JPH04101205U - 電気機器収納用箱体のレール構造 - Google Patents

電気機器収納用箱体のレール構造

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JPH04101205U
JPH04101205U JP1116391U JP1116391U JPH04101205U JP H04101205 U JPH04101205 U JP H04101205U JP 1116391 U JP1116391 U JP 1116391U JP 1116391 U JP1116391 U JP 1116391U JP H04101205 U JPH04101205 U JP H04101205U
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rail structure
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伸二 吉田
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河村電器産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】電気機器収納用箱体に収納する内機1(内機と
は、箱体内に収納されるレール、パネル、内部電気機器
及び中扉等を一体的に結合したものを指す)の脱着作業
を容易にすると共に配線作業に便利な構造となす。 【構成】断面コ字状のレール2を箱体の底板両側へ平行
に配設し、中央部に山形状の屈曲部8aを形成した把手
8の両基端部を、両レール2の上部間及び下間部に夫々
軸着し、その把手8の屈曲部8aを、所定の上部位置及
び下部位置との間において起倒自在に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、配電盤、分電盤及び制御盤等の電気機器収納用箱体のレール構造の 改良に係り、詳しくは、それら電気機器収納用箱体に収納する内機の脱着及び配 線作業を容易にする技術に関するものである。 ここに、内機とはレール及びレールに止着したパネル及びそのパネルに取り付 けた内部電気機器及び中扉等から成る構造体を指称するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、配電盤、分電盤及び制御盤等(以下、配電盤等と称す)の内機は、工 場出荷時には箱体内に取り付けられているので、配電盤等を現場に設置する場合 は、箱体内に取り付けられている内機を取り外し、先ず箱体本体だけを建築物に 取り付け、箱体本体設置後内機を収納して結線するようになっていた。 ところが、内機には普通把手のような物が設けられていないので、掴みところ が無く、特に、大形で且つ重量の大きい内機を壁等の高い場所に設けた本体に収 納する場合は、作業が非常にしずらく、現場工事のネックの一つとされていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
その対策として、図5示のように、分電盤等の底板両側に平行に配設したレー ル20、20や横レール21に、コ字状の小把手22を複数個設けたものがあっ たが、このような小把手22は、単に内機23を持つだけの役割しか無く、寧ろ 内機23取り付け後の配線作業の邪魔になるという欠点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記従来の分電盤等の内機取り外し、取り付け作業時の問題点を解消するため 、本考案は、構造が簡単で且つ内機の脱着作業に便利で、しかも配線作業に役立 つ把手付きレールを提供するもので、その構成は、パネルを止着する断面コ字状 のレールを箱体の底板両側へ平行に配設し、中央部に山形状の屈曲部を形成した 把手の両基端部を、前記両レールの上部間及び下部間に夫々軸着し、前記把手の 屈曲部を所定の上部位置及び下部位置との間において起倒自在に形成したことに ある。
【0005】
【作用】
箱体の底板両側に平行に配設されたレールの上部間及び下部間に夫々軸着した 把手の屈曲部を、上部位置又は下部位置から夫々回転させてパネル方向へ倒し、 その把手を握って内機を脱着させ、内機取り付け後は、上部間の把手をそのまま の位置にしてそれに電線を固定したり、或いは上部間の把手をその位置から回転 させて上部位置へ起し、その把手に電線を固定する。
【0006】
【実施例】
本考案に係る電気機器収納用箱体のレール構造の一実施例を添付図面に基づい て説明する。 図1は本考案のレール構造を組付けた分電盤の内機1で、底板(図示省略)の 両側に平行に配設される断面コ字状のレール2、2間にパネル3が架設され、片 方のレール2には蝶番4、4、・・を介して中扉5が結合している。パネル3に は漏電遮断器6及び配線用遮断器7、7、・・・が夫々取り付けられている。
