JP2004045996A - 電子写真方法及び電子写真画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高感度かつ低残留電位を実現可能な電子写真方法、電子写真画像形成装置を提供する。
【解決手段】光導電層にフタロシアニン化合物を含有する電子写真感光体に対して、該フタロシアニン化合物のソーレー帯に対する光照射を行うことで、該電子写真感光体を除電することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】光導電層にフタロシアニン化合物を含有する電子写真感光体に対して、該フタロシアニン化合物のソーレー帯に対する光照射を行うことで、該電子写真感光体を除電することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真画像形成方法、並びに電子写真画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真感光体の感光層には、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛等の無機光導電性物質が広く用いられてきた。近年、安全性が高い、量産に適している、コストが安いなどの利点から、有機光導電性物質を電子写真感光体の感光層に用いる研究が盛んに行われ、数多くの感光体が提案され実用化されている。その中でも、電荷発生材料を含有する電荷発生層と電荷輸送材料を含有する電荷輸送層に機能分離させた積層型感光体が感度、耐久性等が優れているという点で研究の主流となっている。
【0003】
一方、電子写真用の光源としては、コスト、装置の大きさの点から半導体レーザーが用いられているが、現在主として用いられている半導体レーザーはその発振波長が赤〜近赤外領域にあるため、長波長の光に十分な感度を有する電子写真感光体の開発が進められてきた。フタロシアニン化合物はこうした長波長領域まで感度を有する電荷発生材料として極めて有効であり、特にオキシチタニルフタロシアニンは従来のフタロシアニン化合物に比べ優れた感度を有しており、これまでに特開昭61−217050号公報、特開昭61−239248号公報、特開昭62−67094号公報、特開昭63−218768号公報、特開昭64−17066号公報などに高感度な様々な結晶型のオキシチタニウムフタロシアニンが報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フタロシアニン化合物を用いた電子写真感光体は前述のように優れた感度特性を有している反面、残留電位が比較的高いという欠点を有している。このような特性においては電子写真のプロセス速度が速い、あるいはプロセスサイクルの短い系、さらにはレーザー露光を用いる場合のレーザースポットが小さい系などにおいて、電位コントラストがとりにくくなるという欠点を有していた。
【0005】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解決することのできる、すなわち高感度かつ低残留電位を実現可能な電子写真方法、電子写真画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、光導電層にフタロシアニン化合物を含有する電子写真感光体に対して、該フタロシアニン化合物のソーレー帯に対する光照射を行うことで、該電子写真感光体を除電することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】
フタロシアニン化合物は350nm付近に吸収極大をもつソーレー帯と呼ばれる吸収帯と、600nm付近に吸収極大をもつQ帯と呼ばれる吸収帯をもつ。本発明者は鋭意検討の結果、フタロシアニン化合物を電荷発生材料として含有する電子写真感光体に対し、ソーレー帯に対応する波長の光を一次帯電前露光光として照射しておくことにより、像露光時における感光体表面電位を低減できることを見いだした。
【0009】
この際、フタロシアニン化合物のソーレー帯に対応する一次帯電露光光源としては、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ、LEDランプ、水銀灯、蛍光灯を用いることができるが、中でも蛍光灯が好適に使用される。
【0010】
本発明に用いる電子写真感光体の感光層としては、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層からなる機能分離タイプのものや電荷発生物質と電荷輸送物質を同一の層に含有する単層タイプが用いられるが、中でも電荷発生層上に電荷輸送層を積層したタイプのものが好適に使用される。
【0011】
本発明に用いる電子写真感光体の電荷発生材料としてはフタロシアニン顔料を用いるが、このフタロシアニン顔料としては、無金属フタロシアニン、銅フタロシアニン、ガリウムフタロシアニン、オキシチタニウムフタロシアニン等が挙げられる。このうち特に長波長光に対して高感度を有するオキシチタニウムフタロシアニンが好ましく、例えば特開昭61−239248号公報、特開昭62−67094号公報、特開平3−128973号公報及び特開平3−200790号公報に開示がある。これらの中でも、特開平3−128973号公報に開示のCuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2゜)において、90゜、14.2゜、23.9゜および27.1゜に特徴的なピークを有する結晶形であるオキシチタニウムフタロシアニンがより好ましい。
【0012】
本発明に用いる電子写真感光体の電荷発生材料としては上述したフタロシアニン顔料の他に、セレン−テルル、ピリリウム系染料、チオピリリウム系染料、アントアントロン系顔料、ジベンズピレンキノン系顔料、ピラントロン系顔料、アゾ系顔料、インジゴ系顔料、キナクリドン系顔料、シアニン系顔料等を併用しても良い。
【0013】
本発明に用いる電子写真感光体の電荷輸送材料としては、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリスチリルアントラセン等の複素環や縮合多環芳香族を有する高分子化合物や、ピラゾリン、イミダゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、カルバゾール、等の複素環化合物、トリフェニルメタン等のトリアリールアルカン誘導体、トリフェニルアミン等のトリアリールアミン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、N−フェニルカルバゾール誘導体、スチルベン誘導体、ヒドラゾン誘導体等の低分子化合物を用いることができるが、感光層を電荷発生層上に電荷輸送層を積層した機能分離型とする場合には、該電荷輸送層の波長400nmにおける透過率が50%以上であることが好ましいため、用いる電荷輸送性化合物としては、一般式(1)さらには(2)で表される化合物がより好適に使用される。
