JPS59210537A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）発明の技術分野 本発明は、記憶装置のデータの記憶に用いられる磁気デ
ィスクに係り、特にディスク表面の摩耗寿命を改善する
ことができる磁気ディスクに関す。

（ｂ）技術の背景 近来、コンピュータの周辺端末機及びその附属装置とし
て各種磁気装置が開発、実用化されている。磁気ディス
ク装置は小型で記録容量が多（、且つデータの出し入れ
が高速であるという特長があり、広くコンピュータ周辺
機の附属装置として使用されている。

磁気ディスクからのデータの書込み、読取りには各種の
磁気へノドが使用されている。

磁気ディスクの表面はデータの書込み、読取り時に磁気
ヘッドに接触するので摩耗し易く、データの書込み、読
取りに誤りを生ずることがあるので、表面の摩耗寿命が
長いことが望ましい。

ｔｅｌ従来技術と問題点 以下従来方法について第１図及び第２図を参照して説明
する。第１図は本発明が適用されるコンタクトスタート
ストップタイプ（Ｃ３Ｓタイプ）の磁気ディスク装置を
一部破断して例示する側面図、第２図は従来方法を一部
破断して示す断面図である。

第１図に示すように、磁気ディスクパンク１は回転軸３
に通常１０枚程度を等間隔に嵌合固定した表面に磁性材
を塗布したディスク２より成り、回転軸３の下端は筺体
１１の底の中心部に固定された軸受４に嵌合し回転でき
るように支持されている。

一方磁気ヘラド６はアーム７の先端部に取り付けされ、
複数のアーム７の他端は夫々キャリッジ８に固定されて
いる。

キャリッジ８は溝付ローラ９を有し、レール１０の上で
移動できるように位置している。そして前記磁気ディス
クパック１、磁気ヘッド部６、キャリッジ８、レール１
０及び軸受４は筺体１１に納められている。

モータ１２は周辺装置のフレームベース１３に装着され
ており、磁気ディスク装置の軸受４の下方より回転軸３
に連結して磁気ディスク装置を駆動する機構になってい
る。

このような構成を有するので、磁気ディスクバック１の
回転とキャリッジ８の移動によって、磁気へリド６は対
向しているディスク２のすべての面上を移動でき、磁気
ヘッド６の先端の図示省略したコアのコイルに書込み或
いは読取り電流が流れると、ディスク２の面の所定の位
置でのデータの記録或いは読取りが行われる。

この時、磁気ヘッド６はディスク２の面に所定圧力で接
触しており、ディスク２が回転すると、空気流の風圧に
よってディスク２の面から浮上する。従って磁気ヘッド
６はディスク２の面に接触したり離れたりする。

こ−においてディスク２の表面状態を説明すると、第２
図はディスク２の断面の一部を示しており、アルミニュ
ウム円板から成る基板１４上に磁性膜１５が形成され、
更にガラス（ＳｉＯλ）或いはアルミナ（ＡＩｚＯａ　
）等の保護膜１６が形成されている。保護膜１６はディ
スク２の耐摩耗性を持たせる為のものである。

そして表面の潤滑性を向上させる為に、ディスク２の表
面に弗素系の潤滑剤１７　（例えばパーフロロアルキル
ポリエーテル）を塗布して使用される。

しかしながらこの方法によると、保護膜１６のを十分満
足するに至っていないという欠点がある。

（ｄ１発明の目的 本発明の目的は、上記の欠点を解決する為のもので、表
面の摩耗寿命を改善することができる磁気記録媒体を提
供するにある。

ｔｅ１発明の構成 基材に磁気材料を塗布し、磁気材料の面に第１の保護膜
を形成し、第１の保護膜上に第２の保護膜を形成して成
る磁気記録媒体であって、第２の保護膜は多孔性を形成
し得るカーボン塗膜であることを特徴とする磁気記録媒
体であり、かくすることにより目的を達成することがで
きる。

（ｆ＋発明の実施例 以下、本発明の一実施例を第３図及び第４図を参照して
説明する。第３図は本発明による実施例を一部破断して
示す断面図、第４図は第３図の説明図である。第２図と
同一個所は同符号で示す。

第３図に示すように、ディスク２０の保護膜１６の上に
カーボン塗膜１８が形成されている。

カーボン塗膜１８は、例えばつぎのような割合８即ち、
フェノール樹脂単位、ポリビニールメチルエーテル１０
単位より成るバインダーをトルエン１４０単位、酢酸セ
ロソルブ４００単位に熔解した溶液にカーボンブラック
（例えば粒子径２０〜５０Ａ）２０単位をボールミル混
練により分散させ塗布液を調整する。

つぎにこれを清浄にしたディスク２０の表面にスピンコ
ードし、２３０度Ｃ３０分間硬化後、膜厚０゜１〜０．
３　μに加工する。

このように処理したディスク２０に潤滑剤１７を塗布し
、更に２００度Ｃ３０分間の熱処理を行う。

カーボン塗膜１８の表面は第３図に示すように多孔性で
あり潤滑剤１７が微小孔へ含浸して効果的な表面潤滑性
を保つことができる。

以上のプロセスによって作成されたディスク２０につい
て、図示していないディスク表面強度評価用の磁気ヘッ
ドを用いて強度評価を行った結果を第４図に示している
。

第４図において、縦軸は表面の摩耗剥離に至るまでのテ
ストの繰返し回数を示す。この場合の一回のテストは所
定の荷重を磁気ヘッドに加えてディスク面に接触させて
、ディスクを例えば１００回転させる方法である。

横軸は磁気ヘッドに加える荷重を示し、曲線■は従来方
法によるディスク２の表面強度１曲線■は本発明による
ディスク２０の表面強度である。

曲線Ｈは曲線Ｔに比べて何れの荷重においても、およそ
１．５倍の寿命があるという結果が出ている。

このテストは実用寿命に良く対応しているので、使用上
のディスク２０の寿命は著しく改善されることは明らか
である。

このようにしてディスク２０の表面の長寿命化を図るこ
とができる。

ｆｇ）発明の詳細 な説明したように本発明によれば、磁気ディスクの表面
にカーボン塗膜を形成させることにより、摩耗寿命を改
善することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されるコンタクトスタートストン
ブタイブの磁気ディスク装置を一部破断して例示する側
面図、第２図は従来方法を一部破断して示す断面図、第
３図は本発明による実施例を一部破断して示す断面図、
第４図は第３図の説明図である。 図において、１は磁気ディスクバンク、２．２０はディ
スク、１４は基板、１５は磁性膜、１６は保護膜、１７
は潤滑剤、１８は力〜ボン塗膜を示す。 第１ＩＷ 第２図 ＃３図 ２θ 第４図図 一　荷ｔ　　（ｙ）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）基材に磁性材料を塗布し、該磁性材料の面に第１
   の保護膜を形成し、該第１の保護膜上に第２の保護膜を
   形成して成る磁気記録媒体であって、前記第２の保護膜
   は多孔性塗膜であることを特徴とする磁気記録媒体。
2. （２）前記基材は円形基板であることを特徴とする特許
   請求の範囲第＋１１項記載の磁気記録媒体。
3. （３）前記第２の保護膜はカーボンブランクを顔料とし
   た塗膜であることを特徴とする特許請求の範囲第（１１
   項記載の磁気記録媒体。