JP2007077999A - 防振装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】防振装置において、軸直剛性を高める。
【解決手段】防振装置10は、内筒体11と、その内筒体11の外周囲に内筒体11と同軸に配設された外筒体12と、それら両筒体11,12の間に配設されて、両筒体11,12を互いに連結するゴム弾性体13とを備えている。ゴム弾性体13の筒軸方向両端面には、すぐり部15が筒周方向の全周に亘ってそれぞれ配設されている。ゴム弾性体13の筒軸方向各端部のすぐり部15には、樹脂製のばね体16がそのすぐり部15の筒周方向の全周に亘って設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、防振装置及びその製造方法に関するものである。
従来より、例えば自動車のサスペンション用ブッシュとして用いられる防振装置が知られている(例えば特許文献1及び2を参照)。
特許文献1及び2の防振装置は、金属製の内筒体と、その内筒体の外周囲に内筒体と同軸に設けられた樹脂製の外筒体と、それら両筒体の間に設けられ、両筒体を互いに連結するゴム弾性体とを備えたものである。
特開昭49−46155号公報 実開平5−75537号公報
ところで、防振装置に軸直外力(筒軸方向と直交する筒軸直交方向の外力)が入力されたときには、ゴム弾性体の筒軸直交方向一方側が筒軸直交方向に圧縮され、ゴム弾性体の筒軸直交方向他方側が筒軸直交方向に引っ張られることになる。ここで、自動車のサスペンション用ブッシュでは、操縦安定性を向上させるため、軸直剛性(筒軸直交方向の剛性)を高めたいという要求がある。
そこで、本発明者たちは、上記要求を満たすため、ゴム弾性体と樹脂製のばね体とを組み合わせて用いることによって軸直剛性を高めたゴム・樹脂複合型の防振装置を開発するに至った。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内筒体と、該内筒体の外周囲に内筒体と同軸に設けられた外筒体と、該両筒体の間に設けられ、上記両筒体を互いに連結するゴム弾性体とを備えた防振装置において、軸直剛性を高める技術を提供することにある。
第1の発明は、内筒体と、該内筒体の外周囲に内筒体と同軸に設けられた外筒体と、該両筒体の間に設けられ、上記両筒体を互いに連結するゴム弾性体とを備えた防振装置であって、上記ゴム弾性体の筒軸方向両端部には、少なくとも1つの孔部が筒周方向の少なくとも一部に亘ってそれぞれ設けられており、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部の少なくとも1つの孔部には、少なくとも1つの樹脂製のばね体が筒周方向の少なくとも一部に亘って設けられていることを特徴とするものである。
これにより、ゴム弾性体の筒軸方向両端部に、少なくとも1つの孔部を筒周方向の少なくとも一部に亘ってそれぞれ設けており、ゴム弾性体の筒軸方向各端部の少なくとも1つの孔部に、少なくとも1つの樹脂製のばね体を筒周方向の少なくとも一部に亘って設けているので、ゴム弾性体内にばね体を設けていない場合と比較して、軸直剛性を高め得る。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記外筒体は、樹脂製のものであることを特徴とするものである。
これにより、外筒体は樹脂製のものであるので、外筒体を射出成形した場合、ゴム弾性体は、その射出成形圧で筒軸直交方向に予備圧縮される。そのため、ゴム弾性体の耐久性、ひいては、防振装置の耐久性を向上させることができる。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記ばね体は、上記外筒体と一体に成形されていることを特徴とするものである。
これにより、ばね体を、外筒体と一体に成形しているので、防振装置の製造の工程数を減少できる。
第4の発明は、上記第1〜第3のいずれか1つの発明において、上記外筒体の内周面と上記ゴム弾性体の外周面とは、非接着状態であり、上記ゴム弾性体と上記ばね体とは、非接着状態であることを特徴とするものである。
ところで、乗り心地を向上させるため、ねじり剛性を低めたいという要求がある。
ここで、本発明によれば、外筒体の内周面とゴム弾性体の外周面とを、非接着状態にし、ゴム弾性体とばね体とを、非接着状態にしているので、防振装置にねじり外力が入力されたときには、外筒体及びばね体は、ゴム弾性体に対してねじり方向に滑る。そのため、ねじり剛性を低めることができる。
また、防振装置にこじり(筒軸方向と直交する軸周りの傾動)外力が入力されたときには、内筒体がその筒軸方向中央点を中心として外筒体に対して相対的に回転して、ゴム弾性体の筒軸方向一端部が筒軸直交方向に圧縮される一方、ゴム弾性体の筒軸方向他端部が筒軸直交方向に引っ張られる。そして、乗り心地を向上させるため、こじり剛性を低めたいという要求がある。
ここで、本発明によれば、ゴム弾性体とばね体とを、非接着状態にしているので、防振装置にこじり外力が入力されたときには、ゴム弾性体の筒軸方向他端部が筒軸方向他端側のばね体から離れる。そのため、ゴム弾性体の筒軸方向他端部は筒軸直交方向に引っ張られない。したがって、こじり剛性を低めることができる。
さらに、外筒体の内周面とゴム弾性体の外周面とを、非接着状態にし、ゴム弾性体とばね体とを、非接着状態にしているので、外筒体及びばね体を容易に取り外すことができ、それら外筒体及びばね体をそれぞれリサイクルすることが可能になる。そのため、防振装置のリサイクル性を向上させることができる。
第5の発明は、上記第1〜第4のいずれか1つの発明において、上記孔部は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部に上記内筒体の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に行くに従って大きくなるように設けられているものである。
