JPH04100052A - 電子写真式印刷版 - Google Patents

電子写真式印刷版

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JPH04100052A
JPH04100052A JP21702190A JP21702190A JPH04100052A JP H04100052 A JPH04100052 A JP H04100052A JP 21702190 A JP21702190 A JP 21702190A JP 21702190 A JP21702190 A JP 21702190A JP H04100052 A JPH04100052 A JP H04100052A
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JP
Japan
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printing plate
thiourea
parts
phthalocyanine
compound
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Pending
Application number
JP21702190A
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English (en)
Inventor
Masanobu Nakamura
正延 中村
Yoshihiro Sato
義浩 佐藤
Yoshihiro Nishio
吉弘 西尾
Kenji Takahashi
賢次 高橋
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04100052A publication Critical patent/JPH04100052A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子写真式製版システム、特に半導体レーザー
を光源とするレーザー製版システム、ガスレーザーを光
源とするレーザー製版システム、発光ダイオードを光源
とする製版システムに用いられる近赤外から可視光領域
で高感度を有する電子写真式印刷版に関する。
(従来の技術) 現在印刷製版分野において、従来の凸版、凹版に比ベオ
フセットトP S (Presensitized)、
版は、版が軽く持ち運びが楽でかつ製版工程がより簡便
であることからその開発は熱心に行なわれている最近の
PS版をめぐる主要な技術動向としては現像簡易化、明
室化、高感度化の三つが挙げられる。中でも高感度化は
レーザー等を用いた電気信号から直接製版が可能である
ことから特に注目を集めている。しかし、現在行なわれ
ている密着露光型ps版の感光材料は多くが光化学反応
を利用するものであり、最高感度とよばれる画像形成に
必要とする最小の露光量は少なくとも0.1〜0.5m
 J / c rdは要するといわれている。これに比
べて光導電現象を利用する画像記録方式、いわゆる電子
写真製版法ではその露光量は1/l OO以下で充分で
あり、このような製版法を利用する製版システムも現実
に市場に出て来ている。
このように電子写真製版法に用いられる画像形成材料は
、陽極酸化などの方法で親水化処理された基板(金属板
、金属箔、紙など)上に、光導電性物質をアルカリ可溶
性樹脂バインダー中に含有させた感光層を設けた電子写
真感光体の一種である。このような製版可能な電子写真
用感光体に通常の電子写真法により静電潜像を形成し電
子トナーを用いその潜像を可視化する。続いて加熱また
は溶剤の蒸気によりトナー像を感光体上に定着する。こ
の場合アルカリ性水溶液に不溶性のトナーを選択すれば
、トナー像の定着後非画像部をアルカリ性水溶液で溶出
することにより、版が得られる。このような製版法に用
いる感光性物質は現在、カレ社(Elfasol)、ポ
リクローム社(OPC−B)などで実用化されている。
一方、画像形成材料の感光波長域及び感度に応じて、画
像記録方式及び光源は種々異なり、前記の開発例はいず
