JP3185463B2 - 振動吸収管の製造方法 - Google Patents
振動吸収管の製造方法Info
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- JP3185463B2 JP3185463B2 JP09526493A JP9526493A JP3185463B2 JP 3185463 B2 JP3185463 B2 JP 3185463B2 JP 09526493 A JP09526493 A JP 09526493A JP 9526493 A JP9526493 A JP 9526493A JP 3185463 B2 JP3185463 B2 JP 3185463B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷媒回路又は空圧回
路のコンプレッサや油圧回路におけるポンプなどから発
生する振動の伝播を抑制する振動吸収管の製造方法に関
するものである。
路のコンプレッサや油圧回路におけるポンプなどから発
生する振動の伝播を抑制する振動吸収管の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、振動吸収管として、図6の最下部
に示すようなベローズの外周部を覆った形態のものが用
いられている。この従来技術の振動吸収管は、図6に示
す如く、中央を蛇腹状に形成した伸縮自在で可撓性の優
れた振動吸収部4の両端に配管システムと接合するため
のストレート状の接続部5A・5Bを形成した肉厚約
0.2mmのステンレス鋼管による薄肉のベローズ2の
外周に、加硫により別体として2つ割に形成した内面を
ベローズ2の外面と同一に形成した半割カバー3A・3
Bを、接着剤により密封状に固定したものである。一
方、半割カバー3A・3Bは、ゴム加硫の金型成形にて
前記ベローズ2の振動吸収部4の外周形状(蛇腹状)と
同じ形状を内壁に形成している軸方向2分割円筒状に製
造されており、前記半割カバー3A・3Bの蛇腹状の部
分を除く接合面に接着剤を塗布し、前記ベローズ2の外
周に張り合わせてゴムカバー3を形成させて振動吸収管
1を製造していた。
に示すようなベローズの外周部を覆った形態のものが用
いられている。この従来技術の振動吸収管は、図6に示
す如く、中央を蛇腹状に形成した伸縮自在で可撓性の優
れた振動吸収部4の両端に配管システムと接合するため
のストレート状の接続部5A・5Bを形成した肉厚約
0.2mmのステンレス鋼管による薄肉のベローズ2の
外周に、加硫により別体として2つ割に形成した内面を
ベローズ2の外面と同一に形成した半割カバー3A・3
Bを、接着剤により密封状に固定したものである。一
方、半割カバー3A・3Bは、ゴム加硫の金型成形にて
前記ベローズ2の振動吸収部4の外周形状(蛇腹状)と
同じ形状を内壁に形成している軸方向2分割円筒状に製
造されており、前記半割カバー3A・3Bの蛇腹状の部
分を除く接合面に接着剤を塗布し、前記ベローズ2の外
周に張り合わせてゴムカバー3を形成させて振動吸収管
1を製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の振動吸
収管は、2個のゴム製半割カバーをベローズの外周部に
接着剤で張り合わせていたので、接着剤の強度に対する
信頼性(破壊圧力、圧力サイクル性、耐熱性など)に難
点があり、また、同じ理由により振動吸収性能に方向性
があるため、十分な振動吸収性能を発揮させるためには
配管する際に取付け方向が制限され、さらには、薄肉の
ベローズは剛性がなく寸法精度が安定しないため、あら
かじめ型成形で製作したゴム製カバーがかぶせにくく、
組み付け作業性が悪いという問題があった。
収管は、2個のゴム製半割カバーをベローズの外周部に
接着剤で張り合わせていたので、接着剤の強度に対する
信頼性(破壊圧力、圧力サイクル性、耐熱性など)に難
点があり、また、同じ理由により振動吸収性能に方向性
があるため、十分な振動吸収性能を発揮させるためには
配管する際に取付け方向が制限され、さらには、薄肉の
ベローズは剛性がなく寸法精度が安定しないため、あら
かじめ型成形で製作したゴム製カバーがかぶせにくく、
組み付け作業性が悪いという問題があった。
【0004】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたもので、2個のゴム製カバーを張り合