これにより、孔部を、ゴム弾性体の筒軸方向各端部に内筒体の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に行くに従って大きくなるように設けているので、ばね体のその孔部に位置する部分も、内筒体の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に行くに従って大きくなる。そのため、孔部を、内筒体の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に亘って同じになるように設けている場合と比較して、ばね体のその孔部に位置する部分の自由長を長くすることができる。したがって、ばね体の耐久性、ひいては、防振装置の耐久性を向上させることができる。
第6の発明は、上記第1〜第5のいずれか1つの発明において、上記孔部は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部に筒周方向の全周に亘って設けられた1つの孔部で構成されており、上記ばね体は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部の孔部に筒周方向の全周に亘って設けられた1つのばね体で構成されていることを特徴とするものである。
これにより、孔部は、ゴム弾性体の筒軸方向各端部に筒周方向の全周に亘って設けられた1つの孔部で構成されており、ばね体は、ゴム弾性体の筒軸方向各端部の孔部に筒周方向の全周に亘って設けられた1つのばね体で構成されているので、全ての筒軸直交方向の軸直剛性を高めることができる。
第7の発明は、上記第1〜第5のいずれか1つの発明において、上記孔部は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部における所定の筒軸直交方向の互いに対向する部分にそれぞれ設けられた第1及び第2孔部で構成されており、上記ばね体は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部の第1及び第2孔部に筒周方向の全域に亘ってそれぞれ設けられた第1及び第2ばね体で構成されていることを特徴とするものである。
これにより、孔部は、ゴム弾性体の筒軸方向各端部における所定の筒軸直交方向の互いに対向する部分にそれぞれ設けられた第1及び第2孔部で構成されており、ばね体は、ゴム弾性体の筒軸方向各端部の第1及び第2孔部に筒周方向の全域に亘ってそれぞれ設けられた第1及び第2ばね体で構成されているので、筒軸直交方向のうちその所定の筒軸直交方向(その対向方向)の軸直剛性を高めることができる。そのため、軸直剛性に方向性を付与できる。
第8の発明は、上記第1〜第5のいずれか1つの発明において、上記孔部は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部に筒周方向の全周に亘って設けられた1つの孔部で構成されており、上記ばね体は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部の孔部における所定の筒軸直交方向の互いに対向する部分にそれぞれ設けられた第1及び第2ばね体で構成されていることを特徴とするものである。
これにより、孔部は、ゴム弾性体の筒軸方向各端部に筒周方向の全周に亘って設けられた1つの孔部で構成されており、ばね体は、ゴム弾性体の筒軸方向各端部の孔部における所定の筒軸直交方向の互いに対向する部分にそれぞれ設けられた第1及び第2ばね体で構成されているので、筒軸直交方向のうちその所定の筒軸直交方向(その対向方向)の軸直剛性を高めることができる。そのため、軸直剛性に方向性を付与できる。
第9の発明は、上記第1〜第8のいずれか1つの発明において、上記孔部及び上記ばね体の筒軸方向内側端部が、筒周方向と直交する方向で切断した断面視で略円状に形成されていることを特徴とするものである。
これにより、孔部及びばね体の筒軸方向内側端部を、筒周方向と直交する断面視で略円状に形成しているので、ばね体の筒軸方向内側端部を尖頭状に形成している場合と比較して、ゴム弾性体に割れ目が入ることを抑制できる。そのため、ゴム弾性体の耐久性、ひいては、防振装置の耐久性を向上させることができる。
第10の発明は、上記第1〜第9のいずれか1つの発明において、上記内筒体の外周面と上記ゴム弾性体の内周面とは、非接着状態であることを特徴とするものである。
これにより、内筒体の外周面とゴム弾性体の内周面とを、非接着状態にしているので、内筒体を容易に取り外すことができ、この内筒体をリサイクルすることが可能になる。そのため、防振装置のリサイクル性を向上させることができる。
第11の発明は、上記第10の発明において、上記内筒体の外周面の筒軸方向両端部には、凸部が筒周方向の全周に亘ってそれぞれ設けられており、上記ゴム弾性体は、該両凸部の間に設けられていることを特徴とするものである。
これにより、内筒体の外周面の筒軸方向両端部に、凸部を筒周方向の全周に亘ってそれぞれ設けており、ゴム弾性体を、それら両凸部の間に設けているので、両凸部によって、ゴム弾性体が内筒体から抜けることを抑制できる。
第12の発明は、上記第10又は第11の発明において、上記ゴム弾性体の内周面の筒軸方向中央部には、凹部が筒周方向の全周に亘って設けられており、上記内筒体の外周面における該凹部に対応する部分には、凸部が筒周方向の全周に亘って設けられていることを特徴とするものである。
これにより、ゴム弾性体の内周面の筒軸方向中央部に、凹部を筒周方向の全周に亘って設けており、内筒体の外周面におけるその凹部に対応する部分に、凸部を筒周方向の全周に亘って設けているので、それら凹部及び凸部を互いに嵌め合わすことができる。そのため、その嵌合によって、ゴム弾性体が内筒体から抜けることを抑制できる。
第13の発明は、上記第11又は第12の発明において、上記ばね体と上記凸部とは、筒軸方向視で互いに重なり合うようにそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
これにより、ばね体と凸部とを、筒軸方向視で互いに重なり合うようにそれぞれ設けているので、それらばね体及び凸部によって、ゴム弾性体が内筒体から抜けることをより確実に抑制できる。
第14の発明は、上記第1〜第9のいずれか1つの発明において、上記ゴム弾性体の外周面には、凹部が筒周方向の全周に亘って設けられており、上記外筒体の内周面における該凹部に対応する部分には、凸部が筒周方向の全周に亘って設けられていることを特徴とするものである。