れも画像形成材料の感光波長域が短波長に片寄り、光の
利用効率が低いため、長時間の可視光投影露光あるいは
、488 nmに発振波長を有するアルゴンレーザーに
よる走査露光により像形成がなされている。
長時間の投影露光は、非効率的であるばかりでなく、原
稿を損う原因ともなり、またアルゴンレーザーは、消費
電力が太き(、レーザー発振チューブの寿命も短いため
、これを用いた装置の低価格化は困難である。
そこで、投影露光においては露光時間の短縮を、また走
査露光においてはレーザー発振チューフの寿命が長く、
消費電力の小さいHe−Neレーザーの適用を目的とし
て、感光体の感光波長域の長波長化が研究されている。
現在、He−Neレーザーを光源とした製版システムに
は633nmの波長において充分に高感度(例えば、半
減露光量5μJ / c rd以下)なものが要求され
、投影露光のおいては光源の種類及び光強度にもよるが
、実用上半減露光が10 1ux−see以下であるよ
うな感光体が要求される。
上記の如き、電子写真製版用の画像形成材料としては、
特開昭55−161250号に記載のフタロシアニン系
顔料、オキサゾール系化合物、オキサジアゾール系化合
物とフェノール系樹脂からなる感光体、特開昭59−1
70862号に記載のフェノール樹脂、キノンジアジド
化合物と銅フタロシアニンからなる感光体、特開昭57
−90648号に記載の無金属フタロシアニンをアルカ
リ可溶性樹脂に分散させた感光体などが知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、これらの感光体は、いずれも半導体レー
ザーや小型のHe−Neレーザー走査露光に対する感度
が不十分であり、トナー画像のカブリが生じ易く、また
、感度の向上をはかるために樹脂に対するフタロシアニ
ン化合物の含有量を増すと感光体の暗減衰速度が増加し
、高いトナー画像濃度が得られにくい等の問題点を有し
ていた。
フタロシアニン化合物を結着樹脂に分散させた感光層を
導電性基板上に設けた単層型感光体は、正負いずれの帯
電にも感光性を有するが、一般に負帯電の場合、正帯電
に比較し、暗減衰速度が速く、また、感度も低い傾向に
ある。
例えば、特開昭61−239248号に記載のチタニル
フタロシアニンを結着樹脂中に分散させた感光体を導電
性基板上に設けた感光体は、正帯電では良好な感度を有
するが、暗所における電荷保、持能が不十分である。チ
タニルフタロシアニン・結着樹脂分散系感光層に2,5
−ビス[4゛−ジエチルアミノフェニル1”] −1,
3,4オキサジアゾール等の電荷輸送物質を添加した感
光体は、負帯電では暗所における電荷保持能が低下する
ので、現像により高付着量のトナー画像を得ることが困
難であった。
一方、画像品質の向上をはかる目的において、電子写真
用現像剤としては、粉体現像剤より、解像力の優れた液
体現像剤の使用が好ましい。電子写真印刷版の分野では
正帯電性液体現像剤が広く使用されており、製版システ
ムとしても安定しているので正帯電性液体現像剤の使用
が好ましく、そのためには負帯電性感光体が必要である
また、レーザー LEDなど走査露光を用いる電子写真
製版システムは、高解像力が要求されるため、複写機や
プリンターなどに比較し、帯電から現像終了までに分単
位の時間がかかるので、暗所における電荷保持能の高い
感光体が望ましいが、フタロシアニン樹脂分散系感光体
で電荷、保持能の優れた負帯電性感光体で優れたものは
なかった。 本発明が解決しようとする課題は、負帯電
用感光体として、可視及び近赤外光領域において高感度
を示し、かつ暗所における電荷保持能に優れたHe−N
e、半導体系のレーザー LEDなどの走査露光に適し
たアルカリ可溶性の電子写真式印刷版の提供にある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するために、(a)  フタ
ロシアニン系化合物 (b)  ペリノン系化合物及び (C)  チオ尿素系化合物 とをアルカリ可溶性樹脂中に分散させた感光層を導電性
基板上に設けた電子写真式印刷版を提供することにある
本発明で使用するフタロシアニン系化合物としては、金
