JPH039312Y2 - - Google Patents

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JPH039312Y2
JPH039312Y2 JP1984093780U JP9378084U JPH039312Y2 JP H039312 Y2 JPH039312 Y2 JP H039312Y2 JP 1984093780 U JP1984093780 U JP 1984093780U JP 9378084 U JP9378084 U JP 9378084U JP H039312 Y2 JPH039312 Y2 JP H039312Y2
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capacitor
container
conductor
plate
oil
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は大電力用の油入コンデンサの改良に関
する。
(従来の技術) 従来油入コンデンサは第2図aにC′として示さ
れる如く、外観は容器1の蓋板11上に、収容さ
れているコンデンサ素子ごとに1対となつた引出
し電極20aおよび20bが並んでおり、当該引
出し電極20a,20bの細部構造は第2図bに
示すとおりであつた。
第2図bにおいて、絶縁油の満されている容器
1の蓋板11には引出し電極20ごとに所定径の
貫通孔が孔設されていて、当該貫通孔には所定形
状を呈した碍子201の一方端部がシール材20
2を介して嵌着されている。上記碍子201に
は、その軸芯に棒状導体203が貫通固着されて
おり、当該棒状導体203の容器1外の碍子20
1端面から伸延した外周にはネジが刻設されてい
て、これに螺合可能なナツト24,24およびワ
ツシヤ25,25からなる締結部材を具え、また
容器1内の碍子201端面から突出した短少端部
はコンデンサ素子3の両極端子31,31のいず
れか一方との間を接続する導線4が定着されてい
る。
従つて、引出し電極20aのワツシヤ25,2
5間に電源回路導体の一方側5aを挿入緊定し、
引出し電極20bのワツシヤ25,25間に電源
回路導体の他方側5bを挿入緊定すれば、引出し
電極20a,20bそれぞれの棒状導体203,
203および導線4,4を介するコンデンサ回路
が形成される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記コンデンサ回路のインダクタンスは勿論微
少ではあるが、機器回路構成上、より小さくする
ことが力率向上を計る上から好ましい。しかし、
従来油入コンデンサC′では、たとえ電源回路導体
5aおよび5bを引出し電極20aおよび20b
に接続するまでの道程を近接平行する如く配設し
たとしても、棒状導体203,203それぞれと
の接続点AおよびBならびにコンデンサ素子3の
両極端子31,31それぞれと導線4,4それぞ
れとの接続点CおよびDを結ぶ面A,B,C,D
が形成されるのはその構造が齎らすもので、これ
によつて生ずるインダクタンスはやむを得ぬもの
として容認されていた。
他方、電源回路導体5を引出し電極2に緊定す
るに際し、棒状導体203に螺合するナツト2
4,24を螺進せしめるスパナの力が強いと、棒
状導体203自体を碍子201ともども回動せし
め、当該棒状導体203の容器1内側端部に定着
してある導線4を捻回して切断する事故が時々発
生し、コンデンサC′が使用不能となる場合があ
る。
さらに垂直な棒状導体203にブスバー等板状
の電源回路導体5aおよび5bを接続する場合に
は、例えば電流が低周波であるときは第3図aに
示すように、電源回路の主導体5a,5bそれぞ
れにL字状枝導体51a,51bを容器1内に収
容されている複数のコンデンサ素子3の数の2倍
だけ取付けねばならず、また電流が高周波である
ときは第3図bに示すように電源回路導体5a,
5bそれぞれをL形アングルに形成せねばなら
ず、いずれの場合にも回路導体製作工程と設備費
用が嵩むとともに接続に時間がかかるという欠点
があつた。
(考案の目的) 本考案は従来油入コンデンサに存する上述問題
点を解消し、インダクタンスを極小にするととも
にコンデンサ内導線の切断事故を皆無とする引出
し電極構造とし、しかもこれに接続する電源回路
導体が単純構造ですむ油入コンデンサを提供する
ことを目的としてなされたものである。
(考案の構成) 本考案は、絶縁油の満たされている容器内に収
容されているコンデンサ素子の引出し電極が、全
長・全巾に亘り絶縁板を挟んで平行してのびる一
対の狭巾の板状導体であつて、外向きに突出する
鍔を有し、容器の蓋板に固定された絶縁板上に上
記鍔を固定されて該絶縁板を貫通し、下端部は上
記コンデンサ素子の直上に垂下してそれぞれ該コ
ンデンサ素子の両極端子と導線で接続され、容器
外に延びる部分は所定長さを保持して電源回路導
体と面接触接続可能に構成してあることを特徴と
する油入コンデンサにある。
(実施例) 本考案をその1実施例を示した第1図aおよび
bに従つて以下に詳述する。
図において、本考案にかかる油入コンデンサC
の個別引出し電極2は、油入容器1の蓋板11に
孔設された穴12を覆う如く嵌入固定された絶縁
蓋6の中央部を貫通して容器1の内外に平行して
伸びた所定巾および所定厚みを有する板状の導体
2aおよび2bと、当該導体2a,2b間に挟ま
れた絶縁板7とからなり、上記導体2a,2bは
充分な剛性を必要とするので、充分な厚みは必要
であるが、その巾は狭巾でよい。上記導体2a,
2bそれぞれの容器内側方向の端面はコンデンサ
素子3の上方端面近くにある如く設定され、それ
