JPH038566Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH038566Y2 JPH038566Y2 JP20197283U JP20197283U JPH038566Y2 JP H038566 Y2 JPH038566 Y2 JP H038566Y2 JP 20197283 U JP20197283 U JP 20197283U JP 20197283 U JP20197283 U JP 20197283U JP H038566 Y2 JPH038566 Y2 JP H038566Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottle
- bottle body
- synthetic resin
- peripheral wall
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 20
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 14
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 14
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 7
- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000012263 liquid product Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ブロー成形による角筒形状の合成樹
脂製壜体に関するもので、内部に収納される液体
の容積の変化等によつて生じる内部の負圧を起因
とする壜体周壁の変形が局部的に集中するのを小
さくすることを目的としている。
脂製壜体に関するもので、内部に収納される液体
の容積の変化等によつて生じる内部の負圧を起因
とする壜体周壁の変形が局部的に集中するのを小
さくすることを目的としている。
合成樹脂製壜体は液状の商品容器として従来か
ら広く用いられているが、近来、意匠的な外観を
重視する観点から例えば四角筒形状の合成樹脂製
壜体が広く製作されるようになつており、特に、
その胴部周壁に平面凹部を設けることにより、さ
らに意匠的に優れた外観を提供するとともに、持
ち易くするといつた実利的な面の工夫がなされて
いる。
ら広く用いられているが、近来、意匠的な外観を
重視する観点から例えば四角筒形状の合成樹脂製
壜体が広く製作されるようになつており、特に、
その胴部周壁に平面凹部を設けることにより、さ
らに意匠的に優れた外観を提供するとともに、持
ち易くするといつた実利的な面の工夫がなされて
いる。
第１図に示すものは上記のように工夫された従
来の合成樹脂製壜体の一例を示す横断面図で壜体
胴部はやや扁平な筒形状をなしており、コーナー
部イ，イ間にそれぞれ横幅の異なる平面凹部ロ，
ハを有しているが、この壜体内部に収納された液
体の冷却による容積の変化に伴なつて負圧が発生
した場合、壜体胴部周壁の内方への変形が第１図
に鎖線で示すように、横幅の小さい平面凹部ハの
変形に比し、横幅の大きい平面凹部ロの変形が著
しいため甚だ不体裁であつたばかりでなく、壜全
体がゆがんで持ちにくくなる虞れすらあつた。
来の合成樹脂製壜体の一例を示す横断面図で壜体
胴部はやや扁平な筒形状をなしており、コーナー
部イ，イ間にそれぞれ横幅の異なる平面凹部ロ，
ハを有しているが、この壜体内部に収納された液
体の冷却による容積の変化に伴なつて負圧が発生
した場合、壜体胴部周壁の内方への変形が第１図
に鎖線で示すように、横幅の小さい平面凹部ハの
変形に比し、横幅の大きい平面凹部ロの変形が著
しいため甚だ不体裁であつたばかりでなく、壜全
体がゆがんで持ちにくくなる虞れすらあつた。
本考案は上記の点に鑑み、角筒形状に成形され
た合成樹脂製壜体において、角筒形状をなす壜胴
部の矩形状の周壁内に、前記壜胴部の内方および
外方に向けて膨出されている補強用の突条を、前
記角筒形状をなす壜胴部のコーナー部を形成して
いる張り出し部に沿う枠形状に形成したもので、
壜体内に生じた負圧による胴部周壁の変形量を可
及的均等に、かつ小さく押さえられるようにした
ものである。
た合成樹脂製壜体において、角筒形状をなす壜胴
部の矩形状の周壁内に、前記壜胴部の内方および
外方に向けて膨出されている補強用の突条を、前
記角筒形状をなす壜胴部のコーナー部を形成して
いる張り出し部に沿う枠形状に形成したもので、
壜体内に生じた負圧による胴部周壁の変形量を可
及的均等に、かつ小さく押さえられるようにした
ものである。
以下、本考案の構成を図面に基づいて説明す
る。
る。
第２図は本考案の合成樹脂製壜体の実施の一例
を示す斜視図、第３図は同上横断面図で、前記第
１図に示した合成樹脂製壜体に本考案を適用した
場合である。
を示す斜視図、第３図は同上横断面図で、前記第
１図に示した合成樹脂製壜体に本考案を適用した
場合である。
図中、１はブロー成形による合成樹脂製の壜本
体で、その壜胴部２は周壁３を構成している前周
壁３ａと後周壁３ｂの各横幅が両側周壁３ｃ，３
ｄの各横幅よりも大きく、各壁面が略平面状をな
す扁平な四角筒形状をなしており、前周壁３ａお