【外3】
【0014】
(式中、R1、R2及びR3は有機基であり、そのうちの少なくとも一つは芳香族炭化水素環基または複素環基を示し、R1、R2及びR3は同一であっても異なっていても良い。)
【外4】
【0015】
(式中、R4、R5、R6、R7、R8及びR9は水素原子あるいは有機基であり、同一であっても異なっていても良い。)
本発明に用いる電子写真感光体を製造する例を下記に示す。
【0016】
電子写真感光体の支持体(図1の1)としては支持体自体が導電性を有するもの、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、クロム、チタン、ニッケル、マグネシウム、インジウム、金、白金、銀、鉄等を用いることが出来る。その他にアルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ、金、等を蒸着等によりプラスチック等の誘電体基材に被膜形成し、導電層としたものや、導電性微粒子をプラスチックや紙に混合したもの等を用いることが出来る。これらの導電性基材は均一な導電性が求められるとともに平滑な表面が重要である。表面の平滑性はその上層に形成される下引層、電荷発生層、正孔輸送層の均一性に大きな影響を与えることから、その表面荒さは0.3μm以下で用いられることが好ましい。0.3μm以上の凹凸は下引層や電荷発生層のような薄い層に印加される局所電場を大きく変化させてしまうためにその特性が大きく変化してしまい電荷注入や残電のむら等の欠陥を生じ易いことから好ましくない。
【0017】
特に導電性微粒子をポリマーバインダー中に分散して塗布することにより得られる導電層(図1の2)は形成が容易であり、均質な表面を形成することに適している。このとき用いられる導電性微粒子の1次粒径は100nm以下であり、より好ましくは50nm以下のものが用いられる。導電性微粒子としては、導電性酸化亜鉛、導電性酸化チタン、Al、Au、Cu、Ag、Co、Ni、Fe、カーボンブラック、ITO、酸化スズ、酸化インジウム、インジウム、等が用いられ、これらを絶縁性微粒子の表面にコーティングして用いてもよい。前記導電性微粒子の含有量は体積抵抗が十分に低くなるように使用され、好ましくは1×1010Ωcm以下の抵抗となるように添加される。より好ましくは1×108Ωcm以下で用いられる。
【0018】
レーザー等のコヒーレントな光源を用いて露光する場合は干渉による画像劣化を防止するために上記導電性基材の表面に凹凸を形成することも可能である。このときは電荷注入や残留電位のむら等の欠陥が生じにくいように使用する波長の1/2λ程度の凹凸を数μm以下の直径のシリカビーズ等の絶縁物を分散することに10μm以下の周期で形成して用いることが可能である。
【0019】
本発明においては、基材と光導電層の中間に、注入阻止機能と接着機能をもつ下引層(図1の3)を設けることもできる。下引層の材料としてはカゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレンーアクリル酸コポリマー、ポリビニルブチラール、フェノール樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ゼラチン、等が挙げられる。下引層の膜厚は0.1μm〜10μmであることが好ましく、特には0.3μm〜3μmであることが好ましい。
【0020】
電荷発生層(図1の4)は、前記の電荷発生物質を結着剤樹脂、及び溶剤とともに、ホモジナイザー、超音波、ボールミル、振動ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミルなどの方法でよく分散し、塗布、乾燥されて形成されている。結着剤としては、広範な絶縁性樹脂から選択でき、例えばポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリアリレート、ポリアミド、アクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタン、セルロース系樹脂等の樹脂が挙げられる。電荷発生層中に含有する樹脂は、80重量%以下、好ましくは50重量%以下が適している。電荷発生層の厚さは5μm以下、特に0.05〜2μmであることが好ましい。
【0021】
電荷輸送層(図1の5)は前記の電荷輸送物質と結着剤樹脂を溶剤に溶解し、塗布して形成する。結着剤樹脂としては、アクリル樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂、および不飽和樹脂等から選ばれる樹脂が好ましい。特に好ましい樹脂としては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリカーボネート、またはジアリルフタレートが挙げられる。電荷輸送物質と結着樹脂との混合割合は2:1〜1:2程度である。形成した電荷輸送層(図1の5)の膜厚1〜40μmであることが好ましく、特には5〜30μmであることが好ましい。
【0022】
光導電層には前記化合物以外にも機械的特性の改良や耐久性向上のために添加剤を用いることができる。このような添加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、安定化剤、架橋剤、潤滑剤、導電性制御剤等が用いられる。
【0023】
また、前記感光層の上に耐久性、環境安定性を向上させる目的で保護層(図1の6)を設けることもできる。保護層の膜厚は0.2〜10μmが好ましく、0.6〜6.0μmがより好ましい。
【0024】
保護層に用いる樹脂としてはポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、セルロース樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ホスファゼン樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。これらの樹脂は単独で用いることも、2種以上を組み合せて用いることもできる。また、塗工後、重合させる場合は開始剤を含んでいてもよい。
