JPH0393735A - エタン骨格を有する光学活性化合物 - Google Patents

エタン骨格を有する光学活性化合物

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JPH0393735A
JPH0393735A JP23067489A JP23067489A JPH0393735A JP H0393735 A JPH0393735 A JP H0393735A JP 23067489 A JP23067489 A JP 23067489A JP 23067489 A JP23067489 A JP 23067489A JP H0393735 A JPH0393735 A JP H0393735A
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Hiromichi Inoue
博道 井上
Shinichi Saito
伸一 斉藤
Koji Ono
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶表示素子および液晶光スイッチング素子の
分野で有用である光学活性化合物および該化合物を含む
組成物、ならびにそれを用いた表示素子に関する. 更に詳しくは、強誘電性液晶表示素子の材料のカイラル
或分として好適な新規の化合物に関する.〔従来の技術
〕 現在、液晶表示素子としてはT N (Twisted
Nematic)型表示方式が最も広く使用されている
.このTN表示は低駆動電圧、低消費電力等の利点、を
多く備えている。しかしながら、応答速度に関しては、
陰極線管、エレクトロル逅ネッセンス、プラズマディス
プレイ等の発光型の表示素子に著しく劣っている.捩れ
角を180゜〜270゜にした新しいタイプのTN表示
素子も開発されているが、応答速度に関してはやはり劣
っている。この様に種々の改善の努力はなされているに
も拘らず、未だに応答速度の速いTN表示素子の開発は
実現には至っていない。
しかしながら、現在、盛んに研究の進められている強誘
電性液晶を用いた新しい表示方式においては、応答速度
の著しい改善が見込まれている(Clarkら; Ap
plied Phys.1ett..36.899(1
980)).この表示形式は強誘電性を示すカイラルス
メクチックC相(以下、SC*相と略称する)等のカイ
ラルスメクチック相   、一 利用する物である。
強誘電性を示す液晶相はSC*相以外には、カイラルス
メクチフクF−G−H・■等の相が強誘電性を示す. 実際に使用される強誘電性液晶表示素子に使用される強
誘電性液晶材料には多くの特性が要求される。
また、応答時間(τ)と自発分極(Ps)、粘度(η)
の間にはτ匡η/Psなる関係が或立するので、高速応
答を目指すためには、Ps大、η小の材料が要求される
. これらの要求に対しては現状では1種の化合物では答え
られず、多くの液晶化合物あるいは非液晶化合物の混合
物の形で強誘電性液晶組成物は提供されている.強誘電
性液晶の特性としては、自発分極(Ps)、傾き角(θ
)、粘度(η)、液晶相系列、等がその代表的なものと
して挙げられる。
強誘電性液晶組或物は強誘電性液晶化合物のみから構戒
する方法、非カイラルなスメクチフクC・F−G−H−
 1等の相(以下、SC等の相と略称する)を呈する化
合物および組威物を基本物質として、l種以上の強誘電
性液晶化合物あるいは非液晶の光学活性化合物を混合す
ることにより、全体を強誘電性液晶相を呈する組或物と
する方法、等により構或することが可能である。
後者の方法に於ける基本物質としては、SC等の非カイ
ラルな傾いたスメクチック液晶相を示す種々の系統の化
合物群が用いられているが、実用的には低温から室温以
上の温度領域で幅広く傾いたスメクチフク相を呈する液
晶化合物あるいは液晶組成物が望ましい.これらの傾い
たスメクチソク相の中でもSC相が強誘電性液晶相の中
で最も高温度領域に出現することから、広く一般的に基
本物質の液晶相としてSC相が使われている。これらの
スメクチックC液晶組成物の構1′ti戒分としては、
フェニルベンゾエート系、シッフ塩基系、ビフェニル系
、フェニルピリジン系、フェニルピリミジン系等の様な
液晶化合物が挙げられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、強誘電性液晶組戒物の自発分極を大きく
誘起し、その粘性を増大させず、しかも、高速応答性を
誘起するような光学活性物質はこれまでに余り多くは報
告されていない。本発明の目的はこれらの特性の中でも
、自発分極を大きく発現する低粘な化合物を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は後続する説明から明らか
になる。
〔課題−を解決するための手段〕
本発明は、一般式 R’−Ph  CHtCHz−Ph  Ph  R” 
  ( I )(但し、上式においてRlは炭素数4〜
15のアルキル基またはアルコキシ基を、R1はメチル
分岐を有する炭素数4〜10の光学活性なアルコキシ基
あるいは−OCIhCH(CH3)OR”(R”は炭素
数2〜10のアルキル基あるいはアルカノイル碁、また
は2位が炭素数2〜10のアルコキシ基で置換されたプ
ロピオニル基を示す)をそれぞれ示し、Phは1,4−
フェニレン基を示す.)で表される光学活性化合物およ
びそれを少なくとも1種含有する液晶組或物である. 本発明の化合物はR8の種類によって、以下の種類に分
