JPH0318252A - 磁石の一体成形方法 - Google Patents

磁石の一体成形方法

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JPH0318252A
JPH0318252A JP15049289A JP15049289A JPH0318252A JP H0318252 A JPH0318252 A JP H0318252A JP 15049289 A JP15049289 A JP 15049289A JP 15049289 A JP15049289 A JP 15049289A JP H0318252 A JPH0318252 A JP H0318252A
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JP
Japan
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magnet
resin
collet chuck
mold
fitted
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Application number
JP15049289A
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English (en)
Inventor
Tokuo Uejima
上島 徳夫
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、例えば磁石発電機等に用いられる部材を得
るために、筒状の磁石の内側に樹脂を圧入して磁石と樹
脂とを一体成形する方法に関するものである。
[従来の技術] 磁石は、発電機.音響機器,通信機器,計測機等種々の
分野で多用されているが、例えば励磁手段として永久磁
石を用いた磁石発電機等においては、筒状の磁石の内側
に樹脂を充填し中心部にモータシャフトを貫通させた状
態で一体成形する必要がある。
従来、磁石と樹脂との一休成形は、第5図(要部断面図
)に示されるような装置を用いた射出形成によって行な
われている。図において、筒状の磁石101は金型10
2,103の間に形成されたキャビティ内に装入されて
おり(図示されていないが、必要に応じてシャフト等も
配置される)金型102,103は取付け板108a,
108bによって開放可能に扶持されている。取付け板
1 08bの開口部には樹脂110を射出ずるための射
出ノズル109が嵌合されており、射出ノズル109と
キャビティは金型103に設けられた透孔によって連通
されている。このような装置において、加熱溶融された
熱可塑性樹脂110を射出ノズル109から射出すると
、磁石101の内側に短時間に密に樹脂が充填され、樹
脂110が冷却されて固化すれば磁石101に挿入して
おいたシャフト(図示せず)等も樹脂110とともに磁
石に対して一体に固定される。
[発明が解決しようとする課題コ しかし、上記のような従来の方法においては、Sm(サ
マリウム)一Co(コバルト)磁石,プラスチック磁石
等のように伸びがほとんどなく、圧縮応力には強いが引
っ張り応力には弱い磁石を樹脂と一体成形する場合に、
金型と磁石外周面の間に隙間があると(M間を極力小さ
くしようとすると誤差によって金型キャビティの内径が
磁石外径より小さくなることがあり磁石の出入れができ
なくなってしまう)樹脂を射出する際の圧力によって磁
石に引っ張り応力が働いて磁石に割れが発生するという
問題があった。また、射出条件を変更して磁石に働く応
力が小さくなるようにすると、樹脂が固化した際に別脂
と磁石の間に緩みが生じてしまうという不都合もあった
[課題を解決するための手段] 本発明においては、金型内に装入した筒状の磁石の内側
に樹脂を圧入して磁石と樹脂を一体に成形するにあたっ
て、樹脂を圧入する工程において前記磁石に対して周方
向に圧縮応力を付与することによって、上記の課題を達
成している。
圧縮応力を付与する方法としては、例えば磁石挿入部分
が周方向に伸縮可能な金型や磁石挿入部分の周方向が複
数に分割された割型を用い、樹脂の圧入時に金型(割型
)を周方向に締めっける方法がある。
また、金型と磁石の外周面の間に弾性部材を介在させ、
この弾性部材を磁石の軸方向に加圧することによって磁
石に圧縮応力を付与する方法もある。
なお、本発明において「樹脂の圧入の際に圧縮応力を付
与する」とは、樹脂の圧入によって磁石の内側から外側
に圧力が加わる前に予め磁石に対して外側から内側に向
