JPH0393446A - モールドモータの成形金型及びその成形方法 - Google Patents

モールドモータの成形金型及びその成形方法

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JPH0393446A
JPH0393446A JP23107889A JP23107889A JPH0393446A JP H0393446 A JPH0393446 A JP H0393446A JP 23107889 A JP23107889 A JP 23107889A JP 23107889 A JP23107889 A JP 23107889A JP H0393446 A JPH0393446 A JP H0393446A
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mold
resin
molding
motor
molded
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JP23107889A
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English (en)
Inventor
Kunihito Sakai
酒井 国人
Hidetoshi Teruyama
照山 英俊
Kazuhiko Yamashita
一彦 山下
Satoru Hayashi
悟 林
Saburo Kojima
小嶋 三郎
Yoichi Kondo
洋一 近藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は成形金型に関するものであり、特に、モールド
モータをレジン成形する成形金型及びその成形方法に関
するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の成形金型として、特開昭53−1031
04号公報に掲載の技術を挙げることができる 第4図は従来のモールドモータの成形金型を示す縦断面
図、第5図は従来のモールドモータの成形金型で成形さ
れたモールドモータの固定子を示す縦断面図である。
第4図において、(13)は珪素鋼板の薄板を積層して
略円筒形状に形成されたモールドモータの鉄心、(14
)は前記モールドモータの鉄心(13)の中空部である
。この中空部(14)はモールドモータの回転子(図示
せず)が挿着される空間である。(15)は前記鉄心(
13)に巻着されたモータコイルである。
(41)は前記モータコイル(15)が巻かれた鉄心(
13)を挿着してレジン成形する成形金型の上型、(4
2)は前記上型(41)に重合して前記鉄心(15)を
封入状態にする成形金型の下型である。(43)は前記
上型(41)と下型(42)が鉄心(13)を封入状態
にしたときの空間部である。この空間部(43)の内形
はモールドモータの外形となるものである。(44)は
前記上!u(41)と下型(42)の空間部(43)の
内部から外部に貫通するランチである。このランチ(4
4)は前記鉄心(13)をレジン成形するときに空間部
(43)内にレジン(17)を注入するものである。(
45)は前記鉄心(13)がレジン成形されるときに一
体に形成されるモータのブラケットである。
(46)は前記鉄心(13)の中空部(14)に挿入さ
れた円筒形状を有するマンドレルであるこのマンドレル
(46)は前記ブラケット(45)を下側から押圧し、
前記ブラケット(45)の頭部である凸状部のレジン(
17)の回り込みを防′止する機能を有している。また
、前記マンドレル(46)は前記鉄心(13)がレジン
成形されたとき、前記鉄心(13)の中空部(14)内
にレジン(17)の回り込みを防止すると共に、モール
ドモータの回転子の挿着空間を確保するものである。
第5図において、(47)はレジン(17)によってレ
ジン戒形されたモールドモータの固定子部である。
次に、上記のように構成された従来のモールドモータの
成形金型について説明する。
成形金型である上型(41)と下型(42)を開いて、
中空部(43)にモータコイル(15)を有する鉄心(
13)を挿着し、前記鉄心(13)の中空部(14)に
マンドレル(46)を挿入し、前記上型(41)と下型
(42)を接合して密閉状態とする。そして、ランチ(
44)からレジン(17)を空間部(43)に圧人する
前記レジン(17)が固まるのを待って、成形金型であ
る上型(41).下型(42)及びマンドレル(46)
を取外すと、第5図に示すように、空間部(43)と同
形状である外形を有すると共に、マンドレル(46)の
抜脱後に、モータの回転子が挿着される空間である中空
部(14)が形成されたモールドモーターの固定子部(
47)が成形されるものである。
[発門が解決しようとする課題] 従来のモールドモータの成形金型は、上記のように構成