【0007】 レール2、2の対向する端板2aの上部間及び下部間には、図2示の如く、鋼 製丸棒の両端を同方向へ略直角に夫々折曲し、更にその両先端を同方向へ略直角 に夫々折曲して中央部に山形状の屈曲部8aを形成し、その両先端を夫々外側に 略直角に折曲して軸部8bを形成した把手8が差し込まれ、端板2aの裏面でリ ベット(図示省略)止めされている。そして、図2の把手8位置から破線で示し た把手8位置までの間略180度を回動自在となし、その回動範囲の両限界で停 止出来るように端板2aの裏面にストッパ(図示省略)が設けられている。 そして、所定角度の間を起倒自在となすべく、軸部8bを端板2aに軸着して 抜け止めする方法は、上記リベットに限らず、ネジ止め或いはピン止め等でも良 い。
【0008】 上記のごとく構成されたレール構造は次のように使用される。 即ち、通常の場合は図2示の如く、レール2、2の上部間の把手8を上部位置 に起しておく。又、レール2、2の下部間の把手8は図示しないが下部位置に起 しておく。内機1を脱着する時は、上部間の把手8を前記の位置から図2の破線 で示す位置に略180度回転させて下部位置へ倒し、下部間の把手8は図示しな いが同様に略180度回転させて上部位置へ倒し、両方の把手8を握って内機1 を操作する。したがって、内機1の重量が大であっても容易に箱体へ脱着するこ とが出来る。
【0009】 箱体へ内機1を取り付けた後は、レール2、2の上部間の把手8を電線固定用 として使用する。 即ち、図3示のように、把手8を下部位置へ倒してそれに電線9を固定したり 、或いは図4示のように、箱体の底板に窓10が設けられ、そこから入線する場 合は、把手8を上部位置へ起してそれに電線9を固定する。
【0010】 尚、上記実施例において、把手を鋼製丸棒としているが、アルミニューム合金 や合成樹脂でも良く、又、その形状も上記に限定するものでは無く、角棒又は板 状であっても良いし、中央部の山形状の屈曲部も碗形の丸味を帯びたものでも良 い。把手を軸着する位置は両レールの外側の端板でも良いし、或いは外側の端板 と内側の端板とでも良いし、軸着による回動角度も上記に限定するものでは無く 、内機の大きさや内機の構成品によって適宜変更するものである。そして、起倒 自在となす構成は、上記実施例のように把手の軸部をレールに軸着する以外に、 例えば、レールの端板にL字状の溝を刻設し、その溝内を軸部がスライドするよ うに構成することも出来る。要は、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、適 宜変更して差し支え無い。
【0011】
【考案の効果】
本考案に係る電気機器収納用箱体のレール構造は、断面コ字状のレールを箱体 の底板両側へ平行に配設し、把手の両基端部を両レールの上部間及び下部間に夫 々軸着し、その把手を所定の上部位置及び下部位置との間において起倒自在に形 成したものであるから、構造が簡単で且つ重量が大なる内機の脱着作業を容易に すると共に、配線作業に非常に便利である等、実用上優れた効果を有するもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電気機器収納用箱体のレール構造
を組み付けた分電盤の内機の斜視図である。
【図2】図1の要部を拡大した斜視図である。
【図3】本考案に係るレール構造の把手に電線を固定し
た状態を示す説明図である。
【図4】本考案に係るレール構造の把手に底板の窓から
の入線電線を固定した状態を示す説明図である。
【図5】従来の分電盤の内機の斜視図である。
【符号の説明】
1・・内機、2・・レール、2a・・端板、3・・パネ
ル、4・・蝶番、5・・中扉、6・・漏電遮断器、7・
・配線用遮断器、8・・把手、8a・・屈曲部、8b・
・軸部、9・・電線、10・・窓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネルを止着する断面コ字状のレールを箱体の底板両側
    へ平行に配設し、中央部に山形状の屈曲部を形成した把
    手の両基端部を、前記両レールの上部間及び下部間に夫
    々軸着し、前記把手の屈曲部を所定の上部位置及び下部
    位置との間において起倒自在に形成したことを特徴とす
    る電気機器収納用箱体のレール構造。
JP1991011163U 1991-02-07 1991-02-07 電気機器収納用箱体のレール構造 Expired - Fee Related JP2552119Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0591102U (ja) * 1992-05-26 1993-12-10 松下電工株式会社 盤装置

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JPS54153332U (ja) * 1978-04-19 1979-10-25
JPS6114805U (ja) * 1984-06-29 1986-01-28 ミクロン機器株式会社 制御盤
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JP2552119Y2 (ja) 1997-10-27

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