類される。
R’  Ph  C}I2CH2−−Ph  Ph  
OR”  (I  a)CH3 R’−Ph−CH2CH2−−Ph−Ph−OCtlz
C}I−OR’ネ CI−b) CH3 1 R’−Ph  CHtCHz−Ph−Ph  OCHt
CH  OCOR’ネ (1−c) (1−d) 上記の式でR3はメチル分岐を有する炭素数4〜10の
光学活性なアルキル基を、R4は炭素数2〜10のアル
キル基を、R5は炭素数1〜9のアルキル基をそれぞれ
示す. 本発明の化合物の好ましい態様としては、(1)式でR
1が炭素数6−12のアルキル基またはアルコキシ基で
ある物があげられる.また、好ましい化合物として(1
)式でR0が後に列挙する基である物が示される.これ
らの化合物におけるR0は、本発明の化合物がそれぞれ
(I−a)、(I−b)、(I−c)又は(1−d)の
いずれかの式で表わされる化合物である場合に分けて以
下のように示される. (I−a)の時 1−メチルブロボキシ 1−メチルブトキシ 1−メチルペンチルオキシ 1−メチルへキシルオキシ 1−メチルへプチルオキシ 1−メチルオクチルオキシ 1−メチルノニルオキシ 2−メチルプトキシ 3−メチルペンチルオキシ 4−メチルへキシルオキシ 5−メチルへプチルオキシ 6−メチルオクチルオキシ 7−メチルノニルオキシ (1=b)の時 R4が炭素数2〜6のアルキル基である物が好ましく、
このR”としては、 2−エトキシプロボキシ 2−プロポキシプロボキシ 2−ブトキシプロポキシ 2−ペンチルオキシブロポキシ 2−へキシルオキシブロボキシ を示すことができる. また、R4は光学活性基でもよく、その場合の好ましい
R*は 2−(1−メチルプロポキシ)プロポキシ2−(1−メ
チルブトキシ)ブロポキシ2−(1−メチルペンチルオ
キシ)ブロボキシ2−(2−メチルブトキシ)プロボキ
シ2−(3−メチルペントキシ)プロポキシである. (1−C)の時 RSは好ましくは炭素数2〜7のアルキル基であり、そ
の好ましいVの具体例は 2−プロピオニルオキシプロポキシ 2−プチリルオキシブロボキシ 2−ペンタノイルオキシプロボキシ 2−ヘキサノイルオキシプロポキシ 2−ヘプタノイルオキシプロポキシ 2−オクタノイルオキシブロボキシ である。
また、R%は光学活性基でもよく、その好ましいR′は 2−(2−メチルプチリルオキシ〉プロポキシ2−(2
−メチルベンタノイルオキシ)ブロポキシ 2−(2−メチルヘキサノイルオキシ)プロポキシ 2−(2−メチルヘプタノイルオキシ)プロボキシ 2−(3−メチルペンタノイルオキシ)プロポキシ 2−(4−メチルヘキサノイルオキシ)プロボキシ 2−(5−メチルヘプタノイルオキシ)ブロボキシ である。
(1−d)の時 R4は好ましくは炭素数2〜6のアルキル基であり、そ
の好ましいR1の具体例としては2−(2−エトキシプ
ロビオニルオキシ)プロボキシ 2−(2−プロボキシブロピオニルオキシ)フロボキシ 2−(2−プトキシブロピオニルオキシ)プロボキシ 2−(2−ペンチルオキシブロピオニルオキシ)ブロボ
キシ 2−(2−へキシルオキシブロピオニルオキシ〉プロポ
キシ が挙げられる. 次に本発明の化合物の製造方法について説明する.(I
)式の化合物は以下の経路にて製造できる. (1−a)の化合物 上記においてはXは、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子ま
たは、p一トルエンスルホニルオキシ基、ベンゼンスル
ホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基等の脱離基
を示し、RlとR3は前述と同じ意味をもつ. 即ち、4′−ヒドロキシ−4− (2− (4 ’置換
フェニル)エチル)ビフェニル〔1〕とアル一テル化剤
〔3〕を作用させることにより、(I−b)の化合物を
製造することができる。
CI−c)の場合 により、(1−a)の化合物を製造することができる. (1−b)の化合物 〔5) ctta e −0−CHzCH−OH 〔6〕 ここで、Rl. R4及びXは前述した通りである.即
ち、ヒドロキシビフェニル化合物(1)にエ(1−d)
の化合物 (1−c) ここでPは、2−テトラヒドロピラニル基、1一エトキ
シエチル基、ベンジル基等の保護基を示し、R1. R
%及びXは前述と同じ意味をもつ.即ち、ヒドロキシビ
フェニル化合物〔1〕に保護されたエーテル化剤〔4〕
を作用させ〔5〕の化合物を得、次いで保護基に応じて
適切な脱保護処理を行い、光学活性アルコール化合物〔
6〕を得る。これをエステル化することにより(1−c
)の化合物を製造することができる. 〔7〕 式中、Rl及びR4は前述と同じ意味をもつ。
即ち、光学活性アルコール化合物〔6〕を、光学活性カ
ルボン酸化合物〔7〕を用いてエステル化することによ
り(I−d)の化合物が得られる。
(I−c)および(1−d)の最終ステップのエステル
化反応は、酸ハライド等の活性エステル化物をピリジン
、トリエチルアξン等の塩基共存下に、アルコール化合
物に作用させることにより、あるいは又、ジシクロへキ
シルカルボジイ5ド等の脱水剤を用いる方法等により、
行うことができる. ここで、各(1−a)〜(1−d)の共通の原料である
フェノール化合物〔1〕の製造方法について述べる。〔
1〕は以下の経路に従って好適に製造できる. 〔12〕 〔8〕 (9) 〔10〕 〔1 1〕 トキシビフェニル(9)とのフリーデルククラフツ反応