されているから、レジン(17)でモールドモータの固
定子部(47)が一体に成形できるものである。
しかし、前記鉄心(13)の中空部(14)に挿入する
円筒形状であるマンドレル(46)の外径は、前記中空
部(14)に着脱される必要」二、前記中空部(14)
の内径に対して僅かに小さく、上部ほどその径が小さく
形成される。したがって、前記マンドレル(46)が鉄
心(13)の中空部(14)に挿入された状態において
、前記鉄心(13)との間に僅かな間隙を生ずるもので
ある。
このため、前記成形金型においてモールドモータを成形
したとき、前記間隙にレジン(17)が回り込んで、第
5図に示すように、鉄心(13)の中空部(14)に薄
膜状のレジンバリ(17a)が形成されて、前記固定子
部(47)の中空部(14)に挿着されるモータの回転
子の回転の障害となる。このため、前記レジンバリ(1
7a)の除去作業を必要としてモールドモータの生産効
率の低下を招いていた。
そこで、本発明はモールドモータの固定子を形戊する鉄
心の中空部にレジンバリを発生させない経済的なモール
ドモータの成形金型の提供及びその製造方法の提供を課
題とするものである。
[課題を解決するための手段] 第一の発明にかかるモールドモータの成形金型は、モー
ルドモータの固定子部を支持する両側に開口する開口部
を有する枠体の一方の開口部より大きい外形を有して密
接に覆設される上型と、前記枠体の他の開口部より大き
い外形を有し、中央部に断面略凹状である円柱形状の突
出部を設けた下型と、円柱形状を有する頭部と、前記頭
部の底面の中央から下方に伸びる軸部を一体形成した押
圧部材と、前記押圧部材の軸部に配設された円筒形状を
有する耐熱性の弾性体材料で構戊された圧延部材を備え
るものである。
第二の発明にかかる電動機用固定子の成形方法は、モー
ルドモータの成形金型を加熱する金型加熱工程と、前記
成形金型に成形部品を挿入する部品神人工程と、前記成
形金型の型締めを行なう型締工程と、前記或形金型の内
部圧を低圧状態にする真空引工程と、前記或形金型に注
入する合成樹脂を所定の配合比率で混合する混合工程と
、前記所定の配合比率で混合した合戊樹脂を成形金型に
注入する樹脂注入工程と、前記合成樹脂を固化させる固
化工程と、前記成形金型によって成形した成形部品を製
品として取出す製品取出工程からなるものである。
[作用] 第一の発明においては、モールドモータの固定子部を支
持する両側に開口する開口部を有する枠体と、前記枠体
の一方の開口部より大きい外形を有して密接に覆設され
る上型と、前記枠体の他の開口部より大きい外形を有し
、中央部に断面略凹状である円柱形状の突出部を設けた
下型で、前記枠体の内部を密閉状態にできる。また、円
柱形状を有する頭部の底面の中央から下方に伸びて軸部
を一体に形成した押圧部材と、前記押圧部材の軸部に配
設された円筒形状を有する耐熱性の弾性体材料で構成さ
れた圧延部材は、前記押圧部材の頭部が押圧されると圧
延部材が横方向に圧延膨張できる。
第二の発明においては、金型加熱工程でモールドモータ
の成形金型を加熱する。部品挿入工程で前記成形金型に
成形する部品を挿入して、型締工程で前記成形部品が挿
入された成形金型の型締めを行なう。そして、真空引工
程で前記成形金型の内部圧を低圧状態にする。また、混
合工程において成形金型に注入する合成樹脂を所定の配
合比率で混合し、前記合成樹脂を樹脂注入工程で成形金
型に注入する。そして、固化工程において前記合戊樹脂
を固化させ、製品取出工程において製品として取出すも
のである。
[実施例] 以下、第一の発明の実施例を説明する。
第1図及び第2図は第一の発明の実施例のモールドモー
タの成形金型とその成形を示す縦断面図である。なお、
図中、従来例と同一符号及び同一記号は、従来例の構成
部分と同一または相当部分を示すものであるから、ここ
では、重複する説明を省略する。
図において、(1)は平板形状である耐熱性の構成部材
で形成した成形金型の上型、(2)は前記上型(1)の
左端部の下側から左横方向に貫通している貫通孔である
吸引口(2)である。(3)は前記上型(1)と同様の
構成部材で形成された成形金型の下型である。(4)は
前記下型(3)の中央部に断面略凹の字状に突出して一
体に形戊した突出部である。(5a)は前記上型(1)
の両端の下面に連続して周設されたパッキング、(5b
)は前記下型(3)の両端部の上面に、前記パッキング
(5b)に対向して配置されたパッキングである。
(11)は上面及び底面に開口する開口部(12a)及
び(12b)を有するモールドモータの外形を形成して
いる枠体である。この枠体(11)の底面の開口部(1
2b)は前記下型(3)のパッキング(5b)に重合す
るものである。(13)は前記枠体(1l)の内側の周
囲に配置されて支持された中央に円筒状の中空部(14