属フタロシアニン及び無金属フタロシアニンを用いるこ
とができる。
金属フタロシアニンとしては、α、β、ε等の種々の結
晶形のもの、ノ10ゲン原子により、置換または無置換
のもの、金属として銅、マグネシウム、亜鉛、アルミミ
ウム、バナジウム、モリブデン、マンガン、鉄、コバル
ト、ニッケル或いはこれらの酸化物のものを用いること
かで−きるが、下記式(I)で表されるα型チタニルフ
タロシアニンが好ましい。
本発明で使用するペリノン系化合物として従来公知の各
種ペリノン化合物を特に制限なく使用できるが、特に好
ましいものとして式 で表される化合物が挙げられる。
本発明で使用するチオ尿素系化合物としては、1.3−
ジメチルチオ尿素、13−ジエチルチオ尿素、1.3−
ジプロピルチオ尿素、13−シフチルチオ尿素、トリメ
チルチオ尿素ζ テトラメチルチオ尿素等のアルキルチ
オ尿素化合物、1−フェニル−2−チオ尿素、1−(○
−メチルフェニル)チオ尿素、1−(P−メチルフェニ
ル)チオ尿素、1−(P−メトキシフェニル)チオ尿素
、1−(、P−エトキシフェニル)チオ尿−X、1−(
0−クロロフェニル)チオ尿素、1−(m−クロロフェ
ニル)チオ尿素、1−(P−クロロフェニル)チオ尿素
、1−(3,4−ジクロロフェニル)チオ尿素、1,2
−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)
ベンゼン、1.2−ビス(3−エトキシカルボニル−2
−チオウレイド)ベンゼン、1−ベンゾイル−3−フェ
ニルチオ尿素、1−(P−メチルスルホニルフェニル)
チオ尿素等のフェニル尿素化合物、1 1’−ジフェニ
ル−2−チオ尿素、1.3−ジフェニル−2−チオ尿素
、2,2°−ジトリルチオ尿素、4,4゛−ジトリルチ
オ尿素、N、N’−ジエチル−N、N’−ジフェニルチ
オ尿素等のジフェニル尿素化合物が挙げられる。
本発明で使用するアルカリ可溶性“樹脂は、水酸基、酸
無水物基、カルボキシル基、カルボキシニスR1−R4
は各々独立的にアルキル基を表し、m及び、ノはそれぞ
れ1以上の整数を表わす。)を有する樹脂が挙げられ、
例えば、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−ビニルアルコー
ル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコー
ル共重合L  スチレン−マレイン酸共重合体等が挙げ
られる。
本発明の印刷版の感光層は、このアルカリ可溶性樹脂中
に前記の、(a)フタロシアニン系、化合物、(b)ペ
リノン系化合物、及び、(C)チオ尿素系化合物を分散
させたものである。
本発明の電子写真式印刷版は、例えば、前記の微細化さ
れた(a)〜(b)の化合物を適当な有機溶剤中に溶解
したアルカリ可溶性樹脂の溶液に加え、常法の分散機(
ボールミル、ペイントシェーカ、アトライター、サンド
ミル等)により均一に分散させ、これを導電性基板上に
、塗布、乾燥することにより作製できる。塗布は、通常
ロールコータ−ワイヤーパー ドクターブレードなどを
用いる。
適当な溶媒としては、例えば、ベンゼンや、トルエンの
如き芳香族炭化水素類;アセトンや、メチルエチルケト
ンの如きケトン類;エチルエーテルの如きエーテル類;
テトラヒドロフラン、ジオ牛サンの如き環状エーテル類
;酢酸エチル、メチルセロソルブアセテートの如きエス
テル類カ挙ケられ、これらのうち一種または二種以上を
用いることができる。
感光層の厚さは1〜20μmが好ましく、更に好ましく
は3〜10μmである。
感光層の厚さが非常に薄いと感光体の表面電位が低くな
り、トナー現像で画像部にトナーが少量しか付着しない
ため、定着してもトナー像の完全な被膜が形成されず画
像部に微細な空隙やピンホールのようなトナーが存在し
ない部分が生ずる。
そのため、アルカリ水溶液で感光体の非画像部を溶解除
去して刷版を作製する際にアルカリ水溶液がトナー画像
の空隙やピンホールを浸透して画像部の感光層を部分的
に溶解除去されるので好ましくない。
また、感光層が厚いと感光体上にはトナー画像の完全な
被膜は形成できるが、アルカリ水溶液テ感光体の非画像
