JPH04101883U - パイプコネクタ - Google Patents

パイプコネクタ

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JPH04101883U
JPH04101883U JP564491U JP564491U JPH04101883U JP H04101883 U JPH04101883 U JP H04101883U JP 564491 U JP564491 U JP 564491U JP 564491 U JP564491 U JP 564491U JP H04101883 U JPH04101883 U JP H04101883U
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隆志 栗岡
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大喜工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 2本のパイプ21、23同士を迅速に結合するた
めのパイプコネクタであって、第1パイプ21の端部外周
に固着される取付部、テーパ状の内面を有する嵌合部お
よびフランジ部を有する筒状のメス部材と、第2パイプ
23の端面と係合するシール部、第2パイプの端部外周に
固着される取付部および取付部の基端に設けられるフラ
ンジ部とを有し、シール部から取付部にかけての外周面
がテーパ状に形成されている、メス部材よりいくらか軟
かい弾性材料からなる筒状のオス部材と、前記オス部材
とメス部材のフランジ部同士を締結するナット3とから
なるパイプコネクタ。 【効果】 オス部材をメス部材に嵌入させるだけで、水
圧に耐えうるシール効果が生ずるので、パイプ接続作業
が容易になり、漏水量を少なくしうる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はパイプコネクタに関する。さらに詳しくは、塩化ビニル樹脂製などの 水道管の交換工事などにおいて、元栓を止めずに工事が行なえるようパイプ同士 を迅速に結合するためのパイプコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパイプコネクタはたとえば図4に示すように、第1パイプ21の外周に接 着剤などで固着されるメス部材22と、第2パイプ23の外周に固着されるオス部材 24と、ナット28とから構成されている。このものはメス部材22の円筒状内面25に オス部材24を嵌合させ、両者のフランジ部26、27同士をナット28で締結し、ナッ ト28とフランジ部27の間のOリング29でシール効果をえている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
パイプ交換工事の最終工程では、図5に示すように、たとえば第1パイプ21内 に詰めておいた置コマ(断水コマ)Kを抜き取り、第1パイプ21から圧力水が流 れ出ている状態のまま、オス部材24の端部をメス部材22の内周端部に引掛けて拝 み合わせの状態にし、そのまま両パイプ21、23を矢印P方向に押し(通常は押し 下げ)、それによりオス部材24をメス部材に深くすべり込ませて嵌合させるよう にしている。そのためオス部材24の外周面とメス部材22の内面との間にいくらか のクリアランスを設ける必要があり、ナット28をフランジ26に締めつけ終わるま で、シール効果がえられない。したがって接続作業中も多量の水が流れてしまい 、とくに冬場は作業がたいへんである。
【0004】 本考案は前記従来のパイプコネクタの問題を解消し、オス部材とメス部材とを 嵌合させるだけでただちにシール効果がえられ、無駄な水を漏らすことなく、簡 単にパイプ交換工事を行なうことができるパイプコネクタを提供することを目的 としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のパイプコネクタは、(a) 第1パイプの端部外周に固着される取付部、 該取付部からパイプ端部方向に延設される嵌合部および該嵌合部の端部に設けら れるフランジ部を有し、前記嵌合部からフランジ部にかけてその内面がテーパ状 に拡がっている筒状のメス部材と、 (b) 第2パイプの端面と係合するシール部、第2パイプの端部外周に固着される 取付部および該取付部の基端に設けられるフランジ部を有し、前記シール部から 取付部にかけて外周面が前記メス部材のテーパ状内面と嵌合するようにテーパ状 に形成されており、前記メス部材よりいくらか軟かい弾性材料からなる筒状のオ ス部材と、 (c) 前記メス部材とオス部材のフランジ部同士を締結する手段 とから構成される。
【0006】
【作用】
あらかじめ断水コマなどで水流を止めた第1パイプ上に接着剤などでメス部材 を固着し、接続すべき第2パイプの端部にオス部材を嵌着して接着しておく。そ のときオス部材のシール部は第2パイプの端面を覆っている。
【0007】 つぎに断水コマを抜くやいなやオス部材ごと第2パイプの端部をメス部材に拝 み合わせ、ついで強く嵌合させる。嵌合の最終段階ではオス部材はメス部材によ っていくらか半径方向内向きに強圧されながらメス部材内にすべり込み、さらに 前記シール部が第1パイプの端面と第2パイプの端面の間に介在され、同時にテ ーパ面同士が密着する。
【0008】 したがってフランジ部同士をネジで締めつける前に、すでに水圧に抗するシー ル効果がえられるので、無駄な水を漏らすことはない。パイプ同士の半永久的な 結合はその後ゆっくりとフランジ同士をナットなどの締結手段で締結することに より行なえばよい。それによってシール部はさらに強く狭圧され、テーパ面同士 も一層しっかりと密接する。
【0009】
【実施例】
つぎに図面を参照しながら本考案のパイプコネクタを説明する。
【0010】 図1は本考案のパイプコネクタの一実施例を示す斜視図、図2〜3は図1のパ イプコネクタを用いてパイプを接続する工程をその順に示す断面図である。
【0011】 図1に示すコネクタは第1パイプ21上に固着される円筒状のメス部材1と、第 2パイプ23上に固着されると共にメス部材1に嵌合されるオス部材2と、メス部 材1とオス部材2とをたがいに締結するためのナット3とから構成されている。