わせるのではなく、ベローズ外周にゴム製カバーを圧入
又は射出成形により一体的に設けることを特徴とする振
動吸収管の製造方法である。
るためになされたもので、2個のゴム製カバーを張り合
わせるのではなく、ベローズ外周にゴム製カバーを圧入
又は射出成形により一体的に設けることを特徴とする振
動吸収管の製造方法である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の振動吸収管の
製造方法は、ゴム加硫の圧力や射出圧力によりベローズ
が変形しないように、ベローズ2の内部に液体、固形ワ
ックス又は微粒粉体などの封入剤6を封入させた状態に
て、このベローズ2の外周部に円筒状ゴム充填部10を
形成するようにゴム加硫金型内にセットし、この円筒状
ゴム充填部10内にゴムを圧入成形、もしくは、射出成
形することによりゴム製カバー3を接着剤無しでベロー
ズ2の外周に一体的に形成させるものである。
製造方法は、ゴム加硫の圧力や射出圧力によりベローズ
が変形しないように、ベローズ2の内部に液体、固形ワ
ックス又は微粒粉体などの封入剤6を封入させた状態に
て、このベローズ2の外周部に円筒状ゴム充填部10を
形成するようにゴム加硫金型内にセットし、この円筒状
ゴム充填部10内にゴムを圧入成形、もしくは、射出成
形することによりゴム製カバー3を接着剤無しでベロー
ズ2の外周に一体的に形成させるものである。
【0006】
すなわち、本願に係る第1の発明は、薄肉
で蛇腹状のベローズ2の内部に液体、固形ワックス、ま
たは、微粒粉体なの封入剤6を封入させるステップと、
このベローズ2の外周部に円筒状ゴム充填部10を形成
するようにゴム加硫金型を配置するステップと、前記ゴ
ム充填部内にゴム充填部を形成するようにゴム加硫金型
を配置するステップと、前記ゴム充填部内にゴムを圧入
又は射出して前記ベローズ2の外周部にゴム製カバー3
を形成するステップと、を備え、未加硫ゴムを加硫成形
することにより前記ベローズと前記ゴム製カバーを一体
的に形成させることを特徴とする振動吸収管の製造方法
である。
で蛇腹状のベローズ2の内部に液体、固形ワックス、ま
たは、微粒粉体なの封入剤6を封入させるステップと、
このベローズ2の外周部に円筒状ゴム充填部10を形成
するようにゴム加硫金型を配置するステップと、前記ゴ
ム充填部内にゴム充填部を形成するようにゴム加硫金型
を配置するステップと、前記ゴム充填部内にゴムを圧入
又は射出して前記ベローズ2の外周部にゴム製カバー3
を形成するステップと、を備え、未加硫ゴムを加硫成形
することにより前記ベローズと前記ゴム製カバーを一体
的に形成させることを特徴とする振動吸収管の製造方法
である。
【0007】
また、第2の発明は、封入剤6として液体
を封入する場合、ベローズ2の内径よりも小さい外径を
有する心金を挿入して成形することを特徴とする請求項
1記載の振動吸収管の製造方法である。
を封入する場合、ベローズ2の内径よりも小さい外径を
有する心金を挿入して成形することを特徴とする請求項
1記載の振動吸収管の製造方法である。
【0008】また、第3の発明は、封入剤6としてゴム
加硫温度より高い融点を有する固形ワックスを封入する
場合、ゴム加硫後、高周波加熱により固形ワックス6B
を溶かしてベローズの内部から取り出すことを特徴とす
る請求項1記載の振動吸収管の製造方法である。
加硫温度より高い融点を有する固形ワックスを封入する
場合、ゴム加硫後、高周波加熱により固形ワックス6B
を溶かしてベローズの内部から取り出すことを特徴とす
る請求項1記載の振動吸収管の製造方法である。
【0009】さらに、第4の発明は、封入剤6として微
粒粉体を封入する場合、固体潤滑処理を表面に施した微
粒粉体を使用することを特徴とする請求項1記載の振動
吸収管の製造方法である。
粒粉体を封入する場合、固体潤滑処理を表面に施した微
粒粉体を使用することを特徴とする請求項1記載の振動
吸収管の製造方法である。
【0010】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1に基づいて説
明する。なお、この発明のベローズ2は図6に示した従
来のベローズと同一のため詳細な説明は省く。この発明
の製造方法は、ベローズ2の内部に封入剤6として液体