これにより、ゴム弾性体の外周面に、凹部を筒周方向の全周に亘って設けており、外筒体の内周面におけるその凹部に対応する部分に、凸部を筒周方向の全周に亘って設けているので、それら凹部及び凸部を互いに嵌め合わすことができる。そのため、その嵌合によって、外筒体がゴム弾性体から抜けることを抑制できる。
第15の発明は、上記第1〜第14のいずれか1つの発明において、上記外筒体の外周面の筒軸方向両端部には、凸部が筒周方向の全周に亘ってそれぞれ設けられており、上記外筒体は、リンクの筒部内に該筒部が該両凸部の間に位置するように圧入固定されていることを特徴とするものである。
これにより、外筒体の外周面の筒軸方向両端部に、凸部を筒周方向の全周に亘ってそれぞれ設けており、外筒体を、リンクの筒部内に該筒部がそれら両凸部の間に位置するように圧入固定しているので、両凸部によって、リンクの筒部が防振装置から抜けることを抑制できる。
第16の発明は、上記第3の発明の防振装置の製造方法であって、上記内筒体をゴム射出成形用金型のキャビティにセットして、その状態で該キャビティにゴムを射出・充填して、上記ゴム射出成形用金型を加熱することによって、上記内筒体と上記ゴム弾性体とからなる成形品を作る工程と、上記成形品を樹脂射出成形用金型のキャビティにセットして、その状態で該キャビティに樹脂を射出・充填して、上記樹脂射出成形用金型を冷却することによって、上記外筒体と上記ばね体とを一体に射出成形する工程とを備えたことを特徴とするものである。
第17の発明は、上記第3の発明の防振装置の製造方法であって、上記ゴム弾性体を成形する工程と、上記ゴム弾性体内に上記内筒体を挿入することによって、該内筒体と該ゴム弾性体とからなる中間品を作る工程と、上記中間品を樹脂射出成形用金型のキャビティにセットして、その状態で該キャビティに樹脂を射出・充填して、上記樹脂射出成形用金型を冷却することによって、上記外筒体と上記ばね体とを一体に射出成形する工程とを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、ゴム弾性体の筒軸方向両端部に、少なくとも1つの孔部を筒周方向の少なくとも一部に亘ってそれぞれ設けており、ゴム弾性体の筒軸方向各端部の少なくとも1つの孔部に、少なくとも1つの樹脂製のばね体を筒周方向の少なくとも一部に亘って設けているので、ゴム弾性体内に樹脂製のばね体を設けていない場合と比較して、軸直剛性を高め得る。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る防振装置10の平面図であり、図2は図1のII−II線の断面図である。防振装置10は、自動車のサスペンション用ブッシュとして用いられている。防振装置10は、中空円筒状の金属製の内筒体11と、その内筒体11の外周囲に内筒体11と同軸に配設された中空円筒状の外筒体12と、それら両筒体11,12の間に配設されて、両筒体11,12を互いに連結するゴム弾性体13とを備えている。
内筒体11の外周面とゴム弾性体13の内周面とは、互いに接着剤で接着された接着状態である。外筒体12は、樹脂製のものであり、サスペンションリンクの筒部14(図2にのみ図示)内に圧入固定されている。ゴム弾性体13の材料は、例えば天然ゴムである。
ゴム弾性体13の筒軸方向両端面には、筒軸方向外側に向かって開口した、孔部としての1つのすぐり部15がそれぞれ配設されている。各すぐり部15は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部の内筒体11寄りに、筒周方向の全周に亘って連続して設けられている。すなわち、各すぐり部15は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部における筒軸方向の互いに対向する部分に、筒軸方向視で環状に形成されている。各すぐり部15は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端面から筒軸方向中央部付近まで延びている。各すぐり部15は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部に内筒体11の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に行くに従って大きくなるように設けられている。すなわち、各すぐり部15は、筒軸方向内側から外側に行くに従って筒軸直交方向(筒軸方向と直交する方向。筒径方向)外側に拡開するように形成されている。
外筒体12の筒軸方向両端部には、樹脂製の1つのばね体16がそれぞれ配設されている。各ばね体16は、外筒体12と一体に射出成形されている。これら各ばね体16及び外筒体12の材料は、例えばアシアミド、ポリアミド、ナイロン、PPO(ポリフェニレンオキサイド)、ポリエステル等である。
各ばね体16は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端面の一部を覆う蓋部17と、各すぐり部15に埋設された埋設部18とを有している。
各蓋部17は、外筒体12の筒軸方向各端部に一体に設けられている。各蓋部17は、筒軸方向視で環状に形成されていて、ゴム弾性体13の筒軸方向各端面におけるすぐり部15の外周部に配置されている。各蓋部17の筒軸方向内側面とゴム弾性体13の筒軸方向各端面とは、互いに接着剤で接着されていない非接着状態である。
各埋設部18は、各蓋部17の内周部に一体に設けられている。各埋設部18は、各すぐり部15に筒周方向の全周に亘ってかつ筒軸方向の全域に亘って設けられている。すなわち、各埋設部18は、各すぐり部15の全部を塞ぐように設けられている。各埋設部18は、各すぐり部15の形状に合うように形成されている。すなわち、各埋設部18は、筒軸方向内側から外側に行くに従って筒軸直交方向外側に拡開する中空円錐台(中空略円筒)状に形成されている。各埋設部18の外面と各すぐり部15とは、非接着状態である。
−防振装置の製造方法−
以下、図3を参照しながら、本実施形態の防振装置10の製造方法について説明する。
まず、内筒体11の外周面に接着剤を塗布する。
次に、内筒体11をゴム射出成形用金型(図示せず)のキャビティにセットして、その状態でキャビティにゴムを所定のゴム射出注入孔を介して射出注入・充填して、ゴム射出成形用金型を加熱する。ゴムの加硫後、ゴム射出成形用金型を離型する。これにより、図3(a)に示すように、ゴム弾性体13が射出成形されて、内筒体11とゴム弾性体13とからなる成形品が作製される。