よび後周壁３ｂ部分にはその横幅の大きさに応じ
て、幅の広い略正方形状の扁平な凹部４が上下に
適宜間隔を存して２個づつ対称に形成され、また
両側周壁３ｃ，３ｄにはその横幅の大きさに応じ
て横幅の小さい略長方形状の扁平な凹部５が上下
に２個づつ、上記凹部４と等高部位に形成されて
いる。
体で、その壜胴部２は周壁３を構成している前周
壁３ａと後周壁３ｂの各横幅が両側周壁３ｃ，３
ｄの各横幅よりも大きく、各壁面が略平面状をな
す扁平な四角筒形状をなしており、前周壁３ａお
よび後周壁３ｂ部分にはその横幅の大きさに応じ
て、幅の広い略正方形状の扁平な凹部４が上下に
適宜間隔を存して２個づつ対称に形成され、また
両側周壁３ｃ，３ｄにはその横幅の大きさに応じ
て横幅の小さい略長方形状の扁平な凹部５が上下
に２個づつ、上記凹部４と等高部位に形成されて
いる。
胴部２の横断面形状は第３図に見られるよう
に、外方へ膨出する張り出し部とされている４個
のコーナー部６を有するところの周壁３による横
幅の大きい扁平な四角形状とされており、各コー
ナー部６間の周壁すなわち、前周壁３ａ、後周壁
３ｂおよび両側周壁３ｃ，３ｄ内には、それぞれ
両側が前記コーナー部６に沿つた凹部４，５が設
けられている。
に、外方へ膨出する張り出し部とされている４個
のコーナー部６を有するところの周壁３による横
幅の大きい扁平な四角形状とされており、各コー
ナー部６間の周壁すなわち、前周壁３ａ、後周壁
３ｂおよび両側周壁３ｃ，３ｄ内には、それぞれ
両側が前記コーナー部６に沿つた凹部４，５が設
けられている。
本考案の合成樹脂製壜体は、このように構成さ
れた壜体１の前周壁３ａと後周壁３ｂとに設けら
れた幅広の凹部４に、該凹部４の外周に形成され
た内側へ膨出する補強用の突条７たる落ち込み縁
部の内側に沿つて、該落ち込み縁部と反対方向の
外方へ膨出された補強用の突条８を周囲一様な枠
形状に設けたものである。
れた壜体１の前周壁３ａと後周壁３ｂとに設けら
れた幅広の凹部４に、該凹部４の外周に形成され
た内側へ膨出する補強用の突条７たる落ち込み縁
部の内側に沿つて、該落ち込み縁部と反対方向の
外方へ膨出された補強用の突条８を周囲一様な枠
形状に設けたものである。
このようにすると壜本体１内で負圧が発生して
も、その影響を最も受け易い幅広な凹部４内には
突条８が枠形状に設けられているので、その扁平
部分を補強している。同様の作用は内側へ膨出す
る突条７たる落ち込み縁部によつても発生され
る。
も、その影響を最も受け易い幅広な凹部４内には
突条８が枠形状に設けられているので、その扁平
部分を補強している。同様の作用は内側へ膨出す
る突条７たる落ち込み縁部によつても発生され
る。
また枠形状の突条８および落ち込み縁部たる突
条７は壜体１の周壁自体を湾曲して成形したもの
であるため凹部４の各辺が中央部をより陥没させ
る形態の変形をしようとするのを強力に阻止する
ことにより、これによつて各凹部４はその全体を
均一に壜体内方に変位させる形態で変形すること
になり、かくして凹部４の変形は目立たないもの
となる。
条７は壜体１の周壁自体を湾曲して成形したもの
であるため凹部４の各辺が中央部をより陥没させ
る形態の変形をしようとするのを強力に阻止する
ことにより、これによつて各凹部４はその全体を
均一に壜体内方に変位させる形態で変形すること
になり、かくして凹部４の変形は目立たないもの
となる。
以上、実施例は意匠的外観を重視した特殊な壜
体の場合について述べたが本考案はこのような壜
体に限られるものではなく、角筒状の胴部を有す
る一般の合成樹脂製壜体に応用可能である。すな
わち壜体胴部が例えば正四角筒形状で、周壁の各
コーナー部間の横幅が大きいために各周壁に負圧
による前記したような変化を生じるような形状の
場合には、各コーナー部間の周壁に前記枠形状の
突条８および落ち込み縁部たる突条７を均等に設
ければよいが、前記枠形状の突条８および落ち込
み縁部たる突条７は、矩形状をなす周壁内の個々
にわたつて全て形成されている必要は全く無く、
壜体の胴部の各矩形状の周壁の大きさに応じて突
条８および落ち込み縁部たる突条７を適宜配設す
れば、前記と同様に壜体内に生じた負圧による胴
部周壁の変形量を可及的均等に、かつ小さく押さ
えることができるものである。
体の場合について述べたが本考案はこのような壜
体に限られるものではなく、角筒状の胴部を有す
る一般の合成樹脂製壜体に応用可能である。すな
わち壜体胴部が例えば正四角筒形状で、周壁の各
コーナー部間の横幅が大きいために各周壁に負圧
による前記したような変化を生じるような形状の
場合には、各コーナー部間の周壁に前記枠形状の
突条８および落ち込み縁部たる突条７を均等に設
ければよいが、前記枠形状の突条８および落ち込
み縁部たる突条７は、矩形状をなす周壁内の個々
にわたつて全て形成されている必要は全く無く、
壜体の胴部の各矩形状の周壁の大きさに応じて突
条８および落ち込み縁部たる突条７を適宜配設す
れば、前記と同様に壜体内に生じた負圧による胴
部周壁の変形量を可及的均等に、かつ小さく押さ
えることができるものである。
上述のように本考案によるときは、合成樹脂製
壜体において、壜体内に生じた負圧による胴部周
壁の変形量を可及的均等に、かつ小さくできるの
で、壜体としての体裁がよく、しかも持ち易いと
いう優れた効果を奏し得る。
壜体において、壜体内に生じた負圧による胴部周