部を溶解する際に時間を要するばかりではなく、サイド
エツチングにより、細線や微細な網点などの画像部の感
光層も除去され易いので好ましくない。
感光層中の(a)、(b)及び、(C)の割合は15〜
50重量%が好ましく、更に好ましくは25〜40重量
%である。感光層中の(a)及び(b)の割合は10〜
35重量%が好ましく、更に好ましくは15〜30重量
%である。フタロシアニン系化合物に対する(b)の割
合は0.5〜20倍重量が好ましく、更に好ましくは1
〜15倍重量である。
また、感光層中の(C)の割合は1〜25重量%、更に
好ましくは3〜20重量%である。
本発明の印刷版の支持体には、例えばアルミニウム等の
金属板、または金属箔、アルミニウム等の金属を蒸着し
たプラスチックフィルム、或いは導電処理を施した紙な
どが用いられ、これらは親水化処理して使用される。
以上のようにして得られる感光体には導電性支特休と感
光層の間に、必要に応じて接着層またはバリヤ層を設け
ることができる。これらの層の材料としては、ポリアミ
ド、ニトロセルロース、カゼイン、ポリビニルアルコー
ル等が挙げられる。
このようにして作製した電子写真式印刷版の例の断面図
を第1図に示した。第1図の印刷版は親水化処理された
導電性支持体(A)上に、フタロシアニン系化合物(b
)、ペリノン系化合物(2,)及びチオ尿素系化合物(
3)をアルカリ可溶性樹脂(4)中に分散させてなる感
光層(B)を設けたものである。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定され
るものではない。
各例中の「部」はすべて断りのない限り、すべて「重量
部」を示す。
実施例−1 α型チタニルフタロシアニン10部、ホスタパームオレ
ンジGR(ヘキスト社製ペリノン顔料)10部、1.3
−ジフェニル−2−チオ尿素10部、カルボキンル化ポ
リ酢酸ビニル(NationalStarch Che
m、社製rRESYN  28−2930J)70部を
メチルエチケトン50重量%及びメチルセロソルブ50
重量%からなる混合溶剤525部に溶解した樹脂溶液と
を容器に仕込み、ペイントシェーカーを用いて均一に分
散して感光層用塗料を作製した。この塗料をワイヤーバ
ーを用い陽極酸化したアルミニウム板上に塗布、乾燥り
感光層の膜厚5μmの電子写真式印刷版を作製し、帯電
特性と光感度を測定した。測定機として「ペーパーアナ
ライザー5P−428J  (川口電機社製)を使用し
た。
(−)6KVのコロナ帯電電圧を印刷版表面に印加した
直後の感光体の表面電位VO(V)、電圧印加中止後、
10秒間経過時の印刷版の表面電位VIO(V)を測定
し、印刷版の電荷保持能をV 10/ V Oの値で評
価した。
帯電した印刷版の表面に白色光光源のタングステンラン
プを用いて露光することにより印刷版の感度を測定した
。光強度を5Luxとして、露光後の表面電位が初期表
面電位の1/2に減少するのに要する露光量El/2 
(L ux −S e c)と、露光後の表面電位が初
期表面電位の1/10に減少するのに要する露光量El
/10(Lux−Sec)と、露光開始後15秒間経過
時の表面電位V R15(V)を測定し、更に、630
部m及び780部mに分光された光(光強度10 m 
W / m )を照射して同様に光感度El/2(μJ
/cm)を測定、した。
これらの測定値に基づいて感光体の感度を評価し、その
結果を第1表にまとめた。
比較例−1 α型チタニルフタロシアニン10部、RESYN28−
293090部を実施例−1の混合溶剤400部に溶解
した樹脂溶液を容器に仕込み、ペイントシェーカーを用
いて感光層用塗料を作製した。この塗料を用いて実施例
−1と同じ膜厚の感光層の電子写真式印刷版を作製し、
実施例−1と同様にして、その特性を測定し、結果を第
1表にまとめた。
比較例−2 α型チタニルフタロシアニン10部、ホスタパームオレ
ンジGRIO部、RE S Y N 28−29308
0部を実施例−1の混合溶剤525部に溶解した樹脂溶
液を容器に仕込み、ペイントシェーカーを用いて感光層
用塗料を作製した。この塗料を用いて実施例−1と同じ
