JPH039459Y2 - - Google Patents

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JPH039459Y2
JPH039459Y2 JP1983093288U JP9328883U JPH039459Y2 JP H039459 Y2 JPH039459 Y2 JP H039459Y2 JP 1983093288 U JP1983093288 U JP 1983093288U JP 9328883 U JP9328883 U JP 9328883U JP H039459 Y2 JPH039459 Y2 JP H039459Y2
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JP
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mounting
vertical member
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interposed
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JP1983093288U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車機関の懸架装置に係り、特に
機関の下部位置を通過する縦メンバの内空部に排
気管を通すことにより限られた機関下部スペース
の有効利用を果たす自動車機関の懸架装置に関す
る。
[従来の技術] 車体の前後方向且つ機関下部を通過する縦メン
バ、例えば、マウンテイングメンバが車両には架
設されている。そして、機関の排気管は機関下部
のオイルパン側方に存する空隙部を経て、車体後
方まで伸びている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、従来、マウンテイングメンバを、振
動・騒音対策上最適位置である機関の重心下部位
置を通過させ且つこのマウンテイングメンバに並
列に排気管を設けたものがある。しかし、マウン
テイングメンバと排気管とによりオイルパン容量
を減少させる不都合がある。
あるいはまた、上述とは逆にオイルパン容量を
確保するためにマウンテイングメンバの懸架位置
を機関の重心下部位置からずらして設けたものも
ある。
しかし、このようにすると、2本のマウンテイ
ングメンバを機関の左右下部位置に懸架する必要
があり、構造が複雑となる不都合がある。
さらにまた、マウンテイングメンバをオイルパ
ン側方の間隙からトランスミツシヨンに至る機関
の下部位置に懸架したものもある。
しかし、このようにすると排気管の取付位置が
低下し、許容地上高を下回ることとなり、悪路走
行時に排気管等の部品を損傷する惧れがある。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上述不都合を除去す
るために、前輪駆動横置内燃機関の下部位置を車
体前後方向に通過するとともにオイルパンの空隙
部を通過する縦メンバを設け、縦メンバを横断面
形状が両端にリブを有するC字状に構成するとと
もに、下方に開口面を位置させ縦メンバの内空部
を通過させて排気管を配設し、縦メンバの前方側
の一端を前方車体側メンバ近傍にて上方向に折曲
して設け、この縦メンバの前方側の一端と前方車
体メンバ間に第1エンジンマウンテイングを介設
し、縦メンバの後方側の他端と後方車体メンバ間
に第2エンジンマウンテイングを介設し、縦メン
バと前輪駆動横置内燃機関間には第1,第2メン
バマウンテイングを夫々介設し、第1,第2エン
ジンマウンテイングと第1,第2メンバマウンテ
イングとにより2重マウンテイング構造としたこ
とにより、構造が簡単で製作コストが低廉とな
り、限られた機関下部スペースを有効活用するこ
とができ、縦メンバの屈曲やねじれに対する強度
を向上させ得るとともに、防振機能を向上し得る
自動車機関の懸架装置を実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、前輪駆
動横置内燃機関の下部位置を車体前後方向に通過
するとともにオイルパンの空隙部を通過する縦メ
ンバを設け、この縦メンバを横断面形状が両端に
リブを有するC字状に構成するとともに下方に開
口面を位置させ前記縦メンバの内空部を通過させ
て排気管を配設し、前記縦メンバの前方側の一端
を前方車体側メンバ近傍にて上方向に折曲して設
け、この縦メンバの前方側の一端と前方車体メン
バ間に第1エンジンマウンテイングを介設し、縦
メンバの後方側の他端と後方車体メンバ間に第2
エンジンマウンテイングを介設し、前記縦メンバ
と前輪駆動横置内燃機関間には第1,第2メンバ
マウンテイングを夫々介設し、第1,第2エンジ
ンマウンテイングと第1,第2メンバマウンテイ
ングとにより2重マウンテイング構造としたこと
を特徴とする。
[作用] 上述の如く構成したことにより、縦メンバによ
つて構造が簡単で製作コストが低廉となり、限ら
れた機関下部スペースを有効に活用し、縦メンバ
の屈曲やねじれに対する強度を向上させるととも
に、第1エンジンマウンテイングや第2エンジン
マウンテイングや第1,第2メンマウンテイング
によつて防振機能を向上させている。
[実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を説明す
る。
第1〜3図はこの考案の第1実施例を示し、第
1図において、2は車体フロント部、4は前輪駆
動横置用機関、6は排気マニホルド、8は排気管
である。
前記車体フロント部2に載置される機関4の下
部位置を車体前後方向に通過すべく縦メンバたる
マウンテイングメンバ10を架設する。
そして、第2図に示す如く、このマウンテイン