【0025】
また、抵抗をコントロールする意味で保護層に導電性粒子を含んでいてもよく、必要に応じて表面処理したものでもよい。導電性粒子としては、金属、金属酸化物及びカーボンブラック等が挙げられる。表面処理剤としてはシランカップリング剤、シリコーンオイル、界面活性剤等が挙げられる。
【0026】
金属としては、アルミニウム、亜鉛、銅、クロム、ニッケル、ステンレス及び銀等、またはこれらの金属をプラスチックの粒子の表面に蒸着したもの等が挙げられる。これらは単独で用いることも、2種以上を組み合せて用いることもできる。2種以上を組み合せて用いる場合は、単に混合しても個溶体や融着の形にしてもよい。
【0027】
上述した各種層の塗布方法としては、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、ビームコーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコーティング法及びマイヤーバーコーティング法等が挙げられる。
【0028】
保護層に限ってはこれらの塗布方法の他に真空蒸着等を利用することができる。
【0029】
図2に画像形成装置例の概略構成を示す。
【0030】
図において7はドラム状の電子写真感光体であり、軸8を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。感光体7は、回転過程において、一次帯電手段9によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、レーザービーム走査露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光10を受ける。こうして感光体7の周面に静電潜像が順次形成されていく。
【0031】
形成された静電潜像は、現像手段11によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は不図示の給紙部から感光体7と転写手段12との間に感光体7の回転と同期取り出されて給紙された転写材13に、転写手段12により順次転写されていく。
【0032】
像転写を受けた転写材13は、感光体面から分離されて像定着手段14へ導入されて像定着を受けることにより複写物(コピー)として装置外にプリントアウトされる。
【0033】
像転写後の感光体7の表面は、クリーニング手段15によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光16により除電処理された後、繰り返し像形成に使用される。
【0034】
本発明においては、上述の電子写真感光体7、一次帯電手段9、現像手段11及びクリーニング手段15等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリンタ等の画像形成装置本体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば、一次帯電手段7と共に一体に支持してカートリッジ化して、装置本体のレール18等の案内手段を用いて装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ17とすることができる。
【0035】
【実施例】
以下、実施例によって更に具体的に本発明を説明する。
【0036】
(実施例1)
(電荷発生層の吸収スペクトル測定)
CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2゜)の9.0゜、14.2゜、23.9゜及び27.9゜に強いピークを有するオキシチタニルフタロシアニン顔料5部をシクロヘキサノン95部にポリビニルベンザール(ベンザール化度75%以上)2部を溶解した液に加え、サンドミルで2時間分散した。
【0037】
この分散液をPETフィルム上にマイヤーバーで塗布し乾燥して電荷発生層を形成した。
【0038】
このフィルムの吸収スペクトルを、紫外−可視吸光光度計(商品名:U−3300、日立製作所(株)製)で測定した結果を図3に示す。
【0039】
図3から、本実施例の条件下においては、フタロシアニン化合物のソーレー帯は、極大吸収波長が350nmであり、長波長側の吸収端は440nmにまで広がっていることが解る。
【0040】
(実施例2)
(電荷輸送層の吸収スペクトル測定)
下記構造式を有するトリフェニルアミン化合物8部とポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦斯化学(株)製)10部をクロロベンゼンに溶解した溶液をPETフィルム上にマイヤーバーで塗布し乾燥して電荷輸送層を形成した。このフィルムをCTL1とする。
【外5】
【0041】
CTL1の吸収スペクトルを、紫外−可視吸光光度計(商品名:U−3300、日立製作所(株)製)で測定した結果を図4に示す。
【0042】
図3および図4から、CTL1は、実施例1におけるフタロシアニン化合物のソーレー帯に対応する波長の長波長側を透過可能であることが解る。
【0043】
(実施例3および比較例1)
アルミニウム板上に下引層としてアルコール可溶性共重合ナイロン(商品名:アミランCM−8000、東レ(株)製)5部(重量部、以下同様)をメタノール95部に溶解した溶液をマイヤーバーで塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの下引層を形成した。
【0044】
次に、電荷発生層用分散液として実施例1で使用したオキシチタニルフタロシアニン顔料5部をシクロヘキサノン95部にポリビニルベンザール(ベンザール化度75%以上)2部を溶解した液に加え、サンドミルで2時間分散した。この分散液を先に形成した下引層の上に乾燥後の膜厚が0.2μmとなるようにマイヤーバーで塗布し乾燥して電荷発生層を形成した。
【0045】
次いで実施例2で用いたトリフェニルアミン化合物8部とポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦斯化学(株)製)10部をクロロベンゼンに溶解した溶液を塗布し120℃で1時間乾燥することによって膜厚20μmの電荷輸送層を形成して試料1とした。
【0046】
作成した試料1を静電複写機試験装置(商品名:EPA−8200、川口電気(株)製を用いてコロナ放電で−700Vに帯電し、ハロゲンランプに干渉フィルターを通した680nmの単色光を露光光源として表面電位を測定した。この際、帯電前露光光として蛍光灯光を用いた測定を実施例3、赤色LED光を用いた測定を比較例1とする。図5に露光後の表面電位と露光量の関係を示した。