次に、成形品を樹脂射出成形用金型(図示せず)のキャビティにセットして、その状態でキャビティに樹脂を所定の樹脂射出注入孔を介して射出注入・充填して、樹脂射出成形用金型を冷却する。ここで、この樹脂射出注入孔は、ゴム弾性体13の形状の安定性の向上の観点から、バランス良く配置されるのが好ましい。そのため、樹脂射出注入孔を、ゴム弾性体13の外周面の筒軸方向中央部におけるある筒軸直交方向の互いに対向する部分近傍の2箇所に配設したり(図3(b)の矢印Aを参照)、ゴム弾性体13の筒軸方向一端部の筒軸直交方向一方側及び筒軸方向他端部の筒軸直交方向他方側近傍の2箇所に配設したりする(図3(b)の矢印Bを参照)のが望ましい。
樹脂の固化後、樹脂射出成形用金型を離型する。これにより、図3(b)に示すように、外筒体12及び各ばね体16が一体に射出成形されて、防振装置10が作製される。ここで、ゴム弾性体13は、樹脂の射出成形圧(注入圧)で筒軸直交方向に予備圧縮されて、耐久性が向上している。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、ゴム弾性体13の筒軸方向両端部に、1つのすぐり部15を筒周方向の全周に亘ってそれぞれ設けており、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部のすぐり部15に、1つの樹脂製のばね体16を筒周方向の全周に亘って設けているので、ゴム弾性体13内にばね体16を設けていない場合と比較して、軸直剛性を高めることができる。
また、外筒体12は樹脂製のものであるので、外筒体12を射出成形した場合、ゴム弾性体13は、その射出成形圧で筒軸直交方向に予備圧縮される。そのため、ゴム弾性体13の耐久性、ひいては、防振装置10の耐久性を向上させることができる。
また、ばね体16を、外筒体12と一体に成形しているので、防振装置10の製造の工程数を減少できる。
ところで、乗り心地を向上させるため、ねじり剛性を低めたいという要求がある。
ここで、本実施形態によれば、外筒体12の内周面とゴム弾性体13の外周面とを、非接着状態にし、ゴム弾性体13とばね体16とを、非接着状態にしているので、防振装置10にねじり外力が入力されたときには、外筒体12及びばね体16は、ゴム弾性体13に対してねじり方向に滑る。そのため、ねじり剛性を低めることができる。
また、防振装置10にこじり外力が入力されたときには、内筒体11がその筒軸方向中央点を中心として外筒体12に対して相対的に回転して、ゴム弾性体13の筒軸方向一端部が筒軸直交方向に圧縮される一方、ゴム弾性体13の筒軸方向他端部が筒軸直交方向に引っ張られる。そして、乗り心地を向上させるため、こじり剛性を低めたいという要求がある。
ここで、本実施形態によれば、ゴム弾性体13とばね体16とを、非接着状態にしているので、図4に示すように、防振装置10にこじり外力が入力されたときには、ゴム弾性体13の筒軸方向他端部が筒軸方向他端側のばね体16から離れる。そのため、ゴム弾性体13の筒軸方向他端部は筒軸直交方向に引っ張られない。したがって、こじり剛性を低めることができる。
さらに、外筒体12の内周面とゴム弾性体13の外周面とを、非接着状態にし、ゴム弾性体13とばね体16とを、非接着状態にしているので、外筒体12及びばね体16を容易に取り外すことができ、それら外筒体12及びばね体16をそれぞれリサイクルすることが可能になる。そのため、防振装置10のリサイクル性を向上させることができる。
また、すぐり部15を、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部に内筒体11の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に行くに従って大きくなるように設けているので、ばね体16のそのすぐり部15に位置する部分(つまり、埋設部18)も、内筒体11の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に行くに従って大きくなる。そのため、すぐり部15を、内筒体11の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に亘って同じになるように設けている場合と比較して、ばね体16の埋設部18の自由長を長くすることができる。したがって、ばね体16の耐久性、ひいては、防振装置10の耐久性を向上させることができる。
また、すぐり部は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部に筒周方向の全周に亘って設けられた1つのすぐり部15で構成されており、ばね体は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部のすぐり部15に筒周方向の全周に亘って設けられた1つのばね体16で構成されているので、全ての筒軸直交方向の軸直剛性を高めることができる。
(実施形態2)
本実施形態は、すぐり部15及びばね体16の構成が実施形態1と異なるものである。以下、その相違点について説明する。
図5は実施形態2に係る防振装置10の平面図であり、図6は図5のVI−VI線の断面図であり、図7は図5のVII−VII線の断面図である。ゴム弾性体13の筒軸方向各端面におけるある筒軸直交方向の互いに対向する部分には、第1及び第2すぐり部15a,15bがそれぞれ配設されている。各第1及び第2すぐり部15a,15bは、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部における筒軸方向の互いに対向する部分にそれぞれ配設されている。すなわち、各第1及び第2すぐり部15a,15bは、筒軸方向視で、環を4等分した形状にそれぞれ形成されている。
外筒体12の筒軸方向両端部には、第1及び第2ばね体16a,16bがそれぞれ配設されている。第1ばね体16aは、第1蓋部17aと第1埋設部18aとを有しており、第2ばね体16bは、第2蓋部17bと第2埋設部18bとを有している。
各第1及び第2蓋部17a,17bは、ゴム弾性体13の筒軸方向各端面の第1及び第2すぐり部15a,15bの外周部にそれぞれ配設されていて、筒軸方向視で、環を4等分した形状にそれぞれ形成されている。
