JP2007064311A - 液封防振部材の製造方法 - Google Patents

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Akihiko Kato
明彦 加藤
Masayuki Toi
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Abstract

【課題】かしめ部の屈曲折曲げ部から径方向外方に余肉が膨出した膨出部が形成されることがなく、かつかしめ部の端部に形成されるリブの変形が発生することのない液封防振部材の製造方法を提供する。
【解決手段】金型に内筒部材12と中間筒25を配設してゴム部材23を成形し、防振基体35とするゴム部材成形工程、防振基体35と外筒部材14とを液体に浸漬した状態で嵌着固定する外筒部材固定工程、及び外筒部材14の両端部にかしめ部52を形成するかしめ工程を有し、外筒部材14の円筒部の端部は面取り部55を有し、かしめローラー45のかしめ溝は外筒部材の面取り部の端部を押圧して内径側に折り曲げる端部折曲げ面47と面取り部近傍の円筒部を押圧する側面押圧面48とを有し、かしめ溝の底面部50は外筒部材の屈曲折曲げ部16において非接触部57を有する液封防振部材10の製造方法とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車用の液封防振部材の製造方法に関するものである。
自動車用のエンジンマウント等として使用される液封防振部材として、内筒部材、側面に窓部を有する円筒状中間筒、及び内筒部材と中間筒との間に介在して両者を一体的に連結し、窓部に開口した複数の凹部を有する加硫ゴム部材、及び外筒部材とから構成され、内筒部材、中間筒と加硫ゴム部材とからなる防振基体を製造し、この防振基体に該外筒金具を嵌着固定することによって該凹部に液体を封入すると共にオリフィス通路により互いに連通された複数の液室を形成し、さらに外筒金具の両端に径方向内方へ屈曲してかしめ部を形成した液封防振ゴム部材が公知である(特許文献1)。
この液封筒型防振部材は、特許文献1において従来技術として記載されているように、一般的には内筒部材及び中間筒と一体的に形成されたゴム弾性体の外側に外筒部材を同軸状に配設し、外面から絞り加工を施して加硫ゴム部材の凹部との間に液密的に封止された液室とオリフィスとを形成するように外筒部材が装着され、次いで、外筒部材の両端部にかしめ加工を施して径方向内方に屈曲したかしめ部を形成し、これにより外筒部材の軸方向への抜け出しを阻止するようにして製造されている。
特許文献1に開示の発明は、上記従来の液封筒型防振部材においては、外筒部材の両端部に形成されたかしめ部の屈曲折曲げ部から径方向外方に余肉が膨出することによって膨出部が形成される場合が有り、そのため車両のフレームなどの取付孔に液封防振部材の外筒部材を圧入嵌合する際に、その膨出部が引っ掛かって圧入嵌合することができなくなるという問題を解決することを目的とし、外筒部材の両端に先にかしめ部を形成した後、絞り加工を行うことにより組付けることを特徴とする。
特開2002−295570号公報
しかし、特許文献1記載の発明によれば、かしめにより外筒部材の端部が防振部材の径方向内側に折り曲げられることによってリブが形成され、同時に外筒部材側面に膨出部が形成される。その後に縮径を伴う絞り加工が行われて膨出部が押さえられて平坦化されるために一旦所定形状に形成されたリブが起き上がることによって変形が生じ、不良品となる場合がある。
本発明は、かしめ部の屈曲折曲げ部から径方向外方に余肉が膨出した膨出部が形成されることがなく、かつかしめ部の端部に形成されるリブの変形が発生することのない液封防振部材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、内筒部材、側面に窓孔を有する円筒状の中間筒、前記内筒部材と中間筒との間に形成され、前記窓孔に開口し、オリフィスにより連通される複数の液室を形成するゴム部材、及び前記中間筒に嵌着固定された外筒部材からなる液封防振部材の製造方法であって、
成形金型に前記内筒部材と中間筒を配設して形成された成形キャビティーに成形用ゴム組成物を供給し、加硫して前記ゴム部材を成形して前記内筒部材とゴム部材と中間筒とからなる防振基体とするゴム部材成形工程、前記防振基体と前記外筒部材とを液体に浸漬した状態で嵌着固定する外筒部材固定工程、及び前記外筒部材の両端部に屈曲折曲げ部を有するかしめ部を形成するかしめ工程を有し、
前記かしめ工程は周方向にかしめ溝を有するかしめローラーを前記外筒部材の端部に圧接して相対回転する工程であり、
前記外筒部材の円筒部の端部は面取り部を有し、
