JP4411930B2 - 分電盤装置 - Google Patents

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Description

本発明は、箱体内に主幹開閉器や分岐開閉器等の電気機器が複数配設され、外部から箱体内に引き込んだ入力電線や分岐電線が前記電気機器に接続される、分電盤装置に関するものである。
受電した電力をそれぞれのブレーカを介して各負荷に分配するための分電盤装置にあっては、特開平7−231519号公報に示される如く、前面に開口を有する箱体と、前記開口を施蓋する扉体と、前記箱体の背板と平行に取着されるとともに複数のブレーカが取着される基板と、該基板に取着される複数のブレーカの操作部を前記箱体の前方へ操作可能に臨ませる操作窓を有し且つ前記箱体の開口を塞ぐように前記背板と平行に取着されて操作部以外の雑物や充電部を隠蔽する保護板と、前記箱体の内側部に前記複数のブレーカに接続する電線を通すための配線スペースとを備えている。これらの従来の配電盤装置にあっては、前記保護板を取着するために、保護板支柱が箱体の背板から保護板の四隅の対応する位置に立設され、この保護板支柱の先端に保護板が取着される。
また、保護板支柱の代わりに、特開平10−51911号公報に示される如く、箱体の開口縁近傍部に中間具が溶接され、この中間具に保護板が開閉自在に取着される場合もある。
特開平7−231519号公報 特開平10−51911号公報
ところが、保護板支柱を有する分電盤装置にあっては、配線スペースに配設され各ブレーカ等の電気機器に接続する各電線を整然と見栄え良く纏めるために、前記保護板支柱に各電線を紐やバンドにて結束するため、各電線が比較的太いものであると、保護板支柱が各電線のスプリングバックや荷重によって撓んで保護板の位置ずれを生じさせる。そのため、基板に取着された複数のブレーカ等の電気機器の操作部が、保護板の操作窓の略中央の所定位置に操作可能に臨むように予め設計されているにもかかわらず、所定位置からずれて偏ってしまい、見苦しくなったり保護板を開閉するのが困難になったりする、という問題点があった。
また、箱体の開口縁近傍部に中間具を溶接した分電盤装置にあっては、保護板の奥行き方向の位置変更が不可能であるとともに、現場の状況に応じて受注を受ける特注品にあっては、予め溶接された中間具が無駄になる場合があるという問題点があった。
本願発明は、上記の従来背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、保護板の位置ずれが生じ難く、受注仕様に応じて保護板の取り付け位置をフレキシブルに変更できて、多様な受注仕様に対応し易く、短納期化を実現できる分電盤装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、前面に開口を有する箱体と、前記開口を施蓋する扉体と、前記箱体の背板と平行に取着されるとともに主幹開閉器や分岐開閉器等の複数の電気機器が取着される基板と、該基板に取着される電気機器の操作部を前記箱体の前方へ操作可能に臨ませる操作窓を有し前記箱体の開口を塞ぐように前記背板と平行に取着される保護板と、前記箱体の内側部に設けられ前記複数の電気機器に接続する電線を通すための配線スペースとを備える分電盤装置において、前記箱体の両側内側にそれぞれ複数取着されて前記電線のサポートに利用される配線用サポートと、前記箱体の背板と平行に前記配線用サポートに架設可能な中間具と、前記中間具に取着して前記保護板を固定支持する保護板取付具と、前記箱体の上下方向で任意所定位置に前記保護板取付具を前記中間具に取着する保護板取付具位置上下調節と、前記箱体の奥行き方向で任意所定位置に前記中間具を前記配線用サポートに架設する中間具位置奥行調節と、を設けたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、箱体の両側内側にそれぞれ複数の配線用サポートが取着されており、外部から箱体内に引き込んだ入力電線や分岐電線を、保護板の支持部材とは別の前記配線用サポートに紐やバンドにて結束することができるため、各電線が比較的太いものであっても各電線のスプリングバックや荷重を充分に支えることができるので、保護板の位置ずれを生じさせることがなく、基板に取着された複数のブレーカ等の電気機器の操作部が予め設計された保護板の操作窓の所定位置に操作可能に臨むことができて、保護板が所定位置から偏ってずれてしまい見苦しくなったり、保護板を開閉するのが困難になったりすることがなくなるとともに、箱体の開口を施蓋する扉体に表示器や計測メータなどを取り付けることで表示器や計測メータの本体が扉体の裏側へ突出する場合等、基板位置とともに保護板位置を箱体の奥方向にずらして取り付ける必要があるが、このとき中間具位置奥行調節を用いて、箱体の開口位置に対する保護板の奥行方向位置の変更を簡単に行うことができる。また、特注仕様等で保護板が上下で分割されたり、上方に積算電力計等を取り付けるとの理由で保護板の無いスペースが必要になった場合でも、保護板取付具位置上下調節を用いて、箱体の開口に対する保護板の上下方向位置の変更や保護板の分割、追加が可能になるので、ユーザーの要望にきめ細かく対応することができる。
請求項2の発明は、請求項1記載の分電盤装置において、前記保護板取付具位置上下調節または前記中間具位置奥行調節は、ねじ足が貫通する貫通孔と、ねじ足が螺着する複数のねじ孔とから構成されていることを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、保護板位置の奥行調節や上下調節が、ねじ足の貫通する貫通孔とねじ足の螺着する複数のねじ孔とを設けるという安価で簡単な加工にて、可能になる。
以上説明したように、本発明では、箱体の両側内側にそれぞれ複数の配線用サポートが取着されており、外部から箱体内に引き込んだ入力電線や分岐電線を、保護板の支持部材とは別の前記配線用サポートに紐やバンドにて結束することができるため、各電線が比較的太いものであっても各電線のスプリングバックや荷重を充分に支えることができるので、保護板の位置ずれを生じさせることがなく、基板に取着された複数のブレーカ等の電気機器の操作部が予め設計された保護板の操作窓の所定位置に操作可能に臨むことができて、保護板が所定位置から偏ってずれてしまい見苦しくなったり、保護板を開閉するのが困難になったりすることがなくなるとともに、箱体の開口を施蓋する扉体に表示器や計測メータなどを取り付けることで表示器や計測メータの本体が扉体の裏側へ突出する場合等、基板位置とともに保護板位置を箱体の奥方向にずらして取り付ける必要があるが、このとき中間具位置奥行調節を用いて、箱体の開口位置に対する保護板の奥行方向位置の変更を簡単に行うことができる、という効果がある。また、特注仕様等で保護板が上下で分割されたり、上方に積算電力計等を取り付けるとの理由で保護板の無いスペースが必要になった場合でも、保護板取付具位置上下調節を用いて、箱体の開口に対する保護板の上下方向位置の変更や保護板の分割、追加が可能になるので、ユーザーの要望にきめ細かく対応することができる、という効果がある。

以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1〜図8に基づいて説明する。なお、以下の説明では、特に断りの無い限り、図2に示す向きにおいて上下左右の方向を規定して説明を行う。分電盤装置は、箱体の前面の開口を保護板を含め前方から施蓋する扉体を有するが、図1及び図2においては扉体を省略している。また、図2(b)、図2(c)においては、説明の都合上、内器を省略している。
図1乃至図3に示すように、実施形態1の分電盤装置は、箱体1と、扉体2と、保護板3と、内器4,5とを備える。箱体1は、建築物の壁面などに設置されるもので、縦長長方形の背板11の一対の横辺からそれぞれ前方に向かって延出するように形成された上板12と下板13と、縦長長方形の背板11の一対の縦辺からそれぞれ前方に向かって延出するように形成された側板14,15とを備える。上板12と下板13及び側板14,15の前方には、それぞれ内側へ略直角に折曲し延出して前縁面16が形成され、更にそれぞれ前方へ略直角に折曲し延出して開口10が形成され、更にそれぞれ外側へ略直角に折曲し延出して鍔面17が形成される。また、箱体1は、側板15を延出した前縁面16と開口10と鍔面17とで形成される凹溝部に、複数のヒンジ受け金具18が取着される。