6のシリコンオイルを注入し、ベローズ2の両端ストレ
ート状の接続部5A・5Bを密封栓7A・7Bにより蓋
をした状態にて、このベローズ2を、内部に円筒状ゴム
充填部10を有する上下2つ割の加硫金型8A・8B内
にセットし、上部の加硫金型8Bの上部に形成している
ホッパー部9に未加硫ゴム3Bを置き、その上に加圧金
型8Cをセットし、加圧金型8C上方からのプレス圧縮
により前記未加硫ゴム3Bを多数の注入孔12から前記
加硫金型8A8Bとベローズ2との空間によって形成さ
れるゴム充填部10に圧入し、未加硫ゴムを加硫成形さ
せることによりベローズ2の外周にゴム製カバー3を一
体的に形成させ、その後、加硫金型8A・8Bを分割し
てベローズ2を取り出し、前記両接続部の密封栓7A・
7Bをはずし、ベローズ内のシリコンオイルを排出させ
て振動吸収管1を製造するものである。なお、液体の封
入・排出時期はベローズ2が加硫金型8A・8Bの外で
あっても中であっても差し支えない。
明する。なお、この発明のベローズ2は図6に示した従
来のベローズと同一のため詳細な説明は省く。この発明
の製造方法は、ベローズ2の内部に封入剤6として液体
6のシリコンオイルを注入し、ベローズ2の両端ストレ
ート状の接続部5A・5Bを密封栓7A・7Bにより蓋
をした状態にて、このベローズ2を、内部に円筒状ゴム
充填部10を有する上下2つ割の加硫金型8A・8B内
にセットし、上部の加硫金型8Bの上部に形成している
ホッパー部9に未加硫ゴム3Bを置き、その上に加圧金
型8Cをセットし、加圧金型8C上方からのプレス圧縮
により前記未加硫ゴム3Bを多数の注入孔12から前記
加硫金型8A8Bとベローズ2との空間によって形成さ
れるゴム充填部10に圧入し、未加硫ゴムを加硫成形さ
せることによりベローズ2の外周にゴム製カバー3を一
体的に形成させ、その後、加硫金型8A・8Bを分割し
てベローズ2を取り出し、前記両接続部の密封栓7A・
7Bをはずし、ベローズ内のシリコンオイルを排出させ
て振動吸収管1を製造するものである。なお、液体の封
入・排出時期はベローズ2が加硫金型8A・8Bの外で
あっても中であっても差し支えない。
【0011】 次に、この発明の第2の実施例を図2に基
づいて説明する。前記第1項の実施例において、封入剤
6として液体を使用する場合、前記ベローズ2の内径d
よりも小さい外径Dを有する円柱状の芯金11をその両
端12A・12Bが前記密封栓7A・7Bの内面中心部
にて保持した状態にてベローズ2の内部中心に挿入さ
れ、この芯金11外周のベローズ2内に液体の封入剤6
を充填した状態にて加硫金型8A・8B内にセットし、
前記同様の要領にて未加硫ゴム3Bをゴム充填部10に
圧入し、加硫成形する製造方法である。なお、この場合
には、芯金11の挿入により、さらに高いゴム圧入圧力
に対してもベローズ2が変形することなく加硫成形が可
能となる。
づいて説明する。前記第1項の実施例において、封入剤
6として液体を使用する場合、前記ベローズ2の内径d
よりも小さい外径Dを有する円柱状の芯金11をその両
端12A・12Bが前記密封栓7A・7Bの内面中心部
にて保持した状態にてベローズ2の内部中心に挿入さ
れ、この芯金11外周のベローズ2内に液体の封入剤6
を充填した状態にて加硫金型8A・8B内にセットし、
前記同様の要領にて未加硫ゴム3Bをゴム充填部10に
圧入し、加硫成形する製造方法である。なお、この場合
には、芯金11の挿入により、さらに高いゴム圧入圧力
に対してもベローズ2が変形することなく加硫成形が可
能となる。
【0012】 次に、この発明の第3の実施例を図3に基
づいて説明する。この実施例における封入剤6は、前記
シリコンに代えて固形ワックスを用いるものであり、固
形ワックスを溶かしてベローズの中心に充填し、ベロー
ズの外周部にゴムを充填して加硫後、加硫金型8A8B
からベローズ2を取り出し、高周波加熱コイル13内に
ベローズ2をセットして、高周波加熱コイル13の電源
を印可し高周波加熱によりベローズ内の固形ワックスを
溶かして前記ベローズ2の内部から固形ワックスを取り
出す製造方法である。また、この実施例に用いる固形ワ
ックスは、ゴム加硫温度より高い融点を有するものであ
り、前記のシリコンオイルを用いた方法に比べ、さらに
高いゴム圧入圧力に対してもベローズ2が変形無しで加
硫成形できる。なお、一般的に用いられるオーブン加熱