う力(圧縮応力)を付与しておく場合と、樹脂の圧入に
よって磁石の内側から外側に加わる圧力の反作用として
外側から内側に向う力(圧縮応力)が付与される場合の
両方を含むものである。
[作用] 本発明において、樹脂が圧入される前に予め磁石に対し
て周方向の圧縮応力を付与しておけば(この種の磁石は
前述したように圧縮応力に対しては比較的高い強度を有
する)、この圧縮応力が樹脂を圧入する際に磁石の周壁
に対して内側から外側に向けて加わる圧力を打ち消すよ
うに働く。
付与する圧縮応力を樹脂の圧入の際に磁石に加わる力よ
り幾分大きくなるようにしておけば、圧入工程において
磁石に引っ張り応力が働いて磁石が破損することがない
このような圧縮応力を付与するためには、磁石装入部分
の内径が伸縮可能な金型や割型を用いて磁石装入後に装
入部分の内径が磁石の外径より僅かに小さくなる状態で
保持すれば良い。この他、装入部分の内径が磁石の外径
より大きい金型を用いて磁石と金型の間に弾性部材を配
置し、この弾性部材を磁石軸方向に圧縮すれば弾性体は
磁石半径方向に膨張し、これにより磁石に圧縮応力が働
く。
また、必ずしも予め磁石に圧縮応力を付与しておかなく
とも、樹脂の圧入の際に磁石の外周面が剛体に当接して
いるか、もしくは磁石に割れが生じる程の引っ張り応力
が働く前に(極く僅かに磁石の外径が拡大した状態で)
外周面が剛体に当接するようにすれば、樹脂圧入時に磁
石に加わる圧力の反作用として磁石に対して圧縮応力が
働く。
磁石装入部分の内径が伸縮可能な金型や割型を用いれば
、磁石の出入れに支障をきたすことなく金型と磁石外周
面の間の隙間を殆どなくすことができ、磁石に割れが生
じる前に磁石に対して圧縮応力が付与されることになる
[実施例] 実施例:1 第1図及び第2図は本発明の第1実施例を説明するため
の概念図及び断面図である。本実施例においては、磁石
1として外径25.7++lInφ×内径23.7mm
φ×高さ20IIlmのNd(ネオジウム) 一Fe(
鉄)一B(ホウ素)合金溶湯急冷粉フェノール系プラス
チック磁石を用いた。
金型(第1図では磁石装入部2aのみを示す)には、外
周面に所定の傾斜を設けた筒体(内径は軸方向の位置に
よらず等しい)であって、両端の開口部から周方向と直
交する方向に他端の開口部に到達しない深さのスリット
4aを交互に形成したコレットチャック4を装着してお
いた。このコレットチャック4はスリット4aが開いた
状態では内径が磁石1の外形より大きく、スリット4a
が完全に閉塞した状態で内径が25.6mmφ( < 
23.7mmφ:磁石1外径)となるように設計されて
いる。
このようなコレットチャック4が装着された金型内に磁
石1とモータシャフト(4mmφX 45mm)を装入
し(この際スリット4aは開いた状態であるので装入は
容易)が閉塞されていない状態ではコレットチャックの
内径は磁石の外形より大きいので装入は容易)、シかる
後、金型とコレットチャック4の間の隙間に、コレット
チャック4の外形と対応した形状の透孔が穿設された締
めつけリング5をコレットチャック4外周面の傾斜を利
用して第2図の断面図に示されるように嵌め込んだ。こ
れにより、コレットチャック4のスリット4aは完全に
閉塞した状態となり、磁石1はコレットチャック4を介
して締めっけリング5によって圧縮応力が付与されるこ
とになる。
このようにして磁石1をモーターシャフト6と共に金型
内に配置した後、第5図で説明したような装置を用いて
、ポリブチレンテレフタレート樹脂10(ポリプラスチ
ック社製.商品名 ジュラネックス3300 .以下P
BT樹脂と略称する)を射出温度250℃.射出圧力5
0kgf/cm2で金型の蓋3に設けられた透孔から磁
石1の内側に射出した。
その結果、磁石1には割れが全く発生せずに成形できた
。また而して得られた成形品について20℃×30分→
室温×30分→100℃×30分→室温X30分の冷熱
サイクルを5サイクル行なった後、磁石1とPBT樹層
脂10の周方向の接合強度(ずるけ強度)を測定したと
ころlokgcm以上のトルク強度が得られた。
実施例 2 第2図は本発明の第2実施例を説明するための断面図で
ある。
本実施例においては、実施例1と同じプラスチック磁石
(磁石1)を用い、金型2の磁石装入部の内径を磁石1
の外径より所定量大きくしておいた。そして、金型2内
に磁石1及びモーターシャフト5(4mmφx 45m
+n)を装入し、磁石1外周面と金型2の間に両者の間
の間隙とほぼ同じ厚さのゴムリング7(弾性部材)を配