各第1及び第2埋設部18a,18bは、各第1及び第2すぐり部15a,15bに筒周方向の全域に亘ってそれぞれ配設されている。すなわち、各第1及び第2埋設部18a,18bは、各第1及び第2すぐり部15a,15bの全部に充填されるようにそれぞれ配設されている。各第1及び第2埋設部18a,18bは、各第1及び第2すぐり部15a,15bの形状に合うようにそれぞれ形成されている。すなわち、各第1及び第2埋設部18a,18bは、筒軸方向内側から外側に行くに従って筒軸直交方向外側に拡開する、中空円錐台を4等分した形状に形成されている。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、すぐり部15は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部における所定の筒軸直交方向の互いに対向する部分にそれぞれ設けられた第1及び第2すぐり部15a,15bで構成されており、ばね体16は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部の第1及び第2すぐり部15a,15bに筒周方向の全域に亘ってそれぞれ設けられた第1及び第2ばね体16a,16bで構成されているので、筒軸直交方向のうちその所定の筒軸直交方向(その対向方向)の軸直剛性を高めることができる。そのため、軸直剛性に方向性を付与できる。
(実施形態3)
本実施形態は、ばね体16の構成が実施形態1と異なるものである。以下、その相違点について説明する。
図8は実施形態3に係る防振装置10の平面図であり、図9は図8のIX−IX線の断面図であり、図10は図8のX−X線の断面図である。外筒体12の筒軸方向両端部には、第1及び第2ばね体16a,16bがそれぞれ配設されている。第1ばね体16aは、第1蓋部17aと第1埋設部18aとを有しており、第2ばね体16bは、第2蓋部17bと第2埋設部18bとを有している。
各第1及び第2蓋部17a,17bは、ゴム弾性体13の筒軸方向各端面のすぐり部15の外周部におけるある筒軸直交方向の対向する部分にそれぞれ配設されていて、筒軸方向視で、環を4等分した形状にそれぞれ形成されている。
各第1及び第2埋設部18a,18bは、各すぐり部15における上記筒軸直交方向の互いに対向する部分にそれぞれ配設されている。各第1及び第2埋設部18a,18bは、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部における筒軸方向の互いに対向する部分にそれぞれ配設されている。各第1及び第2埋設部18a,18bは、筒軸方向内側から外側に行くに従って筒軸直交方向外側に拡開する、中空円錐台を4等分した形状に形成されている。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、すぐり部は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部に筒周方向の全周に亘って設けられた1つのすぐり部15で構成されており、ばね体16は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部のすぐり部15における所定の筒軸直交方向の互いに対向する部分にそれぞれ設けられた第1及び第2ばね体16a,16bで構成されているので、筒軸直交方向のうちその所定の筒軸直交方向(その対向方向)の軸直剛性を高めることができる。そのため、軸直剛性に方向性を付与できる。
(実施形態4)
図11に示すように、本実施形態は、すぐり部15(図11では図示せず)及びばね体16の埋設部18の筒軸方向内側端部は、筒周方向と直交する方向で切断した断面視で略円状に形成されているものである。その他の点に関しては、実施形態1とほぼ同様の構成である。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、すぐり部15及びばね体16の埋設部18の筒軸方向内側端部を、筒周方向と直交する断面視で略円状に形成しているので、ばね体16の埋設部18の筒軸方向内側端部を尖頭状に形成している場合と比較して、ゴム弾性体13に割れ目が入ることを抑制できる。そのため、ゴム弾性体13の耐久性、ひいては、防振装置10の耐久性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、上述のようなすぐり部15及びばね体16の構成を実施形態1に係る防振装置10に適用しているが、これに限らず、例えば実施形態2又は3に係る防振装置10に適用しても良い。
(実施形態5)
本実施形態は、内筒体11及びゴム弾性体13の構成が実施形態1と異なるものである。以下、その相違点について説明する。
図12に示すように、内筒体11の外周面とゴム弾性体13の内周面とは、非接着状態である。内筒体11の外周面の筒軸方向両端部には、筒軸直交方向外側に突起した凸部としての外側フランジ部19が筒周方向の全周に亘って連続してそれぞれ配設されている。ゴム弾性体13は、筒軸方向の両外側フランジ部19,19の間に配設されている。ゴム弾性体13の内周面の筒軸方向中央部には、筒軸直交方向外側に窪んだ内側凹部20が筒周方向の全周に亘って連続して設けられている。内筒体11の外周面の筒軸方向中央部における内側凹部20に対応する部分には、筒軸直交方向外側に突起した凸部としての内側フランジ部21が筒周方向の全周に亘って連続して設けられている。内側フランジ部21は、内側凹部20に嵌合している。内側フランジ部21は、筒軸方向における両ばね体16,16の埋設部18の間に配置されている。内側フランジ部21と各ばね体16の埋設部18とは、筒軸方向視で互いにオーバーラップするようにそれぞれ配設されている。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、内筒体11の外周面とゴム弾性体13の内周面とを、非接着状態にしているので、内筒体11を容易に取り外すことができ、この内筒体11をリサイクルすることが可能になる。そのため、防振装置10のリサイクル性を向上させることができる。
また、内筒体11の外周面の筒軸方向両端部に、外側フランジ部19を筒周方向の全周に亘ってそれぞれ設けており、ゴム弾性体13を、それら両外側フランジ部19,19の間に設けているので、両外側フランジ部19,19によって、ゴム弾性体13が内筒体11から抜けることを抑制できる。