前記かしめ溝は、前記外筒部材の前記面取り部の端部を押圧して内径側に折り曲げる端部折曲げ面と前記面取り部近傍の前記円筒部を押圧する側面押圧面とを有し、前記かしめ溝の底部は前記外筒部材の前記屈曲折曲げ部において非接触部を有することを特徴とする。
係る構成の製造方法によれば、かしめ部の屈曲折曲げ部から径方向外方に余肉が膨出した膨出部が形成されることがなく、かつかしめ部の端部に形成されるリブの変形が発生することもなく液封防振部材を製造することができる。とりわけ、かしめローラーのかしめ溝の底部に外筒部材の屈曲折曲げ部において非接触部を設けることにより、外筒部材の外径のばらつき、肉厚のばらつき、面取り部の精度のばらつき、並びにかしめローラーの精度や押圧時の移動精度のばらつき等に起因するかしめ加工時のかしめローラーと外筒部材との間に発生する過剰の押圧力による膨出部の発生をより確実に防止することができる。
また本発明の製造方法によれば、特許文献1の場合と同様に、従来技術の液封防振部材の外筒部材に発生する膨出部を除去する切削加工等の作業が不要であり、作業工数の増加によるコスト上昇が防止される。さらに特許文献1開示の発明では、凹部に液を充填しているものの外筒部材の絞り加工が行われていない状態でかしめ加工を行うために、外筒部材側面に膨出部が発生して絞り加工を行う前に内部の液の漏洩や液室内への空気の侵入が起こり易いが、本願発明の製造方法は係る問題を発生することなく液封防振部材を製造することができるという効果も有する。
上記の液封防振部材の製造方法においては、前記屈曲折曲げ部における前記かしめローラーのかしめ溝の底部との非接触部が、かしめ工程完了時において前記端部折曲げ面と前記円筒部の外周面との間に位置することが好ましい。
係る構成によれば、製品である液封防振部材のかしめ部における非接触部に段差などの外観不良を発生することがないという効果が得られる。
また上記の液封防振部材の製造方法においては、前記屈曲折曲げ部における前記かしめローラーのかしめ溝の底部との非接触部の幅が1〜5mmであることが好ましい。
屈曲折曲げ部におけるかしめローラーのかしめ溝の底部との非接触部の幅が1mm未満の場合には外筒部材の外径のばらつき、肉厚のばらつき、面取り部の精度のばらつき、並びにかしめローラーの精度や押圧時の移動精度のばらつき等に起因するかしめ加工時のかしめローラーと外筒部材との間に発生する過剰の押圧力が十分に防止できず、外筒部材に膨出部が発生する場合がある。該非接触部の幅5mmを超える場合にはかしめが不十分になる場合がある。屈曲折曲げ部におけるかしめローラーのかしめ溝の底部との非接触部の幅は2〜4mmであることがより好ましい。
図1は、本発明の製造方法により製造した液封防振部材を例示した正面図である。液封防振部材10は、内筒部材12と外筒部材14とを備えており、外筒部材14の両端部はかしめ加工され、屈曲折曲げ部16を形成してかしめ部52が形成されている。かしめ部52の屈曲折曲げ部16はR状に形成されていることが液封防振部材の外筒部材14を取付孔への圧入が容易であり、好ましい態様である。本発明の製造方法によれば、外筒部材14の屈曲折曲げ部16近傍において、かしめ部形成による膨出部を問題ない程度に小さくすることができる。
図2及び図3は図1に例示の液封防振部材の縦断側面図であり、軸芯に対して対称に設けられた2つの同形状の液室28a,28bを有する液封防振部材を例示したものである。液封防振部材10は、2つの液室28a,28bの中心を含む断面図であり、図3は図2に直交する方向の縦断側面図である。液封防振部材10は、内筒部材12、中間筒25、内筒部材12の外面と中間筒25の内面に接着形成されたゴム部材23、オリフィス形成部材29a,29b、中間筒25並びにオリフィス形成部材29a,29bの外周面に嵌着固定された外筒部材14とから構成されており、2つの同形状の液室28a,28bは内筒部材12に対して対称に形成されている。第1液室28aと第2液室28bは、ゴム部材23に形成された液貯留部27a,27bがオリフィス形成部材29a,29b及び外筒部材14により閉鎖されて構成されている。該液室28a,28bには液が充填されており、オリフィス形成部材29a,29bの外周面に形成されたオリフィス開口部33a,33b並びにオリフィス溝30a,30bと外筒部材14の内周面により周方向に形成されたオリフィス31を通じて第1液室28aと第2液室28bとの間を移動可能に構成されている。本発明の液封防振部材10は、係る構造のゴム部材23の弾性とオリフィス31を通じた液の移動によって所定の防振効果を奏する。
本発明の液封防振部材は上記の構成に限定されるものではなく、オリフィスはオリフィス形成部材を使用することなく直接ゴム部材に形成したオリフィス溝と外筒部材にて形成される構成であってもよく、オリフィス形成部材のオリフィス溝により形成されたオリフィスとゴム部材のオリフィス溝により形成されたオリフィスとの2種のオリフィスを有する構成であってもよい。