【0047】
(実施例4)
(電荷輸送層の吸収スペクトル測定)
下記構造式を有するトリフェニルアミン化合物8部とポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦斯化学(株)製)10部をクロロベンゼンに溶解した溶液をPETフィルム上にマイヤーバーで塗布し乾燥して電荷輸送層を形成した。このフィルムをCTL2とする。
【外6】
【0048】
CTL2の吸収スペクトルを、紫外−可視吸光光度計(商品名:U−3300、日立製作所(株)製)で測定した結果を図5に示す。
【0049】
図3および図6から、CTL2は、実施例1におけるフタロシアニン化合物のソーレー帯に対応する波長の長波長側を透過可能であることが解る。
【0050】
(実施例5および比較例2)
アルミニウム板上に下引層としてアルコール可溶性共重合ナイロン(商品名:アミランCM−8000、東レ(株)製)5部(重量部、以下同様)をメタノール95部に溶解した溶液をマイヤーバーで塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの下引層を形成した。
【0051】
次に、電荷発生層用分散液として実施例1で使用したオキシチタニルフタロシアニン顔料5部をシクロヘキサノン95部にポリビニルベンザール(ベンザール化度75%以上)2部を溶解した液に加え、サンドミルで2時間分散した。この分散液を先に形成した下引層の上に乾燥後の膜厚が0.2μmとなるようにマイヤーバーで塗布し乾燥して電荷発生層を形成した。
【0052】
次いで実施例4で用いたトリフェニルアミン化合物8部とポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦斯化学(株)製)10部をクロロベンゼンに溶解した溶液を塗布し120℃で1時間乾燥することによって膜厚20μmの電荷輸送層を形成して試料2とした。
【0053】
作成した試料2を静電複写機試験装置(商品名:EPA−8200、川口電気(株)製を用いてコロナ放電で−700Vに帯電し、ハロゲンランプに干渉フィルターを通した680nmの単色光を露光光源として表面電位を測定した。この際、帯電前露光光として蛍光灯光を用いた測定を実施例5、赤色LED光を用いた測定を比較例2とする。図7に露光後の表面電位と露光量の関係を示した。
【0054】
(実施例6および比較例3)
引き抜き加工により得られた外径30mmのアルミニウムシリンダー上に、フェノール樹脂(商品名 プライオーフェン、大日本インキ化学工業(株)製)167部をメチルセロソルブ100部に溶解したものへ導電性硫酸バリウム超微粒子(1次粒径50nm)200部及び平均粒径2μmのシリコーン樹脂粒子3部を分散したものを浸漬コーティング法により塗工し、乾燥後の膜厚が15μmの導電層を形成した。
【0055】
上記導電層上にアルコール可溶性共重合ナイロン(商品名 アミランCM−8000、東レ(株)製)5部をメタノール95部に溶解した溶液を浸漬コーティング法により塗工した。80℃で10分間乾燥して、膜厚が1μmの下引層を形成した。
【0056】
次に、電荷発生層用分散液としてCuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2゜)の9.0゜、14.2゜、23.9゜及び27.9゜に強いピークを有するオキシチタニルフタロシアニン顔料5部をシクロヘキサノン95部にポリビニルベンザール(ベンザール化度75%以上)2部を溶解した液に加え、サンドミルで2時間分散した。
【0057】
この分散液を先に形成した下引層の上に乾燥後の膜厚が0.2μmとなるように浸漬コーティング法で塗工した。
【0058】
ついで、実施例4で用いたトリフェニルアミン化合物8部とポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦斯化学(株)製)10部をクロロベンゼンに溶解した溶液を塗布し120℃で1時間乾燥することによって膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0059】
本電子写真感光体をキヤノン製複写機の改造機(像露光光(1/e2)を副走査方向で63.5μm、主走査方向で20μmの照射スポット径となるように改造)に装着し、初期帯電−500Vに設定してハーフトーン画像評価をおこなった。前露光光源に蛍光灯を使用した例を実施例6、前露光光源に赤色LED光源を用いた例を比較例3とする。
【0060】
その結果、実施例6においては、比較例3よりも孤立ドットがシャープな画像が得られた。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、高感度かつ低残留電位を実現可能な電子写真方法、電子写真画像形成装置をを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる感光体の層構成の例を示す図である。
【図2】本発明の画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図3】実施例1の吸収スペクトルを示す図である。
【図4】実施例2の吸収スペクトルを示す図である。
【図5】実施例3及び比較例1の露光量−電位曲線を示す図である。
【図6】実施例4の吸収スペクトルを示す図である。
【図7】実施例5及び比較例2の露光量−電位曲線を示す図である。
【符号の説明】
1 支持体
2 導電層
3 下引層
4 電荷発生層
5 電荷輸送層
6 保護層
7 電子写真感光体
8 軸
9 一次帯電手段
10 画像露光光
11 現像手段
12 転写手段
13 転写材
14 定着手段
15 クリーニング手段
16 前露光光
17 プロセスカートリッジ
18 レール
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真画像形成方法、並びに電子写真画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真感光体の感光層には、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛等の無機光導電性物質が広く用いられてきた。近年、安全性が高い、量産に適している、コストが安いなどの利点から、有機光導電性物質を電子写真感光体の感光層に用いる研究が盛んに行われ、数多くの感光体が提案され実用化されている。その中でも、電荷発生材料を含有する電荷発生層と電荷輸送材料を含有する電荷輸送層に機能分離させた積層型感光体が感度、耐久性等が優れているという点で研究の主流となっている。
