JPH0395728A - 磁気ディスクの潤滑剤処理方法およびこれに使用する潤滑剤処理装置 - Google Patents

磁気ディスクの潤滑剤処理方法およびこれに使用する潤滑剤処理装置

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JPH0395728A
JPH0395728A JP23217189A JP23217189A JPH0395728A JP H0395728 A JPH0395728 A JP H0395728A JP 23217189 A JP23217189 A JP 23217189A JP 23217189 A JP23217189 A JP 23217189A JP H0395728 A JPH0395728 A JP H0395728A
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JP
Japan
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magnetic disk
lubricant
pressing member
rotating
abutting member
Prior art date
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Pending
Application number
JP23217189A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Ouchi
大内 力
Toru Takahashi
徹 高橋
Makoto Fujigami
真 藤上
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気ディスクに潤滑剤膜を形成するための潤
滑剤処理法およびこれに使用する潤滑剤処理装置に関し
、より詳細には、スプレー法を用いた潤滑剤処理方法お
よびこれに使用する潤滑剤処理装置に関する。
[従来の技術] 従来、磁気ディスクには、CSS特性を向上させて磁気
ディスクの信頼性を高めるため、表面に潤滑剤が塗布さ
れているのが一般的である。また、磁気ディスクに潤滑
剤を塗布する方法としては、従来、ディッピング法、ス
ピンコーティング法、スプレー法などが用いられていた
ディッピング法とは、多数のディスクを一定の間隔をお
いて芯棒に系止し、潤滑剤溶液槽に所定時間浸漬後引き
上げることにより潤滑剤を塗布する方法をいう。この方
法は、小径サイズの薄膜磁気ディスクの生産に適してい
る。
スピンコーティング法とは、ディスク基板を高速回転さ
せ、表面に滴下した塗液を遠心力で均一に伸展する方法
をいう。この方法は、大量生産には適しているが、潤滑
剤膜の膜厚が外周側程厚くなるという欠点を有している
また、スプレー法とは、磁気ディスクに潤滑剤溶液をス
プレーにより塗布し、さらに乾いたテープで擦り込む方
法をいう。この方法は、大量生産に適し、また、テープ
で擦り込むことにより過剰の潤滑剤を除去することがで
きるので潤滑剤膜の膜厚を均一にできるという特徴を有
している。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来のスプレー法は、磁気ディスクにに塗布し
た潤滑剤溶液をテープで擦り込む際に、磁気ディスクの
表面に傷が発生しやすいという課題を有していた。特に
、合成樹脂製基板を用いた薄膜型の磁気ディスクでは、
表面に非常に傷ができやすいため、信頼性の確保や歩留
りの向上の上で大きな障害となっていた。
また、従来のスプレー法を用いた潤滑剤処理装置では、
磁気ディスクを回転させながら押当部材を回転面の半径
方向に一定の速度で移動させることにより磁気ディスク
全面への擦り込みを行なっていた。しかし、この場合、
磁気ディスクの周速が内周側で最も遅く、外周側に向か
うに従って速くなるため、ディスクの内周側の方が外周
側より潤滑剤の付着量が少なくなり、ディスクの半径方
向における潤滑剤の付着量の不均一を生じるという課題
を生じていた。
本発明は、磁気ディスクの表面に傷が発生しにくく、且
つ、厚さの均一な潤滑剤膜を形成することが可能な磁気
ディスクの潤滑剤処理方法およびこれに使用する潤滑剤