による間接的な加熱方法よりも、前記高周波加熱は直接
的な加熱方法であるため、ゴム製カバー3にダメージを
与えずに固形ワックスを溶かしてベローズ2の内部から
取り出せる。
づいて説明する。この実施例における封入剤6は、前記
シリコンに代えて固形ワックスを用いるものであり、固
形ワックスを溶かしてベローズの中心に充填し、ベロー
ズの外周部にゴムを充填して加硫後、加硫金型8A8B
からベローズ2を取り出し、高周波加熱コイル13内に
ベローズ2をセットして、高周波加熱コイル13の電源
を印可し高周波加熱によりベローズ内の固形ワックスを
溶かして前記ベローズ2の内部から固形ワックスを取り
出す製造方法である。また、この実施例に用いる固形ワ
ックスは、ゴム加硫温度より高い融点を有するものであ
り、前記のシリコンオイルを用いた方法に比べ、さらに
高いゴム圧入圧力に対してもベローズ2が変形無しで加
硫成形できる。なお、一般的に用いられるオーブン加熱
による間接的な加熱方法よりも、前記高周波加熱は直接
的な加熱方法であるため、ゴム製カバー3にダメージを
与えずに固形ワックスを溶かしてベローズ2の内部から
取り出せる。
【0013】 次に、この発明の第4の実施例を図4に基
づいて説明する。この実施例における封入剤6は、前記
シリコンに代えて微粉粒体を用いるものであり、この微
粉粒体はセラミック製、または、金属製の微粒粉体の表
面にテフロンコーティングや二硫化モリブデンコーティ
ングなどにより固体潤滑処理を施したものである。な
お、微粒粉体に前記のように固体潤滑処理を施すことに
より、封入剤6をベローズ2から取り出す際に、微粒粉
体同士、あるいは、微粒粉体とベローズ2の内壁が密着
しにくくなり取り出しが容易となる。
づいて説明する。この実施例における封入剤6は、前記
シリコンに代えて微粉粒体を用いるものであり、この微
粉粒体はセラミック製、または、金属製の微粒粉体の表
面にテフロンコーティングや二硫化モリブデンコーティ
ングなどにより固体潤滑処理を施したものである。な
お、微粒粉体に前記のように固体潤滑処理を施すことに
より、封入剤6をベローズ2から取り出す際に、微粒粉
体同士、あるいは、微粒粉体とベローズ2の内壁が密着
しにくくなり取り出しが容易となる。
【0014】
【発明の効果】この発明の振動吸収管の製造方法は、ゴ
ム加硫時におけるゴム圧入圧力や射出圧力によりベロー
ズが変形しないように、ベローズ内部に、液体、固形ワ
ックス又は微粒粉体などを封入させた状態にてこのベロ
ーズをゴム加硫金型内にセットし、カバーをゴム加硫す
ることにより、ベローズの外周に一体的に形成させるた
め、接着剤を必要とせず、従来技術と比較して組付け作
業性が大幅に向上し、コストダウンになると同時に振動
吸収性能も向上するという産業上極めて有効なものであ
る。
ム加硫時におけるゴム圧入圧力や射出圧力によりベロー
ズが変形しないように、ベローズ内部に、液体、固形ワ
ックス又は微粒粉体などを封入させた状態にてこのベロ
ーズをゴム加硫金型内にセットし、カバーをゴム加硫す
ることにより、ベローズの外周に一体的に形成させるた
め、接着剤を必要とせず、従来技術と比較して組付け作
業性が大幅に向上し、コストダウンになると同時に振動
吸収性能も向上するという産業上極めて有効なものであ
る。
【図1】 この発明の第1の実施例における振動吸収管
の製造工程図。
の製造工程図。
【図2】 この発明の第2の実施例における加硫工程の
断面図。
断面図。
【図3】 図2における芯金近傍の拡大断面図。
【図4】 この発明の第3の実施例における高周波加熱
コイルによる固形ワックスの取り出し工程を示す断面
図。
コイルによる固形ワックスの取り出し工程を示す断面
図。
【図5】 この発明の第1の実施例における微粒粉体の
拡大断面図。
拡大断面図。
【図6】 従来技術における振動吸収管の製造工程図。
1 振動吸収管。 2 ベローズ。 3
カバー。 3A 半割カバー。 3B 未加硫ゴム。 6
封入剤。 6A 液体。 6B 固形ワックス。 6
C 微粒粉体。 11 芯金。 13 高周波加熱コイル。
14 潤滑層。
カバー。 3A 半割カバー。 3B 未加硫ゴム。 6
封入剤。 6A 液体。 6B 固形ワックス。 6
C 微粒粉体。 11 芯金。 13 高周波加熱コイル。