また、ゴム弾性体13の内周面の筒軸方向中央部に、内側凹部20を筒周方向の全周に亘って設けており、内筒体11の外周面におけるその内側凹部20に対応する部分に、内側フランジ部21を筒周方向の全周に亘って設けているので、それら内側凹部20及び内側フランジ部21を互いに嵌め合わすことができる。そのため、その嵌合によって、ゴム弾性体13が内筒体11から抜けることを抑制できる。
また、各ばね体16の埋設部18と内側フランジ部21とを、筒軸方向視で互いに重なり合うようにそれぞれ設けているので、それら各ばね体16の埋設部18及び内側フランジ部21によって、ゴム弾性体13が内筒体11から抜けることをより確実に抑制できる。
なお、本実施形態では、上述のような内筒体11及びゴム弾性体13の構成を実施形態1に係る防振装置10に適用しているが、これに限らず、例えば実施形態2又は3に係る防振装置10に適用しても良い。
(実施形態6)
本実施形態は、内筒体11及びゴム弾性体13の構成が実施形態1と異なるものである。以下、その相違点について説明する。
図13に示すように、内筒体11の外周面とゴム弾性体13の内周面とは、非接着状態である。内筒体11は、筒軸方向に2等分されていて、第1及び第2内筒体11a,11bからなる。内筒体11の外周面の筒軸方向両端部には、筒軸直交方向外側に突起した外側フランジ部19が筒周方向の全周に亘って連続してそれぞれ配設されている。ゴム弾性体13は、筒軸方向の両外側フランジ部19,19の間に配置されている。各外側フランジ部19と各ばね体16の埋設部18とは、筒軸方向視で互いにオーバーラップするようにそれぞれ配設されている。各すぐり部15は、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部に筒周方向の全周に亘って連続して設けられていて、筒軸直交方向外側に向かって開口している。
−防振装置の製造方法−
以下、本実施形態の防振装置10の製造方法について説明する。
まず、ゴム射出成形用金型(図示せず)のキャビティにゴムを射出注入・充填して、ゴム射出成形用金型を加熱する。ゴムの加硫後、ゴム射出成形用金型を離型する。これにより、ゴム弾性体13が射出成形される。
次に、ゴム弾性体13内に、その筒軸方向両端側から第1及び第2内筒体11a,11bをそれぞれ挿入して嵌め込む。これにより、内筒体11とゴム弾性体13とからなる中間品が作製される。
次に、中間品を樹脂射出成形用金型(図示せず)のキャビティにセットして、その状態でキャビティに樹脂を射出注入・充填して、樹脂射出成形用金型を冷却する。樹脂の固化後、樹脂射出成形用金型を離型する。これにより、外筒体12及び各ばね体16が一体に射出成形されて、防振装置10が作製される。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、内筒体11の外周面とゴム弾性体13の内周面とを、非接着状態にしているので、内筒体11を容易に取り外すことができ、この内筒体11をリサイクルすることが可能になる。そのため、防振装置10のリサイクル性を向上させることができる。
また、内筒体11の外周面の筒軸方向両端部に、外側フランジ部19を筒周方向の全周に亘ってそれぞれ設けており、ゴム弾性体13を、それら両外側フランジ部19,19の間に設けているので、両外側フランジ部19,19によって、ゴム弾性体13が内筒体11から抜けることを抑制できる。
また、各ばね体16の埋設部18と各外側フランジ部19とを、筒軸方向視で互いに重なり合うようにそれぞれ設けているので、それら各ばね体16の埋設部18及び各外側フランジ部19によって、ゴム弾性体13が内筒体11から抜けることをより確実に抑制できる。
なお、本実施形態では、上述のような内筒体11及びゴム弾性体13の構成を実施形態1に係る防振装置10に適用しているが、これに限らず、例えば実施形態2又は3に係る防振装置10に適用しても良い。
(実施形態7)
本実施形態は、内筒体11及びゴム弾性体13の構成が実施形態6と異なるものである。以下、その相違点について説明する。
図14に示すように、ゴム弾性体13の内周面の筒軸方向中央部には、筒軸直交方向外側に窪んだ内側凹部20が筒周方向の全周に亘って連続して設けられている。内筒体11の外周面の筒軸方向中央部における内側凹部20に対応する部分には、筒軸直交方向外側に突起した内側フランジ部21が筒周方向の全周に亘って連続して設けられている。内側フランジ部21は、内側凹部20に嵌合している。内側フランジ部21と各外側フランジ部19と各ばね体16の埋設部18とは、筒軸方向視で互いにオーバーラップするようにそれぞれ配設されている。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、ゴム弾性体13の内周面の筒軸方向中央部に、内側凹部20を筒周方向の全周に亘って設けており、内筒体11の外周面におけるその内側凹部20に対応する部分に、内側フランジ部21を筒周方向の全周に亘って設けているので、内側凹部20及び内側フランジ部21を互いに嵌め合わすことができる。そのため、その嵌合によって、ゴム弾性体13が内筒体11から抜けることを抑制できる。
また、各ばね体16の埋設部18と各外側フランジ部19と内側フランジ部21とを、筒軸方向視で互いに重なり合うようにそれぞれ設けているので、それら各ばね体16の埋設部18、各外側フランジ部19、及び内側フランジ部21によって、ゴム弾性体13が内筒体11から抜けることをより確実に抑制できる。
(実施形態8)
図15に示すように、本実施形態は、ゴム弾性体13の外周面の筒軸方向中央部には、筒軸直交方向内側に窪んだ外側凹部22が筒周方向の全周に亘って連続して設けられており、外筒体12の内周面の筒軸方向中央部における外側凹部22に対応する部分には、筒軸直交方向内側に突起した凸部23が筒周方向の全周に亘って連続して設けられており、凸部23は、外側凹部22に嵌合しているものである。その他の点に関しては、実施形態1とほぼ同様の構成である。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、ゴム弾性体13の外周面に、外側凹部22を筒周方向の全周に亘って設けており、外筒体12の内周面におけるその外側凹部22に対応する部分に、凸部23を筒周方向の全周に亘って設けているので、それら外側凹部22及び凸部23を互いに嵌め合わすことができる。そのため、その嵌合によって、外筒体12がゴム弾性体13から抜けることを抑制できる。