処理装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の第1の要旨は、磁気ディスクを回転させながら
当該磁気ディスクに押当部材を押し当てることにより、
当該磁気ディスク表面に厚さの均一な潤滑剤膜を形成す
る磁気ディスクの潤滑剤処理方法であって、 前記押当部材として、潤滑剤を浸潤させ或いは表面に付
着させた押当部材を用いることを特徴とする磁気ディス
クの潤滑剤処理方法に存在する。
本発明の第2の要旨は、前記押当部材が前記磁気ディス
クの内周側に押し当てられているときは当該磁気ディス
クの回転速度を速くし、前記押当部材が前記磁気ディス
クの外周側に押し当てられているときは当該磁気ディス
クの回転速度を遅くすることにより、当該押当部材と当
該磁気ディスクとの相対線速度を一定にすることを特徴
とする磁気ディスクの潤滑剤処理方法に存在する。
また、本発明の第3の要旨は、磁気ディスクを保持し、
回転させる手段と;押当部材と;当該押当部材を所望の
圧力で前記磁気ディスクに押し当てる手段と;当該押当
部材に潤滑剤を適時供給する手段と:当該押当部材を前
記磁気ディスクの回転面の半径方向に移動させる手段と
;を少なくとも有することを特徴とする潤滑剤処理装置
に存在する。
本発明の第4の要旨は、前記押当部材と前記磁気ディス
クとの相対線速度が一定となるように当該磁気ディスク
の回転速度を制御する手段をさらに有することを特徴と
する潤滑剤処理装置に存在する。
[作用コ 本発明によれば、磁気ディスクの表面に塗布された潤滑
剤を擦り込むための押当部材として、磁気ディスクに塗
布した潤滑剤と同一の潤滑剤を浸潤させ或いは表面に付
着させた押当部材を用いたので、磁気ディスクの表面に
傷を発生しにくくすることができる。
また、本発明によれば、磁気ディスクを回転させながら
この磁気ディスクに押し当てた押当部材を回転面の半径
方向に移動させることにより磁気ディスク全面に潤滑剤
を擦り込む際に、押当部材と磁気ディスクとの相対線速
度が常に一定となるようにしたので、磁気ディスクの回
転方向じ対しても厚さの均一な潤滑剤膜を形成すること
が可能となる。
[実施例] 以下、本発明の1実施例について、図を用いて説明する
第1図は、本発明の潤滑剤処理装置を示す概略図である
。以下、本実施例に係る潤滑剤処理装置め構成について
、第1図を用いて説明する。
第1図において、1は押当部材としての加圧テープ、2
は表面にスプレー等により潤滑剤を塗布ざれた磁気ディ
スク、3は磁気ディスク2を保持して回転させる手段と
してのスピンドル、4は加圧テーブ1を所望の圧力で磁
気ディスク2I.:押し当てる手段としての加圧ヘッド
、5は加圧テーブ1を前記磁気ディスク2の回転面の半
径方向に移動させる手段としての一軸ステージ、6は加
圧テーブ1に潤滑剤を適時供給する手段としての潤滑剤
滴下用ノズル、7は加圧テープの送り出しロール、8は
加圧テープの巻き取りロールである。
本実施例の潤滑剤処理装置では、加圧テーブ1に所望の
パックテンションをかけらることができるように構成す
ることにより、この加圧テープの搬送速度を任意に設定
することを可能とした。また、擦り込み時に加圧テーブ
1に加えられる圧力は、加圧へッド4を支持しているイ
タバネ(図示せず)のたわみ量を調節することにより設
定する構造とした。
加圧テーブ1の素材としては、自己発廃性のないものを
用いることが好ましい。例えば、ポリエステルとナイロ
ンの超極細iaiaでできたクリーンルーム用ワイビン
グクロスなどである。
また、加圧ヘッド4の材質としてはシリコンゴム、ニト
リルゴム等が使用可能である。
潤滑剤滴下用ノズル6からは、図示していない潤滑剤タ
ンクからN2加圧によりフィルターおよび流量調整バル
ブ(共に図示せず)を経て、所望の流量の潤滑剤溶液が
所望の時間間隔で加圧テープ2に滴下されるようにした
。なお、潤滑剤の滴下の時間間隔は、タイマーにより自
由に設定できるようにした。
また、一軸ステージ5には加圧テーブ1を前記磁気ディ
スク2の回転面の半径方向に移動させる機能を持たせる
とともにその位置を検知して位置情報を図示していない
制御部に伝達する機能を持たせ、制御部には当該位置情
報に基づいてスピンドル3の回転速度を制御させること
により、加圧テーブ1と磁気ディスク2の相対線速度が
常に一定に保たれるようにした。
次に、この潤滑剤処理装置を用いた潤滑剤処理方法につ