膜厚の感光層の電子写真式印刷版を作製し、実施例−1
と同様にして、その特性を測定し、その結果を第1表に
まためた。
第1表 ■。 vl。
(V)  (’/) 780部mでの E1/2 (μJ/cm ) 1.9 5.8 3.0 ■、。/■。 EI/2  El/l。
(Lux−See) 0.90   1.7   6.0 0.93   3.5   13.0 0.92   2.2   9.5 630部mでの    ■8□。
E1/。
(μJ/cm  )   (V) 1.8      −8 6.8      −14 3.0      −12 実施例−1 比較例−1 比較例−2 実施例−1 比較例−1 比較例−2 この結果から明らかなように、本発明の感光体は、チタ
ニルフタロシアニン・樹脂分散系感光体、チタニルフタ
ロシアニン・ペリノン・樹脂分散系感光体に比較し、白
色光及び半導体レーザーの波長域においても感度が高く
、残留電位が低い。
実施例−2 α型チタニルフタロシアニン5部、ホスタパームオレン
ジGR1S部、0−トリルチオ尿素15部、RESYN
 28−293065部を実施例−1の混合溶剤525
部に溶解した樹脂溶液を容器に仕込み、ペイントシェー
カーを用いて感光層用塗料を作製した。この塗料を用い
て実施例−1と同じ膜厚の感光層の電子写真式印刷版を
作製し、実施例−1と同様にしてその特性を測定し、結
果を第2表にまとめた。
比較例−3 α型チタニルフタロシアニン5部、ホスタバームオレン
ジGR15部、RE S YN28−293080部を
実施例−1の混合溶剤525部に溶解した樹脂溶液を容
器に仕込み、ペイントシェーカーを用いて感光層用塗料
を作製した。この塗料を用いて実施例−1と同じ膜厚の
感光層の電子写真式印刷版を作製し、実施例−1と同様
にしてその特性を測定し、結果を第2表にまとめた。
第2表 110  VIOVIO/VOE1/z  El/10
実施例−2−355−3200,902,47,0比較
例−3−355−3300,933,8,3’5.07
80部mでの  630部mでの  V*+SEl/2
   El/2 実施例−22,32,6−10 比較例−35,05,6−23 この結果から明らかなように、比較例−3のチタニルフ
タロシアニン・ペリノン・樹脂分散系感光体は残留電位
が高いが、チオ尿素系化合物を含有する本発明の感光体
は、残留電位が低く感度も向上している。
実施例−3〜5 第3表に記載した配合組成で、実施例−1と同様な方法
で電子写真式印刷版を作製し、これらの特性を測定し、
結果を第4表にまとめた。
第3表 チタニルフタロ  本スタバーム  1.3−シ゛エチ
ル  トリメチルシアニン     オレンゾ゛GR−
2−チオ尿素  チオ尿素実施例−352010 実施例−4520 実施例−5520 1−フェニル−RESYN 2−チオ尿素 28−2930 実施例−3−−65 実施例−4−−65 実施例−51065 混合溶剤 実施例−3 実施例−4 実施例−5 実施例−3 実施例−4 実施例−5 第4表 ■。 ■1゜ 780部mでの E1/。
1.9 1.9 2.3 ■、。/■。
0.89 0.90 0.89 630部mでの E1/。
2.0 2.0 2.3 E1/。
2.0 2.0 2.0 ■61゜ E1/1゜ 7.0 8.0 / 実施例−6〜10 第5表に記載した配合組成で、実施例−1と同様な方法
で電子写真式印刷版を作製し、これらの特性を測定して
結果を第6表に・まとめた。
第5表 チタニルフタロ 本スタへ”−ム 1.3−シ゛フェニ
ル 2.2−シ゛トリシアニン   オレンジ゛GR−
2−チオ尿素 ルチオ尿素実施例−66186 実施例−7525−−5 実施例−8322−一 実施例−9220 実施例−1052055 1,3−シ゛’−n    テトラメチル  RESY
N    混合溶剤フ゛チルチオ尿素 チオ尿素  2
8−2930実施例−6−−−−70525 実施例−7−−−−,65600 実施例−8 10  −−   65  525実施例
−9−−1563525 実施例−10−−−−65525 実施例−6 実施例−7 実施例−8 実施例−9 実施例−10 実施例−6 実施例−7 実施例−8 実施例−9 実施例−10 第6表 ■。 ■、。
