JPH0263045B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0263045B2
JPH0263045B2 JP60065701A JP6570185A JPH0263045B2 JP H0263045 B2 JPH0263045 B2 JP H0263045B2 JP 60065701 A JP60065701 A JP 60065701A JP 6570185 A JP6570185 A JP 6570185A JP H0263045 B2 JPH0263045 B2 JP H0263045B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
vacuum
resin
space
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60065701A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61220814A (ja
Inventor
Kunihito Sakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6570185A priority Critical patent/JPS61220814A/ja
Publication of JPS61220814A publication Critical patent/JPS61220814A/ja
Publication of JPH0263045B2 publication Critical patent/JPH0263045B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、たとえば、偏平形電動機の電機子
巻線を熱硬化性樹脂で形成する際、成形物に気泡
や未充てん部分が残らないよう樹脂注入直前に金
型内を真空にする真空成形方法に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種合成形方法について説明する。第
3図は特公昭56−22223号公報に示された偏平形
電動機の成形の断面図で、図中の1は巻線部、1
Aは巻線部端末、2はセグメント、3はシヤフト
である。
セグメント2のために凹部10が形成されてお
り、この凹部10とセグメント2の下方にはモー
ルド下型4が配置され、上方にはモールド上型5
が配置されている。
モールド上型5には、樹脂注入口5Aが形成さ
れている。樹脂注入口5Aは成形材料をモールド
空間凹部12に注入するためのものである。
また、モールド下型4には、貫通開口6が形成
されており、この貫通開口6の近傍に上記凹部1
0が形成され、さらにモールド下型4の上面に巻
線のための凹部11が形成されている。
次に、形成方法について説明する。油圧プレス
(図示せず)に取り付け、加熱したモールド下型
4とモールド上型5を開いて、巻線部1を巻線の
ための凹部11に、セグメント2をセグメントの
ための凹部10に、シヤフト3を貫通開口6に入
れ、モールド下型4とモールド上型5を締める。
次に、樹脂注入口5Aより成形材料を圧縮移送
すると、成形樹脂はモールド空間凹部12に流れ
込む。成形樹脂が硬化するまで圧縮を続け、やが
て樹脂が硬化すると、圧縮を解除し、モールド下
型4とモールド上型5を開いて成形された電動機
を取り出す。
〔発明が解決しようとする問題点〕 従来の偏平形電動機の成形方法は、このように
構成されているので、成形材料中に含まれている
空気、モールド空間凹部12に存在する空気など
が、成形された電動機の表面および内部に残り、
部分的に密度が異なつて回転均衡が悪くなつた
り、絶縁不良や外観不良が発生する欠点がある。
この発明は、かかる問題点を解決するためにな
されたもので、基本的に成形物に気泡や未充てん
部分ができず、新規な性能のすぐれた被成型体を
成型できる真空成形方法を得ることを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る真空成形方法は、成形樹脂をモ
ールド空間凹部に注入する前に、この部分を真空
にし、空気を脱気してから樹脂を注入成形するよ
うにしたものである。
〔作用〕
この発明においては、モールド空間部の周囲に
真空保持をするための、弾性体シールを取り付
け、樹脂を流す樹脂通路からモールド空間部の空
気を抜き取つて真空にし、その後樹脂を注入す
る。
〔実施例〕
次に、この発明の真空形成方法の実施例を図に
基づいて説明する。第1図はその一実施例に適用
する金型内を真空にする場合の断面図であり、第
2図は真空にした後注入口を金型に密着させ極脂
を注入している状態を示す断面図である。
この第1図および第2図の両図において、上型
13と下型14を重ねるようになつており、下型
14の上面には、円形のモールド空間15が形成
されている。モールド空間15は偏平形電動機1
6を挿入するための部分である。
また、下型14の上部には凹部を形成し、この
凹部内にはシール材17が充填されるようになつ
ている。シール材17はモールド空間15を真空
に保持するためのもので、シリコンゴムなどが使
用される。
上型13と下型14間の合わせ目には樹脂通路
18が形成されている。樹脂通路18はモールド
空間15に成形樹脂を送るためのものである。
上型13と下型14の側面すなわち、ランナ側
には、真空口20が配設されている。真空口20
の先端は接続シール材19を介して、上型13と
下型14の側面に密着されている。接続シール材
19は上型13、下型14と注入口23間の空間
を真空に保持するためのものである。この空間に
は排気管24が連通している。接続シール材19
から排気管24は上型13と下型14に対して全
体が前進および後進できるようになつている。