【0012】 メス部材1の図面上で左側の部分は取付部4であり、その内面4aは接合すべき 第1パイプ21と嵌合するストレートの円筒面とされている。
【0013】 前記取付部4に延長して嵌合部5が設けられており、嵌合部5の自由端外周に フランジ部6が形成されている。嵌合部5からフランジ部6にかけての内面5aは 外側に向って径が大きくなるテーパ面にされている。またフランジ部6の外周面 にはオネジ7が形成されている。
【0014】 メス部材1は通常は硬質塩化ビニル樹脂などの合成樹脂から形成するが、真ち ゅうやステンレスなどの金属で形成してもよい。
【0015】 前記オス部材2は、内面2aが第2パイプ23の端部表面に固着される円筒面にさ れ、その外周面2bが前記メス部材1のテーパ状の内面5aと嵌合するテーパ面にさ れている嵌合部8と、嵌合部8の先端側に設けられる内向きに延びるシール部9 と、嵌合部8の基端側に設けられ、外側に延びるフランジ部10とから構成される 。
【0016】 前記テーパ面の勾配は、両部材の材質によっても異なるが、通常は2/100 〜 6/100 程度が好ましく、4/100 〜5/100 程度がさらに好ましい。すなわち テーパ角度が小さ過ぎると拝み合わせて挿入するときにスムーズに入らず、大き 過ぎるとテーパ面同士が密着した後にすべることができず、深い弾力的な嵌合が えられないからである。なお図面上では理解しやすいようにテーパ角度を実際の ものより大きくして示している。
【0017】 シール部9は図3に示すように第2パイプ23の端面23a を覆っており、第1パ イプと第2パイプとを接合したときに両者の端面間に介在され、シール効果を奏 するものである。
【0018】 前記ナット3は第2パイプ23上に挿入されるものであり、その内面に、メス部 材1のフランジ部6のオネジと螺合するメネジ11が形成されている。
【0019】 前記オス部材2は塩化ビニル樹脂、合成ゴムなどの、好ましくは硬度70〜95° 、とくに80〜90°の弾性材料から構成される。またナット3は通常は硬質塩化ビ ニル樹脂などの合成樹脂であるが金属であってもよい。
【0020】 つぎに叙上のごとく構成されるパイプコネクタの使用方法を説明する。
【0021】 図2において左側の第1パイプ21は元栓が閉じていない配水管であり、断水コ マKでシールされている。また右側の第2パイプ23は第1パイプ21に接合すべき 交換した新しい配水管である。
【0022】 まず第1パイプ21の端部外周にメス部材1の取付部4を接着剤などで固着し、 第1パイプ23の外周にナット3を嵌めると共にオス部材2を接着剤などで固着す る。
【0023】 ついでハンドル棒27によって断水コマKを引き抜き、ただちにオス・メス両部 材1、2を拝み合わせて第2パイプ23をオス部材2と共にメス部材1内に嵌入す る。それによりシール部9が第1パイプ21と第2パイプ23の端面同士の間に狭圧 され、メス部材1のテーパ状内面5aとオス部材2のテーパ状外周面2bとが密に嵌 合される。
【0024】 以上の作業は熟練すれば1人で実質2〜3秒程度で行なうことができる。また 水圧が3〜5kg/cm2 程度でも、漏水はほとんどない。
【0025】 オス部材2をメス部材1に嵌入した後は、水漏れがないことを確認したうえで ナット3をメス部材1のフランジ部6のオネジ7に締めつけ、メス部材1のフラ ンジ部6とナット3とでオス部材2のフランジ部2bを強く狭圧する。それにより 半永久的なパイプ21、23同士の接続が完了する。
【0026】
【考案の効果】
本考案のパイプコネクタを用いると、迅速にパイプ接続作業を行なうことがで き、とくにオス- メス部材を嵌合させるだけでただちにシール効果がえられるの でパイプ交換作業が楽である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパイプコネクタの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1のパイプコネクタの使用方法を示す断面図
である。
【図3】図1のパイプコネクタによりパイプ同士を接合
した状態を示す断面図である。
【図4】従来のパイプコネクタの例を示す断面図であ
る。
【図5】図4のパイプコネクタの使用方法を示す断面図
である。
【符号の説明】
21 第1パイプ 23 第2パイプ 1 メス部材 2 オス部材 3 ナット 4 取付部 5 嵌合部 6 フランジ部 5a 内面 8 取付部 9 シール部 10 フランジ部 2b 外周面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 第1パイプの端部外周に固着される
    取付部、該取付部からパイプ端部方向に延設される嵌合
    部および該嵌合部の端部に設けられるフランジ部を有
    し、前記嵌合部からフランジ部にかけてその内面がテー
    パ状に拡がっている筒状のメス部材と、(b) 第2パイプ
    の端面と係合するシール部、第2パイプの端部外周に固
    着される取付部および該取付部の基端に設けられるフラ
    ンジ部を有し、前記シール部から取付部にかけて外周面
    が前記メス部材のテーパ状内面と嵌合するようにテーパ
    状に形成されており、前記メス部材よりいくらか軟かい
    弾性材料からなる筒状のオス部材と、(c) 前記メス部材
    とオス部材のフランジ部同士を締結する手段とからなる
    パイプコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記メス部材の内面およびオス部材の外
    周面が、2/100 〜6/100 の勾配のテーパにされてい
    る請求項1記載のパイプコネクタ。
JP564491U 1991-02-13 1991-02-13 パイプコネクタ Expired - Lifetime JP2536453Y2 (ja)

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JPH04101883U true JPH04101883U (ja) 1992-09-02
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