JP2762672B2 - 半田接続用パッドとその形成方法 - Google Patents

半田接続用パッドとその形成方法

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JP2762672B2
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/40Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K3/4007Surface contacts, e.g. bumps

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 半田の溶着が行われる導電材より成る半田接続用パッ
ドとその形成方法に関し、 パッドが半田によって溶食されることを防ぐことを目
的とし、 基板の上面に所定の厚みの銅で被着された導電層を選
択的にエッチングして成形されるパッド部と、パッド部
に、その側面も露出されることのないように表面全体を
覆って、電気メッキにより被着させるニッケルの第1の
薄膜と、その上層に、第1の薄膜の露出した表面全体を
覆って、電気メッキにより被着させる金の第2の薄膜
と、から成り、半田が第2の薄膜の上面に溶着されて接
続するように構成する半田接続用パッドであり、導電層
にパッド部を成形する際に、一部分が周りの導電層と繋
がった状態にパッド部を成形して、以下の第1、2の薄
膜の被着を電気メッキ容易とし、メッキ後に無メッキ導
電層を除去させるようにした形成方法である。
〔産業上の利用分野〕
本発明は半田の溶着が行われる導電材より成るパッド
の形成方法に関する。
電子機器に用いられるプリント基板では、実装される
半導体素子などの電子部品は、一般的に、電子部品のリ
ード端子をパッドに半田付けすることで行われる。
このように電子部品がパッドに半田付けされることで
電気信号の入出力が行われる。
したがって、このような半田付けは、電気信号の入出
力に際して、電気特性に影響することのないよう信頼性
の高いことが望まれる。
〔従来の技術〕
従来は第4図の従来の説明図に示すように構成されて
いた。第4図の(a)は側面図,(b)(c)はパター
ンの要部拡大図である。
第4図の(a)に示すように、基板1の上面に配設さ
れたパッド11に電子部品10のリード端子10Aを位置決め
し、鉛錫合金Pb-Snまたはインジウム錫合金In-Snから成
る半田5を溶融させることでリード端子10Aをパッド11
に固着することが行われている。
このパッド11は、(b)に示すように、クロームCrお
よびチタンTiをスパッタによって形成した金属層11Cに
銅Cuによる導電層11Bを積層し、導電層11Bの上層には半
田5の濡れ性を良くするためのニッケルNiによるニッケ
ルメッキ層11Aが施されることで形成されている。
したがって、リード端子10Aをパッド11にボンデイン
グする場合、ニッケルメッキ層11Aによって半田5が確
実に溶着されるように配慮されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような金属層11C,導電層11B,およびニッケルメッ
キ層11Aを積層することで形成されたパッドに半田5を
溶着した場合は、半田5によって溶解され、第4図の
(c)に示すように、金属層11Cを残した状態で、導電
層11Bの銅CuおよびニッケルNiが半田5に溶け込み、パ
ッド11が痩せ細る問題を有していた。
尚、このような銅CuおよびニッケルNiが半田5に溶食
されることは、パッド11に溶着された半田5を所定の日
数を経過後、半田5をCu−X線マップおよびNi−X線マ
ップによって撮影することで、銅CuおよびニッケルNiが
溶け込むことが確認されている。
また、このCu−X線マップおよびNi−X線マップによ
る溶け込み状態は、銅Cu粒子が密集することで分布さ
れ、ニッケルNiは繊維状になっていることから、導電層
11Bの側面11Dに於ける銅Cuの溶食によってニッケルメッ
キ層11AのニッケルNiが半田5に取り込まれることにな
ると推察される。
そこで、本発明では、パッドが半田によって溶食され
ることを防ぐことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図である。
