽培スペースを比較的確保し易い壁面に
着目し、当該壁面において所望の高さで植物の栽
培が可能であるとともに、保水性、通気性植物の
支承、保持性等に優れ、取扱いが容易な用土を具
備する植物栽培用の壁掛けパネル提供することを
目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するためのこの考案の植物栽培
用の壁掛けパネルは、少なくとも水と、水溶性ウ
レタンプレポリマーと、土壌または土壌を主成分
とする組成物と、低沸点液体とからなる混合物を
発泡させて得られる、上記土壌または土壌を主成
分とする組成物を70〜99重量%含有している土壌
含有発泡体を、枠体で保持していることを特徴と
するものである。
上記土壌含有発泡体は、嵩密度が0.02〜1g/cm3
を有するものであることが好ましい。
<作用> 上記構成の植物栽培用の壁掛けパネルによれ
ば、枠体を壁に取り付けた状態で、枠体に囲繞さ
れた土壌含有発泡体によつて植物を栽培すること
ができる。しかも、上記土壌含有発泡体が、少な
くとも水、水溶性ウレタンプレポリマー、土壌ま
たは土壌を主成分とする組成物、および低沸点液
体からなる混合物を発泡させて得られるものであ
るので、植物の支承・保持性に優れることにな
り、植物の重み或いは偏荷重等によつて、当該植
物が土壌含有発泡体から抜脱するのを効果的に防
止することができるとともに、軽量にて通気性、
保水性に優れ、植物栽培用の用土として好適とな
る。
また、上記土壌含有発泡体が、土壌または土壌
を主成分とする組成物を70〜99重量%含有してい
るので、植物の根の伸長抵抗が少なく、しかも保
形性、植物の支承・保持性等の特性にもすぐれ、
植物栽培用の用土として一層好適となる。さら
に、土壌含有発泡体が、嵩密度0.02〜1g/cm3を有
するものである場合には、より軽量化を達成する
ことができる。
<実施例> 以下実施例を示す添付図面によつて詳細に説明
する。
第1図は、この考案の植物栽培用の壁掛けパネ
ルを示す斜視図であり、上記壁掛けパネルは、植
物栽培用の用土としての土壌含有発泡体2を、枠
体1によつて囲繞しているものである。
さらに詳述すると、上記枠体1は、外枠1aと
該外枠1aに嵌め込まれたパネル1bとによつて
構成されているものであり、該パネル1bは、無
地、或いは木目模様、花柄模様等がプリントされ
た合成樹脂の発泡ボートのほか、天然木材、合板
等によつて構成されている。また、外枠1a或い
はパネル1bには、壁掛けパネルを壁面に吊着す
るための索条3が取り付けられている。そして、
上記土壌含有発泡体2は、パネル1bの内部に形
成された内拡状の凹部1c(第2図参照)または
透孔に装填されている。
上記土壌含有発泡体2は、少なくとも水、水溶
性ウレタンプレポリマー、土壌または土壌を主成
分とする組成物および低沸点液体からなる混合物
を発泡させて得られるものであり、上記水溶性ウ
レタンプレポリマーとしては、水溶性にて遊離の
イソシアネート基を有するもの、例えば、親水性
ポリエーテルポリオールと過剰量のイソシアネー
ト化合物とを、遊離イソシアネート基が生成する
ように反応させることにより得られる種々のプレ
ポリマーが使用される。
上記親水性ポリエーテルポリオールとしては、
例えば、ポリエチレングリコール単独や、プロピ
レングリール、ポリプロピレングリコール、ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメ
チロールプロパン、トリメチロールエタン、ペン
タエリトリトール、ソルビトール、ポリエステル
ポリオール、ビスフエノールA等の多価アルコー
ルと、アルキレンオキサイド、例えば、エチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド等との反応物
等が例示される。
また、上記イソシアネート化合物としては、ト
ルエンジイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネート、ジフエニルメタンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート等、2以上のイソシアネート基を有
する化合物が例示される。
なお、上記水溶性ウレタンプレポリマーは、イ
ソシアネート基が酸性亜硫酸ナトリウム等のマス
ク剤でマスクされて安定化されていてもよい。
また、上記土壌としては、種々のものを使用し
得るが、例えば、赤土、黒土、鹿沼土、荒木田
土、けと土、腐葉土等の土類や、桐生砂、朝明
砂、軽石、富士砂等の砂類等の天然用土、バーミ