図1〜3に例示した液封防振部材10は、成形金型に内筒部材12と中間筒25とを配設し、成形金型とこれらの部材にて形成された成形キャビティーに成形用ゴム組成物を供給して加熱、加硫して液貯留部27a,27bを有するゴム部材23を成形し、内筒部材12とゴム部材23と中間筒25とからなる防振基体35とするゴム部材成形工程、防振基体35と外筒部材14とを液体に浸漬した状態で嵌着固定すると共に液貯留部27a,27bに液を充填した状態で封止して液室28a,28bを形成する外筒部材固定工程、及び外筒部材14の両端部にかしめ部を形成するかしめ工程を有する。
ゴム部材成形工程は公知の方法で行うことができるが、射出成形法によることが好ましい。ゴム部材を構成するゴム材料は自動車用防振ゴムの技術分野における公知のゴム材料を限定なく使用することができる。またゴム部材成形工程に次いでゴム部材の硬化収縮による歪を除去することを目的として中間筒25を絞り加工により縮径する中間筒縮径工程を設けることは一般的に行われる態様である。
図4は、防振基体35を例示した図2と同位置の縦断側面図である。防振基体35は、内筒部材12、中間筒25、内筒部材12の外面と中間筒25の内面に接着形成され、液貯留部27a,27bを有するゴム部材23とから構成されている。ゴム部材23を構成するゴム材料は中間筒25の窓孔26形成部の外周面にも及び、これを被覆している。係る構成により、外筒部材を嵌合装着したときに液室に充填された液の漏洩を確実にシールすることができる。
中間筒25は、窓孔26形成位置の周方向の枠相当部25Pは窓孔26の幅に略相当する幅の周方向溝を形成しており、該中間筒25の外周面の溝にはゴム部材を構成する加硫ゴム材料が充填されると共に、該加硫ゴム材料部にオリフィス形成部材のアームを嵌着する溝が形成されている。オリフィス31はこの加硫ゴム材料部の溝内に形成される。
図5は防振基体35にオリフィス形成部材29を装着した斜視図であり、図2のオリフィス形成部材29aを装着した側を示したものである。オリフィス形成部材29a,29bは異なった形状であってもよいが、同一形状であることが好ましい。同一形状のオリフィス形成部材29a,29bは、ゴム部材23に形成された液貯留部27に進出して液室28を形成する凸部と位置固定のための2本のアーム部37(第1アーム部37a、第2アーム部37b)を有し、裏面、即ち前記凸部の反対面は外筒部材14の内周面に沿った形状を有し、該裏面にはオリフィス開口部33aとオリフィス溝30aを有する。オリフィス溝30aは、第1アーム部37aの端部に開口するように形成されている(図示せず)。第2アーム部37bは単なるロッド状であり、第1アーム部37aと共にゴム部材23の外周に周方向に形成された溝に嵌着される。
同一形状のオリフィス形成部材29a,29bは、オリフィス開口部33a,33bを互いに上下逆になるように使用する。このような使用によりオリフィス形成部材29aの第1アーム部37aは第2の液貯留部27bに装着される第2のオリフィス形成部材29bの第1アーム部37aと先端部を当接して配設され、そのまま外筒部材14により固定されて第1液室28aと第2液室28bを連通するオリフィス31を形成する。
防振基体35には液中にて外筒部材14が嵌着固定される。外筒部材14の嵌着固定は公知の方法で行うことができ、防振基体35の外周よりも少し大きな内周を有する外筒部材14を挿入した後に縮径加工、一般的には絞り加工を行うことが一般的であり、好ましい。
図6、7には本発明の製造方法に特徴的なかしめ工程を例示した。図6(a)はかしめ工程の開始状態を示した縦断側面図であり、図7はかしめが完了した状態を示した縦断側面図である。防振基体35に外筒部材14を縮径、好ましくは絞り加工による縮径加工することによって外嵌固定した防振部材10を受け治具41に嵌着する。次いでかしめローラー45を複数個、好ましくは2個以上を有するかしめ装置43が相対的に近接する。相対接近においては、かしめ装置43が下降してもよく、防振部材10を収容した受け治具41が上昇してもよい。かしめローラー45は回転軸46周りに回転自在に装着されている。
かしめを行う部位Eを拡大して図6(b)に示した。外筒部材14のかしめ加工を行う部分は、外周面の端部に面取り部55が形成されている。かしめローラー45は外周にかしめ加工用のかしめ溝を有しており、該かしめ溝は面取り部55の先端側を押圧して内径側、即ち内筒部材12側に折り曲げる折曲げ面47と面取り部近傍の円筒部、特に外筒部材14と面取り部の移行部54を押圧する側面押圧面48を有し、かしめ溝の底面部50は略円弧状に形成されている。かしめ溝の底面部50の形状は円弧状に限定されるものではなく、台形であってもよい。かしめ溝の底面部50の一部は、かしめ完了後において、かしめ加工により形成される屈曲折曲げ部16に接触しない非接触部57に構成される。かしめローラー45の側面押圧面48が外筒部材14の外周面との角度θは好ましくは3〜7度、より好ましくは4〜6度である。面取り部の角度は、θよりも大きく設定する。