グメンバ10の所定位置に前記排気管8の入口フ
ランジ12を機関4側に突出させるための円形状
の孔部14を穿設する。
また、第3図に示す如く、このマウンテイング
メンバ10の縦断面形状を両端が外側に突出する
リブ16a,16bを有するC字状に形成し、こ
のマウンテイングメンバ10の開口面18を下方
に位置させる。このマウンテイングメンバ10の
前方側の一端10aを、第1図に示す如く、前方
車体側メンバ24近傍にて上方向に折曲して設
け、一端10aに第1エンジンマウンテイング2
0を設ける。
そして、この第1エンジンマウンテイング20
近傍において、マウンテイングメンバ10の一端
10aのリブ16a,16bを第1メンバマウン
テイング22を介して前方車体側メンバ24に取
付具26により固着する。
また、後方側の他端10zのリブ16a,16
bを第2メンバマウンテイング28を介して後方
車体側メンバ30に取付具32により固着する。
前記マウンテイングメンバ10の上面途中には支
持部材34を介して第2エンジンマウンテイング
36を設ける。
そして、第1図に示す如く、前記第1,第2エ
ンジンマウンテイング20,36に第1,第2接
続部材38,40を夫々介して前記機関4を横置
状態に装着し、この機関4の排気マニホルド6と
排気管8とを連通する。このとき、前記マウンテ
イングメンバ10の内空部42内には車体前後方
向に通過すべく排気管8を配設し、マウンテイン
グメンバ10の孔部14から機関4側に排気管8
の入口フランジ12を突出させ、この入口フラン
ジ12と排気マニホルド6の出口フランジ44と
を連結する構成とする。
また、第3図に示す如く、前記マウンテイング
メンバ10は機関4下部のオイルパン46とミツ
シヨンケース48とにより形成される空隙部50
内を通過する構成とする。
次に作用について説明する。
機関稼動時に機関4には振動と機関熱とが発生
する。そして、機関4を支持するマウンテイング
メンバ10や、前・後方車体側メンバ24,30
にこの振動が伝達せんとする。しかし、この考案
においては機関4とマウンテイングメンバ10と
の間に第1,第2エンジンマウンテイング20,
36を介設し、そしてマウンテイングメンバ10
と前・後方車体側メンバ24,30との間に第
1,第2メンバマウンテイング22,28を介設
したので、2重マウンテイング構造により振動が
効果的に緩和される。このため、防振機能が向上
し、乗り心地が良好となる。
また、前記機関熱は排気マニホルド6を経て、
排気管8に伝導する。そして、機関4下部のオイ
ルパン46とミツシヨンケース48との間隙部5
0を排気管8が通過する部位では、この排気管8
がマウンテイングメンバ10の内空部42を通過
するとともに上方と両側方との三方から被覆され
ているので、機関熱が遮断される。このため、機
関熱によるエンジンオイルの過熱を防止し、エン
ジンオイルが劣化を生ずる惧れがない。
更に、前記マウンテイングメンバ10を両端に
リブ16a,16bを有する断面C字状に形成し
たので、機関4の重量による屈曲や機関駆動時に
生ずるねじれに対する強度が向上するものであ
る。
更にまた、マウンテイングメンバ10は、第1
〜3図に示す如く、開口面18を下方に位置させ
るとともに、第1図に示す如く、前方車体側メン
バ24近傍にて上方向に折曲されることにより、
車両前方からの風が入り易く、冷却風として機能
させることができ、しかも開口面8を下方に位置
させたことによつて冷却風がマウンテイングメン
バ10内を通過し易く、冷却効率を向上させてい
る。
第4,5図はこの考案の第2実施例を示すもの
である。この第2実施例において上述第1実施例
と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説
明する。
この第2実施例の特徴とするところは以下の点
にある。
つまり、前記マウンテイングメンバ10の一端
10aを2股に分岐して設け、この分岐メンバ5
2,52を前方車体側メンバ24に下方から夫々
装着し、この分岐メンバ52,52間に孔部14
を現出する構成としたものである。
さすれば、機関4の取付工程の前後に拘わら
ず、車体フロント部2の下方からマウンテイング
メンバ10を前・後方車体側メンバ24,30に
取付けることができる。そして、このマウンテイ
ングメンバ10の分岐メンバ52,52間に現出
した孔部14から機関4側に排気管8の入口フラ
ンジ12を通過させ、この入口フランジ12を排
気マニホルド6の出口フランジ44に連結するこ
とができる。
これにより、マウンテイングメンバ10の取付
けを簡単容易に行うことができるものである。
第6,7図はこの考案の第3実施例を示すもの
である。
この第3実施例の特徴とするところは、以下の
点にある。
つまり、前記マウンテイングメンバ10の一端
10a近傍の所定位置において、排気管8の入口
フランジ12を機関4側に突出すべく左右に形成
したリブ16a,16bに高低差を設けたもので
ある。すなわち、第6,7図に示す如く、マウン
テイングメンバ10を所定位置において極端に高
低差を有するように折曲形成する。そして、第6
図に破線で示す如く、この所定位置において一方
のリブ16bを他方のリブ16aよりも上方に形
成する。また、排気管8をマウンテイングメンバ
10の所定位置においてリブ16b側に屈曲させ
るとともに、リブ16bを通過した後に上方の機
関4方向に立ち上がるべく折曲形成する。
さすれば、マウンテイングメンバ10の孔部を
形成する必要がなく、作業工数を減少することが
できる。
なお、この考案は上述第1〜第3実施例に限定
されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
例えば、この考案の第1〜第3実施例におい
て、縦メンバをマウンテイングメンバとして説明