いて、説明する。
■まず、あらかじめスプレー等によって表面に潤滑剤を
塗布した磁気ディスク2をスピンドル3にセットした。
■次に、加圧テープ1が磁気ディスク2の最も外周側と
接するように装置をセッティングし、さらに、潤滑剤滴
下用ノズル6から滴下される潤滑剤溶液の流量と時間間
隔を設定した。
■磁気ディスク2の回転および加圧テープ1の搬送を開
始した。なお、この時の回転速度および搬送速度は、磁
気ディスクの種類や加圧テープの素材等に応じて任意に
設定すればよい。
■一軸ステージ6によって加圧テープ1の位置を内周側
に移動させ、磁気ディスク2全体に対して潤滑剤の擦り
込みを行なった。このとき、制御部が加圧テーブ1位置
情報に基づいてスピンドル3の回転速度を@御し、加圧
テーブ1と磁気ディスク2の相対線速度は自動的に常に
一定に保たれた。また、潤滑剤滴下用ノズル6からは、
潤滑剤溶液が、上記工程■における設定にしたがって滴
下された。
■加圧テーブ1の位置が磁気ディスク2の最も内側に達
した後に、引き続き、加圧テーブ1の位置を外周側に移
動させながら、同様の擦り込みを行なった。
■上記■および■の工程を数回繰り返し、潤滑剤処理を
完了した。
このようにして磁気ディスクの潤滑剤処理を行なうこと
により、表面に傷がほとんどなく、且つ、厚さの均一な
潤滑剤の膜を有する磁気ディスクを得ることができた。
なお、本実施例では、あらかじめスプレーによって潤滑
剤を塗布したディスクを使用した場合について説明した
が、本発明はこのような場合に限られるものではなく、
あらかじめ潤滑剤が塗布されていない磁気ディスクを用
いてもよい。
[発明の効果コ 以上詳細に説明したように、本発明によれば、表面に傷
がほとんどなく、且つ、厚さの均一な潤滑剤膜を有する
磁気ディスクを提供することが可能となる。従って本発
明によれば、信頼性の高い磁気ディスクを安価に提供す
ることが可能となる。
特に、合成樹脂製基板を用いた薄膜型磁気ディスクの場
合、その効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1実施例に係る潤滑剤処理装置を示
す概略図である。 (符号の説明) 1・・・加圧テープ、2・・・磁気ディスク、3・・・
スピンドル、4・・・加圧ヘッド、5・・・一軸ステー
ジ、6・・・潤滑剤滴下用ノズル、7・・・送り出しロ
ール、8・・・巻き取りロール。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気ディスクを回転させながら当該磁気ディスク
    に押当部材を押し当てることにより、当該磁気ディスク
    表面に厚さの均一な潤滑剤膜を形成する磁気ディスクの
    潤滑剤処理方法であって、前記押当部材として、潤滑剤
    を浸潤させ或いは表面に付着させた押当部材を用いるこ
    とを特徴とする磁気ディスクの潤滑剤処理方法
  2. (2)前記押当部材が前記磁気ディスクの内周側に押し
    当てられているときは当該磁気ディスクの回転速度を速
    くし、前記押当部材が前記磁気ディスクの外周側に押し
    当てられているときは当該磁気ディスクの回転速度を遅
    くすることにより、当該押当部材と当該磁気ディスクと
    の相対線速度を一定にすることを特徴とする請求項1記
    載の磁気ディスクの潤滑剤処理方法
  3. (3)磁気ディスクを保持し、回転させる手段と;押当
    部材と;当該押当部材を所望の圧力で前記磁気ディスク
    に押し当てる手段と;当該押当部材に潤滑剤を適時供給
    する手段と:当該押当部材を前記磁気ディスクの回転面
    の半径方向に移動させる手段と;を少なくとも有するこ
    とを特徴とする潤滑剤処理装置
  4. (4)前記押当部材と前記磁気ディスクとの相対線速度
    が一定となるように当該磁気ディスクの回転速度を制御
    する手段をさらに有することを特徴とする請求項3記載
    の潤滑剤処理装置
JP23217189A 1989-09-06 1989-09-06 磁気ディスクの潤滑剤処理方法およびこれに使用する潤滑剤処理装置 Pending JPH0395728A (ja)

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