かしめ加工においては、かしめローラー45が面取り部55を押圧しながら外筒部材14の周囲を相対移動する。かしめローラー45と外筒部材14の相対移動はかしめローラーを有するかしめ装置43がかしめ加工を行うべき液封防振部材10の軸芯と同軸周りに回転してもよく、液封防振部材10を収容保持した受け治具41が液封防振部材10の軸芯と同軸周りに回転してもよい。このかしめローラー45により外筒部材14の面取り部を上方から下方に押圧すると、面取り部近傍の円筒部、特に外筒部材14と面取り部の移行部(角部)54を押圧した状態で面取り部55の端部が端部折曲げ面47に接して内径側に変形され、折曲げ面47により内径側に折り曲げられて、図7の状態までかしめが行われる。
図7のかしめ部分Mを拡大して示した図7(b)のように、かしめローラー45のかしめ溝の底面部50の非接触部57は屈曲折曲げ部16に接触していない。液封防振部材10の屈曲折曲げ部においては、外筒部材14の面取り工程における切削跡は、かしめローラーとの接触部では均されるが、非接触部57位置では、切削跡が筋状に残存する。図8には非接触部の形状を拡大して示した。かしめローラー45の非接触部57は、かしめが完了し、かしめローラー45が後退する前の状態において、外筒部材14の屈曲折曲げ部16とで断面が三日月状ないし底辺が円弧状の三角形の空隙を形成する。該非接触部57は、かしめが完了した状態において、折曲げ面47により形成される面Hと外筒部材14の外周円筒面Vにて形成される空間内に位置することが好ましく、係る構成によって、上述のように屈曲折曲げ部16の外周面に段差や筋状の山などが生じることなく滑らかな外観のよいかしめが行える。
液封防振部材10の反対側の端部についても同様にかしめ加工が行われて製品としての液封防振部材が完成する。
本発明の製造方法により製造した液封防振部材を例示した正面図 図1に例示の液封防振部材の液貯留部の中心を含む縦断側面図 液封防振部材の図2に直交する方向の縦断側面図 防振基体を例示した図2と同位置の縦断側面図 防振基体にオリフィス形成部材を装着した状態を示した斜視図 かしめ工程の開始状態を示した縦断側面図 かしめが完了した状態を示した縦断側面図 非接触部を拡大して示した部分断面図
符号の説明
10 液封防振部材
12 内筒部材
14 外筒部材
16 屈曲折曲げ部
23 ゴム部材
25 中間筒
45 かしめローラー
47 端部折曲げ面
48 側面押圧面
52 かしめ部
55 面取り部
57 非接触部

Claims (2)

  1. 内筒部材、側面に窓孔を有する円筒状の中間筒、前記内筒部材と中間筒との間に形成され、前記窓孔に開口し、オリフィスにより連通される複数の液室を形成するゴム部材、及び前記中間筒に嵌着固定された外筒部材からなる液封防振部材の製造方法であって、
    成形金型に前記内筒部材と中間筒を配設して形成された成形キャビティーに成形用ゴム組成物を供給し、加硫して前記ゴム部材を成形して前記内筒部材とゴム部材と中間筒とからなる防振基体とするゴム部材成形工程、前記防振基体と前記外筒部材とを液体に浸漬した状態で嵌着固定する外筒部材固定工程、及び前記外筒部材の両端部に屈曲折曲げ部を有するかしめ部を形成するかしめ工程を有し、
    前記かしめ工程は周方向にかしめ溝を有するかしめローラーを前記外筒部材の端部に圧接して相対回転する工程であり、
    前記外筒部材は円筒部の端部に面取り部を有し、
    前記かしめ溝は、前記外筒部材の前記面取り部の端部を押圧して内径側に折り曲げる端部折曲げ面と前記面取り部近傍の前記円筒部を押圧する側面押圧面とを有し、前記かしめ溝の底部は前記外筒部材の前記屈曲折曲げ部において非接触部を有することを特徴とする液封防振部材の製造方法。
  2. 前記屈曲折曲げ部における前記かしめローラーのかしめ溝の底部との非接触部が、かしめ工程完了時において前記端部折曲げ面と前記円筒部の外周面との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の液封防振部材の製造方法。
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KR100918360B1 (ko) 2008-03-18 2009-09-22 최상진 엔진마운트용 오리피스 및 그 제조방법
WO2020129891A1 (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 株式会社ブリヂストン 液封ブッシュ

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