置した。このゴムリング7は金型のM3を閉じた状態で
蓋3に突設させたゴムリング押え3bによって磁石1の
軸方向に加圧され、これによって弾性変形(磁石半径方
向に膨張)して磁石1に対して圧縮応力を付与する。
このような状態で、実施例1の場合と同様にしてPBT
樹脂10(ポリプラスチック社製,商品名 ジュラネッ
クス3300)を射出温度250℃,射出圧力50kg
f/cm2で蓋3に設けられた透孔から射出した。その
結果、磁石1には全く割れを生しさせないで磁石1とP
BT樹脂10との一体成形を行なうことができた。
実施例:3 第4図a,bは本発明の第3実施例を説明するための斜
視図である。本実施例においては、実施例1及び2と同
様な磁石1を用い、金型として磁石1の装入部分が2等
分された割型2b,2c(型板2d)を用いた。この割
型2b,2cは両割型を当接させた状態で磁石装入部の
内径が磁石1の外径と等しいか僅かに小さくなるように
設計されている。
このような割型2b,2cを第4図aのように間に磁石
1を挾んだ状態で分割面を向きあわせて対向させ、割型
2b,2cに対して分割面と直交する方向に加圧するこ
とによって磁石装入部に磁石1を嵌合し、第4図bの如
く型板1上に両割型2b,2cを分割面が当接した状態
に組み立てた。
しかる後、割型2b,2cに対して分割面と直交する方
向に油圧あるいは機械的に圧力を加えた状態で第5図に
示されるような装置を用いて実施例1及び2と同様な条
件で樹脂を射出して射出成形をおこなった。その結果磁
石1には全く割れが生じない状態で別脂と一休成形を行
なうことかできた。
なお、上記の実施例1.2では磁石内にモーターシャフ
トを装入しているが、このようなシャフトは用途に応じ
て適宜配置されるものであることは言うまでもなく、磁
石の形状も必ずしも円筒形でなくとも良い。
また、上記の実施例においては何れも射出成形を行なっ
たが、本発明は射出成形以外にも筒状の磁石に内側から
外側に圧力が加わるような樹脂の圧入が行なわれる場合
(例えば押出し成形)に適用される。使用する樹脂もP
BT樹脂に限らす、用途に応じて適宜選択されるもので
ある。
[発明の効果コ 以上のように本発明においては、磁石に対して周方向に
圧縮応力が付与された状態で筒状の磁石の内側に樹脂を
圧入するので、圧入の際の圧力によって磁石に引っ張り
応力が働いて磁石に割れが発生することがない。このた
め、木発明の方法によれば筒状磁石と樹脂の一体成形を
歩留良く行な?ことができる。
また、磁石の割れを防止するために圧入条件を変更する
必要がないので、相脂と磁石間の十分な接合強度を確保
することができ、樹脂と磁石の間に緩みが生じるのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本発明の第1実施例を説明
するための概念図及び断面図、第3図は本発明の第2実
施例を説明するための断面図、第4図a,bはそれぞれ
本発明の第3実施例を■説明するための斜視図、第5図
は射出成形装置の要部断面図である。 [主要部分の符号の説明] 1・・・・・・・・・・・・・・・磁石2・・・・・・
・・・・・・・・・金型2b.2c・・・割型 2d・・・・・・・・・・・・型板 3・・・・・・・・・・・・・・・金型の蓋3b・・・
・・・・・・・・・ゴムリング押え4・・・・・・・・
・・・・・・・コレットヂャック11 5・・・・・・・・・・・・・・・締めつけリング6・
・・・・・・・・・・・・・・モーターシャフト7・・
・・・・・・・・・・・・・ゴムリング12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 金型内に装入した筒状の磁石の内側に樹脂を圧入して磁
    石と樹脂を一体に成形する磁石の一体成形方法において
    、前記樹脂を圧入する際に前記磁石に対して周方向に圧
    縮応力を付与することを特徴とする磁石の一体成形方法
JP15049289A 1989-06-15 1989-06-15 磁石の一体成形方法 Pending JPH0318252A (ja)

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JPH0471351A (ja) * 1990-07-11 1992-03-05 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 小型モータのロータの製造方法
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