にまりケトン化合物〔10〕を製造し、これをアルコー
ルに還元、同一容器内で一挙に脱水し、スチルベン化合
物〔11〕を得る。これを炭素担持のパラジウム等を触
媒として、水素添加し〔12〕とし、これに酢酸中で臭
化水素を作用させ、脱メチル化反応を行い、フェノール
化合物〔1〕を得ることができる. また、(2).(3)及び〔7〕の化合物は例えば以下
のようにして得られる.ここではXがp−}ルエンスル
ホニルオキシ基であり、Pがテトラヒドロビラニル基で
ある場合について示す。
0 〔2〕 CHzCHCOOCJs 0 〔3〕 〔1 4〕 〔7〕 すなわち、光学活性メチルアルカノール〔13〕にp一
トルエンスルホニルクロリドを反応させて光学活性p−
}ルエンスルホン酸アルキル〔2〕を得る。光学活性メ
チルアルカノールは数多くの化合物が市販されており、
市販されていない物でも当業者は市販品の製造方法1二
準じて調製しうる.また、エーテル化剤〔3〕は、d又
はl乳酸エ次いでLiA I H4で還元して光学活性
アルコール化合物〔15〕としたftp−トルエンスル
ホニルクロリドと反応させて調製できる. 保護された光学活性エーテル化剤〔4〕はd又シ酸エチ
ル〔16〕とした4k,還元し、さらにp−}ルエンス
ルホニルクロリドで光学活性p−トルエンスルホン酸エ
ステル〔4〕とすることができる. また〔7〕の光学活性プロピオン酸化合物は光学活性プ
ロピオン酸エチル〔14〕を加水分解して容易に得られ
る. 本発明の化合物を以下に例示する。
4’−(1−メチルブロポキシ’)−4− (2−(4
′一へキシルフェニル)エチル)ビフェニル4’−(1
−メチルブロボキシ)−4− (2−(4′−へプチル
フェニル)エチル)ビフェニル4’−(1−メチルブロ
ポキシ)−4− (2−〈4′−オクチルフェニル)エ
チル)ビフエニル4’−(1−メチルブロポキシ)−4
− (2−(4′一ノニルフェニル)エチル)ビフェニ
ル4’−(1−メチルプロボキシ”)−4− (2−(
4′一デシルフェニル〉エチル)ビフェニル4’−(1
−メチルへキシルオキシ)−4一(2−(4’−ヘキシ
ルフエニル〉エチル)ビフエニノレ 4’−(1−メチルヘキ゛シルオキシ)−4(2−(4
’−へプチルフエニル)エチル)ビフエニノレ 4’−.(1−メチルへキシルオキシ)−4一(2−(
4’−オクチルフエニル)エチル)ビフェニlレ 4’−(1−メチルへキシルオキシ)−4−(2−(4
’一ノニルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(1−メチルへキシルオキシ)−4−(2−(4
’一デシルフエニル)エチル)ビフエニノレ 4’−(1−メチルへプチルオキシ)−4−(2−(4
’一へキシルフエニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(1−メチルへプチルオキシ)−4−(2−(4
’一へプチルフェニル)エチル〉ビフェニノレ 4’一(1−メチルへプチルオキシ)−4−(2−(4
’−オクチルフェニル)エチル)ビフエニノレ 4’−(1−メチルへプチルオキシ)−4一(2−(4
’−ノニルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(1−メチルへブチルオキシ)−4一(2−(4
’一デシルフエニル)エチル)ビフエニノレ 4’−(1−メチルノニルオキシ”) −4− (2一
(4′−へキシルフェニル)エチル〉ビフエニノレ 4’−(1−メチルノニルオキシ”) −4− (2一
(4′−へプチルフエニル)エチル)ビフエニノレ 4’一(1−メチルノニルオキシ”) −4− (2一
(4′−オクチルフェニル)エチル)ビフエニノレ 4’一(1−メチルノニルオキシ) −4− (2一(
4′一ノニルフェニル)エチル)ビフェニル4’−(1
−メチルノニルオキシ’) −4− (2一(4′一デ
シルフエニル)エチル)ビフエニル4’−(1−メチル
ペンチルオキシ)−4−(2−(4’一へキシルオキシ
フェニル)エチル)ビフェニル 4’−(1−メチルペンチルオキシ)−4ー(2−(4
’一へプチルオキシフェニル)エチル)ビフエニル 4’−(1−メチルベンチルオキシ)−4−(2−(4
’−オクチルオキシフエニル)エチル〉ビフエニル 4’−(1−メチルペンチルオキシ)一4一(2−(4
’一ノニルオキシフェニル)エチル〉ビフェニル 4’−(1−メチルペンチルオキシ)−4−(2−(4
’一デシルオキシフェニル)エチル〉ビフェニル 4’−(1−メチルオクチルオキシ)−4−(2−(4
’−へキシルオキシフエニル)エチル)ビフェニル 4’−(1−メチルオクチルオキシ)−4−(2−(4
’一へプチルオキシフエニル)エチル)ビフエニル 4’−(1−メチルオクチルオキシ)−4−(2−(4
’−オクチルオキシフェニル)エチル)ビフエニル 4’−(1−メチルオクチルオキシ)一4−(2−(4
’一ノニルオキシフェニル)エチル)ビフエニル 4’−(1−メチルオクチルオキシ)−4一(2−(4
’一デシルオキシフェニル〉エチル)ビフェニル 4’−(5−メチルへブチルオキシ)−4−(2−(4
’一へキシルフェニル)エチル〉ビフェニノレ 4’−(5−メチルへブチルオキシ)−4−(2−(4
’一へプチルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(5−メチルへプチルオキシ)−4−(2−(4
’−オクチルフェニル)エチル〉ビフェニノレ 4’−(5−メチルへブチルオキシ)−4−(2−(4
