JP3199144B2 - 電気機器収納用箱体の内扉の支柱 - Google Patents

電気機器収納用箱体の内扉の支柱

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JP3199144B2 JP04516394A JP4516394A JP3199144B2 JP 3199144 B2 JP3199144 B2 JP 3199144B2 JP 04516394 A JP04516394 A JP 04516394A JP 4516394 A JP4516394 A JP 4516394A JP 3199144 B2 JP3199144 B2 JP 3199144B2
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竜二 梶間
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河村電器産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分電盤等に収納される
各種電気機器や配線等を覆う電気機器収納用箱体の内扉
の支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の開閉式の電気機器収納用箱体
の内扉の支柱は、図3のように箱体本体21の開口端縁
部21aの直下近傍に設けた木板取付金具22に内機取
付レール23または機器取付板(図示せず)を固定し、
その内機取付レール23または機器取付板より開口端縁
部近傍までの長さの棒状の蝶番支柱24及び受け支柱2
5を立設したものや、図4のように箱体本体21の側板
21b側へ大きく突出するように略コ字状に形成した蝶
番支柱26及び受け支柱(図示せず)があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、図3の蝶番支柱24及び受け支柱25
は、例えば、箱体本体21と支柱24の間の配線スペー
ス27が非常に狭いという欠点があり、そのため、配線
する電線が多い場合や電線が太い場合、図5のように電
線28の圧迫により支柱24が変形し、内扉29の開閉
ができなくなるという欠点がある他、支柱24と開口端
縁部21aの間に隙間がないため、配線スペース27に
電線を納線しずらく、配線作業が非常に困難であるとい
う欠点があった。また、図4の支柱26は開口端縁部2
1aよりも側板21b側へ大きく略コ字状に突出してい
るため、電線は略コ字状となった支柱26の空間部を配
線スペース30とすることができるため、配線作業が非
常に容易であり、また、支柱26が箱体本体21の側板
21bの補強となるが、箱体本体21から内機を取り出
す際、枠体31または支柱26を一旦取り外さなければ
ならないという欠点があった。
【0004】また、図3及び図4の従来技術は、例え
ば、図3の場合、蝶番支柱24と受け支柱25は蝶番部
材24aと受け部材25aとを夫々一体形成しているた
め、予め支柱を垂設する際、蝶番支柱24と受け支柱2
5とを間違えて取り付けてしまうという欠点がある他、
配線作業において蝶番支柱24または受け支柱25を電
線支持として電線を結束した場合、配線作業後に内扉2
9の開閉方向を変更する際、電線を結束した蝶番支柱2
4及び受け支柱25の取り付け場所を左右変更しなけれ
ばならないという欠点があった。
【0005】そこで本発明は、配線作業、内扉の取付作
業、内機の取出作業が容易であると共に、強度面に優れ
た電気機器収納用箱体の内扉の支柱を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る電気機器収納用箱体の内扉の支柱は、
箱体本体の内側背板の少なくとも四隅に設けた取付金具
に第1のボルトを垂設し、その第1のボルトに対向する
第1の挿通孔を形成したベース金具を設け、そのベース
金具は一端の近傍に第2の挿通孔を形成し、その第2の
挿通孔に対向する内機取付レールの上下固定部を第2の
ボルトで固着し、他端の近傍には第3の挿通孔を形成
し、その第3の挿通孔に対向する支柱の底面を第3のボ
ルトで固着したものである。
【0007】ベース金具の他端の近傍に支柱を垂設する
と共に、その支柱の上部に蝶番部材または受け部材を設
けたものである。
【0008】支柱は箱体本体の上下左右の側板の少なく
とも一面に、当接または近接して設けたものである。
【0009】
【作用】箱体本体の内側背板に設けた取付金具にベース
金具を設け、そのベース金具の一端の近傍に内機取付レ
ールを固着すると共に、他端の近傍に支柱を垂設し、そ
の支柱の上部に蝶番部材または受け部材を設けて内扉を
備える。
【0010】
【実施例】本発明に係る電気機器収納用箱体の内扉の支
柱の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明に係る電気機器収納用箱体の
内扉の支柱の一実施例の説明図、図2は図1における要
部の説明図であり、箱体本体1の内側背板1aの四隅に
設けた取付金具2に第1のボルト3,3を垂設し、その
第1のボルト3,3に対向する第1の挿通孔4,4を形
成したベース金具5を設け、そのベース金具5は内側端
部の近傍に第2の挿通孔6を形成すると共に、その第2
の挿通孔6に第2のボルト7を垂設し、その第2の挿通
孔6に対向する内機取付レール8の固定部8aを第2の
ボルト7及びナット9で固着し、外側端部の近傍には第
3のボルト10,10を垂設する第3の挿通孔11,1
1を形成し、その第3の挿通孔11に対向する支柱12
の底面12aを第3のボルト10,10及びナット1
3,13で固着したものである。
【0012】ベース金具5の外側端部の近傍に支柱12
を垂設すると共に、その支柱12の上部に蝶番部材(図
示せず)または受け部材14をネジ15,15で螺着し
たものである。
【0013】支柱12は箱体本体1の上下左右の側板1
b,1bに、当接または近接して設けたものであり、支
柱12を箱体本体1に近接し、その支柱12と箱体本体
1との間に間隙を設けた場合、その間隙は5mm以下が
好ましい。
【0014】上記のように構成された電気機器収納用箱
体の内扉の支柱は、箱体本体1の内側背板1aの取付金
