JPH0682463B2 - デイスク媒体の潤滑剤塗布方法 - Google Patents

デイスク媒体の潤滑剤塗布方法

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JPH0682463B2
JPH0682463B2 JP60244434A JP24443485A JPH0682463B2 JP H0682463 B2 JPH0682463 B2 JP H0682463B2 JP 60244434 A JP60244434 A JP 60244434A JP 24443485 A JP24443485 A JP 24443485A JP H0682463 B2 JPH0682463 B2 JP H0682463B2
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lubricant
disk medium
cleaning
cleaning tape
magnetic
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雅臣 内藤
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 ディスク媒体の磁性体面は磁性体膜を形成後、この磁性
体膜をポリッシュ加工により適正膜厚にさせるとともに
微小突起などを除去して加熱硬化させた後表面のクリー
ニングを行ない、表面に潤滑剤を塗布し、耐磨耗性を付
与向上させている。
本発明は、このクリーニング工程のクリーニングテープ
面に潤滑剤を供給もしくは含浸させ、このクリーニング
テープによって同時にディスク媒体面のクリーニングを
行なうとともにディスク媒体面に潤滑剤塗布を行なわせ
ることで、工程の簡略化を実現し製造時間の短縮化なら
びにコストダウンを図る。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ディスク媒体面の耐磨耗性を向上させるため
の潤滑剤塗布方法の改善に関する。
磁気ディスク装置は、たとえば第3図に示される概略構
成の側面図のように、モータ1によって回転されるスピ
ンドル2に取り付けられた複数枚のディスク媒体3と、
磁気ヘッド駆動用の回転アクチュエータ4に取り付けら
れたアーム5と、アーム5にスペーサ6を介して取り付
けられる加圧ばね7と、加圧ばね7先端に図示されない
ジンバルばねを介して磁気ヘッド8が設けられている。
なお、符号の9は装置ベースであり、10はアーム5を回
転させるための回転軸である。
以上の構成で、磁気ヘッド8の取り付けられたアーム5
はアクチュエータ4によって紙面と直交方向に回転さ
れ、ディスク媒体3の半径方向に磁気ヘッド8が移動さ
れて所定トラックの位置に位置決めされリード/ライト
が行なわれる。磁気ヘッド8はディスク媒体3の回転と
ともにディスク媒体面から浮上され、回転の停止にとも
なってディスク媒体面に降下される、いわゆるCSS方式
である。
CSS動作時に磁気ヘッド8がディスク媒体3の面上を摺
動するので、潤滑剤を塗布しておきディスク媒体面の耐
磨耗性を付与向上させることが必要である。磁気ヘッド
8の浮上量は僅かであるから、ディスク媒体面上の微小
突起や異物などの存在しない平滑なディスク媒体面であ
ることもまた必要である。
〔従来の技術〕
ディスク媒体3は非磁気性基板に、たとえばバインダー
と磁性粉末とが混練されてなる磁性塗料を塗布し、硬化
させた所要の磁性膜厚と平滑性を得るために、ポリッシ
ュ加工後加熱硬化させ、それぞれが別個な工程であるデ
ィスク媒体面上のクリーニングを行なった後に潤滑剤を
塗布させるようにしていた。
この潤滑剤の塗布方法としては、第4図(イ)に示され
るように、ディスク媒体3を回転軸11に取り付けて回転
させ、回転中のディスク媒体面上に潤滑剤を滴下させる
ノズル12を内周から外周方向に移動させて潤滑剤を滴下
させながら塗布させるスピンコート法で行なわれる。
また、別な方法としては、第4図(ロ)に示されるよう
に、多数のディスク媒体3を保持し得る引っ掛け具13に
ディスク媒体を取り付け保持させ、これを潤滑剤の入れ
られた容器14内に浸漬し引き上げ、塗布させるデイップ
法で行なわれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の第4図(イ)に示されるスピンコート法によ
ると、ディスク媒体3面に滴下させる潤滑剤は回転の遠