真空口20内に注入口23が挿入されており、
この注入口23は樹脂25を上型13、下型14
による金型に圧送するためのものである。この注
入口23に対して真空口20が自由に平行移動で
きるようになつており、注入口23の外周面には
ね22が装着されている。このばね22により、
真空口20を上型13と下型14の側面を押圧し
ている。
注入口23の外周面と真空口20の内周面とが
接触する部分において、真空口20には真空保持
シール材21が充填されている。この真空保持シ
ール材21はモールド空間15の真空保持持をし
たまま、注入口23と真空口20とが自由に平行
移動できるようにするためのものである。
上記注入口23より樹脂25を上型13と下型
14の金型に圧送するためのものである。
次に、この発明の真空形成方法の工程について
説明する。油圧プレス(図示せず)に取付加熱し
た上型13と下型14を開く、成形する偏平形電
動機16を下型14に設けたモールド空間15に
挿入して上型13と下型14を型締めする。
次に、モールド空間15を真空にするため、接
続シール材19から排気管24全体を金型側に移
動し、接続シール材19が金型に接触した時点で
一旦停止する。
次に、真空ポンプ(図示せず)を起動して排気
管14から空気を抜く。このとき注入口23は金
型から離れているため、モールド空間15の空気
は上型13と下型14の合わせ目に設けた樹脂通
路18を通つて排出される。
次に、所定の真空度、たとえば100mm/Hg以下
の圧力になると、再び接続シール材19から排出
管24まで全体を金型側に前進させる。真空口2
0はすでに金型に突き当つているためこれ以上移
動しないが、注入口23は若干の間隙を有するこ
と、かつ注入口23と真空口20は真空保持シー
ル材21の効果により互いにすべることから、注
入口23は金型に密着する。
このとき第2図に示すように、モールド空間1
5と排気管24は注入口23が金型に密着するこ
とで断れる。これにより、モールド空間15の排
気がこの時点で停止するが、すでに真空になつて
いることと、シール材17と接続シール材19に
より外気から遮断されているため問題ない。
続いて、樹脂25を注入口23からモールド空
間15に圧送して、偏平形電動機16を成形す
る。一定時間経過後接続シール材19から排気管
24まで全体を金型から離し、上型13と下型1
4を開いて成形物を取り出す。
このように上型と下型のモールド空間15を真
空にする際、樹脂の注入口23側から樹脂通路1
8を経て排気することは次のような利点がある。
すなわち、例えばモールド空間15の一部から狭
い間〓、所謂エアーベントを作つてこの部分から
排気した場合、その後モールド空間15に充填さ
れた樹脂がこのエアーベントにも入る。そのた
め、でき上がつた成形品のエアーベント対応個所
に極めて薄いフイルム状のバリのようなものがで
き、これを除去する作業が非常にめんどうであ
る。しかし、この発明のように樹脂の注入口23
側から樹脂通路18を経て排気すれば、このよう
なことはまつたくなく成形品の質が著しく向上す
る。しかも、この発明では上型と下型間のモール
ド空間の周囲にシール材を配置してこのモールド
空間内のみを真空にするようにしたことから通常
の成形機のような手軽さで上述したような質のよ
い成形品を得ることができる。
なお、この発明は被成形として、偏平形電動機
の成形例を示したが、これに限定されるものでな
く、成形物が透明な場合、たとえば光学レンズ、
発光ダイオードなどは気泡混入による不良発生率
が高くなるが、この発明を適用すれば気泡のない
よい成形物が得られることは明らかである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の真空成形方法
によれば、分割金型間のモールド空間周囲にシー
ル材を配置してこのモールド空間のみを真空にす
るようにしたことから例えばプレス機等と併用で
き、且つ操作が実に簡単となり、しかも、このモ
ールド空間を樹脂注入口(ランナ)側から排気し
て真空にし、真空引きした後その排気口に樹脂注
入口を密着させて熱硬化性の樹脂を圧送して成形
するようにしたことにより、気泡混入がなく又排
気口に対応する成形品部分にバリなどの発生もな
い非常に質の高い成形品を得ることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれこの発明の真空
成形方法の一実施例の工程を説明するための図、
第3図は従来の偏平形電動機の成形方法を示す断
面図である。 13……上型、14……下型、15……モール
ド空間、16……偏平形電動機、17……シール
材、18……樹脂通路、20……真空口、23…
…注入口、24……排気管、25……樹脂。な
お、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上型と下型間を合わせて被成形体を挿入する
    モールド空間の周囲にシール材を配置し、前記上
    型と前記下型の合わせ目に設けた開口部から樹脂
    通路を介して上記モールド空間を真空にした後、
    該真空引きの排気口とした前記開口部に樹脂注入
    口を密着させて熱硬化性の樹脂を圧送して成形す
    ることを特徴とする真空成形方法。 2 モールド空間を真空にする手段として樹脂注
    入口と真空口とを同心円状に配置し、上型と下型
    とによる金型に対し最初に真空口が接触してモー
    ルド空間を真空にし、続いて注入口が接触するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の真空
    成形方法。