’一ノニルフェニル)エチル)ビフエニル 4’−(5−メチルへブチルオキシ)−4一(2−(4
’一デシルフエニル〉エチル)ビフェニノレ 4’−(2−プロボキシプロボキシ)−4−(2−(4
’一へキシルフェニル)エチル)ビフエニノレ 4’−(2−プロポキシプロボキシ)−4−(2−(4
’−ヘプチルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−プロポキシプロポキシ〉−4−(2−(4
’−オクチルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−プロポキシプロボキシ)−4−(2−(4
’一ノニルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−プロポキシブロポキシ)−4−(2−(4
’一デシルフェニル)エチル〉ビフェニノレ 4’−(2−ブトキシプロボキシ)−4−(2一(4′
一へキシルフェニル)エチル)ビフエニノレ 4’−(2−ブトキシブロポキシ) −4− (2−(
4′一へプチルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−ブトキシブロポキシ) −4− (2−(
4′−オクチルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−プトキシプロボキシ)  −4− (2一
(4′一ノニルフェニル)エチル)ビフェニル4’−(
2−ブトキシブロポキシ)  −4− (2一(4′一
デシルフェニル)エチル)ビフェニル4’−(2−ベン
チルオキシプロボキシ)−4−(2−(4’−へキシル
フエニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−ペンチルオキシプロボキシ)−4− (2
− (4’一へプチルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−ペンチルオキシプロボキシ)−4−(2−
(4’−オクチルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−ペンチルオキシプロポキシ)−4−(2−
(4’一ノニルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’一(2−ペンチルオキシプロポキシ)−4−(2−
(4’一デシルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−(2−メチルブトキシ)ブロボキシ)−4
−(2−(4 ’−へキシルフェニル)エチル)ビフェ
ニル 4’−(2−(2−メチルブトキシ)プロポキシ)−4
− (2− (4 ’−へプチルフェニル)エチル)ビ
フェニル 4’− (2− (2−メチルブトキシ)プロボキシ)
−4− (2− (4 ’−オクチルフェニル)エチル
)ビフェニル 4’−(2−(2−メチルブトキシ)ブロボキシ)−4
− (2− (4 ’一ノニルフェニル)エチル)ビフ
ェニル 4’−(2−(2−メチルブトキシ)プロボキシ)−4
− (2− (4’一デシルフェニル)エチル)ビフェ
ニル 4’−(2−プチリルオキシプロポキシ)一4−(2−
(4’一へキシルフェニル)エチル)ビフエニノレ 4’−(2−プチリルオキシプロボキシ)−4− (2
− (4’−へプチルフエニル)エチル)ビフェニル 4’−(2−プチリルオキシプロポキシ)−4−(2−
(4’−オクチルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−プチリルオキシプロボキシ)−4−(2−
(4’一ノニルフェニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−プチリルオキシプロポキシ)−4− (2
−(4 ’−テシルフエニル)エチル)ビフェニノレ 4’−(2−ペンタノイルオキシプロポキシ)−4− 
(2− (4’一へキシルフェニル)エチル)ビフェニ
ル 4’−(2−ペンクノイルオキシブロポキシ)−4− 
(2− (4’−へプチルフェニル)エチル〉ビフェニ
ル 4’一(2−ペンタノイルオキシプロボキシ)−4− 
(2− (4 ’−オクチルフェニル)エチル)ビフエ
ニル 4’−(2−ペンタノイルオキシプロボキシ)−4− 
(2− (4 ’一ノニルフェニル)エチル)ビフエニ
ノレ 4’−(2−ペンタノイルオキシプロポキシ)−4− 
(2− (4’一デシルフエニル)エチル)ビフエニル 4’−(2−ヘキサノイルオキシブロポキシ)−4−(
2− (4’一へキシルフェニル)エチル)ビフェニル 4’−(2−ヘキサノイルオキシプロポキシ)−4− 
(2− (4’一へプチルフエニル)エチル)ビフェニ
ル 4’−(2−ヘキサノイルオキシブロボキシ)−4− 
(2− (4’−オクチルフエニル)エチル)ビフエニ
ル 4’−(2−ヘキサノイルオキシブロポキシ〉−4− 
(2−(4’一ノニルフェニル)エチル)ビフェニル 4’−(2−ヘキサノイルオキシプロポキシ〉−4− 
(2− (4 ’一デシルフエニル)エチル)ビフエニ
ル 4’− (2− (2−メチルプチリルオキシ)プロポ
キシ)−4− (2− (4 ’一へキシルフエニル)
エチル)ビフエニル 4’−(2−(2−メチルプチリルオキシ)ブロポキシ
’)−4−(2−(4 ’−へプチルフェニル)エチル
)ビフェニル 4’− (2− (2−メチルプチリルオキシ)プロポ