心力で飛び去るために多くの使用量を要する。
作業時に人体に付着しているゴミや、その他のゴミなど
がディスク媒体3面に付着し、これらがポリッシュ加工
後の加熱硬化後微小突起となり、磁気ヘッドへの傷また
はリード/ライトのエラー発生の原因となるなどの問題
点があった。
第4図(ロ)に示されるデイップ法によると、多くのデ
ィスク媒体3を同時に浸漬させるので、ゴミ付着の発生
以外に潤滑剤の使用量が多くなる。容器が開放形である
から溶剤の蒸発とともに濃度が絶えず変化するので溶液
の濃度管理が困難であるなどの問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
ディスク媒体の製造工程は、非磁気性基板にたとえば、
磁性塗料を塗布し、硬化させた所要の磁性膜厚と平滑性
を得るために、磁性媒体面のポリッシュ加工後加熱硬化
させ、クリーニングを行なっている。
本発明はこのクリーニング工程におけるものであって、
本発明の基本的必須の構成要件としては、クリーニング
テープに潤滑剤を供給するか、もしくは潤滑剤を含浸さ
せたクリーニングテープを回転中のディスク媒体上を移
動させることにより、該クリーニングテープによりディ
スク媒体面のクリーニングを行なうとともに該ディスク
媒体面に潤滑剤を塗布させるディスク媒体の潤滑剤塗布
方法である。
このような必須の構成要件を原理的に示す第1図によれ
ば、クリーニングすべきディスク媒体3を回転軸15に取
り付けて回転させるとともに、ゴムローラ(または平滑
なスライダ)16にクリーニングテープ17を巻き掛け、こ
のクリーニングテープ17がディスク媒体3面に接触させ
られるとともに、新しいクリーニングテープ面と絶えず
接触されるよう矢印方向に移動させる。このクリーニン
グテープ17の接触前の部分に潤滑剤を供給滴下させる
か、もしくはクリーニングテープ17表面に含浸させるた
めのノズル12を配置させる。
これらのノズル12とゴムローラ(または平滑なスライ
ダ)16とは、ディスク媒体3の半径方向、外周から内
周、この内周から外周方向へと1往復移動させる。
〔作 用〕
クリーニングテープ17の表面にはディスク媒体3と接触
される以前にノズル12から滴下される潤滑剤が供給され
るか、もしくは含浸される。この潤滑剤の供給もしくは
含浸された部分がゴムローラ(または平滑なスライダ)
16による適切圧力でディスク媒体3面に接触され、ディ
スク媒体面のクリーニングと同時に供給もしくは含浸さ
れた潤滑剤により潤滑剤の塗布が同時に行なわれる。
このようなクリーニングと同時の潤滑剤塗布によると、
従来のようなディスク媒体面へのゴミの付着するような
ことはなくなる。ディスク媒体3の外周から内周、およ
びこの内周から外周への1往復により、異物などは外周
へ押し出され除去されるから不都合なものが残るような
ことがない。
潤滑剤塗布工程がクリーニング工程と同時に行なわれる
から従来に比して実質上1工定なくすことができ、コス
トダウンにつながる。
潤滑剤はクリーニングテープ表面全体に含浸されてディ
スク媒体3への塗布が均一に行なわれ、しかも上記のよ
うな移動により短時間でクリーニングとともに塗布が行
なわれるから、少量の潤滑剤ですみ潤滑剤の無駄が少な
いものとなる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明方法を具体的実施例にもと
づき、詳細に説明する。なお、全図を通じて同一符号の
部分は同一対象部分を示す。
第2図は本発明方法を説明するための一実施例の概略図
である。図示実施例によにとディスク媒体3はその両面
に媒体面を有するものであり、この両面に本発明方法が
適用し得ることが示されている。
ディスク媒体3の製造方法は非磁気性材でなる基板に、
たとえばバインダと磁性粉の混練された磁性塗料を塗布
し、硬化させた所要の磁性膜厚と平滑性を得るためにポ
リッシュ加工後加熱硬化させる。
このディスク媒体3を第2図に示されるように、モータ
Mにより回転される回転軸15にエアーシリンダ18により
取り付け回転させる。クリーニングテープ17をゴムロー
ラ(または平滑なスライダ)16に巻き掛けるとともに、
新しいクリーニングテープ面が絶えずディスク媒体3面
と接触されるよう、片方のリール19から他方のリール19
へ巻き取られることにより矢印方向へと移動される。
ディスク媒体3と接触する以前の部分に、クリーニング
テープ17の表面に潤滑剤を滴下供給させるか、もしくは