キユライト、パーライト、ネニサンソ等の人口用
土等が例示される。上記土壌は、一種または2種
以上混合して用いられる。また上記土壌の粒径と
しては、通常、約5mm以下のものが使用される。
また、上記土壌を主成分とする組成物として
は、主成分としての土壌に水硬性物質や繊維状物
質等を含有させたものであつて、この場合には、
該発泡体2の保形性および植物の支承、保持性を
さらに高めることができる。上記水硬性物質とし
ては、種々のものが使用でき、例えば、セメン
ト、焼きセツコウ、ドロマイトプラスター等が例
示される。上記水硬性物質は、所望する保形性等
に応じて適宜量使用できる。また、上記繊維状物
質としては、木綿、麻等の天然繊維、ナイロン、
ポリエステル等の合成繊維、ロツクウール、石
綿、ガラス繊維等の無機繊維等が例示される。
さらに、上記土壌含有発泡体2は、肥料を含有
するのが好ましい。上記肥料としては、種々のも
のが使用でき、例えば、骨分、油かす等の天然肥
料;硫安、硝安、尿素、塩安、石灰窒素、過リン
酸石灰、溶成リン肥、焼成リン肥、塩化カリウ
ム、硫酸カリウム等の化学肥料、複合肥料;上記
肥料にカルシウム、マグネシウム、マンガン、亜
鉛、銅、モリブデン、鉄、ホウ素等を添加した肥
料などが例示される。上記肥料は、用途等に応じ
て一種または二種以上混合して、通常、1〜30重
量%使用される。なお、上記肥料は、土壌含有発
泡体2の製造時に添加して含有させてもよく、製
造後に含浸、散布等の手段により土壌含有発泡体
2中に含有させてもよい。後者の場合、肥料とし
て水溶性ウレタンプレポリマーと反応性を有する
ものを使用する場合に有用である。
また、上記土壌含有発泡体2は、用土の腐敗防
止、浄化作用を有するケイ酸白土、植物の活性を
促進する活力剤、植物の伸びすぎを抑制する矮化
剤、根腐れ防止剤、着色剤、有機物としての籾殻
等を含有していてもよい。
そして、上記土壌含有発泡体2の保水性、通気
性、保形性等の特性を高めるため、該発泡体2
は、土壌または土壌を主成分とする組成物(主成
分としての土壌に、例えば前記水硬生物質、繊維
状物質、肥料等を添加したもの)を70〜99重量
%、より好ましくは85〜99重量%含有しているも
のが望ましい。土壌含有量が70重量%未満である
と、強靱で弾力性を有するポリウレタンの量が多
く、コスト高となるだけでなく、植物の根の伸長
抵抗が大きくなり、99重量%を越えると、ポリウ
レタンの量が少なく土壌を一体化するのが困難で
あり、保形性、植物の支承、保持性等の特性が十
分でなくなる。
また、少なくとも水、水溶性ウレタンプレポリ
マー、土壌または土壌を主成分とする組成物およ
び低沸点液体からなる混合物を発泡させて得られ
る上記土壌含有発泡体2は、適宜の嵩密度を有し
ていてもよいが、嵩密度0.02〜1g/cm3、特に、
0.1〜0.5g/cm3のものが好ましい。嵩密度が
0.02g/cm3未満であると植物の支承、保持性が十
分でなく、1g/cm3を越えると保水性、通気性だ
けでなく、軽量化を図ることが困難となる。な
お、土壌含有発泡体2は、適宜の発泡倍率を有し
ていてもよいが、通常、2〜100倍、好ましくは、
5〜50倍の発泡倍率を有している。
さらに、上記土壌含有発泡体2は、吸水性ポリ
マーを含有していてもよく、この場合には、植物
栽培時における灌水間隔を長くすることができ、
ひいては植物栽培の手間を削減することができ
る。
上記の土壌含有発泡体2は、種々の方法、例え
ば、前記水に、水溶性ウレタンプレポリマーを
溶解させた後、前記土壌等を添加混合して混合分
散液を発泡させたり、水に前記土壌等を分散さ
せた後、水溶性ウレタンプレポリマーを添加混合
して混合分散液を発泡させたりすることにより製
造することができる。
なお、上記の方法において、前記低沸点液体
は、適宜の段階で添加することができるが、均一
な土壌含有発泡体2を得るため、上記の方法の発
泡工程において、混合分散液を加熱するのが好ま
しい。
また、前記の方法によるときは、低沸点液体
および水溶性ウレタンプレポリマーを含有する混
合液を調製する一方、水を含有するとともに、上
記混合液と混合したとき上記低沸点液体の沸点よ
りも高い温度に加温された土壌の水分散液を調製
し、上記混合液と水分散液とを混合することによ
り、低温で発泡させることができる。より詳細に
は、上記低沸点液体として、発泡作業性をよくす
るため、室温以下の沸点を有するものを使用する
と共に、前記水分散液を、混合液と混合して得ら
れる混合分散液中の低沸点液体の沸点よりも高い
温度、例えば、25℃以上に設定する。そして、上