ぞれコンデンサ素子3のいずれか一方の極端子3
1と最端距離を保つて導線4で接続されている。
また容器1外は導体2a,2bを所定長さに設定
し、端部の所定位置には例えば所定数のボルト穴
21が挟着した絶縁板7もろとも貫通して孔設さ
れている。尚導体2a,2bそれぞれの長手方向
所定位置には外向きの鍔22,22が形成されて
いて、前記絶縁蓋6にボルト等を用いて固定され
る。
上記構成の引出し電極2は例えばボルト穴21
内に挿入可能な絶縁ブツシユ8および8と当該絶
縁ブツシユ8,8に挿通可能な所定長さを有する
ボルト9aおよびこれと螺合するナツト9bとワ
ツシヤ25および25とからなる締結部材を用い
て電源回路導体5aおよび5bと接続可能であ
る。またボルト穴21を孔設せず、クランパー等
を用いて電源回路導体5と引出し電極2とを緊定
してもよい。
(考案の作用およびそれによつて齎らされる効
果) (1) 引出し電極2の板状導体2aおよび2bが絶
縁板7を挟む近接状態で平行し、かつ容器1内
側方向の端面がコンデンサ素子3の上方端面に
近接する位置まで伸延しており、そのうえコン
デンサ素子3の両極端子31,31とは導線4
で最短距離を保つて接続されているので、両者
それぞれの接続点A,B,C,Dを結んで形成
される面A,B,C,Dは極めて狭少となり、
これから生ずるインダクタンスは従来に比べ飛
躍的に小となる。
(2) 引出し電極2と電源回路導体5との接続を例
えばボルト・ナツト9a,9b締結とした場合
には、板状導体2aおよび2bの面に沿う垂直
面を回動するスパナでボルト・ナツト9a,9
bの螺進により緊締するので、従来の棒状導体
203を周方向に回転させるような緊定力が加
わらず、従つてコンデンサ素子3に接続する導
線31を捻回切断する虞れは皆無である。
(3) 引出し電極2の両極が近接した板状導体2a
および2bからなつているので、油入コンデン
サCが複数のコンデンサ素子3を収容している
ときにはブスバーからなる電源回路導体5a,
5bを長手方向水平としてそのまま直かに複数
の引出し電極2それぞれの板状導体2a,2b
と面接触接続なし得ることとなり、従来に比べ
接触抵抗を小とすることができ、そのうえ電源
回路導体5a,5bに従来の如くL字状枝導体
51a,51bを付加したり、電源回路導体5
a,5b自体をL型アングルとする必要は全く
なくなるので、回路が簡易化される。
など、機器の力率向上・製造費の低減・製造工程
の短縮化等その齎らす効果は甚大である。
その上、引出し電極は外向きに突出する鍔を形
成し、この鍔を利用して絶縁蓋を介し容器蓋板に
取付けるので、充分な取付け・支持強度を容易に
確保することができ、大電力用油入コンデンサに
安心して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbはそれぞれ本考案油入コンデ
ンサの一部断面正面図および斜視図、第2図aお
よびbは従来油入コンデンサの斜視図および一部
断面正面図、第3図aおよびbはともに従来油入
コンデンサと電源回路導体との接続状態を示す斜
視図である。 1……容器、11……蓋板、2……引出し電
極、2a,2b……板状導体、3……コンデンサ
素子、31,31……コンデンサ素子の極端子、
4……導線、5a,5b……電源回路導体、7…
…絶縁板、C……油入コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁油の満たされている容器内に収容されてい
    るコンデンサ素子の個別引出し電極は、全長・全
    巾に亘り絶縁板を挟んで平行してのびる一対の狭
    巾の板状導体であつて、外向きに突出する鍔を有
    し、容器の蓋板に固定された絶縁板上に上記鍔を
    固定されて該絶縁板を貫通し、下端部は上記コン
    デンサ素子の直上に垂下してそれぞれ該コンデン
    サ素子の両極端子と導線で接続され、容器外に延
    びる部分は所定長さを保持して電源回路導体と面
    接触接続可能に構成してあることを特徴とする油
    入コンデンサ。
JP9378084U 1984-06-25 1984-06-25 油入コンデンサ Granted JPS619826U (ja)

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JP9378084U JPS619826U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 油入コンデンサ

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JP9378084U JPS619826U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 油入コンデンサ

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JPH039312Y2 true JPH039312Y2 (ja) 1991-03-08

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IL190329A (en) * 2008-03-20 2014-11-30 Celem Passive Components Ltd Get high-powered cooled by side-by-side transmission
JP7367374B2 (ja) * 2019-08-05 2023-10-24 株式会社デンソー 電力変換装置

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