【0003】
一方、電子写真用の光源としては、コスト、装置の大きさの点から半導体レーザーが用いられているが、現在主として用いられている半導体レーザーはその発振波長が赤〜近赤外領域にあるため、長波長の光に十分な感度を有する電子写真感光体の開発が進められてきた。フタロシアニン化合物はこうした長波長領域まで感度を有する電荷発生材料として極めて有効であり、特にオキシチタニルフタロシアニンは従来のフタロシアニン化合物に比べ優れた感度を有しており、これまでに特開昭61−217050号公報、特開昭61−239248号公報、特開昭62−67094号公報、特開昭63−218768号公報、特開昭64−17066号公報などに高感度な様々な結晶型のオキシチタニウムフタロシアニンが報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フタロシアニン化合物を用いた電子写真感光体は前述のように優れた感度特性を有している反面、残留電位が比較的高いという欠点を有している。このような特性においては電子写真のプロセス速度が速い、あるいはプロセスサイクルの短い系、さらにはレーザー露光を用いる場合のレーザースポットが小さい系などにおいて、電位コントラストがとりにくくなるという欠点を有していた。
【0005】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解決することのできる、すなわち高感度かつ低残留電位を実現可能な電子写真方法、電子写真画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、光導電層にフタロシアニン化合物を含有する電子写真感光体に対して、該フタロシアニン化合物のソーレー帯に対する光照射を行うことで、該電子写真感光体を除電することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】
フタロシアニン化合物は350nm付近に吸収極大をもつソーレー帯と呼ばれる吸収帯と、600nm付近に吸収極大をもつQ帯と呼ばれる吸収帯をもつ。本発明者は鋭意検討の結果、フタロシアニン化合物を電荷発生材料として含有する電子写真感光体に対し、ソーレー帯に対応する波長の光を一次帯電前露光光として照射しておくことにより、像露光時における感光体表面電位を低減できることを見いだした。
【0009】
この際、フタロシアニン化合物のソーレー帯に対応する一次帯電露光光源としては、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ、LEDランプ、水銀灯、蛍光灯を用いることができるが、中でも蛍光灯が好適に使用される。
【0010】
本発明に用いる電子写真感光体の感光層としては、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層からなる機能分離タイプのものや電荷発生物質と電荷輸送物質を同一の層に含有する単層タイプが用いられるが、中でも電荷発生層上に電荷輸送層を積層したタイプのものが好適に使用される。
【0011】
本発明に用いる電子写真感光体の電荷発生材料としてはフタロシアニン顔料を用いるが、このフタロシアニン顔料としては、無金属フタロシアニン、銅フタロシアニン、ガリウムフタロシアニン、オキシチタニウムフタロシアニン等が挙げられる。このうち特に長波長光に対して高感度を有するオキシチタニウムフタロシアニンが好ましく、例えば特開昭61−239248号公報、特開昭62−67094号公報、特開平3−128973号公報及び特開平3−200790号公報に開示がある。これらの中でも、特開平3−128973号公報に開示のCuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2゜)において、90゜、14.2゜、23.9゜および27.1゜に特徴的なピークを有する結晶形であるオキシチタニウムフタロシアニンがより好ましい。
【0012】
本発明に用いる電子写真感光体の電荷発生材料としては上述したフタロシアニン顔料の他に、セレン−テルル、ピリリウム系染料、チオピリリウム系染料、アントアントロン系顔料、ジベンズピレンキノン系顔料、ピラントロン系顔料、アゾ系顔料、インジゴ系顔料、キナクリドン系顔料、シアニン系顔料等を併用しても良い。
【0013】
本発明に用いる電子写真感光体の電荷輸送材料としては、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリスチリルアントラセン等の複素環や縮合多環芳香族を有する高分子化合物や、ピラゾリン、イミダゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、カルバゾール、等の複素環化合物、トリフェニルメタン等のトリアリールアルカン誘導体、トリフェニルアミン等のトリアリールアミン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、N−フェニルカルバゾール誘導体、スチルベン誘導体、ヒドラゾン誘導体等の低分子化合物を用いることができるが、感光層を電荷発生層上に電荷輸送層を積層した機能分離型とする場合には、該電荷輸送層の波長400nmにおける透過率が50%以上であることが好ましいため、用いる電荷輸送性化合物としては、一般式(1)さらには(2)で表される化合物がより好適に使用される。
【外3】
【0014】
(式中、R1、R2及びR3は有機基であり、そのうちの少なくとも一つは芳香族炭化水素環基または複素環基を示し、R1、R2及びR3は同一であっても異なっていても良い。)
【外4】
【0015】
(式中、R4、R5、R6、R7、R8及びR9は水素原子あるいは有機基であり、同一であっても異なっていても良い。)
本発明に用いる電子写真感光体を製造する例を下記に示す。
【0016】