扉体2は、正面視で箱体1の背面11と略同じ大きさで、保護板3を含めて前方から開口10を施蓋するものであり、図3に示すように、扉前面部20と、扉前面部20の周縁から後方へ直角に延出される扉周壁面21と、扉周壁面21の周縁から内側へ略直角に折曲し延出された対向縁面22とを備える。扉体2は、当該分電盤装置の図面や仕様書を収納する収納ケース部28を裏面に備える。扉体2は箱体1の複数のヒンジ受け金具18,18に対応する個所にヒンジ金具23,23を備えていて、このヒンジ金具23はヒンジ受け金具18によって回動自在に受けられる。扉体2は、箱体1の側板14を延出して形成した前縁面16に対応する長手中央部付近のやや右寄りにハンドル装置24を備える。ハンドル装置24は、ハンドル25によって回動されて、箱体1の側板14を延出して形成した前縁面16の長手中央位置付近に係止する係止金具26を有する。また、扉前面部20の裏面の、箱体1の鍔面17に当接する部分には、傷つき防止のための緩衝用パッキン27が貼り付けられる。
保護板3は箱体1の内部を隠して見栄えを良くするとともに人が充電部に触れて感電することを防止するものである。保護板3は、正面視で開口10と略同じ大きさの矩形の板状物であり、左右両端を後方へ直角に折曲して延出するとともにその延出部を更に内側へ直角に折曲し延出して両端を断面コ字状に形成することによって強度を向上させて撓み難くしてある。保護板3は、主幹ブレーカBr1の操作部Br10を操作可能に裏面側から前面側に臨ませるための窓孔30と、分岐ブレーカBr2の操作部Br20を操作可能に裏面側から前面側に臨ませるための窓孔31,31とが、それぞれ穿設される。本実施形態では、窓孔31,31のそれぞれは、12個並設した状態の分岐ブレーカBr2,…Br2を纏めて臨ませることのできる細長い矩形とされる。窓孔31,31の間には、それぞれの分岐ブレーカBr2,…Br2の受け持つ負荷名称を表示するための負荷名称表示部32が設けられている。
なお、本実施の形態では、保護板3の右側縦辺部近傍が保護板3を開閉する際の回動軸線とされており、保護板3の右側縦辺部の上端に上部蝶番34が取着され、保護板3の右側縦辺部の下端に下部蝶番(図示せず)が設けられる。上部蝶番34は上方に向かって付勢されて上方へ突出する軸棒34aを備える。軸棒34aの上端部は、窄ませることで、穿設された孔に貫通し易くされている。軸棒34aの下部には操作杆34bが備えられ、指で操作杆34bを付勢力に逆らって下方へ引き下げ操作することによって、軸棒34aの突出した上端部を引っ込めることができる。下部蝶番(図示せず)には軸受孔(図示せず)が設けられている。また、保護板3の左側縦辺部の両端近傍部には、閉じた保護板3を固定するためのローレットねじ33,33が、ねじ足を前方から後方へ貫通させた状態で回転自在に取着されている。
主幹ブレーカBr1は基板40に取着されて内器4を形成する。分岐ブレーカBr2,…Br2と母線B1,B2,B3は基板50に取着されて内器5を形成する。なお、分岐ブレーカBr2,…Br2の入力側は母線B1,B2,B3に接続される。母線B1,B2,B3は絶縁材から成る母線受台51を介して基板50に取着される。内器4と内器5とは箱体1の背板11の内側に取着された断面コ字状のフレーム6,6の頂部に立設される複数の支柱金具7,…7にそれぞれ架設され、主幹ブレーカBr1の出力部は渡りバーA1,A2,A3を介して母線B1,B2,B3に電気的に接続される。なお、現場に設置して使用状態にある分電盤装置にあっては、主幹ブレーカBr1の入力部には入力電線(図示せず)が接続され、分岐ブレーカBr2,…Br2の出力部には負荷電線(図示せず)が接続される。
