JPH04102385A - 膜状抵抗体を備えた電気基板 - Google Patents

膜状抵抗体を備えた電気基板

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JPH04102385A
JPH04102385A JP2220471A JP22047190A JPH04102385A JP H04102385 A JPH04102385 A JP H04102385A JP 2220471 A JP2220471 A JP 2220471A JP 22047190 A JP22047190 A JP 22047190A JP H04102385 A JPH04102385 A JP H04102385A
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JP
Japan
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film
resistor
barrier film
barrier
integrated circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP2220471A
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English (en)
Inventor
Takaharu Imai
今井 隆治
Rokuro Kanbe
六郎 神戸
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、基板の表面に膜状の抵抗体が形成された電気
基板に関し、特に集積回路用パッケージの終端抵抗体に
用いて好適なものである。
[従来の技術] 従来技術の一例として、集積回路用パッケージの終端抵
抗体を例に説明する。
集積回路用パッケージの終端抵抗体は、信号配線のイン
ピーダンスをマツチングするために、絶縁基板の表面に
形成されたもので、信号配線の端部で信号の反射を抑え
、ノイズの発生や信号の劣化を防ぐものである。
終端抵抗体は、絶縁基板の表面にメタライズされた抵抗
体として働く抵抗膜、この抵抗膜の表面に形成されたバ
リヤ膜、このバリヤ膜の表面に形成された導電性に優れ
る導電膜からなる。そして、抵抗膜としては、一般に”
I’a、Nが用いられている。導電膜は、一般にAuが
用いられる。また、バリヤ膜は、導電膜と抵抗膜との接
合部分に、不具合な合金が発生するのを防ぐもので、一
般にPdが用いられている。
バリヤ膜のPdは、通常Ta、Nの表面にスパッタリン
グ等の薄膜形成手段で形成され、不要な部分を酸系のエ
ツチング処理によって取り除いていた。
なお、バリヤ膜としては、Pd以外に、Tiや、Tiと
Wの合金や、Crや、CrとNiの合金などもある。
[発明が解決しようとする課題] バリヤ膜のPdを除去するためには、酸系のエツチング
液を用いる必要がある。すると、集積回路用パッケージ
の外部接続用のピンやリード類に使用される例えばコバ
ールや接合用のろう材が、酸系のエツチング液によって
浸蝕されてしまう。
なお、コバールがAuメツキにより保護されていても、
Auメツキ膜に希に存在するピンホールから酸系のエツ
チング液が下地メツキ(例えばNi)に達し、この下地
メツキとAuとの電位差またはコバールとAuとの電位
差によって、コバールおよび下地メツキの浸蝕度合が大
きくなってしまう。
また、Pd以外のバリヤ膜を除去するには、酸系のエツ
チング液を用いるか、高温に加熱したアルカリ系のエツ
チング液を用いる必要があった。
高温のアルカリ系のエツチング液を用いても、腐食度合
いが大きく、電気基板に使用される金属を浸蝕してしま
う場合があった。
本発明の目的は、バリヤ膜を抵抗膜の表面から取り除く
際に、他の金属を腐食することを無くした膜状抵抗体を
備えた電気基板の提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の膜状抵抗体を備
えた電気基板は、次の技術的手段を採用する。
電気基板は、絶縁性の基板の表面に、抵抗体として働く
抵抗膜、この抵抗膜の表面に形成されたバリヤ膜、この
バリヤ膜の表面に形成された導電性に優れる導電膜から
なる膜状抵抗体を備えたものである。
そして、前記バリヤ膜は、常温のアルカリ溶液に溶ける
材料よりなる。
[作用および発明の効果1 バリヤ膜は、常温のアルカリ溶液によって溶けるため、
電気基板に設けられた例えば鉄系の端子や、ろう材など
を腐食する腐食度合いが小さい。
この結果、不要なバリヤ膜は、電気基板に設けられた他
の金属へ影響を与えること無く取り除かれるため、不要
なバリヤ膜を取り除く際に生じる腐食による電気基板の
不良の発生を抑えることができる。
[実施例] 次に、本発明を集積回路用パッケージの終端抵抗体に適
用した一実施例に基づき、図面を用いて説明する。
(実施例の構成) 第1図は集積回路用パッケージの終端抵抗体部分の要1
部断面図、第2図は終端抵抗体部分の拡大平面図を示す
集積回路用パッケージ1は、集積回路(図示しない)が
搭載される絶縁性の基板2を備える。本実施例の基板2
は、複数のセラミック板を積層してなる積層基板で、内
部に集積回路と電気的に接続される信号配線3を備える
一方、基板2の表面には、信号配ff13のインピーダ
ンスをマツチングする終端抵抗体4を備える。
この終端抵抗体4は、基板20表面に形成された本発明
の膜状抵抗体で、2つの電極部5.6と、この2つの電
極部5.6に挟まれた抵抗部7とからなる。2つの電極
部5.6の一方の電極部5は、基板2内に形成された導
体柱8を介して、基板2内の信号配線3に接続され、他
方の電極部6は、基板2内に形成された導体柱9を介し
て、グランドに接続されるとともに、第2図に示すよう
に他の電極とも電気的に接続される。
終端抵抗体4は、基板2の表面に形成された抵抗体とし
て働く抵抗膜10、この抵抗膜10の表面に形成された