したが、この縦メンバをマウンテイングメンバ以
外のフレーム等の縦メンバ類とすることもでき
る。
また、この考案の第1〜第3実施例において、
マウンテイングメンバに形成したリブを外側に突
出させる構成としたが、マウンテイングメンバの
内空部を包囲すべくリブを内側に突出させて設け
ることも可能である。
更に、この考案の第1〜第3実施例において、
縦メンバたるマウンテイングメンバが機関の重心
下部位置付近を通過する構成とすれば、振動騒音
対策が効果的に果たされるとともに、特に2重マ
ウント方式においてはフローテイング効果を得る
ことができるものである。
[考案の効果] 以上詳細に説明した如くこの考案によれば、前
輪駆動横置内燃機関の下部位置を車体前後方向に
通過するとともにオイルパンの空隙部を通過する
縦メンバを設け、縦メンバを横断面形状が両端に
リブを有するC字状に構成するとともに、下方に
開口面を位置させ縦メンバの内空部を通過させて
排気管を配設し、縦メンバの前方側の一端を前方
車体側メンバ近傍にて上方向に折曲して設け、こ
の縦メンバの前方側の一端と前方車体メンバ間に
第1エンジンマウンテイングを介設し、縦メンバ
の後方側の他端と後方車体メンバ間に第2エンジ
ンマウンテイングを介設し、縦メンバと前輪駆動
横置内燃機関間には第1,第2メンバマウンテイ
ングを夫々介設し、第1,第2エンジンマウンテ
イングと第1,第2メンバマウンテイングとによ
り2重マウンテイング構造としたので、構造が簡
単で製作コストが低廉となり、限られた機関下部
スペースを有効利用し得て、マウンテイングメン
バの屈曲やねじれに対する強度を向上させ得ると
ともに、2重マウンテイング構造によつて防振機
能を向上させ得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案の第1実施例を示し、第
1図は車体フロント部の側面図、第2図は第1図
の矢視からの概略拡大平面図、第3図は第1図
の−線拡大断面図である。第4,5図はこの
考案の第2実施例を示し、第4図は車体フロント
部の側面図、第5図は第4図の矢視からの概略
拡大平面図である。第6,7図はこの考案の第3
実施例を示し、第6図は縦メンバと前方車体側メ
ンバとの装着箇所近傍の概略拡大側面図、第7図
は第6図の矢視の概略平面図である。 図において、4は機関、6は排気マニホルド、
8は排気管、10はマウンテイングメンバ、14
は孔部、16a,16bはリブ、18は開口面、
20は第1エンジンマウンテイング、22は第1
メンバマウンテイング、28は第2メンバマウン
テイング、36は第2エンジンマウンテイング、
42は内空部、50は空隙部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前輪駆動横置内燃機関の下部位置を車体前後方
    向に通過するとともにオイルパンの空隙部を通過
    する縦メンバを設け、この縦メンバを横断面形状
    が両端にリブを有するC字状に構成するとともに
    下方に開口面を位置させ前記縦メンバの内空部を
    通過させて排気管を配設し、前記縦メンバの前方
    側の一端を前方車体側メンバ近傍にて上方向に折
    曲して設け、この縦メンバの前方側の一端と前方
    車体メンバ間に第1エンジンマウンテイングを介
    設し、縦メンバの後方側の他端と後方車体メンバ
    間に第2エンジンマウンテイングを介設し、前記
    縦メンバと前輪駆動横置内燃機関間には第1,第
    2メンバマウンテイングを夫々介設し、第1,第
    2エンジンマウンテイングと第1,第2メンバマ
    ウンテイングとにより2重マウンテイング構造と
    したことを特徴とする自動車機関の懸架装置。
JP9328883U 1983-06-20 1983-06-20 自動車機関の懸架装置 Granted JPS601622U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9328883U JPS601622U (ja) 1983-06-20 1983-06-20 自動車機関の懸架装置

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JP9328883U JPS601622U (ja) 1983-06-20 1983-06-20 自動車機関の懸架装置

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Publication Number Publication Date
JPS601622U JPS601622U (ja) 1985-01-08
JPH039459Y2 true JPH039459Y2 (ja) 1991-03-08

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ID=30224019

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5554569U (ja) * 1978-10-06 1980-04-12

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5936538Y2 (ja) * 1979-02-05 1984-10-08 三菱自動車工業株式会社 車輌のエンジン支持部構造
JPS57116524U (ja) * 1981-01-12 1982-07-19
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JPS601622U (ja) 1985-01-08

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