)を有する鉄心、(15)は前記鉄心(13)に巻回さ
れたモータコイルである。(16)は前記枠体(11)
の底面の開口部(12b)の開口端部付近の内側から外
側に貫通する注入口である。この注入口(16)は、前
記枠体(11)の内部にレジン(l7)を注入するもの
である。(18)は前記注入口(16)にレジン(17
)を送出する注入ノズル、(19)は前記注入ノズル(
18)の先端部に設けたレジン(17)の漏れ止め用の
パッキングである。
(22)は前記鉄心(13)の中空部(14)と同径の
円筒の形状を有する頭部、(23)は前記頭部(22)
の下面部の中央から下方に連続して一体に形成した棒形
状を有する軸部である。この軸部(23)の先端部は前
記下型(3)の台部材(4)の凹条部に遊挿している。
そして、前記頭部(22)と軸部(23)は抑圧部材(
21)を構成する。
(24)は耐熱性の弾性体材料であるシリコンゴム等の
合成樹脂で形成した円柱形状を有する圧延部材である。
この圧延部材(24)は前記押圧部材(21)の軸部(
23)が中心軸として挿入されて一体に支持されている
。また、前記圧延部材(24)は前記鉄心(13)の中
空部(14)より僅かに小さい外径と僅かに大きい縦長
を有して、前記鉄心(13)の中空部(14)内に挿着
されるものである。更に、前記鉄心(13)の中空部(
14)に、前記押圧部材(21)と圧延部材(24)が
一体となるものを挿着したとき、前記抑圧部材(21)
の頭部(22)は、前記枠体(11)の開口部(12a
)の開口面から所定の高さ及び幅で突出するものである
次に、上記のように構成された本実施例の成形金型の動
作を説明する。
モールドモータの鉄心(13)を支持している枠体(1
1)の底面の開口部(12b)を、成形の金型である下
型(3)に設けられたパッキング(5b)に重合させる
。そして、前記鉄心(13)の中空部(14)内に、押
圧部材(21)の圧延部材(24)を有する軸部(23
)を挿入して、前記下型(3)の突出部(4)の上部に
圧延部材(24)の下端部を接触させて配置する。次に
、成形金型の上型(1)を前記枠体(11)の上面の開
口部(12g)にパッキング(5a)を重合させて型締
めを行ない、前記枠体(11)の内部を密閉状態にする
そして、前記成形金型の上型(1)と下型(3)に熱を
加える。この状態において、前記上型(1)の吸引口(
2)から前記枠体(11)内部の空気を吸出した後、前
記枠体(1 1)の注入口(16)に注入ノズル(18
)を接合させてレジン(17)を圧人すると、前記鉄心
(13)及びモータコイル(15)と枠体(11)の内
部の空間に前記レジン(17)が充填される。
所要の時間経過後、前記レジン(17)は硬化するので
、前記上型(1)と枠体(11)と下型(3)の型締め
を解いて、前記鉄心(13)の中空部(14)に挿着さ
れている抑圧部材(21)を抜き出して成形作業を終了
する。
このとき、前記押圧部材(21)の頭部(22)は前記
枠体(11)の開口部(1 2 a)より突出している
ため、前記上型(1)によって押圧されることになる。
したがって、前記押圧部材(21)の軸部(23)に配
設されている圧延部材(24)は、前記押圧部材(21
)の頭部(22)と下型(3)の突出部(4)の間で挾
圧される。このため、前記圧延部材(24)は前記鉄心
(13)の中空部(14)内において横方向に膨張する
。そして、前記圧延部材(24)の外周面が前記鉄心(
13)の内周面に密着し、前記鉄心(13)の中空部(
14)と圧延部材(24)の間隙を哩めるものである。
即ち、前記枠体(11)内に注入されるレジン(17)
は前記鉄心(13)の中空部(14)に侵入されず、レ
ンジバリ(17a)は形成されないものである。
また、成形の作業完了となって、前記上型(1)を取外
すと、前記押圧部材(21)の頭部(22)を押圧する
圧力が消滅するため、前記押圧部材(21)の軸部(2
3)に配設された圧延部材(24)はその形状を復元さ
せる。このため、前記圧延部材(24)の外径は前記鉄
心(13)の中空部(14)の内径より小さくなって前
記鉄心(13)との密着状態を解く。したがって、前記
押圧部材(21)を前記鉄心(13)の中空部(14)
から容易に抜取ることができる。
このように、上記実施例の成形金型は、モールドモータ
の固定子となる鉄心(13)を支持して上部及び底部に
開口部(1 2 a)及び(12b)を有する枠体(1
1)と、前記枠体(11)の上部の開口部(12a)よ
り大きい外形を有してこれに覆設され、パッキング(5
a)によって前記開口部(1 2 a)を密閉する成形
金型の上型(1)と、前記枠体(11)の底部の開口部
(12b)より大きい外形を有してこれに覆設され、パ
ッキング(5b)によって前記開口部(12b)を密閉
し、中央部に凹形状の突出部を有する成形金型の下型(
3)と、前記鉄心(13)の中空部(14)と同形の円