14 潤滑層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−125388(JP,A) 特開 昭63−75453(JP,A) 特開 昭63−239036(JP,A) 特開 平1−170545(JP,A) 特開 昭61−202827(JP,A) 実開 昭61−97680(JP,U) 実開 平2−126812(JP,U) 特公 昭51−25072(JP,B2) 特公 平1−55082(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 41/00 B29C 35/02 B29C 45/14 B29D 23/18
Claims (4)
- 【請求項1】 薄肉で蛇腹状のベローズ2の内部に液
体、固形ワックス、または、微粒粉体なの封入剤6を封
入させるステップと、このベローズ2の外周部に円筒状
ゴム充填部10を形成するようにゴム加硫金型を配置す
るステップと、前記ゴム充填部内にゴム充填部を形成す
るようにゴム加硫金型を配置するステップと、前記ゴム
充填部内にゴムを圧入又は射出して前記ベローズ2の外
周部にゴム製カバー3を形成するステップと、を備え、
未加硫ゴムを加硫成形することにより前記ベローズと前
記ゴム製カバーを一体的に形成させることを特徴とする
振動吸収管の製造方法。 - 【請求項2】 封入剤6として液体を封入する場合、ベ
ローズ2の内径よりも小さい外径を有する心金を挿入し
て成形することを特徴とする請求項1記載の振動吸収管
の製造方法。 - 【請求項3】 封入剤6としてゴム加硫温度より高い融
点を有する固形ワックスを封入する場合、ゴム加硫後、
高周波加熱により固形ワックス6Bを溶かしてベローズ
の内部から取り出すことを特徴とする請求項1記載の振
動吸収管の製造方法。 - 【請求項4】 封入剤6として微粒粉体を封入する場
合、固体潤滑処理を表面に施した微粒粉体を使用するこ
とを特徴とする請求項1記載の振動吸収管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09526493A JP3185463B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 振動吸収管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09526493A JP3185463B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 振動吸収管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06281294A JPH06281294A (ja) | 1994-10-07 |
JP3185463B2 true JP3185463B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=14132912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09526493A Expired - Fee Related JP3185463B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 振動吸収管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3185463B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1555474B1 (en) | 2002-09-03 | 2012-07-25 | Nichirin Co., Ltd. | Vibration absorbing pipe |
JP7530165B2 (ja) * | 2019-09-27 | 2024-08-07 | 積水化学工業株式会社 | コルゲート管 |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP09526493A patent/JP3185463B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06281294A (ja) | 1994-10-07 |
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