780部mでの E1/。
2.1 1.8 2.4 2.7 1.9 ■1゜/■。
630部mでの E1/。
2.0 2.2 2.3 2.6 2.0 E1/。
2.2 ■8、。
=11 El/+0 8゜5 7.0 12.0 実施例−11 ファーストゲンブルー8120 (犬日本インキ化学工
業(株)製:無金属フタロシアニン)5部、ホスタパー
ムオレンジG R20部、1 、3−’;フェニルー2
−チオ尿素10部、RESYN 28−293065部
を実施例−1の混合溶剤600部に溶解した樹脂溶液を
容器に仕込み、ペイントシェーカーを用いて感光層用塗
料を作製した。この塗料を、用いて実施例−1と同じ方
法で電子写真式印刷版を作製し、特性を測定して結果を
第7表にまとめた。
比較例−4 ファーストゲンブルー81205部、ホスタバームオレ
ンジGR20部、RE S Y N23−293075
部を実施例−1の混合溶剤600部に溶解した樹脂溶液
を容器に仕込み、ペイントシェカーを用いて感光層用塗
料を作製した。この塗料を用いて実施例−1と同じ方法
で電子写真式印刷版を作製し、特性を測定し結果を第7
表にまとめた。
第7表 Vo  V+o  Lo/Vo  El/2実施例−1
1−325−2900,917,5比較例−4−360
−3350,9311,0780部mでの   630
部mでの   VRIBEl/2   El/2 実施例−116,06,4−18 比較例−411,012,0−33 El/l。
65.0 実施例−12 ファーストゲンブルー81203部、ホスタバームオレ
ンジGR22部、o−トリルチオ尿素10部、RE S
 YN 28−293065部を実施例−1の混合溶剤
525部に溶解した樹脂溶液を容器に仕込み、ペイント
シェーカーを用いて感光層用塗料を作製した。この塗料
を用いて実施例−1と同じ方法で電子写真式印刷版を作
製し、特性を測定し結果を第8表にまとめた。
比較例−5 ファーストゲンブルー81203部、ホスタバームオレ
ンジGR22部、RE S YN28−293975部
を実施例−1の混合溶剤525部に溶解した樹脂溶液を
容器に仕込み、ペイントシェーカーを用いて感光層用塗
料を作製した。この塗料を用いて実施例−1と同じ方法
で電子写真式印刷版を作製し、特性を測定し結果を第8
表にまとめた。
第8表 ■。 ■1゜■、。/■。E l/2  El/I。
実施例−12−330−2900,889,045,0
比較例−5−360−3300,9213,0780n
mでの   630部mでの   VRIIIEl/2
   E+/2 実施例−128,48,6−20 比較例−514,013,0−38 第7表、第8表からも明らかなように、本発明の無金属
フタロシアニン・ペリノン・チオ尿素化合物樹脂分散系
感光体は無金属フタロシアニン・ペリノン樹脂分散系感
光体に比較し、白色光及び半導体レーザー波長域におい
ても高い感度を示した。
実施例−13 α型チタニルフタロシアニン5部、ホスタバームオレン
ジGR20部、〇−トリルチオ尿素10部、5MM−7
0((株)岐阜セラック製造所製スチレン−マレイン酸
系樹脂)65部を実施例−1の混合溶剤400部に溶解
した樹脂溶液を容器に仕込み、ペイントシェーカーを用
いて感光層用塗料を作製した。この塗料を用いて実施例
−1と同じ方法で電子写真式印刷版を作製し、特性を測
定し結果を第9表にまとめた。
第9表 Vo  Lo  Lo/Vo  El/2  El/1
0実施例−13−315−2800,893,714,
0780nmでの   630部mでの   VRII
E l/2   El/1 実施例−134,04,2,−14 実施例−14 実施例−1で作製した電子写真式印刷版に、半導体レー
ザーを光源とした走査露光型製版機「AZ−94にレー
ザー製版機」 (大日本インキ化学工業(株)製)と液
体現像剤rCBR−310J(犬日本インキ化学工業(
株)製)を用いて帯電、露光、液体現像、定着の操作に
よりトナー画像を形成させた。その後、ポリクローム社
製アルカリ現像液「デコーティングソリューンヨン87
2」を水で12倍に希釈したアルカリ水溶液を用いてト