筒形状を有する頭部(22)と、前記頭部(22)の下
側に配置された棒形状の袖部(23)を一体に形成した
押圧部材(21)と、前記押圧部材(21)の袖部(2
3)に取付けた耐熱性の弾性体材料で構成された、前記
鉄心(13)の中空部(14)の内径より僅かに小さい
円筒形状の圧延部材(24)を、前記鉄心(13)の中
空部(14)に挿着し、前記上型(1)と枠体(11)
と下型(3)を一体に型締めを行なってモールドモータ
を成形する金型としたものである。
このため、上記実施例のモールドモータの成形金型は、
上型(1)と下型(3)と枠体(11)を一体に型締め
したとき、前記鉄心(13)の中空部(14)内に挿着
された圧延部材(24)は、前記上型(1)の押圧部材
(21)に対する加圧によって、前記押圧部材(21)
の頭部と、下型(3)の突出部(4)の間で挾圧されて
横方向に膨張するものである。
したがって、上記実施例は、前記圧延部材(24)は前
記鉄心(13)の中空部(14)を隙間のない充填状態
にする。このため、前記枠体(11)に注入したレジン
(17)は前記鉄心(13)の内部表面に回り込むこと
がない。したがって、レジンバリ(1 7 a)は発生
することがない。即ち、前記レジンバリ(1 7 a)
の除去という不必要な作業を省略でき、モールドモータ
の成形作業の効率が向上する。
次に、第二の発明の実施例の電動機川固定子の成形方法
について説明する。
第3図は第二の発明の一実施例の電動機川固定子の成形
方法を説明する全体構成図である。
図において、金型加熱工程(31)は成形用の金型を加
熱して注入するレジン(17)の硬化速度を早める。部
品挿入工程(32)は前記成形用の金型に成形される部
品であるモールドモータの枠体(11)を所定の位置に
設置して、押圧部材(21)を鉄心(13)の中空部に
挿着する。型締工程(33)は上型(1)と下型(3)
と枠体(11)を一体化してプレス機等を使川して枠体
(11)の内部を密閉状態にする。
真空引工程(34)は前記上型(1)の吸込口(2)か
ら空気を吸い出して、前記枠体(11)の内部を真空状
態にする。この真空引き工程(34)による真空引きは
、枠体(11)の内部に混在する塵埃を吸い出すと共に
、低圧になることによって枠体(11)の内部の残存す
る水分の蒸発を促してレジン(17)の充填時に生ずる
恐れのある気泡の除去と、更に、鉄心(13)或いはコ
イル(15)の僅かな間隙においてもレジン(17)を
浸透させるものである。
混合工程(35)は所要の比率で配合された成形用樹脂
と、前記成形用樹脂に加える触媒を所定の配分比率で一
定量取出して混合し、成形するモールドモータの形状或
いは特性に適する成形用のレジン(17)を形成する。
樹脂注入工程(36)は前記真空引工程(34)におい
て低圧の状態とした枠体(11)内に注入口(16)か
ら、前記混合工程(35)において形成したレジン(1
7)を加圧状態で注入する。
固化工程(37)においては、前記樹脂注入工程(36
)のレジン(17)の注入の加圧状態を維持し、前記金
型加熱工程(31)において前記成形金型に加えられた
熱によってレジン(17)を固化させる。そして、製品
取出工程(38)において、前記成形金型に加わってい
る圧力を開放して上型(1)と下型(3)及び鉄心(1
3)の中空部(14)に挿着されている押圧部材(21
)を取外して製品を取出すものである。
このように、第二の発明の一実施例の電動機用固定子の
成形方法においては、モールドモータの成形金型を加熱
する金型加熱工程(31)と、前記成形金型に成形部品
を挿入する部品挿入工程(32)と、前記成形部品が挿
入された成形金型の型締めを行なう型締工程(33)と
、前記型締めを行なった成形金型の内部圧を低圧状態に
する真空引工程(34)と、成形金型に注入する樹脂を
所定の配合比率で混合して流動体にする混合工程(35
)と、前記流動体に混合した樹脂を金型に注入する樹脂
注入工程(36)と、前記樹脂が固形化するまでの待機
の工程である固化工程(37)と、前記樹脂が固体化し
て製品として取出す製品取出工程(38)からなるもの
である。
したがって、上記実施例の電動機用固定子の成形方法に
よれば、真空引工程(34)において成形金型の内部を
低圧状態にすることによって、樹脂注入工程(36)の
成形金型に樹脂を注入する圧力を低減できる。このため
、前記成形金型に樹脂を注入する機器の圧力容量が小さ
くてよい。また、金型内部が低圧であるため、成形用の
樹脂を金型が吸込む状態となり樹脂漏れが少ない。更に
、成形金型の内部が低圧であるため、成形川の樹脂が僅
かな隙間まで浸透して、固形化した成形用の樹脂の内部
に気泡等が生じない。したがって、高品質のモールドモ
ータを安価に製造できる。
E発四の効果] 以上説明したように、第一の発明の電動機固定子の成形