ところで、箱体1の側板14を延出して形成した前縁面16と背板11との間及び箱体1の側板15を延出して形成した前縁面16と背板11との間には、それぞれ配線用サポート80が溶接などにより適宜間隔をおいて複数取着される。本実施形態の分電盤装置にあっては、図2に示すように、配線用サポート80は、上部と中部と下部とに、奥行方向に左右それぞれ3箇所づつ取着される。配線用サポート80は、詳しくは図4に示すように、細長い矩形の金属製の中央片80aの両端をそれぞれ同方向に直角に延出して形成した延出片80b,80bを備えるコ字状のものである。配線用サポート80は、延出片80b,80bの先端が側板14または側板15に当接するとともに、延出片80b,80bの一方の外側面を箱体1の前縁面16に当接させ他方の外側面を箱体1の背面11に当接させて強固に溶接されている。中央片80aと側板14,15との間には延出片80bの延出長さ分の隙間が形成される。中央片80aには、短手方向中央で長手方向に、中間具位置奥行調節(保護板取付具位置奥行調節)に相当するねじ孔80c,…80cが所定間隔をおいて穿設されている。延出片80b,80bの外面間隔は、箱体1の前縁面16と背板11との間隔に、略一致している。
前述のようにして箱体1に取着される側板14側の配線用サポート80,…80と側板15側の配線用サポート80,…80とには、中間具81がねじ100を介してそれぞれねじ止めされる。中間具81,81は、板金を折曲した棒状のもので、それぞれ箱体1の前縁面16から等距離の位置に、舌片81eを前方にしてそれぞれねじ止めされる。中間具81は、詳しくは図8に示すようなもので、細長い矩形の中央片81aの一方の長手方向辺を直角方向に延出して側片81bを形成し、側片81bの長手方向辺を更に直角方向に延出して中央片81aの裏側に裏片81cを形成し、中央片81aの他方の長手方向辺を側片81bと同方向に直角に対向するように延出して側片81dを形成し、側片81dの長手方向辺を裏片81cとは反対の方向へ直角方向に延出して舌片81eを形成している。中間具81は、配線用サポート80に、ねじ100を介してねじ止めするための、止め孔81f,…81fと止め孔81g,…81gとを備える。止め孔81f,…81fは裏片81cに、止め孔81g,…81gは舌片81eに、それぞれ穿設される。なお、ねじ100のねじ足を中央片81a側から裏片81cに穿設された止め孔81f,…81fに貫通できるように、切欠81h,…81hが中央片81aと側片81bとに設けられる。中央片81aには、短手方向中央で長手方向に、保護板取付具位置上下調節に相当するねじ孔81i,…81iが所定間隔をおいて穿設されている。
図2に示すように、側板14側に設けられた配線用サポート80,…80に取着される中間具81の両端付近には、保護板取付具に相当する止め具82がねじ101を介してそれぞれねじ止め取着される。止め具82は、図5に詳細を示すように、略L字状の金具であり、取着片82aと突片82bとを備える。突片82bの中央位置よりやや先端方向に寄った位置には、ねじ受け金具82cが溶接等によって取着される。ねじ受け金具82cは、円柱状のもので、先端部から突片82bに取着している基底部にかけてロート状の凹部82dが形成され、ロート状の凹部82dの細く窄んだ部分には、ローレットねじ33のねじ足を螺着できるタップ加工が施される。突片82bには、ねじ受け金具82cに螺着したローレットねじ33のねじ足の先端を逃がすための、逃がし孔82eが設けられる。取着片82aには、中間具81に穿設したねじ孔81i,…81iに対応する間隔で、ねじ101のねじ足を挿通できる止め孔82f,82fが穿設される。
図2に示すように、側板15側に設けた配線用サポート80,…80に取着される中間具81の上端には、保護板取付具に相当する上部蝶番受具83がねじ101を介してねじ止め取着され、下端には保護板取付具に相当する下部蝶番受具84がねじ101を介してねじ止め取着される。上部蝶番受具83は、図6に示すように、上片83aと側片83bとを有する正面視L字形の金具である。上片83aの先端付近は前方へやや差し出されており、先端部近傍に軸孔83cが穿設される。側片83bには、中間具81に穿設したねじ孔81i,…81iに対応する間隔で、ねじ101のねじ足を挿通できる止め孔83d,83dが穿設される。下部蝶番受具84は、図7に示すように、下片84aと側片84bとを有する正面視L字形の金具である。下片84aは、上部蝶番受具83の上片83aと同様に、先端付近は前方へやや差し出されており、先端部近傍に軸突起84cが上方に向かって突設される。側片84bには、中間具81に穿設したねじ孔81i,…81iに対応する間隔で、ねじ101のねじ足を挿通できる止め孔84d,84dが穿設される。