壁の変形量を可及的均等に、かつ小さくできるの
で、壜体としての体裁がよく、しかも持ち易いと
いう優れた効果を奏し得る。
第１図は従来の壜体の横断面図、第２図は本考
案合成樹脂製壜体の一実施例を示す斜視図、第３
図は同上横断面図である。 １：壜本体、２：壜胴部、３ａ，３ｂ，３ｃ，
３ｄ：矩形状の周壁、６：外方へ膨出されている
張り出し部からなるコーナー部、７：内方へ膨出
されている補強用の突条、８：外方へ膨出されて
いる補強用の突条。
案合成樹脂製壜体の一実施例を示す斜視図、第３
図は同上横断面図である。 １：壜本体、２：壜胴部、３ａ，３ｂ，３ｃ，
３ｄ：矩形状の周壁、６：外方へ膨出されている
張り出し部からなるコーナー部、７：内方へ膨出
されている補強用の突条、８：外方へ膨出されて
いる補強用の突条。
Claims (1)
- 角筒形状に成形されている壜胴部を有する合成
樹脂製壜体において、前記角筒形状の壜胴部の各
コーナー部は外方へ膨出されている張り出し部と
されており、かつ前記角筒形状をなす壜胴部の矩
形状の周壁内には、前記壜胴部の内方および外方
に膨出されている補強用の突条が、前記壜胴部の
コーナー部を形成している張り出し部に沿う枠形
状に形成されていることを特徴とする合成樹脂製
壜体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20197283U JPS6038208U (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | 合成樹脂製壜体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20197283U JPS6038208U (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | 合成樹脂製壜体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6038208U JPS6038208U (ja) | 1985-03-16 |
| JPH038566Y2 true JPH038566Y2 (ja) | 1991-03-04 |
Family
ID=30427454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20197283U Granted JPS6038208U (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | 合成樹脂製壜体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6038208U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0352652Y2 (ja) * | 1985-11-13 | 1991-11-15 | ||
| JPH0644806Y2 (ja) * | 1989-07-10 | 1994-11-16 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製壜体 |
-
1983
- 1983-12-29 JP JP20197283U patent/JPS6038208U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6038208U (ja) | 1985-03-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS644662Y2 (ja) | ||
| JPH038566Y2 (ja) | ||
| JPS6344341Y2 (ja) | ||
| JP3916842B2 (ja) | 扁平ボトル | |
| JP3050587U (ja) | 二軸延伸ブロー成形容器 | |
| JP3887753B2 (ja) | 合成樹脂製容器 | |
| JP2595469B2 (ja) | 補強リブ付き容器 | |
| JPH076111U (ja) | プラスチックボトル | |
| JPS641214Y2 (ja) | ||
| JPS644661Y2 (ja) | ||
| JP3831813B2 (ja) | 合成樹脂製薄壁壜体 | |
| JP3458142B2 (ja) | プラスチックボトル | |
| JPS5937469Y2 (ja) | 延伸成形壜体 | |
| JP2521664Y2 (ja) | 補強リブ付きプラスチックボトル | |
| JP2000238736A (ja) | プラスチック製容器 | |
| JP3420818B2 (ja) | 二軸延伸ブロー成形容器 | |
| JPH057124Y2 (ja) | ||
| JPH022262Y2 (ja) | ||
| JPH0315490Y2 (ja) | ||
| JP4596115B2 (ja) | 合成樹脂製壜体 | |
| JPH076110U (ja) | プラスチックボトル | |
| JPH069949Y2 (ja) | 容 器 | |
| JPH0339376Y2 (ja) | ||
| JP2500061Y2 (ja) | 角形プラスチックボトル | |
| JPH0219366Y2 (ja) |