キシ)−4− (2− (4 ’−オクチルフエニル)
エチル)ビフエニル 4’− (2− (2−メチルブチリルオキシ)プロポ
キシ)−4− (2− (4 ’一ノニルフェニル)エ
チル)ビフェニル 4’−(2−(2−メチルブチリルオキシ)プロポキシ
)−4− (2− (4 ’一デシルフエニル)エチル
)ビフェニル 4’− (2−(2−プロボキシブロピオニルオキシ〉
プロポキシ)−4− (2− (4 ’−へキシルフエ
ニル)エチル)ビフェニル 4’− (2− (2−プロポキシプロピオニルオキシ
)プロボキシ)−4− (2− (4 ’一へプチルフ
ェニル)エチル)ビフェニル 4’− (2− (2−プロボキシプ口ビオニルオキシ
)ブロポキシ”) −4− (2− (4’−オクチル
フェニル)エチル〉ビフェニル 4’−(2−(2−プロボキシプ口ピオニルオキシ〉プ
ロポキシ)−4− (2− (4’一ノニルフエニル)
エチル)ビフェニル 4’−(2−(2−プロポキシプロピオニルオキシ)プ
ロボキシ)−4− (2− (4 ’一デシルフェニル
)エチル)ビフェニル 4’−(2−(2−ブトキシブロピオニルオキシ)プロ
ポキシ) −4− (2− (4’一へキシルフェニル
)エチル)ビフエニル 4’−(2−(2−ブトキシプロピオニルオキシ)ブロ
ボキシ)−4− (2− (4 ’一へプチルフェニル
)エチル〉ビフェニル 4’− (2− (2−ブトキシプロピオニルオキシ)
プロボキシ”)−4− (2− (4 ’−オクチルフ
ェニル)エチル)ビフェニル 4’− (2−(2−ブトキシブロビオニルオキシ)プ
ロボキシ)−4− (2− (4 ’一ノニルフェニル
)エチル)ビフェニル 4’− (2− (2−ブトキシプロピオニルオキシ)
プロボキシ)−4−(2− (4’一デシルフェニル)
エチル)ビフェニル 4’−(2−(2−ペンチルオキシブロピオニルオキシ
)プロボキシ’)−4− (2− (4’一へキシルフ
ェニル)エチル)ビフェニル 4’−(2−(2−ペンチルオキシブロピオニルオキシ
)プロボキシ〉−4− (2− (4’一へプチルフエ
ニル)エチル)ビフェニル 4’− (2− (2−ペンチルオキシブロビオニルオ
キシ)ブロポキシ”)−4− (2− (4’−オクチ
ルフェニル)エチル)ビフェニル 4’−(2−(2−ペンチルオキシプ口ピオニルオキシ
)プロポキシ)−4− (2− (4 ’−ノニルフェ
ニル)エチル)ビフェニル 4’− (2− (2−ペンチルオキシブロピオニルオ
キシ)ブロボキシ’)−4− (2− (4’一デシル
フェニル)エチル)ビフェニル 4’−(2−(2−へキシルオキシプロピオニルオキシ
)プロポキシ)−4− (2− (4 ’一へキシルフ
エニル)エチル)ビフェニル 4’− (2− (2−へキシルオキシプロピオニルオ
キシ)プロボキシ)−4− (2−(4 ’一へプチル
フエニル)エチル〉ビフェニル 4’− (2− (2−へキシルオキシプロピオニルオ
キシ)プロボキシ)−4− (2− (4’−オクチル
フェニル)エチル)ビフエニル 4’−(2−(2−へキシルオキシブロピオニルオキシ
)プロポキシ’)−4− (2− (4’一ノニルフェ
ニル)エチル)ビフェニル 4’−(2−(2−へキシルオキシブロピオニルオキシ
)プロポキシ)−4− (2− (4 ’一デシルフエ
ニル)エチル)ビフェニル 本発明の光学活性化合物を添加することにより自発分極
が誘起されるスメクチック液晶相を有し、かつ強誘電性
液晶材料の戒分として本発明の光学活性化合物とともに
用いられる非カイラルな液晶化合物として以下の式で表
わされる化合物を典型的な例として挙げることができる
。以下の式においてR及びR′はそれぞれ同一または相
異なる炭素数5〜15のアルキル基を示す。
またこれらの式で1.4−フエニレン環の側位が−CN
および/またはハロゲン原子からなる極性基で置換され
たスメクチック液晶化合物も強誘電性液晶材料として好
ましく用いられる。
これらの非カイラルなスメクチフク液晶に本発明の光学
活性化合物を添加するここにより強誘電性液晶組成物を
得ることができる。また、本発明の化合物には、それを
強誘電性液晶に混合することによって組戒吻の自発分極
の大きさを調整する役割も期待できる。
本発明の光学活性化合物はカイラルスメクチック液晶の
戒分として用いられるほかに、ネマチ7ク液晶材料にカ
イラル剤として添加して用いられる。本発明の光学活性
化合物と混合できるネマチック液晶材料としては、光学
活性化合物をそのネマチック相領域で溶解する物であれ
ばよく、特に限定されるものではない.本発明の光学活
性化合物を添加することによって得られるコレステリッ
ク組成物のらせんピッチを調整できることが期待できる
〔実施例〕
以下、実施例により本発明の化合物を更に詳しく説明す
る。
また、以下に述べる各種の液晶物性は次ぎの方法に依っ
た.自発分極(Ps)は三角波法に依り測定し、傾き角
(θ)はホモジニアス配向させたセルに臨界電界以上の
充分に高い電場を印加した時の消光位と、極性反転時の
消光位の移動角の172を測定した。応答時間は、配向
処理剤としてポリビニルアルコールを塗布し、表面をラ
ビングして 平行配向処理を施した透明電極を備えた、
厚さ10μmのセルに試料を注入し、±5V/μm、1
00Hzの矩形波を印加した時の透過光強度の変化を測
定した。粘度(η)は、三角波測定中の分極反転電流曲
線ピークの半値幅と自発分極より計算した(H.Tak
ezoe et at,ジャパン ジャーナル オブ 
アプライド フィジックス(並hJ. .A  I. 