記混合液と水分散液とを混合すると、混合分散液
の温度が前記低沸点液体の沸点よりも高くなるの
で、室温下で上記混合分散液を発泡させることが
できる。
上記の方法によると、水溶性ウレタンプレポリ
マーを含有する混合液と、水溶性ウレタンプレポ
リマーと反応性を有する水を含有する水分散液と
を個別に調製するので、水溶性ウレタンプレポリ
マーと水とを同時に混合する方法よりも混合液お
よび水分散液の安定性および作業性を高めること
ができるだけでなく、水分散液の温度を高くする
ことができるので、水分散液中の土壌の分散性を
高めることができる。従つて、混合液と水分散液
との混合により得られる混合分散液の均一性を高
めることができ、土壌含有量が大きくても土壌含
有発泡体の均一性、一体性、保水性、通気性植物
の支承、保持性等を高めることができる。
上記低沸点液体としては、所望する発泡温度に
応じて適宜選択され、低温で発泡させ、作業性を
よくするため、例えば、ブタン、ペンタン、イソ
ペンタン、シクロペンタン、ジエチルエーテル、
塩化エチル、塩化イソプロピル、ジクロロメタ
ン、モノフルオロトリクロロメタン(フロン11)、
モノフルオロジクロロメタン(フロン21)、トリ
クロロトリフルオロエタン(フロン113)、ジクロ
ロテトラフルオロエタン(フロン114)等が好ま
しい。上記低沸点液体は一種または2種以上混合
して用いられる。また、上記低沸点液体は発泡倍
率等に応じて適宜量使用できるが、均一な気泡を
形成するため、通常、水溶性ウレタンプレポリマ
ー100重量部に対して50〜300重量部、好ましくは
100〜200重量部使用される。なお、上記混合液に
は、気泡の均一性を高めるため、シリコーン等の
気泡調整剤を添加してもよい。
また、上記水溶性ウレタンプレポリマーは、前
記土壌含有発泡体2中のポリウレタン含有量に対
応した量だけ使用され、通常、土壌100重量部に
対して、1〜40重量部、好ましくは2〜20重量部
使用される。
なお、土壌の分散性を高めるため、前記土壌と
ともにノニオン系、カチオン系、アニオン系界面
活性剤を用いるか、上記界面活性剤で処理された
土壌を用いるのが好ましい。また、上記界面活性
剤は一種または2種以上混合して用いられ、通
常、前記土壌100重量部に対して、0.01〜5重量
部、好ましくは0.1〜0.5重量部使用される。
なお、土壌と水との割合は、土壌の分散性、作
業性等を損なわない範囲で適宜設定することがで
きるが、通常土壌100重量部に対して、水50〜500
重量部使用される。
また、水溶性ウレタンプレポリマーと水との割
合は、作業性等に応じて適宜設定することができ
るが、水溶性ウレタンプレポリマー100重量部に
対して、水250〜5000重量部、好ましくは500〜
4000重量部使用される。水の量が250重量部未満
であると、均一な混合物を得るのが困難であり、
5000重量部を越えると、含水発泡体から水分を除
去するのに大きな熱量を必要とするだけでなく、
水溶性ウレタンプレポリマーと水との反応により
ゲル状物が得難く、得られた土壌含有発泡体2が
脆いものとなる。
なお、上記のような組成を有する混合分散液
を、前記水、水溶性ウレタンプレポリマー、土壌
または土壌を主成分とする組成物および低沸点液
体を同時に混合して調整することも可能である
が、このような方法によるときは、水と水溶性ウ
レタンプレポリマーとの反応による増粘および発
泡と、土壌添加による増粘とが相まつて、作業性
が悪く、土壌含有量を約65重量%以上とすること
が困難であり、土壌含有量の大きな土壌含有発泡
体2が得難い。また、得られた土壌含有発泡体2
の気泡等が不均一であり、保水性と通気性とを同
時に満足させることが困難である。特に、土壌含
有量を大きくした場合、保形性、一体性に欠ける
ため、取扱いが煩雑であるだけでなく、植物の支
承、保持性が十分でない。
上記のような組成を有する混合分散液を所定の
成形型、或いは直接パネル1bの凹部1cに注入
し、発泡させることにより含水発泡体が得られ
る。なお、上記混合分散液を成形型等に注入した
後、外部加熱することにより混合分散液を発泡さ
せてもよく、上記混合分散液の発泡に際して、よ
り一層均一で微細な気泡を有する発泡体を得るた
め、プレスしながら発泡させてもよい。
なお、上記混合分散液が、焼きセツコウ等の水
硬生物質を含有している場合には、水硬生物質が
硬化するため、発泡体が体積収縮することがな
く、成形当初の形状を有する発泡体が得られ、嵩
密度が小さく軽量であると共に、植物の支承、保
持性に優れた土壌含有発泡体2を製造することが
できる。
なお、上記のようにして得られた含水発泡体の