JP6570185A 1985-03-27 1985-03-27 真空成形方法 Granted JPS61220814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6570185A JPS61220814A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 真空成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6570185A JPS61220814A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 真空成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61220814A JPS61220814A (ja) 1986-10-01
JPH0263045B2 true JPH0263045B2 (ja) 1990-12-27

Family

ID=13294575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6570185A Granted JPS61220814A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 真空成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61220814A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04292550A (ja) * 1991-03-04 1992-10-16 Mitsubishi Electric Corp 電子制御式燃料噴射装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19962290A1 (de) 1999-12-23 2001-06-28 Abb Patent Gmbh Einrichtung zum Imprägnieren einer Isolation eines Wicklungsstabes einer elektrischen Maschine
GB0327023D0 (en) * 2003-11-20 2003-12-24 Head Philip Electric motors for powering downhole tools
JP4688505B2 (ja) * 2005-01-12 2011-05-25 株式会社三井ハイテック 回転子積層鉄心の製造装置及び製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS503497A (ja) * 1973-05-16 1975-01-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS503497A (ja) * 1973-05-16 1975-01-14

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04292550A (ja) * 1991-03-04 1992-10-16 Mitsubishi Electric Corp 電子制御式燃料噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61220814A (ja) 1986-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1070762C (zh) 端部开口波纹管零件在注塑模具中的脱模方法
JP6370300B2 (ja) 高圧樹脂トランスファ成形によってプラスチックから複合材構成部材を製造する方法および付属の高圧樹脂トランスファ成形用金型
CA2216867A1 (en) Apparatus and method for manufacturing decorated molded product
US4063863A (en) Centrifugal casting machine having vacuum assist
JP2006341536A (ja) 注入成形金型及びこの金型を用いる成形品の製造法
JPH0263045B2 (ja)
JPH03162933A (ja) プラスチックの成形方法およびプラスチック成形用型の構造
JPS5868940A (ja) 樹脂封止型半導体のトランスフア成形装置
JPH0647754A (ja) 鋳込成形用の簡易成形型
JP3951656B2 (ja) 注入成形金型及びこの金型を用いる成形品の製造法
US6319449B1 (en) Process of molding an insert on a substrate
JP2002059453A (ja) 樹脂封止方法及び樹脂封止装置
JPH03166922A (ja) Frpの成形方法
JPS61104819A (ja) 射出成形法及び射出成形装置
JPS59222321A (ja) 金型キヤビテイ−の真空排気方法およびその装置
JP2724907B2 (ja) 真空成形用金型装置
JPH06850A (ja) 射出成形金型のガス抜き装置
CN217862567U (zh) 一种带真空吸气装置的注塑模具
JP2000164615A (ja) 樹脂封止金型及び半導体装置の製造方法
CN219333802U (zh) 一种中空纤维膜组件封头的浇铸结构
CN215750496U (zh) 一种具有抽真空功能的透镜注塑模具
JP2003285339A (ja) 発泡成形体の製造方法
JPH02248219A (ja) 真空成形方法
JPH04347626A (ja) Frpの減圧成形方法
JPH0393446A (ja) モールドモータの成形金型及びその成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term