JPH071699Y2 - アンテナ柱用支線碍子 - Google Patents

アンテナ柱用支線碍子

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JPH071699Y2
JPH071699Y2 JP1292890U JP1292890U JPH071699Y2 JP H071699 Y2 JPH071699 Y2 JP H071699Y2 JP 1292890 U JP1292890 U JP 1292890U JP 1292890 U JP1292890 U JP 1292890U JP H071699 Y2 JPH071699 Y2 JP H071699Y2
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JP
Japan
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insulator
branch line
insulator body
cross
pair
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Application number
JP1292890U
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JPH03104918U (ja
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安太郎 加藤
幸太郎 中村
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Denki Kogyo Co Ltd
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Denki Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、アンテナ柱用支線碍子に関するものである。
b 従来の技術 一般に、複数の導体を絶縁体を介して配設するアンテナ
などにおいては、導体間に高周波電圧が印加され、これ
が高電圧になると、導体間の距離の近いところから放電
を始める。また、電気絶縁物がある場合は、その沿面距
離の一番近いところから放電を始めるのが普通である。
ところで、従来から提案されている支線碍子としては、
例えば第2図〜第4図に示すものがある。この支線碍子
51は筒状に形成され、第3図に示すように正方形の各頂
点に近い位置には上下に貫通する孔52がそれぞれ設けら
れている。そして、相対する2個の孔52にはUボルト53
がそれぞれ逆方向から交叉するように挿入され、Uボル
ト53の端部は座金板54を介してナット55によって保持さ
れている。なお、支線碍子51に側部中央付近には避雷用
のコイル線56が巻付けられている。
c 考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来の支線碍子51にあっては、
第3図に示す如く、碍子51から露出したUボルト53が座
金板54に接近して配置されており、相対する金属導体間
の碍子沿面距離lが比較的短いので、良好な耐電圧特性
を具備しているとはいえなかった。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き欠点を解消して耐電圧特性
を改善したアンテナ柱用支線碍子を提供することにあ
る。
d 課題を解決するための手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本考案に
おいては、側面周囲が曲線で囲まれた十字形断面をも
ち、該十字形断面の各端部を上下方向に沿って延びる筒
状に形成すると共に、これら各端部付近にそれぞれ上下
に貫通する貫通孔を設けた碍子本体を備え、該碍子本体
の各貫通孔より上下に配置される一対のボルトを相互に
反対方向から挿入して前記碍子本体に保持せしめ、前記
各対のボルトの先端側にワイヤロープの端子金具を取付
けている。
e 実施例 以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、図において1
はアンテナ柱に用いられる支線碍子であり、この支線碍
子1はワイヤロープ(支線)2の途中に挿入配置される
ようになっている。支線碍子1は、側面周囲が閉曲線で
囲まれた断面十字形の碍子本体3を備えており、該碍子
本体3の十字形断面の各端部3a,3b,3c,3dのうち、一方
の相対する一対の端部3a,3bは下端面より上方に向かっ
て延びる筒状に形成され、他方の相対する一対の端部3
c,3dは上端面より下方に向かって延びる筒状に形成され
ている。しかして、各対の端部3a,3bと端部3c,3dとは、
互いに逆方向に交叉するように配置されている。
上記碍子本体3の各端部3a,3b,3c,3d付近には、それぞ
れ上下に貫通する貫通孔4が設けられており、各貫通孔
4内には上下に配置される一対のボルト5,6が座金7を
介して相互に反対方向から挿入されている。上側に配置
される一対のボルト5,5は、端部3a,3bの下端面より挿入
され、碍子本体3から突出した部分にナット8を螺合さ
せることによって端部3a,3bの上端面に保持されてい
る。そして、これら一対のボルト5,5の先端間には、2
個の締付ナット9によって挟持される板状の上部止金具
10が架設されており、この上部止金具10のほぼ中央には
ワイヤロープ2の端子を結束した上部端子金具11が取付
けられている。
また、下側に配置される一対のボルト6,6は、端部3c,3d
の上端面より挿入され、碍子本体3から突出した部分に
ナット12を螺合させることによって端部3c,3dの下端面
に保持されている。そして、これら一対のボルト6,6の
先端部間には、2個の締付ナット13によって挟持される
板状の下部止金具14が架設されており、この下部止金具
14のほぼ中央にはワイヤロープ2の端子を結束した下部
端子金具15が取付けられている。なお、上記座金7は碍
子本体3の相対する端部3a,3b,3c,3d間に掛け渡すこと
ができる大きさに形成されており、両端部にはボルト5,
6を挿通させる孔(図示せず)が設けられている。
このように構成した支線碍子1では、碍子本体3の各端
部3a,3b,3c,3dが上方あるいは下方に向かって延長する
筒状になっており、貫通孔4内に挿入したボルト5,6が
延長した筒状の端部3a,3b,3c,3dによって覆われている
ため、第1図に示すように相対するボルト5,6と座金7
との間(あるいはボルト5と6との間)の沿面距離が従
来の碍子に比べて長さLだけ大きく取れる。
以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考案は記述
の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思
想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
f 考案の効果 上述の如く、本考案に係るアンテナ柱用支線碍子は、十
字形断面の各端部を上下方向に沿って延びる筒状に形成
すると共に、これら各端部付近にそれぞれ上下に貫通す
る貫通孔を設けた碍子本体を備えており、該碍子本体の
各貫通孔より上下に配置される一対のボルトを相互に反
対方向から挿入して碍子本体に保持せしめ、上記各対の
ボルトの先端側にワイヤロープの端子金具を取付けてい
るので、上記貫通孔内に挿入したボルトが延長した筒状
の端部によって覆われることになり、ボルトと相対する
導体との間の碍子沿面距離が従来の碍子に比べて大きく
取れ、耐電圧特性の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るアンテナ柱用支線碍子
を示す斜視図、第2図〜第4図は従来例を示すものであ
って、第2図は碍子の側面図、第3図は碍子の横断面
図、第4図は座金板の平面図である。 1……アンテナ柱用支線碍子、2……ワイヤロープ、3
……碍子本体、3a,3b,3c,3d……碍子本体の端部、4…
…貫通孔、5,6……ボルト、7……座金、8,12……ナッ
ト、9,13……締付ナット、10,14……止金具、11,15……
端子金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面周囲が曲線で囲まれた十字形断面をも
    ち、該十字形断面の各端部を上下方向に沿って延びる筒
    状に形成すると共に、これら各端部付近にそれぞれ上下
    に貫通する貫通孔を設けた碍子本体を備え、該碍子本体
    の各貫通孔より上下に配置される一対のボルトを相互に
    反対方向から挿入して前記碍子本体に保持せしめ、前記
    各対のボルトの先端側にワイヤロープの端子金具を取付
    けたことを特徴とするアンテナ柱用支線碍子。
JP1292890U 1990-02-13 1990-02-13 アンテナ柱用支線碍子 Expired - Lifetime JPH071699Y2 (ja)

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JP1292890U JPH071699Y2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13 アンテナ柱用支線碍子

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JPH03104918U JPH03104918U (ja) 1991-10-30
JPH071699Y2 true JPH071699Y2 (ja) 1995-01-18

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