滴下含浸させるための潤滑剤供給用のノズル12を配置す
る。これらノズル12とゴムローラ(または平滑なスライ
ダ)16とは、ディスク媒体3の面に対して半径方向を外
周から内周へ、またこの内周から外周へと1往復移動さ
せるような構成である。
ノズル12にはフイルタ20を設け、潤滑剤供給タンク22か
ら供給される潤滑剤中の不純物を濾過し除去させる。ま
た潤滑剤供給のオン、オフを行なわせる弁21をもそなえ
てなる。
以上の構成で、クリーニングテープ17が矢印方向へ移動
されるとともに、ディスク媒体3の表面に接触されなが
ら、半径方向の外周から内周へ、つづけて内周から外周
方向へと1往復されることにより、ディスク媒体3の両
面はクリーニングと同時に潤滑剤が塗布されることにな
る。
実際には、ディスク媒体3の回転を3000rpmとし、潤滑
剤としての液状フッ素樹脂、または固体フッ素樹脂を数
%の割合で溶剤に溶かした溶液をクリーニングテープに
供給もしくは含浸させたところ、約100Å以下の均一な
潤滑剤の膜厚が得られた。しかも、ディスク媒体3の高
速回転とともにクリーニングテープ17の半径方向の1往
復ですむことから、効果的な異物の除去クリーニングな
らびに潤滑剤の塗布が短時間で行なわれる。
以上のように本発明方法によれば、クリーニングならび
に潤滑剤塗布が従来2工程であったことを同時工程で行
なわれるから、1工程が実質上削減され時間短縮による
コストダウンが得られる。
クリーニングテープ17表面に供給もしくは含浸される潤
滑剤は、短時間にディスク媒体3表面に接触塗布される
から、潤滑剤の無駄が少なくなるとともに均一な塗布が
効果的に行なわれる。
潤滑剤をノズル12に供給させる潤滑剤用のタンク22は密
閉されるものとするとともに、加圧エアー23の圧力で供
給させるように構成することで、溶剤の蒸発がきわめて
少ないものとなるから、溶液の濃度管理がし易いものと
なる。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように本発明方法によれば、ディ
スク媒体面への潤滑剤塗布が、従来前工程の別なクリー
ニング工程であったクリーニング時のクリーニングテー
プに潤滑剤を供給もしくは含浸させることとしたことに
より、クリーニングと同時の潤滑剤塗布工程となり、実
質上の工程削減とともに潤滑剤の均一な塗布が短時間に
行なえ、大幅な品質向上とともにコストダウンが図れる
実用上実施効果はきわめて著しい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を説明する図、 第2図は本発明の実施例を説明する図、 第3図は磁気ディスク装置を説明する図、 第4図(イ)(ロ)は従来の潤滑剤塗布方法を説明する
図、 をそれぞれ示す。 各図において、 3はディスク媒体、 12はノズル、 15は回転軸、 16はゴムローラ(または平滑なスライダ)、 17はクリーニングテープ、 18はエアーシリンダ、 19はリール、 20はフイルタ、 21は電磁弁、 22はタンク、 23はエアー、 である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリーニングテープ(17)に潤滑剤を供給
    するか、もしくは潤滑剤を含浸させたクリーニングテー
    プ(17)を回転中のディスク媒体(3)上を移動させる
    ことにより、該クリーニングテープによりディスク媒体
    面のクリーニングを行なうとともに該ディスク媒体面に
    潤滑剤を塗布させることを特徴とするディスク媒体の潤
    滑剤塗布方法。
JP60244434A 1985-10-31 1985-10-31 デイスク媒体の潤滑剤塗布方法 Expired - Lifetime JPH0682463B2 (ja)

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JPS62103890A JPS62103890A (ja) 1987-05-14
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JPS57138127A (en) * 1981-02-19 1982-08-26 Toshiba Corp Manufacture of gallium arsenide epitaxial wafer

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