保護板3は、保護板3の右側縦辺部の下端に設けられた下部蝶番(図示せず)の軸受孔(図示せず)を、中間具81の下端に取着する下部蝶番受具84の軸突起84cに宛がうとともに、保護板3の右側縦辺部の上端に設けられた上部蝶番34の上方に向かって付勢され上方へ突出する軸棒34aを、指で操作杆34bを付勢力に逆らって下方へ引き下げ操作し、中間具81の上端に設けられた上部蝶番受具83の軸孔83cに軸棒34aを合わせた後に指から操作杆34bを放し軸棒34aを軸孔83cに差し込むことによって、箱体1の開口10近傍に開閉自在に取着される。
上述のような実施形態1の分電盤装置にあっては、受注仕様によって、例えば図9に示すように、突出部C1が裏面側に突出するような電源灯C等を扉体2の扉前面部20に取着しなければならないような場合、次のように、簡単に対応することができる。すなわち、図3と図9とを比較すれば明らかなように、断面コ字状のフレーム6,6の頂部に立設される複数の支柱金具7,…7を、電源灯Cの突出部C1の突出代寸法だけ低くした支柱金具7,7に取り換えるとともに、この取り換えた低い高さの支柱金具7,7に内器4と内器5とを架設する。また、同時に、ねじ100,…100を緩めて左右の中間具81,81を配線用サポート80,…80から取り外し、電源灯Cの突出部C1の突出代寸法だけ中間具81,81を背板11の方向すなわち奥行方向へずらした上で、中間具81,81の止め孔81f,…81fと止め孔81g,…81gとにねじ100,…100のねじ足を通して配線用サポート80,…80のねじ孔80c,…80cにねじ100,…100をねじ止めし、再び中間具81,81を配線用サポート80,…80に取り付けることによって、簡単に対応することができる。
すると、扉体2の扉前面部20に取着した電源灯Cの突出部C1の突出代寸法だけ、内器4と内器5が奥行方向に奥まるとともに、中間具81,81とともに保護板3も奥行方向に奥まり、電源灯Cを取着した扉体2を支障なく箱体1の開口10に対し施蓋することができる。つまり、中間具位置奥行調節(保護板取付具位置奥行調節)に相当するねじ孔80c,…80cが配線用サポート80,…80に設けられているので、保護板3の奥行位置を容易に変更することが可能で、扉体2への電源灯Cの取り付けなどの受注仕様にも迅速に対応できるとともに、専用の配線用サポートとして箱体1に配線用サポート80,…80が強固に溶接等で固着されているので、箱体1の側板14,15の内側の配線スペースに配設されて主幹ブレーカBr1や分岐ブレーカBr2に接続される各電線を整然と見栄え良く纏めるために、比較的太い電線を紐やバンドにて配線用サポート80,…80に結束しても保護板の位置ずれを生じることもなく、基板40,50に取着される主幹ブレーカBr1や分岐ブレーカBr2,…Br2の操作部Br10,Br20が、保護板3の操作窓30,31の略中央の所定位置に操作可能に臨むように予め設計されているにもかかわらず、所定位置からずれて偏ってしまい、見苦しくなったり保護板3を開閉するのが困難になったりすることもない。
また、受注仕様によって、例えば箱体1の内部上方に積算電力計等を設置するために、保護板3の高さ寸法を低くして、保護板3の上方に積算電力計等を設置する空間を空ける必要がある場合などにあっては、上方の止め具82と上部蝶番受具83とを、必要な寸法だけそれぞれ下げた位置にて中間具81,81の保護板取付具位置上下調節に相当するねじ孔81iにねじ101にてねじ止めし、中間具81,81に上方の止め具82と上部蝶番受具83とを簡単に取着することによって、素早く組み立て対応することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図10〜図13に基づいて説明する。なお、以下の説明では、特に断りの無い限り、実施形態1に準じ上下左右の方向を規定して説明を行う。