第1図に示すように、基板1の上面1Aに所定の厚みt
の銅で被着された導電層2を選択的にエッチングして成
形されるパッド部と、パッド部に、その側面2Aも露出さ
れることのないように表面全体を覆って、電気メッキに
より被着させるニッケルの第1の薄膜3と、該第1の薄
膜3の上層に、第1の薄膜3の露出した表面全体を覆っ
て、電気メッキにより被着させる金の第2の薄膜4と、
から成り、 半田5が第2の薄膜4の上面に溶着されて接続するよ
うに構成する半田接続用パッドである。
又、基板1の上面1Aに所定の厚みtの銅で被着された
導電層2を選択的にエッチングして、一部分が周りの導
電層2と繋がった状態にパッド部を成形する工程と、パ
ッド部の導電層2に、その側面2Aも露出されることのな
いように表面全体を覆って、ニッケルの第1の薄膜3を
電気メッキにより被着させる工程と、第1の薄膜3の上
層に、第1の薄膜3の表面全体を覆って、更に金の第2
の薄膜4を電気メッキにより被着させる工程と、該第2
の薄膜4の積層が行われた個所以外の導電層2を選択的
にエッチングして除去する工程と、から成り、半田5が
第2の薄膜4の上面に溶着されて接続する半田接続用パ
ッドの形成方法である。
このように構成することによって前述の課題は解決さ
れる。
〔作用〕
即ち、基板1の上面1Aに設けたパッド部は、一部分を
周りの導電層2と繋がって成形してあるので、そのパッ
ド部に第1、2の薄膜を電気メッキにて容易に被着させ
ることができ、且つ、露出したメッキ部分であるパッド
部の表面全体のみに選択的にメッキ被着でき、パッド部
の銅の導電層2にニッケルの第1の薄膜3を、更に、そ
の上層に、金の第2の薄膜4を電気メッキにより容易に
被着できる。
そこで、半田5の溶着が第2の薄膜4に行われること
になるため、第1と第2の薄膜3,4がバリヤとなり、パ
ッド6の溶食が避けられる。
したがって、従来のようにパッドが痩せ細ることがな
くなり、安定したパッドを形成することができ、信頼性
の向上が図れる。
〔実施例〕
以下本発明を第2図および第3図を参考に詳細に説明
する。第2図は本発明による一実施例の斜視図,第3図
の(a)〜(h),(c1)(e1)(h1)は本発明の製造
工程図である。全図を通じて、同一符号は同一対象物を
示す。
第2図に示すように、基板1の上面1Aに所定形状のパ
ッド部に成形された銅の厚みtの導電層2を覆うように
電気メッキにより第1の薄膜3を積層し、更に、第1の
薄膜3を覆うように第2の薄膜4の積層を行うことでパ
ッド6が形成されるようにしたものである。
そこで、パッド6に溶着される半田5の固着は第2の
薄膜4の上層4Aに行われるようにし、導電層2が直接半
田5に接触することのないようにしたものである。
この場合、パッド部の導電層2の側面2Aも第1の薄膜
3と第2の薄膜4とによって覆われ、側面2Aが露出され
ないようにすることが重要である。
したがって、半田5の溶着に際して、半田5が流れ出
ても、導電層2に半田5が接触することがなく、前述の
ような導電層2が溶食されることを防ぐことができる。
また、このような構成は、第3図の製造工程図によっ
て形成することができる。
第3図の(a)に示すように、基板1の上面1Aにクロ
ームCrおよびチタンTiをスパッタによって形成した金属
層に電気メッキにより銅Cuを積層することで厚みtの導
電層2の形成を行い、形成された導電層2には(b)に
示すように、感光レジスト7の積層を行い、エッチング
によって所定個所の感光レジスト7および導電層2を除
去し、(c)に示すように、所定の正方形のパッド部を
形成するように溝8を形成する。この溝8は(c1)に示
すように、正方形に形成された場合は、1つのコーナ部
が切れ、導電層2が繋がるように形成する。
このような溝8を形成後は、(d)に示すように感光
レジスト7の除去を行う。
次に、(e)に示すように、溝8によって囲まれたパ
ッド部(A部)の個所を除いて、感光レジスト7の積層
を行う。この場合、パッド部(A)の側面も露出させる
ように、(e1)に示す如く、感光レジスト7の積層は溝
8の幅のほぼ中間まで達するように行う。したがって、
導電層2が繋がった個所(B部)では、感光レジスト7
の積層は斜線状の端面となる。