電子写真感光体の支持体(図1の1)としては支持体自体が導電性を有するもの、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、クロム、チタン、ニッケル、マグネシウム、インジウム、金、白金、銀、鉄等を用いることが出来る。その他にアルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ、金、等を蒸着等によりプラスチック等の誘電体基材に被膜形成し、導電層としたものや、導電性微粒子をプラスチックや紙に混合したもの等を用いることが出来る。これらの導電性基材は均一な導電性が求められるとともに平滑な表面が重要である。表面の平滑性はその上層に形成される下引層、電荷発生層、正孔輸送層の均一性に大きな影響を与えることから、その表面荒さは0.3μm以下で用いられることが好ましい。0.3μm以上の凹凸は下引層や電荷発生層のような薄い層に印加される局所電場を大きく変化させてしまうためにその特性が大きく変化してしまい電荷注入や残電のむら等の欠陥を生じ易いことから好ましくない。
【0017】
特に導電性微粒子をポリマーバインダー中に分散して塗布することにより得られる導電層(図1の2)は形成が容易であり、均質な表面を形成することに適している。このとき用いられる導電性微粒子の1次粒径は100nm以下であり、より好ましくは50nm以下のものが用いられる。導電性微粒子としては、導電性酸化亜鉛、導電性酸化チタン、Al、Au、Cu、Ag、Co、Ni、Fe、カーボンブラック、ITO、酸化スズ、酸化インジウム、インジウム、等が用いられ、これらを絶縁性微粒子の表面にコーティングして用いてもよい。前記導電性微粒子の含有量は体積抵抗が十分に低くなるように使用され、好ましくは1×1010Ωcm以下の抵抗となるように添加される。より好ましくは1×108Ωcm以下で用いられる。
【0018】
レーザー等のコヒーレントな光源を用いて露光する場合は干渉による画像劣化を防止するために上記導電性基材の表面に凹凸を形成することも可能である。このときは電荷注入や残留電位のむら等の欠陥が生じにくいように使用する波長の1/2λ程度の凹凸を数μm以下の直径のシリカビーズ等の絶縁物を分散することに10μm以下の周期で形成して用いることが可能である。
【0019】
本発明においては、基材と光導電層の中間に、注入阻止機能と接着機能をもつ下引層(図1の3)を設けることもできる。下引層の材料としてはカゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレンーアクリル酸コポリマー、ポリビニルブチラール、フェノール樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ゼラチン、等が挙げられる。下引層の膜厚は0.1μm〜10μmであることが好ましく、特には0.3μm〜3μmであることが好ましい。
【0020】
電荷発生層(図1の4)は、前記の電荷発生物質を結着剤樹脂、及び溶剤とともに、ホモジナイザー、超音波、ボールミル、振動ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミルなどの方法でよく分散し、塗布、乾燥されて形成されている。結着剤としては、広範な絶縁性樹脂から選択でき、例えばポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリアリレート、ポリアミド、アクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタン、セルロース系樹脂等の樹脂が挙げられる。電荷発生層中に含有する樹脂は、80重量%以下、好ましくは50重量%以下が適している。電荷発生層の厚さは5μm以下、特に0.05〜2μmであることが好ましい。
【0021】
電荷輸送層(図1の5)は前記の電荷輸送物質と結着剤樹脂を溶剤に溶解し、塗布して形成する。結着剤樹脂としては、アクリル樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂、および不飽和樹脂等から選ばれる樹脂が好ましい。特に好ましい樹脂としては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリカーボネート、またはジアリルフタレートが挙げられる。電荷輸送物質と結着樹脂との混合割合は2:1〜1:2程度である。形成した電荷輸送層(図1の5)の膜厚1〜40μmであることが好ましく、特には5〜30μmであることが好ましい。
【0022】
光導電層には前記化合物以外にも機械的特性の改良や耐久性向上のために添加剤を用いることができる。このような添加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、安定化剤、架橋剤、潤滑剤、導電性制御剤等が用いられる。
【0023】
また、前記感光層の上に耐久性、環境安定性を向上させる目的で保護層(図1の6)を設けることもできる。保護層の膜厚は0.2〜10μmが好ましく、0.6〜6.0μmがより好ましい。
【0024】
保護層に用いる樹脂としてはポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、セルロース樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ホスファゼン樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。これらの樹脂は単独で用いることも、2種以上を組み合せて用いることもできる。また、塗工後、重合させる場合は開始剤を含んでいてもよい。
【0025】
また、抵抗をコントロールする意味で保護層に導電性粒子を含んでいてもよく、必要に応じて表面処理したものでもよい。導電性粒子としては、金属、金属酸化物及びカーボンブラック等が挙げられる。表面処理剤としてはシランカップリング剤、シリコーンオイル、界面活性剤等が挙げられる。
【0026】
金属としては、アルミニウム、亜鉛、銅、クロム、ニッケル、ステンレス及び銀等、またはこれらの金属をプラスチックの粒子の表面に蒸着したもの等が挙げられる。これらは単独で用いることも、2種以上を組み合せて用いることもできる。2種以上を組み合せて用いる場合は、単に混合しても個溶体や融着の形にしてもよい。
【0027】
上述した各種層の塗布方法としては、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、ビームコーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコーティング法及びマイヤーバーコーティング法等が挙げられる。
【0028】
保護層に限ってはこれらの塗布方法の他に真空蒸着等を利用することができる。
【0029】
図2に画像形成装置例の概略構成を示す。
【0030】