Ph s.). 2 6 . L255 (1987)
および!.Dahl et al, Ph sical
 Review A .  3 6. NnO.(19
B?)参照〉。
また、Psおよびηはθに大きく依存するため、θの効
果を考慮して、Psはsin θ、ηはsin”θでそ
れぞれ規格化してPo,およびη0を設定し、θに依存
しないものにした. また相転移温度は各相を表わす略号の間に(’C)で示
し、略号はそれぞれ結晶相(Cr)、スメクチンクB相
(SB)、スメクチックC相(S C)、スメクチック
A相(SA) 、未同定スメクチソク相(Sm) 、コ
レステリフク相(N” ),ネマチック相(N)及び等
方性液相(1)を示す.実施例l (S)−4’− (1−メチルへプチルオキシ)−4−
 (2− (4’−オクチルフェニル)エチル)ビフェ
ニル ((I〉式においてRがオクチル、R*が1一メチルヘ
プチルの化合物)の製造 (1)4’−ヒドロキシ−4−(2− (4 ’−オク
チルフェニル)エチル)ビフエニルの製造4−メトキシ
ビフェニル22gを1.2−エチレンジクロリド(以下
EDCと略称する)50++1に溶解し、無水塩化アル
ξニウム3 2. 2 gを加えた。溶液を−10℃に
冷却し、4−オクチルフェニル酢酸塩化物83 2. 
2 gのEDC溶液30■lを滴下し、2時間同温度で
攪拌した.6N−HCfと氷水の混合液に反応液を注ぎ
込み、減圧下でEDCを留去し、残分をトルエンで抽出
し、有機相を酸、次いでアルカリで洗浄し、溶媒を留去
した。残留物をアセトンを用いて再結晶して融点152
℃の 4′−メトキシー4− (2− (4’一オクチ
ルフェニル)アセチル〉ビフェニル20gを得た。
この物全量を2gのりチウムアル藁ニウムヒドリドで還
元しアルコールとし、同一反応系内においてp一トルエ
ンスルホン酸1gを加え50℃で加熱した.酢酸エチル
10+al続いて水50n+ltを加えトルエンで抽出
し、有機相を酸、次いでアルカリで洗浄し、溶媒を留去
した.酢酸エチルを用いて再結晶して相転移温度が Cr 132 Ss 248 N 264 1である4
′−オクチル−4−(4−メトキシフエニル)スチルベ
ン15gを得た. これを15On+j!の酢酸エチルに溶解し、炭素担持
のパラジウムを触媒として常圧下で水素添加して相転移
温度が Cr 101 S8 116.7 N 125.5 I
の4′−メトキシー4− (2− (4’−オクチルフ
エニル)エチル)ビフエニル&’ 1 2 g ’fi
−得タ。
これを酢酸200a+f,臭化水素80n+j!と共に
30時間加熱環流した。放冷後水を加えて析出した固体
をロ過して集め、これをエタノールを用いて再結晶して
融点172℃の4′−ヒドロキシ−4− (2− (4
’−オクチルフエニル)エチル)ビフェニルLogを得
た。
(2)標題化合物の製造 4′−ヒドロキシ−4− (2− (4’−オクチルフ
ェニル)エチル)ビフエニル2g,(R)−P−}ルエ
ンスルホン酸(1−メチルへブチル)( (R)−2−
オクタノールより誘導)3g、KO80. 5 gをエ
タノール中で20時間加熱環流した。エタノールを減圧
下で留去し、残分をトルエン抽出し、有機相を酸、次い
でアルカリで洗浄し、溶媒を留去した。残渣をエタノー
ルを用いて再結晶して標題の(S)−4 ’ − (1
−メチルへプチルオキシ)−4− (2− (4 ’−
オクチルフエニル)エチル)ビフェニル1.2gを得た
。この物はCr 45 S8 79.3  1 の相転移を示した. 実施例2 (S)−4 ’ − (5−メチルへプチルオキシ)−
4− (2− (4’−オクチルフェニル)エチル)ビ
フェニル ((I)式においてRがオクチル、R*が5−メチルへ
プチルオキシの化合物)の製造実施例1−(1)にて製
造した4′−ヒドロキシ−4− (2− (4 ’−オ
クチルフェニル)エチル)ビフエニル1g15−メチル
へプチルブロミド1g及びKO110.3gを用いて実
施例1−(21と同様な操作により(S) −4 ’ 
− (5−メチルへプチルオキシ)−4− (2− (
4’−オクチルフエニル)エチル)ビフェニル0.5g
を得た。このものはCr 34.3 SR 126.6
 Iの相転移を示した。
実施例3 (R)−4’− (2−ブトキシブロボキシ)−4− 
(2− (4 ’−オクチルフェニル)エチル)ビフェ
ニル ((I)式においてRがオクチル、R*が−OCHzC
H (CHa) OCJ*の化合物)の製造実施例1−
(1)にて製造した4′−ヒドロキシー4− (2−(
4’−オクチルフェニル)エチル)ビフェニルIg,1
−P−トルエンスルホニルオキシ−2−ブトキシプロパ
ン2 g, KOH 0.3 gとから実施例1−(2
1と同様な操作で標題の(R)−4’−(2−ブトキシ
ブロボキシ)−4− (2−(4 ’−,tクチルフエ
ニル)エチル)ビフエニル0.5gを得た。このものは Cr 66.8 SB 91.6  1の相転移を示し
た. 実施例4 (S) −4’− (2−ペンタノイルオキシプロボキ
シ)−4− (2− (4’−オクチルフェニル)エチ
ル)ビフェニル ((■)式においてRがオクチル、R*が−OCHzC
H (CHs) OCOC<H*の化合物)の製造本 実施例1−(1)にて製造した4′−ヒドロキシー4−
 (2− (4’−オクチルフェニル)エチル)ビフェ
ニルIg,(S)−1− p−}ルエンスルホニルオキ
シ−2−(2−テトラピラニルオキシ)プロパン2 g
, KOI O.3 gを用い、実施例1−(21と同
様な操作を行なって(S)−4’−(2−(2−テトラ
ヒドロピラニルオキシ)プロボキシ)−4− (2− 
(4’−オクチルフェニル)エチル)ビフェニルを得た
。このものをピリジニウムp−トルエンスルホン酸0.