実施形態2の分電盤装置が実施形態1の分電盤装置と異なるのは、図10に示すように、実施形態2の分電盤装置は、実施形態1の分電盤装置の中間具81,81を備えないこと、及び、止め具82、上部蝶番受具83、下部蝶番受具84が、中間具81を介して配線用サポート80に取着されるのではなく、配線用サポート80にねじ100にて直接に取着されることである。それ以外は、実施形態2の分電盤装置と実施形態1の分電盤装置とでは同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付すことにして、その説明は要点のみとし、その他の説明は省略する。
そこで、止め具82、上部蝶番受具83、下部蝶番受具84を配線用サポート80に直接に取着するため、実施形態1の分電盤装置の中間具81がない分、実施形態2の分電盤装置の止め具82にあっては、図11に示すように、ねじ受け金具82cと取着片82aとの間隔が長くされるとともに、止め孔82f,82fが突片82bに対し直角の方向に並べて取着片82aに配線用サポート80のねじ孔80c,…80cの間隔に合わせて穿設される。また、実施形態2の分電盤装置の上部蝶番受具83にあっては、図12に示すように、軸孔83cと側片83bとの間隔が長くされるとともに、止め孔83d,83dが上片83aに対し平行な方向に並べて側片83bに配線用サポート80のねじ孔80c,…80cの間隔に合わせて穿設される。更に、実施形態2の分電盤装置の下部蝶番受具84にあっては、図13に示すように、軸突起84cと側片84bとの間隔が長くされるとともに、止め孔84d,84dが下片84aに対し平行な方向に並べて側片84bに配線用サポート80のねじ孔80c,…80cの間隔に合わせて穿設される。
上述のような実施形態2の分電盤装置にあっては、受注仕様によって、例えば図9に示すような場合のように、突出部C1が裏面側に突出するような電源灯C等を扉体2の扉前面部20に取着しなければならないような場合、次のように、簡単に対応することができる。すなわち、断面コ字状のフレーム6,6の頂部に立設される複数の支柱金具7,…7を、電源灯Cの突出部C1の突出代寸法だけ低い支柱金具7,7に取り換えるとともに、この取り換えた低い支柱金具7,7に内器4と内器5とを架設する。また、同時に、ねじ100,…100を緩めて止め具82,82、上部蝶番受具83、下部蝶番受具84をそれぞれ配線用サポート80,…80から取り外し、電源灯Cの突出部C1の突出代を吸収できる寸法だけ、止め具82,82、上部蝶番受具83、下部蝶番受具84を背板11の方向すなわち奥行方向へずらした上で、ねじ100,…100によって、止め具82,82、上部蝶番受具83、下部蝶番受具84を配線用サポート80,…80にねじ止めし、再び止め具82,82、上部蝶番受具83、下部蝶番受具84を配線用サポート80,…80に取り付けることによって、簡単に対応することができる。
すると、扉体2の扉前面部20に取着した電源灯Cの突出部C1の突出代寸法だけ、内器4と内器5が奥行方向に奥まるとともに、保護板3も奥行方向に奥まり、電源灯Cを取着した扉体2を支障なく箱体1の開口10に対し施蓋することができる。つまり、保護板取付具位置奥行(調節中間具位置奥行調節)に相当するねじ孔80c,…80cが配線用サポート80,…80に設けられているので、保護板3の奥行位置を容易に変更することが可能で、扉体2への電源灯Cの取り付けなどの受注仕様にも迅速に対応できるとともに、専用の配線用サポートとして箱体1に配線用サポート80,…80が強固に溶接等で固着されているので、箱体1の側板14,15の内側の配線スペースに配設されて主幹ブレーカBr1や分岐ブレーカBr2に接続される各電線を整然と見栄え良く纏めるために、比較的太い電線を紐やバンドにて配線用サポート80,…80に結束しても保護板の位置ずれを生じることもなく、基板に取着される主幹ブレーカBr1や分岐ブレーカBr2,…Br2の操作部Br10,Br20が、保護板3の操作窓30,31の略中央の所定位置に操作可能に臨むように予め設計されているにもかかわらず、所定位置からずれて偏ってしまい、見苦しくなったり保護板3を開閉するのが困難になったりすることもない。
なお、前述の実施形態1や実施形態2の分電盤装置にあっては、保護板取付具位置奥行調節、中間具位置奥行調節、保護板取付具位置上下調節は、所定間隔で穿設される安価な加工で済むねじ孔とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、奥行方向あるいは上下方向に他の手段によって連続的にあるいは離散値的に調節するものであっても良いことは言うまでも無い。