図において7はドラム状の電子写真感光体であり、軸8を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。感光体7は、回転過程において、一次帯電手段9によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、レーザービーム走査露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光10を受ける。こうして感光体7の周面に静電潜像が順次形成されていく。
【0031】
形成された静電潜像は、現像手段11によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は不図示の給紙部から感光体7と転写手段12との間に感光体7の回転と同期取り出されて給紙された転写材13に、転写手段12により順次転写されていく。
【0032】
像転写を受けた転写材13は、感光体面から分離されて像定着手段14へ導入されて像定着を受けることにより複写物(コピー)として装置外にプリントアウトされる。
【0033】
像転写後の感光体7の表面は、クリーニング手段15によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光16により除電処理された後、繰り返し像形成に使用される。
【0034】
本発明においては、上述の電子写真感光体7、一次帯電手段9、現像手段11及びクリーニング手段15等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリンタ等の画像形成装置本体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば、一次帯電手段7と共に一体に支持してカートリッジ化して、装置本体のレール18等の案内手段を用いて装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ17とすることができる。
【0035】
【実施例】
以下、実施例によって更に具体的に本発明を説明する。
【0036】
(実施例1)
(電荷発生層の吸収スペクトル測定)
CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2゜)の9.0゜、14.2゜、23.9゜及び27.9゜に強いピークを有するオキシチタニルフタロシアニン顔料5部をシクロヘキサノン95部にポリビニルベンザール(ベンザール化度75%以上)2部を溶解した液に加え、サンドミルで2時間分散した。
【0037】
この分散液をPETフィルム上にマイヤーバーで塗布し乾燥して電荷発生層を形成した。
【0038】
このフィルムの吸収スペクトルを、紫外−可視吸光光度計(商品名:U−3300、日立製作所(株)製)で測定した結果を図3に示す。
【0039】
図3から、本実施例の条件下においては、フタロシアニン化合物のソーレー帯は、極大吸収波長が350nmであり、長波長側の吸収端は440nmにまで広がっていることが解る。
【0040】
(実施例2)
(電荷輸送層の吸収スペクトル測定)
下記構造式を有するトリフェニルアミン化合物8部とポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦斯化学(株)製)10部をクロロベンゼンに溶解した溶液をPETフィルム上にマイヤーバーで塗布し乾燥して電荷輸送層を形成した。このフィルムをCTL1とする。
【外5】
【0041】
CTL1の吸収スペクトルを、紫外−可視吸光光度計(商品名:U−3300、日立製作所(株)製)で測定した結果を図4に示す。
【0042】
図3および図4から、CTL1は、実施例1におけるフタロシアニン化合物のソーレー帯に対応する波長の長波長側を透過可能であることが解る。
【0043】
(実施例3および比較例1)
アルミニウム板上に下引層としてアルコール可溶性共重合ナイロン(商品名:アミランCM−8000、東レ(株)製)5部(重量部、以下同様)をメタノール95部に溶解した溶液をマイヤーバーで塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの下引層を形成した。
【0044】
次に、電荷発生層用分散液として実施例1で使用したオキシチタニルフタロシアニン顔料5部をシクロヘキサノン95部にポリビニルベンザール(ベンザール化度75%以上)2部を溶解した液に加え、サンドミルで2時間分散した。この分散液を先に形成した下引層の上に乾燥後の膜厚が0.2μmとなるようにマイヤーバーで塗布し乾燥して電荷発生層を形成した。
【0045】
次いで実施例2で用いたトリフェニルアミン化合物8部とポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦斯化学(株)製)10部をクロロベンゼンに溶解した溶液を塗布し120℃で1時間乾燥することによって膜厚20μmの電荷輸送層を形成して試料1とした。
【0046】
作成した試料1を静電複写機試験装置(商品名:EPA−8200、川口電気(株)製を用いてコロナ放電で−700Vに帯電し、ハロゲンランプに干渉フィルターを通した680nmの単色光を露光光源として表面電位を測定した。この際、帯電前露光光として蛍光灯光を用いた測定を実施例3、赤色LED光を用いた測定を比較例1とする。図5に露光後の表面電位と露光量の関係を示した。
【0047】
(実施例4)
(電荷輸送層の吸収スペクトル測定)
下記構造式を有するトリフェニルアミン化合物8部とポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦斯化学(株)製)10部をクロロベンゼンに溶解した溶液をPETフィルム上にマイヤーバーで塗布し乾燥して電荷輸送層を形成した。このフィルムをCTL2とする。
【外6】
【0048】
CTL2の吸収スペクトルを、紫外−可視吸光光度計(商品名:U−3300、日立製作所(株)製)で測定した結果を図5に示す。
【0049】
図3および図6から、CTL2は、実施例1におけるフタロシアニン化合物のソーレー帯に対応する波長の長波長側を透過可能であることが解る。
【0050】
(実施例5および比較例2)
アルミニウム板上に下引層としてアルコール可溶性共重合ナイロン(商品名:アミランCM−8000、東レ(株)製)5部(重量部、以下同様)をメタノール95部に溶解した溶液をマイヤーバーで塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの下引層を形成した。
【0051】