なお、本実施形態では、上述のような外筒体12及びゴム弾性体13の構成を実施形態1に係る防振装置10に適用しているが、これに限らず、例えば実施形態2又は3に係る防振装置10に適用しても良い。
(実施形態9)
図16に示すように、本実施形態は、外筒体12の外周面の筒軸方向両端部には、筒軸直交方向外側に突起した外側凸部24が筒周方向の全周に亘って連続してそれぞれ配設されており、サスペンションリンクの筒部14が、筒軸方向の両外側凸部24,24の間に配置されているものである。その他の点に関しては、実施形態1とほぼ同様の構成である。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、外筒体12の外周面の筒軸方向両端部に、外側凸部24を筒周方向の全周に亘ってそれぞれ設けており、外筒体12を、サスペンションリンクの筒部14内に、その筒部14がそれら両外側凸部24,24の間に位置するように圧入固定しているので、両外側凸部24,24によって、サスペンションリンクの筒部14が防振装置10から抜けることを抑制できる。
なお、本実施形態では、上述のような外筒体12の構成を実施形態1に係る防振装置10に適用しているが、これに限らず、例えば実施形態2又は3に係る防振装置10に適用しても良い。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、防振装置10は、自動車のサスペンション用ブッシュとして用いられているが、これに限らず、自動車のサスペンション用以外にも、軸直剛性を高くしたいという要求があれば、どのようなブッシュにも適用できる。
また、上記各実施形態では、内筒体11は金属製のものであるが、これに限らず、例えば樹脂製のものであっても良い。
また、上記各実施形態では、外筒体12は樹脂製のものであるが、これに限らず、例えば金属製のものであっても良い。
また、上記各実施形態では、すぐり部15及びばね体16を、上述のように設けているが、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部に、少なくとも1つのすぐり部15を筒周方向の少なくとも一部に亘って設けて、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部の少なくとも1つのすぐり部15に、少なくとも1つのばね体16を筒周方向の少なくとも一部に亘って設ければ良い。
また、上記各実施形態では、すぐり部15を、ゴム弾性体13の筒軸方向各端部に内筒体11の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に行くに従って大きくなるように設けているが、これに限らず、例えば外筒体12の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に亘って同じになるように設けても良い。但し、すぐり部15は、ばね体16の耐久性、ひいては、防振装置10の耐久性の向上の観点から、内筒体11の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に行くに従って大きくなるように形成するのが好ましい。
また、上記各実施形態では、内筒体11の外周面と各ばね体16の埋設部18の内周面との間に、ゴム弾性体13を設けているが、ゴム弾性体13を設けなくても良い。すなわち、内筒体11の外周面と各ばね体16の埋設部18の内周面との間に、空間部を形成しても良い。さらに、ゴム弾性体13を設けない場合、各ばね体16の埋設部18を内筒体11の外周面に接触させても良い。ここで、ゴム弾性体13を配設する場合は、筒軸直交方向の静ばね特性が2段階特性となり、配設しない場合は、線形となる。
また、上記各実施形態では、各ばね体16の蓋部17の筒軸方向内側面とゴム弾性体13の筒軸方向各端面とを、非接着状態にし、各ばね体16の埋設部18の外面と各すぐり部15とを、非接着状態にしているが、それらをそれぞれ接着状態にしても良い。但し、接着状態の場合は、ねじり剛性及びこじり剛性を低くできない。
また、上記実施形態5及び6では、内筒体11の外周面とゴム弾性体13の内周面とを、非接着状態にしているが、他の実施形態でも、それを非接着状態にしても良い。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、内筒体と、該内筒体の外周囲に内筒体と同軸に設けられた外筒体と、該両筒体の間に設けられ、上記両筒体を互いに連結するゴム弾性体とを備えた防振装置等について有用である。
本発明の実施形態1に係る防振装置の平面図である。 図1のII−II線の断面図である。 実施形態1に係る防振装置の製造方法の工程を示す図であり、(a)はゴム弾性体の射出成形の工程を示す図であり、(b)は外筒体及びばね体の射出成形の工程を示す図である。 防振装置にこじり外力が入力されたときの様子を示す図である。 実施形態2に係る防振装置の平面図である。 図5のVI−VI線の断面図である。 図5のVII−VII線の断面図である。 実施形態3に係る防振装置の平面図である。 図8のIX−IX線の断面図である。 図8のX−X線の断面図である。 実施形態4に係る外筒体及びばね体の、筒周方向と直交する方向で切断した断面図である。 実施形態5に係る防振装置の、図2に相当する図である。 実施形態6に係る防振装置の、図2に相当する図である。 実施形態7に係る防振装置の、図2に相当する図である。 実施形態8に係る防振装置の、図2に相当する図である。 実施形態9に係る防振装置の、図2に相当する図である。
符号の説明
10 防振装置
11 内筒体
12 外筒体
13 ゴム弾性体
14 サスペンションリンクの筒部
15 すぐり部(孔部)
16 ばね体
17 蓋部
18 埋設部
19 外側フランジ部(凸部)
20 内側凹部
21 内側フランジ部(凸部)
22 外側凹部
23 凸部
24 外側凸部

Claims (17)

  1. 内筒体と、該内筒体の外周囲に内筒体と同軸に設けられた外筒体と、該両筒体の間に設けられ、上記両筒体を互いに連結するゴム弾性体とを備えた防振装置であって、