本願発明の一実施形態である分電盤装置を扉体を省略して示す正面図。 本願発明の一実施形態である分電盤装置における(a)は扉体と保護板とを省略して示す正面図、(b)は同分電盤装置における扉体と保護板と内器とを省略して示すB−B断面図、(c)は同分電盤装置における扉体と保護板と内器とを省略して示すA−A断面図。 本願発明の一実施形態である分電盤装置における下から見た横断面図。 本願発明の一実施形態である分電盤装置における配線用サポートを示す(a)は側面図、(b)は正面図。 本願発明の一実施形態である分電盤装置における止め具を示す(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は断面図。 本願発明の一実施形態である分電盤装置における上部蝶番受具を示す(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は底面図。 本願発明の一実施形態である分電盤装置における下部蝶番受具を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。 本願発明の一実施形態である分電盤装置における中間具を示す(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図。 本願発明の一実施形態である分電盤装置における保護板と内器とを奥に配設した状態を示す下から見た横断面図。 本願発明の別の実施形態である分電盤装置おける下から見た横断面図。 本願発明の別の実施形態である分電盤装置おける止め具を示す(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は断面図。 本願発明の別の実施形態である分電盤装置おける上部蝶番受具を示す(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は底面図。 本願発明の別の実施形態である分電盤装置おける下部蝶番受具を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。
符号の説明
1 箱体
2 扉体
3 保護板
10 開口
11 背板
30 操作窓
31 操作窓
40 基板
50 基板
80 配線用サポート
80c 保護板取付具位置奥行調節(中間具位置奥行調節)
81 中間具
81i 保護板取付具位置上下調節
82 保護板取付具
83 保護板取付具
84 保護板取付具
Br1 電気機器(主幹開閉器)
Br2 電気機器(分岐開閉器)
Br10 操作部
Br20 操作部

Claims (2)

  1. 前面に開口を有する箱体と、前記開口を施蓋する扉体と、前記箱体の背板と平行に取着されるとともに主幹開閉器や分岐開閉器等の複数の電気機器が取着される基板と、該基板に取着される電気機器の操作部を前記箱体の前方へ操作可能に臨ませる操作窓を有し前記箱体の開口を塞ぐように前記背板と平行に取着される保護板と、前記箱体の内側部に設けられ前記複数の電気機器に接続する電線を通すための配線スペースとを備える分電盤装置において、
    前記箱体の両側内側にそれぞれ複数取着されて前記電線のサポートに利用される配線用サポートと、前記箱体の背板と平行に前記配線用サポートに架設可能な中間具と、前記中間具に取着して前記保護板を固定支持する保護板取付具と、前記箱体の上下方向で任意所定位置に前記保護板取付具を前記中間具に取着する保護板取付具位置上下調節と、前記箱体の奥行き方向で任意所定位置に前記中間具を前記配線用サポートに架設する中間具位置奥行調節と、を設けたことを特徴とする分電盤装置。
  2. 請求項1記載の分電盤装置において、前記保護板取付具位置上下調節または前記中間具位置奥行調節は、ねじ足が貫通する貫通孔と、ねじ足が螺着する複数のねじ孔とから構成されていることを特徴とする分電盤装置。
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