次に、電荷発生層用分散液として実施例1で使用したオキシチタニルフタロシアニン顔料5部をシクロヘキサノン95部にポリビニルベンザール(ベンザール化度75%以上)2部を溶解した液に加え、サンドミルで2時間分散した。この分散液を先に形成した下引層の上に乾燥後の膜厚が0.2μmとなるようにマイヤーバーで塗布し乾燥して電荷発生層を形成した。
【0052】
次いで実施例4で用いたトリフェニルアミン化合物8部とポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦斯化学(株)製)10部をクロロベンゼンに溶解した溶液を塗布し120℃で1時間乾燥することによって膜厚20μmの電荷輸送層を形成して試料2とした。
【0053】
作成した試料2を静電複写機試験装置(商品名:EPA−8200、川口電気(株)製を用いてコロナ放電で−700Vに帯電し、ハロゲンランプに干渉フィルターを通した680nmの単色光を露光光源として表面電位を測定した。この際、帯電前露光光として蛍光灯光を用いた測定を実施例5、赤色LED光を用いた測定を比較例2とする。図7に露光後の表面電位と露光量の関係を示した。
【0054】
(実施例6および比較例3)
引き抜き加工により得られた外径30mmのアルミニウムシリンダー上に、フェノール樹脂(商品名 プライオーフェン、大日本インキ化学工業(株)製)167部をメチルセロソルブ100部に溶解したものへ導電性硫酸バリウム超微粒子(1次粒径50nm)200部及び平均粒径2μmのシリコーン樹脂粒子3部を分散したものを浸漬コーティング法により塗工し、乾燥後の膜厚が15μmの導電層を形成した。
【0055】
上記導電層上にアルコール可溶性共重合ナイロン(商品名 アミランCM−8000、東レ(株)製)5部をメタノール95部に溶解した溶液を浸漬コーティング法により塗工した。80℃で10分間乾燥して、膜厚が1μmの下引層を形成した。
【0056】
次に、電荷発生層用分散液としてCuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2゜)の9.0゜、14.2゜、23.9゜及び27.9゜に強いピークを有するオキシチタニルフタロシアニン顔料5部をシクロヘキサノン95部にポリビニルベンザール(ベンザール化度75%以上)2部を溶解した液に加え、サンドミルで2時間分散した。
【0057】
この分散液を先に形成した下引層の上に乾燥後の膜厚が0.2μmとなるように浸漬コーティング法で塗工した。
【0058】
ついで、実施例4で用いたトリフェニルアミン化合物8部とポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦斯化学(株)製)10部をクロロベンゼンに溶解した溶液を塗布し120℃で1時間乾燥することによって膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0059】
本電子写真感光体をキヤノン製複写機の改造機(像露光光(1/e2)を副走査方向で63.5μm、主走査方向で20μmの照射スポット径となるように改造)に装着し、初期帯電−500Vに設定してハーフトーン画像評価をおこなった。前露光光源に蛍光灯を使用した例を実施例6、前露光光源に赤色LED光源を用いた例を比較例3とする。
【0060】
その結果、実施例6においては、比較例3よりも孤立ドットがシャープな画像が得られた。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、高感度かつ低残留電位を実現可能な電子写真方法、電子写真画像形成装置をを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる感光体の層構成の例を示す図である。
【図2】本発明の画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図3】実施例1の吸収スペクトルを示す図である。
【図4】実施例2の吸収スペクトルを示す図である。
【図5】実施例3及び比較例1の露光量−電位曲線を示す図である。
【図6】実施例4の吸収スペクトルを示す図である。
【図7】実施例5及び比較例2の露光量−電位曲線を示す図である。
【符号の説明】
1 支持体
2 導電層
3 下引層
4 電荷発生層
5 電荷輸送層
6 保護層
7 電子写真感光体
8 軸
9 一次帯電手段
10 画像露光光
11 現像手段
12 転写手段
13 転写材
14 定着手段
15 クリーニング手段
16 前露光光
17 プロセスカートリッジ
18 レール
Claims (9)
- 光導電層にフタロシアニン化合物を含有する電子写真感光体に対して、該フタロシアニン化合物のソーレー帯に対する光照射を行うことで、該電子写真感光体を除電することを特徴とする電子写真方法。
- 光導電層にフタロシアニン化合物を使用する電子写真感光体に対して、該フタロシアニン化合物のソーレー帯に対する光照射を行うことで、該電子写真感光体を除電することを特徴とする電子写真画像形成装置。
- 電荷発生層と電荷輸送層の少なくとも2層から構成される電子写真感光体を用いることを特徴とする請求項2記載の電子写真画像形成装置。
- 請求項3記載の電子写真感光体において、該電荷発生層がオキシチタニルフタロシアニンを含有する電子写真感光体を用いることを特徴とする請求項2記載の電子写真画像形成装置。
- 請求項4記載の電子写真感光体において、オキシチタニルフタロシアニンがCuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)において、9.0°、14.2°、23.9°および27.1°に特徴的なピークを有する結晶形である電子写真感光体を用いることを特徴とする請求項2記載の電子写真画像形成装置。
- 請求項3記載の電子写真感光体において、該電荷輸送層の波長400nmにおける透過率が50%以上である電子写真感光体を用いることを特徴とする請求項2記載の電子写真画像形成装置。
- 電子写真感光体、及び帯電手段、現像手段及びクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくともひとつの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジにおいて、該電子写真感光体がフタロシアニンを含有し、該電子写真感光体のフタロシアニンのソーレー帯に対する光照射を行うことで、該電子写真感光体が除電されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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