5gとともにアルコール中で2時間加熱環流した。トル
エン抽出し、有機相を酸、次いでアルカリで洗浄し、溶
媒を留去した.これをアルコールを用いて再結晶して融
点163℃の(S)−4 ’ − (2−ヒドロキシ)
プロポキシ”)−4−(2− (4 ’−オクチルフェ
ニル)エチル)ビフエニルを得た。これにヘプタン酸0
. 5g,N,N−ジシクロへキシルカルボジイミド0
.7g、4−N.N−ジメチルアミノピリジン0.1g
を加えジクロルメタン30mll中で反応させた。析出
した固体をろ別して有機相を酸、次いでアルカリで洗浄
し、溶媒を留去した。残留物をアルコールを用いて再結
晶して融点96℃の(S)−4’−(2−ペンタノイル
オキシプロポキシ)−4− (2−(4’−オクチルフ
エニル)エチル)ビフェニル0.3gを得た. 実施例5(使用例1) 5−オクチル−2−(4−ヘキシルオキシフエニル)ビ
リξジン        30重量%5−オクチル−2
−(4−オクチルオキシフェニル)ピリミジン    
    20重量%5−オクチル−2−(4−ノニルオ
キシフェニル)ピリミジン         10重量
%5−オクチル−2−(4−デシルオキシフェニル)ピ
リξジン         10重量%5−オクチル−
2−(4’一ペンチルー4−ビフエニリル)ピリ5ジン
     20重量%5−オクチル−2−(4’一へプ
チル−4−ビフェニリル)ピリミジン     10t
量%上記組威の液晶組戒物Aは以下の相転移温度を示す
. Cr4 SC 65 SA 79 N 90 I上記組
或物A90重量部に実施例1の化合物である(S)−4
 ’ − (1−メチルへプチルオキシ)−4− (2
−(4’オクチルフェニル〉エチル)ビフェニル10重
量部を加えたことにより強誘電性が誘起された液晶組戒
物Bは以下の相転移温度を示す. 室温〜SC” 43 SA 79 N” 82 1この
組或物の自発分極および傾き角を求めると以下の様にな
った. 実施例6(使用例2〉 実施例5で用いた非カイラルな液晶組戒物A80重量部
に実施例3の化合物である(R)−4’(2−ブトキシ
プロポキシ)−4− (2− (4’ーオクチルフェニ
ル)エチル〉ビフエニルを20重量部加えたことにより
強誘電性が誘起された液晶組戒物Cは以下の相転移温度
を示した。
Cr4 SC 45.6 S八85.4 Iこの強誘電
性液晶組威物Cの自発分極および傾き角を求めると以下
の様になった。
また、25℃の応答時間は166μ秒であった.参考例
1 実施例3と同様な光学活性基を有し、中央基にエタン結
合ではなくエステル結合を有する化合物(S)−4− 
(2−エトキシブロボキシ)フェニル 4′−オクチル
ビフエニル−4−カルボキシレート 20重量部を実施例5で用いた非カイラルな液晶組戒物
A80重量部に加えた液晶組戒物Dは以下の相転移温度
を示した。
室温〜SA 86 N“95 1 この様に本発明の化合物は強誘電性を誘起できる非カイ
ラルの液晶組或物に添加した場合、エステル結合の化合
物よりも強誘電性液晶相の温度範囲を低下させにくく、
カイラル物質として優れた性質を有している。
実施例7゛(使用例3) 5−オクチル−2−(4−へキシルオキシフエニル)ピ
リξジン        151!量%5−へプチル−
2−(4−ノニルオキシフェニル)ピリξジン    
      4重量%5−オクチル−2−(4−ノニル
オキシフェニルiピリξジン          8重
量%5−へキシル−2−(4’一ペンチルー4−ビフェ
ニリル)ピリξジン      8重景%5−へキシル
−2−(4’−へプチル−4−ビフエニリル)ビリミジ
ン      6重量%(S)−4− (2−メチルブ
トキシ)フェニル4−ノニルオキシベンゾエート  1
5重量%(S)−4− (2−メチルブトキシ)フエニ
ル4−デシルオキシベンゾエー}   15重1%(S
)−4 ’ − (2−メチルブチル)−4−(4−オ
クチルフエノキシメチル)ビフエニル5重量% (S)−4 ’ − (2−メチルブトキシ)−4ービ
フェニリル 4−オクチルオキシベンゾエートIO重量
% および、本発明の実施例1の化合物である(S) −4
’− (1−メチルへプチルオキシ)一4−(2−(4
 ’−オクチルフエニル)エチル)ビフェニル    
        1o!量%の混合物である強誘電性液
晶組或物Eは以下の様な相転移温度を示した。
室温〜SC 43 SA 70 N” 74 1この強
誘電性液晶組威物Eの自発分極及び傾き角を求めると以
下の様になった。
ニ)Lt4’−C1−メチルへプチルオキシ)一ビフェ
ニル−4−カルボキシレートに置き換えた強誘電性液晶
組成物Fは以下の様な相転移温度を示した. 室温〜SC 54 SA 69 N” 81  [また
、25℃の応答時間は350μ秒であった.これからη
=0.17ボイズおよびP o = 1 0. 3、η
O = 2. 9が計算された。
参考例2 強誘電性液晶組威物Eの本発明の実施例1の化合物であ
る(S)−4’−(1−メチルへブチルオキシ)−4−
 (2〜(4′−オクチルフェニル)エチル)ビフエニ
ルを(S)−4−オクチルフェまた、25℃の応答時間
は400μ秒であった。
これからη= 0. 5 7ポイズおよびPo=15、
ηo = 4.1が計算された。
実施例7と参考例2を比較すると、本発明の化合物は、
参考例の化合物に較べて、傾き角、自発分極は小さいが