具2にベース金具5を設け、そのベース金具5の内側端
部の近傍に内機取付レール8を固着すると共に、外側端
部の近傍に支柱12を垂設しているため、箱体本体1か
ら内機を取り出す際においても、支柱12を取り外すこ
となく、また、箱体本体1と支柱12の間の配線スペー
ス16が非常に広く、配線する電線が多い場合や太い場
合においても、電線の圧迫によって支柱12が変形する
こともなく、配線作業が非常に容易である他、支柱12
の上部に蝶番部材または受け部材14を設けて内扉17
を備えたものであるため、配線作業後に内扉17の開閉
方向を変更する際においても、容易に変更することがで
きる。また、支柱12は箱体本体1の上下左右の側板1
bの少なくとも一面に、当接または近接して設けたもの
であるため、支柱12で箱体本体1の側板1bを補強す
ることができる他、支柱12も箱体本体1の側板1bを
支えとして補強することができる。
【0015】また、箱体本体1の奥行寸法Dが大きくな
った場合、図2のようにベース金具5と内機取付レール
8間や、ベース金具5と支柱12の底面12a間にスペ
ーサ18を設けて高さ調整することができる。また、ス
ペーサ18は取付金具2とベース金具5間に設けて高さ
調整することもできる他、ベース金具5に一体形成する
こともできる。
【0016】尚、上記実施例において、内機取付レール
8を固着する第2のボルト7と、支柱12を固着する第
3のボルト10はベース金具5の裏面より第2の挿通孔
6及び第3の挿通孔11に挿通して垂設しているが、こ
れは一例であり、例えば、ベース金具5の裏面に第2の
ボルト7と第3のボルト10を螺着するナットを設け、
第2のボルト7及び第3のボルト10はベース金具5の
上面より第2の挿通孔6及び第3の挿通孔11に夫々挿
通することもできる。また、ベース金具5の形状も略L
字状に形成することができる等のように、その他の部品
の形状や取付方法も上記実施例に限定するものではな
く、本発明の目的を逸脱しない範囲において、適宜変更
することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本考案に係る電気
機器収納用箱体の内扉の支柱は、箱体本体の内側背板の
少なくとも四隅に設けた取付金具に第1のボルトを垂設
し、その第1のボルトに対向する第1の挿通孔を形成し
たベース金具を設け、そのベース金具は一端の近傍に第
2の挿通孔を形成し、その第2の挿通孔に対向する内機
取付レールの上下固定部を第2のボルトで固着し、他端
の近傍には第3の挿通孔を形成し、その第3の挿通孔に
対向する支柱の底面を第3のボルトで固着したものであ
るため、箱体本体からの内機の取出作業においても、支
柱を取り外すことなく容易に行うことができる他、箱体
本体と支柱の間の配線スペースも広く、配線作業が非常
に容易であるという優れた効果を有するものである。
【0018】ベース金具の他端の近傍に支柱を垂設する
と共に、その支柱の上部に蝶番部材または受け部材を設
けたものであるため、配線作業後に内扉の開閉方向を変
更する際においても、容易に変更することができるとい
う優れた効果を有するものである。
【0019】支柱は箱体本体の上下左右の側板の少なく
とも一面に、当接または近接して設けたものであるた
め、支柱及び箱体本体の側板を夫々補強することがで
き、支柱及び箱体本体の強度が向上するという優れた効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気機器収納用箱体の内扉の支柱
の一実施例の説明図である。
【図2】図1における要部の説明図である。
【図3】従来技術の電気機器収納用箱体の内扉の支柱の
説明図である。
【図4】従来技術の電気機器収納用箱体の内扉の支柱の
説明図である。
【図5】図3における従来技術の電気機器収納用箱体の
内扉の支柱の説明図である。
【符号の説明】
1・・・箱体本体、1a・・・内側背板、1b・・・側
板、2・・・取付金具、3・・・第1のボルト、4・・
・第1の挿通孔、5・・・ベース金具、6・・・第2の
挿通孔、7・・・第2のボルト、8・・・内機取付レー
ル、9・・・ナット、10・・・第3のボルト、11・
・・第3の挿通孔、12・・・支柱、13・・・ナッ
ト、14・・・受け部材、15・・・ネジ、16・・・
配線スペース、17・・・内扉、18・・・スペーサ、
D・・・奥行寸法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 1/30 - 1/32 H02B 1/38 - 1/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内機取付レール間に機器取付板を設けて
    各種電気機器を収納し、該電気機器や配線等を覆う電気
    機器収納用箱体の内扉の左右のいずれか一辺を蝶着し、
    他辺を開閉可能に固定する開閉式の電気機器収納用箱体
    の内扉の支柱において、前記箱体本体の内側背板の少な
    くとも四隅に設けた取付金具に第1のボルトを垂設し、
    該第1のボルトに対向する第1の挿通孔を形成したベー
    ス金具を設け、該ベース金具は一端の近傍に第2の挿通
    孔を形成し、該第2の挿通孔に対向する前記内機取付レ
    ールの上下固定部を第2のボルトで固着し、他端の近傍
    には第3の挿通孔を形成し、該第3の挿通孔に対向する
    前記支柱の底面を第3のボルトで固着したことを特徴と
    する電気機器収納用箱体の内扉の支柱。
  2. 【請求項2】 前記ベース金具の他端の近傍に前記支柱
    を垂設すると共に、該支柱の上部に蝶番部材または受け
    部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気機
    器収納用箱体の内扉の支柱。
  3. 【請求項3】 前記支柱は前記箱体本体の上下左右の側
    板の少なくとも一面に、当接または近接して設けたこと
    を特徴とする請求項1及び請求項2に記載の電気機器収
    納用箱体の内扉の支柱。
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