バリヤ膜11、このバリヤM11の表面に形成された導
電性に優れる導電膜12からなる。なお、バリヤ膜11
は、抵抗膜10を形成する材料と、導電膜12を形成す
る材料とが、反応して合金を作るのを防ぐとともに、抵
抗膜10と導電膜12どの接合強度を高めるためのもの
である。そして、本実施例の抵抗膜10にはTa、Nを
適用し、バリヤ膜11にはMoを適用し、導電M12に
はAuを適用した。
次に、終端抵抗体4の製造方法を簡単に説明する。
1)まず、基板2の表面にスパッタリングによって厚さ
が例えばSOO〜1000Aはどの’I’a2Nの膜を
形成し、次いでスパッタリングによって厚さが例えば3
000^はどのMoの膜を形成し、さらにスパッタリン
グによって厚さが例えば2000〜3000^はどのA
uの膜を形成する。
2)フォトレジストを塗布し、露光、現像処理を行って
、電極部5.6が形成される部分、つまり導電膜12が
形成される部分のフォトレジストを除去する。
3)フォトレジストの除去された部分に、Auメツキを
施し、フォトレジストの除去された部分に厚さが例えば
2〜3μmはどのAu層を形成する。
4)フォトレジストを除去する。
5)シアン化カリウム系のエツチング液で、AUを薄く
除去する。この結果、抵抗部7の上方およびその他不要
部のAuが除去され、導電膜12のAuはほとんど残る
6)フェリシアン化カリウム系のエツチング液で、Mo
(バリヤ膜11)を除去する。この結果、抵抗部7の表
面およびその他不要部のMoが除去され、抵抗部7には
Taz Nのみが残る。
7)フォトレジストを塗布し、露光、現像処理を行って
、電極部5.6および抵抗部7を残して他のフォトレジ
ストを除去する。
8)フッ化水素酸系と硝酸系との混合エツチング液で、
不要部のTa2Nを除去する。この結果、抵抗部7には
Ta2Nのみが残る。
9)最後に、フォトレジストを除去することにより、第
1図に示すように終端抵抗体4が基板2上に形成された
(実施例の効果) Auを除去するために使用したシアン化カリウム系のエ
ツチング液は、アルカリ性で、かつ常温で使用された。
このため、集積回路用パッケージ1に設けられた外部電
極接続用のピンやリードなどの鉄系金属(例えばコバー
ル)よりなる端子類(図示しない)や、この端子類を基
板2に接続するために使用される銀ろう(図示しない)
は、シアン化カリウム系のエツチング液ではほとんど腐
食されなかった。
また、バリヤ膜11を形成するために、抵抗膜10の表
面に形成したMo(不要なバリヤ膜11)を除去する目
的で使用したフェリシアン化カリウム系のエツチング液
も、アルカリ性で、かつ常温で使用された。このため、
端子類や銀ろうは、フェリシアン化カリウム系のエツチ
ング液ではほとんど腐食されなかった。
なお、不要なTa2Nを除去する目的で使用されたフッ
化水素酸系と硝酸系との混合エツチング液は、酸性であ
るが、鉄系金属やろう材に対する耐蝕性は弱く、しかも
上記に示した3回のエツチング処理の内、酸性のエツチ
ング液を使用したエツチング処理は1回のみであった。
しかるに、従来技術であれば、酸性のエツチング液を使
用したエツチング処理が、3回のエツチング処理の内、
2回行われていた。この結果、本実施例では、従来技術
に比較して、端子類や銀ろうの腐食度合いを抑えること
ができた。これにより、完成度の高い集積回路用パッケ
ージ1が製造できた。
(変形例) 本実施例では、抵抗膜にはTa2Nを適用し、バリヤ膜
にはMOを適用し、導電膜にはAuを適用した例を示し
たが、抵抗膜にはCrとNiの合金を適用したり、バリ
ヤ膜にはWを適用したり、導電膜にはNiJ??Cuを
適用するなど、本実施例に限定されるものではない。な
お、バリヤ膜に用いられる材料は、常温のアルカリ溶液
に溶け、抵抗膜と導電膜とのバリヤの役割を果たすもの
であれば何でも良いが、抵抗膜はバリヤ膜を溶かすエツ
チング液に対して不溶な材料を用いる必要がある。
集積回路用パッケージの終端抵抗体に本発明を適用した
例を示したが、マザーボードや、配線基板の表面に形成
し、抵抗体として用いても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は終端抵抗体の拡大平面図、第2図は第1図のA
−A線に沿う断面図である。 図中 1・・・集積回路用パッケージ(電気基板)2・
・・基板 4・・・終端抵抗体く膜状抵抗体) 10・・・抵抗膜   11・・・バリヤ膜12・・・
導電膜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)絶縁性の基板の表面に、 抵抗体として働く抵抗膜、この抵抗膜の表面に形成され
    たバリヤ膜、このバリヤ膜の表面に形成された導電性に
    優れる導電膜からなる膜状抵抗体を備えた電気基板にお
    いて、 前記バリヤ膜は、常温のアルカリ溶液に溶ける材料より
    なることを特徴とする膜状抵抗体を備えた電気基板。
JP2220471A 1990-08-21 1990-08-21 膜状抵抗体を備えた電気基板 Pending JPH04102385A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103025057A (zh) * 2011-09-22 2013-04-03 日本特殊陶业株式会社 布线基板及其制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103025057A (zh) * 2011-09-22 2013-04-03 日本特殊陶业株式会社 布线基板及其制造方法
US8933342B2 (en) 2011-09-22 2015-01-13 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Wiring substrate and method of manufacturing the same

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