ナーの付着していない非画像部分の感光層を溶解除去す
ることによりトナー画像を画線1部として残した平版印
刷版を作製した。
この平版印刷版を用いてオフセット印刷を行なったとこ
ろ、5万枚印刷後もなお鮮明な印刷物を得ることができ
た。
実施例−15 実施例−2で作製した電子写真式印刷版に、He−Ne
レーザーを光源としたレーザー製版装置を用いて静電潜
像を形成し、この潜像を液体現像剤rCBR−105J
  (大日本インキ化学工業(株)製)で現像したとろ
ろ、非画像部のカブリの少ない良好なトナー画像が形成
された。
(発明の効果) 本発明の電子写真式印刷版は、(a)フタロシアニン系
化合物、(b)ペリノン系化合物、及び(C)チオ尿素
系化合物をアルカリ可溶性樹脂中に含有せしめた感光層
を用いたことにより、負帯電感光体として近赤外から可
視光領域において高い感度と優れた電荷保持能を有する
ものである。
従って、本発明の印刷版は、半導体レーザーHe−Ne
レーザー 発光ダイオード等を、光源とする走査露光に
より電子写真製版システムの印刷版として使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の電子写真式印刷版の例の断面図を示
したものである。この印刷版は親水化処理された導電性
支持体(A)上に、フタロシアニン系化合物(b)、ペ
リノン系化合物(2)、及び、チオ尿素系化合物(3)
をアルカリ可溶性樹脂(4)中に分散させてなる感光層
(B)を設けたものである。 代理人  弁理士 高 橋  勝 利

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)フタロシアニン系化合物 (b)ペリノン系化合物及び (c)チオ尿素系化合物 とをアルカリ可溶性樹脂中に分散させた感光層を導電性
    基板上に設けたことを特徴とする電子写真式印刷版。 2、フタロシアニン系化合物が金属フタロシアニンであ
    る請求項1記載の電子写真式印刷版。 3、金属フタロシアニンがチタニルフタロシアニンであ
    る請求項1または請求項2項記載の電子写真式印刷版。 4、フタロシアニン系化合物が無金属フタロシアニンで
    ある請求項1項記載の電子写真式印刷版。 5、ペリノン化合物が式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される化合物である請求項1記載の電子写真式印刷
    版。 6、チオ尿素系化合物が1、3−ジメチルチオ尿素、1
    、3−ジエチルチオ尿素、1、3−プロピルチオ尿素、
    1、3−ブチルチオ尿素、トリメチルチオ尿素、テトラ
    メチルチオ尿素、1−フェニル−2−チオ尿素、O−ト
    リルチオ尿素、P−トリルチオ尿素、1、3−ジフェニ
    ル−2−チオ尿素、1、1−ジフェニル−2−チオ尿素
    、2、2’−ジトリルチオ尿素及び4、4’トリルチオ
    尿素から成る群から選ばれる請求項1記載の電子写真式
    印刷版。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012163758A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Canon Inc 電子写真装置
US8778578B2 (en) 2011-07-12 2014-07-15 Ricoh Company, Ltd. Toner set for electrophotography, and image forming method and apparatus
WO2015030085A1 (en) * 2013-08-28 2015-03-05 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member, process cartridge and electrophotographic apparatus, and phthalocyanine crystal

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