このようにして露出されたA部に対しては、導電層2
を電極として電気メッキを施し、(f)に示すように、
ニッケルNiによる第1の薄膜3の積層を行い、第1の薄
膜3の積層された上層には同様に導電層2を電極とし
て、更に、(g)に示すように、電気メッキを施し、金
Auによる第2の薄膜4の積層を行う。
この場合は、導電層2の側面2Aにも第1と第2の薄膜
3,4がそれぞれ積層されることになり、また、メッキ
は、無電解メッキによることでも可能であるが、膜厚の
管理、および粒子の密度を考慮すると電気メッキの方が
良い。
最後に、エッチングにより、(h)に示すように、感
光レジスト7および第2の薄膜4の積層が行われた個所
以外の導電層2を除去する。この除去によって(h1)に
示す形状のパッド6の形成が行われる。
このようにしてパッド6を構成すると、導電層2の銅
Cuがパッド6の外周に露出される個所は、コーナ部の導
電層2が繋がっていた個所(B部)に示す端面の個所だ
となり、その他は全て第1と第2のは薄膜3,4によって
覆われることになり、半田5の溶着が行われても、第1
と第2の薄膜3,4がバリヤとなり、銅Cuが半田5に溶け
込むことが防げる。
尚,第2の薄膜は本発明では、金メッキによって形成
することで説明したが、白金Ptを用いることでも同様の
効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、基板の上面に
パッド部として成形された銅の導電層に、電気メッキに
よって第1と第2の薄膜を積層することでパッドを形成
し、導電層の全体を第1と第2の薄膜によって覆うこと
で、導電層が半田によって溶食されることのないように
することができる。
したがって、従来のよなパッドが痩せ細ることがなく
なり、パッドに入出力される電気信号に悪影響を及ぼす
ことが防げることになり、信頼性の向上が図れ、実用的
効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図, 第2図は本発明による一実施例の斜視図, 第3図の(a)〜(h),(c1)(e1)(h1)は本発明
の製造工程図, 第4図は従来の説明図で、(a)は側面図,(b)
(c)はパターンの要部拡大図を示す。 図において、 1は基板,2は導電層,3は第1の薄膜,4は第2の薄膜,5は
半田,6はパッド,1Aは上面,2Aは側面を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 3/10 - 3/26,3/32,3/34,3/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板(1)の上面(1A)に所定の厚み
    (t)の銅で被着された導電層(2)を選択的にエッチ
    ングして成形されるパッド部と、 該パッド部に、その側面(2A)も露出されることのない
    ように表面全体を覆って、電気メッキにより被着させる
    ニッケルの第1の薄膜(3)と、 該第1の薄膜(3)の上層に、該第1の薄膜(3)の露
    出した表面全体を覆って、電気メッキにより被着させる
    金の第2の薄膜(4)と、から成り、 半田(5)が該第2の薄膜(4)の上面に溶着されて接
    続することを特徴とする半田接続用パッド。
  2. 【請求項2】基板(1)の上面(1A)に所定の厚み
    (t)の銅で被着された導電層(2)を選択的にエッチ
    ングして、一部分が周りの該導電層(2)と繋がった状
    態にパッド部を成形する工程と、 該パッド部の導電層(2)に、その側面(2A)も露出さ
    れることのないように表面全体を覆って、ニッケルの第
    1の薄膜(3)を電気メッキにより被着させる工程と、 該第1の薄膜(3)の上層に、該第1の薄膜(3)の露
    出した表面全体を覆って、更に金の第2の薄膜(4)を
    電気メッキにより被着させる工程と、 該第2の薄膜(4)の積層が行われた個所以外の導電層
    (2)を選択的にエッチングして除去する工程と、から
    成り、 半田(5)が該第2の薄膜(4)の上面に溶着されて接
    続することを特徴とする半田接続用パッドの形成方法。
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