金型は、モールドモータの固定子部を支持する両側に1
5n口する開口部を有する枠体と、前記枠体の一方の開
口部より大きい外形を有して密接に覆設される上型と、
前記枠体の他の開口部より大きい外形を有し、中央部に
断面略凹状である円社形状の突出部を設けた下型と、円
柱形状を有する頭部と、前記頭部の底面の中央から下方
に伸びる軸部を一体に形成した押圧部材と、前記押圧部
材の軸部に配設された円筒形状を有する耐熱性の弾性体
材料で構成された圧延部材を備えるものであるから、モ
ールドモータの成形作業の効率が良くなり生産性が高く
なる。
第二の発明の電動機用固定子の成形方法では、モールド
モータの成形金型を加熱する金型加熱工程と、前記成形
金型に成形部品を神大する部品神入工程と、前記成形金
型の型締めを行なう型締工程と、前記成形金型の内部圧
を低圧状態にする真空引工程と、前記成形金型に注入す
る合成樹脂を所定の配合比率で混合する混合工程と、前
記所定の配合比率で混合した合成樹脂を成形金型に注入
する樹脂注入工程と、前記合成樹脂を固化させる固化工
程と、前記成形金型によって成形した成形部品を製品と
して取出す製品取出工程からなるものであるから、真空
引工程において成形金型の内部を低圧状態にすることに
よって、樹脂注入工程の成形金型に樹脂を注入する圧力
を低減できる。
このため、前記成形金型に樹脂を注入する機器の圧力容
量が小さくてよい。また、金型内部が低圧であるため、
成形用の樹脂を金型が吸込む状態となり樹脂漏れが少な
い。更に、成形金型の内部が低圧であるため、成形用の
樹脂が僅かな隙間まで浸透して、固形化した成形用の樹
脂の内部に気泡等が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は第一の発明の実施例のモ−ルドモー
夕の成形金型とその成形を示す縦断面図、第3図は第二
の発明の実施例のモールドモータの成形方法を示す構成
図、第4図は従来のモールドモータの成形金型を示す縦
断面図、第5図は従来のモールドモータの成形金型で成
形されたモールドモータの固定子を示す縦断面図である
。 図において、 1二上型       2:吸引口 3:下型       4:突出部 11:枠体 16:注入口     17:レジン 21:押圧部材    24:圧延部材である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モールドモータの固定子を支持し、両側に開口す
    る開口部を有する枠体と、 前記枠体の一方の開口部より大きい外形を有して密接に
    覆設される上型と、 前記枠体の他方の開口部より大きい外形を有し、中央部
    に断面略凹状である円柱形状の突出部を設けた下型と、 円柱形状を有する頭部と、前記頭部の底面の中央から下
    方に伸びる軸部を一体に形成した押圧部材と、 前記押圧部材の軸部に配設された円筒形状を有する耐熱
    性の弾性体材料で形成された圧延部材とを具備すること
    を特徴とするモールドモータの成形金型。
  2. (2)モールドモータの成形金型を加熱する金型加熱工
    程と、 前記成形金型に成形部品を挿入する部品挿入工程と、 前記成形金型の型締めを行なう型締工程と、前記成形金
    型の内部圧を低圧状態にする真空引工程と、 前記成形金型に注入する合成樹脂を所定の配合比率で混
    合する混合工程と、 前記所定の配合比率で混合した合成樹脂を成形金型に注
    入する樹脂注入工程と、 前記合成樹脂を固化させる固化工程と、 前記成形金型によって成形した成形部品を製品として取
    出す製品取出工程と、 からなることを特徴とするモールドモータの成形方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1014540A1 (en) * 1996-03-11 2000-06-28 The P.D. George Company Apparatus for encapsulating field windings of rotary electric machines
JP2008178256A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Toyota Motor Corp ステータおよびその製造方法とモータ
JP2010220345A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Yoshinori Kimura 電動機または発電機の構成部品における樹脂層形成方法
JP2018110473A (ja) * 2016-12-28 2018-07-12 株式会社前川製作所 回転機械用モータ、回転機械及び回転機械用モータの製造方法

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