、それ以上に粘度が著しく小さいため応答性が非常に良
いことが判る。
従って、本発明の化合物は強誘電性液晶組或物の構威成
分の低粘性材料として非常に優れている。
実施例8 《使用例4) 4′一エチル−4−シアノビフェニル 20重量% 4′一ベンチルー4−シアノビフェニル35重量% 4゛−オクチル−4−シアノビフエニル30重量% 4#−ペンチルー4−シアノターフェニル15重量% からなるネマチンク液晶m戒物を配向処理剤としてポリ
ビニルアルコールを塗布し、表面をラビングして千行配
向処理を施した透明電極を備えた、厚さ10IJmのセ
ルに試料を注入してTN型液晶表示素子を構戒した.こ
の素子を偏光顕微鏡下で観察するとリバース・ツイスト
・ドメインが発生している様子が観察された. 上記ネマチフク液晶組或物に本発明の実施例4の化合物
である(S)−4’−(2−ペンタノイルオキシプロボ
キシ) −4− (2− (4 ’−オクチルフェニル
)エチル)ビフェニル0.1t量%添加したネマチソク
液晶組戒物を同様に観察するとリバース・ツイスト・ド
メインの発生は見られず、均一なネマチソク相が観測さ
れた。
〔発明の作用・効果〕
本発明の化合物は、強誘電性液晶組戒物の基本的な液晶
相である傾いたスメクチフク相、特に最も基本的な液晶
相であるSC相を呈する傾向は少なく、傾かないスメク
チフク相、特にSB相を呈しやすい。これは強誘電性液
晶組或物を構威する戒分の性質としては非常な欠点であ
る。
しかし、実際に強誘電性液晶組或物の戒分として適当量
使用する際にはほとんど問題無く使用が可能であり、エ
ステル結合を有する物に比較して使用可能な濃度が高い
場合もある(実施例6および参考例1を参照)。
更に、優れた特徴として挙げられる点は、その粘性が著
しく低いことにある。傾き角の関係で自発分極は小さく
測定されることが多いが、実際に傾き角の寄与を除いて
みるとそれほど遜色のある物ではないし、それ以上に粘
度が著しく低いためにその高速応答性が著しく向上して
いる(実施例7および参考例2を参照). 従って、これらのことを総合すると、本発明の化合物は
強誘電性液晶組成物の構或或分として好適に使用が可能
である。
又、本発明の光学活性化合物をネマチフク液晶に添加す
ることによってねじれた構造を誘起する能力を有する。
ねじれた構造を有するネマチソク液晶、即ち、カイラル
ネマチック液晶は、TN型表示素子のいわゆるリバース
・ツイスト・ドメインを生或することがないので、本発
明の化合物はリバース・ツイスト・ドメイン生戒の防止
剤としても利用できる。
以   上

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 R^1−Ph−CH_2CH_2−Ph−Ph−R^*
    (式中、R^1は炭素数4−15のアルキル基またはア
    ルコキシ基を、R^*はメチル分岐を有する炭素数4−
    10の光学活性なアルコキシ基、または−OCH_2C
    ^*H(CH_3)OR^2を、R^2は炭素数2−1
    0のアルキル基、またはアルカノイル基、もしくは2位
    を炭素数2−10のアルコキシ基で置換されたプロピオ
    ニル基を、Phは1,4−フェニレン基をそれぞれ示す
    。)で表される光学活性化合物。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項においてR^*がメチ
    ル分岐を有する炭素数4−10の光学活性なアルコキシ
    基である光学活性化合物。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)項においてR^*が−O
    CH_2C^*H(CH_3)OR^2(ここにR^2
    は炭素数2−10のアルキル基を示す)で表される2−
    アルコキシプロポキシ基である光学活性化合物。
  4. (4)特許請求の範囲第(1)項においてR*が−OC
    H_2C^*H(CH_3)OR^2(ここにR^2は
    炭素数2−10のアルカノイル基を示す)で表される2
    −アルカノイルオキシプロポキシ基である光学活性化合
    物。
  5. (5)一般式 R^1−Ph−CH_2CH_2−Ph−Ph−R^*
    (式中、R^1は炭素数4−15のアルキル基またはア
    ルコキシ基を、R^*はメチル分岐を有する炭素数4−
    10の光学活性なアルキル基、または −OC_2C^*H(CH_3)OR^2を、R^2は
    炭素数2−10のアルキル基、アルカノイル基、もしく
    は2−位を炭素数2−10のアルコキシ基で置換された
    プロピオニル基を、Phは1,4−フェニレン基をそれ
    ぞれ示す)で表される光学活性化合物を少なくとも一つ
    含有する液晶組成物。
  6. (6)特許請求の範囲第(5)項において液晶相として
    カイラルスメクチック相を示す液晶組成物。
  7. (7)特許請求の範囲第(5)項において液晶相として
    コレステリック相を示す液晶組成物。
  8. (8)特許請求の範囲第(5)ないし第(7)項のいず
    れか一項に記載の液晶組成物を用いることを特徴とする
    電気光学素子。
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