    上記ゴム弾性体の筒軸方向両端部には、少なくとも1つの孔部が筒周方向の少なくとも一部に亘ってそれぞれ設けられており、
    上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部の少なくとも1つの孔部には、少なくとも1つの樹脂製のばね体が筒周方向の少なくとも一部に亘って設けられていることを特徴とする防振装置。
  2. 請求項1記載の防振装置において、
    上記外筒体は、樹脂製のものであることを特徴とする防振装置。
  3. 請求項2記載の防振装置において、
    上記ばね体は、上記外筒体と一体に成形されていることを特徴とする防振装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記外筒体の内周面と上記ゴム弾性体の外周面とは、非接着状態であり、
    上記ゴム弾性体と上記ばね体とは、非接着状態であることを特徴とする防振装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記孔部は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部に上記内筒体の外周面との距離が筒軸方向内側から外側に行くに従って大きくなるように設けられていることを特徴とする防振装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記孔部は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部に筒周方向の全周に亘って設けられた1つの孔部で構成されており、
    上記ばね体は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部の孔部に筒周方向の全周に亘って設けられた1つのばね体で構成されていることを特徴とする防振装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記孔部は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部における所定の筒軸直交方向の互いに対向する部分にそれぞれ設けられた第1及び第2孔部で構成されており、
    上記ばね体は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部の第1及び第2孔部に筒周方向の全域に亘ってそれぞれ設けられた第1及び第2ばね体で構成されていることを特徴とする防振装置。
  8. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記孔部は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部に筒周方向の全周に亘って設けられた1つの孔部で構成されており、
    上記ばね体は、上記ゴム弾性体の筒軸方向各端部の孔部における所定の筒軸直交方向の互いに対向する部分にそれぞれ設けられた第1及び第2ばね体で構成されていることを特徴とする防振装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記孔部及び上記ばね体の筒軸方向内側端部が、筒周方向と直交する方向で切断した断面視で略円状に形成されていることを特徴とする防振装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記内筒体の外周面と上記ゴム弾性体の内周面とは、非接着状態であることを特徴とする防振装置。
  11. 請求項10記載の防振装置において、
    上記内筒体の外周面の筒軸方向両端部には、凸部が筒周方向の全周に亘ってそれぞれ設けられており、
    上記ゴム弾性体は、該両凸部の間に設けられていることを特徴とする防振装置。
  12. 請求項10又は11記載の防振装置において、
    上記ゴム弾性体の内周面の筒軸方向中央部には、凹部が筒周方向の全周に亘って設けられており、
    上記内筒体の外周面における該凹部に対応する部分には、凸部が筒周方向の全周に亘って設けられていることを特徴とする防振装置。
  13. 請求項11又は12記載の防振装置において、
    上記ばね体と上記凸部とは、筒軸方向視で互いに重なり合うようにそれぞれ設けられていることを特徴とする防振装置。
  14. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記ゴム弾性体の外周面には、凹部が筒周方向の全周に亘って設けられており、
    上記外筒体の内周面における該凹部に対応する部分には、凸部が筒周方向の全周に亘って設けられていることを特徴とする防振装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記外筒体の外周面の筒軸方向両端部には、凸部が筒周方向の全周に亘ってそれぞれ設けられており、
    上記外筒体は、リンクの筒部内に該筒部が該両凸部の間に位置するように圧入固定されていることを特徴とする防振装置。
  16. 請求項3記載の防振装置の製造方法であって、
    上記内筒体をゴム射出成形用金型のキャビティにセットして、その状態で該キャビティにゴムを射出・充填して、上記ゴム射出成形用金型を加熱することによって、上記内筒体と上記ゴム弾性体とからなる成形品を作る工程と、
    上記成形品を樹脂射出成形用金型のキャビティにセットして、その状態で該キャビティに樹脂を射出・充填して、上記樹脂射出成形用金型を冷却することによって、上記外筒体と上記ばね体とを一体に射出成形する工程とを備えたことを特徴とする防振装置の製造方法。
  17. 請求項3記載の防振装置の製造方法であって、
    上記ゴム弾性体を成形する工程と、
    上記ゴム弾性体内に上記内筒体を挿入することによって、該内筒体と該ゴム弾性体とからなる中間品を作る工程と、
    上記中間品を樹脂射出成形用金型のキャビティにセットして、その状態で該キャビティに樹脂を射出・充填して、上記樹脂射出成形用金型を冷却することによって、上記外筒体と上記ばね体とを一体に射出成形する工程とを備えたことを特徴とする防振装置の製造方法。
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