水分を乾燥、除去することにより、土壌含有発泡
体2が得られる。上記水分の除去は、適宜の条件
で行なうことができ、例えば、100℃以下の温度
で約1〜10時間加熱乾燥したり減圧乾燥すればよ
い。
上記のようにして得られた土壌含有発泡体2
は、土壌を多量に含有しているものであり、保水
性および通気性を有しているだけでなく、軽量で
取扱いが容易であると共に植物の支承、保持性に
優れる。また、ブロツク状に一体化しているた
め、取扱い時や壁に掛けた状態において、パネル
1bの凹部1cからこぼれて床などを汚す虞がな
い。さらには、土壌含有量、養分、肥料含有量等
が異なる土壌含有発泡体2を、栽培する植物の成
長等に適した形態、例えば、植物の根付き部分に
養分含有量等の多い土壌含有発泡体2を配する
等、所望の形態に配設することもできる。
なお、上記土壌含有発泡体2中に、植物の種子
または球根を埋設しておいてもよく、この場合に
は、栽培時における種蒔き等の手間を省略するこ
とができるので、より至便なものとなる。また、
土壌含有発泡体2については、図示したように、
植物Aが育成されているものであつてもよい。す
なわち、上記土壌含有発泡体2を用いて、戸外で
植物Aをある程度育成した後、当該土壌含有発泡
体2を植物とともに枠体1に装填したものであつ
てもよい。さらに、枠体1の内部に、枠体1の上
端面から土壌含有発泡体2に至る灌水用の貫通孔
を形成しておいてもよく、この場合には、土壌含
有発泡体2に対する灌水を行ない易くすることが
できる。
この考案の壁掛けパネルは、上記実施例に限定
されるものでなく、例えば、枠体1をパネル1b
単位で構成すること等、この考案の要旨を変更し
ない範囲で種々の設計変更を施すことができる。
<考案の効果> 以上のように、本考案の植物栽培用の壁掛けパ
ネルによれば、壁面に取付けた状態で、枠体に保
持された土壌含有発泡体によつて植物を栽培する
ことができるので、壁面スペースを有効に活用す
ることができるとともに、床掃除や人の通行等の
邪魔になつたりする虞もない。また、背丈の低い
植物についても、載置台やフラワースタンド等を
用いることなく適宜高さにて栽培することができ
るので、良好な装飾効果を確保することができる
とともに経済的負担も少なくて済む。
特に、上記土壌含有発泡体が、少なくとも水
と、水溶性ウレタンプレポリマーと、土壌または
土壌を主成分とする組成物と、低沸点液体とから
なる混合物を発泡させて得られ、上記土壌または
土壌を主成分とする組成物を70〜99重量%含有し
ているものであるので、植物の根の伸長抵抗が少
なく、かつ植物の支承、保持性に優れることにな
り、壁掛け使用時において、植物の重み或いは偏
荷重によつて当該植物が土壌含有発泡体から抜脱
するのを効果的に防止することができる。しか
も、軽量にて通気性、保水性に優れ、植物を室内
で好適に栽培することができる等、種々優れた実
用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の植物栽培用の壁掛けパネ
ルを示す斜視図、第2図は断面図。 1……枠体、2……土壌含有発泡体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも水と、水溶性ウレタンプレポリマ
    ーと、土壌または土壌を主成分とする組成物
    と、低沸点液体とからなる混合物を発泡させて
    得られる、上記土壌または土壌を主成分とする
    組成物を70〜99重量%含有している土壌含有発
    泡体を、枠体で保持していることを特徴とする
    植物栽培用の壁掛けパネル。 2 土壌含有発泡体が、嵩密度0.02〜1g/cm3を有
    するものである上記実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の植物栽培用の壁掛けパネル。 3 土壌含有発泡体が、肥料を含有する上記実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の植物栽培用の
    壁掛けパネル。 4 土壌含有発泡体が、吸水性ポリマーを含有す
    る上記実用新案登録請求の範囲第1項記載の植
    物栽培用の壁掛けパネル。 5 土壌含有発泡体が、種子または球根を埋設し
    ているものである上記実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の植物栽培用の壁掛けパネル。
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